JPH101718A - スキッド耐火物解体方法及び装置並びに解体搬出方法及び設備 - Google Patents
スキッド耐火物解体方法及び装置並びに解体搬出方法及び設備Info
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- JPH101718A JPH101718A JP14915496A JP14915496A JPH101718A JP H101718 A JPH101718 A JP H101718A JP 14915496 A JP14915496 A JP 14915496A JP 14915496 A JP14915496 A JP 14915496A JP H101718 A JPH101718 A JP H101718A
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- JP
- Japan
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- skid
- dismantling
- refractory
- breaker
- crusher
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- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スキッド耐火物を解体するための時間及び人
手を大幅に削減することができ、さらに、スキッドパイ
プを破損することなく耐火物を解体することができるス
キッド耐火物解体方法及び装置並びに解体搬出方法及び
設備を提供する。 【解決手段】 スキッドパイプを破損しない範囲で作動
するブレーカー2及び圧砕機3を備えたスキッド耐火物
解体装置1により、キャスタブルの対向する両側部及び
上下部を、それぞれ掘削、圧砕除去した後、ブレーカー
2でキャスタブルの両側部を掘削除去し、また、解体搬
送設備10により、解体されたキャスタブルを搬送車5
に受け取って炉外に搬送する。
手を大幅に削減することができ、さらに、スキッドパイ
プを破損することなく耐火物を解体することができるス
キッド耐火物解体方法及び装置並びに解体搬出方法及び
設備を提供する。 【解決手段】 スキッドパイプを破損しない範囲で作動
するブレーカー2及び圧砕機3を備えたスキッド耐火物
解体装置1により、キャスタブルの対向する両側部及び
上下部を、それぞれ掘削、圧砕除去した後、ブレーカー
2でキャスタブルの両側部を掘削除去し、また、解体搬
送設備10により、解体されたキャスタブルを搬送車5
に受け取って炉外に搬送する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保守点検時におい
て、炉内に配置されたスキッドの耐火物を解体する際
に、解体作業に要する人数及び時間の削減を図り、かつ
解体レベルの向上が図れる解体方法及び装置、設備に関
するものである。
て、炉内に配置されたスキッドの耐火物を解体する際
に、解体作業に要する人数及び時間の削減を図り、かつ
解体レベルの向上が図れる解体方法及び装置、設備に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】加熱炉はスラブ等の素材(以下、「スラ
ブ」という)を圧延工程で目的とする温度に加熱する設
備であり、この加熱炉内にはスキッド(滑座)が配置さ
れている。ウォーキングビーム式加熱炉では、図5に示
すように、スキッド40は、加熱炉41内に対をなす移
動スキッド40aと固定スキッド40bを並列配置し、
このうちの移動スキッド40aを固定スキッド40bに
対して上昇→前進→下降→後退の順に移動させることに
よってスラブを出口側に移動させる。
ブ」という)を圧延工程で目的とする温度に加熱する設
備であり、この加熱炉内にはスキッド(滑座)が配置さ
れている。ウォーキングビーム式加熱炉では、図5に示
すように、スキッド40は、加熱炉41内に対をなす移
動スキッド40aと固定スキッド40bを並列配置し、
このうちの移動スキッド40aを固定スキッド40bに
対して上昇→前進→下降→後退の順に移動させることに
よってスラブを出口側に移動させる。
【0003】これらのスキッド40(移動スキッド40
a、固定スキッド40b)は、図6に示すように、スキ
ッドビーム42と、このスキッドビーム42を所定高さ
において支持するスキッドポスト43とからなり、スキ
ッドビーム42の上面には、スキッドボタン40cを設
けている。そして、スキッドビーム42及びスキッドポ
スト43は、図6及び図7(a)(b)に示すように、
スキッドパイプ44の外周にY形スタッド45を溶接
し、スキッドパイプ44の外周をフエルト状の断熱材4
6と不定形耐火物(以下、キャスタブルという)47で
順次覆った構造である。
a、固定スキッド40b)は、図6に示すように、スキ
ッドビーム42と、このスキッドビーム42を所定高さ
において支持するスキッドポスト43とからなり、スキ
ッドビーム42の上面には、スキッドボタン40cを設
けている。そして、スキッドビーム42及びスキッドポ
スト43は、図6及び図7(a)(b)に示すように、
スキッドパイプ44の外周にY形スタッド45を溶接
し、スキッドパイプ44の外周をフエルト状の断熱材4
6と不定形耐火物(以下、キャスタブルという)47で
順次覆った構造である。
【0004】ところで、このキャスタブル47は、加熱
されるスラブの移動により熱負荷が変化してクラックが
生じることがあり、このクラックが拡大するとスキッド
パイプ44が直接熱負荷を受けて破損し、スキッドパイ
プ44内を流れる冷却水が漏れることがある。このよう
なスキッドにおける不具合の発生を低減させるため、一
般的には、定期的に炉を停機して、スキッドの補修を行
う。この補修作業は以下の手順で行う。
されるスラブの移動により熱負荷が変化してクラックが
生じることがあり、このクラックが拡大するとスキッド
パイプ44が直接熱負荷を受けて破損し、スキッドパイ
プ44内を流れる冷却水が漏れることがある。このよう
なスキッドにおける不具合の発生を低減させるため、一
般的には、定期的に炉を停機して、スキッドの補修を行
う。この補修作業は以下の手順で行う。
【0005】(1)炉を停機し、約1日かけて炉内を冷
却する。 (2)炉床から約2mの高さに位置するスキッドビーム
設置箇所にて作業を行うために足場を組み立てる。 (3)作業員が足場上でエアーブレーカーを用いてキャ
スタブルを解体する。この解体作業において、キャスタ
ブルは、上述のようにスキッドパイプ外周でY形スタッ
ドに保持されているため、解体が困難である。従って作
業員はエアーブレーカーを前後左右に振りながらキャス
タブルを細かく粉砕し、スキッドパイプより取り除く。
こうしてスキッドパイプより取り除かれたキャスタブル
は、炉床に落とされる。 (4)足場を撤去し、炉床に落ちたキャスタブル塊を炉
外に搬出する。この時、炉外へキャスタブル塊を搬出す
るために、炉内外に亘ってベルトコンベアーを設置し、
作業員は、一輪車などの運搬車にスコップでキャスタブ
ル塊を積んでコンベアーまで搬送する。炉外では、コン
ベアーにて搬送されたキャスタブル塊をバケットやダン
プカーに載せる。
却する。 (2)炉床から約2mの高さに位置するスキッドビーム
設置箇所にて作業を行うために足場を組み立てる。 (3)作業員が足場上でエアーブレーカーを用いてキャ
スタブルを解体する。この解体作業において、キャスタ
ブルは、上述のようにスキッドパイプ外周でY形スタッ
ドに保持されているため、解体が困難である。従って作
業員はエアーブレーカーを前後左右に振りながらキャス
タブルを細かく粉砕し、スキッドパイプより取り除く。
こうしてスキッドパイプより取り除かれたキャスタブル
は、炉床に落とされる。 (4)足場を撤去し、炉床に落ちたキャスタブル塊を炉
外に搬出する。この時、炉外へキャスタブル塊を搬出す
るために、炉内外に亘ってベルトコンベアーを設置し、
作業員は、一輪車などの運搬車にスコップでキャスタブ
ル塊を積んでコンベアーまで搬送する。炉外では、コン
ベアーにて搬送されたキャスタブル塊をバケットやダン
プカーに載せる。
【0006】(5)解体して脱落、変形したY形スタッ
ドを補修するために再度炉内に足場を組み立てる。 (6)スキッドパイプやY形スタッドに固着したキャス
タブルの残りをたがねやハンマー等で取り除く。 (7)スキッドの補修のため、スキッドパイプにフエル
ト状の断熱材を巻き付け、スキッドパイプに型枠を設
け、この型枠にキャスタブルを流し込み、キャスタブル
が固まってから型枠を外す。 (8)足場を解体撤去し、炉床の清掃を行い、炉内のス
キッド補修作業を完了する。
ドを補修するために再度炉内に足場を組み立てる。 (6)スキッドパイプやY形スタッドに固着したキャス
タブルの残りをたがねやハンマー等で取り除く。 (7)スキッドの補修のため、スキッドパイプにフエル
ト状の断熱材を巻き付け、スキッドパイプに型枠を設
け、この型枠にキャスタブルを流し込み、キャスタブル
が固まってから型枠を外す。 (8)足場を解体撤去し、炉床の清掃を行い、炉内のス
キッド補修作業を完了する。
【0007】しかしながら、以上のような従来のスキッ
ド補修作業は、人手作業に依存する内容が多く、また、
炉の稼働率を低下させないように、炉内温度が完全に冷
却する前に行われるので、特に炉内で最初に足場を組み
立てる際や、キャスタブルを解体する際には、炉内温度
が80℃程度の状態から開始するために作業員の負荷が
非常に大きい。さらに、エアーブレーカーを用いた人手
による作業では、エアーブレーカーの打撃のみをスキッ
ドパイプに対して直交するようにあてて掘削するため
に、キャスタブルを圧砕した後にブレーカーの打撃のみ
がスキッドパイプを打撃し、スキッドパイプの表面に疵
をつけたり、破損してしまったりすることが避けられな
かった。
ド補修作業は、人手作業に依存する内容が多く、また、
炉の稼働率を低下させないように、炉内温度が完全に冷
却する前に行われるので、特に炉内で最初に足場を組み
立てる際や、キャスタブルを解体する際には、炉内温度
が80℃程度の状態から開始するために作業員の負荷が
非常に大きい。さらに、エアーブレーカーを用いた人手
による作業では、エアーブレーカーの打撃のみをスキッ
ドパイプに対して直交するようにあてて掘削するため
に、キャスタブルを圧砕した後にブレーカーの打撃のみ
がスキッドパイプを打撃し、スキッドパイプの表面に疵
をつけたり、破損してしまったりすることが避けられな
かった。
【0008】そこで、スキッドのキャスタブル材質をセ
ラミックスファイバーとして、スクレーパーロールとワ
イヤーブラシロールとを備えた自走式の自動解体・除去
機を用いてスキッドの耐火物を解体し、解体後の耐火物
塊を大型集塵機を用いて吸引除去するといった方法が提
案されている(日本鉄鋼協会 共同研究会主催:第56
回耐火物部会資料:NKK福山製鉄所「加熱炉用耐火物
の改善」)。この方法は、一般に用いるスキッドの耐火
物材質をキャスタブルに替えてセラミックスファイバー
を採用することでスクレーパーロールとワイヤーブラシ
ロールとを備えた自走式の自動解体・除去機によって容
易に解体できるようにし、人手を省いた、というもので
ある。さらに、解体した耐火物塊を炉外へ排出するため
に、真空吸引装置により中継タンクを経由して吸引し、
耐火物塊を中継タンク内で捕捉するようにしている。こ
のようにして、人手を排し、作業を簡略化し、作業環境
の改善を図ろうとしている。なお、真空吸引装置に解体
後の耐火物を集塵する方法及び装置については特開平6
−240324号公報にも開示されている。
ラミックスファイバーとして、スクレーパーロールとワ
イヤーブラシロールとを備えた自走式の自動解体・除去
機を用いてスキッドの耐火物を解体し、解体後の耐火物
塊を大型集塵機を用いて吸引除去するといった方法が提
案されている(日本鉄鋼協会 共同研究会主催:第56
回耐火物部会資料:NKK福山製鉄所「加熱炉用耐火物
の改善」)。この方法は、一般に用いるスキッドの耐火
物材質をキャスタブルに替えてセラミックスファイバー
を採用することでスクレーパーロールとワイヤーブラシ
ロールとを備えた自走式の自動解体・除去機によって容
易に解体できるようにし、人手を省いた、というもので
ある。さらに、解体した耐火物塊を炉外へ排出するため
に、真空吸引装置により中継タンクを経由して吸引し、
耐火物塊を中継タンク内で捕捉するようにしている。こ
のようにして、人手を排し、作業を簡略化し、作業環境
の改善を図ろうとしている。なお、真空吸引装置に解体
後の耐火物を集塵する方法及び装置については特開平6
−240324号公報にも開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、提案さ
れた方法及びその方法に用いる装置では、耐火物の材質
をセラミックスファイバーとすることで、スクレーパー
ロールとワイヤーブラシロールによって耐火物を解体す
ることができるが、通常のキャスタブルではこれらの解
体機械により解体することが困難である。また、通常の
キャスタブルを人手により解体するにしても、上述した
ように炉内の温度が作業に適した温度になるまでには相
当の時間を要し、また、作業そのものにも多大な時間が
かかるといった問題があった。
れた方法及びその方法に用いる装置では、耐火物の材質
をセラミックスファイバーとすることで、スクレーパー
ロールとワイヤーブラシロールによって耐火物を解体す
ることができるが、通常のキャスタブルではこれらの解
体機械により解体することが困難である。また、通常の
キャスタブルを人手により解体するにしても、上述した
ように炉内の温度が作業に適した温度になるまでには相
当の時間を要し、また、作業そのものにも多大な時間が
かかるといった問題があった。
【0010】また、スクレーパーロールとワイヤーブラ
シロールとを備えた自走式の自動解体・除去機を用いて
耐火物を解体した後に、真空吸引装置にて集塵する場合
においては、スキッドの耐火物がキャスタブルである
と、解体したキャスタブルやその粉塵によって吸引管の
目詰まりを起こす可能性がある。すなわち、今までのス
キッドの解体作業においては、炉内の作業環境を整える
必要があるために、作業に時間がかかること、スキッド
パイプを損傷しないようにキャスタブルのみを解体する
必要があること及びキャスタブルが容易に解体できない
ことから、非常に解体効率が低いこと、などの問題点が
あった。
シロールとを備えた自走式の自動解体・除去機を用いて
耐火物を解体した後に、真空吸引装置にて集塵する場合
においては、スキッドの耐火物がキャスタブルである
と、解体したキャスタブルやその粉塵によって吸引管の
目詰まりを起こす可能性がある。すなわち、今までのス
キッドの解体作業においては、炉内の作業環境を整える
必要があるために、作業に時間がかかること、スキッド
パイプを損傷しないようにキャスタブルのみを解体する
必要があること及びキャスタブルが容易に解体できない
ことから、非常に解体効率が低いこと、などの問題点が
あった。
【0011】本発明は、上記の問題を解決するためのも
のであり、作業員が作業するに適した温度にまで炉内温
度を冷却する必要がなく、さらに、従業員に負担をかけ
ることなくスキッドの補修作業を行うことができ、ま
た、補修作業に要する時間及び人数を著しく減少させる
ことができ、さらに、スキッドを破損させることなく効
率よくスキッドの耐火物を解体し、搬出することができ
る方法及び装置、設備を提供することを目的とする。
のであり、作業員が作業するに適した温度にまで炉内温
度を冷却する必要がなく、さらに、従業員に負担をかけ
ることなくスキッドの補修作業を行うことができ、ま
た、補修作業に要する時間及び人数を著しく減少させる
ことができ、さらに、スキッドを破損させることなく効
率よくスキッドの耐火物を解体し、搬出することができ
る方法及び装置、設備を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、スキッドのスキッドパイプを破損しな
い範囲で作動するブレーカー及び圧砕機により、スキッ
ドの耐火物を解体する。この解体方法は、圧砕機で耐火
物の対向する上下部を圧砕除去した後、ブレーカーで耐
火物の両側部を掘削除去する。解体された耐火物塊は、
搬送手段によって炉外に搬送する。
めに、本発明は、スキッドのスキッドパイプを破損しな
い範囲で作動するブレーカー及び圧砕機により、スキッ
ドの耐火物を解体する。この解体方法は、圧砕機で耐火
物の対向する上下部を圧砕除去した後、ブレーカーで耐
火物の両側部を掘削除去する。解体された耐火物塊は、
搬送手段によって炉外に搬送する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のスキッド耐火物解体装置
は、スキッドを構成するスキッドパイプ径より若干大き
い間隔を存して打撃のみを配置したブレーカーと、ブレ
ーカーと並設され、該ブレーカーによる掘削部分と直交
する方向の耐火物を圧砕する解体爪を有した圧砕機と、
ブレーカー及び圧砕機を昇降可能とし、かつブレーカー
及び圧砕機を搭載した状態で走行する昇降機構を備えた
解体台車とを備え、解体爪は、その基端側を枢支した対
向する1対の爪の先端部が接離揺動し、かつ、該爪の先
端部が互いに当接した状態で該爪の先端部以外の対向面
がスキッドパイプに当接しないように構成したものであ
る。
は、スキッドを構成するスキッドパイプ径より若干大き
い間隔を存して打撃のみを配置したブレーカーと、ブレ
ーカーと並設され、該ブレーカーによる掘削部分と直交
する方向の耐火物を圧砕する解体爪を有した圧砕機と、
ブレーカー及び圧砕機を昇降可能とし、かつブレーカー
及び圧砕機を搭載した状態で走行する昇降機構を備えた
解体台車とを備え、解体爪は、その基端側を枢支した対
向する1対の爪の先端部が接離揺動し、かつ、該爪の先
端部が互いに当接した状態で該爪の先端部以外の対向面
がスキッドパイプに当接しないように構成したものであ
る。
【0014】また、必要に応じて、解体台車に昇降機構
に加えて旋回機構を設けたり、また、ブレーカー及び圧
砕機と解体台車間に、該ブレーカー及び圧砕機を同時に
回転させる回転台を設け、この回転台を、ブレーカー及
び圧砕機の解体位置が耐火物の解体作業時の反力により
スキッドの通り芯に倣うように非駆動として、ブレーカ
ー及び圧砕機を解体作業時にスキッドの通り芯に倣うよ
うにしてもよい
に加えて旋回機構を設けたり、また、ブレーカー及び圧
砕機と解体台車間に、該ブレーカー及び圧砕機を同時に
回転させる回転台を設け、この回転台を、ブレーカー及
び圧砕機の解体位置が耐火物の解体作業時の反力により
スキッドの通り芯に倣うように非駆動として、ブレーカ
ー及び圧砕機を解体作業時にスキッドの通り芯に倣うよ
うにしてもよい
【0015】また、必要に応じて、ブレーカー及び圧砕
機と解体台車間に、該ブレーカー及び圧砕機を傾動させ
るための傾動機構を搭載してブレーカー及び圧砕機の角
度を調整できるようにしてもよい。
機と解体台車間に、該ブレーカー及び圧砕機を傾動させ
るための傾動機構を搭載してブレーカー及び圧砕機の角
度を調整できるようにしてもよい。
【0016】また、必要に応じて、ブレーカー及び圧砕
機と解体台車間に、ブレーカー及び圧砕機を水平に移動
させる水平移動機構を設けてブレーカー及び圧砕機を水
平移動できるようにしてもよい。
機と解体台車間に、ブレーカー及び圧砕機を水平に移動
させる水平移動機構を設けてブレーカー及び圧砕機を水
平移動できるようにしてもよい。
【0017】本発明のスキッド耐火物解体装置を用いた
解体方法は、上記した解体装置の基端側枢支部を中心と
してその先端部が接離揺動する1対の爪で構成された解
体爪の先端部により、耐火物の上下部を順に圧砕除去し
た後、解体爪で圧砕除去した耐火物の両側部を、スキッ
ドパイプ径より若干大きい間隔を存して打撃のみを配置
したブレーカーによって掘削除去するものである。
解体方法は、上記した解体装置の基端側枢支部を中心と
してその先端部が接離揺動する1対の爪で構成された解
体爪の先端部により、耐火物の上下部を順に圧砕除去し
た後、解体爪で圧砕除去した耐火物の両側部を、スキッ
ドパイプ径より若干大きい間隔を存して打撃のみを配置
したブレーカーによって掘削除去するものである。
【0018】また、本発明のスキッド耐火物解体搬出設
備は、上記のスキッド耐火物の解体装置に、この解体装
置によって解体した耐火物を受け取り、これを炉外に搬
送する搬送手段を備えたものであり、また、本発明のス
キッド耐火物解体搬出方法は、上記解体装置により解体
除去した耐火物塊を搬送手段に受け取り、順次炉外に搬
送するものである。
備は、上記のスキッド耐火物の解体装置に、この解体装
置によって解体した耐火物を受け取り、これを炉外に搬
送する搬送手段を備えたものであり、また、本発明のス
キッド耐火物解体搬出方法は、上記解体装置により解体
除去した耐火物塊を搬送手段に受け取り、順次炉外に搬
送するものである。
【0019】
【実施例】以下に、本発明のスキッド耐火物解体装置を
備えた本発明の耐火物解体搬出設備及びこの解体装置を
用いた方法について図1〜図4を参照して説明する。図
1は、本発明のスキッド耐火物解体搬出設備の概略構成
を示す図である。図2は、本発明の耐火物解体装置の概
略構成を示す斜視図である。図3は、解体台車の昇降機
構及び旋回機構の概略構成を示す図である。図4は、本
発明のスキッド耐火物解体方法を説明するための図であ
る。本実施例で示す解体装置1及び解体搬出設備10
は、請求項3の構成に請求項4乃至7の構成を付加した
ものを示す。なお、請求項毎に対応した説明は、以下そ
の都度説明する。
備えた本発明の耐火物解体搬出設備及びこの解体装置を
用いた方法について図1〜図4を参照して説明する。図
1は、本発明のスキッド耐火物解体搬出設備の概略構成
を示す図である。図2は、本発明の耐火物解体装置の概
略構成を示す斜視図である。図3は、解体台車の昇降機
構及び旋回機構の概略構成を示す図である。図4は、本
発明のスキッド耐火物解体方法を説明するための図であ
る。本実施例で示す解体装置1及び解体搬出設備10
は、請求項3の構成に請求項4乃至7の構成を付加した
ものを示す。なお、請求項毎に対応した説明は、以下そ
の都度説明する。
【0020】解体装置1は、図1〜図4に示すように、
スキッドパイプ44の径より若干大きい間隔を存して配
置した例えば2本のブレーカー2と、このブレーカー2
と並設され、該ブレーカー2による掘削部分と直交する
方向のキャスタブル47を圧砕する圧砕機3とを有して
いる。これらブレーカー2及び圧砕機3は、これらの昇
降、旋回を後述の昇降機構9、旋回機構11により可能
とし、かつブレーカー2及び圧砕機3を搭載した状態で
走行する解体台車4に搭載されている。
スキッドパイプ44の径より若干大きい間隔を存して配
置した例えば2本のブレーカー2と、このブレーカー2
と並設され、該ブレーカー2による掘削部分と直交する
方向のキャスタブル47を圧砕する圧砕機3とを有して
いる。これらブレーカー2及び圧砕機3は、これらの昇
降、旋回を後述の昇降機構9、旋回機構11により可能
とし、かつブレーカー2及び圧砕機3を搭載した状態で
走行する解体台車4に搭載されている。
【0021】ブレーカー2は、スキッド40の通り芯に
対して直交する方向から、スキッド40の両側部を掘削
するもので、本実施例では、2本設けたものを開示して
いる。これにより、ブレーカー2による掘削作業時に、
スキッドパイプ44を破損することがない。2本のブレ
ーカー2のそれぞれの打撃のみ2aの先端は、圧砕機3
の解体爪3aの先端と同じ高さにしている。
対して直交する方向から、スキッド40の両側部を掘削
するもので、本実施例では、2本設けたものを開示して
いる。これにより、ブレーカー2による掘削作業時に、
スキッドパイプ44を破損することがない。2本のブレ
ーカー2のそれぞれの打撃のみ2aの先端は、圧砕機3
の解体爪3aの先端と同じ高さにしている。
【0022】また、圧砕機3は、スキッド40の通り芯
に対して直交する方向から、前記ブレーカー2により掘
削したスキッド40の上下部を順次、解体爪3aによっ
て圧砕するもので、対向する1対の爪の基端側が枢支さ
れ、油圧シリンダー3eのロッドの出退動によって枢支
部3bを中心としてその先端部3cが接離揺動し、この
先端部3cが互いに当接した状態で該先端部3c以外の
対向面3dがスキッドパイプ44に当接しないように構
成している。また、解体爪3aが全開した時の爪開度
は、スキッド40のキャスタブル47の径よりも大き
い。
に対して直交する方向から、前記ブレーカー2により掘
削したスキッド40の上下部を順次、解体爪3aによっ
て圧砕するもので、対向する1対の爪の基端側が枢支さ
れ、油圧シリンダー3eのロッドの出退動によって枢支
部3bを中心としてその先端部3cが接離揺動し、この
先端部3cが互いに当接した状態で該先端部3c以外の
対向面3dがスキッドパイプ44に当接しないように構
成している。また、解体爪3aが全開した時の爪開度
は、スキッド40のキャスタブル47の径よりも大き
い。
【0023】また、解体装置1は、図3に示すように、
昇降胴9aの内部に油圧シリンダー9bを備えた昇降機
構9を備えている。この昇降機構9は、後述の水平機構
8の送りベッド8bの下部に設けられ、油圧シリンダー
9bによって送りベッド8bを介してブレーカー2や圧
砕機3を昇降移動する。
昇降胴9aの内部に油圧シリンダー9bを備えた昇降機
構9を備えている。この昇降機構9は、後述の水平機構
8の送りベッド8bの下部に設けられ、油圧シリンダー
9bによって送りベッド8bを介してブレーカー2や圧
砕機3を昇降移動する。
【0024】なお、以上説明した構成は、請求項3に対
応した部分である。請求項3に対応する解体装置は、ス
キッドパイプ44を破損することなくスキッド40のキ
ャスタブル47のみを解体し、その解体作業に時間と人
数をかけることなく迅速、かつ的確に解体作業を行うた
めの必要最低限の構成を備えたものである。また、図示
する状態では、説明を容易にするために、そのほとんど
の機構が露出した状態としているが、実際には適当な防
塵板を設けている。さらに、解体台車4は、車輪にて駆
動するように図示しているが、これに限定されず、クロ
ーラ方式であってもよい。
応した部分である。請求項3に対応する解体装置は、ス
キッドパイプ44を破損することなくスキッド40のキ
ャスタブル47のみを解体し、その解体作業に時間と人
数をかけることなく迅速、かつ的確に解体作業を行うた
めの必要最低限の構成を備えたものである。また、図示
する状態では、説明を容易にするために、そのほとんど
の機構が露出した状態としているが、実際には適当な防
塵板を設けている。さらに、解体台車4は、車輪にて駆
動するように図示しているが、これに限定されず、クロ
ーラ方式であってもよい。
【0025】また、解体装置1は、図3に示すように、
旋回機構11をも設けている。この旋回機構11は、円
筒形状の昇降胴9aと油圧シリンダー9bとの間に介在
させた滑座11aと、昇降胴9aとガイド胴9c間の環
状空間に多数介設したボール11bとで構成され、昇降
胴9aの昇降移動と共に水平方向の旋回をも円滑に行う
ようになっている。なお、この旋回機構11は、図示省
略した油圧シリンダー等の駆動機構によって旋回する。
また、旋回機構11は、請求項4に対応し、上記した解
体装置に選択的に付加される機構である。
旋回機構11をも設けている。この旋回機構11は、円
筒形状の昇降胴9aと油圧シリンダー9bとの間に介在
させた滑座11aと、昇降胴9aとガイド胴9c間の環
状空間に多数介設したボール11bとで構成され、昇降
胴9aの昇降移動と共に水平方向の旋回をも円滑に行う
ようになっている。なお、この旋回機構11は、図示省
略した油圧シリンダー等の駆動機構によって旋回する。
また、旋回機構11は、請求項4に対応し、上記した解
体装置に選択的に付加される機構である。
【0026】また、解体装置1は、ブレーカー2と圧砕
機3とが回転台6を介して解体台車4に設けられてい
る。この回転台6は、非駆動であり、解体台車4に対し
て自由に回転するようになっている。すなわち、この回
転台6を非駆動としたので、ブレーカー2又は圧砕機3
は、解体作業時にスキッド40に当接する反力によりス
キッド40の通り芯に倣う。従って、遠隔からの操作に
おいて、大体の位置に解体台車4を移動させれば、スキ
ッド40の通り芯に正確にブレーカー2及び圧砕機3を
配置することができる。なお、この回転台6の構成は、
請求項5に対応し、上記した解体装置のいずれかに選択
的に付加される機構である。
機3とが回転台6を介して解体台車4に設けられてい
る。この回転台6は、非駆動であり、解体台車4に対し
て自由に回転するようになっている。すなわち、この回
転台6を非駆動としたので、ブレーカー2又は圧砕機3
は、解体作業時にスキッド40に当接する反力によりス
キッド40の通り芯に倣う。従って、遠隔からの操作に
おいて、大体の位置に解体台車4を移動させれば、スキ
ッド40の通り芯に正確にブレーカー2及び圧砕機3を
配置することができる。なお、この回転台6の構成は、
請求項5に対応し、上記した解体装置のいずれかに選択
的に付加される機構である。
【0027】また、解体装置1は、回転台6の下部に、
ブレーカー2及び圧砕機3を搭載した回転台6を傾動さ
せる傾動機構7を設けている。この傾動機構7は、回転
台6の下面に取付けたリンク7aの下端を枢支し、同じ
く回転台6の下面にロッド端を枢支した油圧シリンダー
7bのロッドを出退動させることによって回転台6を傾
動させるものである。この傾動機構7により、解体作業
時に、ブレーカー2及び圧砕機3をスキッド40に対し
て傾動させれば、前後の揺れが加わってより効果的に解
体作業を行うことができる。また、スキッドビーム42
に対して直交して配されたスキッドポスト43のキャス
タブル47を解体する際にも対応することができる。な
お、この傾動機構7の構成は、請求項6に対応し、上記
した解体装置のいずれかに選択的に付加される機構であ
る。
ブレーカー2及び圧砕機3を搭載した回転台6を傾動さ
せる傾動機構7を設けている。この傾動機構7は、回転
台6の下面に取付けたリンク7aの下端を枢支し、同じ
く回転台6の下面にロッド端を枢支した油圧シリンダー
7bのロッドを出退動させることによって回転台6を傾
動させるものである。この傾動機構7により、解体作業
時に、ブレーカー2及び圧砕機3をスキッド40に対し
て傾動させれば、前後の揺れが加わってより効果的に解
体作業を行うことができる。また、スキッドビーム42
に対して直交して配されたスキッドポスト43のキャス
タブル47を解体する際にも対応することができる。な
お、この傾動機構7の構成は、請求項6に対応し、上記
した解体装置のいずれかに選択的に付加される機構であ
る。
【0028】また、解体装置1は、傾動機構7と解体台
車4の間に水平移動機構8を設けている。水平移動機構
8は、送りベッド8b上にサドル8aを水平移動自在に
取付け、送りベッド8bの端部に設けた送りモーター8
cにより、これに直結したねじ軸8dを正逆回転させる
ことで、このねじ軸8dに螺合する雌ねじ部を設けたサ
ドル8aを水平移動させる構成である。なお、この水平
移動機構8は、請求項7に対応し、上記した解体装置の
いずれかに選択的に付加される機構である。
車4の間に水平移動機構8を設けている。水平移動機構
8は、送りベッド8b上にサドル8aを水平移動自在に
取付け、送りベッド8bの端部に設けた送りモーター8
cにより、これに直結したねじ軸8dを正逆回転させる
ことで、このねじ軸8dに螺合する雌ねじ部を設けたサ
ドル8aを水平移動させる構成である。なお、この水平
移動機構8は、請求項7に対応し、上記した解体装置の
いずれかに選択的に付加される機構である。
【0029】本発明の解体装置1は、上記したような構
成であり、この解体装置1によって解体除去したキャス
タブル47aを搬送手段によって加熱炉41外に排出す
るように構成したのが、本発明の解体搬出設備10であ
る。この解体搬出設備10において、本実施例では搬送
手段としてブレーカー2及び圧砕機3によって解体した
キャスタブル47aを受けて、所定位置まで導くための
シュート4aと、このシュート4aからキャスタブル4
7aをバケット5aに受け取って移送する搬送車5と、
この搬送車5から受け取ったキャスタブル47aを加熱
炉41の炉壁41aに設けたマンホール41bから加熱
炉41の外部へ運び出すベルトコンベア41cとで構成
したものを開示している。そして、解体装置1を構成す
るブレーカー2、圧砕機3、解体台車4、及びこの解体
装置1と共に解体搬出設備10を構成する搬送車5の各
々には、それぞれを遠隔にて操作するための制御装置
(不図示)を有している。
成であり、この解体装置1によって解体除去したキャス
タブル47aを搬送手段によって加熱炉41外に排出す
るように構成したのが、本発明の解体搬出設備10であ
る。この解体搬出設備10において、本実施例では搬送
手段としてブレーカー2及び圧砕機3によって解体した
キャスタブル47aを受けて、所定位置まで導くための
シュート4aと、このシュート4aからキャスタブル4
7aをバケット5aに受け取って移送する搬送車5と、
この搬送車5から受け取ったキャスタブル47aを加熱
炉41の炉壁41aに設けたマンホール41bから加熱
炉41の外部へ運び出すベルトコンベア41cとで構成
したものを開示している。そして、解体装置1を構成す
るブレーカー2、圧砕機3、解体台車4、及びこの解体
装置1と共に解体搬出設備10を構成する搬送車5の各
々には、それぞれを遠隔にて操作するための制御装置
(不図示)を有している。
【0030】なお、上記解体台車4及び搬送車5の駆動
動力源は、ケーブルにより電源を供給するようにしても
よいし、エンジンを搭載して動力を得るようにしてもよ
い。装置の機動性を考慮すると、加熱炉41内にはスキ
ッドポスト43が林立しているので、エンジンを搭載す
るのが好ましい。また、遠隔にて解体台車4及び搬送車
5等を操作するにあたっては、加熱炉41の外部から無
線信号を送信するようにしている。この遠隔操作時にお
けるブレーカー2及び圧砕機3の作動範囲は、予め入力
されたスキッド40の径やスキッドパイプ44の径、さ
らにスキッド40のレイアウトなどに基づいて決定す
る。
動力源は、ケーブルにより電源を供給するようにしても
よいし、エンジンを搭載して動力を得るようにしてもよ
い。装置の機動性を考慮すると、加熱炉41内にはスキ
ッドポスト43が林立しているので、エンジンを搭載す
るのが好ましい。また、遠隔にて解体台車4及び搬送車
5等を操作するにあたっては、加熱炉41の外部から無
線信号を送信するようにしている。この遠隔操作時にお
けるブレーカー2及び圧砕機3の作動範囲は、予め入力
されたスキッド40の径やスキッドパイプ44の径、さ
らにスキッド40のレイアウトなどに基づいて決定す
る。
【0031】次に、上記構成の解体装置1を用いてスキ
ッド40のキャスタブル47を解体する方法を説明す
る。まず、遠隔操作により、解体装置1を加熱炉41内
に搬入し、炉内を移動させて補修対象のスキッド40の
近傍で停止させる。次に、送りベッド8bの向きがスキ
ッドビーム42の通り芯と一致していない場合には、昇
降胴9aを旋回させて、送りベッド8bの向きをスキッ
ドビーム42の長手方向と平行に配置する。この状態
で、スキッドビーム42の通り芯に、ブレーカー2,2
の間隔の中心及び圧砕機3の解体爪3aの開閉中心が位
置する。このとき、図4(a)に示すように圧砕機3の
解体爪3aは開いた状態としておく。
ッド40のキャスタブル47を解体する方法を説明す
る。まず、遠隔操作により、解体装置1を加熱炉41内
に搬入し、炉内を移動させて補修対象のスキッド40の
近傍で停止させる。次に、送りベッド8bの向きがスキ
ッドビーム42の通り芯と一致していない場合には、昇
降胴9aを旋回させて、送りベッド8bの向きをスキッ
ドビーム42の長手方向と平行に配置する。この状態
で、スキッドビーム42の通り芯に、ブレーカー2,2
の間隔の中心及び圧砕機3の解体爪3aの開閉中心が位
置する。このとき、図4(a)に示すように圧砕機3の
解体爪3aは開いた状態としておく。
【0032】図4(a)に示すように解体爪3aが開い
た状態で、昇降機構9の油圧シリンダー9bのロッドを
上昇させると、ブレーカー2がスキッド40の両側部を
掘削する。スキッド40はスキッドパイプ44の外周に
断熱材46が巻かれ、さらに、その外周にY形スタッド
45が溶接されているので、いま、この段階では、スキ
ッドパイプ44から剥離するキャスタブル47は少な
い。
た状態で、昇降機構9の油圧シリンダー9bのロッドを
上昇させると、ブレーカー2がスキッド40の両側部を
掘削する。スキッド40はスキッドパイプ44の外周に
断熱材46が巻かれ、さらに、その外周にY形スタッド
45が溶接されているので、いま、この段階では、スキ
ッドパイプ44から剥離するキャスタブル47は少な
い。
【0033】さらに、ブレーカー2が掘削して、図4
(b)に示すように、圧砕機3の枢支部3bがスキッド
40の下部に接触した状態で昇降機構9の油圧シリンダ
ー9bのロッドの上昇を停止する。次に、圧砕機3の油
圧シリンダー3eを作動して、解体爪3aを閉じ、図4
(c)に示すように、スキッド40の上部を圧砕する。
この時、解体爪3aの対向面3dは、閉じた状態でスキ
ッドパイプ44の径よりも大きくなるように設計されて
いるので、スキッドパイプ44を破損することはない。
(b)に示すように、圧砕機3の枢支部3bがスキッド
40の下部に接触した状態で昇降機構9の油圧シリンダ
ー9bのロッドの上昇を停止する。次に、圧砕機3の油
圧シリンダー3eを作動して、解体爪3aを閉じ、図4
(c)に示すように、スキッド40の上部を圧砕する。
この時、解体爪3aの対向面3dは、閉じた状態でスキ
ッドパイプ44の径よりも大きくなるように設計されて
いるので、スキッドパイプ44を破損することはない。
【0034】スキッド40の上部のキャスタブル47の
圧砕が完了すると、圧砕機3の解体爪3aを開き、昇降
機構9の油圧シリンダー9bのロッドを下降する。次
に、圧砕機3の油圧シリンダー3eを作動して、解体爪
3aを閉じ、図4(d)に示すようにスキッド40の下
部のキャスタブル47を圧砕除去する。このとき、スキ
ッドパイプ44の下部より若干低い位置、つまり、図4
(a)の状態から若干高い位置にて圧砕作業を行う。こ
れにより、スキッドパイプ44を破損することなく、ス
キッド40の下部のキャスタブル47のみを圧砕除去す
ることができる。
圧砕が完了すると、圧砕機3の解体爪3aを開き、昇降
機構9の油圧シリンダー9bのロッドを下降する。次
に、圧砕機3の油圧シリンダー3eを作動して、解体爪
3aを閉じ、図4(d)に示すようにスキッド40の下
部のキャスタブル47を圧砕除去する。このとき、スキ
ッドパイプ44の下部より若干低い位置、つまり、図4
(a)の状態から若干高い位置にて圧砕作業を行う。こ
れにより、スキッドパイプ44を破損することなく、ス
キッド40の下部のキャスタブル47のみを圧砕除去す
ることができる。
【0035】次に、圧砕機3の解体爪3aを開いて、下
降させ、その後、送りモーター8cを回転させてサドル
8aを移動し、ブレーカー2を、圧砕機3にて圧砕した
スキッド40の上下部と同一の円周上に移動する。そし
て、昇降機構9の油圧シリンダー9bのロッドを上昇さ
せ、図4(e)に示すように、ブレーカー2によりスキ
ッド40の両側部を掘削する。この段階において、スキ
ッド40のブレーカー2が掘削する両側部は、すでにそ
の上下部が前段階に圧砕機3にて圧砕されているので、
容易にキャスタブル47がスキッドパイプ44から剥離
する。
降させ、その後、送りモーター8cを回転させてサドル
8aを移動し、ブレーカー2を、圧砕機3にて圧砕した
スキッド40の上下部と同一の円周上に移動する。そし
て、昇降機構9の油圧シリンダー9bのロッドを上昇さ
せ、図4(e)に示すように、ブレーカー2によりスキ
ッド40の両側部を掘削する。この段階において、スキ
ッド40のブレーカー2が掘削する両側部は、すでにそ
の上下部が前段階に圧砕機3にて圧砕されているので、
容易にキャスタブル47がスキッドパイプ44から剥離
する。
【0036】以下、サドル8aあるいは解体台車4を進
ませて順次、スキッド40のキャスタブル47を解体し
て行く。なお、図4(a)の段階で、解体台車4がスキ
ッド40の通り芯の下部に正確に位置していなくても、
本実施例の解体装置1であれば、回転台6を解体台車4
に対して非駆動としているので、ブレーカー2がスキッ
ド40の下部に当接した時点でその反力により、ブレー
カー2及び圧砕機3がスキッド40の通り芯に倣う。こ
れにより、ブレーカー2は、スキッドパイプ44を破損
せず、正確にスキッド40の両側部のキャスタブル47
のみを掘削する。
ませて順次、スキッド40のキャスタブル47を解体し
て行く。なお、図4(a)の段階で、解体台車4がスキ
ッド40の通り芯の下部に正確に位置していなくても、
本実施例の解体装置1であれば、回転台6を解体台車4
に対して非駆動としているので、ブレーカー2がスキッ
ド40の下部に当接した時点でその反力により、ブレー
カー2及び圧砕機3がスキッド40の通り芯に倣う。こ
れにより、ブレーカー2は、スキッドパイプ44を破損
せず、正確にスキッド40の両側部のキャスタブル47
のみを掘削する。
【0037】また、図4(c)(d)において、圧砕機
3の解体爪3aがスキッド40の上下部のキャスタブル
47を圧砕除去した時に、傾動機構7の油圧シリンダー
7bを作動して、圧砕機3を前後に振ることで、より確
実にキャスタブル47をスキッドパイプ44から剥離す
ることができる。
3の解体爪3aがスキッド40の上下部のキャスタブル
47を圧砕除去した時に、傾動機構7の油圧シリンダー
7bを作動して、圧砕機3を前後に振ることで、より確
実にキャスタブル47をスキッドパイプ44から剥離す
ることができる。
【0038】上記したように、本発明の解体装置1を用
いた本発明の方法によって解体され、スキッドパイプ4
4から剥離したキャスタブル47aは、上記した本発明
の解体搬出設備10を用いた本発明の搬出方法によって
加熱炉41から搬出される。すなわち、キャスタブル4
7aは、シュート4a上を流れて搬送車5のバケット5
aに積載される。もちろん搬送車5は解体台車4の近傍
で、シュート4aから流れるキャスタブル47aを受け
止められる位置に停止させている。バケット5aに解体
したキャスタブル47aを所定量積載した後、搬送車5
は、加熱炉41の炉壁41aに設けたマンホール41b
迄移動し、加熱炉41の内外に亘って敷設されたベルト
コンベア41c上に解体したキャスタブル47aを移載
する。ベルトコンベア41c上に積載されたキャスタブ
ル47aは、ベルトコンベア41cにより加熱炉41の
外部に排出される。以上の作業は、遠隔操作によってオ
ペレータ1人だけで行うことができる。
いた本発明の方法によって解体され、スキッドパイプ4
4から剥離したキャスタブル47aは、上記した本発明
の解体搬出設備10を用いた本発明の搬出方法によって
加熱炉41から搬出される。すなわち、キャスタブル4
7aは、シュート4a上を流れて搬送車5のバケット5
aに積載される。もちろん搬送車5は解体台車4の近傍
で、シュート4aから流れるキャスタブル47aを受け
止められる位置に停止させている。バケット5aに解体
したキャスタブル47aを所定量積載した後、搬送車5
は、加熱炉41の炉壁41aに設けたマンホール41b
迄移動し、加熱炉41の内外に亘って敷設されたベルト
コンベア41c上に解体したキャスタブル47aを移載
する。ベルトコンベア41c上に積載されたキャスタブ
ル47aは、ベルトコンベア41cにより加熱炉41の
外部に排出される。以上の作業は、遠隔操作によってオ
ペレータ1人だけで行うことができる。
【0039】なお、スキッドボタン40cの部分につい
ては、スキッド40の上部を圧砕機3にて圧砕すると
き、解体爪3aの先端部3cがスキッドボタン40cに
接した状態で、解体爪3aの閉動作を停止させればよ
く、その他の解体作業は、上記と同様である。また、ス
キッドポスト43を解体するときは、傾動機構7を上記
状態から90°傾動し、スキッドポスト43に対応して
解体する。
ては、スキッド40の上部を圧砕機3にて圧砕すると
き、解体爪3aの先端部3cがスキッドボタン40cに
接した状態で、解体爪3aの閉動作を停止させればよ
く、その他の解体作業は、上記と同様である。また、ス
キッドポスト43を解体するときは、傾動機構7を上記
状態から90°傾動し、スキッドポスト43に対応して
解体する。
【0040】このように、本発明によれば、従来の、炉
内温度80℃位から開始する炉内足場組み立て作業を省
略でき、また、人手作業主体であったエアーブレーカー
によるスキッドのキャスタブル解体作業を省略でき、こ
れらの作業の省略により、大幅に時間と人手が削減でき
た。具体的には、足場組み立てからスキッドキャスタブ
ル解体作業、足場解体作業までには、20人で約14日
を要していたが、本実施例では、解体装置1の操作者の
みで約11.5日で行えることになり、顕著に時間と人
手の削減が図れた。また、解体装置1を遠隔操作するの
で、加熱炉41内に作業員が立ち入る必要がなく、加熱
炉内雰囲気温度が高温の状態から作業を始めることがで
き、また、作業員に負荷がかからない。
内温度80℃位から開始する炉内足場組み立て作業を省
略でき、また、人手作業主体であったエアーブレーカー
によるスキッドのキャスタブル解体作業を省略でき、こ
れらの作業の省略により、大幅に時間と人手が削減でき
た。具体的には、足場組み立てからスキッドキャスタブ
ル解体作業、足場解体作業までには、20人で約14日
を要していたが、本実施例では、解体装置1の操作者の
みで約11.5日で行えることになり、顕著に時間と人
手の削減が図れた。また、解体装置1を遠隔操作するの
で、加熱炉41内に作業員が立ち入る必要がなく、加熱
炉内雰囲気温度が高温の状態から作業を始めることがで
き、また、作業員に負荷がかからない。
【0041】また、ブレーカー2及び圧砕機3が、スキ
ッドパイプ44を破損しないようにその径外で掘削、圧
砕作業を行うようにしたので、仕上げ作業時にスキッド
パイプ44を補修する必要がなく、さらに、回転台6、
傾動機構7、水平移動機構8及び昇降機構9、旋回機構
11などにより、スキッド40の向き、角度、水平位置
に応じて柔軟に対応するので、解体作業は、迅速に、か
つ的確に行うことができる。
ッドパイプ44を破損しないようにその径外で掘削、圧
砕作業を行うようにしたので、仕上げ作業時にスキッド
パイプ44を補修する必要がなく、さらに、回転台6、
傾動機構7、水平移動機構8及び昇降機構9、旋回機構
11などにより、スキッド40の向き、角度、水平位置
に応じて柔軟に対応するので、解体作業は、迅速に、か
つ的確に行うことができる。
【0042】なお、本発明は上記実施例に限らず、種々
の変形が可能であり、例えば、ブレーカー2は上記実施
例では、2本設けたが4本設けた構成でも、また、打撃
のみをU字状に形成すれば1本でもよく、また、圧砕機
3の解体爪3aは、図示した形状でなくとも、解体爪の
先端部が互いに当接した状態で該爪の先端部以外の対向
面がスキッドパイプ44に当接しない形状であればよ
い。また、昇降機構9等の駆動源としては、油圧シリン
ダーを開示したが、モータやギヤ等を用いたものでもよ
く、また、水平移動機構8として油圧シリンダーを用い
てもよい。
の変形が可能であり、例えば、ブレーカー2は上記実施
例では、2本設けたが4本設けた構成でも、また、打撃
のみをU字状に形成すれば1本でもよく、また、圧砕機
3の解体爪3aは、図示した形状でなくとも、解体爪の
先端部が互いに当接した状態で該爪の先端部以外の対向
面がスキッドパイプ44に当接しない形状であればよ
い。また、昇降機構9等の駆動源としては、油圧シリン
ダーを開示したが、モータやギヤ等を用いたものでもよ
く、また、水平移動機構8として油圧シリンダーを用い
てもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、人手を
要することなく、しかもスキッドパイプを破損すること
なく、迅速、かつ的確に耐火物を解体することができ、
また、スキッドの配置レイアウトやスキッドの高さや解
体台車に対する角度に応じて柔軟に対処させることがで
きる。
要することなく、しかもスキッドパイプを破損すること
なく、迅速、かつ的確に耐火物を解体することができ、
また、スキッドの配置レイアウトやスキッドの高さや解
体台車に対する角度に応じて柔軟に対処させることがで
きる。
【0044】また、本発明において、ブレーカーや圧砕
機を昇降する昇降機構に加えて、これらを旋回可能とす
る旋回機構を設けたことにより、炉内に配置したスキッ
ドのレイアウトに応じて解体台車を移動させることなく
ブレーカーや圧砕機を解体対象のスキッドに対応させる
ことができる。
機を昇降する昇降機構に加えて、これらを旋回可能とす
る旋回機構を設けたことにより、炉内に配置したスキッ
ドのレイアウトに応じて解体台車を移動させることなく
ブレーカーや圧砕機を解体対象のスキッドに対応させる
ことができる。
【0045】また、本発明において、回転台が解体台車
から独立して非駆動とされ、ブレーカー及び圧砕機を並
設した状態で回転するようにすれば、解体台車によりス
キッドが配された大体の位置にブレーカー及び圧砕機を
位置させて作業を開始すれば、解体作業時の反力により
回転台が回転してブレーカー及び圧砕機はスキッドの通
り芯に倣い、解体作業時にブレーカー及び圧砕機がスキ
ッドの通り芯からずれてスキッドパイプを破損すること
がない。
から独立して非駆動とされ、ブレーカー及び圧砕機を並
設した状態で回転するようにすれば、解体台車によりス
キッドが配された大体の位置にブレーカー及び圧砕機を
位置させて作業を開始すれば、解体作業時の反力により
回転台が回転してブレーカー及び圧砕機はスキッドの通
り芯に倣い、解体作業時にブレーカー及び圧砕機がスキ
ッドの通り芯からずれてスキッドパイプを破損すること
がない。
【0046】また、本発明において、解体台車にブレー
カー及び圧砕機を傾動させる傾動機構を搭載すれば、解
体台車自体が傾いている場合や、スキッドが傾いて配置
されている場合に対処させることができ、どのような場
合においても確実にスキッドの耐火物だけを解体し、ス
キッドパイプを破損することがない。
カー及び圧砕機を傾動させる傾動機構を搭載すれば、解
体台車自体が傾いている場合や、スキッドが傾いて配置
されている場合に対処させることができ、どのような場
合においても確実にスキッドの耐火物だけを解体し、ス
キッドパイプを破損することがない。
【0047】また、本発明において、ブレーカー及び圧
砕機を水平に移動させる水平移動機構を設ければ、解体
台車を移動させることなく、所定距離の解体作業をおこ
なうことができる。これにより、解体台車を移動させる
ことで、ブレーカー及び圧砕機がずれてしまうことがな
く、解体台車を移動するたびに微調整を行う必要がなく
なり、効率よく解体作業を行うことができる。
砕機を水平に移動させる水平移動機構を設ければ、解体
台車を移動させることなく、所定距離の解体作業をおこ
なうことができる。これにより、解体台車を移動させる
ことで、ブレーカー及び圧砕機がずれてしまうことがな
く、解体台車を移動するたびに微調整を行う必要がなく
なり、効率よく解体作業を行うことができる。
【図1】本発明の一実施例によるスキッド耐火物解体装
置を備えた解体搬出設備の構成を示す図である。
置を備えた解体搬出設備の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例によるスキッド耐火物解体装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施例によるスキッド耐火物解体装
置における昇降機構及び旋回機構の構成を部分的に示す
図である。
置における昇降機構及び旋回機構の構成を部分的に示す
図である。
【図4】本発明の一実施例によるスキッド耐火物解体方
法による解体手順を示す図である。
法による解体手順を示す図である。
【図5】加熱炉におけるスキッドのレイアウトを示す概
略図である。
略図である。
【図6】スキッドの構造を示す図である。
【図7】解体途中のスキッドの構造を示し、(a)は正
面図、(b)は側面図である。
面図、(b)は側面図である。
1 (スキッドの耐火物)解体装置 2 ブレーカー 3 圧砕機 3a 解体爪 3b 枢支部 3c 先端部 3d 対向面 4 解体台車 5 搬送車 6 回転台 7 傾動機構 8 水平移動機構 9 昇降機構 10 解体設備 11 旋回機構 40 スキッド 40a 移動スキッド 40b 固定スキッド 41 加熱炉 42 スキッドビーム 43 スキッドポスト 44 スキッドパイプ 45 Y形スタッド 46 断熱材 47 キャスタブル(不定形耐火物)
Claims (8)
- 【請求項1】 炉内に配置されたスキッドの耐火物を解
体する方法において、基端側枢支部を中心としてその先
端部が接離揺動する1対の爪で構成された解体爪によ
り、前記耐火物の上下部を順に圧砕除去した後、前記解
体爪で圧砕除去した耐火物の両側部をブレーカーによっ
て掘削除去することを特徴とするスキッド耐火物解体方
法。 - 【請求項2】 請求項1の方法により解体除去した耐火
物塊を受け取り、順次炉外に搬送することを特徴とする
スキッド耐火物解体搬出方法。 - 【請求項3】 請求項1の方法に適用する装置であっ
て、 スキッドを構成するスキッドパイプ径より若干大きい間
隔を存して打撃のみを配置したブレーカーと、前記ブレ
ーカーと並設され、該ブレーカーによる掘削部分と直交
する方向の耐火物を圧砕する解体爪を有した圧砕機と、
前記ブレーカー及び圧砕機を昇降可能とし、かつ前記ブ
レーカー及び圧砕機を搭載した状態で走行する昇降機構
を設けた解体台車とを備え、前記解体爪は、その基端側
を枢支した対向する1対の爪の先端部が接離揺動し、か
つ、該爪の先端部が互いに当接した状態で該爪の先端部
以外の対向面が前記スキッドパイプに当接しないように
構成したことを特徴とするスキッド耐火物解体装置。 - 【請求項4】 前記解体台車に、昇降機構に加えて旋回
機構をも設け、ブレーカー及び圧砕機を昇降及び旋回可
能としたことを特徴とする請求項3に記載のスキッド耐
火物解体装置。 - 【請求項5】 前記ブレーカー及び圧砕機と前記解体台
車間に、該ブレーカー及び圧砕機を同時に回転させる回
転台を設け、この回転台は、前記ブレーカー及び圧砕機
の解体位置が耐火物の解体作業時の反力によりスキッド
の通り芯に倣うように非駆動としたことを特徴とする請
求項3又は4に記載のスキッド耐火物解体装置。 - 【請求項6】 前記ブレーカー及び圧砕機と前記解体台
車間に、該ブレーカー及び圧砕機を傾動させるための傾
動機構を搭載したことを特徴とする請求項3乃至5のい
ずれかに記載のスキッド耐火物解体装置。 - 【請求項7】 前記ブレーカー及び圧砕機と前記解体台
車間に、ブレーカー及び圧砕機を水平に移動させる水平
移動機構を設けたことを特徴とする請求項3乃至6のい
ずれかに記載のスキッド耐火物解体装置。 - 【請求項8】 請求項2の解体搬出方法に適用する設備
であって、 請求項3乃至7のいずれかに記載のスキッド耐火物解体
装置に、このスキッド耐火物解体装置によって解体した
耐火物塊を受け取り、これを炉外へ搬送する搬送手段と
を備えたことを特徴とするスキッド耐火物解体搬出設
備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14915496A JPH101718A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | スキッド耐火物解体方法及び装置並びに解体搬出方法及び設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14915496A JPH101718A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | スキッド耐火物解体方法及び装置並びに解体搬出方法及び設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH101718A true JPH101718A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15468973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14915496A Pending JPH101718A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | スキッド耐火物解体方法及び装置並びに解体搬出方法及び設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH101718A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017220848A1 (en) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | Outotec (Finland) Oy | A gripping tool and a method for removing a heat exchanger plate from a furnace wall |
-
1996
- 1996-06-11 JP JP14915496A patent/JPH101718A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017220848A1 (en) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | Outotec (Finland) Oy | A gripping tool and a method for removing a heat exchanger plate from a furnace wall |
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