JP3327330B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3327330B2
JP3327330B2 JP11506099A JP11506099A JP3327330B2 JP 3327330 B2 JP3327330 B2 JP 3327330B2 JP 11506099 A JP11506099 A JP 11506099A JP 11506099 A JP11506099 A JP 11506099A JP 3327330 B2 JP3327330 B2 JP 3327330B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
関し、特に、複数のキャパシタを用いて多値データを記
憶することができる半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、静電容量を利用して情報を記
憶するダイナミック型半導体記憶装置においては、デー
タ量の増大に伴い1つのメモリセルに複数ビットのデー
タを記憶させる方法が提案されており、その一例とし
て、1組の容量素子と2つのセンスアンプを用いること
により1つのメモリセルに2ビットの情報を記憶させる
技術が特開平9−282891号公報に開示されてい
る。
【0003】図10は、特開平9−282891号公報
に開示された半導体記憶装置のメモリ部及びセンスアン
プ部を示す回路図であり、図11は、図10に示すビッ
ト線A1,A2の動作波形を示す図である。
【0004】本従来例においては、ワード線が立ち上が
り、メモリセルからビット線BL1,BLB1に微小電
位差が読み出されると、まず、トランスファゲート信号
TGが立ち下げられ、それにより、ビット線BL1がA
1とB1とに、ビット線BLB1がA2とB2とにそれ
ぞれ分割される。
【0005】次に、センスアンプ制御信号SA1が立ち
上がり、センスアンプSA11が活性化され、それによ
り、ビット線A1,A2上に読み出された上位ビットの
データが増幅される。
【0006】ここで、ビット線A1とビット線B2、ビ
ット線A2とビット線B1とはそれぞれ容量素子CCを
介して接続されているため、ビット線A1,A2におけ
る電位が変動すると、それに伴って、ビット線B1,B
2における電位も変動する。
【0007】その後、センスアンプ制御信号SA2が立
ち上がり、センスアンプSA12が活性化され、それに
より、ビット線B1,B2上に微小電位差として表れ
た、下位ビットのデータが増幅される。
【0008】上述した一連の動作によって、2ビットの
データが2つのセンスアンプSA11,SA12により
1つのメモリセルから読み出される。
【0009】また、特開平9−282891号公報にお
いては、(m−1)組の容量素子とm個のセンスアンプ
とを用いて1つのメモリセルにmビットの情報を記憶さ
せる技術が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の半導体記憶装置においては、1つのメモ
リセルに記憶された複数ビットのデータの読み出しがビ
ット数分のセンスアンプを用いて行われているため、1
つのメモリセルに記憶されるビット数が増加した場合、
センスアンプの数も増加し、それにより、チップ面積が
増大してしまうという問題点がある。
【0011】上述したような問題点は、半導体記憶装置
内の1つのメモリセルに複数ビットのデータを記憶させ
ることの本来の目的であるチップ面積の縮小化に反する
ものである。
【0012】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、チップ面積
の縮小化を図りながらも1つのメモリセルに複数ビット
のデータを記憶させることができる半導体記憶装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数のメモリセルと該複数のメモリセルに
書き込まれたデータを読み出すためのセンスアンプと、
前記複数のメモリセルに書き込まれたデータが読み出さ
れるビット線と、該ビット線上に読み出されたデータが
伝達されるデータ線と、該データ線に伝達されたデータ
を増幅して出力するデータアンプとを有し、前記ビット
線を複数の領域に分割して多値データを記憶する半導体
記憶装置において、前記センスアンプは、前記ビット線
と前記データ線とを接続するための[(読み出しビット
数)−1]個のキャパシタを有し、前記データ線に伝達
されたデータと前記キャパシタの容量とに基づいて前記
ビット線の電位を変動させることを特徴とする。
【0014】また、前記センスアンプは、前記変動した
ビット線の電位を次の読み出し動作における参照電圧と
して用いることを特徴とする。
【0015】
【0016】
【0017】また、前記データ線に伝達されたデータを
読み出しビット毎に異なるキャパシタを介して前記ビッ
ト線に伝達することにより、前記読み出しビット毎に前
記ビット線の電位を変動させることを特徴とする。
【0018】また、前記センスアンプは、前記複数のキ
ャパシタにそれぞれ直列に接続された複数のトランジス
タを有し、該トランジスタのON/OFF制御によっ
て、前記データ線の電位を前記ビット線に伝達するため
のキャパシタが選択されることを特徴とする。
【0019】
【0020】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、センスアンプ内にビット線とデータ線とを接
続するための複数のキャパシタが設けられており、デー
タ線に伝達されたデータとキャパシタの容量とに基づい
てビット線の電位が変動し、この変動したビット線の電
位を参照電圧として下位ビットのデータが順次読み出さ
れる。
【0021】このように、センスアンプ内に設けられた
複数組のリファレンス電位生成用容量素子を利用して上
位ビットからシリアルにデータが読み出されるので、チ
ップ面積の縮小化が図られるとともに、nビットのデー
タを読み出す場合にn回のセンス動作でデータの読み出
しが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0023】図1は、本発明の半導体記憶装置の参考例
の一形態を示す回路図である。
【0024】本形態は図1に示すように、データが記憶
され、第1の配線層で形成された2組のビット線BLT
U,BLNU及びBLTL,BLNL上にそれぞれデー
タが読み出される複数のメモリセル3a〜3dと、メモ
リセル3a〜3dに記憶されたデータを読み出すための
センスアンプ1と、データ線DLT,DLNを介してセ
ンスアンプ1と接続され、センスアンプ1にて読み出さ
れたデータを増幅して出力するデータアンプ2とから構
成されており、ビット線BLTL,BLTUはそれぞ
れ、トランスファゲート信号TGL,TGUによって駆
動するトランジスタT8,T9を介してセンスアンプ1
内のビット線BLTに接続され、また、ビット線BLN
L,BLNUはそれぞれ、トランジスタT8,T9を介
してセンスアンプ1内のビット線BLNにそれぞれ接続
されている。なお、本形態においては、ワード線WL8
n−2〜WL8n+1によって選択及び活性化される4
つのセンスアンプ3a〜3dのみ図示しているが、ワー
ド線WL0〜WL16n−1のそれぞれにも不図示のセ
ンスアンプが接続されているものとする。
【0025】上記のように構成された半導体記憶装置に
おいては、ワード線WL0〜WL16n−1によって複
数のメモリセルのうち任意のメモリセルが選択及び活性
化され、該メモリセル内に記憶されたデータがビット線
BLTL,BLNL及びBLTU,BLNUのいずれか
に微小な電位差として読み出される。
【0026】また、ビット線BLTL,BLNLは、書
き込みスイッチ信号WSLにより制御されるトランジス
タT6を介して、また、ビット線BLTU,BLNU
は、書き込みスイッチ信号WSUにより制御されるトラ
ンジスタT7を介して、それぞれ、ビット線BLTL,
BLNL及びBLTU,BLNUと平行に第2の配線層
で形成された1組のデータ線DLT,DLNに接続され
ており、データ線DLT,DLN上に電源電位VCCま
たは接地電位GNDに増幅された書き込みデータは、書
き込みスイッチ信号WSLまたはスイッチ信号WSUを
活性化させることにより、ビット線BLTL,BLN
L、または、BLTU,BLNUのいずれかに相補のデ
ータとして書き込まれる。
【0027】また、センスアンプ1内のビット線BL
T,BLNは、ソースが接地されたトランジスタT5の
ゲートにそれぞれ接続されており、トランジスタT5の
ドレインは、読み出しスイッチ信号RSにより制御され
るトランジスタT4を介して、それぞれデータ線DL
T,DLNに接続されている。
【0028】ビット線BLTL,BLNL及びBLT
U,BLNUのいずれかに読み出された微小電位差は、
トランジスタT8またはトランジスタT9を介してセン
スアンプ1内のビット線BLT,BLNに伝達され、そ
の後、読み出しスイッチRSを活性化させることによ
り、センスアンプ1内のビット線BLT,BLN上の微
小電位差は、電源電位の1/2にプリチャージされたデ
ータ線DLT,DLNに伝達される。
【0029】また、センスアンプ1内のビット線BLT
は、容量素子C1〜C3及び制御信号CPS1〜CPS
3によりそれぞれ制御されるトランジスタT1〜T3を
介して、データ線DLNに接続されており、また、セン
スアンプ1内のビット線BLNは、容量素子C1〜C3
及びトランジスタT1〜T3を介して、データ線DLT
に接続されている。
【0030】また、1組のデータ線DLT,DLNに
は、1つのデータアンプ2が接続されている。なお、図
1に示したものにおいては、1組のデータ線DLT,D
LNに1つのセンスアンプ1が接続されているが、実際
には、複数のセンスアンプが接続されている。
【0031】次に、データアンプ2の詳細な構成につい
て説明する。
【0032】データアンプ2は、例えば、読み出しデー
タを増幅するフリップフロップ回路、プリチャージ回路
及びレジスタにより構成される。
【0033】図2は、図1に示したデータアンプ2の構
成例を示す回路図である。
【0034】本形態におけるデータアンプ2は図2に示
すように、プリチャージ信号DLPが活性化された場合
にデータ線DLT,DLNを1/2VCCの電位にプリ
チャージするプリチャージ回路4と、フリップフロップ
5と、データアンプ活性化信号DAEが活性化すること
により増幅されたデータ線DLT,DLNのデータを一
時的に保持するレジスタ6とから構成されている。
【0035】プリチャージ信号DLPが非活性化され、
ワード線が立ち上がると、ワード線によって選択された
メモリセル3内のデータがセンスアンプ1内のビット線
BLT,BLNに微小電位差として読み出される。
【0036】次に、リードスイッチRSが活性化される
と、トランジスタT4がON状態となり、それにより、
ビット線BLT,BLNに読み出されたデータがデータ
線DLT,DLNに伝達される。これにより、データ線
DLT,DLNに微小電位差が生じる。
【0037】次に、データアンプ活性化信号DAEを活
性化させると、データ線DLT,DLNに生じた微小電
位差が、VCCレベルまたはGNDレベルに増幅され
る。
【0038】その後、カラム選択信号CSLを活性化さ
せると、増幅された読み出しデータがI/O線IO,I
OBに伝達され、チップ外部へと出力される。
【0039】次に、ビット線BLTL,BLNL,BL
TU,BLNUの構成について詳細に説明する。
【0040】図3は、図1に示したビット線BLTL,
BLNL,BLTU,BLNUの構成例を示すブロック
図である。
【0041】図3に示すように本形態においては、16
n個のメモリセル3がワード線WL0〜WL16n−1
のそれぞれに1つずつ接続されており、センスアンプ1
がワード線8n−1とワード線8nとの間に接続され、
それにより、ワード線WL0〜WL8n−1によるアレ
イとワード線WL8n〜WL16n−1によるアレイと
に分割されている。
【0042】ここで、ワード線WL0〜WL8n−1に
よるアレイにおいては、メモリセル3が1つおきにビッ
ト線BLTU,BLNUに接続されており、また、ワー
ド線WL8n〜WL16n−1によるアレイにおいて
は、メモリセル3が1つおきにビット線BLTL,BL
NLに接続されている。すなわち、ビット線BLTL,
BLNL及びBLTU,BLNUにはそれぞれ4n個の
メモリセル3が接続されていることになる。
【0043】さらに、ビット線BLTL,BLNLは、
トランスファゲート信号TG21〜TG23により制御
されるトランジスタT21〜T23により、4つの領域
21〜24に分割されており、また、ビット線BLT
U,BLNUも、トランスファゲート信号TG11〜T
G13により制御されるトランジスタT11〜T13に
より、4つの領域11〜14に分割されている。
【0044】ここで、領域21〜24においては、領域
21はn本、領域22は2n本、領域23は4n本、領
域24はn本のワード線でそれぞれ構成されるように分
割されている。従って、ワード線n本で構成されるビッ
ト線当たりの寄生容量をCbとすると、それぞれの領域
の寄生容量は、領域21はCb、領域22は2Cb、領
域23は4Cb、領域24はCbとなる。
【0045】また、領域11〜14においても同様に、
領域11はn本、領域12は2n本、領域13は4n
本、領域14はn本のワード線でそれぞれ構成されるよ
うに分割されており、ワード線n本で構成されるビット
線当たりの寄生容量をCbとすると、それぞれの領域の
寄生容量は、領域11はCb、領域12は2Cb、領域
13は4Cb、領域14はCbとなり、ビット線BLT
U,BLNU全体、すなわち、領域1の寄生容量は、ト
ランスファゲート部分の寄生容量をCbと比べて十分小
さいと仮定して無視すると、8Cbとなる。
【0046】上記のように分割されたビット線の領域
は、メモリセル3に対する多値の書き込みレベルを作成
するために使用される。
【0047】領域1は最上位ビット、領域23は第2ビ
ット、領域22は第3ビット、領域21は最下位ビット
のデータが、VCCレベルまたはGNDレベルとして一
時的にそれぞれ保持される。
【0048】例えば、4ビットのデータ“1010”を
メモリセルに書き込む場合、領域1にはVCCレベル、
領域23にはGNDレベル、領域22にはVCCレベ
ル、領域21にはGNDレベルがそれぞれ保持される。
【0049】その後、トランスファゲート信号TG2
1,TG22,TGL,TGUを全て活性化させると、
領域1、領域21〜23の4つの領域間で電荷の再配分
が発生する。それにより、データ“1010”を書き込
む場合は、(VCC×8Cb+0×4Cb+VCC×2
Cb+0×Cb)/15Cb=(10/15)・Cbの
レベルが生成される。
【0050】その後、ワード線を立ち下げることによ
り、このレベルがメモリセル3に蓄積される。ここで、
センスアンプ1内のビット線BLT、BLNの寄生容量
Csaは、ワード線n本で構成されるビット線当たりの
寄生容量Cbに比べて十分に小さいと仮定して無視して
いる。Csaが無視できないような場合は、TG21〜
TG23を設ける位置を移動することにより、各領域の
容量比を調整する。
【0051】このように、4ビットの書き込みデータに
応じて、領域1、領域21〜23の4つの領域にそれぞ
れVCCまたはGNDレベルを書き込み、その後、電荷
の再配分を行うことにより、GNDレベルからVCCレ
ベルまで(1/15)VCC刻みで16通りのレベルの
データをメモリセルに蓄積することができる。この16
通りのレベルを、4ビットのデータ“0000”から
“1111”までの16通りのデータに対応させること
により、16値のメモリとして動作させることができ
る。
【0052】以下に、上記のように構成された半導体記
憶装置の動作について説明する。
【0053】メモリセル3へのデータの書き込み動作に
おいては上述したように、例えば、16値、すなわち、
4ビットのデータをメモリセルに書き込む場合は、0
(0000)からF(1111)までの16通りのデー
タを、GND(0V)レベルからVCCレベルまでの
(1/15)VCC刻みの16通りの電圧レベルとして
メモリセルに書き込まれる。
【0054】次に、本発明の主題となるメモリセル3に
書き込まれたデータを読み出す場合の動作について説明
する。
【0055】図4は、図1〜図3に示した半導体記憶装
置におけるデータの読み出し動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。また、図5は、図4に示したタ
イミングにおけるビット線BLTの電位の変化を示す図
である。
【0056】データ線DLT,DLNの(1/2)VC
Cレベルへのプリチャージが終了すると、プリチャージ
信号DLPがLレベルに立ち下がり、また、トランスフ
ァゲート信号TGL,TG23がLレベルに立ち下がる
(t1)。なお、トランスファゲート信号TGU,TG
11〜TG13は図4に示す期間中常にHレベルであ
る。
【0057】次に、ワード線WL0が立ち上がり、それ
により、メモリセル3に書き込まれた電位がビット線B
LTUにビット線BLNUの電位に対する微小な電位差
として読み出される(t2)。ここで、ビット線BLT
U,BLNUにおいては、ワード線WL0が立ち上がる
前に(1/2)VCCにプリチャージされているため、
ワード線WL0が立ち上がると、ビット線BLTUの電
位はメモリセルに書き込まれているデータに基づいて図
5に示すように変化する。
【0058】図5において、メモリセル3にデータ8
(1000)が書き込まれている場合、すなわち、メモ
リセル3に書き込まれた電圧レベルが(8/15)VC
Cの場合に変化するビット線の電位差をΔVとすると、
メモリセル3に0〜Fのデータが書き込まれているとき
に、ワード線が立ち上がった後のビット線BLTUの電
位は図5に示すように、(1/2)VCC−15ΔV〜
(1/2)VCC+15ΔVまで、2ΔV刻みで16通
りの電圧レベルとなる。
【0059】次に、読み出しスイッチ信号RSを立ち上
げると、トランジスタT4がON状態となり、それによ
り、ビット線BLTUとビット線BLNUとの電位差
が、トランジスタT5を介して、(1/2)VCCにプ
リチャージされたデータ線DLT,DLNに、同じく電
位差として伝達される(t3)。
【0060】次に、データアンプ活性化信号DAEが立
ち上がり、それにより、データアンプ2が活性化される
と、データ線DLT,DLNに読み出された電位差は、
VCCまたはGNDレベルに増幅される(t4)。
【0061】このとき、メモリセル3から読み出された
データが0〜7の場合は、ビット線BLTUのレベル
は、(1/2)VCCレベルであるリファレンス側のビ
ット線BLNUのレベルよりも低いため、t3からt4
までの期間におけるデータ線DLTの電位はデータ線D
LNの電位よりも低くなり、それにより、データアンプ
2が活性化されると、データ線DLTはGNDレベル、
データ線DLNはVCCレベルにそれぞれ増幅される。
【0062】一方、メモリセル3から読み出されたデー
タが8〜Fの場合は、ビット線BLTUのレベルは(1
/2)VCCよりも高くなるため、データアンプ2が活
性化されると、データ線DLTはVCCレベル、データ
線DLNはGNDレベルにそれぞれ増幅される。
【0063】このとき、カラムセレクト信号CSLを立
ち上げれば、メモリセル3から読み出されたデータが0
〜7の場合はLデータ、8〜Fの場合はHデータが、最
上位ビットの読み出しデータとしてI/O線にそれぞれ
読み出される。例えば、メモリセル3から読み出された
データがA(1010)の場合は、最上位ビットの読み
出しデータとしてHデータがI/O線に読み出される。
【0064】ここで、データ線DLT,DLN上のデー
タが増幅されている間、制御信号CPS1はHレベルで
あるので、トランジスタT1がON状態にあり、データ
線DLTとビット線BLNU、データ線DLNとビット
線BLTUとがそれぞれ互いに容量C1によりカップリ
ングされている。
【0065】従って、データ線DLT,DLNの電位が
変動した場合、それに伴い、容量C1を介してビット線
BLNU,BLTUの電位がそれぞれ変動する。
【0066】このとき、メモリセル3から読み出された
データが0〜7の場合は、データ線DLNの電位がVC
Cレベルであり、かつ、データ線DLTの電位がGND
レベルであるため、ビット線BLTUの電位はデータ線
DLNの影響で引き上げられ、ビット線BLNUの電位
はデータ線DLTの影響で引き下げられる。
【0067】一方、メモリセル3から読み出されたデー
タが8〜Fの場合は、データ線DLNの電位がGNDレ
ベルであり、かつ、データ線DLTの電位がVCCレベ
ルであるため、ビット線BLTUの電位はデータ線DL
Nの影響で引き下げられ、ビット線BLNUの電位はデ
ータ線DLTの影響で引き上げられる。なお、このとき
のビット線の電位変動量は、4ΔVであることが望まし
く、容量C1をそのように調整する必要がある。
【0068】データ線DLT,DLN上のデータが増幅
され、ビット線BLTU,BLNUの電位がその影響を
受けて変動した後、制御信号CPS1を立ち下げ、RE
GEを立ち上げ、それにより、最上位ビットの増幅結果
をレジスタ6に保持する(t5)。
【0069】その後、REGE及びデータアンプ活性化
信号DAEを立ち下げ、プリチャージ信号DLPを立ち
上げてデータ線DLT,DLNを(1/2)VCCにプ
リチャージする(t6)。
【0070】データ線DLT,DLNのプリチャージが
完了したら、再びプリチャージ信号DLPを立ち下げ、
読み出しスイッチ信号RSを立ち上げて、ビット線BL
TU,BLNUの電位差を、トランジスタT5を介して
データ線DLT,DLNにそれぞれ伝達する(t7)。
【0071】このとき、図5に示すように、メモリセル
3から読み出されたデータが0〜3、8〜Bの場合は、
1回目の読み出し動作においてデータ線の増幅の影響を
受けた結果、ビット線BLTUの電位がビット線BLN
Uの電位よりも低くなっているため、Lデータが2番目
のビットのデータとして読み出される。
【0072】一方、メモリセル3から読み出されたデー
タが4〜7、C〜Fの場合は、ビット線BLTUの電位
がビット線BLNUの電位よりも高くなっているため、
Hデータが2番目のビットのデータとして読み出され
る。
【0073】例えば、メモリセルから読み出されたデー
タがA(1010)の場合は、図5の太実線及び太破線
で示すように、ビット線BLTUの電位がビット線BL
NUの電位よりも低くなっているので、Lデータが2番
目のビットのデータとして読み出される。
【0074】次に、データアンプ活性化信号DAEを立
ち上げると、データ線DLT,DLNに読み出されたデ
ータが増幅され、また、制御信号CPS2を立ち上げる
と、データ線DLT,DLNの電位の変動が容量C2を
介してビット線BLTU,BLNUに伝達され、ビット
線BLTU,BLNUの電位が再度図5に示すように変
動する(t8)。
【0075】このとき、メモリセル3から読み出された
データが0〜3もしくは8〜Bの場合は、ビット線BL
TUの電位はデータ線DLNの影響で引き上げられ、ビ
ット線BLNUの電位はデータ線DLTの影響で引き下
げられる。
【0076】一方、メモリセルから読み出されたデータ
が4〜7もしくはC〜Fのときは、ビット線BLTUの
電位はデータ線DLNの影響で引き下げられ、ビット線
BLNUの電位はデータ線DLTの影響で引き上げられ
る。
【0077】なお、このときのビット線の電位変動量
は、2ΔVであることが望ましく、容量C2をそのよう
に調整する必要がある。
【0078】データ線DLT,DLN上のデータが増幅
され、ビット線BLTU,BLNUの電位がその影響を
受けて変動した後、制御信号CPS2を立ち下げ、書き
込みスイッチ信号WSLを立ち上げ、2番目のビットの
増幅結果をビット線BLTL,BLNLに書き込む(t
9)。このとき、トランスファゲート信号TGL,TG
23はLレベル、トランスファゲート信号TG21,T
G22はHレベルとなっているので、2番目のビットの
増幅結果は、ビット線BLTL,BLNLのうち、図3
に示す領域21〜領域23に書き込まれる。
【0079】その後、書き込みスイッチ信号WSL、ト
ランスファゲート信号TG22及びデータアンプ活性化
信号DAEを立ち下げ、プリチャージ信号DLPを立ち
上げてデータ線DLT,DLNを(1/2)VCCにプ
リチャージする(t10)。
【0080】データ線DLT,DLNのプリチャージが
完了したら、プリチャージ信号DLPを立ち下げ、読み
出しスイッチ信号RSを立ち上げて、ビット線BLT
U,BLNUの電位差をトランジスタT5を介してデー
タ線DLT,DLNに伝達する(t11)。
【0081】このとき図5に示すように、メモリセル3
から読み出されたデータが0,1,4,5,8,9,
C,Dの場合は、1回目及び2回目の読み出し動作にお
けるデータ線の増幅の影響を受けた結果、ビット線BL
TUの電位がビット線BLNUの電位よりも低くなって
いるため、Lデータが3番目のビットのデータとして読
み出される。
【0082】一方、メモリセル3から読み出されたデー
タが2,3,6,7,A,B,E,Fの場合は、ビット
線BLTUの電位がビット線BLNUの電位よりも高く
なっているため、Hデータが3番目のビットのデータと
して読み出される。
【0083】例えば、メモリセルから読み出されたデー
タがA(1010)のときは、図5の太実線及び太破線
で示すように、ビット線BLTUの電位がビット線BL
NUの電位よりも高くなっているので、Hデータが3番
目のビットのデータとして読み出される。
【0084】次に、データアンプ活性化信号DAEを立
ち上げると、データ線DLT,DLNに読み出されたデ
ータが増幅され、また、制御信号CPS3を立ち上げる
と、データ線DLT,DLNの電位の変動が容量C3を
介してビット線BLTU,BLNUに伝達され、ビット
線BLTU,BLNUの電位が再度図5に示すように変
動する(t12)。
【0085】このとき、メモリセル3から読み出された
データが0,1,4,5,8,9,C,Dの場合は、ビ
ット線BLTUの電位はデータ線DLNの影響で引き上
げられ、ビット線BLNUの電位はデータ線DLTの影
響で引き下げられる。
【0086】一方、メモリセル3から読み出されたデー
タが2,3,6,7,A,B,E,Fの場合は、ビット
線BLTUの電位はデータ線DLNの影響で引き下げら
れ、ビット線BLNUの電位はデータ線DLTの影響で
引き上げられる。
【0087】なお、このときのビット線の電位変動量
は、ΔVであることが望ましく、容量C3をそのように
調整する必要がある。
【0088】データ線DLT,DLN上のデータが増幅
され、ビット線BLTU,BLNUの電位がその影響を
受けて変動した後、制御信号CPS3を立ち下げ、書き
込みスイッチ信号WSLを立ち上げ、3番目のビットの
増幅結果をビット線BLTL,BLNLに書き込む(t
13)。このとき、トランスファゲート信号TGL,T
G22,TG23はLレベル、トランスファゲート信号
TG21はHレベルとなっているので、3番目のビット
の増幅結果は、ビット線BLTL,BLNLのうち、図
3に示す領域21,22に書き込まれる。トランスファ
ゲート信号TG22はLレベルのままであるため、領域
23には2番目のビットのデータが保持されたままにな
る。
【0089】その後、書き込みスイッチ信号WSL、ト
ランスファゲート信号TG21及びデータアンプ活性化
信号DAEを立ち下げ、プリチャージ信号DLPを立ち
上げてデータ線DLT,DLNを(1/2)VCCにプ
リチャージする(t14)。
【0090】データ線DLT,DLNのプリチャージが
完了したら、プリチャージ信号DLPを立ち下げ、読み
出しスイッチ信号RSを立ち上げて、ビット線BLT
U,BLNUの電位差をトランジスタT5を介してデー
タ線DLT,DLNに伝達する(t15)。
【0091】このとき図5に示すように、メモリセル3
から読み出されたデータが0,2,4,6,8,A,
C,Eの場合は、1回目〜3回目の読み出し動作におけ
るデータ線の増幅の影響を受けた結果、ビット線BLT
Uの電位がビット線BLNUの電位よりも低くなってい
るため、Lデータが最下位ビットのデータとして読み出
される。
【0092】一方、メモリセル3から読み出されたデー
タが1,3,5,7,9,B,D,Fの場合は、ビット
線BLTUの電位がビット線BLNUの電位よりも高く
なっているため、Hデータが最下位ビットのデータとし
て読み出される。
【0093】例えば、メモリセル3から読み出されたデ
ータがA(1010)の場合は、図5の太実線及び太破
線で示すように、ビット線BLTUの電位がビット線B
LNUの電位よりも低くなっているので、Lデータが最
下位ビットのデータとして読み出される。
【0094】次に、データアンプ活性化信号DAEが立
ち上がり、データ線DLT,DLNに読み出されたデー
タが増幅される(t16)。
【0095】データ線DLT,DLN上のデータが増幅
された後、書き込みスイッチ信号WSLを立ち上げ、最
下位ビットの増幅結果をビット線BLTL,BLNLに
書き込む(t17)。このとき、トランスファゲート信
号TGL,TG21〜TG23はLレベルとなっている
ので、最下位ビットの増幅結果は、ビット線BLTL,
BLNLのうち、図3に示す領域21にのみ書き込まれ
る。トランスファゲート信号TG21,TG22はLレ
ベルのままであるため、領域23には2番目のビットの
データが、領域22には3番目のビットのデータがそれ
ぞれ保持されたままになる。
【0096】その後、書き込みスイッチ信号WSL及び
データアンプ活性化信号DAEを立ち下げ、プリチャー
ジ信号DLPを立ち上げてデータ線DLT,DLNを
(1/2)VCCにプリチャージする(t18)。
【0097】データ線DLT,DLNのプリチャージが
完了したら、プリチャージ信号DLPを立ち下げ、RE
GEを立ち上げて、レジスタ6に保持されている最上位
ビットのデータをデータ線DLT、DLNに読み出す
(t19)。
【0098】次に、REGEを立ち下げ、データアンプ
活性化信号DAEを活性化して、データ線DLT,DL
Nに読み出された最上位ビットのデータが増幅される
(t20)。
【0099】次に、書き込みスイッチ信号WSUを立ち
上げ、最上位ビットの増幅結果をビット線BLTU,B
LNUに書き込む(t21)。このとき、トランスファ
ゲート信号TG11〜TG13はいずれもHレベルとな
っているので、最上位ビットの増幅結果は、ビット線B
LTU,BLNUの領域1全てに書き込まれる。
【0100】その後、書き込みスイッチ信号WSU及び
データアンプ活性化信号DAEを立ち下げ、プリチャー
ジ信号DLPを立ち上げてデータ線DLT,DLNを
(1/2)VCCにプリチャージする(t22)。
【0101】次に、トランスファゲート信号TGL,T
G21,TG22を立ち上げると、ビット線BLTL,
BLNLの領域21〜23及びビット線BLTU,BL
NUの領域1が全て電気的に接続され、電荷の再配分が
行われる(t23)。
【0102】時刻t23の直前、すなわち電荷の再配分
が行われる直前の領域1、領域23,領域22,領域2
1のビット線BLTUまたはビット線BLTLの電位
を、それぞれ、V1,V2,V3,V4とすると、電荷
の再配分が行われた後の電位は、(V1・8Cb+V2
・4Cb+V3・2Cb+V4・Cb)/15Cbとな
る。ここで、V1〜V4は、VCCまたはGNDレベル
であるので、電荷の再配分後のビット線の電位は、それ
ぞれの領域に保持された4ビットのデータに応じて、G
NDレベルからVCCレベルまで、(1/15)VCC
刻みで16通りのレベルのいずれかとなる。例えば、4
ビットのデータがA(1010)の場合は、V1=V3
=VCC、V2=V4=0Vであるから、電荷の再配分
後のビット線BLTU、BLTLの電位は、(VCC×
8Cb+0×4Cb+VCC×2Cb+0×Cb)/1
5Cb=(10/15)VCCとなる。
【0103】電荷の再配分が終了し、ワード線WL0を
Lレベルに立ち下げると(t24)、電荷の再配分後の
ビット線BLTU,BLTLの電位がメモリセル3に保
持され、1回の読み出しサイクルが終了する。
【0104】次に、容量C1〜C3の容量値について詳
細に説明する。
【0105】3番目のビットのデータ線DLT,DLN
の増幅結果から4番目のビットのリファレンス電位を生
成するために容量C3を使用する場合を考えると、デー
タ線DLTは(1/2)VCCにプリチャージされた状
態から、VCCまたはGNDレベルまで変化するので、
メモリセル3の蓄積容量をCsとすると、(Cs+8C
b+Csa)・ΔV=C3・(1/2)VCCという等
式が成り立つ。
【0106】一方、ΔVはメモリセルに(8/15)V
CCレベルが保持されていたときの読み出し微小電位差
であるので、ΔV=Cs・{(8/15)VCC−(1
/2)VCC}/(Cs+8Cb+Csa)となる。
【0107】両式から、C3=(1/15)Csとな
る。
【0108】従って、それぞれ、C1=(4/15)C
s、C2=(2/15)Cs、C3=(1/15)Cs
となる。このように、C1〜C3は、メモリセル3の蓄
積容量Csにのみ依存する値となるため、これらの容量
素子は、例えばメモリセルの蓄積容量と同じ容量膜を利
用して製造することにより、製造過程で容量膜の膜厚が
変動しても、CsとC1〜C3との容量比は変動しない
ので、動作マージンの悪化を招くことはない。
【0109】上述した実施の形態においては、16値、
すなわち、4ビットのデータを1つのメモリセルに書き
込む例について説明したが、本発明は、一般に2m値、
すなわち、mビット(mは2以上)のデータをメモリセ
ルに書き込む回路に拡張することが可能である。
【0110】図6は、本発明の実施の形態を示す図であ
り、図1に示した半導体記憶装置をmビットのデータが
書き込まれるものに適用した場合の回路例を示す図であ
る。
【0111】本形態におけるセンスアンプ11は図1の
センスアンプ1と同様、トランジスタT4〜T9からな
る、センス、読み出し、書き込み回路と、T11〜T1
m−1及びC11〜C1m−1からなるm−1組のリフ
ァレンス生成用容量素子とから構成されている。
【0112】容量C11は、最上位ビットの増幅結果か
ら、2番目のビットのデータを読み出すためのビット線
のリファレンスを生成するために用いられ、C1m−1
は、m−1番目のビットの増幅結果から、最下位ビット
のデータを読み出すためのビット線のリファレンスを生
成するために用いられる。
【0113】それぞれの容量値は、図1の回路と同様に
求められ、それぞれ、C11={2 m-2/(2m−1)}
Cs、C12={2m-3/(2m−1)}Cs、・・・、
C1m−1={1/(2m−1)}Csとなる。
【0114】(他の実施の形態)図7は、本発明の半導
体記憶装置の他の実施の形態を示す回路図である。ま
た、図8は、図7に示した半導体記憶装置におけるデー
タの読み出し動作を説明するためのタイミングチャート
である。また、図9は、図8に示したタイミングにおけ
るビット線BLTの電位の変化を示す図である。
【0115】本形態は図7に示すように、図1に示した
ものに対して、データ線DLT,DLNとビット線BL
T,BLNとを接続するための容量C21とトランジス
タT21、容量C22とトランジスタT22、及び容量
C23とトランジスタT23との組み合わせがそれぞれ
半分になっている。
【0116】図1に示したものと同様に、1つのメモリ
セルに4ビットのデータが書き込まれる場合を示してい
るが、各容量素子の容量値は、それぞれ、C21=(4
/15)Cs、C22=C23=(2/15)Csとす
る。
【0117】また、図8に示すように、時刻t4におい
て制御信号CPS1〜CPS3を立ち上げ、時刻t8に
おいて制御信号CPS1を立ち上げ、時刻t12におい
て制御信号CPS2を立ち上げる。それ以外の動作は、
図4に示した動作と同様である。
【0118】ビット線BLTの電位の変化は図9に示す
ように、時刻t8までは図5に示したものと同様である
が、時刻t8で制御信号CPS1を立ち上げると、ビッ
ト線BLTのみ4ΔVだけ電位が変動し、ビット線BL
Nの電位は変動しない。
【0119】すなわち、図1に示したものと比べて、ビ
ット線BLTのみが2倍の量の電位の変動を行うことに
より、ビット線BLTとビット線BLNの電位差は図1
に示したものと変わらない。時刻t12で制御信号CP
S2を立ち上げたときもビット線BLNのみが、図1に
示した回路の場合の2倍である2ΔVだけ電位が変動
し、ビット線BLTの電位は変動しない。
【0120】本形態においては、センスアンプ内の容量
素子数は半減し、センスアンプ面積の増加をさらに抑制
することが可能となるという効果を奏する。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
nビットのデータを読み出す場合に(n−1)組のリフ
ァレンス電位生成用容量素子を利用して上位ビットから
シリアルにデータが読み出されるため、従来のものと同
数のセンスアンプでn倍の容量が実現され、チップ面積
の縮小化を図ることができる。
【0122】また、nビットのデータを読み出す場合に
n回のセンス動作でデータの読み出しが可能となる。
【0123】また、キャパシタを、メモリセルと同様な
製造方法により製造した場合は、製造過程でのプロセス
のばらつきによる動作マージンの悪化を抑制することが
でき、センスアンプ1個当たりの面積の増加も抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体記憶装置の参考例の一形態を示
す回路図である。
【図2】図1に示したデータアンプの構成例を示す回路
図である。
【図3】図1に示したビット線の構成例を示すブロック
図である。
【図4】図1〜図3に示した半導体記憶装置におけるデ
ータの読み出し動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【図5】図4に示したタイミングにおけるビット線BL
Tの電位の変化を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態を示す図であり、図1に示
した半導体記憶装置をmビットのデータが書き込まれる
ものに適用した場合の回路例を示す図である。
【図7】本発明の半導体記憶装置の他の実施の形態を示
す回路図である。
【図8】図7に示した半導体記憶装置におけるデータの
読み出し動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【図9】図8に示したタイミングにおけるビット線BL
Tの電位の変化を示す図である。
【図10】特開平9−282891号公報に開示された
半導体記憶装置のメモリ部及びセンスアンプ部を示す回
路図である。
【図11】図10に示すビット線の動作波形を示す図で
ある。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリセルと該複数のメモリセル
    に書き込まれたデータを読み出すためのセンスアンプ
    と、前記複数のメモリセルに書き込まれたデータが読み
    出されるビット線と、該ビット線上に読み出されたデー
    タが伝達されるデータ線と、該データ線に伝達されたデ
    ータを増幅して出力するデータアンプとを有し、前記ビ
    ット線を複数の領域に分割して多値データを記憶する半
    導体記憶装置において、 前記センスアンプは、前記ビット線と前記データ線とを
    接続するための[(読み出しビット数)−1]個のキャパ
    シタを有し、 前記データ線に伝達されたデータと前記キャパシタの容
    量とに基づいて前記ビット線の電位を変動させることを
    特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記センスアンプは、前記変動したビット線の電位を次
    の読み出し動作における参照電圧として用いることを特
    徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項に記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記データ線に伝達されたデータを読み出しビット毎に
    異なるキャパシタを介して前記ビット線に伝達すること
    により、前記読み出しビット毎に前記ビット線の電位を
    変動させることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項に記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記センスアンプは、前記複数のキャパシタにそれぞれ
    直列に接続された複数のトランジスタを有し、該トラン
    ジスタのON/OFF制御によって、前記データ線の電
    位を前記ビット線に伝達するためのキャパシタが選択さ
    れることを特徴とする半導体記憶装置。
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