JP3328306B2 - コニカルスパイラルアンテナ - Google Patents

コニカルスパイラルアンテナ

Info

Publication number
JP3328306B2
JP3328306B2 JP33332891A JP33332891A JP3328306B2 JP 3328306 B2 JP3328306 B2 JP 3328306B2 JP 33332891 A JP33332891 A JP 33332891A JP 33332891 A JP33332891 A JP 33332891A JP 3328306 B2 JP3328306 B2 JP 3328306B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conical spiral
spiral antenna
conical
conductor portion
hollow truncated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33332891A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05251921A (ja
Inventor
聡 伊藤
浩明 田辺
勉 満井
広則 岡戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokyo Keiki Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Keiki Inc filed Critical Tokyo Keiki Inc
Priority to JP33332891A priority Critical patent/JP3328306B2/ja
Publication of JPH05251921A publication Critical patent/JPH05251921A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3328306B2 publication Critical patent/JP3328306B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコニカルスパイラルアン
テナに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は従来技術による2アームコニカル
スパイラルアンテナの概念的斜視図である。
【0003】このアンテナは、誘電体からなる中空截頭
円錐体1の円錐面上にコニカルスパイラル曲線状として
形成された2つの導体部分2a,2bからなる。
【0004】コニカルスパイラル曲線は、フレキシブル
銅箔付き誘電体基板をエッチングした後に、中空截頭円
錐体1の円錐面上に接着して形成することが多い。
【0005】従来技術のコニカルスパイラルアンテナで
用いられるコニカルスパイラル曲線は、その曲線上の一
点Oにおける接線Tが、円錐の中心軸に垂直な平面とな
す角度が点Oの位置とは無関係に一定値τとなるような
曲線である。
【0006】なお、2つの導体部分2a,2bは給電点
3a,3bにおいてそれぞれ給電され巻線端4a,4b
は電波吸収体および終端器等により終端される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般的にコニカルスパ
イラルアンテナにおいて、円錐面の一点Oを通るコニカ
ルスパイラル曲線の接線をT、この点Oを通り円錐面の
軸Zに対して垂直な平面をH、この平面Hと接線Tがな
す角度をτとするとき、自由空間波長がλであるような
周波数に対しては、円周長がλcosτであるような領
域が動作領域となる。したがって従来技術によるコニカ
ルスパイラルアンテナの円錐体の両端面の半径をr1,
r2(r1<r2)、光の速度をcとするとコニカルス
パイラルアンテナの動作周波数fの帯域は次の不等式で
表される領域である。 (c/2πr2)・cosτ<f<(c/2πr1)・
cosτ
【0008】従来技術によるコニカルスパイラルアンテ
ナにあっては、動作周波数帯域が、截頭円錐体1の両端
面である円の半径r1,r2によって決定され、帯域を
変るためには截頭円錐体の寸法自体を変えねばならず、
広帯域化を図ることが困難であった。
【0009】本発明は、截頭円錐体の寸法を変えること
なく、広帯域化を図ることができるコニカルスパイラル
アンテナを提供することを課題とする。
【0010】上記課題は、誘電体からなる中空截頭円錐
体上にコニカルスパイラル曲線状に形成された導体部分
と、上記導体部分の中心部に設けられた給電点と、上記
導体部分の外縁部に設けられた終端点を備えるコニカル
スパイラルアンテナにおいて、上記中空截頭円錐体の中
心軸に対して垂直な平面に対する上記コニカルスパイラ
ル曲線の接線のなす勾配角度上記中空截頭円錐体の小
径側端部から大径側端部にいくにつれて徐々に大きくな
ように設定すると共に、上記勾配角度が小さい側の上
記導体部分の端部を給電点としたことを特徴とするコニ
カルスパイラルアンテナによって解決された。
【0011】
【作用】既に説明したように、コニカルスパイラルアン
テナにおいては自由空間波長がλであるような周波数に
対しては円周長がλcosτであるような領域が動作領
域となる。なおτは、軸Zに対して垂直な平面Hと、そ
の領域におけるコニカルスパイラルアンテナ曲線の接線
Tがなす勾配角度である。
【0012】したがって截頭円錐体の第1と第2の端面
の半径をr1,r2(r1<r2)、第1と第2の端面
の近傍における勾配角度をτ1,τ2(τ1<τ2)、
光の速度をcとすると、本発明に係るコニカルスパイラ
ルアンテナの動作周波数fの帯域は次の不等式で表わさ
れる領域である。 (c/2πr2)・cosτ2<f<(c/2πr1)
・cosτ1
【0013】0<τ1<τ2<π/2である。また0<
τ<π/2の領域ではcosτは単調減少関数であるの
で、本発明に係るコニカルスパイラルアンテナの動作周
波数帯域はτが一定であるときより広い。
【0014】
【実施例】図2は2アームコニカルスパイラルアンテナ
として実現した、本発明に係るコニカルスパイラルアン
テナの概念的斜視図である。
【0015】このコニカルスパイラルアンテナの構造
は、勾配角度の点を除いて、図1のコニカルスパイラル
アンテナの構造と同一であるので、対応する部材には同
一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0016】図2から分るように、例えば一方の導体2
aを形成するコニカルスパイラル曲線が中空截頭円錐体
1の中心軸Zのまわりを1回転した時の対応する点にお
ける接線T1,Ta,Tb,T2の平面H(上記中心軸
Zに対して垂直な平面H)に対する角度τ1,τa,τ
b,τ2は、中空截頭円錐体1の中心軸Zから離れるに
従って徐々に大きくなっている。すなわち、中空截頭円
錐体1の中心軸Zに対して垂直な平面Hに対する上記コ
ニカルスパイラル曲線の接線のなす勾配角度τ1,τ
a,τb,τ2が上記中空截頭円錐体1の小径側端部か
ら大径側端部にいく従って徐々に大きくなるように設定
されている。そして、上記勾配角度が小さい側の上記導
体部分の端部3a,3bが給電点となされている。
【0017】図3は4アームスパイラルアンテナとして
実現した本発明に係るコニカルスパイラルアンテナの概
念的斜視図である。このコニカルスパイラルアンテナ
は、図2のアンテナが2アーム(2a,2b)のスパイ
ラルアンテナであるのに対して4アーム2a,2b,2
c,2dである点でのみ異なり、他の点では同一の構造
を有する。これ故、対応する部材には同一の参照符号を
付することによって、説明を省略する。
【0018】なおコニカルスパイラルアンテナの給電方
法等は従来技術と同様であり、また本発明の対象外であ
るので説明は省略する。
【0019】
【発明の効果】截頭円錐体の形状自体は変えることな
く、コニカルスパイラルアンテナの動作領域を広帯域化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による2アームコニカルスパイラルア
ンテナの概念的斜視図である。
【図2】2アームコニカルスパイラルアンテナとして実
現した本発明に係るコニカルスパイラルアンテナの概念
的斜視図である。
【図3】4アームスパイラルアンテナとして実現した本
発明に係るコニカルスパイラルアンテナの概念的斜視図
である。
【符号の説明】
1 誘電体からなる截頭円錐体 2a,2b,2c,2d 導体部分 3a,3b 給電点 4a,4b 巻線端 Z 円錐体の中心軸 H 軸Zに対して垂直な垂直平面 T1,T2,Ta,Tb コニカルスパイラル曲線の接
線 τ1,τ2,τa,τb 接線T1,T2,Ta,Tb
が垂直平面Hとなす勾配角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡戸 広則 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株 式会社トキメック内 (56)参考文献 特開 昭54−97353(JP,A) 特開 昭61−50404(JP,A) 実公 昭41−22248(JP,Y1) 米国特許4786911(US,A) 米国特許4630064(US,A) 米国特許4097867(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 11/04 H01Q 1/38 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体からなる中空截頭円錐体上にコニ
    カルスパイラル曲線状に形成された導体部分と、上記導
    体部分の中心部に設けられた給電点と、上記導体部分の
    外縁部に設けられた終端点を備えるコニカルスパイラル
    アンテナにおいて、上記中空截頭円錐体の中心軸に対し
    て垂直な平面に対する上記コニカルスパイラル曲線の接
    線のなす勾配角度上記中空截頭円錐体の小径側端部か
    ら大径側端部にいくにつれて徐々に大きくなるように設
    定すると共に、上記勾配角度が小さい側の上記導体部分
    の端部を給電点としたことを特徴とするコニカルスパイ
    ラルアンテナ。
JP33332891A 1991-12-17 1991-12-17 コニカルスパイラルアンテナ Expired - Fee Related JP3328306B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33332891A JP3328306B2 (ja) 1991-12-17 1991-12-17 コニカルスパイラルアンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33332891A JP3328306B2 (ja) 1991-12-17 1991-12-17 コニカルスパイラルアンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05251921A JPH05251921A (ja) 1993-09-28
JP3328306B2 true JP3328306B2 (ja) 2002-09-24

Family

ID=18264885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33332891A Expired - Fee Related JP3328306B2 (ja) 1991-12-17 1991-12-17 コニカルスパイラルアンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3328306B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU6941198A (en) * 1997-03-27 1998-10-22 Qualcomm Incorporated An antenna and a feed network for an antenna
US8001672B2 (en) * 2007-10-02 2011-08-23 Advanced Magnet Lab, Inc Methods of fabricating a conductor assembly having a curvilinear arcuate shape
CN104852126B (zh) * 2015-05-22 2018-06-08 上海航空机械有限公司 一种高效率宽带小型圆锥螺旋天线
CN109273827B (zh) * 2018-08-14 2020-09-01 浙江大学 可调柔性天线

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05251921A (ja) 1993-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3987456A (en) Wide relative frequency band and reduced size-to-wavelength ratio antenna
JP2533985B2 (ja) 半球状ビ―ムの双円錐アンテナ
US2958081A (en) Unidirectional broadband antenna comprising modified balanced equiangular spiral
GB2307356A (en) Coupled line element
JP3328306B2 (ja) コニカルスパイラルアンテナ
TW483188B (en) Primary radiator
US3969732A (en) Spiral antenna circuit
JP3277755B2 (ja) ヘリカル一次放射器とコンバーター
JP3061990B2 (ja) クロスダイポールアンテナ
US5175520A (en) High frequency coaxial resonator
JP2002508138A (ja) スタブ形成螺旋状アンテナ
JP2004129209A (ja) アンテナ装置
GB2145289A (en) Antenna
JPH0514043A (ja) バツクフアイアヘリカルアンテナ
JP3195010B2 (ja) スパイラルヘリックスアンテナ
CN112397890B (zh) 支撑介质以及螺旋天线及其制造方法
JPS6152007A (ja) ロットマンレンズ
ES2289429T3 (es) Sustrato para antena helicoidal y procedimiento de fabricacion del mismo.
JP2005057438A (ja) アンテナ装置
JPH07202550A (ja) ヘリカルアンテナ
JPS6314522B2 (ja)
KR920007592Y1 (ko) 스파이럴 안테나
Franks et al. Reflector-type periodic broadband antennas
JP3964129B2 (ja) アンテナ装置
JP3171843B2 (ja) 2つの周波数領域用の棒状アンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees