JP3325497B2 - 建物の手摺構造 - Google Patents
建物の手摺構造Info
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Description
やバルコニーなどの手摺に太陽光発電モジュールを備え
た建物の手摺構造に関する。
63−162034号公報および特開平7−27924
0号公報に記載のものが知られている。前者の手摺構造
は、ベランダ上の左右の支柱間の上下に横材を平行に掛
け渡し、支柱と横材とにより囲まれた空間に、太陽電池
を基板上に配設して構成された太陽光発電モジュール
(以下、「発電モジュール」という)を組み込んで、ベ
ランダの手摺を構成したものである。また、この手摺の
発電モジュールの裏面(見込み方向屋内側の面)には、
アクリル板やガラスなどからなる化粧板が密接した状態
で設けられている。一方、後者の手摺構造は、ベランダ
の屋外側に持ち出しの状態で発電モジュールが設けられ
ており、この発電モジュールの裏面には、見込み方向屋
内側に間隙を存し、裏面全域を覆うアルミ製パネルカバ
ーが設けられている。
の手摺構造には、以下のような問題点がある。すなわ
ち、前者の手摺構造では、発電モジュールの基板の裏面
に化粧板が直接設けられており、しかもこの化粧板は、
熱伝導性の低いアクリル樹脂などで構成されているた
め、発電モジュールの発電によって発生した熱を十分に
放熱することができない。このため、発電モジュールの
太陽電池自体の温度が高くなり、発電効率が低下してし
まう。また、例えば人が化粧板に寄りかかったり、誤っ
て化粧板を蹴飛ばしてしまうと、その外力や振動によっ
て発電モジュールが損傷を受ける場合がある。
ジュールから間隙を存してパネルカバーを設けることに
より、発電モジュールを保護しているものの、発電モジ
ュールの裏面全体がパネルカバーで覆われているため、
発電モジュールで発生する熱が、発電モジュールの裏面
とパネルカバーとの間で篭もってしまう。このため、上
記と同様に、太陽電池自体の温度が高くなり、発電モジ
ュールの発電効率が低下してしまう。
めになされたものであり、手摺に設けられた発電モジュ
ールの発電効率を低下させることなく、しかも発電モジ
ュールを有効に保護することができる建物の手摺構造を
提供することを目的とする。
構造は、左右1対の支柱と、1対の支柱の上下に平行に
掛け渡した上横材および下横材と、1対の支柱と上横材
および下横材とにより囲まれた空間の見込み方向屋外側
に設けられた太陽光発電モジュールと、太陽光発電モジ
ュールを保護すると共に空間を見込み方向屋内側から覆
うように上横材および下横材に取り付けられた覆い体と
を有し、太陽光発電モジュールは、四周が上枠、下枠お
よび左右の両側枠により構成されると共に屋内側から空
間に係脱自在に装着される枠体と、太陽電池を有すると
共に枠体の屋外側の部位に組み込んだ発電パネルとでユ
ニット化され、覆い体は、発電パネルとの間に間隙を存
して設けられるとともに、太陽光発電モジュールの放熱
用の通風部を備え、空間に装着した状態の枠体は、上横
材および下横材に屋内側から係合し且つ上横材および下
横材に取り付けた覆い体が屋内側から当接していること
を特徴とする。
横材とにより囲まれた空間(以下、「取付空間」とい
う)において、見込み方向屋外側に発電モジュールが設
けられる一方、見込み方向屋内側に発電モジュールを保
護する覆い体が設けられ、しかも発電モジュールと覆い
体との間には、間隙が設けられているため、見込み方向
屋内側からの外力が発電モジュールに直接作用すること
がなく、発電モジュールを有効に保護することができ
る。また、覆い体には、発電モジュールの放熱用の通風
部が設けられているため、発電モジュールで発生する熱
を、その通風部を介して、大気中に放熱することができ
る。このため、発電モジュールの太陽電池の温度上昇を
抑制することができる。なお、覆い体は、パネル面に多
数の孔を設けたパンチングパネル、複数の羽根板を備え
たガラリ、または複数の縦格子や横格子などからなる格
子体などで構成されていることが好ましい。
パネルの上下端部を支持し、上枠および下枠の外側縁部
には、第1掛止片がそれぞれ設けられており、上横材お
よび下横材の太陽光発電モジュール側の面には、太陽光
発電モジュールを屋内側から着脱することにより、第1
掛止片に係脱自在に係合する第1掛止受け部がそれぞれ
設けられており、覆い体は、その上端部および下端部が
上枠および下枠の見込み方向屋内側面にそれぞれ当接す
るとともに、上横材および下横材に着脱自在に取り付け
られていることが好ましい。
および下枠には、第1掛止片がそれぞれ設けられる一
方、上横材および下横材には、発電モジュールを屋内側
から着脱することにより、第1掛止片にそれぞれ係脱自
在に係合する第1掛止受け部が、それぞれ設けられてい
るため、発電モジュールを見込み方向屋内側から屋外側
に向けて、取付空間に押し込むことにより、上下横材間
に容易に取り付けることができる。逆に、発電モジュー
ルを屋内側に引き出すことにより、容易に取り外すこと
ができる。したがって、発電モジュールの着脱作業は、
作業者が建物の屋内側にて容易に行うことができる。ま
た、覆い体は、その上端部および下端部が発電モジュー
ルの上枠および下枠にそれぞれ当接し、かつ上下横材に
取り付けられているため、発電モジュールの上下枠を上
下横材の第1掛止受け部と覆い体とにより挟持した状態
で、発電モジュールをがたつきなく取付空間に取り付け
ることができる。さらに、この覆い体は、上下横材に着
脱自在に取り付けられているため、覆い体を種々のデザ
インのものに容易に交換することができ、バリエーショ
ンに富んだ手摺を構成することができる。
下横材は、いずれも中空部を有し、太陽光発電モジュー
ルに接続される接続ケーブルは、中空部に配線されてい
ることが好ましい。
される接続ケーブルが、支柱、上横材および下横材の中
空部に配線されているため、この接続ケーブルは風雨な
どに曝されることがない。このため、接続ケーブルの寿
命を長くすることができ、長期間に渡って使用すること
が可能となる。また、手摺の外部からは、接続ケーブル
が見えないため、手摺をスッキリとした意匠に仕上げる
ことができる。
の側端部を支持し、両側枠の外側縁部には、第2掛止片
がそれぞれ設けられており、1対の支柱の対向面には、
太陽光発電モジュールを装着する装着部材がそれぞれ介
設され、両装着部材の太陽光発電モジュール側の面に
は、太陽光発電モジュールを屋内側から着脱することに
より、第2掛止片に係脱自在に係合する第2掛止受け部
がそれぞれ設けられており、覆い体は、その左右両端部
が両側枠の見込み方向屋内側面にそれぞれ当接するとと
もに、両装着部材に着脱自在に取り付けられていること
が好ましい。
両側枠には、第2掛止片がそれぞれ設けられる一方、両
支柱の対向面にそれぞれ設けられた両装着部材には、発
電モジュールを屋内側から着脱することにより、第2掛
止片に係脱自在に係合する第2掛止受け部がそれぞれ設
けられているため、発電モジュールを見込み方向屋内側
から屋外側に向けて、取付空間に押し込むことにより、
両装着部材間に容易に取り付けることができる。逆に、
発電モジュールを屋内側に引き出すことにより、容易に
取り外すことができる。また、発電モジュールは、装着
部材を介して取付空間に取り付けられるため、支柱に装
着部材を取り付けるだけで、支柱や上下横材に何ら加工
を施すことなく、発電モジュールを取り付けることがで
きる。したがって、既存の建物の手摺において、取付空
間を備えるものであれば、発電モジュールを取り付ける
ことが可能となる。さらに、覆い体は、その左右両端部
が発電モジュールの両側枠にそれぞれ当接し、かつ装着
部材に取り付けられているため、装着部材の第2掛止受
け部と覆い体とにより、発電モジュールをがたつきなく
取付空間に取り付けることができる。さらにまた、この
覆い体は、装着部材に着脱自在に取り付けられているた
め、覆い体を種々のデザインのものに容易に交換するこ
とができ、バリエーションに富んだ手摺を構成すること
ができる。
よび両装着部材は、いずれも中空部を有し、太陽光発電
モジュールに接続される接続ケーブルは、中空部に配線
されていることが好ましい。
される接続ケーブルが、支柱、上横材、下横材および装
着部材の中空部に配線されているため、この接続ケーブ
ルは風雨などに曝されることがない。このため、接続ケ
ーブルの寿命を長くすることができ、長期間に渡って使
用することが可能となる。また、手摺の外部からは、接
続ケーブルが見えないため、手摺をスッキリとした意匠
に仕上げることができる。
電モジュールの送電プラグが接続するとともに、接続ケ
ーブルに連なるプラグ受け部が設けられていることが好
ましい。
プラグ受け部に、送電プラグを差し込むだけで、発電モ
ジュールを接続ケーブルに電気的に接続することができ
る。また、プラグ受け部を装着部材に設けることによ
り、支柱や上下横材に何ら加工を施す必要がなく、支柱
や上下横材を汎用的に使用することができる。さらに、
発電モジュールを交換する場合には、あらかじめ送電プ
ラグをプラグ受け部から抜いておけば、容易に交換を行
うことができ、交換後には新しい発電モジュールの送電
プラグをプラグ受け部に差し込むことにより、容易に接
続を行うことができる。
発明の一実施形態に係る建物の手摺構造を、集合住宅な
どのベランダの手摺に適用した場合について説明する。
図1(a)および(b)は、ベランダの手摺をそれぞれ
見込み方向屋外側および屋内側から示す正面図である。
この図に示すように、ベランダ1は、躯体側から水平に
突出した床部2と、この床部2の屋外側を囲うように垂
直に設けられたパラペット3と、パラペット3に形成さ
れた凹部3aに組み込まれた手摺4とにより構成されて
いる。
隔をあけて、相互に平行に立設固定された3本の支柱1
1,11,11と、各支柱11間の上下に平行に掛け渡
された上横材12および下横材13と、各支柱11の上
端に掛け渡されるとともに、パラペット3の上方まで延
設され、1住戸の間口に対応する長さの笠木14と、隣
接する支柱11,11および上下横材12,13で囲ま
れた各空間において、見込み方向屋外側にそれぞれ配設
された太陽光発電モジュール(以下、「発電モジュー
ル」という)15,15と、各発電モジュール15と支
柱11との間に介設された装着部材16と、取付空間の
見込み方向屋内側に配設されたパンチングパネル(覆い
体)17とにより構成されている。なお、各支柱11、
上横材12、下横材13および装着部材16は、いずれ
も中空部を有するアルミニウムなどの形材で構成されて
いる。
15は、枠体と、枠体の屋外側の部位に組み込んだ発電
パネル31とで構成されており、上下横材12,13と
左右の装着部材16,16とで構成される取付空間に屋
内側からはめ込まれるようにして装着されている。ま
た、パンチングパネル17は、装着した発電モジュール
15に当接し、かつ屋内側から取付空間を覆うように組
み付けられ、この状態でその四周を囲う取付部材によ
り、上下横材12,13および左右の装着部材16,1
6に固定されている。
説明する。各支柱11は、図2に示すように、凹部3a
の底部に埋設された逆「T」字状の補強部材18に差し
込まれた状態で固定されている。すなわち、各支柱11
は、上方に突出した補強部材18の凸部18aに差し込
まれるとともに、その下端部周囲をコンクリート打ちし
て固定されている。なお、凹部3aの底部における支柱
11の周囲には、シール部材19が充填され、パラペッ
ト3内に雨水などが浸入しないようになっている。
一形状の形材で構成されており、隣接する支柱11,1
1間に、相互に平行に掛け渡して固定されている。これ
らの上下横材12,13の発電モジュール15側の面
(上横材12の下面、下横材13の上面)であって、屋
外側縁部には、発電モジュール15を掛け止めするため
の第1掛止受け部21,21が、上下横材12,13の
長手方向に沿ってそれぞれ延設されている。各第1掛止
受け部21は、それぞれ上下横材12,13の屋外側の
縁部から連なり、屋内側に屈曲した鉤状に形成されてい
る。また、発電モジュール15と反対側の面(上横材1
2の上面、下横材13の下面)であって、屋内側の縁部
は、段状に形成されており(段部12a,12b)、こ
れらの段部12a,12bに、パンチングパネル17の
上下端部を支持する取付部材51,51が係合してい
る。
ール15との間に介設された装着部材16,16は、隣
接する支柱11,11の対向面にそれぞれ固定されてい
る。各装着部材16の発電モジュール15側の面であっ
て、屋外側縁部には、発電モジュール15を掛け止めす
るための第2掛止受け部22,22が、装着部材16,
16の長手方向に沿ってそれぞれ延設されている。各第
2掛止受け部22は、装着部材16の屋外側の縁部から
連なり、屋内側に屈曲した鉤状に形成されている。ま
た、装着部材16の支柱11側の面であって、屋内側の
縁部は、段状に形成されており(段部16a)、この段
部16aに、パンチングパネル17の側端部を支持する
取付部材52が係合している。そして、このように構成
された装着部材16,16を左右に備えた取付空間に発
電モジュール15が装着されている。
2、下枠33および左右の両側枠34,34により構成
された枠体と、この枠体に組み込んだ発電パネル31と
により、ユニット形式で構成されている。発電パネル3
1は、複数の太陽電池が相互に直列接続で接続されると
ともに、例えばマトリックス状で基板上に配設されて構
成されている。
上枠32および下枠33は、同一形状の中空形材で形成
されており、これらの上下枠32,33の見込み方向屋
外側には、発電パネル31の上下端部を挟持固定する固
定部35が設けられている。また、屋内側には、固定部
35から離隔し、かつパンチングパネル17に当接する
当接部36が、上下枠32,33の長手方向に延設され
ている。すなわち、上枠32の当接部36は、下面縁部
に連なって垂下する一方、下枠33の当接部36は、上
面縁部に連なって起立している。また、これらの当接部
36、36は、発電モジュール15を取付空間に装着し
た場合に、上下横材12,13の屋内側の面と面一にな
るように構成されている。
よび下枠33の下横材13側の面には、上下横材12,
13の第1掛止受け部21,21に係合する第1掛止片
37,37が設けられている。これらの第1掛止片3
7,37は、いずれも屋外側に屈曲した鉤状に形成さ
れ、上下枠32,33の長手方向に沿って延設されてい
る。
34は、図3に示すように、上下枠32,33と同様の
中空形材で構成され、屋外側には、発電パネル31の左
右両端部を挟持固定する固定部38,38がそれぞれ設
けられている。また、装着部材16側の面の屋外側に
は、装着部材16,16に設けられた第2掛止受け部2
2,22に係合する第2掛止片39,39がそれぞれ設
けられている。これらの第2掛止片39,39は、いず
れも屋外側に屈曲した鉤状に形成され、側枠34の長手
方向に沿って延設されている。また、図3および図4に
示すように、側枠34の屋内側縁部には、装着部材16
との間隙に配置され、発電モジュール15の左右方向の
がたつきを防止するスペーサ40が延設されている。
4に示すように、各太陽電池で発生した電気を収集する
収集ボックス41が設けられ、この収集ボックス41か
らの送電コード42の先端部には、送電プラグ43が設
けられている。この送電プラグ43は、発電モジュール
15を取付空間に装着した場合に、発電モジュール15
の側枠34の開口部34aを介し、装着部材16に形成
されたプラグ受け部44に差し込まれるようになってい
る。
れており、その底部には、送電プラグ43に電気的に接
続する接続端子が設けられている。この接続端子には、
装着部材16、上横材12および支柱11の中空部に配
線された接続ケーブル45の端部が接続されている。そ
して、この接続ケーブル45によって、両発電モジュー
ル15,15が直列接続で接続されるとともに、両発電
モジュール15,15で発生した電気が、図外の配電盤
に送電されるようになっている。
着部材16および支柱11の他、上横材12の中空部に
配線されているが、上記配電盤の設置位置などを考慮し
て、下横材13の中空部に配線してもよい。
は、ベランダ1の屋内側から屋外側に向けて、取付空間
に押し込まれることにより、上下枠32,33の第1掛
止片37,37が上下横材12,13の第1掛止受け部
21,21に係合するとともに、両側枠34,34の第
2掛止片39,39が装着部材16の第2掛止受け部2
2,22に係合して、取付空間に装着されている。逆
に、発電モジュール15を取付空間から取り外す場合に
は、ベランダ1の屋内側から発電モジュール15を手前
に引き出すことにより、容易に取り外すことができるよ
うになっている。
送電プラグ43を装着部材16のプラグ受け部44に差
し込むだけで、発電モジュール15を接続ケーブル45
に容易に接続できるようになっている。
ル17は、発電モジュール15の発電パネル31との間
に間隙を存して、屋内側に配設されており、その表面全
体には、通風可能に形成された多数の貫通孔(通風部)
50が設けられている。そして、このパンチングパネル
17は、その上下縁部で発電モジュール15の上下枠3
2,33および上下横材12,13に当接するととも
に、左右縁部で両側枠34,34および装着部材16,
16に当接した状態で、取付部材(L字アングル)5
1,52を介して取り付けられている。
もL字状の形材で構成されており、上下の取付部材5
1,51は、図2に示すように、それぞれ一方のリブ片
が上下横材12,13の段部12a,13aに係合し
て、上横材12の上面および下横材13の下面に面一と
なっている。また、他方のリブ片がパンチングパネル1
7の上下縁部に当接し、その部分を上下横材12,13
とで挟み込むようにしてねじ止めされている。
のリブ片が装着部材16の段部16aと支柱11との間
隙に差し込まれるとともに、他方のリブ片がパンチング
パネル17の左右縁部に当接し、その部分を装着部材1
6とで挟み込むようにしてねじ止めされている。
15の上下枠(当接部36)32,33および両側枠3
4,34の屋内側の面が、パンチングパネル17の上下
部および左右両側部にそれぞれ当接しているため、発電
モジュール15は、第1掛止受け部21および第2掛止
め部22とパンチングパネル17とで挟持され、見込み
方向にがたつくことなく取付空間に装着されている。ま
た、上下枠32,33の屋内側の面に、広領域の当接部
36,36を設けることにより、特にパンチングパネル
17の上下方向に強度を持たせ、屋内側からの外力によ
る上下方向の撓みを抑制可能な構造としている。
み方向屋外側に発電モジュール15が設けられる一方、
屋内側にパンチングパネル17が設けられ、しかも発電
パネル31とパンチングパネル17との間には間隙が設
けられているため、屋内側からの外力が発電モジュール
15に直接作用することがない。このため、発電モジュ
ール15を有効に保護することができる。また、パンチ
ングパネル17には、多数の貫通孔50が形成されてい
るため、発電モジュール15で発生した熱を、これらの
貫通孔50を介して大気中に放熱することができる。こ
のため、発電モジュールの太陽電池の温度上昇を抑制す
ることができ、発電効率の低下を防止することができ
る。
に取り付けられているため、種々のデザインのものに容
易に交換することができ、バリエーションに富んだ手摺
を構成することができる。また、ベランダ1の屋内側か
らパンチングパネル17を取り外した後、発電モジュー
ル15を手前に引き出すだけで簡単に取り外すことがで
きるため、発電モジュール15の交換、補修作業を容易
に行うことができる。
接続ケーブル45は、装着部材16、支柱11、上下横
材12,13の中空部に配線され、風雨などに曝されな
いように保護されている。このため、接続ケーブル45
の寿命を長くすることができ、長期間に渡って使用する
ことが可能となる。
ラグ43を差し込むプラグ受け部44は、装着部材16
に形成されているため、支柱11や上下横材12,13
に何ら加工を施すことなく、これらを汎用的に使用する
ことができ、生産コストの低減を図ることができる。
1変形例について説明する。図5は、上記実施形態のパ
ンチングパネル17の代わりに、格子体を設けた手摺の
一部を示す平面図である。この格子体61は、四周が枠
組みされ、その内側に複数の縦格子62を組み込んで構
成されている。そして、この格子体61は、その左右の
横枠63が装着部材16および発電モジュール15の側
枠34に当接するとともに、格子体61の上下枠が上下
横材12,13および発電モジュール15の上下枠3
2,33に当接した状態で、取付部材51,52によ
り、取り付けられている。
する縦格子62,62の間隙64が通風部となり、この
通風部を介して発電モジュール15で発生する熱が大気
中に放熱される。これにより、発電モジュール15を保
護するとともに、その発電効率の低下を防止することが
できる。
2変形例について説明する。図6は、上記実施形態のパ
ンチングパネル17の代わりに、ガラリを設けた手摺の
一部を示す縦断面図である。同図に示すように、ガラリ
65は、四周が枠組みされ、その内側に複数の羽根板6
6,66を上下方向に配設して構成されている。そし
て、このガラリ65の上下枠67が上下横材12,13
および発電モジュール15の上下枠32、33に当接す
るとともに、図外の横枠が装着部材16に当接した状態
で、取付部材51,52により、取り付けられている。
リ65の羽根板66,66の間隙68が通風部となり、
上記第1変形例と同様に、発電モジュール15の発電効
率の低下を防止することができる。
は、屋内側に設けた覆い体としてパンチングパネル、格
子体およびガラリを使用した場合について説明したが、
覆い体はこれらに限定されるものではなく、発電モジュ
ールを保護するとともに、発生した熱を放熱できる通風
部を備えたものであれば、どのような構成のものであっ
てもよい。
第1掛止片37,37および第2掛止片39,39を、
上下横材12,13の第1掛止受け部21,21および
装着部材16,16の第2掛止受け部22,22にそれ
ぞれ係合して、取付空間に装着されているが、上下およ
び左右のいずれか一方でのみ係合するように構成されて
いてもよい。この場合であっても、発電モジュール15
を取付空間にがたつきなく取り付けることが可能であ
る。
見込み方向屋外側に発電モジュールが設けられる一方、
見込み方向屋内側に、間隙を存して覆い体が設けられて
いるため、見込み方向屋内側からの外力に対し太陽光発
電モジュールを有効に保護することができる。また、覆
い体には、発電モジュールの放熱用の通風部が設けられ
ているため、発電モジュールの太陽電池の温度上昇を抑
制することができ、発電効率の低下を防止することがで
きる。
用したベランダを示す図であり、(a)は見込み方向屋
外側から、(b)は見込み方向内側から示す正面図であ
る。
は上横桟と太陽光発電モジュールの係合部分(円C)を
示す拡大図である。
は装着部材と太陽光発電モジュールの係合部分(円D)
を示す拡大図である。
分解斜視図である。
である。
図である。
15 太陽光発電モジュール、16 装着部材、17
パンチングパネル、21 第1掛止受け部、22第2掛
止受け部、31 発電パネル、32 上枠、33 下
枠、34 側枠、37 第1掛止片、39 第2掛止
片、43 送電プラグ、44 プラグ受け部、45 接
続ケーブル、50 貫通孔
Claims (6)
- 【請求項1】 左右1対の支柱と、当該1対の支柱の上
下に平行に掛け渡した上横材および下横材と、当該1対
の支柱と当該上横材および当該下横材とにより囲まれた
空間の見込み方向屋外側に設けられた太陽光発電モジュ
ールと、前記太陽光発電モジュールを保護すると共に前
記空間を見込み方向屋内側から覆うように前記上横材お
よび前記下横材に取り付けられた覆い体とを有し、 前記太陽光発電モジュールは、四周が上枠、下枠および
左右の両側枠により構成されると共に屋内側から前記空
間に係脱自在に装着される枠体と、太陽電池を有すると
共に当該枠体の屋外側の部位に組み込んだ発電パネルと
でユニット化され、 前記覆い体は、前記発電パネルとの間に間隙を存して設
けられるとともに、前記太陽光発電モジュールの放熱用
の通風部を備え、前記空間に装着した状態の 前記枠体は、前記上横材およ
び前記下横材に屋内側から係合し且つ当該上横材および
当該下横材に取り付けた前記覆い体が屋内側から当接し
ていることを特徴とする建物の手摺構造。 - 【請求項2】 前記枠体の前記上枠および前記下枠は、
前記発電パネルの上下端部を支持し、 前記上枠および前記下枠の外側縁部には、第1掛止片が
それぞれ設けられており、 前記上横材および前記下横材の前記太陽光発電モジュー
ル側の面には、前記太陽光発電モジュールを屋内側から
着脱することにより、前記第1掛止片に係脱自在に係合
する第1掛止受け部がそれぞれ設けられており、 前記覆い体は、その上端部および下端部が前記上枠およ
び前記下枠の見込み方向屋内側面にそれぞれ当接すると
ともに、前記上横材および前記下横材に着脱自在に取り
付けられていることを特徴とする請求項1に記載の建物
の手摺構造。 - 【請求項3】 前記1対の支柱、前記上横材および前記
下横材は、いずれも中空部を有し、 前記太陽光発電モジュールに接続される接続ケーブル
は、前記中空部に配線されていることを特徴とする請求
項1または2に記載の建物の手摺構造。 - 【請求項4】 前記枠体の前記両側枠は、前記発電パネ
ルの左右の側端部を支持し、 前記両側枠の外側縁部には、第2掛止片がそれぞれ設け
られており、 前記1対の支柱の対向面には、前記太陽光発電モジュー
ルを装着する装着部材がそれぞれ介設され、 前記両装着部材の前記太陽光発電モジュール側の面に
は、前記太陽光発電モジュールを屋内側から着脱するこ
とにより、前記第2掛止片に係脱自在に係合する第2掛
止受け部がそれぞれ設けられており、 前記覆い体は、その左右両端部が前記両側枠の見込み方
向屋内側面にそれぞれ当接するとともに、前記両装着部
材に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請
求項1に記載の建物の手摺構造。 - 【請求項5】 前記1対の支柱、前記上横材、前記下横
材および前記両装着部材は、いずれも中空部を有し、 前記太陽光発電モジュールに接続される接続ケーブル
は、前記中空部に配線されていることを特徴とする請求
項4に記載の建物の手摺構造。 - 【請求項6】 前記装着部材には、前記太陽光発電モジ
ュールの送電プラグが接続するとともに、前記接続ケー
ブルに連なるプラグ受け部が設けられていることを特徴
とする請求項5に記載の建物の手摺構造。
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JPH1113130A JPH1113130A (ja) | 1999-01-19 |
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