JP3323618B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号の送出レベルを調
整する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信装置においては、送出電力レ
ベルは、ある値に固定または半固定になっており、この
送出電力レベルの調整は、もっぱら手動操作で行うよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の通信
装置では、伝送速度の高速化による通信時間の短縮化や
画像エラーを補うエラー訂正機能(ECM)など、通信
制御手順(プロトコル)に入ってからのトラブル回避策
は重要視され、改善されつつある。
【0004】しかし、これらの通信制御を円滑に効率よ
く動作させるためには、端末相互間の信号電力レベルす
なわち通信制御信号そのものの電力レベルの大きさが最
も重要である。
【0005】しかしながら、従来の通信装置では、上述
のように送出電力レベルの設定方法は手動操作であるた
め、送出電力レベルを最適に設定することが困難であ
る。そして、送出電力レベルの設定値が適切でないこと
により、次のような問題を生じる。
【0006】1.定常的な劣化要因(常に存在する要
因)となる。
【0007】(1)伝送損失が増加した場合(信号レベ
ル減衰)は、受信側の入力電力レベルが低下する。その
ためS/N比の劣化により、画像不良、通信エラーが発
生しやすくなる。
【0008】逆に伝送損失がほとんどない場合は、信号
出力電力値が大きくなる。そのため信号歪みや漏話(ク
ロストローク)、通信エラーや画像不良などの障害が発
生する。
【0009】これらの要因により、S/N比の劣化によ
る品質の悪化をもたらす。
【0010】(2)レベル変動、白色雑音、位相ジッタ
等による画像不良、通信エラーが発生する。
【0011】(3)周波数偏差により通信制御手順が中
断する。
【0012】2.非定常的な劣化要因(突発的に発生す
る要因)となる。
【0013】(1)インパルス性雑音による、画像不
良、通信エラーが発生する。
【0014】(2)位相ヒット等による、画像不良、通
信エラーが発生する。
【0015】以上の劣化要因は、主として送出電力のレ
ベル値に起因し発生する。特に、S/N比の劣化による
通信エラーは、受信信号を検出しても通信手順が通らな
いことがある。また、仮に通ったとしても、通信速度が
フォールバックする可能性が高い。その結果、交信エラ
ーを引き起こすばかりでなく、無駄な通信時間と、無駄
な通信費用が発生してしまう。
【0016】さらに、通信機の小型化、軽量化にともな
い携帯が可能になり、移動先(外出先)からの交信な
ど、上述した劣化要因の頻度が益々高くなる傾向にあ
る。
【0017】本発明は、送出電力レベルを適切に保持す
ることにより、良好な通信を確保することができる通信
装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、交換機との間
に流れる直流電流の値を検知する直流電流値検知手段
と、上記直流電流値検知手段が検知した直流電流の値に
応じて、送出信号の送出電力レベル値を調整し、交換機
との間の伝送損失を補うレベル調整手段とを有する通信
装置である。
【0019】本発明は、交換機から送出されたダイヤル
トーンのレベル値を検知するダイヤルトーンのレベル検
知手段と、交換機との間に流れる直流電流の値を検知す
る直流電流値検知手段と、上記ダイヤルトーンのレベル
検知手段が検知したレベル値に応じた減衰量と、上記直
流電流値検知手段が検知した直流電流の値に応じた減衰
量とに基づいて、送出信号の送出電力レベル値を調整
し、交換機との間の伝送損失を補うレベル調整手段とを
有する通信装置である。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例における通信装
置を示すブロック図である。
【0021】この実施例のシステムは、通信回線1に接
続された電話機2と、通信回線1とモデム8との間で2
線回線と4線回線との変換を行う直流重畳型の2線4線
変換トランス3と、送信信号の増幅を行う増幅器4と、
受信信号の増幅を行う増幅器5と、送信信号のレベルを
変換する変換器6と、受信信号の電力を検出する検出器
7と、送受信信号の変復調を行うモデム8と、装置全体
の制御を行うCPU9と、このCPU9の制御プログラ
ム等を格納したROM10と、CPU9のワークエリア
やその他のデータ格納用に用いるRAM11と、データ
バスとアドレスバスとを含むシステムバス12とを有す
る。
【0022】次に、このような構成における本実施例の
動作概要について説明する。
【0023】まず、電話機をオフフックすると、交換機
から直流に重畳して、ダイヤルトーンが送出される。
【0024】この送出されたダイヤルトーンを信号電力
検出器7で検知する。そして、この検知した値を所定の
値と比較し、その値より高いか低いかを判断し、高けれ
ば、値を低く送出し、低ければ、値を高くして送出す
る。そして、値を保持して以後続く通信手順および画像
伝送に移行する。
【0025】図2は、本実施例の動作を数値例を用いて
示すシーケンス図である。
【0026】図2では、この実施例のダイヤルトーンの
比較入力値を−22dbm(A)と設定する。次に、初
期信号送出電力レベルを−15dbm(B)とした場合
を例示している。
【0027】ダイヤルトーンの送出条件の標準値は、−
19dbm〜(−22−L)dbmで送出される。な
お、ここでLは、アナログ電話用設備のうち、端末区間
に使用する線路設備の400Hzにおける伝送損失
(L)のことであり、通常は、L=0〜8である。
【0028】図2において、まず、電話機をオフフック
すると、交換機から直流に重畳してダイヤルトーンが送
出される。
【0029】例えば、交換機から−22dbm(A)で
送出されたダイヤルトーンは、端末到着時点で−30d
bm(C)になったとすると、損失(D)はA−C=8
db(E)となる。
【0030】この損失(D)から送出電力レベル(F)
を設定する。なお、従来例においては、そのまま損失が
加算されるため、信号送出レベルは、B−E=−23d
bmとなる。
【0031】本実施例では、減衰量を補正するため、補
正後の信号送出レベルは、B−(−E)=−7dbm
(F)となる。
【0032】図3は、この実施例の動作を示すフローチ
ャートであり、ダイヤルトーン入力電力検出および信号
送出電力レベルの制御を示している。
【0033】まず、S22では、直流回路を閉結する。
特に、ダイヤルトーンの入力電力検出動作に入ったこと
を示す。
【0034】次に、S24では、ダイヤルトーンの入力
電力を検知したかどうかをチェックする。ここで、ダイ
ヤルトーンの入力電力を検知すると、S26でダイヤル
トーンの入力電力値を検出する。
【0035】次に、S28では、ダイヤルトーンの入力
電力値を検出した検出値により、対応する信号送出電力
値をセットする。そして、S30で、前記S24、S2
6を鑑み、通常の動作に移行する。
【0036】以上がダイヤルトーンの入力電力レベル検
出による送出電力値の自動調整方法である。
【0037】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0038】この第2実施例では、交換機と端末(本通
信装置)間の回線直流電流値により送出電力レベルを調
整する。つまり、交換機と端末間の距離により線路抵抗
が異なる、すなわち電流値が変化するため、この値を基
に、減衰値を判断し、送出電力を最適値に調整し出力す
る。
【0039】図4は、この第2実施例における通信装置
を示すブロック図である。
【0040】この通信装置は、通信回線1を電話機2と
トランス3に切り換えるCMLリレー21と、上述した
信号電力検出器7の代わりに、直流回路の電流値を検出
する電流センサ22とを有する。なお、その他の構成要
素は、上記第1実施例(図1)と同様であるので、同一
符号を付して説明は省略する。
【0041】次に、このような構成における本実施例の
動作概要について説明する。
【0042】まず、電話機をオフフックすると、交換機
と端末間に直流ループができる。その後、電流値を電流
検出器で検出する。そして、検出した値から、伝送損失
を求め、これに対応した信号送出電力を送出する。そし
て、この値を保持し、以後続く通信手順および画像伝送
に移行する。
【0043】図5は、本実施例の動作を数値例を用いて
示すシーケンス図である。
【0044】まず、前提条件として、電流検出値を20
mA〜120mAで何段階かに区切り、伝送損失Lを0
〜8dbとする。なお、電流値(I)と伝送損失の関係
は、交換機の出力電圧(V)が一定であるため、交換機
と端末間の距離により、線路抵抗(R)が増減する。す
なわち、I=V/Rより、距離が遠いと線路抵抗が増
え、電流値が小さくなる。また、距離が近いと、線路抵
抗が減り、電流値が大きくなる。よって、電流値が小さ
い方が伝送損失が大きい。
【0045】次に、それぞれの値に対応した送出電力レ
ベルを用意する。ただし、初期信号送出電力レベルに−
15dbmとする。
【0046】例えば、電流検出値を20mA(A)とす
る。このAの値から伝送損失Lが8db(B)と判断
し、初期信号送出電力レベル−15dbm(C)から、
伝送損失分を補正すると、C−(−B)=−7dbm
(D)となる。
【0047】この結果から信号送出電力レベル(D)を
設定する。なお、従来例では、そのまま損失が加算さ
れ、信号送出レベルは、C−B=−23dbmとなる。
【0048】図6は、本実施例において、直流電流によ
る調整方法を実施したときの動作を示すフローチャート
である。
【0049】まず、S42では、直流回路を閉結する。
特に、直流電流値検出動作に入ったことを示す。次に、
S44では、直流電流を検出したかどうかチェックす
る。そして、直流電流を検出した場合は、S46で直流
電流値を検出する。
【0050】次に、S48では、直流電流値を検出した
検出値により対応する信号送出電力値をセットする。こ
の後、S50で、前記S44、S46を鑑み、通常の動
作に移行する。
【0051】以上が直流電流検出による送出電力値の自
動調整方法である。
【0052】なお、上述した第1、第2実施例を組み合
わせ、ダイヤルトーンの送出電力レベルの検出値と直流
電流の検出値との双方から減衰量を求めて、送出電力レ
ベルを調整するようにしても良い。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、交換機との間の伝送損
失を、正確に補うことができるという効果を奏する。
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例の手順を示すシーケンス図であ
る。
【図3】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図5】上記第2実施例の手順を示すシーケンス図であ
る。
【図6】上記第2実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1…通信回線、 2…電話機、 3…2線4線変換トランス、 4、5…増幅器、 6…レベル変換器、 7…信号電力検出器、 8…モデム、 9…CPU、 10…ROM、 11…RAM、 12…システムバス、 21…CMLリレー、 22…電流センサ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機との間に流れる直流電流の値を検
    知する直流電流値検知手段と; 上記直流電流値検知手段が検知した直流電流の値に応じ
    て、送出信号の送出電力レベル値を調整し、交換機との
    間の伝送損失を補うレベル調整手段と; を有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 交換機から送出されたダイヤルトーンの
    レベル値を検知するダイヤルトーンのレベル検知手段
    と; 交換機との間に流れる直流電流の値を検知する直流電流
    値検知手段と; 上記ダイヤルトーンのレベル検知手段が検知したレベル
    値に応じた減衰量と、上記直流電流値検知手段が検知し
    た直流電流の値に応じた減衰量とに基づいて、送出信号
    の送出電力レベル値を調整し、交換機との間の伝送損失
    を補うレベル調整手段と; を有することを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 上記レベル調整手段は、手順信号の送出電力レベルを調
    整する手段であることを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2請求項において、 上記レベル調整手段は、画像信号の送出電力レベルを調
    整する手段であることを特徴とする通信装置。
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