JP3328789B2 - 高炉大樋解体装置及び高炉大樋解体方法 - Google Patents

高炉大樋解体装置及び高炉大樋解体方法

Info

Publication number
JP3328789B2
JP3328789B2 JP30322293A JP30322293A JP3328789B2 JP 3328789 B2 JP3328789 B2 JP 3328789B2 JP 30322293 A JP30322293 A JP 30322293A JP 30322293 A JP30322293 A JP 30322293A JP 3328789 B2 JP3328789 B2 JP 3328789B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gutter
dismantling
refractory
blast furnace
cutting blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30322293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06200308A (ja
Inventor
靖彦 阿波
廉彦 山下
貴之 内田
和夫 木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittetsu Plant Designing Corp, Nippon Steel Corp filed Critical Nittetsu Plant Designing Corp
Priority to JP30322293A priority Critical patent/JP3328789B2/ja
Publication of JPH06200308A publication Critical patent/JPH06200308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3328789B2 publication Critical patent/JP3328789B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blast Furnaces (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融した銑鉄及びスラ
グが通過することによって劣化した樋の内面の耐火物を
補修する際に、耐火物を解体する樋耐火物解体装置及び
その解体方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高炉の大樋は、通常、20m程度の長さ
を有するが、この大樋には、高炉から出銑された高温に
溶融した銑鉄やスラグが流され、その内側に施工された
不定形耐火物に、銑鉄やスラグによる局部的な摩耗、化
学的劣化及び出銑樋の切り替えによる加熱と冷却の繰り
返し等による局部的な劣化が生じたり、不定形耐火物上
に残鉄が残留する。そのため、一般に、大樋1本当り1
月に1〜2回程度の割で、大樋の解体と不定形耐火物の
熱間補修が必要となる。
【0003】従来、この大樋の解体作業は、図17及び
図18に示すように行なわれていた。すなわち、まず、
図17に示すように、大樋50上に鋼鉄板51を設置
し、この鋼鉄板51上にバックホー52を設置する。こ
のバックホー52の先端にブレーカ53を取り付け、作
業員の操作により、大樋50の内面の不定形耐火物54
上に残留する残鉄塊や不定形耐火物54の劣化した表層
部分を厚みで平均100mm、最大で250mm程度破
砕する。こうして解体した屑は、図18に示すように、
バックホー52のブレーカ53をショベル55に取り替
え、ショベル55で屑を掻き出して、バケット56で排
出する。
【0004】ところが、この従来の大樋の解体作業は、
大樋の真上で作業員が行なう作業であるため、大樋の余
熱による高温雰囲気での作業であり、また、ブレーカ5
3を用いての解体であるため、相当に大きな振動・騒音
が発生するだけでなく、破砕の際に粉塵が発生し、悪環
境下での作業となる。
【0005】また、残鉄は、厚みで最大150mm(一
般に、100mm〜50mm)、幅で最大1000mm
あり、不定形耐火物に較べて靭性があるため、解体の能
率が悪く、大樋の解体作業全体の能率に大きく影響す
る。このような従来の大樋の解体作業は、通常、1日か
かりで作業要員は、6名必要としていた。
【0006】そこで、従来、大樋の解体作業の能率化と
作業環境の改善を図るべく、特開昭60−230926
号公報に記載されているように、樋耐火物の解体作業を
機械化する設備が提案されている。この設備は、ブレー
カ及び仕上げ用切削機を備えた台車が樋に沿って設けら
れたレール上をウインチによって走行できるようにした
構成であり、ブレーカで荒削りした後、切削機で仕上げ
削りすることによって、高温雰囲気での重筋作業の解消
を図っている。
【0007】また、高炉大樋の残鉄解体に関しては、特
公昭61−2722号公報や特公昭59−43703号
公報に記載される出銑用樋補修装置が提案され、この出
銑用樋補修装置では、出銑用樋の残鉄をカッターランス
により溝加工を行い、駆動アームと昇降装置により切断
を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
方法では、以下のような欠点があった。 (1)作業が炉前で行なわれるため、ブレーカを用いる
ことによる振動・騒音の発生、発塵の発生とともに、樋
真上での作業であるための余熱による高温雰囲気条件等
から極めて環境が劣悪である。
【0009】(2)解体のためのバックボーの搬入、ブ
レーカやショベルの着脱等の一連の機器の搬出等工程に
応じた機器の配置・段取り等の連携作業、ブレーカやシ
ョベルの操作において熟練・技量を要するため、作業要
員の確保が問題であった。
【0010】(3)機械化を行う場合でも、操作に技量
を必要とするし、高能率化を図る場合でも、大きな反力
に備えて装置が大型化する。
【0011】(4)残銑をカッターランスで切断する場
合には、溝加工の速度が遅く、能率が劣り、切断工具を
用いる場合でも工具寿命が短く交換作業で作業能率が劣
っていた。
【0012】(5)更にカッターランスでの残鉄の切断
は、切断時の溶融金属が切断溝に残り、残鉄を完全に切
断することができないとともに、残鉄と大樋の不定形耐
火物との接着強度が高く、カッターランスにより切断し
ただけでは、リフティングマグネットにより吸着運搬す
ることができず、残鉄解体作業上困難を伴なうという問
題があった。
【0013】(6)一方耐火物の解体においては、解体
された耐火物の大きさがバラバラでは、その解体屑の除
去作業が効率よく行えず、自動化も困難であった。
【0014】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、高炉大樋の解体作業を高炉床とは別の解体工
場で行い、粉塵等の発生を抑制しつつ、解体し、またこ
の解体作業を、人手を介することなく、自動化して、解
体作業の効率化、短縮化を図るとともに、高温、粉塵環
境下での解体作業から作業員を開放し、作業環境の改
善、省力化及び装置の小型化を行なうことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
樋を載置し樋長手方向に移動可能な樋移動部材と、樋を
跨ぐように配置された支持部材と、支持部材に樋に向か
ってほぼ鉛直に支持され、回転駆動体により回転し、少
なくとも樋の上下方向、及び幅方向に移動或は傾動可能
な切削部材とよりなる高炉の樋を炉床から取り外し樋の
耐火物を解体する大樋解体装置において、切削部材とし
て、破砕式の切刃を有する耐火物解体用の回転ドラムを
用い、該回転ドラムに有する破砕式の切刃を、回転ドラ
ムの回転にともない先端方向に向かうような螺旋状配置
としたことを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明は、破砕式の切刃を有
する回転ドラムを回転させ樋の耐火物を解体する高炉大
樋解体方法に於いて、耐火物と接する切刃の接線方向と
樋の相対移動方向とが一致するように、回転にともない
先端方向に向かう螺旋状配置とした破砕式の切刃を有す
る回転ドラムの回転方向及び樋の移動方向を選択し、樋
の解体を行うことを特徴とする。
【0017】請求項3記載の発明は、破砕式の切刃を有
する回転ドラムを回転させ樋の耐火物を解体する高炉大
樋解体方法に於いて、耐火物と接する切刃の接線方向が
樋底方向に向かうように、回転にともない先端方向に向
かう螺旋状配置とした破砕式の切刃を有する回転ドラム
の樋長手方向に傾斜角度と樋の移動方向を選択し、樋の
解体を行うことを特徴とする。
【0018】また請求項4記載の発明は、破砕式の切刃
を有する回転ドラムを回転させ樋の耐火物を解体する高
炉大樋解体方法に於いて、回転ドラムの耐火物解体側の
接線方向を樋の相対移動方向に一致させつつ、樋の解体
を行うに際し、耐火物と接する切刃の接線方向が樋底方
向に向かうように、回転ドラムの樋長手方向に傾斜角度
と樋の移動方向を選択し、樋の解体を行うことを併用し
つつ解体することを特徴とする。
【0019】
【作用】上記構成によれば、高炉大樋の解体作業を高炉
鋳床ではなく、解体工場で行うことより、粉塵等の発生
を抑制しつつ、解体することができ、またこの解体作業
を、人手を介することなく、自動化することができる。
その結果、解体作業の効率化、短縮化を図ることができ
るとともに、高温、粉塵環境下での解体作業から作業員
を開放し、作業環境の改善、省力化及び装置の小型化を
行なうことができる。また、樋を跨るように配置された
支持部材に、樋に向かってほぼ鉛直に支持された状態
で、かつ回転駆動体により回転可能な回転ドラムは、少
なくとも樋の上下方向、幅方向に移動或は傾動し可能で
あり、また樋は樋長手方向に移動可能な樋移動部材に載
置されており、樋を移動させつつ回転ドラムをさせ残銑
或いは耐火物を解体出来、効率的な解体作業が行える。
【0020】切削部材として、破砕式の切刃を有する耐
火物解体用の回転ドラムを用いると、この台車の移動等
にしたがって回転ドラム自体が回転しながら相対的に移
動する為、回転ドラムのに有する切刃によって樋の不定
型耐火物を効率よく破砕する。 なお回転駆動体を樋の
上下方向、幅方向に移動のみの他、樋の幅方向或いは長
手方向に傾動可能としておけば、樋の耐火物欠損状況に
応じて回転ドラムの向きを変更出来効率的な解体作業が
できる。
【0021】請求項1〜3に記載の発明によれば、回転
ドラムに有する破砕式の切刃を、回転ドラムの回転にと
もない先端方向に向かう螺旋状配置とする構成となって
いる。この回転ドラムを用いて不定形耐火物を解体する
と、回転ドラムに有する切刃が回転にしたがって、順次
回転ドラムの後端側の切刃から耐火物に当接し、小塊化
した耐火物の解体ができる。
【0022】即ち逆に回転ドラムの回転にともない後端
方向(高炉大樋の上方方向)に向かう螺旋状配置とする
構成の場合には、まず高炉大樋の上端部から離れた方向
に切刃が当接し、回転ドラムの回転により、次の切刃が
先に当接した切刃より樋の端部に近い位置に当接する。
一方、耐火物は衝撃で壊れやすく、一度切刃によって、
疵を付けられた耐火物は、疵を付けた位置より端部に近
い部分を切刃で衝撃を加えると最初に疵を付けた位置か
ら端部側が大きく割れて脱落し易い為、切刃が大樋の端
部近傍に当接する前に耐火物が大きな塊として樋から脱
落する。
【0023】しかし前記請求項1記載の螺旋の向きであ
れば、先の当接した切刃の少し内側(樋下方)に次の切
刃が当接することになり切刃間のピッチ部分のみ耐火物
が解体でき、耐火物の小塊化をすることが出来、その後
に行う解体物除去装置により解体作業が容易となる。
【0024】また、回転ドラムの回転方向が、回転ドラ
ムの耐火物解体側の接線方向と樋の相対移動方向とに一
致させつつ、樋の解体を行っている。従って切刃が耐火
物に接触してから離れるまで、解体力の働く方向が常に
耐火物内部方向にのみ加わり、樋の耐火物に余計な引張
応力が加わることがなく、回転ドラムの切刃で小塊の耐
火物の解体が可能となる。
【0025】即ち、逆方向に樋の解体を行うとする場合
には、回転ドラムの切刃は、耐火物に噛み込み当初の当
接は、接線方向から緩い角度で柔らかに耐火物にあたる
が、切刃が耐火物に噛込量が順次大きくなり、耐火物か
ら離れる位置で最大となる。また耐火物内に当接或いは
食い込んだ切刃は、接線方向に解体力が働く為、耐火物
を大樋から引剥がす方向、即ち外部方向に作用する為、
脆い耐火物は大塊で解体されることとなる。
【0026】これに対し、回転ドラムの耐火物解体側の
接線方向と樋の相対移動方向とに一致させた場合には、
逆に耐火物に当初の切刃は急角度に当接するが、解体力
が働く切刃の接線方向が、大樋の耐火物の内部方向であ
ることより、大きな塊として解体される可能性が低い。
また耐火物が大塊化して解体されても回転ドラムに巻き
込まれている間に次の切刃に接触し割られ、耐火物の小
塊化を進行させる。また切刃は耐火物から離れる位置で
は、耐火物との噛み込みが漸次少なくなっており、大樋
の耐火物に余計な応力が加わることが防止され、耐火物
を安定的に小塊化して解体が行える。しかも、樋の長手
方向に力成分がないため、樋の送りが安定する結果、安
定的に小塊化して解体が行える。
【0027】そして、請求項2,3記載に係る方法の発
明は、回転ドラムの耐火物解体側の接線方向を樋底方向
としている為、解体力が働く切刃の接線方向が、大樋の
耐火物が拘束される内部方向であることより、解体屑が
圧縮され大きな塊として解体される可能性が低く、また
耐火物が大塊化して解体されても回転ドラムに巻き込ま
れている間に次の切刃に接触し割られ、耐火物の小塊化
を進行させ解体屑が大塊化することが防止出来る。
【0028】請求項4記載に係る方法の発明は、高炉大
樋内面に生じている浸食による凹凸に対応した、回転ド
ラムの移動を行え効率的に解体出来る。
【0029】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。図1乃至図4は、
本発明の高炉大樋残鉄解体装置で残銑を処理する場合
に、切削部材ととしての残銑切断用ケーシングビットを
用いるときの実施例を示したものであり、図1は残銑切
断用ケーシングビットを取付けた時の斜視図であり、図
2は図1の実施例の装置部分の正面図、図3は残銑切断
用ケーシングビット部の断面図、図4は残銑切断用ケー
シングビットの底面図である。
【0030】図1において、1は大樋であり、大樋1
は、金物2の内側に耐火煉瓦が積まれ、さらにその内側
に、例えばアルミナ及び炭化珪素を主成分とする不定形
耐火物3が施工されることにより、樋状に形成されてい
る。大樋1は、通常20m程度の長さを有し、大樋1に
は、高炉より出銑された高温に溶融した銑鉄やスラグが
流される。そのため、大樋1内面の不定形耐火物3に
は、銑鉄やスラグによる局部的な摩耗、化学的劣化及び
出銑孔の切り替えによる加熱と冷却の繰り返し等による
局部的な劣化が生じたりし、大樋1は、1月に1〜2回
程度の割で、解体作業や補修作業が必要となる。この解
体作業に於いて、大樋1の不定形耐火物3上に残鉄4が
残留する場合もあり、この場合にはこの残鉄4を処理す
る必要があり、残銑を取除き耐火物を除去する作業とな
る。
【0031】そこで、残銑4の取除き作業についてのべ
る。高炉鋳床から取り外した大樋1を走行レール5上を
移動可能な台車6に載置し、台車6に載置している大樋
1を跨ぐように支持部材7が配置されている。支持部材
7は、左右一対の逆V字形の柱部材8と該一対の柱部材
8を連結するアーム9で構成されており、アーム9には
移動体10が設けられ、油圧シリンダー11等適宜手段
で樋の幅方向に移動可能となっている。
【0032】前記移動体10には回転駆動体12が設け
られており、この回転駆動体12は、ブーム13を介し
残銑切断用ケーシングビット14を回転可能としてい
る。なおブーム13は、ケーシングビット14が回転し
た状態で制御装置からの信号によって上下方向に伸縮可
能となっている。また、台車6の移動は、台車6にモー
タ及び減速機を取り付けた自走方式或は別の場所に駆動
装置を設けて台車6を牽引する方式の何れでもよい。
【0033】本実施例は上述のように構成し、台車6上
に載置している大樋1の残銑4の部分を支持部材7の下
方に移動させた後、油圧シリンダー11を作動させ移動
体10を移動させ残銑切断用ケーシングビット14を残
銑4の真上に位置させる。つぎに回転駆動体12を駆動
させながら、ブーム13を伸長させ残銑を切断する。
このようにして、1つの切断溝15の形成を完了する
と、回転駆動体12によるケーシングビット14の回転
を停止し、ブーム13によりケーシングビット14を残
鉄4の表面から少し離れる位置まで上昇させる。この状
態で、残鉄4の大樋1の幅方向の長さを考慮して、移動
体10及び台車6の移動させ、次に切断溝15を形成す
る位置にケーシングビット14を移動させ、以下ブーム
13を伸長させながら回転ドラム18を回転し切断を行
う。
【0034】また、切断間隔は、残鉄4の厚さが厚いと
ころでは、切断溝15を密集させて形成し、残鉄4の厚
さが薄いところでは、切断溝15を粗く形成する。例え
ば大樋1内の残鉄4の大樋1の幅方向の長さは、通常7
00mmであり、ケーシングビット14の直径は、例え
ば600mmとした場合には、残鉄4の厚いところで
は、大樋1の長手方向に対して、切断溝15をその外周
部が少し重なるように、あるいは近接するように順次重
ねて形成することにより、切断した残鉄4を容易に剥離
することができ、粉塵の発生を抑制しつつ剥離・解体す
ることができる。
【0035】一般に知られているように、前記残銑切断
用ケーシングビット14による切断にさいし、ケーシン
グビット14が回転しながら残銑に一定の振動を与える
ので、残鉄4と大樋1の不定形耐火物3との接着力を弱
め、残鉄4を大樋1の不定形耐火物3から容易に剥離す
ることができる。
【0036】なお残銑の切断を終えた、大樋1は台車6
ごと、支持部材7から移動させて、図示しない衝撃リッ
パで残銑を耐火物から剥離させ、油圧ショベル、リフテ
ングマグネットにより大樋1の内底面がら排出する。
【0037】次に残銑切断用ケーシングビット14の真
下に切削部材載置台車16の所定位置となるように移動
させ、ブーム13を伸長させ、ケーシングビット14を
切削部材載置台車16に載せる。この後、図3、図4に
示す如く、ケーシングビット14の内底部に有するボル
ト17を切削部材載置台車16の底部等より適宜工具等
で外し、ケーシングビット14をブーム13から取り外
す。この後ブーム13を上昇させ完全にケーシングビッ
ト14からはずし、切削部材載置台車16を移動させ、
破砕式の切刃を有する耐火物解体用の回転ドラム18の
真上にブーム13を位置させる。次いでブーム13を伸
長させ、図9に示す如くブーム13先端を回転ドラム1
8の中央の取付孔内に装入しボルト17で固定し、ボル
ト17には回止用の線19が設けられている。なお前記
実施例では、ケーシングビット14或いは回転ドラム1
8の取付け取外を切削部材載置台車16に対し垂直に置
いているが、ブーム13を大樋1の長手方向に傾斜でき
る特性を利用してケーシングビット14等を傾けて載置
し、取付け取外し作業の効率化を図ってもよいことは当
然である。
【0038】次に、残銑処理後の不定型耐火物を解体す
る実施例を説明する。図5は回転ドラムを取付けた時の
斜視図であり、図6は図5の実施例の装置部分の正面
図、図7は図6の側面図、図8は高炉大樋解体装置本体
の第2の実施例の正面図、図9は同上の側面図、図10
は高炉大樋解体装置本体の第3の実施例の正面図、図1
1は同上の側面図、図12は同上の平面図、図13は回
転ドラムの正面図、図14は同上回転ドラムの断面図、
図15,図16は回転ドラムでの解体状態を示す説明図
で、それぞれ各図(a)は本発明に係る説明図、(b)
は参考説明図である。
【0039】耐火物の解体作業においては、前記残銑の
解体する場合の動作と同様に、切削部材である回転ドラ
ム18を大樋に対し、上下動及び大樋1の幅方向に移動
させる他、大樋1に対し長手方向及び幅方向に傾動させ
る動作を可能としている。即ち、図6に示す如く、傾動
用モータ20によりギャ等を介して回転駆動体12を傾
動させる。また大樋1の長手方向は、揺動用モータ21
を回動させ揺動させている。
【0040】なお、切削部材である回転ドラム18の切
削位置を大樋1に対し幅方向或いは長手方向に移動又は
傾動出来るものであれば良く、図8乃至図12に示す実
施例であっても良い。即ち、図8及び図9に示す実施例
では、支持部材7はアームの部分を回転可能な回転軸2
2としてこれを軸受23を介し柱部材8に回動可能な状
態で架設することにより構成する。また回転軸22に沿
って油圧シリンダ11で移動可能な状態で取り付けた移
動体10には、回転ドラム18を回転駆動する回転駆動
体12を取り付け、回転する回転ドラム18を樋長手方
向には、油圧シリンダ24で揺動させ、また樋幅方向に
は、油圧シリンダ25で傾動することにより樋1内面の
耐火物を解体するように構成している。
【0041】また図10乃至図12に示す実施例では、
高炉の鋳床から取り外された樋1が台車6に搭載されて
おり、この台車6上の樋1を跨るようにして一対のアー
ム9を柱部材8上端間に平行に架設して固定し、このア
ーム9に移動体10をスライド可能に取り付け、該移動
体10上に傾動フレーム26を前後の軸27,27によ
り傾動可能な状態で取り付け、該傾動フレーム26内に
回転駆動体12を左右の支軸28,28によって揺動可
能な状態で取り付けたものであり、回転駆動体12の駆
動により回転する回転ドラム18を樋長手方向に揺動し
たり、或は樋幅方向に移動或は傾動することにより樋1
内面の耐火物を解体するように構成している。この傾
動、移動或は揺動は、傾動用モータ29の駆動により傾
動フレーム26を形動することにより回転ドラム18を
樋幅方向に傾動させる。また揺動用モータ30、30の
駆動により樋長手方向に揺動させる。
【0042】次に回転ドラム18について述べる。この
回転ドラム18は、一般のトンネル掘削において硬岩の
破砕掘削に用いる工具と同様のものであり、寸法が大樋
1の形状にあわせるため若干異なる。ドラムは円錐台状
をしており、その表面に円錐型の所謂ラウンドビット或
はコニカルビットなどの破砕式切刃31が螺旋状に配置
されている。螺旋状の向きは、図13に示す如く回転ド
ラム18の回転にともない先端方向に向かう螺旋状配置
となっている。
【0043】また、この回転ドラム18は、前述した如
くボルト17等でブーム13の先端に固定されるが、形
状等は大樋1の断面形状に応じて、ドラムの径・高さ、
切刃31の数、切刃31の取り付け配置・角度が決めら
れる。切刃31はドラム表面にドラムのほぼ接戦方向
で、かつ回転方向に向かって取り付けられている。各切
刃31は超硬が一般であるが、円錐の軸回りに回転可能
な構造になっており、特殊な角度に傾けて取り付けられ
ているため掘削時に加工物との摩擦力によって連れ回る
ことになり、自己研磨できるように工夫されている。
【0044】次に耐火物の解体作業について述べる。台
車6を移動させ大樋1の一端部を回転ドラム18の下方
に移動させる。次いで回転ドラム18を回転させながら
ブーム13を伸長させ、油圧シリンダー11により移動
体10を移動させ、揺動用モータ20を作動させて回転
ドラム18周端面を大樋1の側壁に当接させ不定形耐火
物3の解体を開始する。この時台車6は、回転ドラム1
8により解体に伴って移動させる。
【0045】台車6の移動方向は、図15(a)に示す
如く、回転ドラム18の耐火物解体側の接線方向と一致
させる。これとは逆の方向の場合の図15(b)の如
く、回転ドラム18の耐火物解体側の接線方向Aと反対
方向Cに台車6を移動させた場合、回転ドラム18の切
刃31は、耐火物3に噛み込み当初の当接は、接線方向
から緩い角度で柔らかに耐火物3にあたるが、切刃31
が耐火物に噛込量が順次大きくなり、耐火物3から離れ
る位置で最大となる。また耐火物3内に当接或いは食い
込んだ切刃31は、接線方向に解体力が働く為、耐火物
3を大樋1から引剥がす方向に作用する為、脆い耐火物
は大塊で解体されることとなる。
【0046】これに対し、回転ドラム18の耐火物3解
体側の接線方向と樋の移動方向Bとに一致させた場合に
は、逆に耐火物に当初の切刃は急角度に強く当接する
が、解体力が働く切刃31の接線方向が、大樋1の耐火
物3の内部方向であることより、大きな塊として解体さ
れる可能性が低く、また耐火物3が大塊化して解体され
ても回転ドラム18に巻き込まれている間に次の切刃3
1に接触し割られ、耐火物3の小塊化を進行させる。ま
た切刃31は耐火物3から離れる位置では、耐火物との
噛み込みが漸次少なくなっており、大樋1の耐火物3に
余計な応力が加わることが防止され、耐火物を安定的に
小塊化して解体が行える。
【0047】上述のように耐火物3の解体に於いて、回
転ドラム18を上下方向に移動させず解体する場合に
は、解体幅は回転ドラム18の高さの幅となるため、回
転ドラム18の高さが小さい場合には、複数回これを繰
り返し大樋1の片面の解体を終える。また、大樋1に枝
樋があった場合には、台車6の移動を停止して固定し、
ブーム13の傾動或いは、樋の幅方向の移動等により対
処して解体を行う。
【0048】なお、例えば図16(a)に示す如く、回
転ドラム18の回転方向を、回転ドラム18の耐火物3
解体側の接線方向を樋底方向として解体することもでき
る。即ち傾動用モータ21を作動させブーム13の下端
を大樋1の進行方向の前方に移動させ、回転ドラム18
の接線方向を樋底とし解体を行う。この場合樋の進行方
向を回転ドラムの解体側接線方向と同じくすることが好
ましい。上述の解体の場合、傾動用モータ21を作動さ
せ傾斜角度を変更させながら解体を行うか、或いはブー
ム13の伸縮を併用しながら解体すれば、一度の台車6
の移動で大樋1の縦方向の耐火物3の解体を完了させる
ことができる。
【0049】上記する実施例において、図16(a)に
示す如く、回転ドラム18の回転方向を、回転ドラム1
8の耐火物3の解体側の接線方向を樋底方向として解体
する場合には、解体力が働く切刃31の接線方向が、大
樋1の耐火物3の内部方向であることより、図16
(b)に示す如く場合と異なり解体屑が圧縮され大きな
塊として解体される可能性が低く、また耐火物3が大塊
化して解体されても回転ドラム18に巻き込まれている
間に次の切刃31に接触し割られ、耐火物3の小塊化を
進行させ解体屑が大塊化することが防止出来る。従っ
て、上記回転ドラム18の解体で、回転ドラム18の回
転方向を、回転ドラム18の耐火物3の解体側の接線方
向を樋底方向とすると共に、樋の進行方向を回転ドラム
18の解体側接線方向と同じくすることとを併用するこ
とが好ましく、この場合高炉大樋内面に生じている浸食
による凹凸に対応した、回転ドラムの移動を行え効率的
に解体作業が行える。
【0050】なお上記高炉大樋解体装置の駆動は、自動
制御により行なってもよいし、あるいは、遠隔操作によ
り行なってもよい。すなわち、自動制御により行なう場
合には、高炉大樋解体装置に台車6の移動を監視する監
視装置や大樋1内の残鉄4の形状や厚さ、或いは大樋1
の不定形耐火物3の形状等を計測する計測装置及び高炉
大樋解体装置の駆動を制御する制御装置等を搭載し、こ
の監視装置の監視結果及び計測装置の計測結果に基づい
て、制御装置により、台車6の駆動を自動制御して移動
或いは停止固定させつつ、ブーム13、移動体10、揺
動用モータ20、傾動用モータ21、ケーシングビット
14及び回転ドラム18の駆動を自動制御して、残鉄4
に切断溝15を形成したり、或いは不定形耐火物3の解
体を行う。
【0051】また、遠隔操作により行なう場合には、台
車6の移動を監視する監視装置や大樋1内の残鉄4を計
測する計測装置、或いは大樋1の不定形耐火物3の形状
等を計測する計測装置を高炉大樋解体装置自体に、ある
いは、高炉大樋解体装置から離れた位置で台車6の走行
を監視したり、大樋1内の残鉄4或いは不定形耐火物3
を計測できる位置に監視装置や計測装置を取り付け、ま
た高炉大樋解体装置に遠隔操作信号を受けて台車6の移
動及び移動体10、ブーム13、ケーシングビット14
及び回転ドラム18の制御を行なう制御部を取り付ける
ことにより、監視装置の監視結果や計測装置の計測結果
により大樋1から離れた位置で遠隔操作する。
【0052】以上説明したように、大樋1の残鉄4を効
率的に切断し、また不定形耐火物3の解体時には、効率
的かつ小塊状化しつつ解体できる。また高炉大樋の解体
を高炉鋳床上ではなく、別工場で行うことより解体時に
発生する粉塵等の処理も容易であり、またこの解体作業
を、人手を介することなく、自動化することができる。
その結果、大樋1の解体作業の効率化、短縮化を図るこ
とができるとともに、高温、粉塵環境下での解体作業か
ら作業員を開放し、作業環境の改善、省力化及び装置の
小型化を行なうことができる。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、熟
練した作業員でなくても一般的な作業員が監視主体の作
業で運転が可能である。したがって、特殊技能を持った
専従運転要員を確保する必要が無くなり、また、作業要
員を削減できるので要員確保が容易となる。また、操作
は解体作業を行なう樋から離れた場所で行なうことがで
きるので、粉塵、騒音、高熱などから作業者を保護する
ことができ、作業環境の向上を図ることができる。
【0054】更に、残銑解体に使用するケーシングビッ
トと不定形耐火物を解体する回転ドラムをブームの先端
部分で取り替えるのみで済み、設備コストを抑えること
ができると共に、設置スペースを最小限にすることがで
きる。残銑の解体、不定形耐火物の解体のいずれも従来
のブレーカ方式に比べ連続した回転力を利用することよ
り衝撃・振動が軽減されるため、大樋の変形等を防止出
来、大樋自体の寿命延長を図る事が出来る。
【0055】残銑の解体に使用するケーシングビットを
用いる場合には、残鉄の厚さの厚いところでは、ケーシ
ングビットで切断する間隔を短く切断溝を形成でき、そ
の後の切断した残鉄塊の取り除き作業を容易に行なうこ
とができるとともに、作業効率をより一層向上させるこ
とができる。
【0056】不定形耐火物の解体においては、回転ドラ
ムにより解体させる不定形耐火物が小塊化できる出来る
ため、その解体屑の除去作業が効率よく行え、自動化も
容易となる等優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高炉大樋解体装置に残銑切断用ケ
ーシングビットを取付けた時の斜視図。
【図2】本発明に係る高炉大樋解体装置に残銑切断用ケ
ーシングビットを取付けた時の要部正面図。
【図3】図2に係る残銑切断用ケーシングビット部の断
面図。
【図4】同上の残銑切断用ケーシングビットの底面図で
ある。
【図5】本発明に係る高炉大樋解体装置に回転ドラムを
取付けた時の斜視図。
【図6】本発明に係る高炉大樋解体装置に回転ドラムを
取付けた時の要部正面図。
【図7】同上の側面図。
【図8】本発明に係る高炉大樋解体装置本体の第2の実
施例の正面図。
【図9】同上の側面図。
【図10】本発明に係る高炉大樋解体装置本体の第3の
実施例の正面図。
【図11】同上の側面図。
【図12】同上の平面図。
【図13】本発明に使用する回転ドラムの正面図。
【図14】同上回転ドラムの断面図。
【図15】回転ドラムで不定形耐火物を解体状態を示す
説明図であり、同図(a)は本発明に係る説明図、同図
(b)は参考説明図。
【図16】回転ドラムを傾けて不定形耐火物を解体状態
を示す説明図であり、同図(a)は本発明に係る説明
図、同図(b)は参考説明図。
【図17】従来のブレーカを用いた解体装置の斜視図。
【図18】従来のショベルを用いた解体装置の斜視図。
【符号の説明】
1 大樋 3 不定形耐火物 4 残鉄 5 走行レール 6 台車 7 支持部材 8 柱部材 9 アーム 10 移動体 11 移動体移動用油圧シリンダ 12 回転駆動体 13 ブーム 14 残銑解体用ケーシングビット 15 切断溝 16 切削部材載置台車 18 回転ドラム 19 回止用の線 20 傾動用モータ 21 揺動用モータ 22 回転軸 23 軸受 24,25 油圧シリンダ 26 傾動フレーム 27 軸 28 支軸 29 傾動用モータ 30 揺動用モータ 31 切刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 貴之 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株 式会社技術開発本部内 (72)発明者 木田 和夫 福岡県北九州市戸畑区大字中原46−59 新日本製鐵株式会社 機械・プラント事 業部内 審査官 長者 義久 (56)参考文献 特開 平4−309788(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21B 7/14 304 B22D 35/00 F27D 1/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樋を載置し樋長手方向に移動可能な樋移動
    部材と、 樋を跨ぐように配置された支持部材と、 支持部材に樋に向かってほぼ鉛直に支持され、回転駆動
    体により回転し、少なくとも樋の上下方向、及び幅方向
    に移動或は傾動可能な切削部材と、 よりなる高炉の樋を炉床から取り外し樋の耐火物を解体
    する大樋解体装置において、 切削部材として、破砕式の切刃を有する耐火物解体用の
    回転ドラムを用い、該回転ドラムに有する破砕式の切刃
    を、回転ドラムの回転にともない先端方向に向かうよう
    な螺旋状配置としたことを特徴とする高炉大樋解体装
    置。
  2. 【請求項2】破砕式の切刃を有する回転ドラムを回転さ
    せ樋の耐火物を解体する高炉大樋解体方法に於いて、 耐火物と接する切刃の接線方向と樋の相対移動方向とが
    一致するように、回転にともない先端方向に向かう螺旋
    状配置とした破砕式の切刃を有する回転ドラムの回転方
    向及び樋の移動方向を選択し、樋の解体を行うことを特
    徴とする高炉大樋解体方法。
  3. 【請求項3】破砕式の切刃を有する回転ドラムを回転さ
    せ樋の耐火物を解体する高炉大樋解体方法に於いて、 耐火物と接する切刃の接線方向が樋底方向に向かうよう
    に、回転にともない先端方向に向かう螺旋状配置とした
    破砕式の切刃を有する回転ドラムの樋長手方向に傾斜角
    度と樋の移動方向を選択し、樋の解体を行うことを特徴
    とする高炉大樋解体方法。
  4. 【請求項4】破砕式の切刃を有する回転ドラムを回転さ
    せ樋の耐火物を解体する高炉大樋解体方法に於いて、 回転ドラムの耐火物解体側の接線方向を樋の相対移動方
    向に一致させつつ、樋の解体を行うに際し、耐火物と接
    する切刃の接線方向が樋底方向に向かうように、回転ド
    ラムの樋長手方向に傾斜角度と樋の移動方向を選択し、
    樋の解体を行うことを併用しつつ解体することを特徴と
    する高炉大樋解体方法。
JP30322293A 1992-11-10 1993-11-10 高炉大樋解体装置及び高炉大樋解体方法 Expired - Fee Related JP3328789B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30322293A JP3328789B2 (ja) 1992-11-10 1993-11-10 高炉大樋解体装置及び高炉大樋解体方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-83411 1992-11-10
JP8341192 1992-11-10
JP30322293A JP3328789B2 (ja) 1992-11-10 1993-11-10 高炉大樋解体装置及び高炉大樋解体方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06200308A JPH06200308A (ja) 1994-07-19
JP3328789B2 true JP3328789B2 (ja) 2002-09-30

Family

ID=26424435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30322293A Expired - Fee Related JP3328789B2 (ja) 1992-11-10 1993-11-10 高炉大樋解体装置及び高炉大樋解体方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3328789B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100508982B1 (ko) * 2002-11-06 2005-08-22 주식회사 포스코 전로 출강구 교환대차의 연와 파쇄용 툴

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06200308A (ja) 1994-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109680111B (zh) 一种高炉的残铁的局部拆除方法
JP3328789B2 (ja) 高炉大樋解体装置及び高炉大樋解体方法
JPH09253511A (ja) ロールクラッシャ
JPH06145744A (ja) 高炉大樋残鉄解体装置及び高炉大樋残鉄解体方法
JP3349829B2 (ja) 加熱炉スケールの破砕剥離装置
JP5286685B2 (ja) 炉解体方法および炉解体機
JP3079406B2 (ja) 樋耐火物解体装置
JP3025829B2 (ja) 溶鉱炉炉底の改修工法
JP2899599B2 (ja) 冶金炉用耐火物樋の補修装置
JPH0641961U (ja) 樋耐火物解体装置
JPH06279821A (ja) 高炉大樋残鉄解体装置
JPH03291311A (ja) 高炉の残銑および耐火レンガの撤去方法
JPH06248313A (ja) 高炉大樋残鉄解体装置
RU2815310C1 (ru) Способ футеровки защитного укрытия главного желоба доменной печи
JPS629313Y2 (ja)
JP2842992B2 (ja) 冶金炉用出滓樋の滓解体機
JP2023136410A (ja) 炉底出銑方法
JPS5938719Y2 (ja) 内張耐火材料の解体装置
JPH0731848U (ja) 樋耐火物解体装置
JPH01168803A (ja) 高炉の改修方法及び装置
JPH06201274A (ja) 高炉大樋残鉄解体装置及び高炉大樋残鉄解体方法
JP2880669B2 (ja) 冶金炉用溶滓樋の滓解体方法
JPH11230680A (ja) 溶融炉解体装置
JP2001003111A (ja) 高炉炉底部の解体方法
JPH06281356A (ja) 掘削ドラム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020521

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees