JP3328932B2 - プラズマディスプレイパネルの駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動方法

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JP3328932B2 JP4086099A JP4086099A JP3328932B2 JP 3328932 B2 JP3328932 B2 JP 3328932B2 JP 4086099 A JP4086099 A JP 4086099A JP 4086099 A JP4086099 A JP 4086099A JP 3328932 B2 JP3328932 B2 JP 3328932B2
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  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネル(以下、PDPとも呼ぶ)の駆動方法に関
し、特に、点灯状態を改善することができるプラズマデ
ィスプレイパネルの駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、PDPは、薄型構造で大画面表
示が比較的容易にできること、視野角が広いこと、応答
速度が速いことなど、数多くの特長を有している。この
ため、近年、フラットディスプレイとして、壁掛けテレ
ビや公共表示板などとして利用されている。
【0003】PDPは、その動作方式により、電極が放
電空間(放電ガス)に露出して直流放電の状態で動作さ
せる直流放電型(DC型)と、電極が誘電体層に被覆さ
れて放電ガスには直接露出させず交流放電の状態で動作
させる交流放電型(AC型)とに分類される。DC型で
は、電圧が印加されている期間中放電が発生する。AC
型には1表示セル内の電極数が2電極のものと3電極の
ものとがあり、AC型では電圧の極性を反転させること
によって放電を持続させる。
【0004】ここで、従来の3電極AC型PDPの構造
及び駆動方法について説明する。このPDPは、相互に
対向する絶縁性の前面基板及び背面基板と、双方の基板
間に配設された複数の走査電極と、共通電極及びデータ
電極と、走査電極、共通電極及びデータ電極の各交差部
分に行列状に配設された表示セル(以下、画素とも呼
ぶ)とを有する。
【0005】ガラス基板等の前面基板には、走査電極及
び共通電極が所定のピッチで配設され、これらの上には
透明誘電体層と、透明誘電体層を放電から保護する保護
層とが形成される。一方、ガラス基板等の背面基板に
は、データ電極が走査電極や共通電極と直交するように
設けられ、データ電極上には、白色誘電体層及び蛍光体
層が配設される。2枚のガラス基板の間には、所定の間
隔をあけて隔壁がデータ電極と平行に形成されている。
隔壁は、放電空間を確保すると共に表示セルを区切る役
割を果たしている。放電空間内には、混合ガスが放電ガ
スとして封入されている。走査電極及び共通電極とデー
タ電極との各交差部分には、表示セルが行列状に配設さ
れる。
【0006】現在の主流は、走査期間と維持期間とが分
離される走査維持分離方式(ADS方式)である。以
下、この走査維持分離方式のPDPの駆動方法について
説明する。図10は、3電極AC型プラズマディスプレ
イパネルの1サブフィールド1(以下、SFとも呼ぶ)
の駆動波形の一例を示すタイミングチャートである。1
サブフィールド1は予備放電期間2、走査期間3及び維
持期間4の3つの期間から構成される。
【0007】まず、予備放電期間2について説明する。
予備放電パルス5が走査電極に印加されることにより、
前回実行されたSF(以下、前SFと呼ぶ)での発光状
況によって形成された前SFの最終時点での壁電荷を消
去(リセット)して初期化する。これと同時に、全ての
画素を強制的に放電させ、その後の書込み放電を低い電
圧で発生させるためのプライミング効果を奏する。従っ
て、予備放電パルス5は、全ての画素を放電させるた
め、走査パルスや維持パルスよりも高い電圧に設定され
る。
【0008】図10では、予備放電パルス5を1回のみ
印加しているが、前SFの状態をリセットする維持消去
パルスを印加した後に、プライミングパルスを印加して
全画素を放電させてプライミング効果を得るように、2
つの役割を分離してパルスを印加する場合もある。この
場合、維持消去パルスは1回とは限らず、異なるパルス
を複数回印加することもある。また、プライミング効果
は必ずしも毎回のSFで必要な訳ではなく、数回のSF
に1回のみプライミングパルスを印加する駆動方法も知
られている。
【0009】プライミングパルスは、表示と無関係に全
画素を発光させるので、プライミングパルスの印加回数
を減らすことにより、黒表示時の輝度を低く抑えること
ができる。図10に示す例のように、予備放電パルス5
を印加する場合には、全画素を強制的に放電させるプラ
イミング効果を数回のSFに1度生じさせるために、同
図に記載されない他のSFにおける予備放電パルス5の
電位を低減し、リセットの役割だけを担う構成とするこ
ともある。この際に、リセットを確実に行うため、予備
放電パルス5に代えて、異なるパルスを複数回印加する
こともできる。
【0010】次いで、予備放電消去パルス6を印加する
ことにより、予備放電によって形成された白色誘電体層
上の壁電荷を消去又は適正な量に制御する。図10の例
では、予備放電消去パルス6は1回のみ印加されるが、
パルスの役割を確実に行い、面内ばらつきを抑え、或い
は、表示の負荷変動に対応するために、複数のパルスを
印加し、或いは、他の電極にも印加する。
【0011】走査期間3では、S1〜Snの走査電極に走
査パルス7が順次に印加される。走査パルス7に合わせ
て、D1〜Dnのデータ電極に、表示パターンに対応した
データパルス8が印加される。データパルス8が印加さ
れる画素では、走査電極とデータ電極との間に高い電圧
が与えられて書込み放電が発生するため、走査電極側に
大きな正の壁電荷が形成され、データ電極側に負の壁電
荷が形成される。一方、データパルス8が印加されない
画素では、印加電圧が低くなるので放電が発生せず、壁
電荷の状況は変化しない。このように、データパルス8
の有無により、2種類の壁電荷の状況を作り出すことが
できる。図中のデータパルス8の斜線は、表示データに
よってデータパルス8の有無が変わることを意味する。
【0012】走査パルス7の全ラインへの印加が終了す
ると維持期間4に移行し、維持パルス9が、全走査電極
と全共通電極とに交互に印加される。維持パルス9の電
圧値は、それ自身の電圧では放電が開始しない電圧に設
定される。従って、書込み放電が発生していない画素で
は壁電荷が少ないため、維持パルスが印加されても放電
は発生しない。一方、書込み放電が発生した画素では、
走査電極側に大きな正の壁電荷が存在するため、この正
の壁電荷が、共通電極に印加される初めの負の維持パル
ス(以下、第1維持パルスと呼ぶ)に重畳し、放電開始
電圧以上の電圧が面放電空間に印加されて維持放電が発
生する。この放電により、走査電極側には負の壁電荷が
蓄積され、共通電極側には正の壁電荷が蓄積される。
【0013】次いで、第1維持パルスに続く維持パルス
(以下、第2維持パルスと呼ぶ)が走査電極側に印加さ
れると、上記壁電荷が重畳することによって維持放電が
ここでも発生し、第1維持パルスとは逆極性の壁電荷
が、走査電極側と共通電極側とに蓄積される。これ以降
も、同様の原理で放電が持続的に発生する。つまり、x
回目の維持放電で発生した壁電荷による電位差が、x+
1回目の維持パルスに重畳することによって維持放電が
持続する。この維持放電の持続回数によって発光量が決
定される。階調表示を行う場合に、1画面の画像情報を
表示する期間である1フィールドは、複数のSFから構
成される。各SFの維持パルス数を変更し、各SFを点
灯させるか非点灯にするかによって階調表示を行うこと
ができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成で
は、正の第1維持パルスが走査電極に印加されるときに
データ電極が接地電位(ほぼ0V)になっているので、
書込み放電によって発生した走査電極上の正の壁電荷と
データ電極上の負の壁電荷とが重畳し、大きな電位差が
走査電極と共通電極との間の面放電空間に印加される。
このため、対向放電空間に印加される電圧が、走査電極
と共通電極間の面放電空間に印加される電圧よりも高く
なり、維持放電よりも先に対向放電が発生する。これに
より、走査電極上に壁電荷が形成され、走査電極と共通
電極との電位差が低くなって、維持放電が発生せず点灯
しない場合がある。この場合には、前SFの点灯又は非
点灯の状態を完全にリセットすることが難しく、その影
響が残存することによって、誤灯や誤消灯が前SFの状
況により発生する。
【0015】本発明は、上記に鑑み、書込み放電を生じ
た表示セルを維持期間の開始時点で確実に維持放電に移
行させ、前回実行されたサブフィールドにおける点灯状
況を予備放電期間中に確実にリセットすることができる
プラズマディスプレイパネルの駆動方法を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプラズマディスプレイパネルの駆動方法
は、相互に対向する第1及び第2基板と、前記第1基板
上に行方向に配設された複数の走査電極及び共通電極
と、前記第2基板上に列方向に配設された複数のデータ
電極と、前記走査電極及び共通電極と前記データ電極と
の各交差部分に配設された表示セルとを備え、走査期間
では前記走査電極及びデータ電極に夫々走査パルス及び
データパルスを印加することによって書込み放電を行
い、維持期間では前記走査電極及び共通電極に夫々維持
パルスを印加することによって維持放電を行って前記表
示セルを発光させるプラズマディスプレイパネルの駆動
方法において、前記維持期間で最初の維持パルスを印加
する際に、前記走査電極とデータ電極との間の対向放電
空間に印加する電圧を、前記走査電極と共通電極との間
の面放電空間に印加する電圧よりも低く設定することを
特徴とする。
【0017】一般に、放電における電圧の印加から開始
までの遅れ時間は、低い電圧が印加された場合よりも高
い電圧が印加された場合の方が短い。本発明のプラズマ
ディスプレイパネルの駆動方法では、維持期間の開始時
に、走査電極とデータ電極間の対向放電空間に印加され
る電圧が走査電極と共通電極間の面放電空間に印加され
る電圧よりも低くなるので、走査電極と共通電極間の面
放電空間で先に放電を発生させることができる。これに
より、書込み放電が発生した表示セルを最初の維持パル
スで確実に維持放電に移行させることができ、維持放電
に移行しないことによる画素欠陥を確実に防止し、前回
のサブフィールドの点灯状況を確実にリセットできる。
更に、動作駆動の走査パルス電圧や維持パルス電圧等の
駆動マージンが十分に確保できるので、従来は周囲の表
示セルの発光/非発光の影響を受けて発生した表示セル
の誤点灯や誤消灯を、走査パルス電圧や維持パルス電圧
が多少変化した場合においても確実に防止できる。
【0018】ここで、前記最初の維持パルスの印加時に
おける前記データ電極の電位が前記データパルスの電位
とほぼ等しく、前記最初の維持パルスの印加後における
前記データ電極の電位が接地電位に設定され、前記走査
電極及び共通電極に印加される前記最初の維持パルスの
夫々が正極性パルス及び負極性パルスから成り、前記最
初の維持パルスに後続する維持パルスが、相互に逆位相
の負極性パルス及び正極性パルスとして前記走査電極及
び共通電極に交互に印加されることが好ましい。
【0019】これにより、走査電極に印加される最初の
維持パルスの電位と、この印加時におけるデータ電極の
電位との間の電位差を従来に比して低く設定できる。こ
のため、書込み放電時に発生したデータ電極上の壁電荷
を消滅させ、書込み放電が発生した表示セルを最初の維
持パルスで確実に維持放電に移行させることができる。
また、維持期間中にデータ電極上の壁電荷量を適正量に
し、次のSFの予備放電期間中には、走査電極と維持電
極上の壁電荷のみを放電によって適正量に調節すること
ができる。更に、例えば、書込み時にデータパルスが印
加されない際の電位を0Vとするとき、データドライバ
では、データパルス電位と0Vとの2値が必要になる
が、最初の維持パルスの印加後のデータ電極の電位が接
地電位(0V)であるので、新たな電位を設定すること
なく2値データドライバで駆動することができる。
【0020】或いは、上記に代えて、前記最初の維持パ
ルスの印加時における前記データ電極の電位が前記デー
タパルスの電位とほぼ等しく、前記最初の維持パルスの
印加後における前記データ電極の電位が接地電位に設定
され、前記走査電極及び共通電極に印加される前記最初
の維持パルスの夫々が正極性パルス及び負極性パルスか
ら成り、前記最初の維持パルスに後続する維持パルス
が、相互に逆位相の正極性パルスとして前記走査電極及
び共通電極に交互に印加されることがが好ましい。この
場合にも、走査電極に印加される最初の維持パルスの電
位と、この印加時におけるデータ電極の電位との間の電
位差を従来に比して低く設定することができる。
【0021】或いは、上記に代えて、前記データ電極の
電位が前記維持期間の全域で接地電位に設定され、前記
走査電極及び共通電極に印加される前記最初の維持パル
スの夫々が接地電位のパルス及び負極性パルスから成
り、前記最初の維持パルスに後続する維持パルスが、相
互に逆位相の負極性パルス及び正極性パルスとして前記
走査電極及び共通電極に交互に印加されることが好まし
い。これによっても、走査電極に印加される最初の維持
パルスの電位と、この印加時におけるデータ電極の電位
との間の電位差を従来に比して低く設定できる。
【0022】或いは、上記に代えて、前記データ電極の
電位が前記維持期間の全域で前記データパルスの電位と
ほぼ等しく設定され、前記走査電極及び共通電極に印加
される前記最初の維持パルスの夫々が正極性パルス及び
負極性パルスから成り、前記最初の維持パルスに後続す
る維持パルスが、相互に逆位相の正極性パルスとして前
記走査電極及び共通電極に交互に印加されることが好ま
しい。この場合にも、走査電極に印加される最初の維持
パルスの電位と、この印加時におけるデータ電極の電位
との間の電位差を従来に比して低く設定できる。
【0023】或いは、上記に代えて、前記データ電極の
電位が前記維持期間の全域で接地電位に設定され、前記
走査電極に印加される前記最初の維持パルスが、該最初
の維持パルスの期間中接地電位に維持され、前記共通電
極に印加される前記最初の維持パルスが負極性パルスか
ら成り、前記最初の維持パルスに後続する維持パルス
が、相互に逆位相の正極性パルスとして前記走査電極及
び共通電極に交互に印加されることが好ましい。これに
よっても、走査電極に印加される最初の維持パルスの電
位と、この印加時におけるデータ電極の電位との間の電
位差を従来に比して低く設定できる。
【0024】或いは、上記に代えて、前記最初の維持パ
ルスの印加時における前記データ電極の電位が接地電位
に、前記最初の維持パルスの印加後における前記データ
電極の電位が前記データパルスの電位とほぼ等しく設定
され、前記走査電極に印加される前記最初の維持パルス
が、該最初の維持パルスの期間中接地電位に維持され、
前記共通電極に印加される前記最初の維持パルスが負極
性パルスから成り、前記最初の維持パルスに後続する維
持パルスが、相互に逆位相の正極性パルスとして前記走
査電極及び共通電極に交互に印加されることが好まし
い。この場合にも、走査電極に印加される最初の維持パ
ルスの電位と、この印加時におけるデータ電極の電位と
の間の電位差を従来に比して低く設定できる。
【0025】或いは、上記に代えて、前記データ電極の
電位が前記維持期間の全域で前記データパルスの電位と
ほぼ等しく設定され、前記走査電極に印加される前記最
初の維持パルスが、該最初の維持パルスの期間中接地電
位に維持され、前記共通電極に印加される前記最初の維
持パルスが負極性パルスから成り、前記最初の維持パル
スに後続する維持パルスが、相互に逆位相の正極性パル
スとして前記走査電極及び共通電極に交互に印加される
ことが好ましい。この場合にも、走査電極に印加される
最初の維持パルスの電位と、この印加時におけるデータ
電極の電位との間の電位差を従来に比して低く設定でき
る。
【0026】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明を更に詳細
に説明する。図1は、本発明の適用が可能な一般的なP
DPにおける表示セルの基本構造を示す断面図である。
表示セルは、相互に対向する絶縁性の前面基板20及び
背面基板21と、双方の基板20、21間に配設された
複数の走査電極22と、共通電極(維持電極)23及び
データ電極29と、走査電極22、共通電極23及びデ
ータ電極29の各交差部分に行列状に配設された表示セ
ルとを有する。
【0027】前面基板20としてガラス基板等が用いら
れ、走査電極22と共通電極23とが所定のピッチで配
設されている。これらの上には、透明誘電体層24と、
透明誘電体層24を放電から保護するMgO等から成る
保護層25とが形成される。一方、背面基板21として
ガラス基板等が用いられ、データ電極29が走査電極2
2や共通電極23と直交するように設けられる。データ
電極29上には、白色誘電体層28及び蛍光体層27が
配設される。2枚のガラス基板(20、21)の間に
は、所定の間隔を隔てて隔壁が紙面に平行に形成され
る。
【0028】隔壁は、対向放電空間26を確保すると共
に表示セルを区切る役割を果たしている。対向放電空間
26内には、放電ガスとしてHe、Ne、Xe等の混合
ガスが封入されている。このような構造が記載される文
献としては、ソサエティ・フォー・インフォメーション
・ディスプレイ98ダイジェスト、279頁〜281
頁、1998年5月(SID 98 DIGEST,p279-281,May,199
8)がある。
【0029】図2は、本発明の適用が可能な一般的な3
電極AC型PDPを示す平面図である。走査電極22の
Si及び共通電極23のCi(i=1〜m)と、データ
電極29のDj(j=1〜n)との各交差部分に、表示
セル31が行列状に配設されている。図中の30はディ
スプレイ表示画面を示す。
【0030】図3は、本発明の第1実施形態例における
3電極AC型PDPの走査維持分離型の駆動波形の一例
を示すタイミングチャートである。同図中、予備放電期
間2及び走査期間3は図10と同様である。本実施形態
例では、予備放電パルス5の電圧が約−200V、パル
ス幅が約4〜6μsecに夫々設定され、予備放電パル
ス5に後続する予備放電消去パルス6が積分波形(なま
り波形)に設定される。また、予備放電消去パルス6に
おける最終電圧が約160〜180Vに設定されてい
る。
【0031】走査期間3では、約50〜90V程度の走
査バイアスパルスが、この期間中、走査電極22に印加
されている。走査パルス7は、約170V〜190Vと
され、走査電極22におけるS1からSnに向かって順
次に印加される。走査パルス7のパルス幅は、約2.0
〜3.0μsecに設定される。また、走査パルス7に同
期して、映像信号に対応したデータパルス8を印加す
る。データパルス8の電位が約60〜80Vに設定され
る。走査電極22におけるSnまでの全走査パルス7の
印加が終了してから維持期間4に移行する。
【0032】維持期間4では、第1維持パルス9aの印
加時におけるデータ電極29の電位がデータパルス8の
電位と同じデータバイアス電圧10とされ、第1維持パ
ルス9aの印加後におけるデータ電極29の電位が接地
電位に設定される。また、走査電極22及び共通電極2
3に印加される第1維持パルス9aの夫々が正極性パル
ス及び負極性パルスから成り、第1維持パルス9aに後
続する維持パルス9が、相互に逆位相の負極性パルス及
び正極性パルスとして走査電極22及び共通電極23に
交互に印加される。走査電極22及び共通電極23に夫
々印加される第1維持パルスを含む維持パルス9は、同
じ極性に向いた際の電圧が全て同じに設定され、維持パ
ルス9の一方の極性における電圧の絶対値は約75〜9
0Vに設定されている。
【0033】ここで、本実施形態例におけるPDPの動
作について説明する。予備放電期間2及び走査期間3に
おける動作は、図10と同様であるのでその説明は省略
する。
【0034】まず、走査期間3の終了後に維持期間4に
移行する際の動作について説明する。非点灯の画素で
は、走査期間3内でデータパルス8が印加されていない
ので、書込み放電が発生せず、いずれの電極上でも壁電
荷は形成されない。この状態で維持期間4に移行して
も、維持パルス9が、それ自体の電圧では放電を生じな
い電圧で印加されるので、放電は発生せず、画素は非点
灯となる。
【0035】一方、点灯される画素では、走査パルス7
の印加時にデータパルス8が印加されているために書込
み放電が発生し、走査電極22上に正の壁電荷が発生
し、データ電極29上に負の壁電荷が形成される。これ
らの壁電荷によって形成される電位差は、概略的には走
査パルス7とデータパルス8の各電荷量の和から、走査
パルス7の終了時に発生する2次放電分の電荷量を減じ
たものであり、約200〜250Vである。従って、容
量の関係などでも若干異なるが、第1維持パルスの印加
時に、走査電極22とデータ電極29間の対向放電空間
26(図8)に印加される電圧は、約195〜280V
となる。一方、走査電極22と共通電極23間の面放電
空間では、維持パルス9による電位差である約150〜
180Vに、走査電極22及び共通電極23上に形成さ
れた壁電荷電位が重畳する。
【0036】いま、共通電極23上では予備放電期間2
中に殆ど壁電荷が消去されているので、実質的には走査
電極22上の壁電荷量だけが重畳する。書込み放電は、
表示セル31内でデータ電極29上に広がると考えら
れ、走査電極22上に形成される壁電荷による電位は、
走査パルス7とデータパルス8との電位差の2/3以上
であると考えられる。従って、130V以上の壁電荷電
圧が形成されていることになり、走査電極22と共通電
極23間の面放電空間に印加される電圧は、最低でも1
50+130=280[V]以上となる。
【0037】放電は、電圧が印加されてから開始するま
でに遅れ時間をもち、この遅れ時間は、印加電圧に依存
し、高い電圧が印加された場合の方が短い。従って、本
実施形態例では、走査電極22と共通電極23間で先に
面放電を確実に発生させることができる。走査電極22
とデータ電極23間における対向放電は、遅れ時間の差
の程度や、放電による壁電荷の形成スピードにも依存し
て、発生するか否かが決定される。しかし、本実施形態
例では、走査電極22と共通電極23間における面放電
は上記理由により確実に発生する。ひとたび面放電が発
生すれば、大凡維持パルス9による電位差分の壁電荷電
位が形成されるので、それ以降の維持パルス9では、壁
電荷の重畳によって、維持パルス9によって形成される
電位差の約2倍の電位差が印加される。これにより、維
持期間4内で維持放電が確実に継続される。
【0038】以上のように、本実施形態例によれば、第
1維持パルスの印加時に面放電を確実に発生させること
ができ、維持放電に移行しないことによる画素欠陥を確
実に防止することができる。また、第1維持パルスに後
続する第2維持パルス以降では、データ電極29の電位
(10)が、走査電極22と共通電極23との中間値、
つまりほぼ0V(接地電位)に設定される。このため、
維持放電が発生した際に、荷電粒子の吸着によって、書
込み放電時に発生したデータ電極29上の壁電荷が消滅
する。データ電極29上の壁電荷が維持期間4で書き込
み前の状態になるので、次回のSFにおける予備放電期
間2における壁電荷のリセットは、走査電極22と共通
電極23間でのみ行うことができる。これにより、リセ
ットに要するパルス数を従来に比して減少させることが
できる。
【0039】次に、本発明の第2実施形態例について説
明する。図4は、本実施形態例における各駆動波形を示
すタイミングチャートである。本実施形態例及びこれ以
降の実施形態例においては、予備放電期間2及び走査期
間3における制御は第1実施形態例と同様であり、維持
期間4における夫々のパルス制御に特徴を有する。
【0040】本実施形態例では、第1維持パルス9aは
第1実施形態例と同様に、走査電極22及び共通電極2
3に印加される夫々が正極性パルス及び負極性パルスか
ら成り、確実に維持放電が発生する等の効果が得られ
る。第2維持パルス以降の維持パルス9は、第1実施形
態例とは異なり、相互に逆位相の正極性パルスとして走
査電極22及び共通電極23に交互に印加される。第2
維持パルス以降の維持パルス9の電圧の絶対値は、第1
実施形態例における両極性パルスの電位差と同じに設定
される。
【0041】維持期間4では、第1維持パルス9aの印
加時におけるデータ電極29の電位、及び第2維持パル
ス以降のデータ電極29の電位が、第1実施形態例と同
様に設定されている。これにより、第2維持パルス以降
のデータ電極29は、走査電極22及び共通電極23よ
りも低い電位、又は両電極22及び23と同じ電位にな
る。従って、維持期間4の終了時には、荷電粒子の吸着
によって、データ電極29上に正の壁電荷が形成され
る。この正の壁電荷が、次回のSFの走査期間3まで残
存するので、書込み放電時にデータパルス8に重畳して
書込み放電を確実に発生させることができる。
【0042】次に、本発明の第3実施形態例について説
明する。図5は、本実施形態例における各駆動波形を示
すタイミングチャートである。
【0043】本実施形態例では、維持期間4における第
2維持パルス以降は第1実施形態例と同様であるが、共
通電極23への第1維持パルス9aは第1実施形態例よ
りも低い約−150〜−180Vの負極性パルスとして
印加される。この際に、走査電極23及びデータ電極2
9の双方を接地電位にするため、双方の電極23と29
間の対向放電空間26には、書込み放電とその2次放電
とによって形成された壁電荷量である約200〜250
Vの電圧が印加される。一方、走査電極22と共通電極
23間の面放電空間26には、書込み放電時に走査電極
22上に形成された壁電荷電位の前記約130Vと、維
持パルス電圧の約150〜180Vとの和により、28
0V以上の電圧が印加されることになる。これにより、
走査電極22と共通電極23間における面放電が必ず先
に開始されるので、対向放電は発生しない。このため、
第1実施形態例と同様に、面放電に確実に移行すること
ができる。
【0044】次に、本発明の第4実施形態例について説
明する。図6は、本実施形態例における各駆動波形を示
すタイミングチャートである。
【0045】本実施形態例では、データ電極29の電位
が維持期間4の全域でデータパルス8の電位と同じ電位
(10)にバイアスされるが、第1維持パルス9a及び
第2維持パルス以降の維持パルス9が第2実施形態例と
同様に設定される。これにより、データ電極29の電位
が走査電極22と共通電極23との間の値になるので、
維持期間4の終了時にデータ電極29上の壁電荷をほぼ
0Vにすることができる。これにより、次回のSFにお
ける予備放電期間2における壁電荷のリセットを走査電
極22と共通電極23間で、少ないパルス数で行うこと
ができる。
【0046】次に、本発明の第5実施形態例について説
明する。図7は、本実施形態例における各駆動波形を示
すタイミングチャートである。
【0047】本実施形態例では、走査電極22に印加さ
れる第1維持パルスは、第1維持パルスの期間中接地電
位に維持され、共通電極23に印加される第1維持パル
スは負極性パルスから成る。走査電極22及び共通電極
23への各第1維持パルス9aは、第4実施形態例にお
ける各第1維持パルス9aよりも低い電圧に設定され
る。また、データ電極29の電位は、維持期間4の全域
で接地電位に設定される。本実施形態例では更に、第2
維持パルス以降の維持パルス9が第4実施形態例と同様
に設定される。これにより、走査電極22に印加される
第1維持パルス9aと、このときのデータ電極29との
間の電位差が従来に比して低くなるので、第1実施形態
例と同様の効果を得ることができる。
【0048】次に、本発明の第6実施形態例について説
明する。図8は、本実施形態例における各駆動波形を示
すタイミングチャートである。
【0049】本実施形態例では、第1維持パルス9a及
び第2維持パルス以降の維持パルス9が全て第5実施形
態例と同様に設定されているが、第1維持パルス9aの
出力時でのデータ電極29の電位が接地電位(略0V)
に設定され、これに後続するデータ電極29の電位がデ
ータパルス8の電位と同じ電位(10)に設定される。
これにより、走査電極22に印加される第1維持パルス
9aと、このときのデータ電極29との間の電位差が従
来よりも低くなるので、第1実施形態例と同様の効果を
得ることができる。
【0050】次に、本発明の第7実施形態例について説
明する。図9は、本実施形態例における各駆動波形を示
すタイミングチャートである。
【0051】本実施形態例では、第1維持パルス9a出
力時のデータ電極29の電位がデータパルス8の電位と
同じに設定される点以外は第6実施形態例と同様であ
る。共通電極23に印加される第1維持パルス9aは負
極性パルスから成り、約−150V〜−180Vに設定
される。データ電極29の電位は、維持期間4の全域で
データパルス8の電位と同じ(例えば約60〜80V)
に設定される。書込み放電時には、この放電によって走
査電極22及びデータ電極23上に形成される壁電荷の
電圧合計が約200〜250Vであり、電極22と23
間の電位差が、データバイアス電圧10に対応する分と
して約60〜80Vになる。この場合、壁電荷の電圧合
計と電極22、23間の電位差とは相互に逆極性を有す
るので、対向放電空間26に印加される電圧は約140
〜170Vとなる。これに対し、面放電側には、例えば
第3実施形態例と同様に280V以上の電圧が印加され
るので、面放電に確実に移行することができる。
【0052】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動方法は、上記実施形態例の構成にのみ限定され
るものではなく、上記実施形態例の構成から種々の修正
及び変更を施したプラズマディスプレイパネルの駆動方
法も、本発明の範囲に含まれる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラズマ
ディスプレイパネルの駆動方法によると、書込み放電を
生じた表示セルを維持期間の開始時点で確実に維持放電
に移行させ、前回実行されたサブフィールドにおける点
灯状況を予備放電期間中に確実にリセットすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用が可能な3電極AC型プラズマデ
ィスプレイパネルにおける表示セル構造を示す断面図で
ある。
【図2】本発明の適用が可能な3電極AC型プラズマデ
ィスプレイパネルを示す平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態例における1サブフィー
ルドの各駆動波形を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態例における1サブフィー
ルドの各駆動波形を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の第3実施形態例における1サブフィー
ルドの各駆動波形示す示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の第4実施形態例における1サブフィー
ルドの各駆動波形示す示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の第5実施形態例における1サブフィー
ルドの各駆動波形示す示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の第6実施形態例における1サブフィー
ルドの各駆動波形示す示すタイミングチャートである。
【図9】本発明の第7実施形態例における1サブフィー
ルドの各駆動波形示す示すタイミングチャートである。
【図10】一般的な3電極AC型プラズマディスプレイ
パネルの1サブフィールドの駆動波形示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1:1サブフィールド 2:予備放電期間 3:走査期間 4:維持期間 5:予備放電パルス 6:予備放電消去パルス 7:走査パルス 8:データパルス 9:維持パルス 10:データバイアスパルス 20:前面基板 21:背面基板 22:走査電極 23:共通電極 24:透明誘電体層 25:保護層 26:対向放電空間 27:蛍光体層 28:白色誘電体層 29:データ電極 30:ディスプレイ表示画面 31:表示セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/28 G09G 3/20 624

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に対向する第1及び第2基板と、前
    記第1基板上に行方向に配設された複数の走査電極及び
    共通電極と、前記第2基板上に列方向に配設された複数
    のデータ電極と、前記走査電極及び共通電極と前記デー
    タ電極との各交差部分に配設された表示セルとを備え、
    走査期間では前記走査電極及びデータ電極に夫々走査パ
    ルス及びデータパルスを印加することによって書込み放
    電を行い、維持期間では前記走査電極及び共通電極に夫
    々維持パルスを印加することによって維持放電を行って
    前記表示セルを発光させるプラズマディスプレイパネル
    の駆動方法において、 前記維持期間で最初の維持パルスを印加する際に、前記
    走査電極とデータ電極との間の対向放電空間に印加され
    る、前記走査電極と前記データ電極に外部から印加され
    る電圧と、前記走査電極と前記データ電極上の誘電体層
    上に蓄積された壁電荷による壁電圧との総和を、前記走
    査電極と共通電極との間の面放電空間に印加される、前
    記走査電極と前記共通電極に外部から印加される電圧
    と、前記走査電極と前記共通電極上の誘電体層上に蓄積
    された壁電荷による壁電圧との総和よりも低く設定する
    ことを特徴とするプラズマディスプレイの駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記最初の維持パルスの印加時における
    前記データ電極の電位が前記データパルスの電位とほぼ
    等しく、前記最初の維持パルスの印加後における前記デ
    ータ電極の電位が接地電位に設定され、 前記走査電極及び共通電極に印加される前記最初の維持
    パルスの夫々が正極性パルス及び負極性パルスから成
    り、 前記最初の維持パルスに後続する維持パルスが、相互に
    逆位相の負極性パルス及び正極性パルスとして前記走査
    電極及び共通電極に交互に印加されることを特徴とする
    請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方
    法。
  3. 【請求項3】 前記最初の維持パルスの印加時における
    前記データ電極の電位が前記データパルスの電位とほぼ
    等しく、前記最初の維持パルスの印加後における前記デ
    ータ電極の電位が接地電位に設定され、 前記走査電極及び共通電極に印加される前記最初の維持
    パルスの夫々が正極性パルス及び負極性パルスから成
    り、 前記最初の維持パルスに後続する維持パルスが、相互に
    逆位相の正極性パルスとして前記走査電極及び共通電極
    に交互に印加されることを特徴とする請求項1に記載の
    プラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記データ電極の電位が前記維持期間の
    全域で接地電位に設定され、 前記走査電極及び共通電極に印加される前記最初の維持
    パルスの夫々が接地電位のパルス及び負極性パルスから
    成り、 前記最初の維持パルスに後続する維持パルスが、相互に
    逆位相の負極性パルス及び正極性パルスとして前記走査
    電極及び共通電極に交互に印加されることを特徴とする
    請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方
    法。
  5. 【請求項5】 前記データ電極の電位が前記維持期間の
    全域で前記データパルスの電位とほぼ等しく設定され、 前記走査電極及び共通電極に印加される前記最初の維持
    パルスの夫々が正極性パルス及び負極性パルスから成
    り、 前記最初の維持パルスに後続する維持パルスが、相互に
    逆位相の正極性パルスとして前記走査電極及び共通電極
    に交互に印加されることを特徴とする請求項1に記載の
    プラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  6. 【請求項6】 前記データ電極の電位が前記維持期間の
    全域で接地電位に設定され、 前記走査電極に印加される前記最初の維持パルスが、該
    最初の維持パルスの期間中接地電位に維持され、 前記共通電極に印加される前記最初の維持パルスが負極
    性パルスから成り、 前記最初の維持パルスに後続する維持パルスが、相互に
    逆位相の正極性パルスとして前記走査電極及び共通電極
    に交互に印加されることを特徴とする請求項1に記載の
    プラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  7. 【請求項7】 前記最初の維持パルスの印加時における
    前記データ電極の電位が接地電位に、前記最初の維持パ
    ルスの印加後における前記データ電極の電位が前記デー
    タパルスの電位とほぼ等しく設定され、 前記走査電極に印加される前記最初の維持パルスが、該
    最初の維持パルスの期間中接地電位に維持され、 前記共通電極に印加される前記最初の維持パルスが負極
    性パルスから成り、 前記最初の維持パルスに後続する維持パルスが、相互に
    逆位相の正極性パルスとして前記走査電極及び共通電極
    に交互に印加されることを特徴とする請求項1に記載の
    プラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  8. 【請求項8】 前記データ電極の電位が前記維持期間の
    全域で前記データパルスの電位とほぼ等しく設定され、 前記走査電極に印加される前記最初の維持パルスが、該
    最初の維持パルスの期間中接地電位に維持され、 前記共通電極に印加される前記最初の維持パルスが負極
    性パルスから成り、 前記最初の維持パルスに後続する維持パルスが、相互に
    逆位相の正極性パルスとして前記走査電極及び共通電極
    に交互に印加されることを特徴とする請求項1に記載の
    プラズマディスプレイパネルの駆動方法。
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