JP3326871B2 - カップ回転式スピンコータ及びカップ回転式塗膜形成方法 - Google Patents

カップ回転式スピンコータ及びカップ回転式塗膜形成方法

Info

Publication number
JP3326871B2
JP3326871B2 JP14684293A JP14684293A JP3326871B2 JP 3326871 B2 JP3326871 B2 JP 3326871B2 JP 14684293 A JP14684293 A JP 14684293A JP 14684293 A JP14684293 A JP 14684293A JP 3326871 B2 JP3326871 B2 JP 3326871B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup
film forming
coating film
inner cup
forming plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14684293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06328034A (ja
Inventor
昌祐 宮本
晴男 横田
広樹 鈴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP14684293A priority Critical patent/JP3326871B2/ja
Publication of JPH06328034A publication Critical patent/JPH06328034A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3326871B2 publication Critical patent/JP3326871B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、IC基板と
なるウエハー等にレジスト膜を形成する場合に使用され
るカップ回転式スピンコータ及びカップ回転式塗膜形成
方法、特に、塗膜形成中に発生するミストを効率的に排
除し、品質の良い塗膜を形成することができるカップ回
転式スピンコータ及びカップ回転式塗膜形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スピンコータというのは、水平に保持し
た基板の中央部に塗布液を滴下し、この基板を高速回転
させることにより、その回転に伴う遠心力によって基板
の外周側に塗布液を拡張離散させて、均一な塗膜を形成
するものであり、カップ固定式スピンコータとカップ回
転式スピンコータとに分類される。
【0003】図4に示すように、前記カップ固定式スピ
ンコータ50は、上部が開放され、固定設置される塗布
カップ51と、この塗布カップ51内にある基板保持台
53をDCモータ54によって回転駆動させるスピンナ
52とから構成されており、前記塗布カップ51の底部
には、塗布カップ51内の空気を排気するための排気ホ
ース55が接続されている。
【0004】従って、ウエハー等の基板56を、前記基
板保持台53にセットし、フォトレジスト等の塗布液を
滴下した後にスピンナ52によってこれを高速回転させ
ると、上述したように、基板56上に塗膜が形成される
が、前記基板56の回転に伴い、塗布カップ51内に発
生する乱気流によって溶剤の気化が不均一になり、この
ため、形成される塗膜の膜圧が均一にならないといった
欠点がある。
【0005】これを解消したのが、図5に示すカップ回
転式スピンコータである。このカップ回転式スピンコー
タ60は、スピンナ62の基板保持台63が内カップ本
体61aと開閉自在の蓋61bとから成る内カップ61
内に収容されており、基板66を前記基板保持台63に
保持した後、内カップ61の蓋61bを閉じてスピンナ
62によって基板66を回転させると、内カップ61も
基板66と同期回転するようになっている。
【0006】従って、上記カップ固定式スピンコータと
異なり、基板66を回転させてもその周囲に乱気流が発
生することがなく、均一な塗膜形成が可能になるのであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したカ
ップ回転式スピンコータでは、図5に示すように、基板
66の回転に伴う遠心力によって基板66の周辺部に飛
散した余剰塗布液が、内カップ本体61aに設けられた
排出ノズル64を介してその周囲を囲っている排気カッ
プ65から排出されるようになっている。
【0008】しかし、このような構成では、飛散した余
剰塗布液を完全に除去することができず、その一部がミ
ストとして前記内カップ61の上方に浮遊する。そし
て、塗膜形成後に内カップ61の蓋61bを開けて基板
66を取り出す際に、若干負圧になった内カップ本体6
1a内に浮遊ミストが吸引され、基板66の塗膜形成面
に付着して製品の品質低下を招く要因となる。
【0009】また、余剰塗布液の飛散防止のため、前記
内カップ61の周囲を固定設置される外カップ等で囲う
ことも行われているが、その場合には、前記浮遊ミスト
が全て外カップ内に滞留することになるため、内カップ
61周辺の浮遊ミスト濃度が高くなり、製品の歩留りが
悪くなる。
【0010】そこで、この発明の課題は、上記カップ回
転式スピンコータ及びカップ回転式塗膜形成方法を改良
することにより、回転する内カップ上方に存在する浮遊
ミストを効率的に除去し、製品の歩留りを向上させるこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、内部に被塗膜形成板を収容し、開閉自
在の蓋を有する内カップと、この内カップを水平に保持
して回転させる内カップ駆動部と、前記内カップを収容
し、開閉自在の蓋を有する外カップとを備えたカップ回
転式スピンコータにおいて、前記外カップに、少なくと
も前記内カップの回転中、その外カップ内にダウンフロ
ーを形成する給排気機構を設けたのである。また、前記
外カップに、塗膜形成後の内カップの蓋の開動作と同時
に、その内カップ内に所定時間給気する給気機構を設け
て、内カップを開けたときに外カップ内の気体が内カッ
プ内に侵入することを有効に防止したものである。
【0012】ここで、前記給排気機構によって、基板へ
の塗布液の滴下前から内カップ駆動部の回転停止までの
間、窒素ガスによるダウンフローを形成するようにする
と、ミスト爆発を防止できる。
【0013】また、この発明は、開閉自在の外カップ内
に設けられた回転可能かつ開閉自在の内カップ内に被塗
膜形成板を水平に保持する被塗膜形成板供給工程と、前
記被塗膜形成板に塗布液を滴下した後、前記内カップを
閉じる塗布液滴下工程と、前記被塗膜形成板を前記内カ
ップと共に回転させて被塗膜形成板上に塗膜を形成する
塗膜形成工程と、前記被塗膜形成板の回転を停止した後
に、前記内カップを開いて塗膜形成板を取り出す塗膜形
成板取出工程と、少なくとも前記内カップの回転中、前
記外カップ内にダウンフローを形成する給排気工程と
有し、前記内カップを開いて塗膜形成板を取り出す際、
その内カップが開くと同時に内カップ内に給気して、内
カップへの浮遊ミストの浸入を防止するカップ回転式塗
膜形成方法を提供するものである。
【0014】また、この発明は、開閉自在の外カップ内
に設けられた回転可能かつ開閉自在の内カップ内に被塗
膜形成板を水平に保持する被塗膜形成板供給工程と、前
記被塗膜形成板に塗布液を滴下した後、前記内カップを
閉じる塗布液滴下工程と、前記被塗膜形成板を前記内カ
ップと共に回転させて被塗膜形成板に塗膜を形成する塗
膜形成工程と、前記被塗膜形成板の回転を停止した後
に、前記カップを開いて塗膜形成板を取り出す塗膜形成
板取出工程とを有するカップ回転式塗膜形成方法におい
て、塗布液の滴下前から、内カップの回転を停止するま
での間、外カップ内にダウンフローを形成する給排気工
程を付加し、この給排気工程では窒素ガスを使用すると
共に、前記内カップを開いて塗膜形成板を取り出す際、
その内カップが開くと同時に内カップ内に給気するカッ
プ回転式塗膜形成方法を提供するものである。
【0015】
【作用】請求項1に記載されたカップ回転式スピンコー
タ及び請求項3及び4に記載されたカップ回転式塗膜形
成方法では、外カップ内に、ダウンフローが形成される
ので、基板の回転によって外カップ内に排出された余剰
塗布液から発生する浮遊ミストが内カップの上方に舞い
上がりにくく、又、一旦舞い上がった浮遊ミストもすぐ
に外カップの下部に搬送される。しかも、内カップの開
動作と同時に、内カップ内に給気され、内カップ内が正
圧となって、外カップ内の気体が内カップ内に吸引され
ることがない。
【0016】請求項2に記載されたカップ回転式スピン
コータ及び請求項4に記載されたカップ回転式塗膜形成
方法では、窒素ガスを給排気するので外カップ内の酸素
濃度が低下する。
【0017】
【0018】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1に示すように、このカップ回転式スピンコータ
は、内カップ駆動部11、内カップ15、外カップ19
から成るスピンコータ本体10と強制給排気機構30と
強制給気機構40とから構成されている。
【0019】前記内カップ駆動部11は、塗膜を形成す
る基板を水平に保持した状態で内カップ15高速回転さ
せるものであり、DCサーボモータ12,回転軸13,
軸受14から成る。前記DCサーボモータ12は、軸受
14に回転可能に支持された回転軸13を介して前記内
カップ15に接続されており、内カップ15を高精度で
高速回転させることができる。
【0020】前記内カップ15は、基板保持台16と一
体で回転するものであり、この基板保持台16,内カッ
プ本体17及び開閉自在の蓋18から構成されている。
【0021】前記内カップ本体17は、有底の短円筒状
の容器であり、底部が前記回転軸13に固定されてい
る。また、この内カップ本体17の下端外周部には外部
と連通する小孔17aが数箇所形成されている。
【0022】前記蓋18は、中心部に開閉用の駆動軸1
8aが支持されており、この駆動軸18aの上下運動に
よって蓋18が開閉される。
【0023】前記外カップ19は、前記内カップ15を
収容する外カップ本体20及び開閉自在の蓋21と、こ
の蓋21の駆動手段22とから構成されており、この外
カップ19には、前記強制給排気機構30及び強制給気
機構40が接続されている。
【0024】前記外カップ本体20は、前記内カップ1
5よりひと回り大きい有底の短円筒状の容器であり、底
部の中心を前記内カップ駆動部11の回転軸13が貫通
しているが両者は固定されていない。従って、前記内カ
ップ15及び基板保持台16は、外カップ本体20内で
自由に回転できるようになっている。また、外カップ本
体20の底部は、周縁部が中心部より低くなっている。
【0025】前記蓋21は、その下面が多数のパンチン
グ穴から成る吹出口になっており、その上部には前記給
排気機構30の給気側が接続される給気チャンバー21
aが設けられている。
【0026】前記駆動手段22は昇降シリンダであっ
て、この昇降シリンダのピストンロッドに前記蓋21が
接続されており、ピストンロッドの出退に伴い蓋21が
昇降して外カップ本体20が開閉されるようになってい
る。
【0027】また、前記蓋21は上面中央部に前記内カ
ップ15の蓋18の駆動軸18aが摺動可能に貫通して
おり、蓋21と蓋18とは、それぞれ別個に駆動される
ようになっている。
【0028】蓋21を閉じた状態では、蓋21と外カッ
プ本体20とが非接触状態になっており、ラビリンスシ
ールによって封止性能を維持している。このように、蓋
21と外カップ本体20とを非接触としたのは、両者が
接触することによる塵芥の発生を防止するためである。
【0029】さらに、この外カップ19には、図2に示
すように、塗布液の滴下ノズル23が設けられている。
この滴下ノズル23は、常時外カップ本体20と内カッ
プ本体17との間に退避しているが、内カップ15の蓋
18が開いている状態で、同図に鎖線で示すように、そ
の先端部が内カップ15内の回転中心まで回動し、塗布
液を基板上に滴下できるようになっている。
【0030】前記強制給排気機構30は、給気ファン3
1a、給気ダクト32a、開閉バルブ33a、流量計3
4a、フィルタ35aから成る給気手段30aと、排気
ファン31b、排気ダクト32b、流量調整ダンパ33
b,34bから成る排気手段30bとから構成されてお
り、前記外カップ19内にダウンフローを形成するもの
である。
【0031】前記給気手段30aは、図1に示すよう
に、給気ダクト32aの端末が前記蓋21に設けられた
給気チャンバ21aに接続されており、一定流量の空気
又は窒素ガス等の気体を外カップ19の上部に供給でき
るようになっている。
【0032】一方、前記排気手段30bは、同図に示す
ように、排気ダクト32bが、前記外カップ本体20の
底部周縁の低くなった部分に接続されており、前記流量
調整ダンパ33b,34bを調整することにより、外カ
ップ19内の給排気バランスを調整するようになってい
る。
【0033】具体的な給排気バランスは、供給される気
体が空気であるか、窒素ガスであるかによって異なる。
一般に窒素ガスを供給するのは、ミスト爆発の危険性が
ある場合であり、その場合は外カップ19内の窒素ガス
が、蓋21と外カップ本体20間のラビリンスシール部
分を介して外部へ漏洩するのを防止すべく、給気量より
排気量を多くするのが通常である。しかし、あまり排気
量が多くなると、逆に外部の空気が上記ラビリンスシー
ル部分を介して外カップ19内に流入し、外カップ19
内の酸素濃度が高くなるので、外カップ19内の酸素濃
度が爆発下限界以下になるように排気量を調整する必要
がある。
【0034】なお、空気を供給する場合は、窒素ガスを
供給する場合のような問題が生じないので、排気量が給
気量より若干多くなる程度に荒調整をしておけば十分で
ある。
【0035】前記強制給気機構40は、図1に示すよう
に、給気ファン41、給気ダクト42、開閉バルブ4
3、流量計44及びフィルタ45から構成されており、
前記給気ダクト42の端末が前記外カップ19の蓋21
を貫通して内カップ本体17の上端部近傍まで導かれて
いる。
【0036】この強制給気機構40は、塗膜形成後に蓋
18を開けて基板を取り出す際、内カップ本体17内に
強制的に給気し、内カップ本体17内を正圧に保つこと
により、外カップ19内の気体の内カップ本体17内へ
の流入を防止せんとするものである。従って、給気量は
前記内カップ本体17の容積分の気体を2〜3秒で供給
できる程度に設定しておくことが好ましい。
【0037】また、前記強制給排気機構30及び強制給
気機構40による強制給排気及び強制給気のタイミング
は、制御手段36から開閉バルブ33a、43への開閉
信号及び吸気ファン31a,41、排気ファン31bへ
の起動・停止信号により、制御される。
【0038】以上のように構成されたカップ回転式スピ
ンコータの動作を図3に示すフローチャートに基づいて
説明する。
【0039】まず、内カップ15の蓋18と外カップ1
9の蓋21が開いた状態で、基板保持台16に基板が供
給され、保持される(ステップS1)。なお、基板の保
持は、周知の方法により基板を基板保持台16に吸着さ
せることにより行う。
【0040】次のステップS2で外カップ19の蓋21
を閉じ、N2 シールを行うか否かを判断する(ステップ
S3)。ここで、N2 シールを行う場合は、ステップS
4に移行して前記強制給排気機構30が窒素ガスによる
強制給排気を開始し、予め外カップ19内を窒素ガスで
置換した状態で基板上に塗布液を滴下する(ステップS
5)。そして、内カップ15の蓋18を閉じ(ステップ
S6)、ステップS10に移行する。
【0041】一方、N2 シールを行わない場合は、ステ
ップS7に移行し、まず、基板上に塗布液を滴下した
後、内カップ15の蓋18を閉じる(ステップS8)。
そして、空気による強制給排気を開始し(ステップS
9)、ステップS10に移行する。
【0042】ステップS10では、内カップ15が高速
回転し、基板上に塗膜が形成される。このとき、基板の
回転に伴う遠心力によって、塗布液の一部が基板の外側
へ飛散するが、これは内カップ本体17の下端外周部に
形成された小孔17aから外カップ19内に排出され
る。排出された塗布液はミストとなって浮遊するが、外
カップ19内を強制給排気していることから、ダウンフ
ローが形成され、そのダウンフローによってミストが内
カップ15の上方へ浮遊することなく、排気ダスト32
bを介して窒素ガス又は空気と共に排気される。従っ
て、回転中の内カップ15周辺には、ほとんどミストが
滞留することなく、清浄状態が維持される。
【0043】そして、一定時間経過すると、内カップ1
5の回転を停止した後、(ステップS11)、窒素ガス
又は空気による強制給排気も停止する(ステップS1
2)。次のステップS13では内カップ15の蓋18を
開けるが、ここで、内カップ本体17に強制給気機構4
0による強制給気を行うか否かを判断する。
【0044】強制給気を行う場合には、蓋18が開くと
同時に給気ダクト42を介し窒素ガス又は空気を給気し
た後(ステップS15),外カップ19の蓋21を開け
(ステップS16)、基板を取り出す(ステップS1
7)。一方、強制給気を行わない場合は、直ちに外カッ
プ19の蓋18を開けて(ステップS16),基板を取
り出す(ステップS17)。
【0045】以上のように、このカップ回転式スピンコ
ータは、空気のみならず窒素ガスによる強制給排気も可
能であるが、特にこれに限定されるものではなく、ミス
ト爆発の危険性がない場合は空気による強制給排気がで
きれば十分である。また内カップ15内への強制排気に
ついては、品質の良い製品が確実に製造できるという点
で強制排気を行う。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明は、塗膜形成時
に基板を収容し、基板と共に回転する内カップの周囲に
ダウンフローを形成し、前記内カップから排出される余
剰塗布液に起因した浮遊ミストを、そのダウンフローに
よって外部に排出する構成を採用したため、内カップの
上方に浮遊ミストがほとんど存在せず、塗膜形成後に内
カップの蓋を開けて基板を取り出す際、浮遊ミストが基
板に付着して製品の品質低下を招くことを有効に防止で
きる。
【0047】特に、内カップの蓋を開けると同時にその
内カップ内に強制給気しているので、回転停止直後に内
カップ内に生じる若干の負圧状態を解消し、周囲からの
気体の流入を防止することができるので、さらに製品の
品質向上を図ることができる。
【0048】また、基板上への塗布液滴下時点から内カ
ップの回転停止までの間、外カップ内に窒素ガスによる
ダウンフローを形成しておくと、爆発危険性のある塗布
液を使用する場合でも、ミスト爆発を有効に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るカップ回転式スピンコータの一
実施例を示す概略図である。
【図2】同上の部分詳細図である。
【図3】同上の動作を示すフローチャートである。
【図4】従来例を示す概略図である。
【図5】他の従来例を示す概略図である。
【符号の説明】
11 内カップ駆動部 15 内カップ 17 内カップ本体 17a 小孔 18 蓋 19 外カップ 20 外カップ本体 21 蓋 21a 給気チャンバ 30 強制給排気機構 30a 給気手段 30b 排気手段 40 強制給気機構
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−146736(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 11/08 B05D 1/40 G03F 7/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に被塗膜形成板を収容し、開閉自在
    の蓋を有する内カップと、この内カップを水平に保持し
    て回転させる内カップ駆動部と、前記内カップを収容
    し、開閉自在の蓋を有する外カップとを備えたカップ回
    転式スピンコータにおいて、 前記外カップに、少なくとも前記内カップの回転中、そ
    の外カップ内にダウンフローを形成する給排気機構を設
    ると共に、 前記外カップに、塗膜形成後の内カップの蓋の開動作と
    同時に、その内カップ内に所定時間給気する給気機構を
    設けた ことを特徴とするカップ回転式スピンコータ。
  2. 【請求項2】 前記給排気機構によって、基板への塗布
    液の滴下前から内カップ駆動部の回転停止までの間、窒
    素ガスによるダウンフローを形成するようにした請求項
    1記載のカップ回転式スピンコータ。
  3. 【請求項3】 開閉自在の外カップ内に設けられた回転
    可能かつ開閉自在の内カップ内に被塗膜形成板を水平に
    保持する被塗膜形成板供給工程と、 前記被塗膜形成板に塗布液を滴下した後、前記内カップ
    を閉じる塗布液滴下工程と、 前記被塗膜形成板を前記内カップと共に回転させて被塗
    膜形成板上に塗膜を形成する塗膜形成工程と、 前記被塗膜形成板の回転を停止した後に、前記内カップ
    を開いて塗膜形成板を取り出す塗膜形成板取出工程と、 少なくとも前記内カップの回転中、前記外カップ内にダ
    ウンフローを形成する給排気工程とを有し、 前記内カップを開いて塗膜形成板を取り出す際、その内
    カップが開くと同時に内カップ内に給気するようにした
    カップ回転式塗膜形成方法。
  4. 【請求項4】 開閉自在の外カップ内に設けられた回転
    可能かつ開閉自在の内カップ内に被塗膜形成板を水平に
    保持する被塗膜形成板供給工程と、前記被塗膜形成板に
    塗布液を滴下した後、前記内カップを閉じる塗布液滴下
    工程と、前記被塗膜形成板を前記内カップと共に回転さ
    せて被塗膜形成板に塗膜を形成する塗 膜形成工程と、前
    記被塗膜形成板の回転を停止した後に、前記カップを開
    いて塗膜形成板を取り出す塗膜形成板取出工程とを有す
    るカップ回転式塗膜形成方法において、 塗布液の滴下前から、内カップの回転を停止するまでの
    間、外カップ内にダウンフローを形成する給排気工程を
    付加し、この給排気工程では窒素ガスを使用すると共
    に、 前記内カップを開いて塗膜形成板を取り出す際、その内
    カップが開くと同時に内カップ内に給気するようにした
    カップ回転式塗膜形成方法。
JP14684293A 1993-05-25 1993-05-25 カップ回転式スピンコータ及びカップ回転式塗膜形成方法 Expired - Fee Related JP3326871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14684293A JP3326871B2 (ja) 1993-05-25 1993-05-25 カップ回転式スピンコータ及びカップ回転式塗膜形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14684293A JP3326871B2 (ja) 1993-05-25 1993-05-25 カップ回転式スピンコータ及びカップ回転式塗膜形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06328034A JPH06328034A (ja) 1994-11-29
JP3326871B2 true JP3326871B2 (ja) 2002-09-24

Family

ID=15416770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14684293A Expired - Fee Related JP3326871B2 (ja) 1993-05-25 1993-05-25 カップ回転式スピンコータ及びカップ回転式塗膜形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3326871B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100327045B1 (ko) * 1999-12-31 2002-03-06 황인길 코팅장비의 내부 오염 방지 장치
JP2021152762A (ja) * 2020-03-24 2021-09-30 株式会社Screenホールディングス 学習済みモデル生成方法、学習済みモデル、異常要因推定装置、基板処理装置、異常要因推定方法、学習方法、学習装置、及び、学習データ作成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06328034A (ja) 1994-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100224463B1 (ko) 도포장치 및 그 제어방법
KR100221698B1 (ko) 기판 현상방법 및 그 장치
KR20090118820A (ko) 도포장치, 도포방법 및 기억매체
JP3326871B2 (ja) カップ回転式スピンコータ及びカップ回転式塗膜形成方法
US5591264A (en) Spin coating device
JPH07115060A (ja) 処理装置及び処理方法
US6616758B2 (en) Method and apparatus for spin coating
KR20000047684A (ko) 도포장치 및 도포방법
JP3260624B2 (ja) 塗布装置およびその制御方法
JP3793894B2 (ja) 液晶表示装置の基板の洗滌装置及びその洗滌方法
JPH07308625A (ja) 基板の回転塗布装置
JP2756639B2 (ja) 回転カップ式処理装置
JPH07263324A (ja) 吸引チャック式基板回転処理装置
JP2003257925A (ja) スピン処理装置及びスピン処理方法
JPH11345763A (ja) 半導体基板の処理装置
JPH07263328A (ja) 基板の回転塗布装置
JPS61101029A (ja) 塗布装置
JPH0927444A (ja) 回転式基板塗布装置
JPH07256194A (ja) カップ回転式スピンコータ
JPH0226668A (ja) 塗布装置
JPH05146736A (ja) スピン式コーテイング装置
JPH0794382A (ja) 基板表面のパドル式現像処理方法及び装置
KR100661391B1 (ko) 표준 웨이퍼 제조용 파티클 증착장치
KR20050050818A (ko) 스핀 코팅 방법 및 그에 적합한 장치
JPH08273996A (ja) 回転塗布装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees