JP3327843B2 - ストレーナ内蔵ボール止水栓及び該止水栓用ストレーナ - Google Patents
ストレーナ内蔵ボール止水栓及び該止水栓用ストレーナInfo
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Description
止水栓に関する。さらに詳細に言えば、ストレーナの着
脱を従来に比してきわめて容易にしたストレーナ内蔵ボ
ール止水栓に関する。
ゴミや異物を取り除くためにストレーナが設けられるこ
とがある。例えばボール止水栓のボール弁体に形成され
た貫通流路内に配置されたりする。
の流路内にストレーナを取付ける場合、例えば止め輪を
流路内壁に形成された円周溝に嵌め込んでストレーナを
固定する。ところで一旦取り付けたストレーナも、付着
するゴミが次第に増加し、そのまま放置することは不都
合で、掃除或いは交換の必要がある。この場合、止め輪
等を使用したものでは、ボール弁体を止水栓内に配置し
たままでのストレーナの取付け、取り外しは作業スペー
スがきわめて狭い為、難渋する。
されたものである。すなわち、本願発明は、ボール弁体
を止水栓本体内に配置したままで、ボール弁体の流路内
へのストレーナの取付け、取り外しを容易に行える、ボ
ール止水栓及び該止水栓用のストレーナを提供すること
を課題とする。
に本発明においては、止水栓のボールに貫通して形成さ
れる流路の内周上に円周方向に延びる凸部を形成し、そ
れに取り付けるストレーナは、一端側が開口し他端側が
閉じた略筒形とするとともに、その開口端部に形成され
た半径方向外方に延びるフランジと、該フランジから前
記他端側へ延びる、円周方向で隔てて複数個形成された
係止部材と、フランジの係止部材と反対側の面に設けら
れた指で摘むことのできる摘み部とを備え、係止部材に
は、その長手方向所定の位置に形成された、ストレーナ
の半径方向外方へ突出する突出部を設けた。
ールに貫通して形成される流路の内周面に螺旋状の溝を
形成し、ストレーナは、一端側が開口し他端側が閉じた
略筒形として、その開口開口端部に形成された半径方向
外方に延びるフランジを設け、該フランジには円周方向
のある箇所で径方向に切れ目を入れ、該フランジの少な
くとも外周近傍部分を全周に渡ってボールに形成された
溝に対応した螺旋状の形状とした。
施の形態を説明するが、本願発明の範囲は以下に説明さ
れる実施の形態に限定されるのではない。
トレーナ内蔵ボール止水栓1の、通水状態での横断面図
である。符号2は止水栓本体であり、符号3はボール押
さえである。本体2とボール押さえ3とにより弁室4が
内部に形成され、その中にはボールシート5により受け
止められた状態で、ボール6が収受されている。ボール
6には貫通孔が形成され、水の流路7となっている。こ
の流路7は、図示の状態で本体2側の流入口2aとボー
ル押さえ3側の流出口3aとに通じている。
断面山形のフランジ或いは凸条8が円周方向に延びて形
成されている。この凸条8にストレーナ11が取り付け
られているが、これについては後述する。なお、本体2
には開口9が、その中心軸心が水の流れ方向即ち流入口
2aと流出口3aとを結ぶ線に略直交する様な位置に形
成されており、この開口はキャップ10により通常は閉
じられている。
しないハンドルを用いて、紙面に垂直な軸回りに時計方
向に90度回転した状態での部分横断面図である。この
状態では水の流れは遮断される。
4はストレーナ11をボール6の凸条8の部分に取り付
けた状態を示す部分断面図である。ストレーナ11は、
適宜な大きさの編み目の金網で形成されたストレーナ本
体12を備えている。ストレーナ本体12は、一端13
aが開口し、他端13bが閉じた籠体部分13と、籠体
部分13の開口部から径方向外方へ広がるフランジ14
とを備えている。籠体部分13は、開口側から閉じた側
に向かって漸次縮径し、閉じた部分は半球状の形状とな
っている。
おいてストレーナ本体12と一体化された取付け部材1
5を備えている。取付け部材15は薄い金属材料で作ら
れ、間にストレーナ本体12のフランジ14を挟むよう
に上下二重に折り返された円環状の口金部16と、この
口金部16の内周縁部からストレーナ本体12の外表面
に沿って他端13b側へ延びる、円周方向で隔てて設け
られた複数本、本実施の態様では4本の細長い脚部17
を備えている。そして、この脚部17の長手方向の途中
には、ストレーナ11の径方向外方へ緩やかに膨らむ突
出部18が形成されている。ストレーナ11はさらに、
口金部16を直径方向に跨がり、口金部16の上側側面
16aに固着された、細長い棒状の摘み部材19を備え
ている。
ール6の流路7の径より小さく、脚部17の根元部分
で、凸状8の内側に嵌まるような大きさの寸法となって
いる。自由状態での脚部17の突出部18部分での直径
寸法は、凸状8の内径より若干大きくなっている。
ル6に取り付けるには、摘み部材19を指で挟んで持
ち、ストレーナ本体12の他端13b側からボール6の
流路7内に、さらに凸状8の部分に挿入する。その際、
脚部17の突出部18は凸状8の内周端部により内方へ
弾性変形させられて、この部分を通過し、その通過後元
の形状に戻る。この時、口金部16の下側側面16bが
凸条8の上に載る。従って、ストレーナ11は、口金部
16と脚部17の突出部18とで凸条8を挟む形となっ
て、ボール6に取り付けられる。
は、先ずボール6を図示しないハンドルも用いて図1に
おいて時計方向に90度回転させ、図2の止水状態にす
る。次にキャップ10を外す。この時、ストレーナ11
はその口金部16が開口9に面しているので、摘み部材
18を持って、引っ張れば、脚部17の突出部18が弾
性変形して、ストレーナ11を外すことができる。スト
レーナ11を再度取り付けるのは、先述したとおりであ
る。このように、ボール6を取り外すことなくストレー
ナ11の取り外し、取付けが行える。
るストレーナ31の側面図である。このストレーナ31
の構造は、籠体部分32aとフランジ32bからなるス
トレーナ本体32と、上下二枚に折り曲げてその間にフ
ランジ32bを挟む取付け金具33とで構成されている
ことは共通するが、この取付け金具33は口金部のみか
らなり、第1の例での脚部15に相当するものは備えて
いない。そして、その円環状の取付け部材33は図示の
とおり、ストレーナ本体32のフランジ32bと共に、
その円周方向の一か所で径方向に切れ目が入れられ、少
なくともその外周近傍付近が全周に渡って螺旋状になる
ように曲げ加工が施されている。符号34は、第1の実
施の態様と同様の摘み部材である。図示しないが、この
実施の態様では、ボールの流路内壁に、第1の実施の態
様での円周方向に延びる凸条に代えて、ストレーナ31
の取付け金具33の外周部33aの螺旋形状に合わせて
溝が形成されている。従って、摘み部材34を持ってス
トレーナ31を回転させることにより、ストレーナ31
をボールに簡単に取付け、取り外しが行える。
によれば、きわめて簡単にストレーナの取付け、取り外
しを行うことが可能となり、ストレーナ内蔵止水栓のメ
ンテナンス作業がきわめて効率よく行える。
ボール止水栓の、通水状態を示す横断面図である。
ボール止水栓の、止水状態を示す横断面図である。
る。
ーナの側面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 流入口と流出口と弁室とを備えた止水栓
本体と、前記流入口と流出口とに連通可能な貫通流路を
備え、前記弁室内に配置されたボール弁体と、前記流路
内に配置されるストレーナとを備え、前記弁体を回動す
ることにより通水、止水を切り替えるストレーナ内蔵ボ
ール止水栓において、前記ボール弁体は、前記流路の内
周上に形成された円周方向に延びる凸部を備え、前記ス
トレーナは、一端側が開口し他端側が閉じた略筒形をな
し、前記開口端部に形成された半径方向外方に延びるフ
ランジと、該フランジから前記他端側へ延びる、円周方
向で隔てて複数個形成された帯状の係止部材と、前記一
端側に設けられ、指で摘むことのできる摘み部とを備
え、前記係止部材は、その長手方向所定の位置に形成さ
れた、前記ストレーナの半径方向外方へ突出する突出部
を備え、前記ストレーナは、前記フランジと前記突出部
とで前記ボール弁体の流路に形成された前記凸部を挟む
ことにより前記ボール弁体に取り付けられていることを
特徴とする、ストレーナ内蔵ボール止水栓。 - 【請求項2】 貫通流路を備え、該流路の内周上に形成
された円周方向に延びる凸部を備えたボール弁体を備え
たボール止水栓用のストレーナにおいて、前記ストレー
ナは、一端側が開口し他端側が閉じた略筒形をし、前記
開口端部に形成された半径方向外方に延びるフランジ
と、該フランジから前記他端側へ延びる、円周方向で隔
てて複数個形成された帯状の係止部材と、前記一端側に
設けられ、指で摘むことのできる摘み部とを備え、前記
係止部材は、その長手方向所定の位置に形成された、前
記ストレーナの半径方向外方へ突出する突出部を備え、
前記ストレーナは、前記フランジと前記突出部とで前記
ボール弁体の流路に形成された前記凸部を挟むことによ
り前記ボール弁体に取り付けられることを特徴とする、
ボール止水栓用ストレーナ。 - 【請求項3】 流入口と流出口と弁室とを備えた止水栓
本体と、前記流入口と流出口とに連通可能な貫通流路を
備え、前記弁室内に配置されたボール弁体と、前記流路
内に配置されるストレーナとを備え、前記弁体を回動さ
せることにより通水、止水を切り替えるストレーナ内蔵
ボール止水栓において、前記ボール弁体は、前記流路の
内周上に形成された螺旋状の溝を備え、前記ストレーナ
は、一端側が開口し他端側が閉じた略筒形をなし、前記
開口端部に形成された半径方向外方に延びるフランジを
備え、該フランジは、円周方向のある箇所で径方向に切
れ目を入れられ、該フランジの少なくとも外周近傍部分
が全周に渡って前記ボールに形成された溝に対応した螺
旋状の形状を付され、前記ストレーナはさらに、前記一
端側に設けられ、指で摘むことのできる摘み部を備えて
いることを特徴とする、ストレーナ内蔵ボール止水栓。 - 【請求項4】 貫通流路を備え、該流路の内周上に形成
された螺旋状の溝を備えたボール弁体を備えたボール止
水栓用のストレーナにおいて、前記ストレーナは、一端
側が開口し他端側が閉じた略筒形をし、前記開口端部に
形成された半径方向外方に延びるフランジを備え、該フ
ランジは、円周方向のある箇所で径方向に切れ目を入れ
られ、該フランジの少なくとも外周近傍部分が全周に渡
って螺旋状の形状を付され、前記ストレーナはさらに、
前記一端側に設けられ、指で摘むことのできる摘み部を
備えていることを特徴とする、ボール止水栓用ストレー
ナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21252298A JP3327843B2 (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | ストレーナ内蔵ボール止水栓及び該止水栓用ストレーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21252298A JP3327843B2 (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | ストレーナ内蔵ボール止水栓及び該止水栓用ストレーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000046211A JP2000046211A (ja) | 2000-02-18 |
JP3327843B2 true JP3327843B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=16624073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21252298A Expired - Lifetime JP3327843B2 (ja) | 1998-07-28 | 1998-07-28 | ストレーナ内蔵ボール止水栓及び該止水栓用ストレーナ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3327843B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009041600A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Maezawa Kyuso Industries Co Ltd | 性能点検機構付逆止弁ユニット |
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JP5220364B2 (ja) * | 2007-08-06 | 2013-06-26 | 高砂熱学工業株式会社 | 複合弁 |
JP4965382B2 (ja) * | 2007-08-10 | 2012-07-04 | 大阪瓦斯株式会社 | 弁装置 |
KR100973965B1 (ko) * | 2010-01-22 | 2010-08-05 | (주) 삼진정밀 | 하수관로용 공기밸브 |
-
1998
- 1998-07-28 JP JP21252298A patent/JP3327843B2/ja not_active Expired - Lifetime
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