JP3328009B2 - ナットの供給装置 - Google Patents

ナットの供給装置

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JP3328009B2
JP3328009B2 JP16781893A JP16781893A JP3328009B2 JP 3328009 B2 JP3328009 B2 JP 3328009B2 JP 16781893 A JP16781893 A JP 16781893A JP 16781893 A JP16781893 A JP 16781893A JP 3328009 B2 JP3328009 B2 JP 3328009B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハブナットを、ワーク
としての車輪を取付けるために供給するナットの供給装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭64−51234号公報に
記載されるように、ナットの供給装置として、車輪取付
用のボルトを連続的に供給し、そのボルトを、ロボット
ハンド部で所定位置まで搬送して取付けるものが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、そのような
ものでは、ボルトを1つづつ連続して供給するようにし
ているので、ワークである車輪の取付位置に対応させる
ように、正確に位置決めして供給することができない。
【0004】本発明は、ワークを取付けるために必要数
のナットを位置決めして確実に供給することができるナ
ットの供給装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の車輪
取付けるためにハブナットを供給するナットの供給装置
であって、上記ハブナットを供給するナットフィーダ
と、磁石により上記ハブナットを吸着保持する複数のナ
ット保持部と、アクチュエータで作動し、下方への変位
により、上記ナット保持部で吸着保持されたハブナット
をナットパレットに移載するロッド部材とを備え、上記
ナットフィーダから車輪に対応した必要数のハブナット
車両の車輪への組付け角度に対応するような角度関係
でもって受け取り第1の位置においてナットパレット
に移載するナットセッターと、上記ナットセッターによ
って車輪数に対応した複数組のハブナットが移載された
ナットパレットを車輪取付ステーション付近の第2の位
置まで搬送するパレット搬送コンベア手段とを備える構
成とする。
【0006】
【作用】ナットフィーダからハブナットが、車両の車輪
への組付け角度に対応するような角度関係でもって供給
される。この供給されたハブナットは、磁石によって
ットセッターのナット保持部に吸着保持され、該ナット
セッターによって第1の位置まで搬送される。第1の位
置では、アクチュエータで作動するロッド部材の下方へ
の変位によって必要数のハブナットがナット保持部から
落下されてナットパレットに移載される。そして、車輪
数に対応した複数組のハブナットがナットパレットと共
にパレット搬送コンベア手段によって車輪取付ステーシ
ョン付近の第2の位置に搬送される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に
説明する。尚、本実施例に示す車両組立ラインは車両の
左右に対称に各種ロボットが配置されているので、主と
して車両の左側部分の組付けについて説明する。
【0008】車両組立ラインの、車両に関して左側部分
の概略構成を示す図1〜図4において、1は自動車の車
体で、第1のステーションP1 において、ワークとして
の車輪Wが車輪取付ロボット2によって取付けられ、そ
れから次の第2ステーションP2 において作業者によっ
てチェックされるようになっている。3は車輪Wの取付
位置を検出する取付位置検出ロボットで、該取付位置検
出ロボット3によって検出された車体1の取付位置に、
車輪Wが車輪取付ロボット2によって取付けられる。
【0009】上記車輪取付ロボット2には、リンク機構
2aを介してハンド部2bが設けられ、そのハンド部2
bは、図5〜図8に示すように、先端部の中央に車輪ハ
ブW1 の中心孔に嵌合し車輪Wをロボット2に対し位置
決めするセンターピン7A,7B,7Cが交換可能に取
付けられるセンターピン取付部4を備えており、その周
囲に複数のナットランナー5,…と共に車輪保持手段
6,…が放射状に設けられている。
【0010】そして、上記センターピン取付部4には、
複数種類の車輪Wに対応した複数種類のセンターピン7
A,7B,7Cを交換可能に取付けることができるよう
に構成されており、そして車輪取付ロボット2は、自動
車(車輪)の種類に応じてセンターピン7A,7B,7
Cを交換し、複数種類の車輪Wを、車輪Wの種類にかか
わりなく車体1に取付けることができるようになってい
る。
【0011】センターピン取付部4は、センターピン7
A,7B,7Cの上端部が係合するソケット11と、該
ソケット11に係合されたセンターピン7A,7B,7
Cの係合凹部7a,…に係脱可能に係合する係合部材1
2aを有しソケット11に取付部材12bを介して取付
固定されているシリンダ手段12とを備える。また、ソ
ケット11は、昇降ロッド13の下端部に結合されてい
る。昇降ロッド13の上端部は、アーム部材14の先端
部が係合する係合孔16aを有しベース台15に対して
昇降する昇降部材16に連結され、アーム部材14の上
下方向の回動によって昇降するようになっている。アー
ム部材14もその中間部分がベース台15にブラケット
17Aを介して回動可能に軸支され、アーム部材14の
基端部とベース台15の別のブラケット17Bとの間に
シリンダ手段18が介装され、該シリンダ手段18の伸
縮動作によってアーム部材14を上下方向に回動するよ
うになっている。ブラケット17Aには、アーム部材1
4の回動を検出する近接スイッチ19が取付具20を介
して取付けられている。
【0012】上記各ナットランナー5は、ソケット11
の周囲に位置する締付け部材21に連係され、該締付け
部材21を回転することで、車輪ハブW1 の取付孔を通
じて適用されるボルト22にハブナット23を締付け、
それによって車輪Wを車体1の所定位置(車軸)に取付
固定するようになっている。
【0013】一方、上記各車輪保持手段6は、車輪Wの
半径方向に移動可能である第1可動部材31と、該第1
可動部材31に連係され該第1可動部材31を車輪Wの
半径方向に移動させるクランプシリンダ32と、第1可
動部材31に昇降可能に設けられ車輪Wの外周部に当接
する弾性体33が装設された第2可動部材34と、該第
2可動部材34に連係され該第2可動部材34を昇降さ
せる昇降シリンダ35とを備え、車輪Wに当接してクラ
ンプする弾性体33の位置を、車輪Wの大きさに応じて
移動させることができるようになっている。ベース台1
5と第1可動部材31との間にはガイド部材36a,3
6bが、第1可動部材31と第2可動部材34との間に
は別のガイド部材37a,37bが介設され、第1及び
第2可動部材31,34の移動が案内されるように構成
されている。
【0014】41はセンターピンストッカーで、3種類
のセンターピン7A,7B,7Cを収納保持できるよう
に構成されている。センターピンストッカー41は、車
輪Wを第1のステーションP1 付近の所定の位置にまで
搬送する車輪搬送コンベア手段42と、車輪Wの取付け
に必要な数のハブナット23を充填したナットパレット
43を、後述のナットフィーダ102付近の第1の位置
から第1ステーションP1 付近の第2の位置にまで搬送
するパレット搬送コンベア手段44との交叉点付近に配
設されている。
【0015】センターピンストッカー41は、図9〜図
11に詳細を示すように、ベース台45の上に支柱46
を介して固定台47が取付けられ、該固定台47に対し
可動台48がX方向及びY方向に移動可能にフローティ
ング支持されている。
【0016】可動台48上には、センターピン7A〜7
Cが外嵌せしめられる中空の嵌合ピン部材50A〜50
Cが突設せしめられている。各嵌合ピン部材50A〜5
0Cの下方において、先端係合部51a,…を有する係
合ピン部材51,…が回動軸52,…について回動可能
に軸支されている。係合ピン部材51,…の上部は、嵌
合ピン部材50A〜50Cの内部に挿入されており、該
係合ピン部材51,…の先端係合部51a,…が、嵌合
ピン部材50A〜50Cの側面部の貫通孔50a,…を
通じて外部に突出し、センターピン7A〜7Cの内部係
合部7a,…に係脱可能に係合し、センターピン7A〜
7cを係止するように構成されている。一方、係合ピン
部材51,…の下端部は嵌合ピン部材50A〜50Cの
配列方向に延びる可動ロッド部材52に枢着され、該可
動ロッド部材52と、可動台48の上下方向に延びる部
分48aとの間にシリンダ手段54が介設されている。
シリンダ手段54の伸縮動作による可動ロッド部材52
の進退により、各係合ピン部材51,…が回動せしめら
れ、各係合ピン部材51,…によりセンターピン7A〜
7Cを係止したりその係止を解除したりするようになっ
ている。
【0017】固定台47にはガイドレール55が配設さ
れ、該ガイドレール55にスライダ部材56の下部がス
ライド可能に係合し、該スライダ部材56の上部が、可
動台48に固設され上記ガイドレール55と略直交する
方向に延びる別のガイドレール57にスライド可能に係
合し、それによって可動台48が固定台47に対しX方
向及びY方向に移動可能に構成されている。固定台47
とスライダ部材56と、及び固定台47と可動台48の
ガイドレール57との間には、それぞれスプリング5
8,…,59,…が介装され、可動台48を固定台47
に対しフローティング支持するようになっている。60
A〜60Cはぞれぞれセンターピン7A〜7Cの着脱を
チェックする近接スイッチである。
【0018】61はロボットハンド部2bを有する車輪
取付ロボット2の制御位置を確認して保証する車輪取付
装置の位置保証装置としてのマスターワークで、図12
〜図15に示すように、固定台62と、該固定台62
に、X方向及びY方向に移動可能に支持された移動台6
3とを備える。固定台62には、その両側部の対向位置
に1対の取手64,64が取付けられ、中央部に筒状部
材65が取付固定されている。
【0019】移動台63の中央部には、固定台62の筒
状部材65を貫通する別の筒状部材66が取付固定さ
れ、該筒状部材66にはボールスプライン(図示せず)
を介して軸部材67が取付けられている。軸部材67
は、一端部に、ロボットハンド部2bのセンターピン取
付部4のソケット11が係脱可能に係合する係合部材9
3がフランジ部材69を介して取付けられ、他端部に、
後述するマスターワーク置台92の0点設定部92aに
係合する係合部材68が取付固定されている。フランジ
部材69と移動台63との間にはスプリング70が介装
されている。
【0020】移動台63は、略平行に配設された軸部材
81,81に取付固定され、該軸部材81,81に固設
されたスライダ82,…が中間部材83,…にスライド
可能に係合している。また、中間部材83,…には別の
スライダ84が固設され、該スライダ84が、上記軸部
材81,81と略直交する方向に延び固定台62に固設
されたレール部材85,85にスライド可能に係合して
いる。また、軸部材81,81の一方には、延長部材8
6が突設されると共に、上記延長部材86による延長方
向とは略直交する方向において、軸部材81と固定台6
2との間にスプリング87,87が介装されている。
【0021】上記固定台62にはL字形状の支持部材8
8が突設され、該支持部材88に、測定方向が略直交す
る1対のダイヤルゲージ89,90が取付けられてい
る。ダイヤルゲージ89,90の測定針部89a,90
aは、延長部材86の先端部に当接している。尚、91
は車輪Wの種類に応じて重量を調整する重量ウェイトで
ある。
【0022】92はマスターワーク61が載置されるマ
スターワーク置台で、該マスターワーク置台92にマス
ターワーク61が載置されると、図15に示すように、
嵌合部材68がマスターワーク置台92の0点設定部9
2aに嵌合せしめられ、それによってダイヤルゲージ8
9,90がいずれも0点を示すようになっている。それ
によって係合部材93にロボットハンド部2bのソケッ
ト11を係合させることで、固定台62に対する移動台
63の変位量をダイヤルゲージ89,90によって測定
することができ、ロボットハンド部2bの制御位置を簡
単に測定することができる。
【0023】また、上記マスターワーク61をマスター
ワーク置台92より取外し、嵌合部材68をロボットハ
ンド部2bのソケット11に係合させてロボットハンド
部2bに把持させ、フランジ部材69に車輪ハブW1 を
介して車軸(車体1)側のハブボルト22を係合させれ
ば、それらの係合関係により、車軸(車体1)の、車輪
取付ロボット2に対する相対位置を検出することもでき
る。
【0024】尚、フランジ部材69の周縁部69aに
は、ハブボルト22に対応して開孔が形成され、該開孔
にブッシュ71を介してハブボルト22が嵌脱可能に嵌
挿されるようになっている。
【0025】101はハブナット23を、車輪Wを取付
けるために供給するナットの供給装置で、図16〜図1
9に示すように、上記ハブナット23を供給するナット
フィーダ102,102と、該ナットフィーダ102,
102からハブナット23を車輪ハブW1 への組付け角
度に対応するように、即ち例えば60°の等角度間隔で
もってハブナット23が全て同一方向となるようにナッ
トホルダー103を介して受取りX方向及びY方向に移
動可能であるナットセッター141と、該ナットセッタ
ー103からハブナット23が移載され該ハブナット2
3が移載されたナットパレット43を搬送するパレット
搬送コンベア手段44とを備える。
【0026】ナットフィーダ102は、通路102aを
通じてハブナット23を所定位置に供給するようになっ
ている。ナットホルダー103は、昇降台104のレー
ル部材105,105にスライド可能に係合したスライ
ダ106,…を有する可動台107と、該可動台107
上のレール部材108にスライド可能に係合するスライ
ダ109,109を有するナットクランプ部材110,
110とを有する。ナットクランプ部材110,110
のシリンダ取付部110a,110a間にはシリンダ手
段111が介設され、該シリンダ手段111の伸縮動作
によりナットクランプ部材110が開閉し、ナットフィ
ーダ102から供給されるハブナット23を保持するよ
うになっている。
【0027】可動台107の上には、ナットクランプ部
材110,110のクランプ部110b,110bの間
に対応して、ハブナット23の移動を規制するナットス
トッパ112が配設され、上記シリンダ取付部110
a,110aに対応してストッパ113,113が配設
されている。
【0028】上記ナットクランプ部材110,110の
下方にはナットリフター114が配設され、該ナットリ
フター114は、シリンダ手段114aによりリフター
ロッド114bを上昇させて、クランプ部110b,1
10bに保持されているハブナット23を上昇させ、上
昇したハブナット23をナットセッター141における
ナット保持部材142ののナット保持部142aに磁石
144を介して吸着保持させるようになっている。
【0029】上記可動台107は下方に連結部107a
が突設され、該連結部107aに、昇降台104の下方
延長部104a,104bに取付けられた1対のシリン
ダ手段117A,117Bが連結され、該シリンダ手段
117A,117Bによって可動台107を移動させる
ようになっている。その移動範囲は、1対のストッパ1
18,118によって規制されている。
【0030】昇降台104にはスライダ121が固定さ
れ、該スライダ121が、スライド台122の上下方向
のレール部材123にスライド可能に係合している。そ
して、昇降台104の取付部104cと、スライド台1
21との間にはシリンダ手段124が介設され、その伸
縮動作によって昇降台104を昇降できるように構成さ
れている。
【0031】スライド台121はスライダ131が固設
され、該スライダ131がベース台132のレール部材
133にスライド可能に係合している。スライド台12
1とベース台132との間には、シリンダ手段134が
介装され、該シリンダ手段134の伸縮動作によってス
ライド台121がスライドするようになっている。そし
て、そのスライド範囲は、ストッパ135,135によ
って一定の範囲内となるように規制されている。136
A,136B及び137,138はそれぞれ近接スイッ
チで、昇降台104及び可動台107、スライド台12
2が特定位置にあることを検出するものである。
【0032】上記ナットセッター141は、図20及び
図21に示すように、円周方向に複数のナット保持部1
42a,…が配設されたナット保持部材142を有す
る。該ナット保持部材142は、昇降部材143の下端
部が取付けられている。そして、ナット保持部材142
がX方向及びY方向に直交移動することで、各ナット保
持部142a,…がナットリフター114の上方部位ま
で移動し、ナットリフター114の上昇動作により各ナ
ット保持部142a,…にハブナット23が磁石144
によって順次吸着保持されるようになっている。昇降部
材143にはスライダ145,145が取付けられ、該
スライダ145がベース台146に設けられた上下方向
のレール部材147にスライド可能に係合している。
【0033】また、ナット保持部材142の上方には、
アクチュエータ148,148が配設され、該アクチュ
エータ148の可動ロッド148a,148aの下端部
にプレート部材149,149が取付固定されている。
プレート部材149,149には、ナット保持部材14
2のナット保持部142a…に対応して、ロッド部材1
50,…が下方に突設され、アクチュエータ148,1
48を作動させてプレート部材149,149従ってロ
ッド部材150,…を下方に変位させることで、ナット
保持部142a,…に磁石144,…によって吸着保持
されているナット23,…をナットパレット43に対し
て落下させることができるように構成されている。15
1,…はナット保持部142a…におけるナット23の
有無を検出する近接スイッチである。
【0034】尚、ナットパレット43にはは、車両1台
についての4つの車輪に対応する4組のハブナット23
がセットされるようになっている。
【0035】上記のように構成すれば、まず、シリンダ
手段111の伸張作動によりナットクランプ部材11
0,110のクランプ部110b,110bが左右に開
いた待機状態とし、それからナットフィーダ102を駆
動することで該ナットフィーダ102からハブナット2
3,…が組付け角度に対応するように順次供給される。
その供給されたハブナット23は、ナットストッパ11
2に当接してクランプ部110b,110b間に停止せ
しめられ、それからシリンダ手段111の収縮動作によ
りクランプ部110b,110bが閉じてハブナット2
3を保持する。
【0036】そして、ナットセッター141のナット保
持部材142がX方向及びY方向に直交移動すること
で、1つのナット保持部142aがナットリフター11
4の上方部位まで移動し、ナットリフター114の上昇
動作により上記ナット保持部142aにハブナット23
が磁石144によって順次吸着保持される。このように
して、所定数のハブナット23,…が、ナットセッター
141のナット保持部材142にナットホルダー103
及びナットリフタ−114を介してナットフィーダ10
2から受け取る。
【0037】それから、ナットセッター141がX方向
及びY方向に二次元的に移動してパレット搬送コンベア
手段44の第1の位置であるナット受取位置に移動し、
そこでハブナット23を搬送するナットパレット48に
必要数のハブナット23を移載してセットする。即ち、
ナットセッター141は、ナット受取位置になると、ア
クチュエータ148,148を作動させてプレート部材
149,149従ってロッド部材150,…を下方に変
位させ、ナット保持部142a,…に磁石144,…に
よって吸着保持されているナット23,…をナットパレ
ット43に対して落下させ、それによって必要数のハブ
ナット23がセットされる。
【0038】そして、必要数のハブナット23がセット
されたナットパレット48は、パレット搬送コンベア手
段44によって、第1のステーションP1 付近の第2の
位置であるナット受渡位置まで搬送される。
【0039】それから、ナット受渡位置において、車輪
取付ロボット2のハンド部2bが、1つの車輪Wを車体
1(車軸)に取付けるのに必要な数だけ、全てが所定の
組付け角度に対応して配置されているハブナット23,
…を、ナットパレット48より受け取る。
【0040】それに続いて、車輪取付ロボット2が車輪
搬送コンベア手段42の車輪排出位置に移動し、その車
輪排出位置において車輪Wを受け取り、車輪保持手段6
によって車輪Wがクランプ保持され、ハブナット23,
…と車輪Wとが所定の位置関係でハンド部2bに保持さ
れることとなる。
【0041】そして、位置検出ロボット3により検出さ
れた車体1の車輪取付位置まで、車輪Wと共にハブナッ
ト23,…が搬送され、ナットランナー5,…の駆動に
より締付け部材21,…を回転することで、ハブナット
23,…が車軸側のハブボルト22,…に螺着され、車
輪Wが車体1側の車軸に取付けられる。
【0042】
【発明の効果】本発明は、上記のように、ナットフィー
ダからハブナットを組付け角度に対応するようにナット
セッターが受け取り、ナットセッターがハブナットを第
1の位置に搬送して、ハブナットをナットパレットに移
載し、パレット搬送コンベア手段によって第2の位置ま
で搬送するようにしているので、ワーク取付分のハブナ
ットを位置決めして確実に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体組立ラインの一部を省略して示す概略平面
図である。
【図2】車両組立ラインの一部を省略して示す概略正面
図である。
【図3】車両組立ラインの一部を省略して示す概略側面
図である。
【図4】車輪取付ロボットの概略正面図である。
【図5】車輪取付ロボットのハンド部のセンターピン取
付部付近の断面図である。
【図6】センターピン取付部付近の断面図である。
【図7】車輪取付ロボットのハンド部のアーム部材付近
の平面図である。
【図8】センターピン取付部の要部平面図である。
【図9】センターピンを収納保持するストッカーの正面
図である。
【図10】同平面図である。
【図11】同側面図である。
【図12】マスターワークの概略断面図である。
【図13】同底面図である。
【図14】マスターワークのダイヤルゲージを設けた付
近の側面図である。
【図15】O点設定の説明図である。
【図16】ナットの供給装置の正面図である。
【図17】同平面図である。
【図18】同側面図である。
【図19】同要部側面図である。
【図20】ナットセッターの要部断面図である。
【図21】同一部断面底面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 車輪取付ロボット 2b ハンド部 43 ナットパレット 44 パレット搬送コンベア手段 92 マスターワーク置台 92a 0点設定部 101 ナットの供給装置 102 ナットフィーダ 103 ナットホルダー 114 ナットリフター 141 ナットセッター W 車輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/00 - 21/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車輪を取付けるためにハブナット
    供給するナットの供給装置であって、 上記ハブナットを供給するナットフィーダと、磁石により上記ハブナットを吸着保持する複数のナット
    保持部と、アクチュエータで作動し、下方への変位によ
    り、上記ナット保持部で吸着保持されたハブナットをナ
    ットパレットに移載するロッド部材とを備え、上記 ナッ
    トフィーダから車輪に対応した必要数のハブナットを
    両の車輪への組付け角度に対応するような角度関係でも
    って受け取り第1の位置においてナットパレットに移
    載するナットセッターと、上記ナットセッターによって車輪数に対応した複数組の
    ハブナットが移載されたナットパレットを車輪取付ステ
    ーション付近の第2の位置まで搬送するパレット搬送コ
    ンベア手段とを備えることを特徴とするナットの供給装
    置。
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