JP3323865B2 - 現像剤補給装置 - Google Patents

現像剤補給装置

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JP3323865B2 JP2001189884A JP2001189884A JP3323865B2 JP 3323865 B2 JP3323865 B2 JP 3323865B2 JP 2001189884 A JP2001189884 A JP 2001189884A JP 2001189884 A JP2001189884 A JP 2001189884A JP 3323865 B2 JP3323865 B2 JP 3323865B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現像剤を補給するため
の現像剤補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、現像手段に現像剤を供給する現像
剤補給装置、及び該現像剤補給装置を備えた画像形成装
置について、種々提案されている。
【0003】かかる現像剤補給装置等の従来構造を、図
9〜図18に沿って説明する。
【0004】ここで、図9は現像剤補充容器を現像剤補
給装置に装着する前の概要を示した斜視図、図10は現
像剤補充容器を装着した現像剤補給装置を示す縦断面図
である。また、図11は図10のA−A線断面図、図1
2〜図16は現像剤補給作用を説明する説明図である。
図17(a) 、(b) 、(c) は同現像剤補給装置に現像剤補
充容器を固定するロック機構の作用説明図である。さら
に、図18は、現像剤が現像剤補充容器内に残留した状
態で開閉蓋を閉めるときの様子を示した図である。
【0005】図9において、1は電子写真画像形成装置
側に設置された現像剤受け入れ容器であり、静電像担持
体に現像剤を供給して現像画像を形成する現像ローラを
備えた現像器へは、この現像剤受け入れ容器1からスク
リュウ等で現像剤が搬送される。
【0006】かかる現像剤受け入れ容器1内の現像剤
は、画像形成プロセスの進行に伴って消費されるため、
現像剤を適宜補給する必要があるが、現像剤の補給は、
一般に画像形成装置本体の現像剤受け入れ容器1に現像
剤補充容器3の現像剤を移し替えることによりなされ
る。
【0007】また、この容器1には上部開口部が形成さ
れており、その上部開口部はスライド式の開閉蓋(開閉
手段)2で覆われている(図10)。そして、開閉蓋2
の上面にはスリット21が形成されている。一方、現像
剤受け入れ容器1の上部には、現像剤補充容器3の装着
時に突出部3bが挿入される凹部14と、その挿入を案
内するガイド1aが形成されている。また、図9に示す
ように、現像剤受け入れ容器1には係合部(固定手段)
101が設けられており、ロック部材7が現像剤補充容
器3の突起部33と係合することにより、現像剤補充容
器3を現像剤受け入れ容器1上の所定位置にロックする
ようになっている。なお、該係合部101の詳細な構造
は後述する。
【0008】一方、現像剤補充容器3の容器本体3a内
には、適量の補給用現像剤が収容されており、その下端
開口部はスライド式の開閉蓋(第2の開閉手段)4で覆
われている。開閉蓋4の先端部には、開閉蓋2の先端2
2に引っ掛かかる突起41が突設されており、開閉蓋2
を押し込むに伴って開閉蓋4も押し込まれるようになっ
ている。また、その開閉蓋4の内部には、スライド方向
の両端部(図10中、左右両端部)に開口を持つ厚みの
薄い空洞部42が設けられている。
【0009】また、容器本体3aのフランジ部には、シ
ート引き出し部材6が、例えば、挟み付け、クリックパ
ッチンのような手段で固定されており、シート引き出し
部材6には、下方に突出した突起部62が形成されてい
る。そして、その突起部62の下端部は、開閉蓋2のス
リット21中に位置し、開閉蓋2を引き出した場合に
は、開閉蓋2のスリット21の蓋引き出しスライド方向
終端23に係合するようになっている。また、このシー
ト引き出し部材6の取付け強度は、現像剤補充容器3を
現像剤受け入れ容器1に装着する前においては容易に外
れず、開閉蓋2を引き出した場合には、前記スライド方
向終端23によって突起部62が押圧されることにより
外れるようになっている。
【0010】さらに、前記容器本体3aの下端開口部周
縁31には、フィルム状の可撓性封止シート5が熱溶着
等によって貼着されており、その下端開口部を閉塞して
現像剤の漏れを防いでいる。なお、シート5の貼着強度
は、引き剥しが可能で、且つ現像剤の漏れを防ぐに十分
な強度である。
【0011】また、開閉蓋2のスライド方向における、
このシート5の全長は、下端開口部周縁に貼着された部
分の該方向の一辺の長さの2倍以上に設定されており、
該シート5の、容器本体3aの下端開口部に貼着されて
いない残りの部分は、図10に示すように、折り返され
て、開閉蓋4の空洞部42を通るように配設されてい
る。
【0012】さらに、シート5の端部は、シート引き出
し部材6の位置61に、容易に剥れないような強度で貼
着されており、該シート5が容器本体3aの外部に出な
いように、余剰部分が開閉蓋4とシート引き出し部材6
との間に折りたたまった状態で収納されている。なお、
該余剰部分の長さは、シート引き出し部材6が容器本体
3aからはずされたときに、作業者がこれをつかんで引
っ張ることができる程度に設定されている。
【0013】ところで、現像剤受け入れ容器1の上部開
口部における開口長さKは、現像剤補充容器3の下端
開口部における開口長さKより大きく設定されており
(図10)、また、現像剤受け入れ容器1の開口幅W
は現像剤補充容器3の開口幅Wより大きくなるように
設定されている(図11)。すなわち、現像剤受け入れ
容器1側の上部開口部の開口面積が、現像剤補充容器3
側の下端開口部の開口面積よりもできるだけ大きくする
ように構成し、現像剤の受け渡し時に開閉蓋4,2用の
ガイドレール(摺動面32等)が現像剤の飛沫によって
汚染されるのを防止している。また、前記シート5が貼
着される、容器本体3aの下端開口部周縁31は、段差
を有しており(図11)、開閉蓋4が摺動面32に沿っ
て摺動する際に、シート5との接触により摺動抵抗が生
じないようになっている。
【0014】次に、現像剤補給時の手順を説明する。
【0015】現像剤受け入れ容器1への現像剤の補給に
際しては、まず図12に示すように現像剤補充容器3を
現像剤受け入れ容器1の所定の位置に装着する。すなわ
ち、現像剤補充容器3の突出部3bを現像剤受け入れ容
器1の凹部14に挿入しつつ、現像剤補充容器3を現像
剤受け入れ容器1上に載せる。この状態では、現像剤補
充容器3の突出部3bはガイド1aに規制されて上方へ
の移動が阻止される。
【0016】一方、現像剤受け入れ容器1の係合部10
1には、図17(a) に示すように、ロック部材7が設け
られている。かかるロック部材7は、回転中心軸74を
中心にして、ロック部材72と共に回転するように構成
されており、現像剤受け入れ容器1に取りつけられた弾
性部材(板バネ等)9がロック部材72に当接されるこ
とに基づき、反時計回りに付勢されている。なお、ロッ
ク部材7は爪部73を有しており、現像剤補充容器3の
突起部33に係合して現像剤補充容器3をロックするよ
うに構成されている。
【0017】また、ロック部材72は爪部71を有して
おり、該爪部71は、現像剤補充容器3が現像剤受け入
れ容器1に装着されない状態では、開閉蓋2に穿設され
た係止孔24と係合し、開閉蓋2のスライド開閉を禁じ
せしめている(図17(a) )。
【0018】この状態で現像剤補充容器3を降ろしてい
くと、ロック部材7は、現像剤補充容器3の突起部33
によって押され、弾性部材9の付勢力に抗して時計回り
に回転する。そして、現像剤補充容器3を現像剤受け入
れ容器1上に載置した状態では、図17(b) に示すよう
に、ロック部材7の爪部73が突起部33に係合し、現
像剤補充容器3は取りはずしが不可能なようにロックさ
れる。一方、ロック部材7と共に爪部71も回転して、
係止孔24との係合は解かれ、開閉蓋2はスライド開閉
可能となる。
【0019】そして、開閉蓋2を図12に示す矢印方向
に引き出すと、開閉蓋2が現像剤受け入れ容器1の上部
開口部を全開する少し前に、該開閉蓋2の上部に設けら
れたスリット21の終端23がシート引き出し部材6の
突起部62に係合してシート引き出し部材6は開閉蓋2
の開方向への移動により容器本体3aより離脱され始
め、開閉蓋2の全開時には、図13に示すように、シー
ト引き出し部材6は容器本体3aから外れて、作業者が
これをつかんで引くことが可能な位置にまで引き出され
る。
【0020】次に、作業者がシート引き出し部材6を持
って該シート5を図13の矢印方向に引くと、該シート
5の容器本体3aの下端開口部に貼着された部分がこれ
の折り返し側から順次剥され、図14に示すようにシー
ト5の折り返し位置がこれの引き出し方向に移動すると
ともに、シート5の折り返し部が開閉蓋4を押して開き
方向に移動する。すると、現像剤補充容器3の下端開口
部が次第に開けられ、容器本体3a内に収容されていた
現像剤が現像剤受け入れ容器1に落下補給される。
【0021】そして、図15に示すように、現像剤補充
容器3の下端開口部が全開して全ての現像剤が現像剤受
け入れ容器1内に落下し切った状態、すなわち、シート
5が全て引き出された状態においても、シート5の現像
剤が付着している面5aは開閉蓋4の空洞部42内に収
納されているため、作業者がシート5に付着している現
像剤に触れることがなく、したがって、作業者の手や衣
服及び周囲が現像剤によって汚染されることがない。そ
の為、シート5に付着した現像剤を掻き落とすためのク
リーニングパットが不要となり、現像剤補給装置の小型
化、コストダウンも図ることができる。また、開閉蓋2
はシート5を容器本体3aから剥し始める際には、予め
全開状態にあるため、現像剤補充容器3より落下する現
像剤が開閉蓋2の先端上面を汚染することもない。
【0022】以上のようにして現像剤を補給した後、開
閉蓋2を図15の矢印方向に押し閉めると、開閉蓋2の
先端22が開閉蓋4の突起41に係合して、開閉蓋4は
押し閉められ、開閉蓋4は、容器本体3a外に引き出さ
れたシート5及びシート引き出し部材6を引き込みなが
ら閉じる。この時、現像剤補充容器3内の現像剤が偏っ
ていたりして、現像剤補充容器3内で現像剤が山になっ
ていても、現像剤の山をならして開閉蓋2,4は閉じら
れる。かかる場合、開閉蓋2の先端部は開閉蓋4の突起
41と係合しており、突起41により開閉蓋2と開閉蓋
4との隙間は閉塞されているため、現像剤がその隙間に
入り込むことはない。そして、現像剤受け入れ容器1の
上部開口部が開閉蓋2によって閉じられ、現像剤補充容
器3の下端開口部が開閉蓋4によって完全に閉じられる
と、シート5及びシート引き出し部材6は、図16に示
すように、シート引き出し部材6が容器本体3aから若
干出た状態で収納される。
【0023】この状態から図17(c) に示すように、開
閉蓋2を矢印方向に更に押し込むと、開閉蓋2のカム面
25がロック部材7の爪部71を押し、ロック部材7は
弾性部材9に抗して時計回り(図中の矢印方向)に回動
し、爪部73と現像剤補充容器3の突起部33との係合
が解かれる。したがって、突出部3bを凹部14から抜
き出すことにより、現像剤補充容器3を現像剤受け入れ
容器1から取りはずすことができる。
【0024】次いで作業者が開閉蓋2の押し込み操作を
止めると、開閉蓋2は、弾性部材9によって弾性的に反
時計方向に付勢されているロック部材7の爪部71が前
記カム面25を押すことにより、開閉蓋2は再び蓋開放
方向にスライドを開始し、その直後に上記爪部71が開
閉蓋2の係止孔24に弾性部材9の付勢力によって嵌ま
り込み、開閉蓋2の上記移動が停止するとともに、解放
禁止状態にロックされる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
よると、このような密閉した系で現像剤の受け渡しを行
う現像剤補給装置では、現像剤の残量を直接確認できな
い構成になっている。そのため、現像剤受け入れ容器1
内に現像剤が十分に残っているにもかかわらず現像剤を
不必要に補充してしまう場合があった。
【0026】このような場合、例えば、図18に示すよ
うに、開閉蓋4の突起41によって現像剤の山をかき分
け、すなわち、過量の現像剤を現像剤補充容器3に押し
戻しながら、開閉蓋2及び開閉蓋4を閉じることになっ
ている。
【0027】しかし、開閉蓋2を閉じ進めていくと、現
像剤は超微粒体で凝集し易いため押し固められて、図1
8のT部分に詰まった状態となり、現像剤補充容器3の
開閉蓋4が閉じないうちに外れてしまったり、または、
現像剤補充容器3が外れなくなるという事態になる。
【0028】これを回避するため、図19に示すよう
に、現像剤受け入れ容器1からあふれた現像剤を収容す
るためのバッファ(緩衝空間)200を設けたものや、
実開平2−132260号公報に記載されているように
あふれる現像剤を収容する現像剤受けを設けたものが提
案されている。
【0029】一方、図20に示す攪拌部材(第2の攪拌
手段)45は、現像剤受け入れ容器1内の現像剤を攪拌
する部材であり、駆動手段(不図示)により回転駆動さ
れる。
【0030】しかし、前述したように現像剤受け入れ容
器1内にバッファ200を設けた場合には、バッファ2
00と攪拌部材45との干渉を防止すべく、攪拌支持部
材46にて攪拌部材45を折り曲げておく必要がある。
なお、図中44は、現像剤を画像形成装置内の現像手段
に給送するためのスクリュウである。
【0031】したがって、バッファ200下方の現像剤
は攪拌されず、バッファ200内に収容された現像剤の
排出の障害となる。そのため、バッファ200をあふれ
た現像剤が開閉蓋2を閉じる時の障害となり、現像剤補
充容器3の開閉蓋4が閉じないうちに外れてしまった
り、または、現像剤補充容器3が外れなくなるという問
題があった。
【0032】そこで、本発明は、これらの問題を解決し
た現像剤補給装置を提供することを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、上部開口部を有すると共に現
像剤補充容器から現像剤の補給を受ける現像剤受け入れ
容器と、前記上部開口部を覆うスライド式の開閉手段
と、を備え、前記開閉手段を開いた状態で前記現像剤補
充容器から現像剤の補給を受け、補給終了後は前記開閉
手段を閉じる現像剤補給装置において、前記開閉手段を
閉じるに際して障害となる余剰現像剤を収容する第1の
開口部、該余剰現像剤を前記現像剤受け入れ容器内に排
出するための第2の開口部、を有する緩衝空間を、前記
開閉手段の閉じ方向先端部近傍に設け、前記第2の開口
部の近傍に、現像剤を攪拌する攪拌手段を設けた、こと
を特徴とする。
【0034】この場合、前記現像剤受け入れ容器内の現
像剤を攪拌する第2の攪拌手段を設け、該第2の攪拌手
段に前記攪拌手段が取り付けられている、ようにしても
よい。
【0035】
【実施例】まず、本発明の参考例について、図1〜図5
に沿って説明する。
【0036】ここで、図1(a) は現像剤補充容器3が装
着されていないときのバッファ200の状態を、図1
(b) は現像剤補充容器3が装着されたときの状態を、そ
れぞれ示している。また、図2〜図4は、図18と同
様、現像剤補充容器3内に現像剤が残留している状態で
開閉蓋2を閉じるときの様子を、図5は、蓋500の開
閉機構を、それぞれ示している。
【0037】本参考例においては、開閉蓋(開閉手段)
2の閉じ方向先端の近傍部には、現像剤を一時的に収容
するバッファ(緩衝空間)200が設けられており、該
バッファ200の上部開口部(第1の開口部)201
は、現像剤受け入れ容器1の上部開口部と同一高さとな
っている。また、該バッファ200の上方の開閉蓋2が
摺動する高さには、蓋300が配設されており、蓋30
0は、弾性部材400にて上部開口部201を閉じる方
向に付勢されている。
【0038】また、現像剤補充容器3が装着された状態
では(図1(b) )、現像剤補充容器3の突出部3bは、
現像剤受け入れ容器1のガイド1aと蓋300との間に
挿入され、ガイド1aにより上方への移動が規制される
ようになっている。このとき、突出部3bは、該蓋30
0の動きを妨害しない程度の強さで蓋300と接してい
る。
【0039】一方、バッファ200の下端には下端開口
部(第2の開口部)202が設けられており、下端開口
部202には、回転中心軸501を中心にして回転自在
に支持された蓋(第3の開閉手段)500が配設されて
いる。また、回転中心軸501には、蓋500を閉じ方
向に付勢するねじりコイルバネ(付勢手段)502が巻
つけられている。
【0040】図5は、蓋500の開閉機構としてのねじ
りコイルバネ502の取付け状態を示す概略図であり、
図5(a) は図1(a) の断面垂直方向から見た図、図5
(b) は断面方向から見た図である。なお、図中の503
a,bはコイルバネ回り止め軸、504a,bはバネス
トッパである。コイルバネ回り止め軸503a,bにね
じりコイルバネ502a,bの先端部を掛けることによ
って所定の付勢圧が矢印(図5(b) )の方向にかかって
蓋500が閉状態に保たれている。
【0041】次いで、図2〜図4に沿って、開閉蓋2を
閉じる場合の作用について説明する。
【0042】現像剤が現像剤補充容器3内に残った状態
で開閉蓋2を閉じると、図2に示すように、開閉蓋4の
突起41は開閉蓋2の先端22と係合し、突起41によ
って現像剤が押し分けられることとなる。このとき、バ
ッファ200の上部開口部201は、弾性部材400に
より閉方向に付勢された蓋300により閉じられてお
り、また、バッファ200の下端開口部202は蓋50
0によって閉じられている。すなわち、バッファ200
は、現像剤補充容器3及び現像剤受け入れ容器1に対す
る閉空間となっている。
【0043】そして、図3に示すように、開閉蓋4によ
って現像剤補充容器3の下端開口部が閉じられる頃、す
なわち、T部において行き場がなくなった現像剤(余剰
現像剤)が突起41によって押し固められて該現像剤が
開閉蓋2の障害となる頃には、開閉蓋2の先端の一部2
6が、蓋300を弾性部材400の付勢力に抗して押し
開き始める。
【0044】したがって、開閉蓋2(突起41)により
押された現像剤は、図4に示すように、上部開口部20
1を通ってバッファ200内に入り、開閉蓋2は、行き
場がなくなった現像剤による抵抗を受けることなく、開
閉蓋4と共に閉じられる。
【0045】一方、バッファ200内に入った現像剤
は、バッファ200の蓋500の上に落下し、それに伴
って、蓋500には、該現像剤の重量に応じた圧力Qが
該蓋500を開くように作用する。このとき、かかる蓋
500には、閉じ方向にバネ502の付勢圧P(付勢圧
Pは、バッファ200内に現像剤がない状態で蓋500
を閉状態に維持できるような圧力に設定されている。)
が作用しており、さらに、現像剤受け入れ容器1内に正
常に補給された現像剤が蓋500の下方から圧力T(現
像剤受け入れ容器1内の現像剤による圧力)を作用させ
ている。
【0046】したがって、蓋500を開くように作用す
る圧力Qと、蓋500を閉じるように作用する圧力(P
+T)との大小関係により、蓋500の開閉動作が行わ
れる。
【0047】すなわち、バッファ200内に現像剤があ
る状態でも現像剤受け入れ容器1内部に十分な量の現像
剤が存在する時は、圧力Tが大きい(T+P>Q)がた
め蓋500は閉状態のままである。しかし、現像剤受け
入れ容器1内の現像剤が少なくなり蓋500を下方から
押圧する現像剤が少なくなって圧力Tが減少すると、蓋
500を開くように作用する圧力Qが、閉じるように作
用する圧力(P+T)よりも大きくなり(T+P<
Q)、図4に示すように、蓋500が開状態となり、バ
ッファ200から現像剤受け入れ容器1内部に現像剤が
入るようになっている。
【0048】そして、バッファ200内に現像剤がない
状態では圧力Qは作用せず、蓋500は、バネ502の
付勢力によって閉状態に維持される。すなわち、バッフ
ァ200は、蓋500によって現像剤受け入れ容器1と
の連通を断たれる。
【0049】これにより、現像剤が現像剤受け入れ容器
1内に多くの現像剤が残っているにもかかわらず現像剤
を補給した場合においても、補給後に開閉蓋2を閉じる
際の抵抗となる現像剤はバッファ200内に収容される
ため、開閉蓋2を完全に閉じることができる。したがっ
て、現像剤が詰まった状態となって開閉蓋2等が外れて
しまったり、または、現像剤補充容器3が外れなくなる
という事態も起こらない。このため、現像剤の残量が十
分なときには補給を行わないようにするため、ピエゾ式
のセンサなどを取りつける必要もなく、装置の構造が簡
単となり、安価になる。
【0050】また、現像剤を補給する際には、バッファ
200は蓋500により閉塞されているため、現像剤受
け入れ容器1内に正常に補給された現像剤がバッファ2
00を通って逆流して外部に漏れ出てしまうことがな
い。したがって、現像剤補充容器3周辺の機器や作業者
の衣服を汚してしまうことを防止できる。
【0051】なお、本参考例では、ねじりコイルバネ5
02は左右1ケづつ使用しているが、もちろんこれに限
る必要はなく、所定の付勢圧が得られれば、片側のみに
設けても良い。
【0052】また、蓋500は、バッファ200と現像
剤受け入れ容器1との間の下端開口部202に設けられ
ているが、上部開口部201、中間部に設けても同様の
効果が得られる。
【0053】さらには、本参考例では、現像剤補充容器
3のシート5の貼着領域の大きさ、現像剤補給装置の大
きさの制限等により、現像剤補充容器3が、現像剤受け
入れ容器1に装着される時点では、前記蓋300は、開
閉蓋2によって押し開けられた状態となっているが、閉
じた状態に構成することも可能である。
【0054】以下、本発明の第1実施例について、図6
及び図7に沿って説明する。なお、図6は、本実施例に
かかる現像剤受け入れ容器1の全体構造を示す斜視図で
あり、図7(a) (b) は従来のバッファ200の構造を、
図7(c) は本実施例にかかるバッファ200の構造をそ
れぞれ示している。
【0055】本実施例においても、上述した参考例と同
様、開閉蓋(開閉手段)2の閉じ方向先端の近傍部に
は、現像剤を一時的に収容するバッファ(緩衝空間)2
00が設けられており、該バッファ200の上部開口部
(第1の開口部)201は、現像剤受け入れ容器1の上
部開口部と同一高さとなっている。また、該バッファ2
00の上方の開閉蓋2が摺動する高さには、蓋300が
配設されており、蓋300は、弾性部材400にて上部
開口部201を閉じる方向に付勢されている。
【0056】本実施例では、現像剤補充容器3のシート
5の貼着領域の大きさ、現像剤補給装置の大きさの制限
等により、現像剤補充容器3が、現像剤受け入れ容器1
に装着される時点では、前記蓋300は、開閉蓋2によ
って押し開けられた状態となっているが、閉じた状態に
構成することも可能である。
【0057】また、現像剤補充容器3が装着された状態
では(図1(b) )、現像剤補充容器3の突出部3bは、
現像剤受け入れ容器1のガイド1aと蓋300との間に
挿入され、ガイド1aにより上方への移動が規制される
ようになっている。このとき、突出部3bは、該蓋30
0の動きを妨害しない程度の強さで蓋300と接してい
る。
【0058】現像剤が現像剤補充容器3内に残った状態
で開閉蓋2を閉じると、図2に示すように、開閉蓋4の
突起41は開閉蓋2の先端22と係合し、突起41によ
って現像剤が押し分けられることとなる。このとき、バ
ッファ200の上部開口部201は、弾性部材400に
より閉方向に付勢された蓋300により閉じられてお
り、また、バッファ200の下端開口部202は蓋50
0によって閉じられている。すなわち、バッファ200
は、現像剤補充容器3及び現像剤受け入れ容器1に対す
る閉空間となっている。
【0059】そして、図3に示すように、開閉蓋4によ
って現像剤補充容器3の下端開口部が閉じられる頃、す
なわち、T部において行き場がなくなった現像剤(余剰
現像剤)が突起41によって押し固められて該現像剤が
開閉蓋2の障害となる頃には、開閉蓋2の先端の一部2
6が、蓋300を弾性部材400の付勢力に抗して押し
開き始める。
【0060】したがって、開閉蓋2(突起41)により
押された現像剤は、図4に示すように、上部開口部20
1を通ってバッファ200内に入り、開閉蓋2は、行き
場がなくなった現像剤による抵抗を受けることなく、開
閉蓋4と共に閉じられる。
【0061】本実施例においては、攪拌支持部材46の
バッファ200下方に当たる部分に、攪拌部材(攪拌手
段)47を設けた(図6、図7)。この攪拌部材47
は、攪拌支持部材46に対して略垂直方向に延設されて
いる。
【0062】これにより、バッファ200下方の現像剤
は攪拌され移動するので、バッファ200内の現像剤が
排出されるに際しての障害とならない。したがって、現
像剤補給時にはバッファ200内には現像剤が残留して
おらず、余剰現像剤を収納することができる。
【0063】なお、攪拌部材47の先端部形状は、板状
のものでも良いし、棒状のものでもよい。
【0064】次いで、第2実施例について、図8に沿っ
て説明する。
【0065】図8は、図6のB部拡大図であり、48は
攪拌部材49の取りつけられている軸であり、46は攪
拌支持部材である。攪拌支持部材46及び軸48の端部
46a、48aはギアになっており、攪拌支持部材46
の回転が端部を通じて軸に伝導されるようになってい
る。攪拌部材45が回転することによって、軸48が回
転し、それによってバッファ200下方の現像剤が攪拌
され、移動するようになっている。
【0066】これにより、余剰現像剤を再度バッファ2
00内に収容することが可能となる。
【0067】なお、軸48を回転する駆動源には、スク
リュウ44の駆動源を共用しても良いが、別の駆動源を
用いても良い。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
攪拌手段により、緩衝空間の第2の開口部近傍の現像剤
は攪拌され移動するので、緩衝空間内の現像剤が排出さ
れるに際しての障害とならない。したがって、現像剤補
給時には緩衝空間内には現像剤が残留しておらず、新た
な余剰現像剤を収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は現像剤補充容器が装着されていないとき
のバッファ200の状態を示す図、(b) は現像剤補充容
器が装着されているときの状態を示す図。
【図2】現像剤補充容器内に現像剤が残留した状態で開
閉蓋2を閉じるときの様子を説明するための説明図。
【図3】現像剤補充容器内に現像剤が残留した状態で開
閉蓋2を閉じるときの様子を説明するための説明図。
【図4】現像剤補充容器内に現像剤が残留した状態で開
閉蓋2を閉じるときの様子を説明するための説明図。
【図5】蓋500の開閉機構を説明する説明図。
【図6】本発明の第1実施例にかかる攪拌部材を示す
図。
【図7】本発明の第1実施例にかかる攪拌部材を示す断
面図。
【図8】本発明の第2実施例にかかる攪拌部材を示す
図。
【図9】現像剤補充容器を現像剤受け入れ容器に装着す
る前の概要を示した斜視図。
【図10】現像剤補充容器を装着した現像剤受け入れ容
器の縦断面図。
【図11】図10のA−A線断面図。
【図12】現像剤補給手順を示す説明図。
【図13】現像剤補給手順を示す説明図。
【図14】現像剤補給手順を示す説明図。
【図15】現像剤補給手順を示す説明図。
【図16】現像剤補給手順を示す説明図。
【図17】現像剤補充容器のロック機構の作用説明図。
【図18】現像剤が現像剤補充容器内に残留している場
合に開閉蓋を閉じる様子を示す説明図。
【図19】バッファ200の詳細構造説明図。
【図20】従来の問題点を説明するための図。
【符号の説明】
1 現像剤受け入れ容器 2 開閉手段(開閉蓋) 3 現像剤補充容器 4 第2の開閉手段(開閉蓋) 5 シート 6 シート引き出し部材 200 緩衝空間(バッファ) 201 第1の開口部(上部開口部) 202 第2の開口部(下端開口部) 500 第3の開閉手段(蓋) 502 付勢手段(ねじりコイルバネ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日浦 博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−11608(JP,A) 実開 昭64−13065(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部開口部を有すると共に現像剤補充容
    器から現像剤の補給を受ける現像剤受け入れ容器と、前
    記上部開口部を覆うスライド式の開閉手段と、を備え、
    前記開閉手段を開いた状態で前記現像剤補充容器から現
    像剤の補給を受け、補給終了後は前記開閉手段を閉じる
    現像剤補給装置において、 前記開閉手段を閉じるに際して障害となる余剰現像剤を
    収容する第1の開口部、該余剰現像剤を前記現像剤受け
    入れ容器内に排出するための第2の開口部、を有する緩
    衝空間を、前記開閉手段の閉じ方向先端部近傍に設け、 前記第2の開口部の近傍に、現像剤を攪拌する攪拌手段
    を設けた、 ことを特徴とする現像剤補給装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤受け入れ容器内の現像剤を攪
    拌する第2の攪拌手段を設け、該第2の攪拌手段に前記
    攪拌手段が取り付けられている、 ことを特徴とする請求項1記載の現像剤補給装置。
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