JP3325109B2 - 吸収式冷凍機 - Google Patents

吸収式冷凍機

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JP3325109B2
JP3325109B2 JP03134294A JP3134294A JP3325109B2 JP 3325109 B2 JP3325109 B2 JP 3325109B2 JP 03134294 A JP03134294 A JP 03134294A JP 3134294 A JP3134294 A JP 3134294A JP 3325109 B2 JP3325109 B2 JP 3325109B2
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外部から与えられる
熱エネルギーで運転して冷熱を得る吸収式冷凍機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】蒸発器、吸収器、再生器、および凝縮器
を備え、外部から与えられる熱エネルギにより運転して
負荷たとえば室内空間を冷却する吸収式冷凍機がある。
【0003】蒸発器および凝縮器には冷媒(水など)が
収容され、吸収器および再生器には冷媒を吸収するため
の溶液が収容されており、温水または蒸気の熱エネルギ
が再生器に与えられて内部の溶液および冷媒が状態変化
することにより、蒸発器から冷熱が得られる。この冷熱
が負荷に送られて冷却が行なわれる。
【0004】このような吸収式冷凍機では、再生器に与
えられる熱エネルギの量が定格以下に減少すると、部分
入熱運転となり、冷却能力が不足してしまう。
【0005】そこで、熱エネルギを補うための手段とし
て直焚バーナを再生器に付属して設け、熱エネルギの量
が定格以下に減少した場合に直焚バーナを点火して再生
器を加熱し、冷却能力の増大を図るものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、直焚バ
ーナを点火してせっかく冷却能力の増大を図っても、負
荷の状態によっては冷却能力が過剰な場合がある。たと
えば、室内空間が適温に冷やされているとき、直焚バー
ナが点火されると、室内空間が過剰に冷却される事態が
生じ、居住者が肌寒さを感じてしまう。これは、装置に
対する信頼性を損なうものである。
【0007】しかも、冷却能力を過剰としてしまう直焚
バーナの着火は、そもそも燃料の無駄使いであり、経済
性の面から好ましくない。
【0008】この発明は上記の事情を考慮してなされた
もので、その目的とするところは、外部から与えられる
熱エネルギの不足を補って負荷に対する十分な冷却能力
が得られることはもちろん、冷却能力が過剰となる不具
合を解消して信頼性および経済性の向上が図れる吸収式
冷凍機を提供することにある。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の吸収式冷凍機
は、熱エネルギを補うための加熱手段と、負荷の温度を
検知する第1検知手段と、負荷に送られる熱輸送媒体の
温度または蒸発器における冷媒の温度を検知する第2検
知手段と、第1検知手段の検知温度が設定値以上でかつ
第2検知手段の検知温度が設定値以上のときのみ加熱手
段を運転する制御手段と、を具備している。
【0011】
【0012】
【作用】本発明の吸収式冷凍機では、負荷の検知温度が
設定値以上で、しかも負荷に送られる熱輸送媒体の温度
または蒸発器における冷媒の温度が設定値以上の条件で
のみ、加熱手段の運転が許容されて熱エネルギが補われ
る。
【0013】
【実施例】以下、この発明の第1実施例を、図面を参照
して説明する。
【0014】図1において、1は蒸発器である。この蒸
発器1は、容器内に液冷媒(水)および熱交換パイプ2
を収容するとともに、循環パイプ3および冷媒ポンプ4
を付属して備える。冷媒ポンプ4が運転されると、容器
内の液冷媒が循環パイプ3を通って上下に循環する。循
環する液冷媒は、後述の凝縮器20から供給される液冷
媒とともに、熱交換パイプ2と熱交換して蒸発する。
【0015】熱交換パイプ2は配管31を介して室内機
33に接続される。配管31には熱輸送媒体(たとえば
水)が充填されており、その熱輸送媒体が循環ポンプ3
2の運転によって熱交換パイプ2と室内機33との間を
循環する。室内機33は、室内空間に設けられ、負荷で
ある室内空気と熱輸送媒体との熱交換を行なう。
【0016】蒸発器1の容器は、吸収器5の容器と連通
されている。吸収器5は、容器内に、冷媒を吸収するた
めの溶液(LiBr溶液)、および熱交換パイプ6を収
容している。収容された溶液は、蒸発器1から流れてく
るガス冷媒を吸収し、低濃度となって容器内に溜まり込
む。熱交換パイプ6は、配管34を介して冷却水源(図
示しない)に接続されており、冷媒が溶液に吸収される
ときに発生するいわゆる吸収熱を冷却水源から供給され
る冷却水に逃がす働きをする。
【0017】吸収器5の容器の底部に配管7が接続さ
れ、その配管7に溶液ポンプ8が設けられる。配管7の
先は熱交換器9および熱交換器10のそれぞれ一方の流
路を経由して高温再生器11の容器の上部に接続され
る。つまり、溶液ポンプ8の運転により、吸収器5内の
溶液が高温再生器11に供給される。
【0018】高温再生器11は、容器内に溶液および熱
交換パイプ12を収容するとともに、加熱手段として直
焚バーナ13を付属して備える。熱交換パイプ12は、
溶液中に没するとともに、配管35を介して熱エネルギ
源(図示しない)に接続されており、熱エネルギ源から
供給される高温度の温水または蒸気の熱によって溶液を
加熱する働きをする。この加熱によって溶液中の冷媒が
蒸発する。直焚バーナ13は、温水または蒸気の熱エネ
ルギを補うために補助的に取付けられており、燃料源
(図示しない)から供給される燃料を燃焼させて容器を
加熱する。
【0019】高温再生器11の容器の底部に配管14が
接続され、その配管14の先は上記熱交換器10の他方
の流路を経由して吸収器5の容器の上部に接続される。
【0020】吸収器5の容器の底部から延びている上記
配管7は、高温再生器11に接続されるだけでなく、熱
交換器9の一方の流路を経由した後、そこから分岐して
低温再生器16の容器の上部にも接続される。
【0021】低温再生器16は、容器内に溶液および熱
交換パイプ17を収容している。熱交換パイプ17は、
一端が配管15を介して高温再生器11の容器の上部に
接続されており、高温再生器11から流入してくるガス
冷媒(蒸気)と吸収器5から供給される溶液との熱交換
を行なう。この熱交換により、溶液が蒸発する。また、
その熱交換により、熱交換パイプ17中のガス冷媒が液
化し、それが配管19を通って凝縮器20に流れる。
【0022】低温再生器16の容器の底部に配管18が
接続され、その配管18の先は上記熱交換器9の他方の
流路を経由して配管14の下流部(つまり吸収器5の容
器の上部)に接続される。
【0023】凝縮器20は、容器が低温再生器16の容
器と連通され、また容器内に液冷媒および熱交換パイプ
21を収容している。熱交換パイプ21は、配管36を
介して冷却水源(図示しない)に接続されており、その
冷却水源から供給される冷却水と低温再生器16から流
れてくるガス冷媒(蒸気)との熱交換を行なう。この熱
交換により、低温再生器16から流れてくるガス冷媒が
液化し、その液冷媒が配管19から流入する液冷媒とと
もに容器内に溜まり込む。溜まり込んだ液冷媒は、配管
22を通って蒸発器1へと流れる。
【0024】一方、室内機33が設置された室内空間
に、負荷の温度を検知する第1検知手段として、室温セ
ンサ41が設けられる。
【0025】高温再生器11に接続されている配管35
に、熱エネルギの量を検知する第2検知手段として、セ
ンサ42が取付けられる。
【0026】50はコントローラで、マイクロコンピュ
ータを搭載し、吸収式冷凍機の全体を制御する。このコ
ントローラ50に、直焚バーナ13、室温センサ41、
およびセンサ42が接続される。
【0027】コントローラ50は、吸収式冷凍機の運転
中、室温センサ41の検知温度(室温)Trが設定値T
1 以上で、かつセンサ42の検知量(熱エネルギ量)Q
が設定値Q1 以下のときのみ、直焚バーナ13を運転す
る制御手段を有する。
【0028】次に、上記の構成の作用を説明する。
【0029】吸収器5内の溶液は、冷媒を吸収して低濃
度となる。この希溶液が溶液ポンプ8の運転により、配
管7を介して高温再生器11および低温再生器16に送
られる。
【0030】高温再生器11には温水および蒸気のうち
少なくとも一方が供給されており、その温水または蒸気
の熱エネルギによって高温再生器11内の溶液が加熱さ
れる。この加熱により、溶液中の冷媒が蒸発する。
【0031】高温再生器11に残る溶液は、冷媒が蒸発
することで高濃度となる。この濃溶液は配管14を通っ
て吸収器5に戻る。なお、配管14を通る濃溶液は熱エ
ネルギを受けて温度が高まっており、その温熱が熱交換
器10において、配管7を通る希溶液に移行する。この
移行により、熱エネルギが溶液の加熱に無駄なく有効利
用される。
【0032】高温再生器11内に生じたガス冷媒は、配
管15を通って低温再生器16の熱交換パイプ17に流
れ、そこで吸収器5から送られてくる希溶液と熱交換す
る。この熱交換により、希溶液中の冷媒が蒸発する。
【0033】低温再生器16に残る溶液は、冷媒が蒸発
したことで高濃度となる。この濃溶液は配管18を通っ
て吸収器5に戻る。なお、配管18を通る濃溶液は熱交
換パイプ17から熱を受けて温度が高まっており、その
温熱が熱交換器9において、配管7を通る希溶液に移行
する。この移行により、熱交換パイプ17から放たれた
熱が、希溶液中の冷媒の蒸発に無駄なく有効利用され
る。
【0034】熱交換パイプ17中の冷媒は熱交換によっ
て液化し、配管19を通って凝縮器20に流れる。
【0035】低温再生器16内に生じたガス冷媒は、凝
縮器20に流れ、そこで熱交換パイプ21中の冷却水に
熱を奪われて凝縮する。こうして、凝縮器20内に液冷
媒が溜まり、それが配管22を通って蒸発器1に流れ
る。
【0036】蒸発器1に流れた液冷媒は、熱交換パイプ
2内を通る熱輸送媒体から熱を奪って蒸発する。熱交換
パイプ2中の熱輸送媒体は、熱を奪われることによって
液化し、循環ポンプ32の運転により室内機33に送ら
れる。室内機33では、熱輸送媒体が室内空気から熱を
奪って気化する。つまり、室内空気が冷却される。
【0037】蒸発器1内に生じたガス冷媒は、吸収器5
に流れて溶液に吸収される。以後、同様のサイクルが繰
り返される。
【0038】ところで、運転中、図2に示す制御が実行
される。
【0039】室内空気の温度Trが室温センサ41で検
知される。また、高温再生器11に供給される温水また
は蒸気の持つ熱エネルギ量Qがセンサ42で検知され
る。
【0040】検知された室温Trとあらかじめ決められ
ている設定値T1 とが比較される。また、検知される熱
エネルギ量Qとあらかじめ決められている設定値Q1
が比較される。
【0041】何らかの原因で熱エネルギ量Qが設定値Q
1 以下に下がった場合、いわゆる部分入熱運転となり、
冷却能力が減少する。このとき、室温Trが設定値T1
より高くなっていれば、直焚バーナ13が点火される。
【0042】直焚バーナ13が着火すると、その燃焼火
炎によって高温再生器15が加熱される。この追い焚き
運転により、高温再生器15における冷媒の蒸発作用が
促進され、熱エネルギ量Qの減少分が補われる。
【0043】こうして熱エネルギ量Qが補われることに
より、冷却能力が増大され、室温Trを低下させること
ができる。
【0044】ただし、熱エネルギ量Qが設定値Q1 以下
に下がって部分入熱運転となっても、室温Trが設定値
1 と同じまたはそれ以下の状態にあれば、つまり室内
空間が適温に冷えていれば、直焚バーナ13は点火され
ない。これは、冷却能力が過剰となる事態を未然に防ぐ
ものである。言い換えると、熱負荷が小さくてそれを十
分に回収できる範囲では、部分入熱運転を続ける。
【0045】このように、直焚バーナ13の点火に室温
Trに応じた制限を加えることにより、居住者が肌寒さ
を感じないですみ、装置に対する信頼性が向上するとと
もに、直焚バーナ13での燃料の無駄使いが解消されて
経済性が向上する。また、直焚バーナ13での燃料の無
駄な燃焼がなくなる分、大気へのガス排出を少なくする
ことができ、環境面でもすぐれたものとなる。
【0046】次に、この発明の第2実施例について説明
する。
【0047】図3に示すように、蒸発器1と室内機33
との間の配管31に、第2検知手段として温度センサ4
3が取付けられる。この温度センサ43は、蒸発器1か
ら室内機1に向けて供給される熱輸送媒体の温度Twを
検知する。他の構成は第1実施例と同じである。
【0048】すなわち、何らかの原因で熱エネルギ量Q
が下がると、部分入熱運転となって冷却能力が減少す
る。このとき、蒸発器1から室内機1に向けて供給され
る熱輸送媒体の温度Twが通常時に比べて高くなる。
【0049】熱輸送媒体の温度Twは温度センサ43で
検知されており、その検知温度Twが設定値T2 以上に
上昇したとき、室温Trが設定値T1 より高くなってい
れば、直焚バーナ13が点火される。
【0050】直焚バーナ13が着火すると、その燃焼火
炎によって高温再生器15が加熱される。この追い焚き
運転により、高温再生器15における冷媒の蒸発作用が
促進され、熱エネルギ量Qの減少分が補われる。
【0051】こうして熱エネルギ量Qが補われることに
より、冷却能力が増大され、熱輸送媒体の温度が少なく
とも通常時の温度まで低下する。したがって、室温Tr
を十分に低下させることができる。
【0052】ただし、熱輸送媒体の温度Twが設定値T
2 以上に上昇した場合でも、室温Trが設定値T1 と同
じまたはそれ以下の状態にあれば、つまり室内空間が適
温に冷えていれば、直焚バーナ13は点火されない。
【0053】このように、直焚バーナ13の点火に室温
Trに応じた制限を加えることにより、居住者が肌寒さ
を感じないですみ、装置に対する信頼性が向上するとと
もに、直焚バーナ13での燃料の無駄使いが解消されて
経済性が向上する。また、直焚バーナ13での燃料の無
駄な燃焼がなくなる分、大気へのガス排出を少なくする
ことができ、環境面でもすぐれたものとなる。
【0054】つぎに、この発明の第3実施例について説
明する。
【0055】図4に示すように、蒸発器1に付属の循環
パイプ3に、第2検知手段として温度センサ44が取付
けられる。この温度センサ44は、蒸発器1における冷
媒の温度Txを検知する。他の構成は第1実施例と同じ
である。
【0056】すなわち、何らかの原因で熱エネルギ量Q
が下がると、部分入熱運転となって冷却能力が減少す
る。このとき、蒸発器1における冷媒の温度Txが通常
時に比べて高くなる。
【0057】冷媒の温度Txは温度センサ44で検知さ
れており、その検知温度Txが設定値T3 以上に上昇し
たとき、室温Trが設定値T1 より高くなっていれば、
直焚バーナ13が点火される。
【0058】直焚バーナ13が着火すると、その燃焼火
炎によって高温再生器15が加熱される。この追い焚き
運転により、高温再生器15における冷媒の蒸発作用が
促進され、熱エネルギ量Qの減少分が補われる。
【0059】こうして熱エネルギ量Qが補われることに
より、冷却能力が増大され、蒸発器1における冷媒の温
度Txが少なくとも通常時の温度まで低下する。したが
って、室温Trを十分に低下させることができる。
【0060】ただし、冷媒の温度Txが設定値T3 以上
に上昇した場合でも、室温Trが設定値T1 と同じまた
はそれ以下の状態にあれば、つまり室内空間が適温に冷
えていれば、直焚バーナ13は点火されない。
【0061】このように、直焚バーナ13の点火に室温
Trに応じた制限を加えることにより、居住者が肌寒さ
を感じないですみ、装置に対する信頼性が向上するとと
もに、直焚バーナ13での燃料の無駄使いが解消されて
経済性が向上する。また、直焚バーナ13での燃料の無
駄な燃焼がなくなる分、大気へのガス排出を少なくする
ことができ、環境面でもすぐれたものとなる。
【0062】なお、上記各実施例では、熱エネルギ量Q
を補うための加熱手段として直焚バーナ13を用いた
が、同じ機能を有するものであれば、電気ヒータ等、他
の機器を用いてもよい。また、負荷が室内空気である場
合を例に説明したが、負荷の種類に限定はない。
【0063】第1実施例の内容と第2実施例の内容とを
組み合わせ、室温センサ41で検知される室温Trが設
定値T1 以上で、かつセンサ42で検知される熱エネル
ギ量Qが設定値Q1 以下で、しかも温度センサ43で検
知される熱輸送媒体の温度Twが設定値T2 以上の場合
のみ、直焚バーナ13を着火させる構成としてもよい。
【0064】第1実施例の内容と第3実施例の内容とを
組み合わせ、室温センサ41で検知される室温Trが設
定値T1 以上で、かつセンサ42で検知される熱エネル
ギ量Qが設定値Q1 以下で、しかも温度センサ44で検
知される冷媒温度Txが設定値T3 以上の場合のみ、直
焚バーナ13を着火させる構成としてもよい。
【0065】第1実施例の内容、第2実施例の内容、お
よび第3実施例の内容を組み合わせ、室温センサ41で
検知される室温Trが設定値T1 以上で、かつセンサ4
2で検知される熱エネルギ量Qが設定値Q1 以下となる
条件に加え、温度センサ43で検知される熱輸送媒体の
温度Twが設定値T2 以上になる条件あるいは温度セン
サ44で検知される冷媒温度Txが設定値T3 以上にな
る条件のいずれか一方が成立した場合のみ、直焚バーナ
13を着火させる構成としてもよい。
【0066】
【0067】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の吸収式冷凍
機は、負荷の検知温度が設定値以上で、しかも負荷に送
られる熱輸送媒体の温度または蒸発器における冷媒の温
度が設定値以上の条件でのみ、加熱手段の運転を許容し
て熱エネルギを補う構成としたので、外部から与えられ
る熱エネルギの不足を補って負荷に対する十分な冷却能
力が得られることはもちろん、冷却能力が過剰となる不
具合を解消して信頼性および経済性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の構成図。
【図2】第1実施例の作用を説明するためのフローチャ
ート。
【図3】第2実施例の構成図。
【図4】第3実施例の構成図。
【符号の説明】
1…蒸発器、5…吸収器、11…高温再生器、13…直
焚バーナ(加熱手段)、16…低温再生器、20…凝縮
器、31…配管、32…循環ポンプ、33…室内機、4
1…室温センサ(第1検知手段)、42…センサ(第2
検知手段)、50…コントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大島 一夫 東京都港区六本木一丁目4番33号 株式 会社エヌ・ティ・ティファシリティーズ 内 (72)発明者 須藤 勇 東京都港区六本木一丁目4番33号 株式 会社エヌ・ティ・ティファシリティーズ 内 (72)発明者 植草 常雄 東京都港区六本木一丁目4番33号 株式 会社エヌ・ティ・ティファシリティーズ 内 (72)発明者 大澤 亙 東京都港区六本木一丁目4番33号 株式 会社エヌ・ティ・ティファシリティーズ 内 (56)参考文献 特開 昭56−59170(JP,A) 特開 昭58−195763(JP,A) 特開 昭56−59171(JP,A) 特開 平7−63435(JP,A) 特公 平3−79629(JP,B2) 特公 昭61−25989(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 15/00 306

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器、吸収器、再生器、および凝縮器
    を備え、外部から与えられる熱エネルギにより運転して
    負荷を冷却する吸収式冷凍機において、 前記熱エネルギを補うための加熱手段と、 前記負荷の温度を検知する第1検知手段と、 前記負荷に送られる熱輸送媒体の温度、または前記蒸発
    器における冷媒の温度を検知する第2検知手段と、 前記第1検知手段の検知温度が設定値以上で、かつ前記
    第2検知手段の検知温度が設定値以上のときのみ、前記
    加熱手段を運転する制御手段と、 を具備したことを特徴とする吸収式冷凍機。
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