JP3326734B2 - プログラム作成装置 - Google Patents

プログラム作成装置

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JP3326734B2
JP3326734B2 JP24764094A JP24764094A JP3326734B2 JP 3326734 B2 JP3326734 B2 JP 3326734B2 JP 24764094 A JP24764094 A JP 24764094A JP 24764094 A JP24764094 A JP 24764094A JP 3326734 B2 JP3326734 B2 JP 3326734B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、設備の動作を制御す
るシーケンス制御プログラムを作成するプログラム作成
装置に関し、詳しくは、既存のラダープログラムを利用
して新規な設備のためのラダープログラムを作成するこ
とを可能にしたプログラム作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の組立ラインの如くの生産ライン
において、設置された種々の設備に対してコンピユータ
を内蔵したシーケンス制御部を設け、かかるシーケンス
制御部により各設備が順次行なうべき動作についてのシ
ーケンス制御を行なうようにすることが知られている。
かかるシーケンス制御では、シーケンス制御部に内蔵さ
れたコンピユータに制御プログラムがロードされ、その
シーケンス制御部が生産ラインに設置された種々の設備
の夫々に対する動作制御の各段階をシーケンス動作制御
プログラムに従って順次進めていくようになっている。
【0003】このようなシーケンス制御プログラムを作
成するためには、ユーザはまず、ラダープログラムを作
成し、これを翻訳してシーケンス制御部にロードするよ
うにしている。
【0004】かかるシーケンス制御のための制御手法と
して、本出願人は、特願平1−335271号,2−1
10977号、2−30379号、1−253991
号、2−304022号、2−304023号、2−3
04024号、3−67290号、3−67291号、
3−67292号等を出願している。これらの出願にお
けるシーケンス制御プログラムの開発手法は、生産ライ
ンの全設備のシーケンサによる一般的な制御条件を入出
力マップとして記述し、その一方、ラインの具体的な順
次動作を動作ブロックと動作ステップという概念で把握
し、その上で、入出力マップ,動作ステップフローマッ
プ,動作ブロックフローマップとに基づいて、ラダープ
ログラムを生成するというものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記出願人が提案し
たプログラムの開発手法は、プログラムを自動生成する
という点では優れているが、新規な大規模設備について
ラダープログラムを自動生成するとなると膨大な時間を
必要としていた。本発明は、上記先行技術の問題点を解
消するために提案されたもので、その目的は、既存のラ
ダープログラムを、操作者による容易な編集操作によっ
新規設備のためのラダープログラムに流用することを
可能にしたプログラム作成装置を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成すべ
く、本発明に係る設備を構成する複数のデバイスのシー
ケンス動作制御するためのシーケンス制御プログラム
を作成するプログラム作成装置は、前記設備の各々のデ
バイスの動作を、複数の動作ブロック及び個々の動作ブ
ロックを構成する複数の動作ステップを一単位として、
ユーザインタフェースを介して、操作者によって前記シ
ーケンス動作順に記述された動作ブロックフローチャー
トに基づいて、前記設備の各々のデバイスの動作を表わ
すラダープログラムと、対応する前記シーケンス制御プ
ログラムとを作成するプログラム作成手段と、 前記プロ
グラム作成手段によって既存の設備のため前もって作
成された既存の動作ブロックフローチャートを表示する
ためのデータと、対応するラダープログラムを記憶す
る記憶手段とを備え前記プログラム作成手段は、前記
記憶手段から読み出されたデータに基づいて前記既存の
動作ブロックフローチャートを表示し、表示された前記
既存の動作ブロックフローチャートにおいて、新規設備
への転用を希望する目的の動作ブロック中の動作ステッ
プ群を指定すると共に、指定された動作ステップ群を、
新規設備のために記述された動作ブロックフローチャー
トの目的する動作ブロック中の目的とする動作ステップ
位置にペーストする操作を、前記ユーザインタフェース
を介して、操作者が実行可能な操作手段と、 前記指定さ
れた動作ステップ群が前記目的とする動作ステップ位置
にペーストされるのに応じて、前記記憶手段に記憶され
ている前記既存の設備のラダープログラムのうち、前記
指定された動作ステップ群に対応するラダープログラム
を複製し、複製したラダープログラムを、前記新規設備
のために記述された動作ブロックフローチャートのため
のラダープログラムに組み入れる編集手段と、前記新規
設備を構成するのに必要な前記複数のデバイスの動作の
ための条件を入力する入力手段と、前記編集手段によっ
て組み入れられたラダープログラムに前記条件を適用し
て整合性を判定すると共に、前記新規設備のために記述
された動作ブロックフローチャートに基づくラダープロ
グラムを、対応するシーケンス制御プログラムに翻訳す
る翻訳手段とを含むことを特徴とする。
【0007】かくして、操作者は、簡単に目的の複製対
象のプログラム部分を指定することができるので、上記
の装置構成によれば、既存のラダープログラムを、操作
者による容易な編集操作によって、新規設備のためのラ
ダープログラムに流用することができる。
【0008】また例えば、上記構成のプログラム作成装
置において、前記入力手段は、前記新規設備を構成する
に必要な前記複数のデバイスを対象として、個々のデ
バイスの識別子その入出力関係を表すデータ、並びに
作動順序を記述したマップを、前記条件として前記記憶
手段に記憶することを特徴とする。
【0009】また例えば、上記構成のプログラム作成装
置において、前記翻訳手段は、前記条件を適用した整合
性の判定として、前記複製したラダープログラム中に記
述された前記デバイスの識別子が、前記記憶手段に記憶
されたところの、前記新規設備を構成するのに必要な
記複数のデバイスの識別子に存在しない場合、その
デバイスは前記新規設備に不要であると判定すると良
。即ち、既存の設備では必要であったが新規設備では
不要のデバイスの存在を自動的にチェックすることがで
きる。
【0010】
【0011】即ち、新規設備のためのラダープログラム
を、その設備の動作順序にしたがって適切に生成するこ
とができる。また例えば、上記構成プログラム作成装置
において、前記記憶手段は、前記デバイスの作動順序
を規定する複数通りの標準パターンのラダープログラム
要素のルールが予め記憶されている場合に、前記翻訳手
段は、前記複製したラダープログラム中に、前記複数通
りの標準パターンのラダープログラム要素のうち少なく
とも何れかが含まれる場合に、含まれていた標準パター
ンのラダープログラム要素が対応するルールを満たし
ているか否かを、前記記憶手段を参照することによって
更に判断すると良い
【0012】上記の如く整合性をチェックすることによ
り、新既設備のために生成されたラダープログラムの誤
動作を防止できる
【0013】
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。以下、本発明を自動車の生産ラインのシーケンス
制御に適用した実施例を説明する。 <実施例システムの特徴> 本実施例のシステムは、本出願人の特開平4ー3032
55号の「生産設備のシステム設計方法」を更に発展さ
せたものである。ちなみに、上記件の特徴は、次のi
〜iiiの3点にある。 i: 生産ラインにおける管理対象となる設備の全ての
動作は、動作ブロックに分解され、そして、個々の動作
ブロックは更に複数の動作ステップに分解されている。 ii: 各動作ブロック,各動作ステップには、それら
をプログラマ若しくは操作者(以下、操作者と略す)が
把握し易いように、その動作ブロック若しくは動作ステ
ップのそのものを、そしてその動作を想起でき易いよう
なユニークな『名称』が付けられている。 iii: このシステムは、ラダープログラムの自動生
成、生成されたラダープログラムのシュミレーション、
実際の動作中若しくはシュミレーション中におけるシス
テム管理、故障診断等の機能を有するが、これらの機能
をプログラム化する過程において、システムと操作者と
のユーザインターフェースは、そして、プログラム間の
プログラムインターフェースは上記『名称』により行な
われる。換言すれば、上記機能及びユーザインターフェ
ース、そしてプログラムインターフェースにより、シー
ケンス制御プログラムの開発や、システムのメインテナ
ンスに必要な工数の削減が可能となる。即ち、 iii−1: 本システムでは、後述するように、シス
テム全体の全設備のデバイスや、そのデバイスを使うス
テツプや、それらのステツプからなる動作ブロックに、
換言すれば、このシステムでランされる全てのプログラ
ムにおいて変数となり得る全てのものに名称が付され、
それらの名称がライブラリ化される。従って、本システ
ムでランされる全てのプログラム(特に、シーケンスラ
ダープログラム)の作成過程で、ライブラリ化されたこ
れらの『名称』を使うことができるので、効率的なプロ
グラム開発が可能となる。 iii−2: 本システムでは、特にシーケンス制御プ
ログラム、シュミレーションプログラム、故障診断プロ
グラム、CRT操作盤の画面制御プログラムなど、生産
設備に何等かの関連性のある全てのプログラムは、共通
のデータベース(このデータベースの一部のデータを、
『実I/Oマップ』と呼ぶ)をアクセスすることができ
る。このデータベースには、その生産ラインの全デバイ
スに関する、そのデバイスを制御するのに必要な一般化
された情報(例えば、そのデバイスを駆動する信号名、
その駆動情報を確認する信号名など)を含む。従って、
上記のシーケンス制御プログラム、シュミレーションプ
ログラム、故障診断プログラム、CRT操作盤の画面制
御プログラムは、の作成過程においては、操作者はその
プログラム中でデバイス名、動作名等をプログラム中に
使うだけで、そのデバイスや動作に必要な情報を参照す
ることができる。
【0015】そして、上記システムの特徴i〜iiiに
加えて、これから説明する実施例システムの特徴は、iv : 既存のラダープログラムを記憶し、そのラダー
プログラムを編集可能にする。さらに、既存のラダープ
ログラムの任意の一部を抽出(コピー)し、コピーした
プログラムを組み合わせて新規な設備のためのラダープ
ログラムとすることができる。 : 作成された新規設備のためのラダープログラムは
システムにより整合性がチェックされる。
【0016】これから説明する実施例は、自動車の生産
ラインのうちの、車体にエンジンやサスペンションをド
ッキングする工程におけるシーケンス制御プログラムの
自動生成等に本発明を適用したものである。従って、先
ず、シーケンス制御プログラム101の制御対象となる
車両組立ラインについて説明する。次に、本実施例のシ
ーケンス制御プログラムの自動生成等に重要な概念であ
る動作ブロックと動作ステップについて言及する。そし
て、その後に、本実施例の特徴部分であるところの、既
存のラダープログラムからの切り貼りによる新規なラダ
ープログラムの製し得等について説明する。 〈組立ラインの一例〉先ず、生成されるべきシーケンス
制御プログラムの制御対象となる車両組立ラインの一例
について、図1及び図2を参照して述べる。
【0017】図1及び図2に、車両組立ラインの一部が
示されている。このラインは、例示的に、3つのステー
ションST1,ST2,ST3からなる。位置決めステ
ーションST1では、車両のボデイ11を受台12上に
受け、受台12の位置を制御することによりボデイ11
の位置決めを行う。ドッキングステーションST2で
は、パレット13上の所定の位置に載置されたエンジン
14とフロントサスペンションアッセンブリ(不図示)
とリアサスペンションアッセンブリ15とボデイ11と
を組み合わせる。締結ステーションST3では、ボデイ
11に対して、ST2にて組み合わされたエンジン14
とフロントサスペンション組立15とを、螺子を用いて
締結固定留する。また、位置決めステーションST1と
ドッキングステーションST2との間には、ボデイ11
を保持して搬送するオーバーヘッド式の移載位置16が
設けられている。ドッキングステーションST2と締結
ステーションST3との間には、パレット13を搬送す
るパレット搬送位置17が設けられている。
【0018】位置決めステーションST1における受台
12は、レール18に沿って往復走行移動する。位置決
めステーションST1では、受台12をレール18に直
交する方向(車幅方向)に移動させることにより、受台
12上に載置されたボデイ11を、その前部の車幅方向
についての位置決めを行う位置決め手段(BF)並びに
その後部の車幅方向の位置決めを行う位置決め手段(B
R)と、受台12をレール18に沿う方向(前後方向)
に移動させることにより、その前後方向における位置決
めを行う位置決め手段(TL)とが設けられている。さ
らに、ST1には、ボデイ11における前方左右部及び
後方左右部に係合することにより、ボデイ11の、受台
12に対する位置決めを行う昇降基準ピン(FL,F
R,RL,RR)が設けられている。そして、これらの
位置決め手段及び昇降基準ピンによって、位置決めステ
ーションST1における位置決め装置19が構成されて
いる。即ち、これらの位置決め手段及び昇降基準ピン
が、シーケンス制御プログラムの位置決め装置19につ
いての制御対象となる。
【0019】移載装置16は、位置決めステーションS
T1とドッキングステーションST2との上方において
両者間に掛け渡されて配されたガイドレール20と、ガ
イドレール20に沿って移動するキャリア21とから成
る。キャリア21には、昇降ハンガーフレーム22が取
り付けられていて、ボデイ11はこの昇降ハンガーフレ
ーム22により支持される。昇降ハンガーフレーム22
には、図3に示されるように、左前方支持アーム22F
L,右前方支持アーム22FRが夫々一対の前方アーム
クランプ部22Aを介して取付けられている共に、左後
方支持アーム22RL,右後方支持アーム22RR(不
図示)が夫々一対の前方アームクランプ部22Bを介し
て取付けられている。左前方支持アーム22FL,右前
方支持アーム22FRの夫々は、前方アームアームクラ
ンプ部22Aを回動中心として回動し、前方アームクラ
ンプ22Aによるクランプが解除された状態において
は、ガイドレール20に沿って伸びる位置を取り、ま
た、前方アームクランプ部22Aによるクランプがなさ
れるときには、図3に示される如く、ガイドレール20
に直交する方向に伸びる位置をとる。同様に、左後方支
持アーム22RL,右後方支持アーム22RRの夫々
も、後方アームクランプ部22Bを回動中心として回動
し、後方アームクランプ部22Aによるクランプが解除
された状態においては、ガイド20に沿って伸びる位置
をとり、また、後方アームクランプ部22Bによるクラ
ンプがなされるときには、ガイドレール20に直交する
方向に伸びる位置をとる。
【0020】移載装置16にボデイ11が移載されるに
あたっては、移載装置16が、図1において一点鎖線に
より示されるように、レール18の前端部上方の位置
(原位置)に、左前方支持アーム22FL,右前方支持
アーム22FRの夫々が前方アームクランプ部22Aに
よるクランプが解除されてガイドレール20に沿って伸
びる。また、左後方支持アーム22RL,右後方支持ア
ーム22RRの夫々が後方アームクランプ部22Bによ
るクランプが解除されてガイドレール20に沿って伸び
て、その後、昇降ハンガーフレーム21Bが下降せしめ
られる。かかる状態で、ボデイ11が載置された受台1
2がレール18に沿ってその前端部にまで移動せしめら
れ、降下されていた移載装置16の昇降ハンガーフレー
ム21Bに対応する位置を取るようにされる。そして、
左前方支持アーム22FL,右前方支持アーム22FR
の夫々が回動されて、ボデイ11の前部の下方において
ガイドレール20に直交する方向に伸びる位置をとっ
て、前方アームクランプ部22Aによるクランプがなさ
れた状態となる。また、左後方支持アーム22RL,右
後方支持アーム22RRの夫々が回動されて、ボデイ1
1の後部の下方においてガイドレール20に直交する方
向に伸びる位置をとって、後方アームクランプ部22B
によるクランプがなされた状態となる。その後、昇降ハ
ンガーフレーム21Bが上昇させられて、図3に示され
るように、ボデイ11が、移載装置16の昇降ハンガー
フレーム21Bに取付けられた左前方支持アーム22F
L,右前方支持アーム22FRと左後方支持アーム22
RL,右後方支持アーム22RRとにより支持される。
【0021】また、パレット搬送装置17は、夫々、パ
レット13の下面を受ける多数の支持ローラ23が設け
られた一対のガイド部24L及び24Rと、このガイド
部24L及び24Rに夫々並行に延設された一対の搬送
レール25L及び25Rと、各々がパレット13を係止
するパレット係止部26を有し、夫々搬送レール25L
及び25Rに沿って移動するものとされたパレット搬送
台27L及び27Rと、これらのパレット搬送台27L
及び27Rを駆動するリニアモータ機構(図示は省略さ
れている)とを備える。
【0022】ドッキングステーションST2には、フロ
ントサスペンションアセンブリ及びリアサスペンション
アッセンブリ15の夫々の組み付け時において、フロン
トサスペンションアッセンブリのストラット及びリアサ
スペンションアッセンブリ15のストラット15Aを夫
々支持して組付姿勢をとらせる一対の左右前方クランプ
アーム30L及び30Rと、及び、一対の左右後方クラ
ンプアーム31L及び31Rとが設けられている。この
左右前方クランプアーム30L及び30Rは、夫々、搬
送レール25L及び25Rに直交する方向に進退動可能
に、取付板部32L及び32Rに取り付けられるととも
に、左右後方クランプアーム31L及び31Rは、夫
々、取付板部33L及び33Rに、搬送レール25L及
び25Rに直交する方向に進退動可能に取り付けられて
いる。左右前方クランプアーム30L及び30Rの相互
に対向した先端部と、左右後方クランプアーム31L及
び31Rの相互に対向した先端部とは、夫々、フロント
サスペンションアッセンブリのストラットもしくはリア
サスペンションアッセンブリ15のストラット15Aに
係合する係合部を有する。そして、前記取付板部32L
は、アームスライド34Lにより固定基台35Lに対し
て、搬送レール25L及び25Rに沿う方向に移動可能
とされる。取付板部32Rはアームスライド34Rによ
り固定基台35Rに対して、搬送レール25L及び25
Rに沿う方向に移動可能とされる。取付板部33Lは、
アームスライド36Lにより固定基台37Lに対して、
搬送レール25L及び25Rに沿う方向に移動可能とさ
れる。さらに、取付板部33Rは、アームスライド36
Rにより固定基台37Rに対して、搬送レール25L及
び25Rに沿う方向に移動可能とされている。従って、
左右前方クランプアーム30L及び30Rは、それらの
先端部がフロントサスペンションアッセンブリのストラ
ットに係合した状態のもとで、前後左右に移動可能とな
る。また、左右後方クランプアーム31L及び31R
は、それらの先端部がリアサスペンションアッセンブリ
15のストラット15Aに係合した状態のもとで、前後
左右に移動可能となる。また、これらの左右前方クラン
プアーム30L及び30R,アームスライド34L及び
34R,左右後方クランプアーム31L及び31R、及
びアームスライド36L及び36Rが、ドッキング装置
40を構成している。
【0023】さらに、ドッキングステーションST2に
は、搬送レール25L及び25Rに夫々平行に伸びるよ
うに設置された一対のスライドレール41L及び41R
と、このスライドレール41L及び41Rに沿ってスラ
イドするものとされた可動部材42,可動部材42を駆
動するモータ43等から成るスライド装置45とが設け
られている。このスライド装置45における可動部材4
2には、パレット13上に設けられた可動エンジン支持
部材(図示は省略されている)に係合する係合手段46
と、パレット13を所定の位置に位置決めするための2
個の昇降パレット基準ピン47とが設けられている。ス
ライド装置45においては、移載装置16における昇降
ハンガーフレーム22により支持されたボデイ11に、
パレット13上に配されたエンジン14,フロントサス
ペンションアッセンブリ及びリアサスペンションアッセ
ンブリ15とを組み合わせる際に、その係合手段46が
昇降パレット基準ピン47により位置決めされたパレッ
ト13上の可動エンジン支持部材に係合した状態で前後
動せしめられ、それにより、ボデイ11に対してエンジ
ン14を前後動させて、ボデイ11とエンジン14との
干渉を回避するようになっている。
【0024】締結ステーションST3には、ボデイ11
に、これに組み合わされたエンジン14及びフロントサ
スペンションアッセンブリを締結するための螺子締め作
業を行うためのロボット48Aと、ボデイ11に、これ
に組み合わされたリアサスペンションアッセンブリ15
を締結するための螺子締め作業を行うためのロボット4
8Bとが配置されている。さらに、締結ステーションS
T3においては、パレット13を所定の位置に位置決め
するための2個の昇降パレット基準ピン47が設けられ
ている。
【0025】図1乃至図3により説明した車両組立ライ
ンにおいて、位置決めステーションST1における位置
決め装置19,移載装置16、そして、ドッキングステ
ーションST2におけるドッキング装置40及びスライ
ド装置45,パレット搬送装置17、そして、締結ステ
ーションST3におけるロボット48A及び48Bは、
それらに接続されたシーケンス制御部により、本実施例
のプログラム生成装置によって生成されたシーケンス制
御プログラムに基づいてシーケンス制御が行われる。即
ち、これらの上記位置決め装置19,移載装置16等
は、シーケンス制御対象であるところの“設備”であ
る。 〈動作ブロックと動作ステップ〉図1,図2の生産ライ
ンにおける組立動作は、即ち、上記のシーケンス制御対
象の“設備”の全てが行う動作は複数の“動作ブロッ
ク”に分解することができる。ここで“動作ブロック”
とは、 :複数の単位動作の集合であると定義することができ
る。動作ブロックの重要な性質は、 :ある動作ブロックの開始から終了に至るまでの中間
過程で、他の動作ブロックから独立して干渉を受けるこ
となく、動作を完結することができるということであ
る。
【0026】この,の性質のために、動作ブロック
を1つのブロック(かたまり)として表記することが可
能となる。換言すれば、動作ブロックは、動作ブロック
のレベルにおいてのみ、他の動作ブロックと関係する。
動作ブロックが動作を開始できるためには、他の動作ブ
ロックにおける動作の終了が必要となる。この他の動作
ブロックは、1つの場合もあれば、複数の場合もあろ
う。即ち、1つの動作ブロックの動作終了がそれに連結
する別の動作ブロック(1つまたは複数の動作ブロッ
ク)の起動条件になったり、複数の動作ブロックの動作
終了が起動条件になったりするということである。
【0027】また、上記性質によれば、動作ブロックに
おける動作の中間段階で、他の動作ブロックに対して起
動をかけるということはない。また、動作ブロックの中
間段階で、他の動作ブロックからの起動を待つというこ
ともない。上記,の動作ブロックの定義から、次の
付随的な動作ブロックの性質,を導くことができ
る。 :動作ブロックは、上記,の性質を満足する単位
動作の集合のなかで、最大のものであることが望まし
い。このの性質は絶対的に必要なものではない。しか
し、を満足すると、生産ラインを記述する動作ブロッ
クの数が減り、工程全体の記述が単純化され、大変見易
いものとなる。 :動作ブロックは、その動作ブロックにおいて行なわ
れる動作の種類に応じても制限される。即ち、デバイス
の動作は、「繰り返し動作」、「連続動作」、「ロボッ
ト動作」等に大別される。
【0028】図4は、図1,図2の生産ラインにおける
動作の全体的な流れを示すものである。図1,図2に示
した生産ラインを、乃至の条件を満足する動作ブロ
ックにより記述すると、この図4に示すように、a〜s
の19個の動作ブロックが得られる。このようにして得
られたブロック図は図1乃至図3の生産ラインにおける
動作を操作者が分析した上で得られたものである。図
中、横方向の二重線により結合された2つ(以上)の動
作ブロックは並行して動作することを意味する。また、
2つの動作ブロックが実線で上下に結合されている場
合、上方に位置した動作ブロックにおける動作が終了し
て始めて下方に位置したブロックの動作が始まる。ま
た、二重線の四角形は各ブロックの先頭を意味する。
【0029】動作ブロックaは受台12の前進動作を意
味し『荷受前進』と呼ぶ。この『荷受前進』ブロックが
終了すると、『基準出』という名称のブロックbと『受
具出』という名称のブロックcとが並行して行なわれ
る。『基準出』ブロックbでは、前述の各基準ピン(F
L基準ピン,RR基準ピンが「出」という名の位置に駆
動され、TL位置決め手段等が「戻り」という名の位置
に駆動される。ブロックcでは、受台12がドッキング
位置に移動する。ブロックdの『移載上昇』という名称
のブロックでは、移載装置16がステーションST1に
おいて上昇する。ブロックdの動作が終了すると、この
ブロックdに続いて2つの流れで動作ブロックが処理さ
れていく。即ち、『移載上昇』ブロックに続いて、『基
準戻り』という名称のブロックeと『移載前進』という
名称のブロックhとが並行して動作する。ブロックeで
は、ブロックbにおいて出された基準ピンを「戻り」位
置に戻すという動作が行なわれる。一方、ブロックhで
は、移載装置16がステーション2に前進する。
【0030】ブロックeに続く『荷受後退』という名称
のブロックfにおいて、受台12が後退するという動作
が行なわれる。ブロックhでは移載装置16がステーシ
ョンST2に前進する。一方、ガイド部、ストラットク
ランプ部、パレットスライド部においては、ブロックl
(『ピン上昇』)とブロックm(『リフト上昇』)とブ
ロックn(『パレット前進』)が夫々実行される。ブロ
ックm(『リフト上昇』)とブロックn(『パレット前
進』)との終了はブロックo(『アーム出』)を起動す
る。
【0031】ブロックhとブロックlとブロックoにお
ける動作が終了すると、『移載下降』という名称の動作
ブロックiが実行される。以上の図4の動作ブロックの
集合からなるフローチャートは、上述の〜の条件に
合致するような動作の集合をブロック化したものであ
り、前述したように、操作者が後述のフローチヤート作
成プログラムで作成したものである。そして、各動作ブ
ロックに付けられた名称は、その動作ブロックにおける
動作(複数)の特徴を短い言葉で表現するものである。
本実施例のシステムの特徴は、前記iiに記したよう
に、各動作ブロックの名称はユニークなものであり、動
作ブロックは、この名称によりソフトウエア的に特定す
ることができる。
【0032】各動作ブロックは複数の動作ステップから
なる。1つの動作ステップにおける動作には原則的には
1つのアクチュエータ(ソレノイド等)による動作が対
応する。図7は、『基準出』ブロックbにおいて行なわ
れる複数の動作ステップからなるフローチャートであ
る。同図において、各ステップに付されたラベルは操作
者が付したそのステップの名称である。図7のフローチ
ヤートによると、『RRスライド出』ステツプにおいて
は、リア側の右スライドレール41Rが「出」状態にさ
れ、『FL基準ピンA出』及び『FL基準ピンB出』ス
テツプでは、受台12に対して車体12を位置決めする
ための前述の昇降基準ピンA,B(前部左側)を「出」
の状態にする。『RR基準ピン出』ステツプにおいて
は、同じく後部右側の昇降基準ピンを「出」状態にす
る。また、『TL位置決戻』、『BR位置決戻』、『B
F位置決戻』の夫々のステツプにおいては、位置決め手
段TL,BR,BFが「戻り」位置に戻される。このよ
うにして、図4の『基準出』ブロックbは、図7に示さ
れたステップ動作により表現される。この動作ステツプ
フローチヤートも前述のフローチヤート作成プログラム
で作成する。
【0033】1つの動作ブロックの動作を表現する例え
ば図7のような動作ステップフローチャートにおける各
ラベルは、前述したように、その動作ステップで駆動さ
れるアクチュエータデバイスを特定し、そのアクチュエ
ータの動作を端的に表現するものとなっている。例え
ば、RR基準ピンが「出」状態にされる『RR基準ピン
出』というステップに対して、『RR基準ピン出』とい
う名称が付されている。ここで、この名称の前半部分の
『RR基準ピン』はその動作ステップで駆動されるアク
チュエータを特定し、次の、『出』は、そのアクチュエ
ータの駆動状態を意味する。換言すれば、図4,図7の
フローチャートの各動作ブロック及び動作ステップの名
称に与えられた意味が理解できる人間及び装置にとって
は、それらのフローチヤートが図1の生産ラインにおけ
る動作を記述するものとなっていると理解することは容
易である。本実施例のシーケンス制御プログラムの自動
生成システムは、このような図4,図7のフローチャー
トから図8〜図10のようなラダープログラムを自動的
に生成することができる。尚、図8〜図10のラダープ
ログラムは、図7に示された動作ブロックbの動作の一
部に対応するラダープログラム要素である。 〈ラダープログラムのシンボル〉ここで、ラダープログ
ラムのシンボルについて説明する。図1の生産ラインの
例えば昇降基準ピン等の設備そのものはラダープログラ
ム上では制御の対象とはならず、それを駆動する例えば
ソレノイド等が問題となる。従って、生産ラインの設備
は、図11に示されるようなシリンダアクチュエータに
より等価され得る。このアクチュエータは、シリンダ内
を図面上左右に移動するピストンの位置により、その
「出」状態と「戻り」状態が規定される。ピストンは、
ソレノイドバルブが入力される信号B0により付勢され
あるいは消勢されることにより、その「出」状態と「戻
り」状態のいずれかを取る。これらの2つの状態は2つ
のリミットスイッチにより確認される。即ち、図11の
「設備」からの出力として、駆動された事を確認するた
めのリミットスイッチからの出力AO(「出確認」信
号)と、原位置に戻されたことを確認するためのリミッ
トスイッチからの出力Ai(戻り確認信号)とがある。
【0034】図12は、図11の素子の出力駆動動作の
論理を説明する図である。ソレノイドがオンするために
は、インターロック条件ILCが満足されることであ
る。インターロック条件ILCは、一般に、その動作ス
テップに特有の種々の起動条件を含む。各動作ステップ
は、その前段の動作ステップの動作終了が実行条件とな
るから、インターロック条件ILCには、例えば、前段
の動作ステップの出力状態が確認されたことを示す信号
(例えば、図11のAO)が含まれるのが通常である。
さらに、このプログラムが生成したのではない外部から
の信号を含む。
【0035】図13は全体シーケンスを自動生成する際
に用いる定型的な動作回路の一例を示す。図13におい
て、条件CAは自動モード(生産ラインがシーケンス制
御プログラムに従って動作するモードである)でこの動
作回路が動作しているときは閉じられる。条件CSは手
動モードでこの動作回路が動作しているときに閉じられ
る。CSは通常閉じられている。従って、通常の自動モ
ードでは、インターロック条件ILC0とAlが満足され
れば、出力BOが出力される。一方、ILC1は手動モー
ドにおける動作条件の論理を記述する。手動モードで
は、接点CSが開くので、条件Xk,ILC1が同時に満
足するか、条件Xk,CIが同時に満足すれば、BOは出
力される。一般に、CIは、手動動作のインターロック
条件ILC1を殺すための論理である。
【0036】図13のラダーパターンは、ある動作ステ
ップのラダープログラムを表現するのに用いられる定型
的なパターンである。本システムに用意されている他の
ラダーパターンを図14〜図16に示す。図14は、動
作ブロックの開始と停止を定型的に記述するパターンで
ある。図15は、図13に関連して説明したパターンと
同じである。図16は、図15のパターンに更に1つの
接点条件を付加したものである。
【0037】図8のラベル1360,1372は図7の
『RRスライド出』に対応するラダープログラムであ
る。ラベル1360の論理において、5041番地の
「B4ステップ1出力」は、 (B4ステップOFF*基準ピン戻り*荷受台前進+B
4ステップ1出力) *B4ステップ2出力/*B4ステップ3出力/= 1 が満足されると、“1”を出力する。ここで、B4は図
4における『基準出』ブロックbのブロック番号であ
る。また、「/」は論理NOTを表記する。また、「B
4ステップOFF」は、ブロック4の全てのステップが
オフ(即ち、実行されていない)であることを意味す
る。また、1753番地の『基準ピン戻り』,『荷受台
前進』は、ブロック4の『基準出』に先行する『荷受前
進』ブロックにおける動作終了を意味する。また、B4
ステップ2出力/やB4ステップ3出力/についても容
易に推測ができよう。かくして、ラベル1360の動作
は、『基準出』ブロックの最初の動作ステップ『RRス
ライド出』が正しく起動されるべき条件を表わす。従っ
て、ブロックの『荷受前進』の全ての動作ステップが終
了していれば、上記条件式は満足されて、「B4ステッ
プ1出力」は“1”になる。一旦、「B4ステップ1出
力」が“1”になると、ラベル1360のラッチ条件に
より、「B4ステップ1出力」は“1”のままである。
【0038】図8のラベル1372の出力「B4St1
RRスライド出」が“1”になるのは、B4ステップ1
出力*荷受台前進*B4動作ON*RRスライド出/=
1が満足されたときである。ここで、B4St1はブロ
ック番号4の最初のステップであることを表記する。
『RRスライド出』なる動作がなされるのは、「B4ス
テップ1出力」が“1”になって、『RRスライド』な
るアクチュエータがオンされていない状態で『荷受台前
進』ステップが実行されたときである。
【0039】図9,図10のラダープログラムは、図7
の『FL基準ピンA出』,『FL基準ピンB出』という
2つの動作ステップに対応することは容易に理解され
る。かくして、図4のブロックbの『基準出』ブロック
が、図7の動作ステップフローチャートに対応する形で
表わされた場合、その動作ステップフローチャートの
『RRスライド出』,『FL基準ピンA出』,『FL基
準ピンB出』という3つのステツプは図8〜図10のラ
ダープログラムに対応することが理解できよう。 〈システムの構成〉前述したように、本システムの大き
な目標は、図1のような生産ラインの工程管理を如何に
効率良く行なうかである。そして、ラダープログラムの
自動生成、生成されたラダープログラムのシュミレーシ
ョン、生成されたラダープログラムの実際の動作中若し
くはシュミレーション中におけるシステム管理、故障診
断等の機能を如何に自動化するかが大きな関心である。
【0040】図17は、ある生産ラインに、工程管理を
行なうシステムが導入されるプロセスを、一般化して表
わした概念図である。また、図19は、実施例システム
全体に要求されるプログラム機能を図示したものであ
り、図18は、本実施例のシステムに要求される機能間
の結合関係をブロック化して表わしたものである。
【0041】図17に示すように、生産ライン及びその
管理システムの導入は、その基本設計から始まって、更
に詳細設計、シーケンスプログラムの作成、そのプログ
ラムのトライアル、そして実稼動という工程で表現され
る。図18に示された本実施例に係るシステムは、特に
図17における、「シーケンスプログラムの作成」段
階、「トライアル」段階、「稼動」段階、「編集」段
階、「整合性チェック」段階で威力を発揮する。そのた
めには、実施例システムは、図19に示すように、プロ
グラムの自動生成機能、プログラム実行中の故障の検出
機能、故障が検出された場合の故障箇所の解析機能、故
障からの自動復旧機能、故障状態若しくはトライアルに
おけるシュミレーション機能、自動生成されたプログラ
ムの最適化機能、既存ラダープログラムの編集等が要求
される。
【0042】図18に従って、本実施例システムのプロ
グラム構成をブロック的に説明する。図18において、
マスタテーブル101は、対象の生産ラインの全設備
(アクチュエータ等)に関する、デバイス名称、その動
作の種類、そして、それらのデバイスを図11〜図13
のようなシンボルで表記した場合の入力信号,出力信号
の名称をテーブル化したもので、その詳細な一例が図
に示される。このマスタテーブルは、各デバイスの実
際の入出力関係を表現するものであるから、以下、『実
I/Oマップ』と呼ぶ。
【0043】データベース100は、この生産ラインに
使われる全設備(アクチュエータ等のデバイス)に付け
られる名称等を記憶する「名称ライブラリ」108を含
む。このライブラリ108は、操作者によるデバイス名
称の付与に恣意性が入り込むのを排除するために設けら
れている。即ち、ある設備に対し、操作者AがAAと名
称を付け、操作者BがBBと名付ければAAの設備とB
Bの設備とは別物になってしまう。「名称ライブラリ」
108により1つの設備には1つの名称を付することに
より、統一を計る。
【0044】データベース100は、「名称ライブラ
リ」108の他に、「ラダーパターン」107,「ブロ
ックフローマップ」109,「ステップフローマップ」
110,「動作状態ファイル」111を含む。ラダーパ
ターン107は、図14〜図16に示したような基本ラ
ダーパターンを記憶する領域である。各設備はその設備
について前もって割り当てられた基本ラダーパターンを
有する。
【0045】ブロックフローマップ109は図20のよ
うなマップであって、図4〜図に示された人間の理解
の容易さを意図した動作ブロックフローチャートを図
のようにマップ化することにより、コンピユータのデ
ータ処理を可能にしたものである。ステップフローマッ
プ110は図7に示された動作ステップフローチャート
を図21のようにマップ化することにより、コンピユー
タのデータ処理を可能にしたものである。
【0046】動作状態ファイル111は、実際にシーケ
ンス制御プログラムが動作した時の各設備の各確認デバ
イスの信号(例えば、図11のA0,A1)の変化を記録
する。この動作状態ファイル111は、信号が変化した
時点で変化した信号について記録される。変化しない信
号についての記録は省かれる。このように、変化があっ
たものについてだけファイル内に記憶するのは、全ての
信号を単位時間毎に記憶するようにすると、膨大な記憶
容量を必要とするからである。動作状態ファイル111
の1つのレコードは、「発生時刻」は信号の値が変化し
た時刻を、「信号名」は変化のあった信号の名称を、
「値」は変化後の信号の値を、「故障/正常」は、ファ
イル111に記憶されているデータが、最終的に正常動
作として終わった(=1)ものか、故障として終わった
(=0)ものかを示す
【0047】図18のシステムは、上記のデータベース
100やマスタテーブル101内の『実I/Oマップ』
の他に、「データ生成」102、「自動プログラミン
グ」104、「シュミレーション」105、「故障診断
/復旧」106という4つのサブシステムからなる。
「自動プログラミング」サブシステム104はこれらの
データベース100やマスタテーブル101内の『実I
/Oマップ』を元にして、シーケンス制御のためのラダ
ープログラムを自動生成する。データ生成プログラム1
02は、上記のデータベース100やマスタテーブル1
01内の『実I/Oマップ』を作成し、あるいは修正す
る際の操作者とのインターフェースを司どるためのもの
である。このサブシステム102は主に図17の「シー
ケンスプログラム作成」過程において使われる。この
「自動プログラミング」サブシステムは、後述するよう
に、「ブロックフローマップ109」や「ステップフロ
ーマップ110」(これらのマップは、これからラダー
プログラムを自動生成しようとする対象となる生産ライ
ンを記述するものである)と、その生産ラインに使われ
るデバイスの入出力関係を一般的に表現する『実I/O
マップ』とを、結合することによりラダープログラムを
作成する。この結合は、「ブロックフローマップ10
9」や「ステップフローマップ110」に使われている
ブロックの名称やステップの名称やデバイスの名称と、
『実I/Oマップ』に記憶されているデバイスの名称と
をリンクすることによりなされる。
【0048】「シュミレーション」サブシステム105
は自動プログラミング104が生成したラダープログラ
ムをシュミレーションするプログラムを自動生成する。
この生成されたシュミレーションプログラムは、図17
の「トライアル」段階において主に使われる。「故障診
断/復旧」サブシステム106は、図17の「トライア
ル」段階や「稼動」段階において、シュミレーション結
果を診断したり、あるいは実際の稼動段階での故障を診
断するもので、それらの診断結果は主にCRT表示装置
に表示される。この表示装置では、操作者の理解が容易
なように、故障箇所の名称等を上記『実I/Oマップ』
のデバイス名称から索引するようになっている。
【0049】このように、本システムにおける中心的な
データは、マスタテーブル101内の『実I/Oマッ
プ』(図22)であり、この『実I/Oマップ』とデー
タベース100内のブロックフローマップ109やステ
ップフローマップ110と、ラダーパターン107とが
有機的にリンクされて、ラダープログラムやシュミレー
ションプログラム等が自動的に生成されるようになって
いる。そこで、以下、本システムのハード構成を説明
し、そのあとで、上述の3つのマップを順に説明する。 〈ハード構成〉図23は、図18で説明した実施例シス
テムを、ハードウエア構成の観点から改めて書き直した
ものである。同図に示すように、ハード構成の観点から
見た本システムは、制御対象設備50(図1図2の各種
の「設備」に対応)とホストコンピュータ60と、ユー
ザインタフェースとしてのCRTを制御するCRTパネ
ル制御ユニット53と、前述のマップやデータベースを
格納するデータファイル56とからなる。ホストコンピ
ュータ60は3つのサブシステムを含み、ラダープログ
ラムの自動生成と前述のマップの生成とを行う自動プロ
グラミング/データ入力サブシステム104(102)
と、故障診断及び復旧を行う故障診断/復旧サブシステ
ム106と、シュミレーション制御を行うシュミレーシ
ョンサブシステム105とから成る。これらのユニット
は通信回線61で接続され、データファイル56は高速
化を図るためにも半導体メモリまたは高速ハードディス
クドライブが適当である。データファイル56は、更
に、ラダープログラムを自動作成する上で必要な生成ル
ール112も記憶する。
【0050】CRTパネル制御部53は、CRT表示装
置58のほかに、その表示画面のうえに装着されたタッ
チパネル57を有する。本システムでは、自動プログラ
ミングの過程、シュミレーションの過程、故障診断の過
程などで操作者とのインターフェースが必要となるが、
制御ユニット53は、周知のマルチウインド表示制御に
より、複数のウインドをCRT58上に表示し、操作者
は表示されたウインド内の複数のアイテムの中からタッ
チパネル57を使って所望のアイテムを選択する。した
がって、タッチパネル57の代わりに、ポインテイング
デバイスを用いてもよいのは言うまでもない。 〈プログラム構成〉図24は自動プログラミング/デー
タ入力サブシステム104(102)におけるプログラ
ム構成を示す。
【0051】図24において、最下層にはいわゆるオペ
レーテイングシステム120が格納され、さらに、マル
チウインドシステム121と、日本語を入力するための
日本語フロントエンドプロセサ(FEP)123と、C
RT58,タッチパネル57とのインターフェースを司
どるCRTインターフェースプログラム122と、フロ
ーチャート作成するための図形プロセサ124と、ライ
ブラリを作成するプログラム125と、実I/Oマップ
を作成するプログラム126と、フローマップを作成す
るプログラム128と、このフローマップからラダープ
ログラム(図6)を作成するコンパイラ127と、生成
された自動シーケンスラダープログラムや生成ルール1
12を最適化するための最適化プログラム129とから
なる。
【0052】プログラム123〜129が自動プログラ
ミングサブシステム105(102)を構成する。図形
プロセサ124は、図4や図7のフローチャートを作成
するためのプロセサで、フローチャートのシンボルとし
てのボックスを書く機能と、そのボックスに名称を付す
機能と、そのボックスの中に文章を入力する機能と、複
数のボックス同士を連結する機能とからなる。この図形
プロセサ124が作動している最中は、CRT装置58
の画面上には、データファイル56内の前述のライブラ
リから入力可能なアイテムが、マルチウインドモードで
表示される。ここで、アイテムとは、前述した、デバイ
ス名称、動作ステツプ名称、動作ブロック名称等のリテ
ラルデータである。操作者はタッチパネル57により、
特定のアイテムを選択することにより所望の入力が可能
となる。また、ライブラリにない名称については、前述
の日本語FEP123の助けにより自由な入力が可能と
なる。入力可能なアイテムをウインド表示し、その中か
ら所望のアイテムを選択するようにしたのは、名称が恣
意的なものとならないようにするためである。なお、こ
のようなマルチウインド制御システムや、図形プロセサ
124、日本語FEP123はすでに周知であり、その
詳細な説明は不要である。
【0053】第26図はライブラリに格納されたデータ
の一部を示す。同図に示すように、データは、「デバイ
ス名称」フィールドと「動作名称」フィールドとからな
る。これらのフィールドのデータは上記各種マップを作
成するときに、別々にウインド表示される。ライブラリ
中で、このように2つのフィールドに分割したのは、
「デバイス名称」と「動作名称」とが固有の意味を持つ
ように成っているからである。ブロックフローマップ 図20は、本システムで重要な役割を有するブロックフ
ローマップであり、このマップは図4の動作ブロックフ
ローチャートをホストコンピュータ60のフローマップ
作成プログラム128により変換したものであり、デー
タファイル56に格納される。このマップは、同図に示
すように、7つのアイテム、即ち、「ブロック番号」、
「ブロック名称」、「FROM」、「TO」、「ステッ
プフローマップポインタ」、「装置種別」、「動作時
間」からなる。ブロック名称はそのブロックにつけられ
た名称である。ブロックはブロック名称によりユニーク
に特定できるが、ブロック番号を付すことにより、その
ブロックを簡単に特定することができる。図のラダー
プログラムにおいて、信号名に例えば、「B4」と付さ
れているのは、このブロック番号を参照することにより
得たものである。「FROM」は、そのブロックが、他
の上位のどのブロックから連結されているかを示す。
「FROM」の部分に、複数のブロック番号が記されて
いる場合は、それらのブロックに当該ブロックが接続さ
れていることを示す。「TO」は、そのブロックが、他
の下位のどのブロックに連結されているかを示す。「T
O」の部分に、複数のブロック番号が記されている場合
は、それらのブロックに当該ブロックが接続されている
ことを示す。図20には、図4のブロックフローチャー
トにおけるブロック間の接続関係が示されている。前述
したように、図形プロセサ124は、図4のフローチャ
ートの各ボックスの連結関係をベクトルデータとして表
現するから、そのようなデータから、図20のブロック
フローマップを作成することは容易である。
【0054】ブロックフローマップの「ステップフロー
マップポインタ」は当該ブロックのステップフローマッ
プ(図21)がどのメモリ番地に作成されたかを示す。実I/Oマップ ステップフローマップを説明する前に、実I/Oマップ
を図22により説明する。この実I/Oマップは、これ
から設計しようとする生産ラインに設けられた全ての設
備(アクチュエータ)について所定の入出力関係を定義
したものである。図中、「名称」はそのアクチュエータ
デバイスに対してユニークにつけられた「名前」であ
る。このマップを定義する他のアイテムは、「動作」、
「出力B」、「確認A」、「手動A」の4つである。
「出力B」とは、論理値1の信号が「出力B」で規定さ
れるメモリ番地に書き込まれたときに、当該デバイスが
「動作」に規定された動作を行うためのデータである。
この「出力B」は図11で説明した出力Bに相当する。
「確認A」とは、当該デバイスが「動作」に規定された
動作を行ったときに、システムがその動作を確認する時
に参照するメモリ番地を示す。この「確認A」は図11
で説明した「確認A」に相当する。「手動A」とは、手
動動作を行うようにプログラムを組むときに、「手動
A」に示されたメモリ番地に論理値1を書き込む。
【0055】図22により、実I/Oマップについて具
体的に説明すると、「BF位置決め」なるデバイスが
「出」動作を行うためには、「BA0」番地に1が書き
込まれ、その動作の結果は、「AC0」番地に1が書き
込まれたかを確認することにより確認される。また、
「BF位置決め」なるデバイスが「戻り」動作を行うた
めには、「BA1」番地に1が書き込まれ、その動作の
結果は、「AC1」番地に1が書き込まれたかを確認す
ることにより確認される。「BA0」や「ACo」などの
番地は、いわゆる、メモリマップI/Oの番地に対応す
る。これらの番地は、図14のシーケンサ制御部51の
バックプレーンのピン番号に対応する。このピンは該当
するアクチュエータに接続されている。この制御部51
は、これらのメモリ番地(「出力B」や「手動A」)の
内容をスキャンしており、これらの番地の内容が1にな
れば、対応するアクチュエータを駆動する。そして、そ
のアクチュエータの確認スイッチ(図8を参照)が変化
すれば、その論理値を、例えば、「AC0」番地に書き
込む。
【0056】この実I/Oマップは、日本語FEP12
3や実I/Oマップ作成プログラム126を使って作成
され、各「名称」や「動作」フィールドは検索可能に構
成されている。ステップフローマップ 図21のステツプフローマップは、実際の生産ラインに
おける動作を記述するマップである。このマップのアイ
テムは、図21に示すように、当該ステップが属するブ
ロックの番号を示す「ブロック番号」、「ステップ番
号」、当該ステップの「名称」、そのステップにおける
「動作」のタイプを表す「動作」、「FROM」、「T
O」、「出力B」、「確認A」「手動A」、「動作時
間」である。「FROM」、「TO」は、ブロックフロ
ーマップの場合と同じように、ステップ間の接続関係を
表す。「動作時間」は、当該ステップが動作するのに要
する公称の時間である。
【0057】動作ステツプフローチヤート(図7)は、
図形プロセツサ124を用いて作成したものであり、そ
のデータはベクトル化されている。ステツプフローマッ
プの最初の6つのフィールド、即ち「ブロック番号」、
「ステップ番号」、「名称」、「動作」、「FRO
M」、「TO」のためのデータは、フローマップ作成プ
ログラム128が前記ベクトル化された動作ステツプフ
ローチヤートから、ブロックフローマップの作成と同じ
要領で作成する。残りのフィールド、即ち「出力B」、
「確認A」「手動A」のためのデータは、自動プログラ
ミング制御部55のラダープログラムコンパイラ127
がラダープログラムを生成する時に、これらのフィール
ドに、前述の「実I/Oマップ」からのデータを埋め込
む。 〈ユーザインターフェース〉図19において説明した実
施例システムの機能が有効に機能するためには、使いや
すいユーザインターフェースが必要である。本システム
では、ユーザインターフェースはCRT58により行わ
れる。本システムのCRT表示装置58でのユーザイン
ターフェースは2つの意味を有する。第1の意味は、ラ
ダーパターンの登録時、動作ブロックフローチヤートや
動作ステップフローチヤートの作成時、「実I/Oマッ
プ」の作成時などにおけるマルチウインドを介したユー
ザインターフェースである。第2は、操作者がシステム
に操作指令を与えるために、タッチパネル57によるイ
ンターフェース(以下、所謂「ボタンアイコン」による
インターフェースと呼ぶ)である。この場合、操作者
は、CRT58に表示された内容によりシステムからの
メッセージを知り、そのメッセージに基づいて所定の位
置を押すことにより、システムに対して指令を与える。
【0058】かかるタッチパネルによるユーザインター
フェースは、例えば、第32図に示すように、矩形15
0の左上端座標と右下端座標(x1,y1)(x2,y
2)で規定される表示領域に、例えば『ON』と表示
し、矩形151の左上端座標と右下端座標(x3,y
3)(x4,y4)で規定されるタッチ検出領域の内部
の任意の領域で操作者がタッチしたことを検出したこと
をもって、所定の『ON』動作を行なうようにプログラ
ム化するというものである。本システムにおけるタッチ
パネル57を用いたユーザインターフェースも基本的に
はこの手法を用いているが、その特徴は、むしろ、CR
T58に表示されるボタンアイコンの表示データや機能
が、前述の実I/Oマップから与えられるという点にあ
る。即ち、実I/Oマップやステツプフローマップを介
して、シュミレーションプログラムやCRT表示プログ
ラム等が、他のサブシステム(自動プログラミングサブ
システム55)とプログラムインターフェースするとい
うことである。
【0059】図2はライブラリに格納されたデータの
一部を示す。同図に示すように、データは、「デバイス
名称」フィールドと「動作名称」フィールドとからな
る。これらのフィールドのデータは上記各種マップを作
成するときに、別々にウインド表示される。ライブラリ
中で、このように2つのフィールドに分割したのは、
「デバイス名称」と「動作名称」とが固有の意味を持つ
ように成っているからである。
【0060】<新規設備のためのプログラム作成> 図26は旧設備の動作ブロックフローチャートCRT5
8に表示したものを示す。図27は、新規設備のために
ユーザが作成した動作ブロックフローチャートを可視化
してCRT58に表示したものである。なお、図26,
図27の動作ブロックフローチャートにおいては、図4
に示すように、各ブロックにおいて、ステップ番号毎に
動作名が記載されている。1つの動作は1つステップの
動作に対応する。従って、既にラダープログラムが作成
されている図26の制御手順では、ユーザがマウスでブ
ロック番号部分をクリックすると、そのブロックのラダ
ープログラムの図がCRT58に表示される。即ち、ユ
ーザは、図4,図26,図27に示された動作ブロック
フローチャートにより全体の動作順序を把握することが
できるとともに、個々のブロックの詳細な制御手順を知
りたいならば、そのブロック番号をクリックするだけ
で、その詳細ラダー図をCRT上に見ることができる。
【0061】図26において、旧設備のラダープログラ
ムは、B1〜B4のブロック等からなる。今、ユーザが、
図27に示した新規設備のラダープログラム中の所望の
位置に、図26のラダープログラム部分P1〜P4をそれ
ぞれコピーしペーストしようとする場合を考える。前述
したように、CRT58に表示されている図26のフロ
ーチャートの任意のブロックの詳細はそのブロック番号
をクリックすれば知ることができ、また、図26の各ブ
ロックにおいてはステップ毎に分割して表示(図4参
照)されているので、例えば、ラダープログラム部分P
1がステップ5〜ステップ10を含むとすると、ユーザ
はマウスを使って、目的のステップ5〜ステップ10の
ラダープログラム部分を指定することができる。
【0062】そこで、ユーザは、図26のブロックB1
のラダープログラム部分P1をコピーして図27のブロ
ックB10の目的のステップ位置にペーストする。図28
は、このコピー/ペーストの操作がどのように行なわれ
るかを示す。図28において、各設備のシーケンスコン
トローラは、設備毎にラダープログラム要素を記憶す
る。記憶されているラダープログラムは、ブロック毎
に、さらにステップ毎に作成されたラダープログラム要
素を記憶する。図28の例では、旧設備(図26)のた
めのブロックB1のステップ0〜ステップ20までのプ
ログラム要素と、ブロックB2の各ステップ要素が順次
記憶されている。マウスで、図26の表示画面上に於
て、ユーザが目的のブロック中の目的のステップ郡を指
定するということは、図28の旧設備ための対応するス
テップのラダープログラム要素を選択してメモリに読み
取ることに相当する。そして、ユーザは新設備の図27
のフローチャートにおいて、目的のブロックとステップ
郡とをマウスによって指定するから、ペーストするとい
う操作は、システムが、メモリに読み取った旧設備のス
テップのラダープログラム要素を新設備のためのラダー
プログラム要素記憶領域(図28の下側部分)中に書き
込むことを意味する。
【0063】図26,図27の例では、旧設備のブロッ
クB1のラダープログラム部分P1(ステップS10〜ス
テップS20)をコピーして新設備のブロックB10の目
的のステップ位置(ステップS7〜ステップS17)に
ペーストし、旧設備のブロックB2のラダープログラム
部分P2(ステップS6〜ステップS15)をコピーし
て新設備のブロックB12の目的のステップ位置(ステッ
プS10〜ステップS19)にペーストし、旧設備のブ
ロックB4のラダープログラム部分P3(ステップS0〜
ステップS20)をコピーして新設備のブロックB11の
目的のステップ位置(ステップS0〜ステップS20)
にペーストし、旧設備のブロックB5のラダープログラ
ム部分P4(ステップS0〜ステップS30)をコピー
して新設備のブロックB13の目的のステップ位置(ステ
ップS0〜ステップS30)にペーストする。かくし
て、コピー操作とペースト操作だけで、既存ラダープロ
グラムを新規設備のラダープログラム中に取り込むこと
ができる。
【0064】なお、前述したように、本システムは、図
27のフローチャートにおける任意のブロックの詳細図
をCRT58上に拡大表示することができるから、既存
ラダープログラムを取り込むだけ(コピーだけで)で新
規設備の動作を記述できないときは、その拡大表示され
た画面上において、別途にラダープログラムを追加して
記述し編集することができる。図27では、斜線を付し
ていない部分が新規追加部分となる。
【0065】即ち、新規設備のためのブロックフローチ
ャートとステップフローチャートはユーザが作成する必
要があるが、図27において、斜線を付したプログラム
部分は旧設備のラダープログラムを流用するので、その
部分に対応するステップフローチャートは不要である。
従って、ユーザは、必要に応じて、斜線を付していない
ラダープログラム部分を作成すればよい。
【0066】〈整合性の判定〉本システムにおける整合
性の判定は以下の3つに大別される。 :旧設備のラダープログラムのブロック番号やステッ
プ番号は、当然ながら、新規設備のブロック番号やステ
ップ番号と異なる。即ち、コピーしたプログラム中にお
ける、旧設備のステップ番号やブロック番号などを有し
た信号名は、新規設備のステップ番号やブロック番号に
合わせる必要がある。そこで、本システムでは、ステッ
プ番号やブロック番号を付した信号名を設定するラダー
プログラム要素中の位置をあらかじめ規定しておき、新
規設備のラダープログラム中におけるその位置の信号名
を書き換えることとする。例えば、旧設備のアクチュエ
ータXXXのブロックB6,ステップS3における信号
名が、 B6S3XXXオン であり、この信号が別の設備のブロックB4のステップ
S2にコピーされた場合は、新たな信号名は、 B4S2XXXオン となる。
【0067】:しかしながら、ステップ番号やブロッ
ク番号はシーケンサコントローラ内部で便宜的にしよう
されるものであり、それらのステップ番号やブロック番
号を用いた信号に対応するコントローラ内のメモリ番地
さえユニークなものであれば、設備を変更してもその変
更に応じて必ずしも変更する必要のないものである。そ
こで、本システムでは、コピーの課程で、ブロック番号
やステップ番号が変更された場合には、ユーザの指示に
応じて、信号名を更新したり、あるいは更新しないよう
にすることが選択できるようにしている。ただし、更新
しない場合は、新規設備のためにユーザが記述した部分
(図27の例では、斜線を付さなかった部分)とで、信
号名に重複が発生するかも知れないので、この重複をチ
ェックするようにしている。
【0068】:新規設備のために作成した実I/Oマ
ップに載っていないアクチュエータ名が図27で作成し
たラダープログラム中に存在する場合は、そのアクチュ
エータは旧設備で必要ではあったが、新設備では不要で
ないので、シンタックスエラーとして警告し、あるいは
システムが削除する。図29は、本システムの自動プロ
グラミング部104によってなされる整合性判定の制御
手順を示す。また、図30は、自動プログラミング部1
04が必要とするデータの種類を示す。
【0069】図30において、中間プログラム200と
は、図28に示された所の、新規設備のために作成され
た途中のプログラムファイルである。プログラミング部
104は、この中間プログラムファイル200から、新
規設備のためにユーザが別途用意した実I/Oマップ2
01(図22)とこの新規設備のためにユーザが別途用
意したブロックフローマップとステップフローマップ2
04と後述の標準ラダーパターンルール205とに基づ
いて、当該新規設備のためのラダープログラムを生成す
る。
【0070】まず、ステップS100で中間プログラム
200を読み込む。ステップS102〜ステップS10
6では、順に、新規設備のための実I/Oマップ201
(図22)と新規設備のためのブロックフローマップと
ステップフローマップ204と標準ラダーパターンルー
ル205とをシステムメモリに読み込む。 〈標準パターン/ルール〉ここで、標準パターンおよび
そのルールについて説明する。
【0071】ラダープログラム要素は、周知のように、
条件部分と出力部分とからなる。そして、本システムの
ように、生産設備のシーケンス動作をブロックに分割
し、個々のブロックをステップに分割する手法では、ラ
ダープログラム要素中には、ブロック番号やステップ番
号が信号名中に入る。例えば、図8,図9を参照。ま
た、既存プログラムの一部を流用する場合、その既存プ
ログラム部分は汎用ルーチンであることが多い。換言す
れば、そのような部分は定型的なパターンを有する。即
ち、本システムでは、定型的なパターンをコピーするこ
とによってプログラム作成を効率化するものである。そ
こで、本システムでは、定型的なパターンを図32,図
34,図36,図38,図40に示すように、一例とし
て5つのパターンに類型化した。
【0072】図32のパターンはブロック動作ON信号
を出力する回路のパターンを示し、このパターンに適合
されるべきルール(生成条件)を図33に示す。ブロッ
ク動作ON信号とは、当該ブロックが実行中であること
を示す信号である。図34のパターンはブロック完了信
号を出力する回路のパターンを示し、このパターンに適
合されるべきルール(生成条件)を図35に示す。ブロ
ック完了信号とは、当該ブロックの動作が終了したこと
を示す信号である。ブロック完了信号を出力するために
は、図33の条件とが必要である。
【0073】図36のパターンは、当該ブロックの当該
ステップの開始条件を示す信号「イニシャルステップ出
力」を出力する。このパターンに適合されるべきルール
(生成条件)を図37に示す。「イニシャルステップ出
力」を出力するためには図37の条件〜が必要であ
る。図38のパターンは典型的な出力回路を示す。この
パターンに適合されるべきルール(生成条件)を図39
に示す。出力するためには、図39の条件〜と〜
丸10が必要である。
【0074】図40のパターンは、当該ステップが実行
中であることを示す信号を出力する。このパターンに適
合されるべきルール(生成条件)を図41に示す。「イ
ニシャルステップ出力」を出力するためには図41の条
件〜,〜が必要である。図29の制御手順の説
明に戻る。
【0075】ステップS108以降は、当該新規設備の
ためにユーザが記述したブロックフローマップ、ステッ
プフローマップに基づいて、ブロック“0”のステップ
“0”から順に、中間プログラム200に対してメモリ
番地や出力信号ピンの割付を行うものである。まず、ス
テップS108において、ブロックを示すカウンタiと
ステップを示すカウンタjを初期化する。ステップS1
10では、カウンタiとjに対応するラダープログラム
部分が、既存プログラムからコピーされたものである
か、ユーザが別途作成したものであるかを判断する。こ
の判断は、図28において、コピー部分にフラグを伏す
ことによって簡単になされる。コピーされたものでない
ときは、前述の特開平4−303255などによって開
示された「自動生成」手順をステップS130において
行なう。
【0076】i,jに特定される中間プログラム中のラ
ダー要素部分がコピーされたものであれば、ステップS
112に進んで、そのラダープログラム要素のパターン
を調べる。パターンは前述したように、本システムで
は、5つの標準パターンを用意しており、このうちのい
ずれかの標準パターンに特定される。図32,図34,
図36,図38,図40の標準パターンに示すように、
標準ラダープログラム要素は出力回路が基本となる。特
に、アクチュエータを動作させる回路(図38)は、
「出力回路」部分(図中Aで示す)と、「ステップ出力
回路」部分(図中Bで示す)と「ブロック動作ON」部
分(図中Cで示す)が基本となる。他の標準パターンに
おいても、必ず、A,B又はCのいずれか1つ以上を有
する。
【0077】設備の変更に伴って変更される必要のある
ものは、「出力」(図中の),「戻り出力(出力の反
対動作)」(図中の),「確認LS」(図中の,丸
10)のみである。そして、前述したように、「出力」,
「戻り出力」,「確認LS」は実I/Oマップ(図2
2)によって各設備毎に定義されている。そこで、整合
性のチェックに際しては、個々のステップ(個々のiと
jの組み合わせに従って)毎に、出力回路側から辿って
いきチェックすることとする。即ち、中間プログラム2
00中のあるステップ(i,j)の出力回路部分に対応
するアクチュエータ名を実I/Oマップ中に参照し、見
つかったアクチュエータ名の出力端子(図22の出力
B)情報をその出力回路部分に割り当てる(図29ステ
ップS114)。回路パターンは、標準パターンのルー
ル中の「生成回路パターン」フィールドから取り出す。
次に、ステップS116において、このアクチュエータ
の「戻り出力」を実I/Oマップ(図22)の「動作」
項目の「戻り」フィールドから取り出して、「戻り出
力」(例えば、図38の部分)に割付け、さらに、確
認LSについても実I/Oマップの「確認A」フィール
ドからデータを読み出して、「確認LS」部分(例え
ば、図38の部分)に割付ける。
【0078】ステップS118では、ラダープログラム
要素中の「ステップ出力回路部分」Bと「ブロック動作
オン」回路部分Cについて、当該ステップのパターンに
応じた位置の回路部分をチェックする。即ち、例えば、
割付中の当該要素が「ブロック動作ON回路」のパター
ンであったならば、図32のの部分の信号名を、ブロ
ックカウンタiに対応するブロック番号に変更する。一
方、割付中の当該要素が「出力回路」のパターンであっ
たならば、図38のの部分の信号名を、ステップカウ
ンタjに対応するステップ番号に変更する。
【0079】ここまでの操作で、A部分,B部分,C部
分の割付が終了したことになる。次にステップS120
で、当該割付中のラダープログラム要素中の、「出力回
路」、「戻り出力」、「LS確認」、「ステップ出力回
路部分」、「ブロック動作ON回路」を除いた回路につ
いて、割付を行なう。どの回路を割り付けるかは、当該
ラダープログラム要素中の目的の回路の位置と、そのラ
ダープログラム要素に対応する標準パターン中における
各回路位置とを照合し、一致するものの回路を割り付け
る。例えば、ある要素が「出力回路」標準パターンであ
り、目的の回路が図38のの位置に対応するならば、
その回路に対して図39の「生成回路パターン」フィー
ルドの回路パターンが割り付けられ、そのメモリ番地は
“A91”となる。また、この割付と並行して、当該位
置にある目的の回路は「生成条件」(ルール)に合って
いるかをチェックされる。
【0080】以上が、中間プログラム中の個々のコピー
されたプログラム要素に対する回路の割付、整合性のチ
ェックの制御手順である。次に、図31のステップS1
40で、整合性のチェックで問題のある要素がなかった
かを調べる。整合性の取れない要素があればステップS
142で警告メッセージを出力してユーザの注意を喚起
する。
【0081】ステップS144では、コピーされたプロ
グラム要素の全ての出力回路に示されたアクチュエータ
名と実I/Oマップ中のアクチュエータ名とを照合す
る。コピーされたプログラム要素の中で、実I/Oマッ
プのアクチュエータに示されていないものがあれば、そ
のアクチュエータは旧設備では必要であったが、新規設
備では不要なものであるので、ステップS150で警告
メッセージを出力する。
【0082】以上が、本システムにおける既存プログラ
ムのコピー/回路割付/整合性チェックの手順である。 〈重複チェック〉前述したように、コピーしたプログラ
ム要素中の信号名に旧設備についてのブロック番号やス
テップ番号が付いていても、その信号に割り付けられる
回路が適切であるかぎり、信号名と新規設備のブロック
番号やステップ番号との間に矛盾が生じても問題はな
い。なぜなら、上記システムでは、回路割付は、カウン
タi,jに基づいて、さらに、標準パターンとの対比か
ら回路位置から判断して行なっていたからである。しか
しながら、図27に示すように、ユーザが新規に記述す
るラダープログラム要素部分がコピーしたラダープログ
ラム要素部分と混在する場合には、問題が発生する。例
えば、コピーした要素には、ブロック3のステップ2に
対応する信号名があり、新規設備のブロックフローマッ
プやステップフローマップに於ても、ブロック3のステ
ップ2に対応する信号名が存在すれば、それは重複とな
り、稼働時に誤動作の原因となり易い。そこで、このよ
うな信号名の重複をチェックするようにしてもよい。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプログラ
ム作成装置によれば、既存のラダープログラムを、操作
者による容易な編集操作によって、新規設備のためのラ
ダープログラムに流用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された自動車の生産ラインを説明
する図。
【図2】本発明が適用された自動車の生産ラインを説明
する図。
【図3】本発明が適用された自動車の生産ラインを説明
する図。
【図4】図1の生産ラインにおける動作をブロック化
し、動作ブロックフローチヤートと呼ばれるフローチヤ
ート図。
【図5】図1の生産ラインにおける動作をブロック化
し、動作ブロックフローチヤートと呼ばれるフローチヤ
ート図。
【図6】図1の生産ラインにおける動作をブロック化
し、動作ブロックフローチヤートと呼ばれるフローチヤ
ート図。
【図7】図4の1つのブロックにおける動作を表わし、
動作ステツプフローチヤートと呼ばれるフローチヤート
図。
【図8】図7のステツプの一部動作を表わすラダープロ
グラム図,
【図9】図7のステツプの一部動作を表わすラダープロ
グラム図,
【図10】図7のステツプの一部動作を表わすラダープ
ログラム図,
【図11】生産ラインにおける設備をシンボル化した
図。
【図12】実施例システムで使われるラダー要素のパタ
ーン図。
【図13】実施例システムで使われるラダー要素のパタ
ーン図。
【図14】実施例システムで使われるラダー要素のパタ
ーン図。
【図15】実施例システムで使われるラダー要素のパタ
ーン図。
【図16】実施例システムで使われるラダー要素のパタ
ーン図。
【図17】生産ラインを管理するシステムを開発すると
きの手順を一般的に示す図。
【図18】本実施例システムにおけるプログラム及びデ
ータの互いの関連を説明する図。
【図19】本実施例システムの有する特徴的な機能を示
した図。
【図20】実施例システムにおいてブロックフローマッ
プと呼ばれるマップの図。
【図21】実施例システムにおいてステツプフローマッ
プと呼ばれるマップの図。
【図22】実施例システムにおいて実I/Oマップと呼
ばれるマップの図。
【図23】実施例システムのハードウエア構成を説明す
る図。
【図24】実施例システムの自動プログラミング/デー
タ入力部の構成を示す図。
【図25】デバイス名称と動作名称のライブラリ構造を
説明する図。
【図26】旧設備のブロック関係ならびにコピーされる
部分とを示す図。
【図27】新設備のブロック関係ならびにコピーされた
部分とを示す図。
【図28】コピー動作とペースト動作を説明する図。
【図29】実施例の整合性チェックの制御手順を示すフ
ローチャート。
【図30】整合性チェックのための動作を概略的に示す
図。。
【図31】実施例の整合性チェックの制御手順を示すフ
ローチャート。
【図32】ブロック動作ON回路の標準パターンを示す
図。
【図33】ブロック動作ON回路の整合性ルールを説明
する図。
【図34】ブロック完了回路の標準パターンを示す図。
【図35】ブロック完了回路の整合性ルールを説明する
図。
【図36】イニシャルステップ出力回路の標準パターン
を示す図。
【図37】イニシャルステップ出力回路の整合性ルール
を説明する図。
【図38】出力回路の標準パターンを示す図。
【図39】出力回路の整合性ルールを説明する図。
【図40】ステップ出力回路の標準パターンを示す図。
【図41】ステップ出力回路の整合性ルールを説明する
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−333907(JP,A) 特開 平5−189012(JP,A) 特開 平6−131011(JP,A) 特開 平5−61509(JP,A) 特開 平2−98706(JP,A) 特開 平4−303205(JP,A) 特開 平4−303206(JP,A) 特開 平4−303255(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/04 - 19/05

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設備を構成する複数のデバイスのシーケ
    ンス動作制御するためのシーケンス制御プログラムを
    作成するプログラム作成装置において、前記設備の各々のデバイスの動作を、複数の動作ブロッ
    ク及び個々の動作ブロックを構成する複数の動作ステッ
    プを一単位として、ユーザインタフェースを介して、操
    作者によって前記シーケンス動作順に記述された動作ブ
    ロックフローチャートに基づいて、前記設備の各々のデ
    バイスの動作を表わすラダープログラムと、対応する前
    記シーケンス制御プログラムとを作成するプログラム作
    成手段と、 前記プログラム作成手段によって 既存の設備のため
    もって作成された既存の動作ブロックフローチャートを
    表示するためのデータと、対応するラダープログラム
    を記憶する記憶手段とを備え前記プログラム作成手段は、 前記記憶手段から読み出されたデータに基づいて前記既
    存の動作ブロックフローチャートを表示し、表示された
    前記既存の動作ブロックフローチャートにおいて、新規
    設備への転用を希望する目的の動作ブロック中の動作ス
    テップ群を指定すると共に、指定された動作ステップ群
    を、新規設備のために記述された動作ブロックフローチ
    ャートの目的する動作ブロック中の目的とする動作ステ
    ップ位置にペーストする操作を、前記ユーザインタフェ
    ースを介して、操作者が実行可能な操作手段と、 前記指定された動作ステップ群が前記目的とする動作ス
    テップ位置にペーストされるのに応じて、前記記憶手段
    に記憶されている前記既存の設備のラダープログラムの
    うち、前記指定された動作ステップ群に対応する ラダー
    プログラムを複製し、複製したラダープログラムを、前
    記新規設備のために記述された動作ブロックフローチャ
    ートのためのラダープログラムに組み入れる編集手段
    と、 前記新規設備を構成するのに必要な前記複数のデバイス
    の動作のための条件を入力する入力手段と、 前記編集手段によって組み入れられたラダープログラム
    に前記条件を適用して整合性を判定すると共に、前記新
    規設備のために記述された動作ブロックフロー チャート
    に基づくラダープログラムを、対応するシーケンス制御
    プログラムに翻訳する翻訳手段とを含むことを特徴とす
    るプログラム作成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプログラム作成装置にお
    いて、 前記入力手段は、前記新規設備を構成するのに必要な
    記複数のデバイスを対象として、個々のデバイスの識別
    その入出力関係を表すデータ、並びに作動順序を記
    述したマップを、前記条件として前記記憶手段に記憶す
    ることを特徴とするプログラム作成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のプログラム作成装置にお
    いて、 前記翻訳手段は、前記条件を適用した整合性の判定とし
    て、 前記複製したラダープログラム中に記述された前記デバ
    イスの識別子が、前記記憶手段に記憶されたところの、
    前記新規設備を構成するのに必要な前記複数のデバイス
    の識別子に存在しない場合、そのデバイスは前記新
    規設備に不要であると判定することを特徴とするプログ
    ラム作成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のプログラム作成装置にお
    いて、 前記記憶手段は、前記デバイスの作動順序を規定する
    複数通りの標準パターンのラダープログラム要素のルー
    ルが予め記憶されており、 前記翻訳手段は、前記複製したラダープログラム中に、
    前記複数通りの標準パターンのラダープログラム要素
    うち少なくとも何れかが含まれる場合に、含まれていた
    標準パターンのラダープログラム要素が対応するルー
    ルを満たしているか否かを、前記記憶手段を参照するこ
    とによって更に判断することを特徴とするプログラム作
    成装置。
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