JP3326607B2 - セルロースエステルフィルム - Google Patents

セルロースエステルフィルム

Info

Publication number
JP3326607B2
JP3326607B2 JP2000033372A JP2000033372A JP3326607B2 JP 3326607 B2 JP3326607 B2 JP 3326607B2 JP 2000033372 A JP2000033372 A JP 2000033372A JP 2000033372 A JP2000033372 A JP 2000033372A JP 3326607 B2 JP3326607 B2 JP 3326607B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
film
cellulose ester
less
ester film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000033372A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000193821A (ja
Inventor
利也 高木
俊明 渋江
浩一 永安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2000033372A priority Critical patent/JP3326607B2/ja
Publication of JP2000193821A publication Critical patent/JP2000193821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3326607B2 publication Critical patent/JP3326607B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルロースエステ
ルフィルムに関し、詳しくは液晶表示装置の偏光板に使
用されているセルロースエステルフィルム自体の耐久性
及び、液晶物質の保護のためにUV(紫外線)吸収性能
を付与した偏光板用保護フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】セルロースエステルフィルムは、透明性
が優れ、かつ屈折率の異方性の小さな膜を容易に作製す
ることが出来るため偏光板用の保護フィルムなどの光学
的用途に広く使用されている。
【0003】しかしながらセルロースエステルフィルム
は、紫外線に長時間暴露されると黄変するという該フィ
ルム固有の欠点を有している。
【0004】一般に自動車などの計器表示に用いられる
液晶表示の場合、偏光板は過酷な耐湿性及び耐熱性が要
求される。
【0005】このため従来より、予めセルロースエステ
ル溶液中にUV吸収剤を混入し、この溶液を用いてキャ
ステングフィルムとする方法、或は特開昭61−983
01号に記載されているようなUV吸収剤溶液を、セル
ロースエステルフィルム上に塗布あるいは浸漬してUV
吸収性を付与し黄変を防止することが開示されている。
【0006】しかしながら使用環境の厳しい高温多湿の
条件下、例えば温度80℃、湿度90%RH以上の雰囲
気下に1000時間程度経時した場合、前記の方法で製
造されたフィルムでは、UV吸収剤が均一に分散含有さ
れたものであるためブリード現象により光学特性が劣化
し、黄変してUV吸収性能が著しく劣化し満足されるも
のではなく、その改良が強く望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような問題に対
して、本発明の課題は、第1に高温高湿下での過酷な条
件に長時間曝されてもUV吸収能が劣化したり、着色し
たりすることのない偏光板用保護フィルムとしてのセル
ロースエステルフィルムを提供することである。
【0008】本発明の他の課題は、ケン化処理工程を省
略してコストを低減したセルロースエステルフィルムを
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】ZnO、TiO 2 、Sn
2 、Al 2 3 、In 2 3 、SiO 2 、MgO、BaO、
MoO、V 2 5 から選ばれる少なくとも一種の金属酸化
物粒子及び前記一般式〔1〕で表される化合物を含有す
ることを特徴とするセルロースエステルフィルムによっ
て達成された。
【0010】又、上記セルロースエステルフィルムによ
り、温度80℃、湿度90%RHの雰囲気下に1000
時間放置後のフィルムが、400nm以下の波長におけ
る透過率の変化量が2%未満であって、かつJIS Z
8720で規定する標準の光Cの下で、JIS Z
8729の方法に従って10度視野XYZ系における三
刺激値から求められるa値、b値の変化量が各々0.1
未満、0.3未満を達成することができた。
【0011】本発明に於けるセルロースエステルフィル
ムの耐熱及び耐湿性については、温度80℃(好ましく
は75℃以上85℃以下)で、湿度90%RH(好まし
くは85%RH以上)の雰囲気下に1000時間放置す
ることにより、実際に使用される条件の代用試験法とし
た。
【0012】得られた処理試料については、波長400
nm以下の透過率を測定し、紫外部域に於ける未処理試
料との透過率の差を求めた。未処理試料に対して透過率
の変化量が2%未満(好ましくは1.5%未満)であれ
ば経時劣化の少ないことを意味する。さらに該試料がJ
IS Z 8720に規定する標準の光Cの下で、JI
S Z 8729の方法に従って10度視野XYZ系に
おける三刺激値から求められるa値、b値の変化量が各
々0.1未満、0.3未満とすることによって色相変動
の少ないことを意味する。
【0013】ここで言うJIS Z 8720の標準の
光Cとは、昼光で照明される物体色を表示する場合に用
いられる標準光である。
【0014】本発明に於ける試料が、10度視野XYZ
系における三刺激値から求めたa値は、0.1未満(好
ましくは0〜0.08)で、b値は0.3未満(好まし
く0〜0.25)であることが耐熱、耐湿性の優れた色
相変動のないセルロースエステルフィルムとして評価さ
れる。
【0015】以下、本発明について詳述する。本発明に
係るセルロースエステルフィルム中には平均粒径0.1
μm以下の金属酸化物が含有される。金属酸化物として
はZnO、TiO2、SnO2、Al23、In23、S
iO2、MgO、BaO、MoO3、V25等が好まし
く、ZnO、TiO2が特に好ましい。
【0016】粒径はセルロースエステルフィルムの透明
性を維持するために0.1μm以下が好ましいが、0.
05μm以下であると分散後の安定性が良く、使用し易
い。また粒径0.03μm以下の粒子を利用すると透明
性が非常に良好なセルロースエステルフィルムを得るこ
とができる。
【0017】これら金属酸化物の製法は既知の方法を使
用することができる。本発明に係るセルロースエステル
フィルム中には前記一般式〔1〕で示される化合物を含
有する。
【0018】式中、R1、R2、R3、R4及びR5は同一
又は異ってもよく、水素原子、ハロゲン原子(塩素、臭
素、沃素、フッ素)、ニトロ基、ヒドロキシル基、アル
キル基(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、is
o−プロピル、アミノプロピル、n−ブチル、sec−
ブチル、tert−ブチル、クロロブチル、n−アミ
ル、iso−アミル、ヘキシル、オクチル、ノニル、ス
テアリルアミドブチル、デシル、ドデシル、ペンタデシ
ル、ヘキサデシル、シクロヘキシル、ベンジル、フェニ
ルエチル、フェニルプロピルなど)、アルケニル基(例
えば、ビニル、アリル、メタアリル、ドデセニル、トリ
デセニル、テトラデセニル、オクタデセニルなど)、ア
リール基(例えばフェニル、4−メチルフェニル、4−
エトキシフェニル、2−ヘキソキシフェニル、3−ヘキ
ソキシフェニルなど)、アルコキシ基(例えば、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、クロロブトキ
シ、デコキシ、ジアミノフェノキシ、エトキシ、ペンタ
デコキシ、オクタデコキシなど)、アシルオキシ基(例
えば、カルボメトキシ、カルボブトキシ、カルボヘキソ
キシ、カルボペンタデコキシなど)、アリールオキシ基
(例えば、フェノキシ、4−メチルフェノキシ、2−プ
ロピルフェノキシ、3−アミルフェノキシなど)、アル
キルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、t−ブ
チルチオ、t−オクチルチオ、ベンジルチオなど)、ア
リールチオ基(例えば、フェニルチオ、メチルフェニル
チオ、エチルフェニルチオ、メトキシフェニルチオ、エ
トキシフェニルチオ、ナフチルチオなど)、モノ又はジ
アルキルアミノ基(例えば、N−エチルアミノ、N−t
−オクチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ、N,N−
ジ−t−ブチルアミノなど)、アシルアミノ基(例え
ば、アセチルアミノ、ベンゾイルアミノ、メタンスルホ
ニルアミノなど)、酸素又は窒素を含む5又は6員の複
素環基(例えば、ピペリジノ、モルホリノ、ピロリジ
ノ、ピペラジノなど)を示し、R4とR5は閉環して炭素
原子からなる5又は6員環を形成してもよい。
【0019】一般式〔1〕において、R1〜R5で示され
る置換基は、炭素数5〜36が好ましく、アルキル基は
炭素数1〜18であることが好ましい。
【0020】上記一般式で表される化合物例を以下に示
すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0021】(1−1) 2−(2′−ヒドロキシ−
5′−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール (1−2) 2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ
−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール (1−3) 2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチ
ル−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール (1−4) 2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ
−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル (1−5) 2−(2′−ヒドロキシ−5′−イソオク
チルフェニル)ベンゾトリアゾール (1−6) 2−(2′−ヒドロキシ−5′−n−オク
チルフェニル)ベンゾトリアゾール (1−7) 2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ
−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール (1−8) 2−(2′−ヒドロキシ−5′−ドデシル
フェニル)ベンゾトリアゾール (1−9) 2−(2′−ヒドロキシ−5′−ヘキサデ
シルフェニル)ベンゾトリアゾール (1−10) 2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ア
ミル−5′−ベンゾフェニル)ベンゾトリアゾール なお、本発明においては上記の化合物を含めて本発明と
同一の出願人による特開昭60−128434号公報第
10頁〜第12頁に記載されている化合物例の(IV−
1)〜(IV−39)を用いることが出来る。
【0022】本発明に用いられる上記のベンゾトリアゾ
ール系化合物は、例えば特公昭44−29620号に記
載の方法、又はそれに準じた方法により容易に合成する
ことが出来る。
【0023】本発明に係るセルロースエステルフィルム
としては、セルロースアセテート、セルロースアセテー
トブチレート、セルロースアセテートプロピオネートな
どが挙げられ、特に重合度250〜400、結合酢酸量
が54〜62%のセルローストリアセテートが好まし
い。
【0024】本発明に係るセルロースエステルフィルム
は、皮膜の柔軟性、耐湿性などの向上のために可塑剤を
添加してもよい。その具体例としては、例えばトリフェ
ニルホスヘート、ジエチルフタレート、エチルフタリル
エチルグリコレート、メチルフタリルエチルグリコレー
トなどが挙げられる。これらの可塑剤の使用量は、セル
ローストリアセテートに対して質量比で2〜20%が用
いられるが、膜の柔軟性を損なわない最小量を用いるの
が好ましい。
【0025】本発明に係るセルロースエステルフィルム
の溶剤としては、例えばメタノール、エタノール、n−
プロピルアルコール、iso−プロピルアルコール、n
−ブタノールなどの低級アルコール類、シクロヘキサン
ジオキサン類、メチレンクロライドのような低級脂肪族
炭化水素塩化物類などを用いることができる。
【0026】溶剤比率としては例えば、メチレンクロラ
イド70〜95質量%、その他の溶剤は30〜5質量%
が好ましい。又セルロースエステルの濃度は10〜50
質量%が好ましい。溶剤を添加しての加熱温度は、使用
溶剤の沸点以上で、かつ該溶剤が沸騰しない範囲の温度
が好ましく例えば60℃以上、80〜110℃の範囲に
設定するのが好適である。又、圧力は設定温度におい
て、溶剤が沸騰しないように定められる。溶解後は冷却
しながら容器から取り出すか、または容器からポンプ等
で抜きだして熱交換器などで冷却し、これを製膜に供す
る。
【0027】本発明に於けるセルロースエステルフィル
ムの製造方法は特に制限はなく、当業界で一般に用いら
れている方法でよく、例えば米国特許2,492,97
8号、同2,739,070号、同2,739,069
号、同2,492,977号、同2,336,310
号、同2,367,603号、同2,492,978
号、同2,607,704号、英国特許64071号、
同735892号、特公昭45−9074号、同49−
4554号、同49−5614号、同60−27562
号、同61−39890号、同62−4208号等に記
載の方法を参考にすることができる。
【0028】金属酸化物の分散方法としては例えばセル
ロースエステルフィルムをバインダーとし、濃度5〜1
0質量%を溶剤としてメチレンクロライド70〜95
%、低級アルコール30〜5%、金属酸化物5〜20%
でサンドグラインダーによりガラスビーズをメディアと
して分散する。この分散液を前記のセルロースエステル
溶液に添加することによりドープを調製する。
【0029】本発明に係るセルロースエステルフィルム
の厚さは、10〜500μmで特に30〜200μmで
あることが好ましい。
【0030】本発明に係る偏光板用保護フィルムは、コ
スト低減の目的で偏光膜と接着する面側に偏光膜の接着
性を付与する親水性バインダーを含有した接着処理層を
塗設することが好ましい。
【0031】ここで言う親水性バインダーとしては、例
えば−COOM基含有の共重合体又は親水性セルロース
誘導体(例えばメチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシアルキルセルロース等)ポリビニ
ルアルコール誘導体(例えば酢酸ビニルとビニルアルコ
ールの共重合体、ポリビニルアセタール、ポリビニルホ
ルマール、ポリビニルベンザール等)、天然高分子化合
物(例えばゼラチン、カゼイン、アラビアゴム等)、親
水性基含有ポリエステル誘導体、スルホン基含有ポリエ
ステル共重合体等が挙げられる。
【0032】本発明に使用される特定の−COOM基含
有共重合体化合物は下記一般式で示される。
【0033】
【化2】
【0034】式中、Aはビニル単量体、Bは水素原子、
−CO−OMあるいは−(CO)−Rであって、z=0
のときBは水素原子、またRがアルキル基のときBは水
素原子、Mは水素あるいはカチオン、Rは−O−R′あ
るいは−N(R″)(R′)ここでR′はアルキル基、
アラルキル基、アリール基、異項環残基あるいはR″と
共同して異項環を形成するに必要な非金属原子、R″は
水素原子、低級アルキル基あるいはR′と共同して異項
環を形成するに必要な非金属原子、R1及びR2は水素原
子あるいは低級アルキル基、Xは−(CO)−O−ある
いは−O−(CO)−、R3はハロゲノアルキルあるい
はハロゲノアルキルオキシアルキル基、m,p,q,
r,x,y,zはそれぞれ各単量体のモル%を示す値で
あって、mは0〜60、pは0〜100、qは0〜10
0、rは0〜100、xは0〜60、yは0〜100、
zは0〜100であり、m+p+q+r=100、x+
y+z=100である。
【0035】上記一般式においてビニル単量体としては
例えばスチレン、ニトロ基、弗素、塩素、臭素、クロル
メチル基、低級アルキル基等が置換されたスチレン、ビ
ニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルク
ロルエチルエーテル、酢酸ビニル、クロル酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸あるい
はイタコン酸等の不飽和酸、炭素数1〜5であって、非
置換あるいは塩素、フェニル基等を置換したアルキルア
クリレートあるいはアルキルメタアクリレート、フェニ
ルアクリレートあるいはフェニルメタアクリレート、ア
クリロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレ
ン、アクリルアミド、炭素数1〜5のアルキル基あるい
は塩素、フェニル基等を置換したアクリルアミド、ビニ
ルアルコール、クリシジルアクリレート、アクロレイン
等があり、好ましくはスチレン、置換基を有するスチレ
ン、酢酸ビニル、ビニルメチルエーテル、アルキルアク
リレート、アクリロニトリル等である。
【0036】また、上記のR′のアルキル基としては、
炭素数1〜24のものが好ましく、直鎖アルキル基、分
岐アルキル基、シクロアルキル基等のアルキル基のいず
れでもよく、また該アルキル基は置換基を有していても
よく、この置換基としてはヒドロキシ基、ヒドロキシカ
ルボニル基、カチオンのオキシカルボニル基等で、特に
弗素のごときハロゲンが置換されたハロゲノアルキル基
またはハロゲノアルキルオキシアルキル基は望ましい結
果が得られ、このとき炭素数2〜18のハロゲノアルキ
ル基、ハロゲノアルキルオキシアルキル基またはハロゲ
ノシクロアルキル基であって、ハロゲン数は望ましくは
1〜37である。このハロゲノアルキル基及びハロゲノ
アルキルオキシアルキル基及び前記式中のR3のハロゲ
ノアルキル基及びハロゲノアルキルオキシアルキル基
は、好ましくは下記一般式〔A〕で示される。
【0037】
【化3】
【0038】式中、R4,R5,R6,R7,R8は水素あ
るいは弗素で、n2は0または1であり、n2が0のと
きにはn1は0、n2が1のときにはn1は2または3
であって、n3は1〜17の整数、但しn1+n3は1
〜17である。但しR4が構造式中で2個以上ある場合
には1個が水素で他が弗素であるように異なる基であっ
てもよく、同様にR5,R6,R7がそれぞれ構造式中に
複数個あるときには、異なる基であってもよい。
【0039】また、前記一般式〔I〕及び一般式〔II〕
中のR′が前述のようなハロゲノアルキル基、あるいは
ハロゲノアルキルオキシアルキル基のときには、好まし
くは前記一般式〔I〕及び一般式〔II〕中のRは−O−
R′である。また、R′のフェニル基のごときアリール
基、あるいはベンジル基のごときアラルキル基は置換基
を有していてもよく、この置換基としては、弗素、塩
素、臭素等のハロゲン低級アルキル基、ヒドロキシ基、
ヒドロキシカルボニル基、カチオンのオキシカルボニル
基、ニトリル基、ニトロ基等が挙げられる。また、式中
のR′の異項環またはR′とR″とで形成する異項環
は、酸素、イオウ、または窒素を含む飽和あるいは不飽
和の異項環であって、例えばアジリジン、ピロール、ピ
ロリジン、ピラゾール、イミダゾール、イミダゾリン、
トリアゾール、ピペリジン、ピペラジン、オキサジン、
モルホリン、チアジン等の異項環から選択される異項環
である。また式中Mのカチオンとしては、例えばアンモ
ニウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リ
チウムイオン等のカチオンである。
【0040】そして上記一般式で示される−COOM基
含有共重合体化合物は単独あるいは2種以上併用して用
いられ、好ましくは平均分子量約500〜500,00
0(質量平均)程度のものが用いられる。
【0041】このような本発明に使用する上記共重合体
化合物の代表的なものとしては、下記のものを挙げるこ
とができる。しかし本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0042】
【化4】
【0043】
【化5】
【0044】本発明に使用される前記一般式で表される
−COOM基含有共重合体化合物は、公知の方法で合成
される。即ち、無水マレイン酸共重合物は極く一般的な
重合物であることは周知の通りであり、これらの誘導体
もそれらに適合するアルコールあるいはアミン類を無水
マレイン酸共重合物に反応させれば簡単に得られ、また
無水マレイン酸単量体に適合するアルコールあるいはア
ミン類を反応し精製したものを他のビニル単量体と共重
合させても得られる。また、ハロゲノアルキル、ハロゲ
ノアルキルオキシアルキル等のアクリレート類は、ジャ
ーナル・オブ・ポリマー・サイエンス(Journal
of Polymer Science.,15,5
15〜574(1955))あるいは英国特許1,12
1,357号明細書に記載されている単量体及び重合体
の合成法によって容易に合成される。
【0045】本発明に係る前記共重合体化合物の使用量
は、10〜1000mg/m2であることが好ましく、
更には20〜300mg/m2であることが特に好まし
い。
【0046】本発明において使用される保護フィルム
は、セルローストリアセテートが主であるが、セルロー
スジアセテート,セルロースアセテートブチレート,セ
ルロースプロピオネートなどのセルロースエステル,ポ
リカーボネート,ポリエチレンテレフタレート,ポリア
クリレートなども適用できる。厚みは特に制限はない
が、機能上および取扱い易さから10〜500μm、特
に30〜300μmが好ましい。
【0047】又、本発明に係るポリマー溶液はグラビア
コーター、ディップコーター、リバースロールコータ
ー、押し出しコーターなど公知の方法で塗布できる。本
発明に係るポリマーの付量は10〜1000mg/m2
の範囲であり、特に安定な接着力、塗布後の仕上り性か
らみると20〜300mg/m2が好ましい。該塗布液
を塗布した後乾燥する方法としては特に制限はないが乾
燥後の残留溶媒量は5質量%以下とするのが好ましい。
残留溶媒量が多いと、偏光膜と積層された後の乾燥過程
で接着界面に気泡を生じる場合があり好ましくない。
【0048】本発明に係る保護フィルムの処理面と、偏
光膜を貼り合わせるのに使用される接着剤としては例え
ばポリビニルアルコール、ポリビニルブチラールなどの
ポリビニルアルコール系接着剤や、ブチルアクリレート
などビニル系ラテックス等があげられる。
【0049】本発明のセルロースエステルフィルムに
は、前記一般式〔1〕で表される化合物に加え下記一般
式〔2〕で表される化合物を組み合わせて用いることが
できる。
【0050】
【化6】
【0051】式中、Yは水素原子、ハロゲン原子または
アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、及びフェニ
ル基を表し、これらのアルキル基、アルケニル基及びフ
ェニル基は置換基を有していてもよい。Aは水素原子、
アルキル基、アルケニル基、フェニル基、シクロアルキ
ル基、アルキルカルボニル基、アルキルスルホニル基又
は−CO(NH)n-1−D基を表し、Dはアルキル基、
アルケニル基又は置換基を有していてもよいフェニル基
を表す。m及びnは1または2を表す。
【0052】上記において、アルキル基としては例え
ば、炭素数24までの直鎖又は分岐の脂肪族基を表し、
アルコキシ基としては例えば、炭素数18までのアルコ
キシ基で、アルケニル基としては例えば、炭素数16ま
でのアルケニル基で例えばアリル基、2−ブテニル基な
どを表す。又、アルキル基、アルケニル基、フェニル基
への置換分としてはハロゲン原子、例えばクロール、ブ
ロム、フッ素原子など、ヒドロキシ基、フェニル基、
(このフェニル基にはアルキル基又はハロゲン原子など
を置換していてもよい)などが挙げられる。
【0053】以下に一般式〔2〕で表されるベンゾフェ
ノン系化合物の具体例を示すが、本発明はこれらのみに
限定されるものではない。
【0054】
【化7】
【0055】
【化8】
【0056】
【化9】
【0057】又、本発明においては、前述の一般式
〔1〕の化合物とともにセルロースアセテートの劣化防
止剤として従来から知られている例えばエポキシ化合
物、弱有機酸、飽和多価アルコール類或は有機材料の酸
化防止剤として知られている例えばヒンダートフェノー
ル系、チオエーテル系、亜リン酸エステル系などの化合
物を本発明の一般式〔1〕の化合物と組み合わせて用い
てもよい。
【0058】本発明における上記の一般式〔1〕又は
〔2〕の化合物の使用量は化合物の種類、使用条件など
により一様ではないが、通常はセルロースエステルフィ
ルム1m2当り、0.2g〜3gが好ましく、特に0.
5g〜2gが特に好ましい。
【0059】添加方法としては、予め有機溶剤(例えば
メタノール、メチレンクロライドなど)に溶解したもの
を本発明に係るセルローストリアセテートなどのドープ
組成中に添加してもよく、直接添加してもよい。
【0060】
【実施例】以下、本発明を実施例にて具体的に説明する
が、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0061】実施例1 下記組成の分散液1、ドープ組成物1を調製した。
【0062】 (分散液1) 酸化亜鉛超微粒子(住友セメント製) 60質量部 セルローストリアセテート(酢化度61.0%) 60 〃 メチレンクロライド 430 〃 メタノール 90 〃 (ドープ組成物1) セルローストリアセテート(酢化度61.0%) 100質量部 トリフェニルホスフェート 12 〃 上記分散液1 10 〃 例示化合物1−3 1 〃 メチレンクロライド 430 〃 メタノール 90 〃 上記ドープ組成物1を密閉容器に投入し、加圧下で80
℃に保温し撹伴しながら完全に溶解し、ドープ液1を得
た。
【0063】次にこのドープ液1を濾過し、冷却して3
3℃に保ち2つのドラムにはられた回転する長さ6m
(有効長5.5m)のエンドレスステンレスバンド上に
均一に流延し、剥離が可能になるまで溶媒を蒸発させた
ところで、ステンレスバンド上から剥離後、多数のロー
ルで搬送させながら乾燥を終了させ膜厚80μmのフィ
ルムを得た。
【0064】このようにして得られたセルローストリア
セテートフィルムを10cm平方の大きさに切りとり、
温度80℃、湿度90%RHの高温高湿雰囲気下に10
00時間放置後、分光光度計を用いて保護フィルム単体
の透過率の分光吸収特性を測定し波長320nmおよび
400nmに於ける透過率を温度25℃、湿度56%R
H雰囲気下に放置した試料と比較し、変化度を評価し
た。
【0065】又、上記で作製したセルローストリアセテ
ートフィルムに表1に示したように下記組成物から成る
塗布液を25ml/m2になるようにダブルロールコー
ターを用いて塗布し、90℃で5min間乾燥し、接着
処理層を有する保護フィルム試料No.1(本発明)を
得た。
【0066】 例示化合物(P−1) 10質量部 水 20 〃 メタノール 400 〃 アセトン 600 〃 上記で得られたセルローストリアセテートフィルムを保
護フィルムとし、該保護フィルムの接着処理層面が接着
面となるようにして、下記の方法で作った偏光膜の両面
にアクリル系粘着剤で接着させて偏光板を作製した。
【0067】偏光膜の作り方 厚さ120μmのポリビニルアルコールフィルムを沃素
1質量部、沃化カリウム2質量部、ホウ酸4質量部を含
む水溶液に浸積し50℃で4倍に延伸し偏光膜を得た。
【0068】得られた偏光板を5cm×7cmのサイズ
に切断した。得られた切断片を6cm×8cmのガラス
板の中央部にアクリル系粘着剤で仮粘着し、次いでこれ
らを押圧してガラス板の気泡を完全に除去するようにし
て切断片をガラス板に粘着した。
【0069】こうして作製した試験片を温度80℃、湿
度95%RHにセットした恒温恒湿オーブン内に垂直に
配して支持枠に1000時間固定した後、下記の測定を
行った。
【0070】(A)保護フィルム単体と偏光板の透過率
変化度 (B)偏光膜と保護フィルムの接着性 (C)偏光度の変化度 (D)色相変化量 保護フィルム単体と偏光板の透過率変化度の評価は、前
記サンプルを温度80℃、湿度90%RHの高温高湿雰
囲気下に1000時間放置後、分光光度計を用いて32
0nm及び400nmの分光吸収特性と500nm及び
600nmの分光吸収特性を測定し、温度25℃、湿度
56%RH雰囲気下に於ける分光吸収特性との変化度Δ
T(%)を評価した。
【0071】 ○・・・変化度2%未満 △・・・ 〃 2〜5%未満 ×・・・ 〃 5〜11%未満 ××・・ 〃 11%以上 偏光膜と保護フィルムの接着性の評価は、高温高湿処理
後、目視により観察を行い偏光膜と保護フィルムの間の
剥離状態を評価した。
【0072】 ○・・・膜の浮き上がり部分が周辺1mm未満 △・・・膜の浮き上がり部分が周辺1〜5mm未満 ×・・・膜の浮き上がり部分が周辺5mm以上 偏光度の評価は、400〜700nmの領域における値
を、平行時と直行時との透過の平均値から下記式に基づ
き算出し、温度25℃、湿度56%RH雰囲気下に於け
る偏光度の変化度を評価した。ただし透過率は43%に
補正した。
【0073】 P=(HO−H90/HO+H90)×100 (式中Pは偏光度、HOは平均平行透過率、H90は平
均直行透過率を示す。) ○・・・湿熱処理前の測定値(43%)との差±2%未満 △・・・ 〃 ±2%〜5%未満 ×・・・ 〃 ±5%〜11%未満 ××・・ 〃 ±11%以上 色相変化量は、JIS Z 8720の標準の光Cのも
とで、JIS Z 8729の方法に従って10度視野
XYZ系における三刺激値から求めたa値及びb値の変
化量を下記の基準で評価した。
【0074】a値の変化量 ○・・・0.1未満 ×・・・0.1以上 b値の変化量 ○・・・0.3未満 ×・・・0.3以上
【0075】
【表1】
【0076】表1から分かるように、本発明の方法によ
れば苛酷な条件下においても400nm以下に於ける透
過率変化度が少なく、かつ偏光板としての分光特性の劣
化がない優れた偏光板フィルムが得られることが分か
る。
【0077】実施例2 下記組成の分散液2、ドープ組成物2を調製した。
【0078】 (分散液2) 酸化チタン(出光興産製グレードIT−S) 120質量部 セルローストリアセテート(酢化度61.0%) 60 〃 メチレンクロライド 550 〃 メタノール 30 〃 n−ブタノール 60 〃 (ドープ組成物2) セルローストリアセテート(酢化度61.0%) 100質量部 トリフェニルホスフェート 12 〃 上記分散液2 8 〃 例示化合物1−7 1 〃 メチレンクロライド 550 〃 メタノール 30 〃 n−ブタノール 60 〃 上記ドープ組成物2から実施例1と同様の方法でドープ
液2を調製した。
【0079】次にこのドープ液2を濾過し、冷却して3
3℃に保ち2つのドラムにはられた回転する長さ6mの
エンドレスステンレスバンド2上に位置した図1に記載
した第一流延口1から均一に流延し、ついで第二流延口
3から実施例2に記載したドープを仕上がり膜厚80μ
mに対し、それぞれ80%、20%に寄与するよう流延
溶液量を調整して流延した後、ステンレスバンド上から
剥離可能になるまで溶媒を蒸発後、剥離位置4でステン
レスバンドから剥離し、多数のロールで搬送させながら
乾燥を終了させ各々膜厚80μmのフィルムを得た。
【0080】更に実施例1と同様な方法で偏光板を作製
し、保護フィルム単体のUV吸収特性並びに偏光板のU
V吸収特性と偏光膜とセルロースアセテートとの間の接
着性を評価した。
【0081】なお、接着性については、上記で得られた
セルロースアセテートフィルムの試料に親水性バインダ
ーを含む下記接着処理層を塗布した試料No.2(本発
明)を作製した。
【0082】接着処理層としては以下に示す溶液を調製
し、以下の条件で塗布した。 例示化合物(P−6) 5質量部 酢酸エチル 500 〃 アセトン 500 〃 得られた試料について実施例1と同様の方法で評価し
た。
【0083】得られた結果を下記の表2に示した。
【0084】
【表2】
【0085】表2から明らかなように本発明の方法によ
れば、苛酷な雰囲気下に長時間おかれても偏光度の変化
及び偏光板分光特性の劣化が少ないことが分かる。
【0086】
【発明の効果】本発明により、苛酷な高温、高湿下に長
時間曝されても、400nm以下の透過率変化が少な
く、UV吸収性能の劣化のない偏光板用保護フィルムが
得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2で用いた製膜機の断面図である。
【符号の説明】
1 第一流延口 2 エンドレスステンレスバンド 3 第二流延口 4 剥離位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−148603(JP,A) 特開 平3−64703(JP,A) 特開 平2−135402(JP,A) 特開 平4−247404(JP,A) 特開 平4−270138(JP,A) 特開 昭62−161103(JP,A) 特開 昭61−129604(JP,A) 実開 昭60−143403(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 5/22 G02B 5/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ZnO、TiO 2 、SnO 2 、Al 2 3
    In 2 3 、SiO 2 、MgO、BaO、MoO、V 2 5
    から選ばれる少なくとも一種の金属酸化物粒子及び下記
    一般式〔1〕で表される化合物を含有することを特徴と
    するセルロースエステルフィルム。 【化1】 〔式中、R1、R2、R3、R4及びR5は同じか又は異な
    ってもよく、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、ヒド
    ロキシル基、アルキル基、アルケニル基、アリール基、
    アルコキシ基、アシルオキシ基、アリールオキシ基、ア
    ルキルチオ基、アリールチオ基、モノ又はジアルキルア
    ミノ基、アシルアミノ基、酸素又は窒素を含む5又は6
    員の複素環基を示し、R4とR5は閉環して炭素原子から
    なる5又は6員環を形成してもよい。〕
  2. 【請求項2】 一般式〔1〕で表される化合物が1m 2
    当たり0.2〜9g含有されていることを特徴とする請
    求項1記載のセルロースエステルフィルム。
  3. 【請求項3】 金属酸化物粒子の平均粒径が0.1μm
    以下であることを特徴とする請求項1または2記載のセ
    ルロースエステルフィルム。
  4. 【請求項4】 溶液流延法により製造されたことを特徴
    とする請求項1〜3いずれかに記載のセルロースエステ
    ルフィルム。
  5. 【請求項5】 温度80℃、RH90%の雰囲気下に1000時
    間放置後のフィルムが、400nm以下の波長における透過
    率の変化量が2%未満であって、かつJIS Z 8720で規定
    する標準の光Cの下で、JIS Z 8729の方法に従って10度
    視野XYZ 系における三刺激値から求められるa値、b値
    の変化量が各々0.1未満、0.3未満であることを特徴とす
    る請求項1〜4いずれかに記載のセルロースエステルフ
    ィルム。
  6. 【請求項6】 車載計器表示用の液晶表示偏光板に使
    用されることを特徴とする請求項1〜5に記載のセルロ
    ースエステルフィルム。
JP2000033372A 1993-02-10 2000-02-10 セルロースエステルフィルム Expired - Lifetime JP3326607B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000033372A JP3326607B2 (ja) 1993-02-10 2000-02-10 セルロースエステルフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000033372A JP3326607B2 (ja) 1993-02-10 2000-02-10 セルロースエステルフィルム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02285393A Division JP3531007B2 (ja) 1993-02-10 1993-02-10 セルロースエステルフィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000193821A JP2000193821A (ja) 2000-07-14
JP3326607B2 true JP3326607B2 (ja) 2002-09-24

Family

ID=18557865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000033372A Expired - Lifetime JP3326607B2 (ja) 1993-02-10 2000-02-10 セルロースエステルフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3326607B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002040232A (ja) * 2000-07-19 2002-02-06 Konica Corp 光学フィルム、偏光板及び表示装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100496817B1 (ko) 2002-12-30 2005-06-23 주식회사 하이닉스반도체 데이터 정렬 시간을 최소화할 수 있는 반도체 기억 장치
US8293145B2 (en) 2008-07-10 2012-10-23 Adeka Corporation Optical film
JP2017146436A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 コニカミノルタ株式会社 樹脂フィルム、偏光板、及び画像表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002040232A (ja) * 2000-07-19 2002-02-06 Konica Corp 光学フィルム、偏光板及び表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000193821A (ja) 2000-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3358029B2 (ja) 偏光板用保護フィルム
US6974608B2 (en) Cellulose ester film, cellulose ester dope, protective film of polarizing plate and polarizing plate
JP5272055B2 (ja) 偏光子保護フィルム、偏光板および画像表示装置
CN104122614A (zh) 偏振膜及其制造方法、光学膜及图像显示装置
JPWO2008050573A1 (ja) 偏光子保護フィルム、偏光板、および画像表示装置
CN106662690A (zh) 两面带保护膜的偏振板的制造方法
KR100805605B1 (ko) 아크릴계 대전방지 점착제 조성물
JP6224826B2 (ja) ラジカル硬化型接着剤組成物、これを含む偏光板および光学部材
JP3517788B2 (ja) セルロースエステルフィルム
JPH10237186A (ja) セルロースエステルフィルム及びその製造方法
JP3326607B2 (ja) セルロースエステルフィルム
JPH0694915A (ja) 偏光板用保護フィルム
JP3985845B2 (ja) 光学フィルム、偏光板および液晶表示装置
JPH10152568A (ja) セルロースエステルフィルム及び液晶表示用部材
JP3341134B2 (ja) セルロースエステルフィルム
JP3531007B2 (ja) セルロースエステルフィルム
JP2001122980A (ja) セルロースエステルフィルム、偏光板用保護フィルム及び液晶表示用部材
JP3584447B2 (ja) セルロースエステルフィルム
KR101983744B1 (ko) 아크릴레이트계 필름 및 이를 이용한 편광판
JP2011224934A (ja) 光学フィルムの製造方法
JP3637494B2 (ja) 偏光板
JP2001154017A (ja) 光学フィルム及びそれを用いた偏光板、液晶表示装置
JP5731054B2 (ja) アクリル系共重合体、二軸延伸フィルム、偏光板および液晶表示装置
JP2000009931A (ja) 偏光板用保護フィルム
JPH06118233A (ja) 偏光板用保護フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100712

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130712

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130712

Year of fee payment: 11