JP3324219B2 - 集積回路の製造方法 - Google Patents

集積回路の製造方法

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JP3324219B2 JP22169793A JP22169793A JP3324219B2 JP 3324219 B2 JP3324219 B2 JP 3324219B2 JP 22169793 A JP22169793 A JP 22169793A JP 22169793 A JP22169793 A JP 22169793A JP 3324219 B2 JP3324219 B2 JP 3324219B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集積回路の製造方法に関
し、特に不良ブロックを予備の良品ブロックに置き換え
集積回路の歩留まりを向上する集積回路の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、集積回路の歩留まりを向上させる
方法として、半導体記憶装置に用いられるヒューズ手段
を用いた欠陥救済方法が公知である。この欠陥救済方法
は、正規メモリセルと予備メモリセルとを同一チップ上
に備え、正規メモリセルに不良が生じた場合には、前記
予備メモリセルに切り換えて救済する機能を持つ。正規
メモリセルと予備メモリセルとの切り換えは、上記ヒュ
ーズを融断することにより、活性化するデコーダ回路を
切り換えることにより行われる。
【0003】このようなヒューズ手段を用いた欠陥救済
方法は、例えば、特開平1−98198号公報に開示さ
れている。
【0004】一方、特開昭57−35342号公報に
は、複数の機能ブロックと相互配線部との間を接続配線
部により接続して複数の機能ブロックの電気的特性を検
査し、その後、特性不良の機能ブロックの接続配線部の
みを除去し、特性良好な機能ブロックによって所望のシ
ステム機能を構築するようにした大規模集積回路の製造
方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】マイクロプロセッサ
や、ゲートアレーや、その他、ASICLSI等におい
ては、今後の微細プロセス技術を用いた高集積化に伴
い、大幅に歩留まりが低下することが懸念される。しか
し、上述したヒューズ手段を用いた欠陥救済方法は、半
導体記憶装置以外の集積回路には適用できないという問
題点がある。これを、以下に示す。
【0006】半導体記憶装置以外の集積回路では同一の
回路ブロックの繰り返しが存在しても、半導体記憶装置
のメモリセルを選択するデコーダ回路のような繰り返し
ブロックを選択する回路を持たない。そのため、同一の
繰り返しブロックに予備のブロックを備えたとしても、
不良なブロックを除外し、正常に動作するブロックへの
切り換えを行うためには繰り返しブロックを選択する回
路を備える必要があり、そのため回路規模が非常に大き
くなり、また一般にブロックの種類が極めて多いため、
個々に切り換え回路を備えるのは困難である。
【0007】また、上記ブロック切り換えにより動作遅
延時間の大幅な増加が生じるため、集積回路の動作速度
が大幅に増加するという問題がある。
【0008】一方、特開昭57−35342号公報に開
示された大規模集積回路の製造方法では、特性不良の機
能ブロックを切り離して所望のシステムを構築できる
が、構築されるシステムの機能の自由度が小さいと言う
欠点がある。
【0009】従って本発明の目的とするところは、ブロ
ックを選択する回路を必要とせず不良ブロックを良ブロ
ックに置き換え、集積回路の歩留まりを向上させるとと
もに構築されるシステムの機能の自由度を向上すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の代表的な実施形態による集積回路の製造方
法は、複数個のブロックに第1の導電体配線(この第1
の導電体配線を仮配線と呼ぶ)を形成・接続して、しか
る後、該複数個のブロックの試験を行う工程(工程1)
と、上記第1の導電体配線(仮配線)を除去し、しかる
後、第2の導電体配線(この第2の導電体配線を本配線
と呼ぶ)を形成することにより正常に動作する複数のブ
ロックを該第2の導電体配線によって相互に接続する工
程(工程2)とを具備することを特徴とする(図1参
照)。
【0011】本発明の好適な実施形態による集積回路の
製造方法は、表面に表面保護絶縁膜(65)を有する半
導体基板(66)中に形成された半導体素子(n+P)
を上記複数個の回路ブロックが有し、上記半導体素子の
配線電極(63)の上に、上記表面保護絶縁膜(65)
と材料の異なる層間絶縁膜(64)が生成され、上記層
間絶縁膜(64)に形成された開口部を介して上記半導
体素子の上記配線電極(63)と上記第1の導電体配線
(61、62)が上記第1の工程により接続され、上記
第2の工程で上記第2の導電体配線が形成される前に、
上記層間絶縁膜(64)が除去されることを特徴とする
(図6参照)。
【0012】本発明のより好適な実施形態による集積回
路の製造方法は、上記第1の導電体配線の材料(61、
62)は上記半導体素子の上記配線電極(63)の材料
と異なることを特徴とする(図6参照)。
【0013】この時、除去される第1の導電体配線(仮
配線:61、62)には、除去後残渣が残らない配線材
料(例えば、アルミニウムあるいはタングステンあるい
は銅を主とする導電体材料、もしくは、単体アルミニウ
ム)を用い、仮配線(61、62)用の層間絶縁膜(6
4)としては、この層間絶縁膜(64)および仮配線
(61、62)の除去の際に、下地の半導体表面保護絶
縁膜(65)あるいは下地の回路ブロックの半導体素子
の配線電極(63)を損傷しない物質(不純物含有量1
00ppm以下、200°Cの耐熱性を有する絶縁材
料、例えばポリイミド樹脂)を用いることが好ましい
(図6参照)。
【0014】
【作用】上記の集積回路の製造工程によれば、ブロック
の試験のために接続された導電体配線(仮配線)は除去
可能であるため、不良ブロックが発見された際には不良
ブロックを排除して良ブロックのみを用いて再接続が可
能である。
【0015】従って、ブロックを選択する回路を必要と
せず不良ブロックを良ブロックに置き換えることがで
き、完全な集積回路を提供することができる。
【0016】また、第1の導電体配線(仮配線)の除去
後に形成される第2の導電体配線(本配線)の配線自由
度は極めて大きいので、構築されるシステムの機能の自
由度を向上することが可能となる(図1参照)。
【0017】本発明の好適な実施形態による集積回路の
製造方法によれば、表面保護絶縁膜(65)と層間絶縁
膜(64)とは材料が異なるので、本配線としての第2
の導電体配線を形成する前に層間絶縁膜(64)を除去
するに際して、下地の表面保護絶縁膜(65)が損傷を
受けることが少ない(図6参照)。
【0018】本発明のより好適な実施形態による集積回
路の製造方法によれば、第1の導電体配線の材料(6
1、62)は半導体素子の配線電極(63)の材料と異
なるので、本配線としての第2の導電体配線を形成する
前に仮配線として、第1の導電体配線の材料(61、6
2)を除去するに際して、下地の回路ブロックの半導体
素子の配線電極(63)が損傷を受けることが少ない
(図6参照)。
【0019】以下、本発明の実施例を、図面を参照して
より詳細に説明する。
【0020】
【実施例】図1は、複数の回路ブロックから構成される
集積回路の製造工程において本発明の実施例を示す流れ
図である。本実施例の集積回路製造方法を以下に示す。
【0021】プロセス(1):ホトリソグラフィー、不
純物拡散、イオン打込み等の従来の集積回路の製造工程
に従って、各回路ブロックを形成するMOSトランジス
タ等の複数の半導体素子を製造する。
【0022】プロセス(2):仮配線(1層あるいは複
数層の導電体配線)により各回路ブロックの接続を行
う。
【0023】プロセス(3):各回路ブロックの動作試
験を行う。
【0024】プロセス(4):仮配線を除去する。
【0025】プロセス(5):上記のブロック動作試験
の結果、不良回路ブロックを避けて、正常に動作する回
路ブロックのみに本配線(1層あるいは複数層の導電体
配線)を接続する。
【0026】図1の本発明の実施例が従来と異なる点は
上記プロセス(2)、(3)、(4)の工程が付加され
た点にある。すなわち、仮配線を施し各回路ブロックの
動作試験を行い、その後に仮配線を除去する工程であ
る。これらの工程により、不良回路ブロックを排除する
ことが可能であり、集積回路の歩留まりを向上させるこ
とができる。不良回路ブロックを排除する工程を以下に
説明する。
【0027】図2は、図1に示す集積回路製造工程のう
ち仮配線を施し、その後、回路のブロックの動作試験を
行う工程1(プロセス(2)、プロセス(3))を示
す。同図において、201、202、203、204は
同一の回路ブロックAであり、201、202、20
3、204の回路ブロックAと同一の機能を予備回路ブ
ロック205が有するものである。尚、ここでは回路ブ
ロック202が不良である場合を示す。また、206は
回路ブロックAと接続すべき回路ブロックBである。ま
た、21、22、23、24、25、26は、仮配線で
ある第1の導電体配線であり、この21…26の配線は
それぞれ1本とは限らず、通常複数本配線される。この
仮配線の第1の導電体配線21…26をチップ外部の試
験装置に接続して、回路ブロック201、202、20
3、204、205、206の動作試験を行う。この工
程で回路ブロック202が不良であることが判明する。
【0028】図3は、図2に示す仮配線21…26を全
て除去した後、正常に動作する回路ブロック201、2
03、204、205、206を本配線である第2の導
電体配線31、32、33、34で接続した図である。
同図において、図2と同じブロックは同じ番号で表す。
また、第2の導電体配線31、32、33、34は、そ
れぞれ1本あるいは複数本の配線を示す。本配線を行う
方法としては、回路ブロック201…205の何れの回
路ブロックが不良であっても配線が可能であるように5
種類のマスクパターンを準備し動作試験の結果に従いマ
スクを選択する方法、あるいは電子線描画装置により5
種類のパターンのうちから1種類を選んで直接描画する
方法などを用いる。
【0029】図4は、図1に示す集積回路製造工程のう
ち仮配線を施し回路ブロックの動作試験を行う工程の他
の実施例である。同図において、401、402、40
3、404は同一の回路ブロックAであり、405は予
備回路ブロックであるが、401…404と同じ回路ブ
ロックAである。尚、ここでは回路ブロック402が不
良である場合を示す。また、406は回路ブロックAと
接続すべき回路ブロックBであり、407は回路ブロッ
クAのテスト回路である。また、同図において、41、
42、43、44、45、46は仮配線の第1の導電体
配線である。41…46の配線はそれぞれ1本とは限ら
ず、通常複数本配線される。第1の導電体配線41…4
5により、回路ブロック401…405をテスト回路4
07に接続し動作試験を行う。結果は第1の導電体配線
46によりチップ外部の試験装置に送られ、この工程で
回路ブロック402は不良であることが判明する。本実
施例では、テスト回路を内蔵しているため、動作試験を
容易に行うことができる。
【0030】図5は、図4に示す仮配線41、42、4
3、44、45、46を除去し、正常に動作する回路ブ
ロック401、403、404、405、406を本配
線51、52、53、54で接続した図である。同図に
おいて、401、402、403、404、405は同
一の回路ブロックAである。尚、ここでは回路ブロック
402が不良である場合を示す。また、406は回路ブ
ロックAと接続すべき回路ブロックBであり、407は
回路ブロックAのテスト回路である。また、同図におい
て、51、52、53、54は本配線の第2の導電体配
線であり、それぞれ1本あるいは複数本の配線を示す。
本配線を行う方法としては、回路ブロック401…40
5の何れの回路ブロックが不良であっても配線が可能で
あるように5種類のマスクパターンを準備し動作試験の
結果に従いマスクを選択する方法、あるいは電子線描画
装置により5種類のパターンのうちから1種類を選んで
直接描画する方法などを用いる。
【0031】次に、本発明の好適な実施例の特徴である
仮配線を除去する工程を、以下に、詳細に説明する。
【0032】図6は、仮配線を除去する工程の実施例を
示した集積回路の断面図である。図6(a)は仮配線除
去前、図6(b)は除去後を示し、最上層配線61、中
間層配線62が回路ブロック間を仮配線する金属配線で
あり、最下層配線63は回路ブロック内の半導体素子
(n+p)を配線をする金属配線電極であり、64は仮
配線用金属配線層61、62を絶縁する層間絶縁膜であ
り、65は半導体素子の金属配線電極63と半導体基板
66との間を絶縁するための半導体表面保護絶縁膜であ
る。一例として61、62の仮配線に単体アルミニウム
を用い、63の回路ブロック内の半導体素子の下地の配
線電極および回路ブロック内の半導体素子間の相互接続
配線にはタングステンを使用し、層間絶縁膜64にポリ
イミドを用い、半導体表面保護絶縁膜65に熱酸化二酸
化シリコン膜を用いる。こうすれば、仮配線61、62
をアルミニウムのエッチングで除去し、層間絶縁膜64
(ポリイミド)を除去する際にに、下地の配線63およ
び半導体表面保護絶縁膜65を損傷なく残すことができ
る。仮配線61、62に単体アルミニウムを使用するこ
とで除去した際の残留物がなく、仮配線除去後の本配線
を良好に行うことができる。
【0033】図7は、仮配線を除去する工程の他の実施
例を示した集積回路の断面図である。図7(a)は仮配
線除去前、図7(b)は除去後を示し、上層配線71は
仮配線、72は二酸化シリコン、73は半導体基板、下
層配線74は仮配線71を除去する際に基板を保護する
導電体材料である。導電体材料74は、仮配線71を除
去する際にエッチングされない材料を用いることで、素
子が形成された半導体基板73に損傷を与えずに仮配線
71を除去することが可能である。例えば、仮配線71
に単体アルミニウム、導電体74にチタンナイトライド
を用いることにより、仮配線71を除去後、導電体74
が残り図7(b)の状態が得られる。図7(b)の状態
から良ブロックを本配線することはいうまでもない。
【0034】図8は、仮配線を除去する工程の他の実施
例を示した集積回路の断面図である。図8(a)は仮配
線除去前、図8(b)は除去後を示し、81は仮配線、
82は二酸化シリコン、83は半導体基板、84は仮配
線81と半導体基板83とのコンタクト部をマスクして
仮配線81を除去した残りの導電体材料である。コンタ
クト部をマスクすることで、半導体基板83に損傷を与
えずに仮配線81を除去することが可能である。図8
(b)の状態から良ブロックを本配線することはいうま
でもない。
【0035】以上の集積回路製造方法により、不良回路
ブロックを排除し、良ブロックのみを配線することが可
能となり、集積回路の歩留まりを向上させることができ
る。歩留まりが向上することを以下に示す。
【0036】面積aのチップの歩留まりYは、単位面積
あたりの不良発生率をDとすると、 Y=exp(−Da) で表される。例えば面積sの回路ブロックがn個存在す
ると、欠陥救済が施されていない場合には、 Y=exp{−D(ns)} 一方、本発明による集積回路製造方法により、冗長ブロ
ックを2ブロック加えた場合では、 Y=exp[−D{(n+2)s}]+ (n+2)1・{1−exp(−Ds)}・exp[−D{(n+1)s}]+ (n+2)2・{1−exp(−Ds)}2・exp{−D(ns)} で表される。
【0037】例えば、D=0.05/mm2、s=10
mm2、n=8の場合、従来の集積回路製造方法による
と、Y≒1.8%であるのにたいし、本発明による集積
回路製造方法では、Y≒17.8%であり、歩留まりは
約10倍増加する。
【0038】本発明による集積回路製造方法は半導体記
憶装置である集積回路にも適用可能であり、それを以下
に説明する。
【0039】図9は、メモリセルの動作試験を行う工程
を示す概念図である。同図において、901は正規メモ
リセルからなるセルアレーであり、902は予備メモリ
セルからなるセルアレー、903は正規メモリセルに接
続されているワード線W0−W7を選択する正規デコー
ダ回路、904は冗長メモリセルに接続されているワー
ド線WR0…WR3を選択する冗長デコーダ回路、9
1、92、93、94はアドレス線である。91、9
2、93はそれぞれ正規アドレス信号A0、A1、A2
を、94は冗長アドレス信号Rを正規デコーダ回路90
3および冗長デコーダ回路904に入力する。正規デコ
ーダにおいては、冗長アドレス信号Rが"0"で、正規ア
ドレス信号A2、A1、A0のすべての組合せによりワ
ード線W0…W7が選択される。冗長デコーダにおいて
は、冗長アドレス信号Rが"1"で、冗長ワード線数に応
じて、A2、A1、A0の組合せにより冗長ワード線W
R0…WR3が選択される。尚、ここではアドレス
(R、A2、A1、A0)が(0001)、(010
0)、および(1001)のワード線W1、W4、WR
1に欠陥メモリセルがある場合を示す。デコーダ回路9
03、904には除去可能な仮配線を使用し、予備メモ
リセルを含むすべてのメモリセルがアドレス線91…9
4によって選択できる状態に接続する。メモリセルの動
作試験によりアドレス(0001)、(0100)、お
よび(1001)のワード線W1、W4、WR1に欠陥
メモリセルがあることが判明する。
【0040】図10は、欠陥のあるワード線を救済する
工程を示す概念図である。デコーダ回路903、904
の仮配線を除去し、欠陥のあるワード線W1、W4、W
R1は選択されずに予備のメモリセルが選択される状態
に本配線を接続する。すなわち、欠陥メモリセルがある
ワード線W1を予備メモリセルのワード線WR0に、W
4を予備メモリセルのワード線WR2に置き換え、アド
レス(0001)の時にワード線WR0が、アドレス
(0100)の時にワード線WR2が選択される状態に
本配線を接続する。この時、予備メモリセルのワード線
WR1には、欠陥メモリセルがあるため、またワード線
WR3は必要ないため、それぞれ使用しない。本配線で
は、冗長アドレス信号Rを使用しないためアドレス線9
4は"0"に固定する。
【0041】これにより、半導体記憶装置でも欠陥メモ
リセルを除外することができ、歩留まりが向上する。本
発明による集積回路製造方法では、欠陥ワード線を予備
ワード線に切り換えるためのプログラム回路が不要にな
ると共に、欠陥救済のためにアクセスタイムが増加する
ことは無いのが大きな利点である。
【0042】本実施例ではメモリセルに欠陥がある場合
に、ワード線単位で救済する方法を示したが、ビット線
単位で救済する方法も同様に可能である。
【0043】本発明による集積回路製造方法はゲートア
レイ集積回路にも適用可能であり、それを以下に説明す
る。
【0044】図11は、仮配線を施しゲートアレイの動
作試験を行う工程を示す。同図において、Aは1個ある
いは複数のゲートからなるブロック、1101は1個あ
るいは複数個のブロックAからなるゲートアレイ、11
1、112はそれぞれ層が異なる除去可能な仮配線とし
ての導電体配線であり外部に接続される。導電体配線1
11、112の信号を切り換え、ゲートアレイをスキャ
ンしながら動作試験を行うことで、不良なゲートを識別
する。
【0045】図12は、動作試験用の仮配線を除去し、
正常に動作するブロックを本配線した図である。同図に
おいて、1101はゲートアレイ、121は本配線であ
る。本配線では、ゲートアレイの動作試験の結果に従い
電子線描画装置により直接描画することで、不良なブロ
ックを除外し正常なブロックを接続する。
【0046】図13は、仮配線を施しゲートアレイの動
作試験を行う工程の他の実施例である。同図において、
Aは1個あるいは複数のゲートからなるブロック、13
01は1個あるいは複数個のブロックAからなるゲート
アレイ、1302、1303はゲートアレイのテスト回
路、131、132、133は除去可能な仮配線として
の導電体配線である。テスト回路1302、1303に
よりゲートアレイをスキャンしながら動作試験を行うこ
とで、不良なゲートを識別する。
【0047】図14は、動作試験用の仮配線を除去し、
正常に動作するブロックを本配線した図である。同図に
おいて、1301はゲートアレイ、1302、1303
はゲートアレイのテスト回路、141は本配線である。
本配線では、ゲートアレイの動作試験の結果に従い電子
線描画装置により直接描画することで、不良なブロック
を除外し正常なブロックを接続する。
【0048】図15は、顧客の仕様に合わせてブロック
を接続する集積回路製造方法の流れ図を示したものであ
る。この集積回路製造方法の特徴は、ブロック製造、ブ
ロック試験のための仮配線、ブロック試験の後に仮配線
を除去した状態で製造工程を止めてチップを保存してお
き、顧客の仕様に合わせて必要なブロックを本配線する
ことにある。ブロック試験が終了しているチップが用意
されているため、顧客の仕様の受注後にブロック内の試
験を行う必要が無く、開発期間を大幅に短縮することが
可能である。
【0049】図16は、顧客の仕様に合わせてブロック
を接続する集積回路製造方法のブロック図を示したもの
である。同図において1601、1602、1603、
1604、1605は、ある機能を有するブロックであ
り、それぞれ異なるものでも同じものでも構わない。1
606は各ブロックを試験するテスト回路である。16
1はブロックを試験するための仮配線、162は本配線
である。顧客の仕様の受注後、ブロック試験を終えた
(b)の状態からブロック間を配線するだけで目的の集
積回路が製造できるため、開発期間を大幅に短縮するこ
とが可能である。
【0050】このようにブロックの試験の後にブロック
の試験のために接続された導電体配線を除去した状態で
チップを保存しておけば、その後は顧客の仕様に合わせ
て必要なブロックを接続する製造方法を行うだけでよい
ので、集積回路の開発期間を大幅に短縮することができ
る。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、不良ブロックを良好な
予備ブロックに置き換えるための救済回路を必要とせず
不良ブロックを除外することができ、回路規模の増大、
あるいは救済のために動作遅延時間が増加することはな
く、集積回路の歩留まりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である集積回路製造方法の流れ
図である。
【図2】本発明の実施例である集積回路製造方法の工程
1を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例である集積回路製造方法の工程
2を示すブロック図である。
【図4】本発明の他の実施例である集積回路製造方法の
仮配線を除去する工程を示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施例である集積回路製造方法の
工程2を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例である集積回路製造方法の仮配
線を除去する工程を示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施例である集積回路製造方法の
仮配線を除去する工程を示す断面図である。
【図8】本発明の他の実施例である集積回路製造方法の
仮配線を除去する工程を示す断面図である。
【図9】本発明の他の実施例である集積回路製造方法の
工程1を示すブロック図である。
【図10】本発明の他の実施例である集積回路製造方法
の工程2を示すブロック図である。
【図11】本発明の他の実施例である集積回路製造方法
の工程1を示すブロック図である。
【図12】本発明の他の実施例である集積回路製造方法
の工程2を示すブロック図である。
【図13】本発明の他の実施例である集積回路製造方法
の工程1を示すブロック図である。
【図14】本発明の他の実施例である集積回路製造方法
の工程2を示すブロック図である。
【図15】本発明の実施例である集積回路製造方法の流
れ図である。
【図16】本発明の実施例である集積回路製造方法のブ
ロック図である。
【符号の説明】
21,22,23,24,25,26…仮配線、31,
32,33,34…本配線、201,202,203,
204…回路ブロックA、205…予備回路ブロック
A、206…回路ブロックB、407…テスト回路、6
1,62…回路ブロック間配線、63…回路ブロック内
配線、64…層間絶縁膜、65…二酸化シリコン、66
…半導体基板、74…基板を保護する導電体材料、90
1…正規メモリ、902…予備メモリ、903…正規デ
コーダ、904…冗長デコーダ、91,92,93,9
4…アドレス線、1101…論理ゲートアレイ、11
1,112…テスト用仮配線、121…信号線、130
2,1303…テスト回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 喜夫 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特公 昭46−27896(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/82 H01L 27/04 H01L 21/822

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に形成した複数個の回路ブロ
    ックのそれぞれを、外部の試験装置または内蔵するテス
    ト回路と接続する、アルミニウムあるいはタングステン
    あるいは銅を主とする導電体材料、または単体アルミニ
    ウムよりなる第1の導電体配線を形成して、前記各回路
    ブロックの試験を行い、不良の回路ブロックと正常な回
    路ブロックとを判別する第1の工程と、 前記第1の導電体配線を除去した後に、前記正常と判別
    された回路ブロックのみを第2の導電体配線により接続
    して半導体装置を構成する第2の工程とを含むことを特
    徴とする集積回路の製造方法。
  2. 【請求項2】表面に表面保護絶縁膜を有する前記半導体
    基板中に形成された半導体素子を前記複数個の回路ブロ
    ックが有し、 前記半導体素子の配線電極の上に、前記表面保護絶縁膜
    と材料の異なる層間絶縁膜が生成され、 前記層間絶縁膜に形成された開口部を介して前記半導体
    素子の前記配線電極と前記第1の導電体配線が前記第1
    の工程により接続され、 前記第2の工程で前記第2の導電体配線が形成される前
    に前記層間絶縁膜が除去されることを特徴とする請求項
    1に記載の集積回路の製造方法。
  3. 【請求項3】前記第1の導電体配線の材料は前記半導体
    素子の前記配線電極の材料と異なることを特徴とする請
    求項2に記載の集積回路の製造方法。
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