JP3328655B2 - 卓上ロボット装置及びそのライン - Google Patents

卓上ロボット装置及びそのライン

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JP3328655B2 JP32124292A JP32124292A JP3328655B2 JP 3328655 B2 JP3328655 B2 JP 3328655B2 JP 32124292 A JP32124292 A JP 32124292A JP 32124292 A JP32124292 A JP 32124292A JP 3328655 B2 JP3328655 B2 JP 3328655B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は卓上ロボット装置に関
し、特に、ねじ締付け、半田付け、洗浄、組立、液体塗
布、注油、ピン圧入等の支援のために用いられる卓上ロ
ボット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなねじ締め等の各種工
程に使用される卓上ロボット装置として、特開平2−1
00837および特開平2−106230等のものが知
られている。これらは、図7に示すように、基台100
上の前後方向(図中aで示す方向)の所定位置に2本の
支持コラム102が立設され、これら支持コラム102
によってガイド機構103が横方向に支持されている。
そのガイド機構103に沿って移動するようにロボット
駆動部104が設けられ、このロボット駆動部104
に、例えばねじ締め工具等の工具ユニットが取り付けら
れることとなる。
【0003】また、基台100には、ワーク台105が
基台100の前後方向に移動可能に設けられ、このワー
ク台105に所定のワークが載せられる。そして、この
ワーク台105の前後方向の移動とロボット駆動部10
4の横方向の移動とにより、所定のワークの任意の位置
に対しねじ締め、その他の工程が実施されることとな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ロボット駆動
部104は、基台100の前後方向において中間的な位
置にあることが作業上望ましいため、支持コラム102
も基台100の前後方向のほぼ中間位置に設けられてい
る。しかし、これら支持コラム102のためにワークの
セットエリアが狭く、大物部品は支持コラム102に当
たってしまう問題がある。また、このような卓上ロボッ
ト装置を横方向(図においてb方向)に、複数台連結し
て使用しようとしても、各支持コラム102が障害とな
って、横方向(b方向)へワークを順次流すことができ
ない。
【0005】本発明の課題は、ワークのセットエリアを
大きくとることができ、かつ、横方向における複数台の
連結使用も可能な卓上ロボット装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基台上の前後
方向の所定位置に、支持コラムを介してガイド機構が横
方向に支持され、そのガイド機構に沿ってロボット駆動
部が移動するように設けられた構造の卓上ロボット装置
において、前記支持コラム前記基台の後端近傍から垂
直に立ち上がる2本の垂直部と、各々の垂直部の上部か
ら前記基台の前端側に向かってせり出すせり出し部とを
備え、かつ、その支持コラムの前記せり出し部には前記
ガイド機構との連結部が前記基台の前端側にせり出して
位置しており、この連結部に支持された前記ガイド機構
は、前記基台の前後方向のほぼ中央の上方に位置してい
とともに、前記連結部はせり出し部の先端に位置して
おり、前記基台の後端部から前端部に向かって突出する
各々のせり出し部の先端に固定された前記ガイド機構
は、水平方向に固定されるとともに、ガイド機構の横幅
は2本の支持コラムの間隔よりも広くしたことを特徴と
する。
【0007】
【作用】このように、支持コラムを基台の後端部側へ退
避させた形態で設け、かつ、ガイド機構との連結部は基
台の前端側ヘせり出して位置させたことにより、基台上
のワークセットスペースが従来に比べて大幅に広がる。
また、このような卓上ロボット装置を横方向に連結して
使用する場合でも、支持コラムが障害とならない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0009】図1に示す卓上ロボット装置1は、基台2
を備え、この基台2上に支持コラム3を介してガイド機
構4が支持され、このガイド機構4に沿って、工具取付
台5およびねじ締め用の電動ドライバーユニット(以
下、ドライバーユニットという)6を含むロボット駆動
部7が横方向(図中b方向)に移動させられるようにな
っている。また、この下方に位置して基台2上には、ワ
ーク台8が基台2の前後方向(図中a方向)において移
動するようになっており、このワーク台8の前後方向の
移動とロボット駆動部7の横方向の移動との組み合わせ
により、ワーク台8上に載置される所定のワークの任意
の位置に対しドライバーユニット6が位置させられ、操
作部9のキー操作に基づいて、所定のねじ締め工程が実
施される。
【0010】支持コラム3は、基台2から垂直に立ち上
がる2本の垂直部10と、各垂直部10の上部から基台
2の前端側に向かってせり出すせり出し部11とを備
え、これらが一体的に連結されるとともに、各せり出し
部11の先端部に上述のガイド機構4が水平方向に固定
されている。
【0011】各垂直部10の基端部は、基台2に形成さ
れた横方向の溝12に嵌め込まれ、図3に示すように、
複数のボルト13で固定されているが、各ボルト13を
緩めれば、図1に示す溝12に沿って、基台2の横方向
(ガイド機構4と平行な方向)に支持コラム3の全体を
移動させ、その溝12の任意の位置で固定することがで
きる。
【0012】支持コラム3のせり出し部11は、図4か
ら明らかなように、基台2の後端部から前端側へ向かっ
て突出し、その先端に固定されたガイド機構4は、基台
2の前後方向のほぼ中央に位置している。
【0013】図1に示すように、ガイド機構4は、2本
の互いに平行なガイドレール14を備えている。前述の
工具取付台5は4個のガイド金具15(図2)を介して
これらガイドレール14に取り付けられ、横方向におい
て移動可能に支持されている。また、工具取付台5に
は、ガイド機構4の両端にわたって掛け渡されたタイミ
ングベルト16がその一箇所において固定され、このタ
イミングベルト16がモータ17により正逆両方向に駆
動されることにより、工具取付台5は図2の左右方向の
任意の位置へ移動させられることとなる。
【0014】工具取付台5は、図1に示すように、ドラ
イバーユニット6を取り付けるための垂直部20と、垂
直部20の上端部から後方に水平に延びる水平部21と
を備えたL字型の形態をなしていて、水平部21には、
作業工程で必要な物を供給する供給部として、ねじ供給
ストッカー22が設置されている。
【0015】このねじ供給ストッカー22は、多数の小
ねじを収容するもので、このねじ供給ストッカー22か
らドライバーユニット6の先端に向かって小ねじを供給
する誘導管23が設けられている。ねじ供給ストッカー
22に収容された小ねじは、公知の機構により誘導管2
3に沿って整列した状態で下方へ送られ、誘導管23の
下端から小ねじを受け取る図示しない受け部材により、
1個ずつ小ねじがドライバーユニット6の真下に位置さ
せられ、そのドライバーユニット6によりねじ締めが行
われるようになっている。
【0016】ワーク台8は、図1に示す基台2に形成さ
れた2本の切欠き溝26に沿って基台2の前後方向に移
動可能とされているが、このワーク台8は、図2ないし
図4に示すように、移動ベース部27と、この上に装着
された載置テーブル28とを備えた二重構造をなしてい
る。下側に位置する移動ベース部27は四角い板状のも
ので、基台2に形成された2本のガイドレール29によ
り基台2の前後方向に移動可能に支持されている。
【0017】移動ベース部27は、図4に示すように、
モータ30とそれによって駆動されるタイミングベルト
31とを含む駆動機構に連結されており、タイミングベ
ルト31の一箇所が移動ベース部27に固定されてい
る。したがって、モータ30によりタイミングベルト3
1が正逆両方向に駆動されれば、これに従って移動ベー
ス部27が移動する。
【0018】移動ベース部27の上面の4箇所には、均
等にブッシュ32が形成されて、図5に示すように、各
ブッシュ32に嵌合されたピン33がブッシュ32の上
端から一定寸法上方へ突出している。一方、載置テーブ
ル28には、このピン33に嵌合する装着孔34が形成
されており、載置テーブル28を4箇所の装着孔34に
おいてピン33に嵌め込むことにより、載置テーブル2
8が移動ベース部27に対し着脱自在に装着されてい
る。
【0019】図2および図4に示すように、移動ベース
部27と載置テーブル28とはブッシュ32に相当する
寸法だけ離間しており、この間に基台2のカバープレー
ト35が位置し、図1に示す前述の切欠き溝26は、カ
バープレート35に形成されている。したがって、外部
からは載置テーブル28は見えるが、移動ベース部27
は見えないこととなる。ワークは、この載置テーブル2
8上に置かれるが、載置テーブル28を取り外すことに
より、予め用意した複数の載置テーブル28に所定のワ
ークを載せた状態でストックしておくこともできる。そ
の場合、着脱式の載置テーブル28が一種のパレットと
して機能する。
【0020】以上のような卓上ロボット装置1において
は、図1等に示すワーク台8にワークが載せられた状態
で、そのワーク台8の移動および工具取付台5の移動に
より、ドライバーユニット6の先端がワークのねじ螺合
部に相対するようにされ、ドライバーユニット6により
小ねじの締付けが行われる。その際、支持コラム3が基
台2の後端から立ち上がり、前端側にせり出すようにさ
れた構造のため、ワークが支持コラム3に干渉すること
が少なく、基台2上のワークセットスペースSが広く取
れる。
【0021】また、そのように支持コラム3が後方へ退
避した構造のため、図6に示すように、複数の卓上ロボ
ット装置1を横並びに連結して、一つのラインを構成す
ることも容易にできる。その場合、ワーク台8上にコン
ベア38を横方向に設置して、このコンベア38がワー
ク台8とともに基台2の前後方向に位置変更できるよう
にし、かつ、各コンベア38の駆動によりワークを順次
下流へ流すようにすることもできる。
【0022】なお、以上説明した実施例では、ねじ締め
用の卓上ロボット装置を例に挙げたが、本発明は、ねじ
締めに限らず、半田付け、洗浄、組立、液体塗布、注
油、ピン圧入等、その他の工程を実施する卓上ロボット
装置にも同様に適用することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、基台上に設けられる支
持コラムが基台の後端近傍に設けられて、基台の前端側
に向かってせり出した構造とされるため、ワークをセッ
トする際に、支持コラムが障害にならず、そのためワー
クセットスペースが広く確保される。また、このような
卓上ロボット装置を複数台横並びに連結して使用するこ
とも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である卓上ロボット装置の概
略斜視図。
【図2】その正面図。
【図3】その平面図。
【図4】その側面図。
【図5】ワーク台の要部を示す斜視図。
【図6】上記卓上ロボット装置の連結使用形態の一例を
示す斜視図。
【図7】従来例の斜視図
【符号の説明】
1 卓上ロボット装置 2 基台 3 支持コラム 4 ガイド機構 5 工具取付台 6 ドライバーユニット 7 ロボット駆動部 8 ワーク台 10 垂直部 11 せり出し部 16 タイミングベルト 17 モータ 20 垂直部 21 水平部 22 ねじ供給ストッカー 23 誘導管 27 移動ベース部 28 載置テーブル 30 モータ 31 タイミングベルト 32 ブッシュ 33 ピン 34 装着孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−216641(JP,A) 特開 平1−177930(JP,A) 特開 昭59−41889(JP,A) 特開 昭64−75168(JP,A) 実開 平3−44531(JP,U) 実開 昭61−41461(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上の前後方向の所定位置に、支持コ
    ラムを介してガイド機構が横方向に支持され、そのガイ
    ド機構に沿ってロボット駆動部が移動するように設けら
    れた構造の卓上ロボット装置において、 前記支持コラム前記基台の後端近傍から垂直に立ち上
    がる2本の垂直部と、各々の垂直部の上部から前記基台
    の前端側に向かってせり出すせり出し部とを備え、か
    つ、その支持コラムの前記せり出し部には前記ガイド機
    構との連結部が前記基台の前端側にせり出して位置し
    おり、この連結部に支持された前記ガイド機構は、前記
    基台の前後方向のほぼ中央の上方に位置しているととも
    に、 前記連結部はせり出し部の先端に位置しており、前記基
    台の後端部から前端部に向かって突出する各々のせり出
    し部の先端に固定された前記ガイド機構は、水平方向に
    固定されるとともに、ガイド機構の横幅は2本の支持コ
    ラムの間隔よりも広くした ことを特徴とする卓上ロボッ
    ト装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の卓上ロボット装置の複数
    台を横並びに連結してロボットラインを構成し、かつ各
    卓上ロボット装置の前記基台上にコンベアを横方向に設
    置して、各コンベアの駆動によりワークを順次下流に流
    すようにした卓上ロボット装置ライン。
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