JP3328187B2 - 縦 管 - Google Patents

縦 管

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JP3328187B2
JP3328187B2 JP07095898A JP7095898A JP3328187B2 JP 3328187 B2 JP3328187 B2 JP 3328187B2 JP 07095898 A JP07095898 A JP 07095898A JP 7095898 A JP7095898 A JP 7095898A JP 3328187 B2 JP3328187 B2 JP 3328187B2
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pipe
sewage
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裕英 中川
孝育 吉井
俊秀 野中
敬一 石田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、マンホー
ルの内部に垂直状態で配置されて、内部を流下する下水
が、螺旋案内路によって螺旋状に案内されることによっ
て減衰されるようになった縦管に関する。
【0002】
【従来の技術】マンホール内を自然流下する下水によっ
てマンホールの内部が損傷することを防止するために、
例えば、特開平8−41915公報に開示されているよ
うに、マンホール内に下水用縦管(ドロップシャフト)
を配置する方法が実施されている。下水用縦管は、一定
の内径になった直管状の管本体部と、管本体部の内部
に、下水が直線状態に流下しないように螺旋状に案内す
る螺旋案内路とを有しており、この螺旋案内路に沿って
下水が螺旋状に流下することにより、下水が減衰され
る。減衰状態になった下水は、管本体部の下端部に設け
られた流出口からマンホール内に流出する。従って、マ
ンホール内に流入した下水は、マンホールの底部等に強
く衝突するおそれがなく、マンホールの底部が損傷する
ことが防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような下水用縦管
では、管本体部内を流下する下水の流速が速いために、
下水が管本体部内を流下する間に、下水内に空気が巻き
込まれる。また、螺旋案内路は、管本体部の下端部に達
しているために、管本体部の下端部において、下水は、
螺旋案内路による速い流速を付与された状態で流出口か
ら流出する。流出口から流出した下水は、マンホール内
に配置された下水本管内を低速で流動する下水に合流さ
れる。また、下水は、左右に振れた非定常流状態のまま
流出口から流出して下水本管内を流動する下水に流出さ
れる場合がある。また、流出口から下水本管内の浅瀬の
部分に下水が流出される場合がある。
【0004】このように、流出口から速い流速で下水が
流出すると、縦管内を流下する間に空気を巻き込んだ下
水は、マンホール内の下水本管を低速で流れている下水
に合流する際に、跳流(渦流)が発生するおそれがあ
る。低速で流れている下水本管内の下水に渦流が発生す
ると、下水本管内にて下水が滞留するとともに、縦管内
を流下する際に混入した空気によって臭気が発生してマ
ンホール内に溜まるおそれもある。
【0005】また、下水用縦管内を螺旋状の旋回流とな
って流下する下水の流速が速い場合には、流出口から流
出する下水が周囲に飛び散るおそれがある。流出口の周
囲に飛び散った下水は、マンホール内を汚染し、また、
これによっても臭気が発生してマンホール内に溜まるお
それもある。
【0006】また、左右に振れた非定常流状態のまま、
流出口からマンホール内の下水本管を流れている下水に
合流されると、下水本管内にて下水が滞留したり周囲に
飛び散ったりするとともに、縦管内を流下する際に混入
した空気によって臭気が発生してマンホール内に溜まる
おそれもある。
【0007】また、流出口から下水本管内の浅瀬の部分
に下水が流出されると、下水が周囲に飛び散るおそれが
あり、それに伴って、臭気が発生してマンホール内に溜
まるおそれもある。
【0008】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、螺旋案内路によって旋回流となっ
て管本体部内を流下する流体が、流出口からの流出速度
を低下させた状態または略定常流状態で流出させること
ができる縦管を提供することにある。本発明の他の目的
は、流出口から流出する流体が周囲に飛散することを防
止し得る縦管を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 本願の請求項1に記載の
発明(本発明1)は、垂直に配置された直管状の管本体
部内に流入した流体が、管本体部内に設けられた螺旋案
内路に案内されて管本体部内を流下するようになった縦
管であって、螺旋案内路の下端よりも下方に位置する管
本体部の下端部に、管本体部内を流下する流体の流出口
が、管本体部から側方に突出するように設けられてお
り、この流出口の長さが、内部の流体が略定常流となる
長さ以上とされている縦管である。
【0010】 本願の請求項2に記載の発明(本発明2
は、垂直に配置された直管状の管本体部内に流入した流
体が、管本体部内に設けられた螺旋案内路に案内されて
管本体部内を流下するようになった縦管であって、螺旋
案内路の下端よりも下方に位置する管本体部の下端部
に、管本体部内を流下する流体の流出口が、管本体部か
ら側方に突出するように設けられており、この流出口の
先端が、流出先の下水本管の略中央まで延出されている
縦管である。
【0011】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0012】 図1 は、本発明の縦管の実施の形態の一例
を示す断面図である。図1に示すように、この例の縦管
は、垂直に配置された直管状の管本体部15内に流入し
た流体が、管本体部15内に設けられた図示しない螺旋
案内路に案内されて管本体部15内を流下するようにな
っている。
【0013】 螺旋案内路の下端よりも下方に位置する管
本体部15の下端部に、管本体部15内を流下する流体
の流出口15cが、管本体部15から側方に突出するよ
うに設けられている。流出口15cの長さが、内部の流
体が略定常流となる長さ(L)以上とされている。ここ
に、定常流とは、流れ方向に対して左右の振れがない流
動状態をいう。
【0014】 これにより、流出口15c内で略定常流と
なった下水は、その先端から下水本管に流出される際
に、下水本管内にて下水が滞留したり周囲に飛び散るこ
とが防止され、それに伴う臭気の発生が抑制される。
【0015】 図2 は、本発明の縦管の実施の形態の更に
別の例を示す断面図である。図2に示すように、この例
の縦管は、垂直に配置された直管状の管本体部15内に
流入した流体が、管本体部16内に設けられた図示しな
い螺旋案内路に案内されて管本体部16内を流下するよ
うになっている。
【0016】 螺旋案内路の下端よりも下方に位置する管
本体部16の下端部に、管本体部16内を流下する流体
の流出口16cが、管本体部16から側方に突出するよ
うに設けられており、この流出口16cの先端が、流出
先の下水本管34の略中央まで延出されている。
【0017】 これにより、流出口16cの先端から流出
する下水は、流出先の下水本管34内を流下する下水の
一番深い部分に流出されることになるので、下水本管3
4内を流下する下水がウォータークッションとして機能
し、流出口16cからの下水が周囲に飛び散ることが防
止されるとともに、それに伴う臭気の発生が抑制され
る。
【0018】
【発明の効果】 本発明1 の縦管は、流出口の長さが、内
部の流体が略定常流となる長さ以上とされているため、
管本体部の下端部にて旋回流となった流体を、下水本管
内にて下水が滞留したり周囲に飛び散ることなく、流出
口から下水本管に流出させることができる。
【0019】 本発明2 の縦管は、流出口の先端が、流出
先の下水本管の略中央まで延出されているため、管本体
部の下端部にて螺旋案内路によって旋回流となった流体
を、周囲に飛び散ることなく、流出口から下水本管に流
出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の縦管の実施の形態の一例を示す平面図
である。
【図2】 本発明の縦管の実施の形態の別の例を示す側面
図である。
【符号の説明】
15,16 管本体部 15c,16c 流出口 34 下水本管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−41915(JP,A) 特開 平8−326142(JP,A) 特開 平4−166525(JP,A) 実開 平6−35344(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/12 F04D 29/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直に配置された直管状の管本体部内に
    流入した流体が、管本体部内に設けられた螺旋案内路に
    案内されて管本体部内を流下するようになった縦管であ
    って、螺旋案内路の下端よりも下方に位置する管本体部
    の下端部に、管本体部内を流下する流体の流出口が、管
    本体部から側方に突出するように設けられており、この
    流出口の長さが、内部の流体が略定常流となる長さ以上
    とされていることを特徴とする縦管。
  2. 【請求項2】 垂直に配置された直管状の管本体部内に
    流入した流体が、管本体部内に設けられた螺旋案内路に
    案内されて管本体部内を流下するようになった縦管であ
    って、螺旋案内路の下端よりも下方に位置する管本体部
    の下端部に、管本体部内を流下する流体の流出口が、管
    本体部から側方に突出するように設けられており、この
    流出口の先端が、流出先の下水本管の略中央まで延出さ
    れていることを特徴とする縦管。
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