JP3329481B2 - 回路基板検査装置におけるショートグループ構成方法 - Google Patents

回路基板検査装置におけるショートグループ構成方法

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JP3329481B2 JP06948392A JP6948392A JP3329481B2 JP 3329481 B2 JP3329481 B2 JP 3329481B2 JP 06948392 A JP06948392 A JP 06948392A JP 6948392 A JP6948392 A JP 6948392A JP 3329481 B2 JP3329481 B2 JP 3329481B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は回路基板検査装置にお
けるインピーダンスショートグループピンの構成方法に
係り、更に詳しくいえば、被検査基板の所定測定点にピ
ンを接触させて同基板のインピーダンスを回路基板検査
装置により測定し、その値があらかじめ設定されたしき
い値インピーダンス以下であった場合には、当該測定に
供したピン類にてショートグループピンを構成する方法
に関するものである。
【0002】[用語の説明]ここで、インピーダンスシ
ョート又はショートとは回路基板のインピーダンス測定
値が必ずしもゼロオームであることを指すのではなく、
所定のしきい値インピーダンス以下であることを指す。
また、測定に供した複数のピンのうち互いにショート関
係になっているピンをまとめて一体と見なし、そのピン
群をショートグループピン又はショートグループと称す
る。
【0003】
【従来の技術】電子部品等が装着された回路基板の検査
にインサーキットテスタと称される回路基板検査装置が
利用されている。この種の装置は一般に、基板の所定ラ
ンドに測定用ピンを接触させてランド間に装着されてい
る部品の特性を逐一測定し、そのデータを部品規格、カ
タログ仕様等に定められている特性値と比較して基板の
良否を判定するようになっている。この場合、部品によ
って測定条件が異なるので測定を自動化しようとすると
極めて複雑な制御プログラムが必要となる。そのため実
際には装置をマニュアル操作して測定を行っているが、
高密度実装の基板などでは検査終了までに多大の時間と
手間がかかる。
【0004】そこで本出願人は、ある回路パターンに装
着された複数の部品をそのパターンも含めて1つの回路
網と見なし、あらかじめ良品と確認された実装基板の各
回路網のインピーダンスをまず回路基板検査装置により
測定してそのデータを集め、次に検査ロット基板の各回
路網のインピーダンスをそれぞれ良品基板と同一方法に
より測定して両データを比較しその良否を判定する回路
基板検査方法の発明を先にいくつか提案した。それらの
発明によると、測定項目がインピーダンスだけなので部
品個々の特性を考慮した複雑な検査プログラムは作成す
る必要がなく、測定用ピンと検査装置との接続をピン番
号にしたがって切り換え制御することにより基板検査を
自動化することが可能となった。
【0005】ところで回路網のインピーダンスを測定す
る場合、例えば測定用ピンの接続の仕方によって大別す
ると、「1ピン対他の全ピン間のインピンーダンス測
定」又は「1ピン対他の全ピン間テスト」と称する方法
と、「指定ピン間インピーダンス測定」又は「ピン間テ
スト」と称する方法の2通りがあり、ここでは前者の方
法を「マクロテスト」と略称することにする。
【0006】このマクロテストにおいては、回路網に接
触する複数の測定用ピンのうち例えばピン番号が最小の
ピンを測定部に接続するとともに他の全ピンを信号源に
接続し、同信号源から所定の測定用電圧を発する。これ
により回路網にはそのインピーダンスの大小に逆比例し
た電流が流れるから、同電流を測定部に取り込んで測定
し回路網のインピーダンスを求める。以下、測定部には
順に上記より1つ大きいピン番号のピンを接続して同様
の測定を行うと、ピン数と同数のインピーダンスデータ
が得られる。また、上記後者のピン間テストにおいて
は、回路網に接触する複数のピンから例えば2つのピン
を指定し、その一方のピンを測定部に接続するとともに
他方のピンを信号源に接続して同信号源から測定用電圧
を発する。これにより回路網には電流が流れ、その電流
を上記と同様に測定して2ピン間のインピーダンスを求
めるようにしている。
【0007】この2つの測定方法のうちマクロテストを
基本の測定方法とし、良品基板の回路網からピン番号順
にインピーダンスデータを集収する。集収した各データ
にはそれぞれ所要の許容差+α%と−β%を設定し、検
査ロット基板に対する良否判定用の比較基準データにし
ている。なお、マクロテストにて得られる測定値は一般
にいくつかの部品の合成インピーダンスとなるから、低
インピーダンス部品を含む回路網などのテストで低い測
定値が得られた場合にはそれが回路網本来の値なのか、
それともパターンのはんだブリッジ等他に不良箇所があ
ってその影響を受けているのか判断しにくくなる。
【0008】そこで、上記先願発明においては検査対象
回路網のショート、非ショートを区別する比較的低いし
きい値インピーダンスZthをあらかじめ定めておき、
良品基板からマクロテストにて得たインピーダンス測定
値をこのZthと比較し、 測定値>Zth ならば上記したように許容差を設定して良否判定用の基
準データとする。しかし、 測定値≦Zth の場合には例えば測定部に接続されたピンはそのままと
し、それ以外のピンを1つずつ信号源に接続して順次2
ピン間のインピーダンスを測定するとともに、その測定
値がZth以下であるピンの組合わせを探して当該ピン
によりマクロテストに代わるピン間テストステップを構
成する。しかるのち良品基板のインピーダンスを測定
し、所要の許容差を設定して基準データとする。これに
より検査ロット基板における不良箇所の検出力を高める
ようにしている。
【0009】以下、特願昭63−129724号の先願
発明におけるインピーダンスデータ集収方法の概要を説
明すると、図4(A)は良品と確認された回路基板であ
って、同基板1には例えば抵抗素子R1〜R6にて回路
網が構成され、測定用ピンN1〜N7が図示のように接
触している。各抵抗素子の値は例えば同図(B)に示す
ようになっており、しきい値インピーダンスZthは2
5Ωに設定されているものとする。
【0010】図5には上記回路基板1を回路基板検査装
置2にセットした状態が示されており、例えばスキャナ
3のリレー群S(L1),S(H1)〜S(L7),S
(H7)をオン、オフさせると、ピンN1〜N7が測定
部4もしくは信号源5へ接続されるようになっている。
この図5にはスキャナリレー(以下、「スキャナ」とい
う。)S(L1)がオンで他のスキャナS(L2)〜S
(L7)はオフにされ、測定部4にはピン1だけが接
続されている。また、スキャナS(H1)はオフで他の
スキャナS(H2)〜S(H7)はオンにされ、信号源
5にはピンN2〜N7が接続されている。すなわち、図
5においてはピン番号の一番小さいピンN1が測定部4
に接続され、それ以外のピンはすべて信号源5に接続さ
れているからマクロテストの最初のテストステップを表
している。このピン接続とスキャナのオン、オフとの関
係を図6(C)スキャナ制御テーブルのステップ1欄に
示す。なお、図6の(A)、(B)には便宜上図4の
(A)、(B)を再掲してある。以下、他のピンについ
てのマクロテストを同スキャナ制御テーブルのステップ
2〜7に示す。各ステップにおいて、測定部側スキャナ
と信号源側スキャナのオン、オフ動作は互いに反転関係
になっているから、この制御テーブルは容易に作成でき
る。同テーブルのステップ順に先願発明におけるインピ
ーダンスデータの集収例を説明する。
【0011】[ステップ1のマクロテスト]図7を参照
すると、同図(A)は上記図6(C)のステップ1欄を
便宜上抜粋したスキャナ制御テーブル、同図7(B)は
上記図5をわかりやすく簡単化して表したピン接続図で
ある。上記図7(B)において、信号源から例えば測定
用電圧Vを発するとピンN2−N3間、N3−N5間、
N3−N6間、およびN5−N7間はそれぞれ同電位と
なり、抵抗R2,R3,R5には電流が流れないが、ピ
ンN1−N3間とN1−N4間には上記測定用電圧によ
り電位差Vが生じ、信号源からピンN3,N4を通って
抵抗R1とR4に電流が流れ、ピンN1にて合流し測定
部に流れ込む。この電流をI1とし、ちなみに図7
(B)を等価回路で表すと同図7(C)のようになる。
【0012】ここで、ピンN1と他の全ピンから見た回
路網のインピーダンス(以下、「ピンN1から見た回路
網のインピーダンス」という。)をZ1とすると、測定
部は流れ込む電流I1を測定し、上記Z1を Z1=V/I1 なる演算にて求めるようにしている。このステップ1の
例では図7(C)に示すように Z1=7.5Ω が得られ、しきい値インピーダンス以下の値となる。な
お、ピンN2,N5,N6,N7には電流が流れず、イ
ンピーダンスZ1の測定には実質的に関与しないので括
弧内に記載してある。
【0013】[Zth以下の低インピーダンスとなるピ
ンの探索]マクロテストで得たインピーダンスZ1がし
きい値インピーダンスZth以下となった場合には、上
記したようにピンN1に対してZth以下の低インピー
ダンスとなるような他のピンを2ピン間測定により探し
出し、それらのピンを用いて以後のマクロテストステッ
プをピン間テストステップに修正する。ここで、上記図
7の(B),(C)は説明用の参照図であって実際のテ
ストでは用意されていないから、低インピーダンスピン
の探索はピンN1と他の各ピンとの総当りとなる。その
スキャナ制御テーブルを図8に示し、同図のテストステ
ップ順に2ピン間のインピーダンスを測定する。
【0014】[ステップ1a]図9(A)、(B)、
(C)を参照すると、同図(A)は便宜上図8のステッ
プ1a欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図(B)
はピン接続図、同図(C)はその等価回路図である。信
号源の測定用電圧をV、回路網に流れる電流をI1・
2、ピンN1−N2間のインピーダンスをZ1・2とす
ると、 Z1・2=V/I1・2=R1+R2 =30Ω>Zth を得る。
【0015】[ステップ1b]図10(A)、(B)、
(C)を参照すると、同図(A)は上記図8のステップ
1b欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図(B)は
ピン接続図、同図(C)はその等価回路図である。回路
網に流れる電流をI1・3、ピンN1−N3間のインピ
ーダンスをZ1・3とすると、 Z1・3=V/I1・3=R1 =10Ω<Zth を得る。
【0016】[ステップ1c]図11(A)、(B)、
(C)を参照すると、同図(A)は上記図8のステップ
1c欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図(B)は
ピン接続図、同図(C)はその等価回路図である。回路
網に流れる電流をI1・4、ピンN1−N4間のインピ
ーダンスをZ1・4とすると、 Z1・4=V/I1・4=R4 =30Ω>Zth を得る。
【0017】[ステップ1d]図12(A)、(B)、
(C)を参照すると、同図(A)は上記図8のステップ
1d欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図(B)は
ピン接続図、同図(C)はその等価回路図である。回路
網に流れる電流をI1・5、ピンN1−N5間のインピ
ーダンスをZ1・5とすると、 Z1・5=V/I1・5=R1+R3 =40Ω>Zth を得る。
【0018】[ステップ1e]図13(A),(B)、
(C)を参照すると、同図(A)は上記図8のステップ
1e欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図(B)は
ピン接続図、同図(C)はその等価回路図である。回路
網に流れる電流をI1・6、ピンN1−N6間のインピ
ーダンスをZ1・6とすると、 Z1・6=V/I1・6=R1+R6 =20Ω<Zth を得る。
【0019】[ステップ1f]図14(A)、(B)、
(C)を参照すると、同図(A)は上記図8のステップ
1f欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図(B)は
ピン接続図、同図(C)はその等価回路図である。回路
網に流れる電流をI1・7、ピンN1−N7間のインピ
ーダンスをZ1・7とすると、 Z1・7=V/I1・7=R1+R3+R5 =50Ω>Zth を得る。
【0020】以上の2ピン間測定結果を整理すると、 ステップ1a ピンN1−N2間 30Ω>Zth ステップ1b ピンN1−N3間 10Ω<Zth ステップ1c ピンN1−N4間 30Ω>Zth ステップ1d ピンN1−N5間 40Ω>Zth ステップ1e ピンN1−N6間 20Ω<Zth ステップ1f ピンN1−N7間 50Ω>Zth となり、ピンN1に対して低インピーダンスとなるピン
はN3とN6であることがわかる。よって上記図6
(C)のマクロテスト用スキャナ制御テーブルを次のよ
うに修正する。
【0021】 [マクロテスト用スキャナ制御テーブルの修正] ピンN3とN6が信号源に接続されないようにするた
め、図6(C)の信号源側スキャナS(H3)とS(H
6)を図38(A)に示すようにステップ1以降オフに
セットし、かつピンN3及びN6をそれぞれ測定部に接
続するマクロテストスップ3と6をテーブルから削除
する。次に、同図38(B)に示すように削除して空き
ステップとなった欄へそれ以降のステップを繰り上げ、
繰り上げ後の空きステップ6と7にはピンN3−N1と
N6−N1をそれぞれ測定部−信号源へ接続するピン間
テストステップを設定する。この修正したテーブルにて
良品基板からステップ順にインピーダンスデータを集収
し直す。以下、その例を次に示す。
【0022】[ステップ1] 図40を参照すると、同図(A)は便宜上、上記図38
(B)のステップ欄1を抜粋したスキャナ制御テーブ
ル、同図40(B)はピン接続図、同図(C)はその等
価回路図である。信号源の測定用電圧をV、回路網に流
れる電流をI1、ピンN1から見た回路網のインピーダ
ンスをZ1とすると、 Z1=V/I1 =12.7Ω<Zth を得る。この測定値Z1はしきい値インピーダンスZt
hより小さいが、上記図8のステップ1a,1c,1
d,1fにおける2ピン間テストで低インピーダンスピ
ンはないことがわかっているから、このZ1の測定値は
回路網本来の値と見なすことにする。
【0023】[ステップ2] 図41を参照すると、同図(A)は上記図38(B)の
ステップ2欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図
(B)はピン接続図、同図(C)はその等価回路図で
ある。回路網に流れる電流をI2、ピンN2から見た回
路網のインピーダンスをZ2とすると、 Z2=V/I2 =27.5Ω>Zth を得る。
【0024】[ステップ3] 図42を参照すると、同図(A)は上記図38(B)の
ステップ3欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図
(B)はピン接続図、同図(C)はその等価回路図で
ある。回路網に流れる電流をI4、ピンN4から見た回
路網のインピーダンスをZ4とすると、 Z4=V/I4 =30Ω>Zth を得る。
【0025】[ステップ4] 図43を参照すると、同図(A)は上記図38(B)の
ステップ4欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図
(B)はピン接続図、同図(C)はその等価回路図で
ある。回路網に流れる電流をI5、ピンN5から見た回
路網のインピーダンスをZ5とすると、 Z5=V/I5 =7.9Ω<Zth を得る。測定値Z5がしきい値インピーダンスZthよ
り小さいので低インピーダンスピンの有無を探索する。
そのスキャナ制御テーブルを図44に示す。この場合、
同図44のステップ4aは前記図8のステップ1dと等
価で既知であるから、実際の2ピン間測定は同図44
ステップ4bから行う。
【0026】 [Zth以下の低インピーダンスとなるピンの探索] [ステップ4b] 図45を参照すると、同図(A)は上記図44のステッ
プ4b欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図45
(B)はピン接続図、同図(C)はその等価回路図であ
る。回路網に流れる電流をI5・2、ピンN5−N2間
のインピーダンスをZ5・2とすると、 Z5・2=V/I5・2 =50Ω>Zth を得る。
【0027】[ステップ4c] 図46を参照すると、同図(A)は上記図44のステッ
プ4c欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図46
(B)はピン接続図、同図(C)はその等価回路図であ
る。回路網に流れる電流をI5・4、ピンN5−N4間
のインピーダンスをZ5・4とすると、 Z5・4=V/I5・4 =70Ω>Zth を得る。
【0028】[ステップ4d] 図47を参照すると、同図(A)は上記図44のステッ
プ4d欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図47
(B)はピン接続図、同図(C)はその等価回路図であ
る。回路網に流れる電流をI5・7、ピンN5−N7間
のインピーダンスをZ5・7とすると、 Z5・7=V/I5・7 =10Ω<Zth を得る。
【0029】以上の2ピン間測定結果を整理すると、 ステップ4a ピンN5−N1間 40Ω>Zth ステップ4b ピンN5−N2間 50Ω>Zth ステップ4c ピンN5−N4間 70Ω>Zth ステップ4d ピンN5−N7間 10Ω<Zth となり、ピンN5に対して低インピーダンスとなるピン
はN7であることがわかる。よって先に修正を加えた図
38(B)のスキャナ制御テーブルを次のように更新す
る。
【0030】[スキャナ制御テーブルの更新] ピンN7が信号源へ接続されないようにするため図38
(B)の信号源側スキャナS(H7)を図39(C)に
示すようにオフにセットし、かつピンN7を測定部に接
続するマクロテストステップ5をテーブルから削除す
る。次に削除して空きステップとなった欄へ同図39
(D)に示すようにそれ以降のテストステップを順次繰
り上げ、それにより空きステップとなるステップ7には
ピンN7を測定部へ接続しピンN5を信号源に接続する
ピン間テストを設定する。このようにして逐次テーブル
を更新し、上記図39(D)が例えば最終のスキャナ制
御テーブルになったとすると、同テーブルに基づいてス
テップ順に良品基板からインピーダンスデータを集収し
直し、それぞれ許容差を設定して良否判定用の基準デー
タとする。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】既に説明したように、
前記図4(A)に示すピン配置の場合のピンとスキャナ
の接続は図5のようになり、当初作成した図6(C)に
示すマクロテスト用スキャナ制御テーブルは、良品基板
からインピーダンスデータを集収する過程で逐次更新さ
れ、最終は図39(D)のようになる。ところで、例え
ばピンN1とN3が図48の(A)に示すように前記と
同一回路網に対して入れ替わって配置されると、ピンと
スキャナの接続は図49のようになる。この接続にて当
初作成した前記図6(C)のマクロテスト用スキャナ制
御テーブルにより良品基板からインピーダンスデータを
集収すると、その過程で同テーブルには前記同様に修正
が加えられ、途中の経過を省略すると更新された最終の
テーブルは例えば図50のようになる。この場合、検査
ロット基板の同一回路網に対して上記図39(D)のテ
ーブルによるテストと図50のテーブルによるテストで
は、不良の検出力に差が生じることがある。
【0032】一例を挙げると、図38(D)ステップ3
のマクロテストにおける測定インピーダンスZ4は図
に示すように Z4=V/I4 =R4(=30Ω) である。一方、図50ステップ2のマクロテストにおけ
る測定インピーダンスZ4は図52に示すように Z4=V/I4 =R1+R4(=40Ω) となる。
【0033】ここで、例えばある検査ロット基板の抵抗
R1が断線して無限大インピーダンスになっていたとす
ると、前者の測定ではそれに影響されることなく、 Z4=R4(=30Ω) の値が得られ、抵抗R1の断線については同図39
(D)ステップ5のピン間テストにてピンN3−N1間
のインピーダンスZ3・1を測定することにより検出す
ることができる。
【0034】一方、後者の測定では Z4=R1+R4=∞+R4 =∞ となる。この場合、R1=∞、又はR4=∞、もしくは
R1=R4=∞であればZ4=∞となるから、上記図
ステップ5によりピンN3−N1間のピン間テストに
てR1=∞を測定しただけでは不十分であり、別にピン
N3−N4間のピン間テストを行って抵抗R4が断線し
ていないことを確認する必要がある。
【0035】このように、ピンの配置の仕方により異な
ったマクロテストのスキャナ制御テーブルが作成され、
テーブル間で不良検出力に差が生じることは好ましくな
い。
【0036】この発明は上記の事情を考慮し、先願発明
におけるスキャナ制御テーブルの作成方法を改良するた
めになされたもので、その目的は、互いにしきい値イン
ピーダンス以下の関係にるピンをまとめてショートグ
ループを構成し、特にマクロテストにおいて複数のピン
からなるショートグループを1つのピンと見なして測定
部もしくは信号源へ接続することにより、不良検出力に
差が生じないスキャナ制御テーブルを作成可能とする上
記ショートグループの構成方法を提供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】この発明を適用した回路
基板検査装置の実施例が示されている図1及び図2を参
照すると、図1は装置の全体構成を示すブロック線図、
図2はコントローラ8の内部機能を示すブロック線図で
ある。上記課題を解決するためこの発明においては、例
えばコントローラ8内にショートグループ構成手段13
としきい値データ保持手段17を備えている。
【0038】
【作用】例えばマクロテストテーブル作成手段11によ
りピンN1〜N7の各ピンについてマクロテストテーブ
ルを作成し、ピンN1から順次インピーダンスZ1,Z
2,…を測定する。ここで、例えば、ピンN1のマイク
ロテストにおける測定インピーダンスZ1がしきい値デ
ータ保持手段17に格納されている所定のしきい値イン
ピーダンスZth以下であったとすると、コントローラ
8にて低インピーダンスピンの探索が行われる。この場
合、上記ピンN1に対する低インピーダンスピンはN3
とN6であることが検出されたとすると、ショートグル
ープ構成手段13はピンN1のスキャナをオン、オフし
て測定部もしくは信号源に接続する際、上記ピンN3と
N6のスキャナもN1のスキャナと同一状態にオン、オ
フ制御し、ピンN3とN6をピンN1と一体的に測定部
又は信号源へ接続するショートグループを構成する。
【0039】ここで、例えば最小ピン番号のN1をショ
ートグループの代表ピン、他のピンN3,N6をショー
トグループの構成ピンとなし、同ショートグループをN
1[N3,N6]と表記することにすると、上記ピンN
1のマクロテストステップにおいてはショートグループ
ピンN1[N3,N6]が測定部に接続され、その他の
ピンN2,N4,N5,N7は信号源に接続されてその
間のインピーダンスZ1が測定される。すなわち当初作
成したマクロテストテーブルは、低インピーダンスピン
が検出されるとショートグループが構成され、そのショ
ートグループの導入により当該マクロテストテーブルが
修正されることになる。以下のマクロテストにおいて低
インピーダンスピンが検出されると上記同様にショート
グループが構成され、マクロテストテーブルは順次更新
される。
【0040】よって、例えばピン番号の配置の仕方によ
り途中の修正段階では異なったテストテーブルであって
も最終的に更新されたテーブルは同一となり、同じショ
ートグループ内におけるピン番号の配置の違いはマクロ
テスト結果に影響せず、不良検出力に差が生じない。な
お、ショートグループN1[N3,N6]内の各ピンに
ついては、例えばピン間テストテーブル作成手段12に
より従前どおりN3−N1,N6−N1間のピン間テス
トテーブルが設定され、それぞれインピーダンス測定が
行われる。
【0041】
【実施例】図1を再び参照すると、回路基板検査装置2
の主要部は前記図5に示す先願発明の回路基板検査装置
とほぼ同様に構成され、例えばスキャナ3、測定部4、
信号源5、及び記録部9からなっている。ここで、測定
部4は例えば図示しないレンジ切換手段を有する増幅器
6、A/Dコンバータ7、コントローラ8を備え、スキ
ャナ3に接続され測定用ピンN1,N2,…を介して被
検査回路基板1と接触し、同基板の回路網に対して測定
回路を形成するようになっている。
【0042】図2を併せて参照すると、コントローラ8
は例えばスキャナ制御テーブル作成手段10、インピー
ダンス測定手段14、比較手段15、基準データ保持手
段16、及びしきい値インピーダンス保持手段(以下、
「しきい値データ保持手段」という。)17を備え、上
記信号源5における測定用信号の発生制御、スキャナ3
のオン、オフ制御、その他各部の動作制御を行うほか、
A/Dコンバータ7のディジタル変換出力を受けて回路
基板1のインピーダンス測定と良否判定を行い、そのデ
ータを記録部9へ送って記録させるようになっている。
また、上記スキャナ制御テーブル作成手段10には、例
えば前記先願発明と同様にマクロテストテーブル作成手
段11とピン間テストテーブル作成手段12のほか、課
題解決手段の項で述べたようにショートクループ構成手
段13が備えられている。
【0043】ここで、ショートグループピンの構成方法
の一例を説明する。例えば前記先願発明と同様に図4に
示す良品回路基板1へ図5に示すピン接続をなしてイン
ピーダンスデータを集収するものとすると、本願発明の
実施例においても以下、前記先願発明と同様のスキャナ
制御テーブルを作成して測定を実行するようになってい
る。すなわち、まず前記図6(C)に示すマクロテスト
用スキャナ制御テーブルを作成し、前記図7に示すステ
ップ1のマクロテストを実行する。その結果測定インピ
ーダンスZ1がしきい値インピーダンスZthより小さ
いので、前記図8に示す低インピーダンスピン探索用の
2ピン間インピーダンス測定用スキャナ制御テーブルを
設定し、同テーブルに基づいて前記図9ないし図14に
示す測定を行い、低インピーダンスピンがN3とN6で
あることを検出する。ここまでの経過は先願発明と同様
である。
【0044】この場合、先願発明では前記したように当
初作成した図6(C)のスキャナ制御テーブルにおける
ピンN3とN6の信号源側スキャナを図38(A)に示
すようにオフにセットし、かつ同ピンを測定部側に接続
するマクロテストステップ3,6を削除する。次に、同
38(B)に示すようにそれ以降のテストステップを
繰り上げ、繰り上げ後の空きステップ6,7にはピンN
3−N1とN6−N1のピン間テストを設定する。この
38(B)のスキャナ制御テーブルに基づいて良品基
板から各マクロテストにおけるインピーダンスデータを
集収し、後ステップで低インピーダンスピンを検出した
ときには上記と同様の方法で逐次テーブルの更新を行
い、図39(D)に示す最終的に更新されたスキャナ制
御テーブルを得るようにしている。しかし、本願実施例
においては検出した低インピーダンスピンによりまずシ
ョートグループを構成し、同グループに属するピンをま
とめて1つのピンと見なしてテーブルの修正、更新を行
う。以下、ショートグループの構成方法とそれによるテ
ーブル修正方法について説明する。
【0045】[ショートグループの構成例] 前記図9ないし図14による測定結果を整理すると、ピ
ンN1と他の各ピンとの2ピン間インピーダンスは図1
5(A)に示すようになる。前記図2のショートグルー
プ構成手段13はこの測定結果に基づき、同図15
(A)に示すように例えばZth以下の低インピーダン
スピンN3とN6に対してショートフラグSを立て、ピ
ンN1とN3,N6とは互いにショート関係にあること
を表すとともに、以下、N3,N6のスキャナのオン、
オフをピンN1のスキャナオン、オフと同じ状態に制
御する。上記スキャナが同じ状態に制御される一群の低
インピーダンスピンを前記用語説明の項で述べたように
ショートグループ又はショートグループピンといい、シ
ョートフラグが立てられるとショートグループN1[N
3,N6]が構成される。ここでN1は前記作用の項で
触れたようにショートグループの代表ピン、N3とN6
はショートグループの構成ピンである。
【0046】[スキャナ制御テーブルの修正例]ショー
トグループピンN1[N3,N6]が構成されると例え
ば前記図2のスキャナ制御テーブル作成手段10は、当
初作成した図6(C)のスキャナ制御テーブルを前記先
願発明におけるテーブル修正とほぼ同様の考え方で修正
する。この場合、マクロテストステップにおいては上記
したようにショートグループピンは一体として扱われ
る。
【0047】テーブルの修正過程を図16(A)及び
(B)に示す。まず同図(A)を参照すると、ステップ
1のマクロテストで測定部にショートグループピンN1
[N3,N6]が接続され、信号源にはそれ以外のピン
N2,N4,N5,N7が接続されるように上記各ピン
のスキャナ制御コード1又は0を設定する。この場合、
測定部側と信号源側のスキャナ制御コードは互いに反転
関係にあるから、いずれか一方の側の制御コードを設定
すれば他方の制御コードは容易に設定できる。
【0048】マクロテストのステップ2では測定部にピ
ンN2が接続され、信号源にはショートグループピンN
1[N3,N6]とそれ以外のピンN4,N5,N7が
接続されるようにスキャナ制御コードを設定する。マク
ロテストのステップ3とステップ6においてはピンN3
とN6がショートグループの構成ピンになっていて測定
部に接続されるピンがないから、この2つのステップは
削除する。マクロテストのステップ4では測定部にピン
N4が接続され、信号源にはそれ以外のピンが接続され
るようにスキャナ制御コードを設定する。以下、同様に
してステップ5及びステップ7では測定部にそれぞれピ
ンN5,N7が接続され、信号源にはそれ以外のピンが
接続されるように各スキャナの制御コードを設定する。
【0049】次に、同図16(B)に示すように例えば
削除した空きステップへその後のステップを順次繰り上
げ、ステップ6とステップ7には上記ショートグループ
の構成ピンとなったN3とN6をそれぞれ測定部に接続
し、信号源にはショートグループの代表ピンN1を接続
してN3−N1間、及びN6−N1間のピン間テストを
行うスキャナ制御コードを設定する。このようにしてテ
ーブルの修正が終わったならば、良品基板に対してステ
ップ1〜7のテストを行い、インピーダンスデータを集
収し直す。
【0050】[インピーダンスデータの集収例]図1
9にステップ1のテスト例を示す。ここで同図(A)は
上記図16(B)のステップ1欄を便宜上抜粋したスキ
ャナ制御テーブル、同図19(B)はピン接続図、同図
(C)はその等価回路図である。インピーダンス測定値
Z1は図示のように、 Z1=8.6Ω<Zth となり、信号源側に低インピーダンスピンのあることが
予想される。そこで例えば図20に示すスキャナ制御テ
ーブルを作成し、前記先願発明の場合と同様に測定部に
接続したショートグループピンと信号源の各ピンとの総
当たりテストを行って低インピーダンピンを探索する。
【0051】[Zth以下となる低インピーダンスピン
の探索例] [ステップ1a]図21にステップ1aのテスト例を示
す。ここで、同図(A)は上記図20のステップ1a欄
を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図21(B)はピ
ン接続図、同図(C)はその等価回路図である。インピ
ーダンス測定値Z1・2は図示のように Z1・2=20Ω<Zth となる。
【0052】[ステップ1b]図22にステップ1bの
テスト例を示す。同図(A)は上記図20のステップ1
b欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図22(B)
はピン接続図、同図(C)はその等価回路図である。イ
ンピーダンス測定値1・4は図示のように Z1・4=30Ω>Zth となる。
【0053】[ステップ1c]図23にステップ1cの
テスト例を示す。同図(A)は上記図20のステップ1
cを抜粋したスキャナ制御テーブル、同図23(B)は
ピン接続図、同図(C)はその等価回路図である。イン
ピーダンス測定値Z1・5は図示のように Z1・5=30Ω>Zth となる。
【0054】[ステップ1d]図24にステップ1dの
テスト例を示す。同図(A)は上記図20のステップ1
d欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図24(B)
はピン接続図、同図(C)はその等価回路図である。イ
ンピーダンス測定値1・7は図示のように Z1・7=40Ω>Zth となる。
【0055】[ショートグループの修正]上記図20及
び図21ないし図24による測定結果を整理すると、シ
ョートグループピンN1[N3,N6]と他の各ピン間
とのインピーダンスは図15(B)に示すようになる。
前記図2のショートグループ構成手段13はこの結果に
基づき、同図15(B)に示すように例えばZth以下
の低インピーダンスピンN2に対してショートフラグS
を立て、ショートグループピンN1[N3,N6]とピ
ンN2がショート関係にあることを表す。すなわち、こ
のテストにより上記N1[N3,N6]をN1[N2,
N3,N6]に修正したショートグループが構成され
る。
【0056】[スキャナ制御テーブルの更新例]ショ
ートグループのピン構成を修正したことに伴い、スキャ
ナ制御テーブル作成手段10は上記図16(B)のテー
ブルを更新する。その過程を図17(C)及び(D)に
示す。すなわち、まず図17(C)に示すように例えば
マクロテストのステップ1では測定部にショートグルー
プピンN1[N2,N3,N6]が接続され、信号源に
はそれ以外のピンN4,N5,N7が接続されるように
各ピンのスキャナ制御コード1,0を設定する。また、
ピンN2を測定部に接続するマクロテストステップ2は
削除する。ステップ3〜5の測定部には上記図16
(B)と同様にそれぞれピンN4,N5,N7が接続さ
れるが、信号源にはショートグループピンN1[N2,
N3,N6]とそれ以外のピンが接続されるようにスキ
ャナ制御コードを設定する。
【0057】次に、同図17(D)に示すように例えば
削除した空きステップへそれ以降のマクロテストステッ
プを順次繰り上げ、ステップ5には測定部にピンN2を
接続し信号源にピンN1を接続するピン間テストのスキ
ャナ制御コードを設定する。このようにしてテーブルを
更新したならば良品基板に対してステップ1〜7のテス
トを行い、インピーダンスデータを集収し直す。
【0058】[インピーダンスデータの集収例]図2
5にステップ1のテスト例を示す。同図(A)は上記図
17(D)のステップ1欄を抜粋したスキャナ制御テー
ブル、同図25(B)はピン接続図、同図(C)はその
等価回路図である。インピーダンス測定値Z1は図示の
ように Z1=15Ω>Zth となり、信号源側に低インピーダンスピンのあることが
予想される。そこで例えば図26に示すスキャナ制御テ
ーブルを作成し、低インピーダンスピンの有無を探索す
る。
【0059】[Zth以下となる低インピーダンスピン
の探索例] [ステップ1a]図27(A)、(B)、(C)にステ
ップ1aのテスト例を示す。同図(A)は上記図26の
ステップ1a欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図
(B)はピン接続図、同図(C)はその等価回路図であ
る。インピーダンス測定値Z1・4は図示のように Z1・4=30Ω>Zth となる。
【0060】[ステップ1b]図28(A)、(B)、
(C)にステップ1bのテスト例を示す。同図(A)は
上記図26のステップ1b欄を抜粋したスキャナ制御テ
ーブル、同図(B)はピン接続図、同図(C)はその等
価回路図である。インピーダンス測定値Z1・5は図示
のように Z1・5=30Ω>Zth となる。
【0061】[ステップ1c]図29(A)、(B)、
(C)にステップ1cのテスト例を示す。同図(A)は
上記図26のステップ1c欄を抜粋したスキャナ制御テ
ーブル、同図(B)はピン接続図、同図(C)はその等
価回路図である。インピーダンス測定値Z1・7は図示
のように Z1・7=40Ω>Zth となる。上記ステップ1a〜1cの各インピーダンス測
定値はいずれもしきい値インピーダンスZthより大き
いから、信号源側のピンN4,N5,N7中に低インピ
ーダンスピンはない。よって図25のステップ1のマク
ロテストにおけるインピーダンス測定値は回路網本来の
値であると見なし、次のマクロステップに移ってインピ
ーダンスデータを集収する。
【0062】[ステップ2]図30にステップ2のテス
ト例を示す。同図(A)は上記図17(D)のステップ
2欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図30(B)
はピン接続図、同図(C)はその等価回路図である。イ
ンピーダンス測定値Z4は図示のように Z4=30Ω>Zth となる。
【0063】[ステップ3]図31にステップ3のテス
ト例を示す。同図(A)は上記図17(D)のステップ
3欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図31(B)
はピン接続図、同図(C)はその等価回路図である。イ
ンピーダンス測定値Z5は図示のように Z5=7.5Ω<Zth となる。測定値Z5がしきい値インピーダンスZthよ
り小さいので低インピーダンスピンの有無を探索する。
この場合、 N5−N1[N2,N3,N6] 間については上記図28(A)〜(C)の測定により既
知であるから省略し、例えば図32に示す低インピーダ
ンスピン探索用のスキャナ制御テーブルを作成してN5
−N4間とピンN5−N7間のインピーダンスを測定す
る。
【0064】[Zth以下となる低インピーダンスピン
の探索例] [ステップ3a]図33(A)、(B)、(C)にステ
ップ3aのテスト例を示す。同図(A)は上記図32の
ステップ3a欄を抜粋したスキャナ制御テーブル、同図
(B)はピン接続図、同図(C)はその等価回路図であ
る。インピーダンス測定値Z5・4は図示のように Z5・4=70Ω>Zth となる。
【0065】[ステップ3b]図34(A)、(B)、
(C)にステップ3bのテスト例を示す。同図(A)は
上記図32のステップ3b欄を抜粋したスキャナ制御テ
ーブル、同図(B)はピン接続図、同図(C)はその等
価回路図である。インピーダンス測定値Z5・7は図示
のように Z5・7=10Ω>Zth となる。
【0066】[ショートグループの構成例]上記図3
3と図34におけるインピーダンス測定結果を整理して
図35に示す。低インピーダンスピンはN7であること
が検出されると同ピンN7に対してショートフラグSが
立てられ、N5を代表ピン、N7を構成ピンとする新た
なショートグループN5[N7]が構成される。
【0067】[スキャナ制御テーブルの更新例]上記
新たなショートグループの構成に伴い、図17(D)の
スキャナ制御テーブルを更新する。その更新過程を図1
8(E)及び(F)に示す。すなわち、まず図18
(E)に示すように例えばマクロテストのステップ1と
ステップ2において測定部に接続するピンは上記図17
(D)と同様であるが、信号源に接続するピンはステッ
プ1についてはN4,N5[N7]、ステップ2につい
てはN1[N2,N3,N6],N5[N7]とする。
ただし、各スキャナの制御コードは実質的に上記図17
(D)と同様である。ステップ3においては測定部にN
5[N7]、信号源にはN1[N2,N3,N6]及び
N4を接続するスキャナ制御コードを設定し、ステップ
4のマクロテストは削除する。なお、ステップ5以降の
ピン間テストについては上記図17(D)と同様であ
る。
【0068】次に、図18(F)に示すように例えば削
除した空きステップへそれ以降のピン間テストステップ
を順次繰り上げ、最終ステップ7には測定部にピンN7
を接続し信号源にピンN5を接続するピン間テストのス
キャナ制御コードを設定する。これにより前記図4
(A)の回路基板テストについて最終的に更新されたス
キャナ制御テーブルが得られたとすると、このテーブル
によりステップ1からインピーダンスデータを集収し直
して良否判定用の基準データを作成する。
【0069】ここで、上記ショートグループを構成して
マクロテストテーブルを修正又は更新する手順の一例を
図3に示す。
【0070】P1 マクロテストテーブルを作成する。
テストステップ数はピン数と同数になる。
【0071】P2 例えばステップ1からインピーダン
スを測定する。
【0072】P3,P4 測定値Zxがしきい値インピ
ーダンスZth以下であれば当該測定部に接続したピン
と、それ以外の信号源に接続した各ピンとの間で総当た
りの低インピーダンスピン探索用テーブルを作成する。
【0073】P5 測定部に接続するピン番号をセット
しそのスキャナをオンにする。
【0074】P6 信号源には例えばピン番号の小さい
方から順にセットし、そのスキャナをオンにする。
【0075】P7,P8 インピーダンスを測定し、そ
の測定値ZxpをZthと比較する。Zxp>Zthな
らばP10へ進む。
【0076】P9 Zxp≦Zthとなった信号源側の
ピンに対してショートフラグを立てる。
【0077】P10,P11 測定部に接続したピンと
信号源側の各ピンとの測定が終了していなければ、信号
源に接続するピン番号を順次大きくしてP6へ戻る。
【0078】P12 Zxp≦Zthの測定データがな
ければP15へ進む。
【0079】P13 測定値がZxp≦Zthとなった
信号源側ピンとそのときの測定部側ピンとでショートグ
ループを構成する。
【0080】P14 マクロテストテーブルを修正又は
更新する。
【0081】P15,P16 マクロテストが終われば
テーブル修正は終了、終わっていなければステップ番号
を大きくしてP2へ戻る。
【0082】ちなみに、ショートグループを構成してテ
ーブル修正を行う方法を前記ピンN1とN3の配置が入
れ替わった図48(A)の回路基板に適用すると、当初
作成した図6(C)のマクロテストテーブルにおけるス
テップ1の測定にてショートグループN1[N2,N
3,N6]が構成され、途中経過は上記とほぼ同様なの
で説明を省略するが前記図6(C)のテーブルは図36
(A)に示すように修正される。更に、同図36(A)
のステップ3における測定にてショートグループN5
[N7]が構成され、上記図36(A)は最終的に同図
36(B)に示すように更新される。この図36(B)
におけるショートグループN1[N2,N3,N6]と
N5[N7]を前記図4及び図48の回路基板に点線枠
で示すと図37(A),(B)のようになり、ピンの配
置が入れ替わっていても回路網上におけるショートグル
ープの範囲は両者が一致する。また、上記図36(B)
のテーブルを前記図18(F)のそれと対比すると同一
フォームとなり、マクロテストの各ステップにおけるイ
ンピーダンス測定値は両者がそれぞれ同一値となる。
【0083】
【効果】以上、詳細に説明したように、この発明におい
ては当初作成したマクロテスト用のスキャナ制御テーブ
ルに基づいて例えばテストステップ1から順次回路基板
のインピーダンスを測定し、途中のステップで測定値が
あらかじめ設定されたしきい値インピーダンスZth以
下となった場合には、測定部に接続したピンとそれ以外
の信号源側に接続した各ピンとの間のインピーダンスを
それぞれ測定して上記Zth以下の低インピーダンスピ
ンを探索するようになっている。
【0084】ここで、低インピーダンスピンを検出した
ならばそれらのピンと上記測定部に接続したピンとでシ
ョートグループを構成し、例えばグループ内の最小ピン
番号のピンをそのショートグループの代表ピン、それ以
外のピンをショートグループの構成ピンとなすととも
に、同構成ピンの各スキャナのオン、オフを代表ピンの
スキャナのオン、オフと同一状態に切り換え、ショート
グループを1つのピンと見なして代表ピンと一体的に測
定部もしくは信号源へ接続するようにマクロテストステ
ップのスキャナ制御テーブルを修正する。また、ショー
トグループ内のピンについてはピン間テストステップを
作成する。これを途中のマクロテストステップで低イン
ピーダンスピンが検出されるたび行い、テーブルを順次
更新するようになっている。
【0085】従前は個々のピンを対象にしてテーブルの
修正もしくは更新が行われていたが、この発明において
は上記のようにショート関係にあるピンはグループ単位
でテーブルの修正、更新を行うので、同一ショートグル
ープ内のピンが測定部と信号源に分かれて接続されるこ
とはない。したがって、ショートグループ内でピン番号
が入れ替わっても最終的に更新されたスキャナ制御テー
ブルはピン番号が入れ替わる前と同一フォームとなり、
マクロテストステップにおけるインピーダンス測定値も
同一となる。すなわち、ショートグループ内でピン番号
が入れ替わってもマクロテストの検出力に差は生ぜず、
かつ、ショートグループ内で発生する不良はマクロテス
トの測定結果になんら影響を与えない。このためピン配
置等の入れ替わりに煩わされることなく基板検査を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用した回路基板検査装置の電気的
構成を示すブロック線図。
【図2】コントローラの機能を示すブロック線図。
【図3】ショートグループの構成とそれを導入してマク
ロテストテーブルを修正する手順の一例を示すフローチ
ャート。
【図4】被検査基板の回路網、部品定数、及びピン配置
例の説明図。
【図5】被検査基板のピン接続例説明図。
【図6】被検査基板の回路網、部品定数、及びマクロテ
スト用スキャナ制御テーブル説明図。
【図7】本発明におけるマクロテスト例説明図。
【図8】本発明及び従来方法における低インピーダンス
ピンの探索例説明図。
【図9】本発明及び従来方法における低インピーダンス
ピンの探索例説明図。
【図10】本発明及び従来方法における低インピーダン
スピンの探索例説明図。
【図11】本発明及び従来方法における低インピーダン
スピンの探索例説明図。
【図12】本発明及び従来方法における低インピーダン
スピンの探索例説明図。
【図13】本発明及び従来方法における低インピーダン
スピンの探索例説明図。
【図14】本発明及び従来方法における低インピーダン
スピンの探索例説明図。
【図15】ショートグループの構成例説明図。
【図16】ショートグループを導入したスキャナ制御テ
ーブルの修正例説明図。
【図17】ショートグループを導入したスキャナ制御テ
ーブルの修正例説明図。
【図18】ショートグループを導入したスキャナ制御テ
ーブルの修正例説明図。
【図19】本発明におけるマクロテスト例説明図。
【図20】ショートグループを導入した低インピーダン
スピンの探索例説明図。
【図21】ショートグループを導入した低インピーダン
スピンの探索例説明図。
【図22】ショートグループを導入した低インピーダン
スピンの探索例説明図。
【図23】ショートグループを導入した低インピーダン
スピンの探索例説明図。
【図24】ショートグループを導入した低インピーダン
スピンの探索例説明図。
【図25】本発明におけるマクロテスト例説明図。
【図26】ショートグループを導入した低インピーダン
スピンの探索例説明図。
【図27】ショートグループを導入した低インピーダン
スピンの探索例説明図。
【図28】ショートグループを導入した低インピーダン
スピンの探索例説明図。
【図29】ショートグループを導入した低インピーダン
スピンの探索例説明図。
【図30】本発明におけるマクロテスト例説明図。
【図31】本発明におけるマクロテスト例説明図。
【図32】本発明におけるピン間テスト例説明図。
【図33】本発明におけるピン間テスト例説明図。
【図34】本発明におけるピン間テスト例説明図。
【図35】ショートグループの構成例説明図。
【図36】ショートグループを導入したスキャナ制御テ
ーブルの修正例説明図。
【図37】ピン配置とショートグループの範囲説明図。
【図38】従来方法におけるスキャナ制御テーブルの修
正例説明図。
【図39】従来方法におけるスキャナ制御テーブルの修
正例説明図。
【図40】従来方法におけるマクロテスト例説明図。
【図41】従来方法におけるマクロテスト例説明図。
【図42】従来方法におけるマクロテスト例説明図。
【図43】従来方法におけるマクロテスト例説明図。
【図44】従来方法における低インピーダンスピンの探
索例説明図。
【図45】従来方法における低インピーダンスピンの探
索例説明図。
【図46】従来方法における低インピーダンスピンの探
索例説明図。
【図47】従来方法における低インピーダンスピンの探
索例説明図。
【図48】被検査基板の回路網、部品定数、及びピン配
置例の説明図。
【図49】被検査基板のピン接続例の説明図。
【図50】従来方法におけるスキャナ制御テーブルの修
正例説明図。
【図51】従来方法におけるマクロテスト例説明図。
【図52】従来方法におけるマクロテスト例説明図。
【符号の説明】
1 回路基板 2 回路基板検査装置 3 スキャナ 4 測定部 5 信号源 10 スキャナ制御テーブル作成手段 11 マクロテストテーブル作成手段 13 ショートグループ構成手段 14 インピーダンス測定手段 15 比較手段 17 しきい値データ保持手段 N1〜N7 測定用ピン Zth しきい値インピーダンス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−299473(JP,A) 特開 平1−156681(JP,A) 特開 平2−67972(JP,A) 特開 平3−189573(JP,A) 実開 昭61−24672(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 - 31/3193

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査回路基板の所定パターン位置に接
    触する複数のピンの内の任意に選択された1つのピン
    と、その他の全部のピンとを、マクロテストテーブルに
    よりオン、オフ制御されるスキャナにより、各テストス
    テップごとに上記1つのピンを測定部に、上記その他の
    全部のピンを信号源に順次切り換え接続して、上記信号
    源から上記基板の回路網へ測定用交流電圧を加えて得ら
    れる応答電流を上記測定部に取り込んで上記各テストス
    テップにおける回路網のインピーダンスを測定するマク
    ロテストを実行し、その測定値があらかじめ設定された
    しきい値インピーダンス以下の場合には、測定に供した
    ピンの中から低インピーダンスピンを検出してショート
    グループを構成し上記マクロテストテーブルの修正も
    しくは更新を行う回路基板検査装置におけるショートグ
    ループ構成方法において、 上記マクロテストによるインピーダンス測定値が、上記
    しきい値インピーダンス以下である場合には、そのテス
    トステップにおける上記測定部側のピンと上記信号源側
    の各ピンとの間のインピーダンスを個別的に測定し、そ
    の個別的インピーダンスが上記しきい値インピーダンス
    以下である信号源側のピンを低インピーダンスピンとし
    て検出した後、上記検出した信号源側の低インピーダン
    スピンと上記測定部側ピンとを一つのグループとし、上
    記マクロテスト実行時において、上記グループ内のいず
    れか一つのピンが上記測定部側に接続されるテストステ
    ップ時には、上記グループ内の他のピンも同様に上記測
    定部側に接続する一方、上記グループ以外のピンの全部
    を上記信号源側に接続するスキャナ制御コードを上記マ
    クロテストテーブルに設定することにより、ショートグ
    ループを構成することを特徴とする回路基板検査装置に
    おけるショートグループ構成方法。
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