JP3322947B2 - 電磁弁 - Google Patents
電磁弁Info
- Publication number
- JP3322947B2 JP3322947B2 JP22063593A JP22063593A JP3322947B2 JP 3322947 B2 JP3322947 B2 JP 3322947B2 JP 22063593 A JP22063593 A JP 22063593A JP 22063593 A JP22063593 A JP 22063593A JP 3322947 B2 JP3322947 B2 JP 3322947B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- plunger
- valve seat
- body case
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁弁に関し、より詳
細には弁座に関する。
細には弁座に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の電磁弁の一例として、図２（断
面）に示すものがある。アルミダイカスト等の本体ケー
ス５０には、左側に入口５１、弁口５３を介して前記入
口５１に通じる出口５２及び弁口５３を囲む弁座５４が
形成されている。５５は前記弁座５４と当接可能な弁体
であってプランジャ５８に連結してある。又、該プラン
ジャ５８の外周には、プランジャガイド５９を介して、
ボビン５６に捲かれたコイル５７で構成される電磁石が
配設してある。６０はフレームであって、前記ボビン５
６（電磁石）を覆う筒状に形成され、中央部にコアー６
１をカシメて固定する孔６０ａが穿設してある。尚、前
記プランジャ５８の上部にはバネ用中空孔６２が設けて
あり、コア６１との間にバネ６３が嵌挿してある。この
電磁弁は、コイル５７が不通電の時には、バネ６３の付
勢力によって弁体５５と弁座５４が当接して閉状態を維
持し、通電によって、プランジャ５８は電磁石の作用に
よって弁体５５と弁座５４とが離間して開状態となる。
面）に示すものがある。アルミダイカスト等の本体ケー
ス５０には、左側に入口５１、弁口５３を介して前記入
口５１に通じる出口５２及び弁口５３を囲む弁座５４が
形成されている。５５は前記弁座５４と当接可能な弁体
であってプランジャ５８に連結してある。又、該プラン
ジャ５８の外周には、プランジャガイド５９を介して、
ボビン５６に捲かれたコイル５７で構成される電磁石が
配設してある。６０はフレームであって、前記ボビン５
６（電磁石）を覆う筒状に形成され、中央部にコアー６
１をカシメて固定する孔６０ａが穿設してある。尚、前
記プランジャ５８の上部にはバネ用中空孔６２が設けて
あり、コア６１との間にバネ６３が嵌挿してある。この
電磁弁は、コイル５７が不通電の時には、バネ６３の付
勢力によって弁体５５と弁座５４が当接して閉状態を維
持し、通電によって、プランジャ５８は電磁石の作用に
よって弁体５５と弁座５４とが離間して開状態となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記電磁弁の弁座は、
本体ケースのアルミダイカストを切削して弁座の精度向
上を図っている。しかしながら、アルミダイカストを切
削すると、巣孔が生じて漏れを生ずることがあると共
に、切削に要する手間暇がかかる。更には、弁座の面精
度を容易に判別することができず、内漏れテストは組立
後でしか検査することができず、一端組み立てた後に内
漏れを生じた場合、分解、部品交換、再組み立てと、い
う煩わしさがあり、生産効率の疎外原因となっている。
そこで、本発明はかかる不都合を解消する電磁弁を提供
するものである。
本体ケースのアルミダイカストを切削して弁座の精度向
上を図っている。しかしながら、アルミダイカストを切
削すると、巣孔が生じて漏れを生ずることがあると共
に、切削に要する手間暇がかかる。更には、弁座の面精
度を容易に判別することができず、内漏れテストは組立
後でしか検査することができず、一端組み立てた後に内
漏れを生じた場合、分解、部品交換、再組み立てと、い
う煩わしさがあり、生産効率の疎外原因となっている。
そこで、本発明はかかる不都合を解消する電磁弁を提供
するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁弁は、先
ず、プランジャ１０に付設の弁体８と押え板１５との間
にバネ２０を嵌挿し、そのプランジャ１０をガイド体１
６を介して挿入して電磁ブロック体を作成する。そし
て、プレス加工で断面Ｌ字状に突設形成の弁座５ａと、
その弁座５ａ内に流出孔５ｄを穿設形成のシート体５の
内側上部は、電磁ブロック体の押え板１５に装着してあ
ると共に、そのシート体５の外側は本体ケース１内に固
定して構成してある。
ず、プランジャ１０に付設の弁体８と押え板１５との間
にバネ２０を嵌挿し、そのプランジャ１０をガイド体１
６を介して挿入して電磁ブロック体を作成する。そし
て、プレス加工で断面Ｌ字状に突設形成の弁座５ａと、
その弁座５ａ内に流出孔５ｄを穿設形成のシート体５の
内側上部は、電磁ブロック体の押え板１５に装着してあ
ると共に、そのシート体５の外側は本体ケース１内に固
定して構成してある。
【０００５】
【作用】本発明の電磁弁は、先ず、電磁ブロック体を作
成し、プレス加工のシート体５を前記電磁ブロック体の
押え板１５に装着し、本体ケース１内に固定して構成さ
れる。
成し、プレス加工のシート体５を前記電磁ブロック体の
押え板１５に装着し、本体ケース１内に固定して構成さ
れる。
【０００６】
【実施例】本発明の一実施例を断面を示す図１を参照し
て説明する。尚、図１は左半分が開状態、右半分が閉状
態を示す図である。アルミダイカスト等で製作される本
体ケース１には、流体の入口２、及び入口２と直角に曲
折する出口３が連通形成し、上部に後述のシート体５が
嵌挿可能の開口１ａを有する形状となっている。５は、
アルミニュームや真鍮等の非磁性体の板をプレス加工で
断面Ｌ字状で、内側に突設形成する弁座５ａ、入口２に
対応する位置に流入孔５ｃ及び弁座５ａ内に出口３に連
通する流出孔５ｄが各々穿設形成されるシート体であっ
て、パッキン６を介して前記本体ケース１内に装着す
る。８は弾性体製の弁体であって、中空円筒のロッド９
を介してプランジャ１０に連結してある。尚、プランジ
ャ１０の上端は、後述のコア部２６の形状に対応して凹
溝（Ｖ字状）１０ａに形成してある。１１はボビン１２
に捲かれたコイルであって電磁石を構成し、前記本体ケ
ース１にパッキン１４及び押え板１５を介して載置され
る一方、薄肉円筒の前記プランジャ１０のガイド体１６
は、前記ボビン１２及びパッキン２８に嵌挿される。
又、前記弁体８の上部にはバネ受体２１が取り付けら
れ、該バネ受体２１と押え板１５間にバネ２０が嵌挿さ
れ、常時、弁体８を弁座５側に付勢して閉状態を維持し
ている。２５はフレームであって、従来のフレーム２５
の中央部に取着のコア６１（図２参照）と同じ作用を為
すコア部２６を、前記プランジャ１０に形成の凹溝１０
ａに対応する凹状（Ｖ字状）で、薄鋼板をプレス加工等
でフレーム２５と一体に形成し、所謂、コアレスに形成
してある。このフレーム２５は、パッキン２７を介して
前記ボビン１２に被せて本体ケース１に固定する。
て説明する。尚、図１は左半分が開状態、右半分が閉状
態を示す図である。アルミダイカスト等で製作される本
体ケース１には、流体の入口２、及び入口２と直角に曲
折する出口３が連通形成し、上部に後述のシート体５が
嵌挿可能の開口１ａを有する形状となっている。５は、
アルミニュームや真鍮等の非磁性体の板をプレス加工で
断面Ｌ字状で、内側に突設形成する弁座５ａ、入口２に
対応する位置に流入孔５ｃ及び弁座５ａ内に出口３に連
通する流出孔５ｄが各々穿設形成されるシート体であっ
て、パッキン６を介して前記本体ケース１内に装着す
る。８は弾性体製の弁体であって、中空円筒のロッド９
を介してプランジャ１０に連結してある。尚、プランジ
ャ１０の上端は、後述のコア部２６の形状に対応して凹
溝（Ｖ字状）１０ａに形成してある。１１はボビン１２
に捲かれたコイルであって電磁石を構成し、前記本体ケ
ース１にパッキン１４及び押え板１５を介して載置され
る一方、薄肉円筒の前記プランジャ１０のガイド体１６
は、前記ボビン１２及びパッキン２８に嵌挿される。
又、前記弁体８の上部にはバネ受体２１が取り付けら
れ、該バネ受体２１と押え板１５間にバネ２０が嵌挿さ
れ、常時、弁体８を弁座５側に付勢して閉状態を維持し
ている。２５はフレームであって、従来のフレーム２５
の中央部に取着のコア６１（図２参照）と同じ作用を為
すコア部２６を、前記プランジャ１０に形成の凹溝１０
ａに対応する凹状（Ｖ字状）で、薄鋼板をプレス加工等
でフレーム２５と一体に形成し、所謂、コアレスに形成
してある。このフレーム２５は、パッキン２７を介して
前記ボビン１２に被せて本体ケース１に固定する。
【０００７】前記構成の各部品を用いて電磁弁の組立に
ついて述べると、パッキン２７を内装したフレーム２５
にガイド体１６を内装したボビン１２を挿入し、パッキ
ン２８及び押え板１５を嵌挿後に、コア部２６を有する
フレーム２５の下部をカシメて固定し、電磁弁ブロック
体を作る。次に、精度よく切削加工されたアルミダイカ
ストの本体ケース１に、パッキン６を介してプレス加工
のシート体５を装着する。かかる本体ケース１に、バネ
２０を嵌挿したプランジャ１０を、前記電磁弁ブロック
体のガイド体１６に挿入する。そして、前記シート体５
の内側上部を押え板１５に装着し、前記シート体５の外
側を本体ケース１内に固定する。前記の様に、プレス加
工で製作されたシート体５は、従来の切削加工で得る弁
座に較べて、巣孔の発生をなくすことができるし、切削
に要する時間に較べて短時間で製作できる。更に、電磁
弁ブロック体を本体ケース１内に固定する前に、シート
体５を押え板１５に装着した段階で、シート体５（弁座
５ａ）の形状等の検査が容易にでき、不良のシート体５
を予め排除することができる結果、組立完成後に行って
いる内漏れテストによる不良率の減少を図ることができ
て、生産性の向上を発揮する。尚、コイル１１に通電し
ない時には、バネ２０の付勢力によって、弁体８は弁座
５ａに接して閉状態となり（図１の右）、通電するとコ
イル１１の磁気作用によって、プランジャ１０を介して
弁体８が上昇して開状態となる（図１の左）。又、本実
施例は、バネの位置を従来（図２）と異にしている例で
記載したが、従来と同じ位置に配置した電磁弁であって
も、同じ効果を奏することは言うまでもない。
ついて述べると、パッキン２７を内装したフレーム２５
にガイド体１６を内装したボビン１２を挿入し、パッキ
ン２８及び押え板１５を嵌挿後に、コア部２６を有する
フレーム２５の下部をカシメて固定し、電磁弁ブロック
体を作る。次に、精度よく切削加工されたアルミダイカ
ストの本体ケース１に、パッキン６を介してプレス加工
のシート体５を装着する。かかる本体ケース１に、バネ
２０を嵌挿したプランジャ１０を、前記電磁弁ブロック
体のガイド体１６に挿入する。そして、前記シート体５
の内側上部を押え板１５に装着し、前記シート体５の外
側を本体ケース１内に固定する。前記の様に、プレス加
工で製作されたシート体５は、従来の切削加工で得る弁
座に較べて、巣孔の発生をなくすことができるし、切削
に要する時間に較べて短時間で製作できる。更に、電磁
弁ブロック体を本体ケース１内に固定する前に、シート
体５を押え板１５に装着した段階で、シート体５（弁座
５ａ）の形状等の検査が容易にでき、不良のシート体５
を予め排除することができる結果、組立完成後に行って
いる内漏れテストによる不良率の減少を図ることができ
て、生産性の向上を発揮する。尚、コイル１１に通電し
ない時には、バネ２０の付勢力によって、弁体８は弁座
５ａに接して閉状態となり（図１の右）、通電するとコ
イル１１の磁気作用によって、プランジャ１０を介して
弁体８が上昇して開状態となる（図１の左）。又、本実
施例は、バネの位置を従来（図２）と異にしている例で
記載したが、従来と同じ位置に配置した電磁弁であって
も、同じ効果を奏することは言うまでもない。
【０００８】
【発明の効果】本発明は、弁座を形成するシート体をプ
レス加工で製作して本体ケースに装着するものであるた
め、切削行程を省略できると共に、組み立て前に弁座形
状等の検査をすることができる為、組立完了後の内漏れ
検査での不良率の減少を招来し、生産性の向上を図るこ
とができる。
レス加工で製作して本体ケースに装着するものであるた
め、切削行程を省略できると共に、組み立て前に弁座形
状等の検査をすることができる為、組立完了後の内漏れ
検査での不良率の減少を招来し、生産性の向上を図るこ
とができる。
【図１】電磁弁の断面を示す図である。
【図２】従来の電磁弁を示す断面図である。
【符号の説明】 １ 本体ケース ２ 流体の入口 ３ 出口 ５ シート体 ５ａ 弁座 ８ 弁体 １０ プランジャ １０ａ 凹溝 ２６ コア部 １１ コイル １５ 押え板 ２０ バネ ２５ フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−99781（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−244682（ＪＰ，Ａ) 実開 昭52−129025（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−73666（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭50−156825（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−22952（ＪＰ，Ｕ) 実公 平３−2074（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16K 31/06 - 31/11 F16K 27/00 - 27/12
Claims (1)
- 【請求項１】 本体ケース内に形成の通路を開閉する弁
体を弁座に対設し、前記弁体を往復動可能に構成の電磁
弁であって、 プランジャ１０に付設の弁体８と押え板１５との間にバ
ネ２０を嵌挿し、前記プランジャ１０をガイド体１６を
介して挿入して電磁ブロック体を作成し、 プレス加工で断面Ｌ字状に突設形成の弁座５ａと弁座５
ａ内に流出孔５ｄを穿設形成のシート体５の内側上部を
前記押え板１５に装着すると共に、そのシート体５の外
側を本体ケース１内に固定して構成することを特徴とす
る電磁弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22063593A JP3322947B2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22063593A JP3322947B2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 電磁弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0755041A JPH0755041A (ja) | 1995-03-03 |
| JP3322947B2 true JP3322947B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=16754066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22063593A Expired - Lifetime JP3322947B2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 電磁弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3322947B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007002930A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Rinnai Corp | 電磁弁 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008146432A1 (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Mitsubishi Electric Corporation | 弁装置 |
-
1993
- 1993-08-11 JP JP22063593A patent/JP3322947B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007002930A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Rinnai Corp | 電磁弁 |
| JP4565450B2 (ja) * | 2005-06-24 | 2010-10-20 | リンナイ株式会社 | 電磁弁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0755041A (ja) | 1995-03-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080628 Year of fee payment: 6 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |