JP5286685B2 - 炉解体方法および炉解体機 - Google Patents
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Description
かかる張り替えに先行して、古くなったまま炉に設置されたままの耐火物を炉から撤去する必要があり、かかる撤去のために耐火物を能率良く破砕しようとする発明が開示されている(例えば、特許文献1、2参照)。
しかしながら、かかる溶融炉解体装置は、構成が大型・複雑化し、ひいてはシステム全体のコストが大幅に増加してしまうという問題や、解体作業の詳細を視認しながら作業することができない部分も出てくるという問題があった。
したがって、人力作業においては、作業環境を比較的低い温度にする必要から、炉を冷却するための待ち時間が生じ、これが作業能率を低下させる要因になっていた。また、重機作業においては、重機および移動機構(含む溶融炉解体装置)を、交互に移動させるため、作業が繁雑になると共に、移動作業のためのスペースが必要になるという、新たな問題が生じていた。
前記炉解体機が、走行自在な走行台車と、該走行台車に傾動自在に設置された傾動ブームと、該傾動ブームに回転自在に設置された回転ブームと、該回転ブームに進退自在に設置された伸縮ブームと、該伸縮ブームの先端に傾動自在に設置された首振りアームと、該首振りアームに設置されたエアーシリンダと、該エアーシリンダに設置された破砕工具着脱手段と、前記伸縮ブームの先端に固定された掻き出し治具設置手段と、先端になる程薄くなる先端縁が形成されている板状の掬い面と、該掬い面に固定された取付用軸とを具備する掻き出し治具と、を有し、
前記掻き出し治具設置手段に前記掻き出し治具の取付用軸を嵌入する工程と、
前記破砕工具着脱手段に破砕工具を取り付けると共に、前記エアーシリンダに間歇的に圧縮エアーを繰り返し供給して、前記破砕工具によって前記耐火物を破砕する工程と、
前記首振りアームを傾動して前記破砕工具の方向を変更すると共に、前記伸縮ブームまたは前記走行台車を進退させることによって前記掬い面が前記破砕された耐火物を掻き出す工程と、を有し、
前記掻き出し治具の取付用軸の軸心が、前記伸縮ブームに設けられている前記首振りアームを傾動自在に支持する回転軸に対して平行になっていることを特徴とする。
走行自在な走行台車と、
該走行台車に傾動自在に設置された傾動ブームと、
該傾動ブームに回転自在に設置された回転ブームと、
該回転ブームに進退自在に設置された伸縮ブームと、
該伸縮ブームの先端に傾動自在に設置された首振りアームと、
該首振りアームに設置されたエアーシリンダと、
該エアーシリンダに設置された破砕工具着脱手段と、
前記伸縮ブームの先端に固定されている掻き出し治具設置手段と、
該掻き出し治具設置手段に設置された掻き出し治具と、
先端になる程薄くなる先端縁が形成されている板状の掬い面と、該掬い面に固定された取付用軸とを具備する掻き出し治具と、
を有し、
前記破砕工具着脱手段に破砕工具が取り付けられ、前記エアーシリンダに間歇的に圧縮エアーが繰り返し供給され、かつ、前記首振りアームが傾動されることによって前記破砕工具の方向が変更されると共に、前記掻き出し治具設置手段に前記掻き出し治具の取付用軸が嵌入され、前記掻き出し治具の取付用軸の軸心が、前記伸縮ブームに設けられている前記首振りアームを傾動自在に支持する回転軸に対して平行になった状態で、前記伸縮ブームまたは前記走行台車が進退されることを特徴とする。
(iii)また、破砕工具および掻き出し治具の一方または両方に冷却用エアーを噴射するから、これらの加熱が防止され、損傷防止・寿命延長が図られると共に、炉を冷却するための待機時間をさらに短縮することができる。
図1〜図3は本発明の実施の形態1に係る炉解体方法に使用する炉解体機を説明する構成図であって、図1は側面図、図2は平面図、図3は正面図である。以下、まず、炉解体機について説明し、その後、炉解体方法について説明する。
図1〜図3において、炉解体機1は、たとえば、製鉄所における溶融炉、転炉、焼却炉等の炉体内部に設置された耐火物(耐火レンガ等の構造物)を破砕することによりこれを解体するものであり、機器本体2と、当該構造物を破砕するためのエアブレーカ11と、横転させた炉体に対して機器本体2を移動させるための走行台車3と、機器本体2の上部に取り付けられたブーム4を有している。そして、ブーム4の先端にアーム6が設置され、アーム6にエアブレーカ11がその方向が変更自在(角度可変)に設置されている。以下、ブーム4とアーム6とをまとめてマニピュレータ5と称呼する。
走行台車3は、キャタピラ31を備え、キャタピラ31を駆動させることにより地上を走行(自走)する。機器本体2は旋回部40を介して走行台車3に旋回可能に支持され、走行台車3に対して360°旋回自在になっている。したがって、機器本体2そのものを、炉に対して近接/離間させることが可能となる。
機器本体2には、ブーム4が傾動(起立/倒伏)可能に支持されており、機器本体2とブーム4の中間にはブームシリンダ39が連結されている。
機器本体2の前側には耐熱運転室32が設けられている。この耐熱運転室32の前面には、耐熱ガラス等からなるガード33が設けられており、耐熱運転室32内に対して外部からの熱を伝わり難くしている。したがって、耐熱運転室32には、作業員がエアブレーカ11を操作するに足りる図示しない操縦装置が配設されているから、作業員は耐熱運転室32からエアブレーカ11を直接的に視認しながら、作業を確実に実行することが可能となる。
また、機器本体2には、エアコンプレッサー24が取り付けられている。このエアコンプレッサー24には、エアブレーカ11の動作に必要なエアが圧縮させた状態で詰められている。
ブーム4は、傾動ブーム41と、回転ブーム42と、伸縮ブーム43とから構成され、伸縮ブーム43の先端にアーム6が支持されている。ブーム4の中間部とアーム6との間にはアームシリンダ(アクチュエータ)9が連結されている。即ち、アーム6は、アームシリンダ9の伸縮に基づいてブーム4とアーム6との連結部3aを中心に回動可能になっている。
回転ブーム42は、傾動ブーム41の先端に設置されたベアリング46を介して、傾動ブーム41の軸心周りに回転自在に配設され、旋回モータ47の動力によって軸心周りに任意の回転角度に回転する。
アーム6は、伸縮ブーム43の先端にある連結部3aに取り付けられた回転軸95を介して傾動(回動に同じ)自在に取り付けられている。
アームシリンダ9は、収納ケース91が伸縮ブーム43側に取り付けられ、収納ケース91内に伸縮自在な軸部92側がアーム6に取り付けられている。
このとき、軸部92に形成された支点ピン93a、93bに支軸レバー94a、94bの一方の端部が回動自在に取り付けられ、支軸レバー94aの他方の端部はアームピン95aに固定され、支軸レバー94bの他方の端部は支点ピン95bを介して伸縮ブーム43に回動自在に取り付けられている。
したがって、軸部92の進退によってアームピン95aは回転するから、アーム6(先端に破砕工具着脱手段を介してエアブレーカ11が取り付けられている)は傾動することになる。
エアブレーカ(破砕工具に同じ)11は、エアシリンダ12のピストンに破砕工具着脱手段を介して取り付けられている(図示しない)。エアシリンダ12はエアコンプレッサー24から送出されてきた圧縮エアに基づき伸縮作動する。
また、エアブレーカ11は先端に近づくにつれて小さくなるように構成された「タガネ(チゼル)」を設けておくことにより、耐火物の破砕効率を向上させるようにしてもよい。
上述した構成に加えて、炉解体機1は、冷却用エアを送り込むためのホース27がブーム4に沿って配設されている。このホース27は、傾動ブーム41の内周壁41aに沿って配設され、さらに、傾動ブーム41から先は、ホースガイド28により他のコード等とともにガイドされる。ホース27の先端にはノズル29が取り付けられ、外部から供給されてきた冷却用エアはホース27を経由して搬送され、ノズル29から噴射されることになる。
そして、噴射された冷却用エアは、アーム6の周囲を包囲するように設置されたガード61に導かれて、外部に逃散することなくエアブレーカ11へと導かれている。よって、エアブレーカ11は冷却され、高温にならないよう守られるから、先端部(タガネ)の損耗や軟化を少なくすることが可能となる。なお、ノズル29を省略して、エアブレーカ11自体を耐熱素材によって製造してもよい。
図4および図5は本発明の実施の形態1に係る炉解体方法を説明する模式図であって、図4は破砕工程、図5は掻き出し工程である。すなわち、分割式炉底構造を有する転炉について、分割後の炉底100に設置された耐火物120を破砕する作業(図4)、および、破砕された耐火物を掻き出す作業(図5)を説明する。
なお、本発明は、破砕して掻き出す対象を、耐火物120に限定するものではなく、溶融金属が注入される各種溶融炉(一体型転炉、脱ガス炉)や、高温環境に晒される焼却炉や熱風炉等の内部に貼り付けられた耐火煉瓦であってもよく、また、耐火煉瓦に替わる構造部材あるいは耐火煉瓦に並設される構造部材であってもよい。また、図1〜図3と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
先ず、分割式炉底構造を有する転炉(図示しない)を分割して、炉底100を炉解体作業所に搬送する(あるいは、炉解体作業所において前記転炉を分割して、炉底100を残し、炉底100を除く範囲を撤去する)。このとき、炉底100は鉄皮110が下側になるように載置されているから、鉄皮110に設置された耐火物120は上になっている。
そして、炉底100の近くまで炉解体機1を移動させる。このとき、炉解体機1の耐熱運転室32は防熱されているから、作業員は高温環境に晒されることなく、至近距離に近づくことができる。さらに、エアブレーカ11は冷却されるから、冷却時間が比較的短く、耐火物120が冷えから内で比較的高温であっても、破砕作業を開始することができる。
次に、所定の範囲の耐火物120が破砕されたとき、あるいは、所定の量の耐火物120が破砕されたとき、炉解体機1を用いて、破砕された耐火物(以下、「耐火物片121」と称す)を掻き出す作用を実行する。
そこで、エアブレーカ11に替えて、スクレーパー130をエアシリンダ12に取り付ける(正確には、エアシリンダ12のピストンに設置された破砕工具着脱手段(図示しない)に取り付ける)。このとき、走行台車3を移動させ、あるいは、マニピュレータ5を操作して、作業容易な位置(たとえば、輻射熱を受けない位置等)において前記取り替え作業を実行してもよい。
すなわち、スクレーパー130の先端131を耐火物片121に潜りこませ、スクレーパー130を一方に移動させる。このとき、傾動ブーム41を傾動すると共に、アーム6を傾動すれば、スクレーパー130の先端131は昇降し、また、スクレーパー130の掬い面132は所定の角度を維持することができるから、耐火物片121をスムースに掻き出すことができる。
一方、スクレーパー130の掬い面132が伸縮ブーム43の軸心に対して平行になるように取り付け、機器本体2を旋回させてもよい。
さらに、スクレーパー130の掬い面132が伸縮ブーム43の軸心に対して所定の角度になるよう傾けて取り付け、スクレーパー130を掬い面132の法線に略一致する方向に移動させてもよい。
(あ)人力作業を不要にするから、耐火物の温度が比較的高い状態でも作業することが可能になり、耐火物を冷却するための待ち時間が短縮される。よって、炉解体作業所の専有時間(載置されている時間)が短縮され、作業能率が向上する。
(い)作業能率を落として耐火物を冷却したとしても、耐火物には余熱があるため、人力作業を不要にすることにより作業員は高熱環境における重筋労働から解放される。
(う)特別の重機を不要にするから、掻き出し作業が簡素になると共に、炉解体作業所のスペースを最小広さに押さえることができる。
(え)そして、炉解体機と重機とを同一の作業員が操作する(乗り換える)場合に比較すると、当該作業員の負担が低減する。一方、炉解体機と重機とを別個の作業員が操作する場合に比較すると、作業員の数が半減する。
図6は本発明の実施の形態1に係る炉解体方法も使用するスクレーパーを説明する模式図であって、(a)は側面図、(b)は平面図である。
図6において、スクレーパー(掻き出し治具)130は、先端131が側面視において細くなった板状の掬い面132と、掬い面132に固定された円柱状の支持部133と、支持部133に固定された円筒状の取付部134と、取付部134に設置された掘削破砕工具着脱手段135と、から構成されている。
なお、掘削破砕工具着脱手段がエアシリンダ12のピストンに設置される場合には、スクレーパー130側の破砕工具着脱手段の設置を省略してもよい。また、エアシリンダ12のピストン側に設置された掘削破砕工具着脱手段と、スクレーパー130側に設置された破砕工具着脱手段とが協働してスクレーパー130を着脱自在に取り付けるようにしてもよい。
図7は本発明の実施の形態2に係る炉解体機を説明する構成の一部を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。なお、実施の形態1(図1〜図6)と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図7において、炉解体機200には、スクレーパー140を取り付けるための掻き出し工具設置手段150が、伸縮ブーム43に設けられている。すなわち、掻き出し工具設置手段150は、これに取り付けられたスクレーパー140の軸心が、伸縮ブーム43の回転軸95に対して平行になるようになっている。なお、かかる方向は限定されるものではない。
図8は本発明の実施の形態3に係る炉解体方法における掻き出し工程を模式的に説明する正面図である。かかる炉解体方法は、実施の形態2に説明した炉解体機200を使用するものである。
まず、破砕工程の前に、スクレーパー140を伸縮ブーム43に設けられている掻き出し工具設置手段150に取り付けることを特徴としている(図7参照)。
このとき、なお、かかる取り付けは、破砕工程の開始に合わせて、その都度実施してもよいし、スクレーパー140を常時取り付けておいてもよい(すなわち、掻き出し工程が終了する都度、スクレーパー140を取り外さなくてもよい)。
そして、実施の形態1と同様に、炉底100の近くまで炉解体機1を移動させ、炉解体機1の移動を一旦停止した後、マニピュレータ5(ブーム4とアーム6とに同じ)を操作して、エアブレーカ11を目的の位置に目的の姿勢で移動させ、エアシリンダ12にエアコンプレッサー24から圧縮エアを間歇的に繰り返し供給する。このとき、スクレーパー140が、耐火物の衝突することはない。
次に、図8に示すように、スクレーパー140を用いて破砕された耐火物を掻き出す作用を実行するために、回転ブーム42を略90°回転して、スクレーパー140の先端141が耐火物片121の方向(略鉛直下方)を向くようにする。そして、アーム6を傾動して、スクレーパー140の先端141を耐火物片121に潜りこませる。このとき、エアブレーカ11は略水平方向を向いているから、エアブレーカ11の先端が耐火物片121に衝突することがない。
そうすると、実施の形態1と同様の操作によって、耐火物片121を掻き出す作用を実行することができる。すなわち、エアブレーカ11をスクレーパー140に取り替える作業をすることなく、破砕工程が終了すると直ぐに、掻き出し工程を開始することができる。また、掻き出し工程が終了すると直ぐに、破砕工程を開始することができる。
(お)破砕工程から掻き出し工程に、あるいは掻き出し工程から破砕工程に、迅速に移行することができるから、作業能率がさらに向上する。
(か)特に、破砕する範囲を複数に区分し、所定の範囲に限って破砕工程を実行し、当該範囲から発生した耐火物片を掻き出した後、引き続き、他の(たとえば、隣接する)範囲について破砕工程を実行し、当該範囲から発生した耐火物片を掻き出す等の作業を繰り返す場合に、作業能率の顕著な向上が得られる。
2 機器本体
3 走行台車
3a 連結部
4 ブーム
4a 連結部
5 マニピュレータ
6 アーム
9 アームシリンダ
11 エアブレーカ
12 エアシリンダ
24 エアコンプレッサー
27 ホース
28 ホースガイド
29 ノズル
31 キャタピラ
32 耐熱運転室
33 ガード
39 ブームシリンダ
40 旋回部
41 傾動ブーム
41a 内周壁
42 回転ブーム
43 伸縮ブーム
45 油圧シリンダ
46 ベアリング
47 旋回モータ
48 ローラ
61 ガード
91 収納ケース
92 軸部
93a 支点ピン
94a 支軸レバー
94b 支軸レバー
95 回転軸
95a アームピン
95b 支点ピン
100 炉底
110 鉄皮
120 耐火物
121 耐火物片
130 スクレーパー
131 先端
132 面
133 支持部
134 取付部
135 掘削破砕工具着脱手段
140 スクレーパー
141 先端
142 掬い面
143 取り付け用軸
150 掻き出し工具設置手段
200 炉解体機(実施の形態2、3)
Claims (3)
- 炉に設置された耐火物を破砕するための炉解体機を用いた炉解体方法であって、
前記炉解体機が、走行自在な走行台車と、該走行台車に傾動自在に設置された傾動ブームと、該傾動ブームに回転自在に設置された回転ブームと、該回転ブームに進退自在に設置された伸縮ブームと、該伸縮ブームの先端に傾動自在に設置された首振りアームと、該首振りアームに設置されたエアーシリンダと、該エアーシリンダに設置された破砕工具着脱手段と、前記伸縮ブームの先端に固定された掻き出し治具設置手段と、先端になる程薄くなる先端縁が形成されている板状の掬い面と、該掬い面に固定された取付用軸とを具備する掻き出し治具と、を有し、
前記掻き出し治具設置手段に前記掻き出し治具の取付用軸を嵌入する工程と、
前記破砕工具着脱手段に破砕工具を取り付けると共に、前記エアーシリンダに間歇的に圧縮エアーを繰り返し供給して、前記破砕工具によって前記耐火物を破砕する工程と、
前記首振りアームを傾動して前記破砕工具の方向を変更すると共に、前記伸縮ブームまたは前記走行台車を進退させることによって前記掬い面が前記破砕された耐火物を掻き出す工程と、を有し、
前記掻き出し治具の取付用軸の軸心が、前記伸縮ブームに設けられている前記首振りアームを傾動自在に支持する回転軸に対して平行になっていることを特徴とする炉解体方法。 - 前記破砕工具および前記掻き出し治具の一方または両方に冷却用エアーを噴射することを特徴とする請求項1記載の炉解体方法。
- 炉に設置された耐火物を破砕するための炉解体機であって、
走行自在な走行台車と、
該走行台車に傾動自在に設置された傾動ブームと、
該傾動ブームに回転自在に設置された回転ブームと、
該回転ブームに進退自在に設置された伸縮ブームと、
該伸縮ブームの先端に傾動自在に設置された首振りアームと、
該首振りアームに設置されたエアーシリンダと、
該エアーシリンダに設置された破砕工具着脱手段と、
前記伸縮ブームの先端に固定されている掻き出し治具設置手段と、
該掻き出し治具設置手段に設置された掻き出し治具と、
先端になる程薄くなる先端縁が形成されている板状の掬い面と、該掬い面に固定された取付用軸とを具備する掻き出し治具と、
を有し、
前記破砕工具着脱手段に破砕工具が取り付けられ、前記エアーシリンダに間歇的に圧縮エアーが繰り返し供給され、かつ、前記首振りアームが傾動されることによって前記破砕工具の方向が変更されると共に、前記掻き出し治具設置手段に前記掻き出し治具の取付用軸が嵌入され、前記掻き出し治具の取付用軸の軸心が、前記伸縮ブームに設けられている前記首振りアームを傾動自在に支持する回転軸に対して平行になった状態で、前記伸縮ブームまたは前記走行台車が進退されることを特徴とする炉解体機。
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