JP3323700B2 - 内燃機関の排気還流装置における診断装置 - Google Patents
内燃機関の排気還流装置における診断装置Info
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- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
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- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
- F02M26/52—Systems for actuating EGR valves
- F02M26/55—Systems for actuating EGR valves using vacuum actuators
- F02M26/56—Systems for actuating EGR valves using vacuum actuators having pressure modulation valves
- F02M26/57—Systems for actuating EGR valves using vacuum actuators having pressure modulation valves using electronic means, e.g. electromagnetic valves
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機関排気の一部を吸
気系に還流させる内燃機関の排気還流装置における診断
装置に関する。
気系に還流させる内燃機関の排気還流装置における診断
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車用内燃機関において、
機関排気中のNOxを低減するための装置として、機関
排気の一部を吸気マニホールドへ還流させることによ
り、最高燃焼温度を下げて、NOxの生成を減少させる
排気還流装置(EGR)が知られている。
機関排気中のNOxを低減するための装置として、機関
排気の一部を吸気マニホールドへ還流させることによ
り、最高燃焼温度を下げて、NOxの生成を減少させる
排気還流装置(EGR)が知られている。
【0003】ここで、前記排気還流装置の故障によって
所期の排気還流が行えなくなると、NOx排出量を増大
させることになってしまうため、所期の排気還流が行わ
れているか否かを診断し得る装置の提供が望まれる。そ
こで、本出願人は、排気還流のON・OFFによって機
関の出力トルクが変化する特性に着目し、排気還流を強
制的にON・OFF制御させたときの燃焼圧の変化に基
づいて排気還流装置における故障の有無を診断する診断
装置を先に提案した(特願平5−78177号参照)。
所期の排気還流が行えなくなると、NOx排出量を増大
させることになってしまうため、所期の排気還流が行わ
れているか否かを診断し得る装置の提供が望まれる。そ
こで、本出願人は、排気還流のON・OFFによって機
関の出力トルクが変化する特性に着目し、排気還流を強
制的にON・OFF制御させたときの燃焼圧の変化に基
づいて排気還流装置における故障の有無を診断する診断
装置を先に提案した(特願平5−78177号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、燃焼圧
が排気還流の有無に応じて変化することに基づいて診断
する従来の構成では、燃焼圧が燃焼ばらつきによって排
気還流とは無関係にばらつくため、排気還流の有無によ
る燃焼圧の違いを高精度に判別することができず、高い
診断精度を安定的に維持させることが困難であった。
が排気還流の有無に応じて変化することに基づいて診断
する従来の構成では、燃焼圧が燃焼ばらつきによって排
気還流とは無関係にばらつくため、排気還流の有無によ
る燃焼圧の違いを高精度に判別することができず、高い
診断精度を安定的に維持させることが困難であった。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、燃焼ばらつきの影響を受けずに高い精度で排気還
流装置の故障を診断できる診断装置を提供することを目
的とする。
あり、燃焼ばらつきの影響を受けずに高い精度で排気還
流装置の故障を診断できる診断装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
発明は、以下に示すように構成される。排気還流装置
は、機関排気の一部を排気還流制御弁が介装された排気
還流通路を介して機関の吸気系に還流させる装置であ
る。また、筒内圧検出手段は、機関の筒内圧を検出す
る。
発明は、以下に示すように構成される。排気還流装置
は、機関排気の一部を排気還流制御弁が介装された排気
還流通路を介して機関の吸気系に還流させる装置であ
る。また、筒内圧検出手段は、機関の筒内圧を検出す
る。
【0007】
【0008】強制開閉手段は、前記排気還流制御弁を強
制的に開閉制御する。また、サンプリング手段は、強制
開閉手段で前記排気還流制御弁を開制御しているとき及
び閉制御しているときそれぞれにおいて前記筒内圧検出
手段で検出される圧縮行程中燃焼前の筒内圧をサンプリ
ングする。
制的に開閉制御する。また、サンプリング手段は、強制
開閉手段で前記排気還流制御弁を開制御しているとき及
び閉制御しているときそれぞれにおいて前記筒内圧検出
手段で検出される圧縮行程中燃焼前の筒内圧をサンプリ
ングする。
【0009】ここで、偏差算出手段は、サンプリング手
段でサンプリングされた前記排気還流制御弁の開制御状
態,閉制御状態にそれぞれ対応する圧縮行程中燃焼前の
筒内圧の偏差を算出する。そして、診断手段は、偏差算
出手段で算出された偏差の平均値と所定値とを比較し
て、前記排気還流装置における異常の有無を判定する。
更に、不感帯設定手段は、前記診断手段において異常・
正常の診断を保留させる不感帯を、前記偏差の平均値を
求めるときの前記偏差のデータ数に応じて範囲が変化す
るように設定する。
段でサンプリングされた前記排気還流制御弁の開制御状
態,閉制御状態にそれぞれ対応する圧縮行程中燃焼前の
筒内圧の偏差を算出する。そして、診断手段は、偏差算
出手段で算出された偏差の平均値と所定値とを比較し
て、前記排気還流装置における異常の有無を判定する。
更に、不感帯設定手段は、前記診断手段において異常・
正常の診断を保留させる不感帯を、前記偏差の平均値を
求めるときの前記偏差のデータ数に応じて範囲が変化す
るように設定する。
【0010】かかる構成によると、強制的に排気還流制
御弁を開閉し、圧縮行程中燃焼前の筒内圧を、前記強制
的な開制御状態と閉制御状態とでそれぞれにサンプリン
グさせる。ここで、排気還流の有無によって所定以上の
偏差が前記筒内圧に生じるはずであるから、排気還流の
有無に見合うだけの偏差が実際に発生したか否かに基づ
いて、排気還流が制御弁の制御に対応して変化している
か否かを診断する。このように、筒内圧の偏差に基づい
て診断する構成とすることで、筒内圧検出値のシフトの
影響を排除して、診断を行える。更に、前記偏差に基づ
く診断において前記偏差の平均値を用いるが、前記偏差
の平均値を求めるときの偏差のデータ数が多いときほ
ど、平均値の信頼性が高まるので、前記データ数に応じ
て診断の不感帯を変化させ、信頼性の低いときに誤判定
がなされることを回避しつつ、データ数が集まって信頼
性が高まったときに高精度な判定が行えるようにした。
御弁を開閉し、圧縮行程中燃焼前の筒内圧を、前記強制
的な開制御状態と閉制御状態とでそれぞれにサンプリン
グさせる。ここで、排気還流の有無によって所定以上の
偏差が前記筒内圧に生じるはずであるから、排気還流の
有無に見合うだけの偏差が実際に発生したか否かに基づ
いて、排気還流が制御弁の制御に対応して変化している
か否かを診断する。このように、筒内圧の偏差に基づい
て診断する構成とすることで、筒内圧検出値のシフトの
影響を排除して、診断を行える。更に、前記偏差に基づ
く診断において前記偏差の平均値を用いるが、前記偏差
の平均値を求めるときの偏差のデータ数が多いときほ
ど、平均値の信頼性が高まるので、前記データ数に応じ
て診断の不感帯を変化させ、信頼性の低いときに誤判定
がなされることを回避しつつ、データ数が集まって信頼
性が高まったときに高精度な判定が行えるようにした。
【0011】請求項3記載の発明では、運転条件に応じ
て前記偏差の予測値を設定する偏差予測手段を備え、前
記診断手段が、前記偏差算出手段で算出された偏差の平
均値と前記偏差予測手段で設定された予測値とを比較し
て、前記排気還流装置における異常の有無を判定する構
成とした。かかる構成によると、前記排気還流の有無に
よって発生する筒内圧変化は、そのときの運転条件によ
って異なるので、正常であるときに発生するであろう筒
内圧変化を運転条件に基づいて予測し、実際の求められ
た筒内圧偏差が正常値であるか否かを高精度に判別す
る。
て前記偏差の予測値を設定する偏差予測手段を備え、前
記診断手段が、前記偏差算出手段で算出された偏差の平
均値と前記偏差予測手段で設定された予測値とを比較し
て、前記排気還流装置における異常の有無を判定する構
成とした。かかる構成によると、前記排気還流の有無に
よって発生する筒内圧変化は、そのときの運転条件によ
って異なるので、正常であるときに発生するであろう筒
内圧変化を運転条件に基づいて予測し、実際の求められ
た筒内圧偏差が正常値であるか否かを高精度に判別す
る。
【0012】請求項4記載の発明では、前記偏差予測手
段が、排気還流率と前記圧縮行程中燃焼前の筒内圧とに
基づいて、前記偏差の予測値を設定する構成とした。か
かる構成によると、排気還流率が大きければ筒内圧変化
がより大きくなり、また、同じ排気還流率であっても、
前記筒内圧(機関負荷)が小さいときほど筒内圧変化が
大きくなるので、前記排気還流率と前記圧縮行程中燃焼
前の筒内圧とに基づいて、実際に発生する筒内圧変化を
精度良く推定する。
段が、排気還流率と前記圧縮行程中燃焼前の筒内圧とに
基づいて、前記偏差の予測値を設定する構成とした。か
かる構成によると、排気還流率が大きければ筒内圧変化
がより大きくなり、また、同じ排気還流率であっても、
前記筒内圧(機関負荷)が小さいときほど筒内圧変化が
大きくなるので、前記排気還流率と前記圧縮行程中燃焼
前の筒内圧とに基づいて、実際に発生する筒内圧変化を
精度良く推定する。
【0013】請求項5記載の発明では、前記診断手段
が、前記偏差算出手段で算出された偏差の平均値を前記
偏差予測手段で設定された予測値で除算した値と所定値
とを比較して、前記排気還流装置における異常の有無を
判定する構成とした。かかる構成によると、実際の筒内
圧偏差を予測値で除算した値と所定値とを比較する構成
とすることで、偏差を標準化でき、運転条件(排気還流
率や機関負荷)に因らずに一定の所定値と比較させるこ
とで、診断を行わせることができる。
が、前記偏差算出手段で算出された偏差の平均値を前記
偏差予測手段で設定された予測値で除算した値と所定値
とを比較して、前記排気還流装置における異常の有無を
判定する構成とした。かかる構成によると、実際の筒内
圧偏差を予測値で除算した値と所定値とを比較する構成
とすることで、偏差を標準化でき、運転条件(排気還流
率や機関負荷)に因らずに一定の所定値と比較させるこ
とで、診断を行わせることができる。
【0014】
【0015】
【0016】請求項6記載の発明では、前記サンプリン
グ手段が、前記圧縮行程中燃焼前の筒内圧として、圧縮
行程中燃焼前の所定クランク角範囲内における筒内圧の
平均値をサンプリングする構成とした。かかる構成によ
ると、前記圧縮行程中燃焼前の筒内圧として、圧縮行程
中燃焼前の所定クランク角範囲内における筒内圧の平均
値をサンプリングする構成とし、ノイズ影響等を抑制し
て筒内圧をサンプリングできるようにした。
グ手段が、前記圧縮行程中燃焼前の筒内圧として、圧縮
行程中燃焼前の所定クランク角範囲内における筒内圧の
平均値をサンプリングする構成とした。かかる構成によ
ると、前記圧縮行程中燃焼前の筒内圧として、圧縮行程
中燃焼前の所定クランク角範囲内における筒内圧の平均
値をサンプリングする構成とし、ノイズ影響等を抑制し
て筒内圧をサンプリングできるようにした。
【0017】請求項7記載の発明では、前記サンプリン
グ手段が、前記圧縮行程中燃焼前の筒内圧として、圧縮
行程中燃焼前の所定クランク角範囲内における筒内圧の
積算値をサンプリングする構成とした。かかる構成によ
ると、前記圧縮行程中燃焼前の筒内圧として、圧縮行程
中燃焼前の所定クランク角範囲内における筒内圧の積算
値をサンプリングする構成とし、ノイズ影響等を抑制し
て筒内圧をサンプリングできるようにした。
グ手段が、前記圧縮行程中燃焼前の筒内圧として、圧縮
行程中燃焼前の所定クランク角範囲内における筒内圧の
積算値をサンプリングする構成とした。かかる構成によ
ると、前記圧縮行程中燃焼前の筒内圧として、圧縮行程
中燃焼前の所定クランク角範囲内における筒内圧の積算
値をサンプリングする構成とし、ノイズ影響等を抑制し
て筒内圧をサンプリングできるようにした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。一実施形態のシステム構成を示す図1において、
機関1の排気マニホールド2と吸気マニホールド3とを
連通させる排気還流通路4が設けられており、この排気
還流通路4は、EGRコントロールバルブ5(排気還流
制御弁)によって開閉されるようになっている。
する。一実施形態のシステム構成を示す図1において、
機関1の排気マニホールド2と吸気マニホールド3とを
連通させる排気還流通路4が設けられており、この排気
還流通路4は、EGRコントロールバルブ5(排気還流
制御弁)によって開閉されるようになっている。
【0019】前記EGRコントロールバルブ5は、コイ
ルスプリングによる閉弁方向の付勢力に抗して機関の吸
入負圧を作用させることで開弁されるダイヤフラム式の
バルブであり、その圧力室とスロットル弁6下流側の吸
気マニホールド3とを連通させる負圧導入通路7が設け
られており、該負圧導入通路7を介して前記圧力室に機
関1の吸入負圧を導くことで開弁される。
ルスプリングによる閉弁方向の付勢力に抗して機関の吸
入負圧を作用させることで開弁されるダイヤフラム式の
バルブであり、その圧力室とスロットル弁6下流側の吸
気マニホールド3とを連通させる負圧導入通路7が設け
られており、該負圧導入通路7を介して前記圧力室に機
関1の吸入負圧を導くことで開弁される。
【0020】前記負圧導入通路7には、コントロールユ
ニット8によってオン・オフ制御されるEGRコントロ
ールソレノイド9が介装されており、該EGRコントロ
ールソレノイド9の開閉制御を介して前記EGRコント
ロールバルブ5の開閉、即ち、排気還流のオン・オフを
制御できるようになっている。尚、10は排気圧力とマニ
ホールド負圧によりダイヤフラムが作動し、前記EGR
コントロールバルブ5を制御する負圧を決定するダイヤ
フラム式のBPTバルブである。
ニット8によってオン・オフ制御されるEGRコントロ
ールソレノイド9が介装されており、該EGRコントロ
ールソレノイド9の開閉制御を介して前記EGRコント
ロールバルブ5の開閉、即ち、排気還流のオン・オフを
制御できるようになっている。尚、10は排気圧力とマニ
ホールド負圧によりダイヤフラムが作動し、前記EGR
コントロールバルブ5を制御する負圧を決定するダイヤ
フラム式のBPTバルブである。
【0021】前記コントロールユニット8には、冷却水
温度,機関回転数,吸入空気量などの検出信号が各セン
サから入力されると共に、イグニッションスイッチのオ
ン・オフ信号が入力され、これらから判別される機関運
転条件に基づいて前記EGRコントロールソレノイド9
をオン・オフ制御する。また、前記コントロールユニッ
ト8には、筒内圧検出手段としての筒内圧センサ11から
筒内圧検出信号が入力されるようになっている。前記筒
内圧センサ11は、実開昭63−17432号公報に開示
されるように、圧電素子を含んで構成されるリング状の
センサであって、点火栓12の座金として装着されるもの
であり、点火栓12が筒内圧を受けてリフトしてそのセッ
ト荷重が変化することで、筒内圧に対応する信号を出力
するものである。
温度,機関回転数,吸入空気量などの検出信号が各セン
サから入力されると共に、イグニッションスイッチのオ
ン・オフ信号が入力され、これらから判別される機関運
転条件に基づいて前記EGRコントロールソレノイド9
をオン・オフ制御する。また、前記コントロールユニッ
ト8には、筒内圧検出手段としての筒内圧センサ11から
筒内圧検出信号が入力されるようになっている。前記筒
内圧センサ11は、実開昭63−17432号公報に開示
されるように、圧電素子を含んで構成されるリング状の
センサであって、点火栓12の座金として装着されるもの
であり、点火栓12が筒内圧を受けてリフトしてそのセッ
ト荷重が変化することで、筒内圧に対応する信号を出力
するものである。
【0022】但し、上記のように点火栓12の座金として
装着されるタイプの他、センサ部を直接燃焼室内に臨ま
せて筒内圧を絶対圧として検出するタイプのものであっ
ても良い。ここで、コントロールユニット8は、前記筒
内圧センサ11で検出される筒内圧に基づき図2〜図4の
フローチャートに示すようにして、上記構成の排気還流
装置の診断を行う機能を有している。
装着されるタイプの他、センサ部を直接燃焼室内に臨ま
せて筒内圧を絶対圧として検出するタイプのものであっ
ても良い。ここで、コントロールユニット8は、前記筒
内圧センサ11で検出される筒内圧に基づき図2〜図4の
フローチャートに示すようにして、上記構成の排気還流
装置の診断を行う機能を有している。
【0023】尚、本実施形態において、診断手段,強制
開閉手段,サンプリング手段,偏差算出手段,不感帯設
定手段としての機能は、前記図2〜図4のフローチャー
トに示すように、コントロールユニット8がソフトウェ
ア的に備えている。図2のフローチャートは、本実施形
態の診断制御のメインルーチンを示すものであり、ま
ず、ステップ1(図中ではS1としてある。以下同様)
では、機関回転速度Ne,基本燃料噴射量Tp,冷却水
温度TW,スロットル弁開度TVO,車速VSP等の情
報を読み込む。
開閉手段,サンプリング手段,偏差算出手段,不感帯設
定手段としての機能は、前記図2〜図4のフローチャー
トに示すように、コントロールユニット8がソフトウェ
ア的に備えている。図2のフローチャートは、本実施形
態の診断制御のメインルーチンを示すものであり、ま
ず、ステップ1(図中ではS1としてある。以下同様)
では、機関回転速度Ne,基本燃料噴射量Tp,冷却水
温度TW,スロットル弁開度TVO,車速VSP等の情
報を読み込む。
【0024】尚、前記基本燃料噴射量Tpは、コントロ
ールユニット8によってシリンダ吸入空気量に比例する
値として算出される燃料量であり、機関負荷を代表する
値である。ステップ2では、所定の診断許可条件が成立
しているか否かを判別する。ここでは、始動時の冷却水
温度が所定温度未満であったときや、以下に示す診断制
御によってON又はNGの判定がなされてからキースイ
ッチがOFFされるまでを、前記診断禁止条件とするこ
とが好ましく、かかる禁止条件に該当しておらず、然
も、予め機関回転速度Ne,機関負荷Tp,冷却水温度
TWがそれぞれ所定の範囲内の運転条件として特定され
る診断領域に該当していているときに診断許可条件が成
立していると判断する。尚、前記診断領域は、通常制御
状態で、排気還流が行われる領域内に設定されている。
ールユニット8によってシリンダ吸入空気量に比例する
値として算出される燃料量であり、機関負荷を代表する
値である。ステップ2では、所定の診断許可条件が成立
しているか否かを判別する。ここでは、始動時の冷却水
温度が所定温度未満であったときや、以下に示す診断制
御によってON又はNGの判定がなされてからキースイ
ッチがOFFされるまでを、前記診断禁止条件とするこ
とが好ましく、かかる禁止条件に該当しておらず、然
も、予め機関回転速度Ne,機関負荷Tp,冷却水温度
TWがそれぞれ所定の範囲内の運転条件として特定され
る診断領域に該当していているときに診断許可条件が成
立していると判断する。尚、前記診断領域は、通常制御
状態で、排気還流が行われる領域内に設定されている。
【0025】診断許可条件の成立が判定されると、ステ
ップ3へ進み、機関が定常運転状態であるか否かを判別
する。前記定常判別は、機関回転速度Ne,機関負荷T
p,スロットル弁開度TVOのうちの少なくとも1つの
パラメータの時間変化率が所定範囲内であるか否かに基
づいて行われる。定常判定されると、ステップ4へ進
み、データサンプルを行う。
ップ3へ進み、機関が定常運転状態であるか否かを判別
する。前記定常判別は、機関回転速度Ne,機関負荷T
p,スロットル弁開度TVOのうちの少なくとも1つの
パラメータの時間変化率が所定範囲内であるか否かに基
づいて行われる。定常判定されると、ステップ4へ進
み、データサンプルを行う。
【0026】このステップ4におけるデータサンプル
は、該EGRコントロールソレノイド9の制御を介して
前記EGRコントロールバルブ5を開き排気還流を行わ
せている状態で、筒内圧のサンプリングを圧縮行程中の
燃焼前において行うものであり、後に図3のフローチャ
ートに従って詳細に説明する。ステップ5では、前記ス
テップ4で求めた筒内圧データEIMEPを、排気還流
のON制御状態でのデータとしてEIMEP1にセット
する。
は、該EGRコントロールソレノイド9の制御を介して
前記EGRコントロールバルブ5を開き排気還流を行わ
せている状態で、筒内圧のサンプリングを圧縮行程中の
燃焼前において行うものであり、後に図3のフローチャ
ートに従って詳細に説明する。ステップ5では、前記ス
テップ4で求めた筒内圧データEIMEPを、排気還流
のON制御状態でのデータとしてEIMEP1にセット
する。
【0027】ステップ6では、該EGRコントロールソ
レノイド9の制御を介して前記EGRコントロールバル
ブ5を強制的に閉じて排気還流をカットする。そして、
次のステップ7では、前記排気還流カットから所定時間
以上経過したか否かを判別し、排気還流カット状態に安
定してからステップ8へ進む。ステップ8では、排気還
流カット状態での筒内圧のサンプリングを行う。
レノイド9の制御を介して前記EGRコントロールバル
ブ5を強制的に閉じて排気還流をカットする。そして、
次のステップ7では、前記排気還流カットから所定時間
以上経過したか否かを判別し、排気還流カット状態に安
定してからステップ8へ進む。ステップ8では、排気還
流カット状態での筒内圧のサンプリングを行う。
【0028】そして、ステップ9では、前記ステップ8
で求めた筒内圧データEIMEPを、排気還流のOFF
制御状態でのデータとしてEIMEP2にセットする。
ステップ10では、診断のためにカットしていた排気還流
を、通常の還流量に戻す制御を行う。ステップ11では、
前記筒内圧データEIMEP1,EIMEP2に基づい
て排気還流装置における異常の有無を診断する。
で求めた筒内圧データEIMEPを、排気還流のOFF
制御状態でのデータとしてEIMEP2にセットする。
ステップ10では、診断のためにカットしていた排気還流
を、通常の還流量に戻す制御を行う。ステップ11では、
前記筒内圧データEIMEP1,EIMEP2に基づい
て排気還流装置における異常の有無を診断する。
【0029】具体的には、図4のフローチャートに詳細
に示してあるが、基本的には、排気還流の有無によって
圧縮行程中燃焼前の筒内圧が変化することに基づいて診
断を行うものであり、排気還流が制御に対応して実際に
ON・OFFされていれば、前記筒内圧データEIME
P1,EIMEP2は排気還流の有無に基づいて所定以
上の偏差を有するはずであり、該所定以上の偏差を示さ
ない場合には、何らかの異常により制御に対応して実際
に排気還流量が制御されていないことを間接的に示すこ
とになる。
に示してあるが、基本的には、排気還流の有無によって
圧縮行程中燃焼前の筒内圧が変化することに基づいて診
断を行うものであり、排気還流が制御に対応して実際に
ON・OFFされていれば、前記筒内圧データEIME
P1,EIMEP2は排気還流の有無に基づいて所定以
上の偏差を有するはずであり、該所定以上の偏差を示さ
ない場合には、何らかの異常により制御に対応して実際
に排気還流量が制御されていないことを間接的に示すこ
とになる。
【0030】ここで、筒内圧を前述のように燃焼前の圧
縮行程中にサンプリングさせれば、燃焼ばらつきの影響
を排除することができ、燃焼ばらつきによる診断精度の
低下を回避できる。ステップ12では、診断結果としてO
K又はNGの判定が下されたか否かを判別し、いずれか
の判定結果が下されるまで、本ルーチンを繰り返す。
縮行程中にサンプリングさせれば、燃焼ばらつきの影響
を排除することができ、燃焼ばらつきによる診断精度の
低下を回避できる。ステップ12では、診断結果としてO
K又はNGの判定が下されたか否かを判別し、いずれか
の判定結果が下されるまで、本ルーチンを繰り返す。
【0031】図3のフローチャートは、前記図2のフロ
ーチャートにおけるステップ4及び8におけるデータサ
ンプリングの様子を示すものである。この図3のフロー
チャートにおいて、まず、ステップ21では、クランク角
センサの出力や筒内圧センサ11の出力などを読み込む。
ステップ22では、カウンタをゼロリセットする。
ーチャートにおけるステップ4及び8におけるデータサ
ンプリングの様子を示すものである。この図3のフロー
チャートにおいて、まず、ステップ21では、クランク角
センサの出力や筒内圧センサ11の出力などを読み込む。
ステップ22では、カウンタをゼロリセットする。
【0032】ステップ23では、クランク角度が圧縮上死
点前30°以降であるか否かを判別し、BTDC30°以降
である場合には、ステップ24へ進む。ステップ24では、
筒内圧センサ11で検出された筒内圧Piをサンプリング
し、次のステップ25では、前記ステップ24でサンプリン
グした筒内圧Piを順次積算して、積算値PIEを更新
する。
点前30°以降であるか否かを判別し、BTDC30°以降
である場合には、ステップ24へ進む。ステップ24では、
筒内圧センサ11で検出された筒内圧Piをサンプリング
し、次のステップ25では、前記ステップ24でサンプリン
グした筒内圧Piを順次積算して、積算値PIEを更新
する。
【0033】ステップ26では、前記カウンタをカウント
アップして、前記筒内圧Piのサンプリング数を計数さ
せる。ステップ27では、クランク角度が圧縮上死点前20
°以降であるか否かを判別し、BTDC20°以降である
場合には、筒内圧Piのサンプリングを終了し、ステッ
プ28へ進む。
アップして、前記筒内圧Piのサンプリング数を計数さ
せる。ステップ27では、クランク角度が圧縮上死点前20
°以降であるか否かを判別し、BTDC20°以降である
場合には、筒内圧Piのサンプリングを終了し、ステッ
プ28へ進む。
【0034】即ち、本実施形態では、BTDC30°〜B
TDC20°の範囲内で筒内圧Piのサンプリングをサン
プリングしてこれを順次積算するようにしてある。ステ
ップ28では、前記積算値PIEをカウンタ値で除算する
ことで、前記BTDC30°〜BTDC20°の範囲内でサ
ンプリングされた筒内圧Piの平均値を求め、これを、
筒内圧データEIMEPにセットする。
TDC20°の範囲内で筒内圧Piのサンプリングをサン
プリングしてこれを順次積算するようにしてある。ステ
ップ28では、前記積算値PIEをカウンタ値で除算する
ことで、前記BTDC30°〜BTDC20°の範囲内でサ
ンプリングされた筒内圧Piの平均値を求め、これを、
筒内圧データEIMEPにセットする。
【0035】尚、前記所定のクランク角範囲内で一定ク
ランク角毎に筒内圧Piをサンプリングして積算値PI
Eを求め、ステップ28で、前記積算値PIEをそのまま
筒内圧データEIMEPにセットさせる構成としても良
い。上記のようにして、圧縮行程中燃焼前の所定クラン
ク角範囲内における筒内圧の平均値又は積算値を筒内圧
データEIMEPとする構成であれば、筒内圧センサ11
の出力にノイズが重畳したりしても、かかるノイズが筒
内圧データEIMEPに大きく影響することを抑止で
き、以て、ノイズによる診断精度の低下を抑制できる。
ランク角毎に筒内圧Piをサンプリングして積算値PI
Eを求め、ステップ28で、前記積算値PIEをそのまま
筒内圧データEIMEPにセットさせる構成としても良
い。上記のようにして、圧縮行程中燃焼前の所定クラン
ク角範囲内における筒内圧の平均値又は積算値を筒内圧
データEIMEPとする構成であれば、筒内圧センサ11
の出力にノイズが重畳したりしても、かかるノイズが筒
内圧データEIMEPに大きく影響することを抑止で
き、以て、ノイズによる診断精度の低下を抑制できる。
【0036】尚、筒内圧のサンプリングを行わせる所定
クランク角範囲を前記BTDC30°〜BTDC20°に限
定するものではなく、排気還流の有無による筒内圧変化
が大きいクランク角範囲を適宜設定すれば良い。図4の
フローチャートは、前記図2のフローチャートにおける
ステップ11における診断判定の様子を示すものである。
クランク角範囲を前記BTDC30°〜BTDC20°に限
定するものではなく、排気還流の有無による筒内圧変化
が大きいクランク角範囲を適宜設定すれば良い。図4の
フローチャートは、前記図2のフローチャートにおける
ステップ11における診断判定の様子を示すものである。
【0037】この図4のフローチャートにおいて、ま
ず、ステップ31では、排気還流のON制御状態で求めた
筒内圧データEIMEP1(所定クランク角範囲内での
平均値又は積算値)と、排気還流のOFF制御状態で求
めた筒内圧データEIMEP2との偏差ΔEIMEP
(ΔEIMEP=EIMEP1−EIMEP2)を求め
る。
ず、ステップ31では、排気還流のON制御状態で求めた
筒内圧データEIMEP1(所定クランク角範囲内での
平均値又は積算値)と、排気還流のOFF制御状態で求
めた筒内圧データEIMEP2との偏差ΔEIMEP
(ΔEIMEP=EIMEP1−EIMEP2)を求め
る。
【0038】ステップ32では、目標偏差ΔEIMEPを
演算する。前記目標偏差ΔEIMEPは、排気還流制御
装置が正常であるときに得られる偏差ΔEIMEPの予
測値であり、排気還流OFF時に求めた筒内圧データE
IMEP2と排気還流率とに基づいて求める。これは、
排気還流率が大きくなるほど、EGRコントロールバル
ブ5を強制的に開閉することによる筒内圧変化が大きく
なり、また、同じ排気還流率であってもそのときの前記
筒内圧(機関負荷)が大きいと排気還流の有無による筒
内圧変化が小さくなるので、かかる特性に対応して、排
気還流率と前記筒内圧データEIMEP2とに基づいて
設定される。
演算する。前記目標偏差ΔEIMEPは、排気還流制御
装置が正常であるときに得られる偏差ΔEIMEPの予
測値であり、排気還流OFF時に求めた筒内圧データE
IMEP2と排気還流率とに基づいて求める。これは、
排気還流率が大きくなるほど、EGRコントロールバル
ブ5を強制的に開閉することによる筒内圧変化が大きく
なり、また、同じ排気還流率であってもそのときの前記
筒内圧(機関負荷)が大きいと排気還流の有無による筒
内圧変化が小さくなるので、かかる特性に対応して、排
気還流率と前記筒内圧データEIMEP2とに基づいて
設定される。
【0039】ステップ33では、前記偏差ΔEIMEPを
目標偏差で除算した値の平均値を、EGR流量低下割合
DLTPNとして算出する(数1参照)。
目標偏差で除算した値の平均値を、EGR流量低下割合
DLTPNとして算出する(数1参照)。
【0040】
【数1】
【0041】即ち、偏差ΔEIMEPが求められる毎
に、そのときの目標偏差ΔEIMEPで除算して標準
化、換言すれば、偏差ΔEIMEPを求めたときの機関
負荷や排気還流率の違いによる影響を排除し、かかる標
準化された値の平均値を求めるものである。ステップ34
では、前記EGR流量低下割合DLTPNを求めたとき
の偏差ΔEIMEPのサンプル数nに応じて、前記EG
R流量低下割合DLTPNの判定値(NG判定値及びO
K判定値)を設定する。かかる判定値設定の特性につい
ては後述する。
に、そのときの目標偏差ΔEIMEPで除算して標準
化、換言すれば、偏差ΔEIMEPを求めたときの機関
負荷や排気還流率の違いによる影響を排除し、かかる標
準化された値の平均値を求めるものである。ステップ34
では、前記EGR流量低下割合DLTPNを求めたとき
の偏差ΔEIMEPのサンプル数nに応じて、前記EG
R流量低下割合DLTPNの判定値(NG判定値及びO
K判定値)を設定する。かかる判定値設定の特性につい
ては後述する。
【0042】ステップ35では、前記EGR流量低下割合
DLTPNがNG判定値以下であるか否かを判別し、D
LTPNがNG判定値以下であるときには、ステップ36
へ進んで、排気還流制御装置の異常発生を判定する。即
ち、排気還流のON・OFFによる圧縮行程中燃焼前の
筒内圧変化が、正常時に比して小さい場合には、制御に
対応して排気還流量が変化していないものと判断して、
異常発生を判定するものである。
DLTPNがNG判定値以下であるか否かを判別し、D
LTPNがNG判定値以下であるときには、ステップ36
へ進んで、排気還流制御装置の異常発生を判定する。即
ち、排気還流のON・OFFによる圧縮行程中燃焼前の
筒内圧変化が、正常時に比して小さい場合には、制御に
対応して排気還流量が変化していないものと判断して、
異常発生を判定するものである。
【0043】尚、異常発生が判定されたときには、かか
る判定結果を、ランプ表示等によって警告すると共に、
その後の排気還流制御を停止させると良い。一方、ステ
ップ35でDLTPNがNG判定値を越えていると判別さ
れたときには、ステップ37へ進んで、前記DLTPNが
OK判定値以上であるか否かを判別する。
る判定結果を、ランプ表示等によって警告すると共に、
その後の排気還流制御を停止させると良い。一方、ステ
ップ35でDLTPNがNG判定値を越えていると判別さ
れたときには、ステップ37へ進んで、前記DLTPNが
OK判定値以上であるか否かを判別する。
【0044】ここで、前記DLTPNがOK判定値以上
であれば、ステップ38へ進んで、排気還流制御装置が正
常であると判定する。また、前記DLTPNがOK判定
値未満である場合、即ち、異常と認められるほど前記D
LTPNが小さくはないが、正常と認定できるほど大き
くない場合には、ステップ39へ進んで、診断を保留す
る。
であれば、ステップ38へ進んで、排気還流制御装置が正
常であると判定する。また、前記DLTPNがOK判定
値未満である場合、即ち、異常と認められるほど前記D
LTPNが小さくはないが、正常と認定できるほど大き
くない場合には、ステップ39へ進んで、診断を保留す
る。
【0045】従って、前記NG判定値を越えていてOK
判定値未満である範囲は、診断の不感帯になり、前記ス
テップ34では、前記DLTPNを求めたときの偏差ΔE
IMEPのサンプル数nが少ないときほど前記不感帯を
広げるように、OK判定値をより大きく、また、NG判
定値をより小さくする。これは、偏差ΔEIMEPのサ
ンプル数nが少ないときには、前記DLTPNの信頼性
が低く、最終的な判断を下すのは早計であるから、明ら
かに異常又は正常と認められる場合の他は診断を保留
し、サンプル数nが多くなって前記DLTPNの信頼性
が高くなったときには、OK判定値とNGとで挟まれる
不感帯を狭めて、いずれかの判定結果が下されるように
するものである。
判定値未満である範囲は、診断の不感帯になり、前記ス
テップ34では、前記DLTPNを求めたときの偏差ΔE
IMEPのサンプル数nが少ないときほど前記不感帯を
広げるように、OK判定値をより大きく、また、NG判
定値をより小さくする。これは、偏差ΔEIMEPのサ
ンプル数nが少ないときには、前記DLTPNの信頼性
が低く、最終的な判断を下すのは早計であるから、明ら
かに異常又は正常と認められる場合の他は診断を保留
し、サンプル数nが多くなって前記DLTPNの信頼性
が高くなったときには、OK判定値とNGとで挟まれる
不感帯を狭めて、いずれかの判定結果が下されるように
するものである。
【0046】尚、本実施形態では、排気還流通路4に介
装されたダイヤフラム式のEGRコントロールバルブ5
と、該バルブ5に対する機関吸入負圧の導入をコントロ
ールするEGRコントロールソレノイド9とからなる構
成としたが、排気還流通路4の途中にソレノイドバルブ
を直接的に介装する構成の排気還流装置であっても良い
ことは明らかである。
装されたダイヤフラム式のEGRコントロールバルブ5
と、該バルブ5に対する機関吸入負圧の導入をコントロ
ールするEGRコントロールソレノイド9とからなる構
成としたが、排気還流通路4の途中にソレノイドバルブ
を直接的に介装する構成の排気還流装置であっても良い
ことは明らかである。
【0047】また、診断のために排気還流を強制的にO
N・OFFさせるに当たって、排気還流のON・OFF
に伴う急激なトルク変化の発生を回避すべく、徐々に排
気還流量を変化させるようにしても良い。
N・OFFさせるに当たって、排気還流のON・OFF
に伴う急激なトルク変化の発生を回避すべく、徐々に排
気還流量を変化させるようにしても良い。
【0048】以上説明したように請求項1,2記載の発
明によると、圧縮行程中燃焼前の筒内圧が排気還流の有
無によって所定以上の偏差を生じたか否かに基づいて、
排気還流が制御弁の制御に対応して変化しているか否か
を診断するので、燃焼ばらつきの影響を受けずに高精度
で安定的に診断が行え、然も、筒内圧の検出値がシフト
していても診断精度が悪化することを抑止できると共
に、偏差のデータ数に応じて診断の不感帯を変化させる
構成としたので、信頼性の低いときに誤判定がなされる
ことを回避しつつ、データ数が集まって信頼性が高まっ
たときに高精度な判定が行えるという効果がある。
明によると、圧縮行程中燃焼前の筒内圧が排気還流の有
無によって所定以上の偏差を生じたか否かに基づいて、
排気還流が制御弁の制御に対応して変化しているか否か
を診断するので、燃焼ばらつきの影響を受けずに高精度
で安定的に診断が行え、然も、筒内圧の検出値がシフト
していても診断精度が悪化することを抑止できると共
に、偏差のデータ数に応じて診断の不感帯を変化させる
構成としたので、信頼性の低いときに誤判定がなされる
ことを回避しつつ、データ数が集まって信頼性が高まっ
たときに高精度な判定が行えるという効果がある。
【0049】請求項3記載の発明によると、正常である
ときに発生するであろう筒内圧変化を運転条件に基づい
て予測することで、実際の求められた筒内圧偏差が正常
値であるか否かを高精度に判別することができるという
効果がある。
ときに発生するであろう筒内圧変化を運転条件に基づい
て予測することで、実際の求められた筒内圧偏差が正常
値であるか否かを高精度に判別することができるという
効果がある。
【0050】請求項4記載の発明によると、前記排気還
流の有無によって発生する筒内圧変化を、排気還流率と
前記圧縮行程中燃焼前の筒内圧とに基づいて高精度に予
測できるという効果がある。請求項5記載の発明による
と、実際の筒内圧偏差を予測値で除算した値と所定値と
を比較する構成とすることで、偏差を標準化でき、運転
条件(排気還流率や機関負荷)に因らずに一定の所定値
と比較させることで、診断を行わせることができるとい
う効果がある。
流の有無によって発生する筒内圧変化を、排気還流率と
前記圧縮行程中燃焼前の筒内圧とに基づいて高精度に予
測できるという効果がある。請求項5記載の発明による
と、実際の筒内圧偏差を予測値で除算した値と所定値と
を比較する構成とすることで、偏差を標準化でき、運転
条件(排気還流率や機関負荷)に因らずに一定の所定値
と比較させることで、診断を行わせることができるとい
う効果がある。
【0051】
【0052】請求項6又は7記載の発明によると、筒内
圧の検出値にノイズが重畳しても、これによって診断精
度が悪化することを抑止できるという効果がある。
圧の検出値にノイズが重畳しても、これによって診断精
度が悪化することを抑止できるという効果がある。
【図1】本発明の一実施形態を示すシステム概略図。
【図2】実施形態における診断制御のメインルーチンを
示すフローチャート。
示すフローチャート。
【図3】実施形態における筒内圧サンプリングの様子を
示すフローチャート。
示すフローチャート。
【図4】実施形態における筒内圧データを用いた診断の
様子を示すフローチャート。
様子を示すフローチャート。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−288303(JP,A) 特開 平4−81557(JP,A) 特開 平4−175450(JP,A) 特開 平5−52707(JP,A) 特開 平3−116257(JP,A) 特開 平7−158499(JP,A) 実開 平3−1254(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 25/07 550 F02M 25/07 570 F02D 43/00 F02M 45/00
Claims (7)
- 【請求項1】機関排気の一部を排気還流制御弁が介装さ
れた排気還流通路を介して機関の吸気系に還流させる内
燃機関の排気還流装置における診断装置であって、 機関の筒内圧を検出する筒内圧検出手段と、前記排気還流制御弁を強制的に開閉制御する強制開閉手
段と、 該強制開閉手段で前記排気還流制御弁を開制御している
とき及び閉制御しているときそれぞれにおいて前記筒内
圧検出手段で検出される圧縮行程中燃焼前の筒内圧をサ
ンプリングするサンプリング手段と、 該サンプリング手段でサンプリングされた前記排気還流
制御弁の開制御状態,閉制御状態にそれぞれ対応する圧
縮行程中燃焼前の筒内圧の偏差を算出する偏差算出手段
と、 該偏差算出手段で算出された偏差の平均値と所定値とを
比較して、前記排気還流装置における異常の有無を判定
する診断手段と、 前記診断手段において異常・正常の診断を保留させる不
感帯を、前記偏差の平均値を求めるときの前記偏差のデ
ータ数に応じて範囲が変化するように設定する不感帯設
定手段と、 を含んで構成された内燃機関の排気還流装置における診
断装置。 - 【請求項2】前記不感帯設定手段が、前記偏差の平均値
を求めるときの前記偏差のデータ数が少ないほど前記不
感帯の範囲を広くし、前記データ数が多くなるほど前記
不感帯の範囲を狭く設定することを特徴とする請求項1
記載の内燃機関の排気還流装置における診断装置。 - 【請求項3】運転条件に応じて前記偏差の予測値を設定
する偏差予測手段を備え、前記診断手段が、前記偏差算
出手段で算出された偏差の平均値と前記偏差予測手段で
設定された予測値とを比較して、前記排気還流装置にお
ける異常の有無を判定することを特徴とする請求項1又
は2記載の内燃機関の排気還流装置における診断装置。 - 【請求項4】前記偏差予測手段が、排気還流率と前記圧
縮行程中燃焼前の筒内圧とに基づいて、前記偏差の予測
値を設定することを特徴とする請求項3記載の内燃機関
の排気還流装置における診断装置。 - 【請求項5】前記診断手段が、前記偏差算出手段で算出
された偏差の平均値を前記偏差予測手段で設定された予
測値で除算した値と所定値とを比較して、前記排気還流
装置における異常の有無を判定することを特徴とする請
求項3又は4に記載の内燃機関の排気還流装置における
診断装置。 - 【請求項6】前記サンプリング手段が、前記圧縮行程中
燃焼前の筒内圧として、圧縮行程中燃焼前の所定クラン
ク角範囲内における筒内圧の平均値をサンプリングする
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の
内燃機関の排気還流装置における診断装置。 - 【請求項7】前記サンプリング手段が、前記圧縮行程中
燃焼前の筒内圧として、圧縮行程中燃焼前の所定クラン
ク角範囲内における筒内圧の積算値をサンプリングする
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の
内燃機関の排気還流装置における診断装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17351995A JP3323700B2 (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 内燃機関の排気還流装置における診断装置 |
US08/674,415 US5703285A (en) | 1995-07-10 | 1996-07-02 | Diagnosis apparatus and method for an exhaust gas recirculation unit of an internal combustion engine |
DE19627644A DE19627644C2 (de) | 1995-07-10 | 1996-07-09 | Verfahren und Vorrichtung zur Diagnose einer Auspuffgas-Rückführeinheit einer Brennkraftmaschine mit innerer Verbrennung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17351995A JP3323700B2 (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 内燃機関の排気還流装置における診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0925851A JPH0925851A (ja) | 1997-01-28 |
JP3323700B2 true JP3323700B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=15962037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17351995A Expired - Fee Related JP3323700B2 (ja) | 1995-07-10 | 1995-07-10 | 内燃機関の排気還流装置における診断装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5703285A (ja) |
JP (1) | JP3323700B2 (ja) |
DE (1) | DE19627644C2 (ja) |
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JPH11311151A (ja) * | 1998-04-28 | 1999-11-09 | Nissan Motor Co Ltd | Egr装置の診断装置 |
US5965810A (en) * | 1998-05-01 | 1999-10-12 | Baroid Technology, Inc. | Method for determining sedimentary rock pore pressure caused by effective stress unloading |
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US6085732A (en) * | 1999-01-25 | 2000-07-11 | Cummins Engine Co Inc | EGR fault diagnostic system |
US6827051B2 (en) * | 1999-12-03 | 2004-12-07 | Nissan Motor Co., Ltd. | Internal EGR quantity estimation, cylinder intake air quantity calculation, valve timing control, and ignition timing control |
DE10038257B4 (de) * | 2000-08-04 | 2005-01-13 | Siemens Ag | Verfahren zur Diagnose der Funktionstüchtigkeit eines Abgasrückführungssystems einer Brennkraftmaschine |
US6837226B2 (en) | 2001-01-31 | 2005-01-04 | Cummins, Inc. | System for diagnosing EGR valve, actuator and sensor related failure conditions |
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FR2904043A3 (fr) * | 2006-07-21 | 2008-01-25 | Renault Sas | Procede d'amelioration du diagnostic d'une vanne de recirculation d'un gaz recircule dans un moteur. |
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DE112010005548B4 (de) * | 2010-05-11 | 2016-08-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Verfahren zur bestimmung der agr-rate eines verbrennungsmotors und steuervorrichtung für einen verbrennungsmotor |
JP5803653B2 (ja) * | 2011-12-21 | 2015-11-04 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の異常判定装置 |
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JPS6317432A (ja) * | 1986-07-09 | 1988-01-25 | Hitachi Ltd | 平面デイスプレイ装置 |
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