JP3326512B2 - ウエザーストリップ - Google Patents

ウエザーストリップ

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JP3326512B2 JP27066094A JP27066094A JP3326512B2 JP 3326512 B2 JP3326512 B2 JP 3326512B2 JP 27066094 A JP27066094 A JP 27066094A JP 27066094 A JP27066094 A JP 27066094A JP 3326512 B2 JP3326512 B2 JP 3326512B2
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保行 藤田
聡司 井上
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Nishikawa Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、サッシュレス車・コ
ンバーチブル車等のボディ開口縁とドアとの間をシール
する、ボディサイドウエザーストリップとドアサイドウ
エザーストリップとを組合わせたウエザーストリップに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】 図1乃至図3を参考にして説明する。
図中に二等辺三角形の頂角から下した中線の一方を塗潰
した記号を使用しているが、これは塗潰し側が型成形部
を表わし、非塗潰し側が押出成形部を表わしている。ま
た、Jは押出成形部、Kは型成形部である。図3におい
て、一番手前にボディサイドウエザーストリップ10
が、その次にドアサイドウエザーストリップ20が、一
番奥にフロントガラス30が位置している。従来、ボデ
ィ開口縁とドアとの間をシールするウエザーストリップ
として、サッシュレス車・コンバーチブル車等に対して
は、図1に示すように、ベルトライン部90上方につい
ては、ボディ側にボディサイドウエザーストリップ10
を取付け、ベルトライン部90下方については、ドア側
にドアサイドウエザーストリップ20を取付け、ボディ
サイドウエザーストリップ10の下端部とドアサイドウ
エザーストリップの上端部とを内外に重ね合わせるため
に、ボディサイドウエザーストリップ10の押出成形部
の下端及びドアサイドウエザーストリップ20の押出成
形部の上端に、それぞれ一体に結合した型成形品のボデ
ィ側型成形エンド部15,ドア側型成形エンド部25を
重ね合わせるようにしたものが使用されている。なお、
11,21はそれぞれ基底部、12,22はその基底部
11,21に一体に結合した中空シール部、30はフロ
ントドアガラス、Cは押出成形部Jと型成形部Kとの接
着位置である。
【0003】従来の上記ウエザーストリップは、ドアサ
イドウエザーストリップ20の上端部の位置がベルトラ
インウエザーストリップのインナー・アウターとも関連
して設計的に制約され、ベルトラインよりも上側には設
定することが出来ない。またボディ形状の変化に対応す
るためにボディ側型成形エンド部15を大きくする必要
があること、ボディサイドウエザーストリップ10の押
出成形部Jの下端とボディ側型成形エンド部15との接
着位置Cをドア側型成形エンド部25の上端よりも高く
する必要があると考えていたこと等の制約があって、シ
ール性能確保が不十分となり、コスト高となると言う問
題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする問
題点は、上記従来のウエザーストリップは、種々の設計
的な制約があって、シール性能確保が不十分となり、コ
スト高となることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 図1・図2・図4・図
5を参考に説明する。図4において、一番手前側にボデ
ィサイドウエザーストリップ10がその次にドアサイド
ウエザーストリップ20が、一番奥にフロントドアガラ
ス30が位置している。請求項1の発明は、ボディ開口
縁とドアとの間をシールするウエザーストリップであっ
て、ボディ側のベルトライン部90上方に取付けたボデ
ィサイドウエザーストリップ10と,ドア側のベルトラ
イン部90下方に取付けたドアサイドウエザーストリッ
プ20とを組合わせ、ボディサイドウエザーストリップ
10の押出成形部の中空シール部12内にはブリッジ1
3を形成すると共に、ボディサイドウエザーストリップ
10押出成形部の下端とドアサイドウエザーストリップ
20押出成形部の上端に、それぞれ型成形品のボディ側
型成形エンド部15とドア側型成形エンド部25を一体
に結合し、両型成形エンド部15,25を内外に重ね合
わせてなるウエザーストリップであり、ボディサイドウ
エザーストリップ10の押出成形部Jと型成形エンド部
15との接着位置Cをドア側型成形エンド部25の上端
よりも低くし、ボディサイドウエザーストリップ10押
出成形部とドア側型成形エンド部25とを弾接させてな
るものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、センターピラー・リテーナー・オープニングトリム
を全てドアサイドウエザーストリップの上端から下端ま
で一定形状にしてなるものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、ボディサイドウエザーストリップのシール面・外観
面を除き,部分的に押出成形部に型成形延設部を結合し
たものである。
【0008】請求項4の発明に係るウエザーストリップ
は、請求項1の発明において、ドアサイドウエザースト
リップ20の型成形エンド部25上端をフロントドアガ
ラス30から離れるに従って高くなる如く傾斜延設し、
その上端をボディ側型成形エンド部15の接着位置Cよ
りも高くしたものである。
【0009】
【作用】 ボディサイドウエザーストリップ10の押出
成形部をドア側型成形エンド部25と弾接させるように
したため、次の効果を奏する。すなわち、接着位置Cが
外側から見えず、フロントドアガラス30を閉じる時の
動きがスムーズとなり、外観が向上する。ドア側型成形
エンド部25と弾接させるボディサイドウエザーストリ
ップ10の中空シール部12にはブリッジ13が設けて
あって、パッドを挿入する必要がなく、防水・防音のシ
ール性が向上する。さらに、型成形部に比べて、押出成
形部は耐磨耗性に優れ、耐久性が向上する。
【0010】
【実施例】 サッシュレス車・コンバーチブル車のボデ
ィ開口縁とドアとの間をシールする本発明のウエザース
トリップの2ドアタイプの実施例について説明する。1
0はベルトライン部90上方においてボディ側に取付け
たボディサイドウエザーストリップ、20はベルトライ
ン部90下方においてドア側に取付けたドアサイドウエ
ザーストリップであって、詳細は次の通りである。
【0011】ボディサイドウエザーストリップ10の押
出成形部の下端及びドアサイドウエザーストリップ20
の押出成形部の上端に、それぞれ型成形品のボディ側
成形エンド部15及びドア側型成形エンド部25を一体
に結合してあり、しかも、その両型成形エンド部15,
25は内外に重ね合わせてある。
【0012】また、ボディサイドウエザーストリップ1
0の押出成形部とボディ側型成形エンド部15との接着
位置Cを、ドア側型成形エンド部25の上端よりも低く
することによって、ボディサイドウエザーストリップ1
0の押出成形部とドア側型成形エンド部25とを弾接さ
せてある。
【0013】なお、11,21はそれぞれ基底部、1
2,22はその基底部11,21にそれぞれ一体に結合
した中空シール部、30はフロントドアガラス、40は
クォーターガラス、50はリテーナー51を介してボデ
ィサイドウエザーストリップ10の基底部11を取付け
るセンターピラー、60はそのセンターピラー50の前
側フランジ52に嵌着するオープニングトリム、70は
前記クォーターガラス40の前端縁に嵌着したセンター
ピラーモールである。
【0014】さらに本発明の実施に当っては、センター
ピラー・リテーナー・オープニングトリム等全て関連部
品をドアサイドウエザーストリップ20の上端から下端
まで一定形状にするほか、ボディサイドウエザーストリ
ップ10のシール面・外観面を除き、図6及び図7に示
すように、部分的に押出成形部Jに型成形延設部K
,Kを結合したり、図4に示す如くドアサイドウ
エザーストリップ20の型成形エンド部25をフロント
ドアガラス30から離れるに従って高くなる如く傾斜延
設Kして、その上端を接着位置Cよりも高くすること
も可能である。
【0015】
【発明の効果】 本発明は以上のように構成されるた
め、ベルトライン部90における外観・シール性・耐久
性が何れも向上し、ボディ側型成形エンド部が小さくな
り、コストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 4ドアタイプのウエザーストリップを示す側
面図である。
【図2】 2ドアタイプのウエザーストリップを示す側
面図である。
【図3】 従来例を示す側面図である。
【図4】 本発明の実施例を示す側面図である。
【図5】 図4のA−A断面図である。
【図6】 ボディサイドウエザーストリップの押出成形
部の接続部近くの一実施例を示す断面図である。
【図7】 ボディサイドウエザーストリップの押出成形
部の接続部近くの他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ボディサイドウエザースト
リップ 11 基底部 12 中空シール部 13 ブリッジ 15 ボディ側型成形エンド部 20 ドアサイドウエザーストリ
ップ 21 基底部 22 中空シール部 25 ドア側型成形エンド部 30 フロントドアガラス 40 クォーターガラス 50 センターピラー 51 リテーナー 52 フランジ 60 オープニングトリム 70 センターピラーモール 90 ベルトライン部 C 接着位置 J 押出成形部 K,K,K,K,K 型成形部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 10/08 B60R 13/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディ開口縁とドアとの間をシールする
    ウエザーストリップであって、ボディ側のベルトライン
    部(90)上方に取付けたボディサイドウエザーストリ
    ップ(10)とドア側のベルトライン部下方に取付け
    たドアサイドウエザーストリップ(20)とを組合わ
    せ、ボディサイドウエザーストリップの押出成形部の中
    空シール部(12)内にはブリッジ(13)を形成する
    と共に、ボディサイドウエザーストリップ押出成形部
    下端とドアサイドウエザーストリップ押出成形部の上端
    に、それぞれ型成形品のボディ側型成形エンド部(1
    5)ドア側型成形エンド部(25)を一体に結合し、
    型成形エンド部(15,25)を内外に重ね合わせて
    なるウエザーストリップであり、ボディサイドウエザー
    ストリップ(10)の押出成形部と型成形エンド部(1
    5)との接着位置(C)を、ドア側型成形エンド部(2
    5)の上端よりも低くし、ボディサイドウエザーストリ
    ップ(10)押出成形部とドア側型成形エンド部(2
    5)とを弾接させてなるウエザーストリップ。
  2. 【請求項2】 センターピラー・リテーナー・オープニ
    ングトリムを全てドアサイドウエザーストリップの上端
    から下端まで一定形状にしてなる請求項1記載のウエザ
    ーストリップ。
  3. 【請求項3】 ボディサイドウエザーストリップのシー
    ル面・外観面を除き、部分的に押出成形部に型成形延設
    部を結合してなる請求項1記載のウエザーストリップ。
  4. 【請求項4】 ドアサイドウエザーストリップ(20)
    の型成形エンド部(25)上端をフロントドアガラス
    (30)から離れるに従って高くなる如く傾斜延設し、
    その上端をボディ側型成形エンド部(15)の接着位置
    (C)よりも高くしてなる請求項1記載のウエザースト
    リップ。
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