JP4187254B2 - 常閉型電磁弁の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、可動コアが弁座側に付勢されることにより、可動コアと共に進退移動する弁体が弁座に当接して閉弁状態となる常閉型電磁弁の製造方法に関する。
従来より可動コアがバネなどの弾性付勢部材により付勢されて、可動コアの先端側に設けられた弁体が弁座に当接して閉弁状態となり、通電コイルによりコアを励磁して、その電磁吸引力により可動コアを固定コア側に引き寄せることによって開弁状態となる常閉型電磁弁が知られている(特許文献1参照)。
特開平8−152076号公報
このような常閉型電磁弁では、弾性付勢部材が可動コアに与える付勢力が電磁弁の閉弁力を決定する重要な要素となっている。このため、常閉型電磁弁に用いられる弾性付勢部材の特性にばらつきがあると、閉弁時における弾性付勢部材の付勢力にばらつきが生じる。すなわち、通電(励磁)時には弾性付勢部材の付勢力に抗して開弁動作に必要な電磁吸引力にばらつきを生じ、非通電(磁)時には弾性付勢部材の付勢力に抗して開弁する開弁圧(開弁特性)にばらつきを生じることになり、調圧制御特性のばらつきにつながる。このように、弾性付勢部材の特性のばらつきは、調圧制御の精度向上の妨げとなっていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、弾性付勢部材の特性ばらつきの影響が少ない常閉型電磁弁の製造方法を提供することにある。
本発明は、ボディ部材に固定された固定コアと弁座との間において可動コアが弾性付勢部材により当該弁座側に付勢されながら当該弁座に当接可能な弁体と共に進退移動可能に設けられる常閉型電磁弁の製造方法において、貫通孔を有する前記可動コアの一方の端部側から前記弾性付勢部材を当該貫通孔に挿入した状態で、前記弁体を前記貫通孔に前記弾性付勢部材を圧縮しながら圧入進行し、圧縮された前記弾性付勢部材が与える付勢力をモニタしながら、前記付勢力が設定値になるまで前記弁体を圧入進行し、前記弁体を圧入固定する工程と、前記弁座が前記ボディ部材に圧入固定された状態において、前記弁体が前記弁座に当接するように前記貫通孔に前記弁体が圧入固定されている前記可動コアを、前記ボディ部材に挿入する工程と、前記貫通孔の開放端部から前記ボディ部材の収容空間の開放端部までの深さと予め設定された前記可動コアのストローク長とに基づいて前記固定コアの挿入量を設定し、設定された前記挿入量に基づいて前記固定コアを前記ボディ部材の前記収容空間に挿入して当該ボディ部材に固着させる工程と、を含むことを特徴とする常閉型電磁弁の製造方法に関するものである。また、本発明は、ボディ部材に固定された固定コアと弁座との間において可動コアが弾性付勢部材により当該弁座側に付勢されながら当該弁座に当接可能な弁体と共に進退移動可能に設けられる常閉型電磁弁の製造方法において、貫通孔を有する前記可動コアの一方の端部側から前記弾性付勢部材を当該貫通孔に挿入した状態で、前記弁体を前記貫通孔に前記弾性付勢部材を圧縮しながら圧入進行し、圧縮された前記弾性付勢部材が与える付勢力をモニタしながら、前記付勢力が設定値になるまで前記弁体を圧入進行し、前記弁体を圧入固定する工程と、前記弁座が前記ボディ部材に圧入固定された状態において、前記弁体が前記弁座に当接するように前記貫通孔に前記弁体が圧入固定されている前記可動コアを、前記ボディ部材に挿入する工程と、前記貫通孔の開放端部から前記弁体の先端までの長さと予め設定された前記可動コアの設定ストローク長とに基づいて前記固定コアの挿入量を設定し、設定された前記挿入量に基づいて前記固定コアを前記ボディ部材の前記収容空間に挿入して当該ボディ部材に固着させる工程と、を含むことを特徴とする常閉型電磁弁の製造方法に関するものである。
本発明によれば、弁体を可動コアに圧入固定する工程と固定コアをボディ部材に挿入して固着させる工程とにおいて、弾性付勢部材の弾性特性に応じて弁体の圧入量ならびに固定コアの挿入量を調整する。これにより各部材の加工精度のみでは調整できなかった弾性付勢部材の特性ばらつきが与える影響を低減することができる。従って本発明によれば、可動コアに与えられる付勢力が均一化され、調圧制御の精度向上が可能な常閉型電磁弁を製造することができるようになる。また、従来は弾性付勢部材のばらつきを考慮して電磁吸引力を発生させる通電コイルの出力マージンを十分に確保するために大きな通電コイルを用意する必要があったが、本発明によれば、部材の組み付け段階で弾性付勢部材の付勢力が均一化されるため通電コイルを小型化することができるようになる。
以下、本発明に好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る常閉型電磁弁10を模式的に示す断面図である。
本実施の形態に係る常閉型電磁弁10は、例えば、車両用アンチロックブレーキ制御装置等の液圧制御機器に組み付けられ、ブレーキの作動液の液圧制御に用いられる。
常閉型電磁弁10は、図1に示すように、例えば、車両用アンチロックブレーキ制御装置等の基体30に設けられた装着孔32に例えば、Oリングからなるシール部材27、28およびストッパ部材29を介して嵌装され、環状の係止部材26により固着されて組み
付けられている。基体30には、常閉型電磁弁10の嵌装方向に装着孔32を兼用する第1液路30aが設けられ、シール部材27、28の間には第2液路30bが設けられている。
この常閉型電磁弁10が組み付けられた車両用アンチロックブレーキ制御装置では、基体30の第1液路30a側からブレーキの作動液が流入し、開弁状態において第1液路30aと第2液路30bとが連通し、作動液が第2液路30b側へ吐出される構造となっている。また、弁座20内の空間を介して第2液路30b側から作動液を流入させて、第1液路30a側へ吐出させることも可能である。そして、この車両用アンチロックブレーキ制御装置においては、第1液路30aと第2液路30bとの間に介在する常閉型電磁弁10が作動液の流動経路の一部を担っている。
より具体的には、第1液路30aから作動液が流入する場合、作動液は、ボディ部材12の弁座20側の開口端部から、弁座20内部の第2開口部20bを経て第1開口部20aに至る空間を介して、ボディ部材12の収容空間12a内に流動し、ボディ部材12の側面に設けられた流入/吐出口12bおよびストッパ部材29の開口部を介して第2液路30b側へ流動して吐出される。そして、この常閉型電磁弁10の弁座20においては、弁体18による第1開口部20aの開閉が行われて、作動液の液圧状態が制御される。なお、本実施の形態の常閉型電磁弁10では、第2液路30b側から作動液を流入させ、第1液路30a側へ吐出させることもできる。この場合は、常閉型電磁弁10の内部において上述とは逆の流動経路をたどる。本実施形態の常閉型電磁弁10では、特に望ましくは、第1液路30a側から弁内部へ作動液が流入して、第2液路30b側へ作動液が吐出(排出)されるように液圧制御機器に設けられることが望ましい。言い換えれば、常閉型電磁弁10は、弁体18と弁座20とが当接した閉弁状態において、可動コア16に対するバネ部材15の付勢方向に抗して流れる作動液の流路を遮断することが望ましい。第1液路30aから第2液路30bへ作動液が流れる流路では、バネ部材15の付勢力のばらつきが電磁弁の調圧制御性に大きな影響を与えるため、後述する可動コア16への弁体18の圧入量を調整する手法によって、弁の調圧制御性に関して大きな改善効果を得ることができる。
また、本実施の形態に係る常閉型電磁弁10には、ブレーキの作動液に混入した不純物が常閉型電磁弁10の内部に流入するのを防止すべく、第1液路30aに対しては、フィルタ部材22が設けられている。また、第2液路30b側から作動液が流入するような使用状態である場合は、第2液路30bに対応した開口部を有するストッパ部材29にフィルタ機能を持たせた構成とすることも可能である。
次に、本実施の形態に係る常閉型電磁弁10の内部構造を具体的に説明する。
常閉型電磁弁10は、円筒状の非磁性体からなるボディ部材12を有する。このボディ部材12は、一端から他端にかけて貫通した収容空間12aを有し、その一端側が閉塞されるように、例えば、溶接などにより磁性体からなる固定コア14が固着されている。ボディ部材12は、円筒状のものに限られず、後述する可動コア16と弁座20を収容するための収容空間12aを有しているものであれば貫通孔を有するハウジングであってもよい。ただし、常閉型電磁弁10の小型化の観点からは、肉薄の筒状のものが好適である。このようなボディ部材12は、例えば、絞り加工により形成することができる。
また、ボディ部材12の収容空間12a内には、磁性体からなる可動コア16が嵌装されている。可動コア16は、固定コア14側から弁座20側にかけて貫通した貫通孔16aを有し、貫通孔16aの弁座20側の端部に弁体18が圧入固定されている。
本実施の形態においては、可動コア16に設けられた貫通孔16aの一部と貫通孔16aに圧入された弁体18の固定コア14側の端部18cとにより可動コア16を弁座20側に付勢するバネ部材15(弾性付勢部材の一例)の少なくとも一部が収容されるバネ収容部19が形成される。バネ部材15は、固定コア14の端部14aと可動コア16の貫通孔16aに圧入固定された弁体18の固定コア14側の端部18cとの間に縮設されている。すなわち、可動コア16は、圧入固定された弁体18の端部18cがバネ部材15より荷重を受けることによって、固定コア14と弁座20との間で収容空間12a内を弁座20側に付勢されながら所定のストローク長dで摺動することができる。
このように本実施の形態では、可動コア16に貫通孔16aが設けられており、弁体18が可動コア16の貫通孔16aに圧入固定されてバネ収容部19を構成するため、バネ部材15の特性にばらつきがあっても、可動コア16の貫通孔16aへの弁体18の圧入量dを調整することで、縮設されるバネ部材15の圧縮量を調整して特性ばらつきの影響を軽減することができる。すなわち、本実施の形態の常閉型電磁弁10では、バネ部材15による付勢力の均一化を図ることができ、調圧制御の精度を高めることができる。
特に本実施の形態では、弁体18は、バネ部材15が可動コア16に与える付勢力が所定値になるように、バネ部材15のバネ定数(弾性特性の一例)に応じた圧入量dで貫通孔16aに圧入される。このようにすれば、バネ部材15の特性ばらつきによる閉弁時における付勢力のばらつきを弁体18の圧入量dを調整することで解消することができる。このとき、固定コア14のボディ部材12への挿入量dは弁体18の圧入量dに応じて設定すればよい。
弁体18は、可動コア16と共に収容空間12a内を進退移動し、先端に設けられた当接部18aがボディ部材12の一端に固定された弁座20の第1開口部20aに当接して常閉型電磁弁10を閉弁状態とする。
また弁体18には、可動コア16と弁座20との間に作動液が閉じ込められることにより可動コア16の固定コア14側と弁座20側との間に生ずる差圧をなくして、可動コア16を円滑に進退移動させるために、収容空間12aの可動コア16に対する弁座20側と固定コア14側とを連通させる連通部18bが設けられている。図1に示す常閉型電磁弁10では、バネ収容部19がバネ部材15を収容するための空間だけではなく、可動コア16と弁座20との間の差圧をなくすための空間も兼ねている。このような構成において弁体18に連通部18bを設けるようにすれば、連通部18bを介して弁座20側と可動コア16の固定コア14側に設けられたバネ収容部19とを連通させることで可動コア16の固定コア14側と弁座20側との間の差圧をなくすことができるとともに、可動コア16と固定コア14との間の対向部分の面積を大きく確保することができるようになる。これにより開弁動作における可動コア16と固定コア14との間の電磁吸引力を増すことができ、コイル46の小型化あるいは常閉型電磁弁10全体の低消費電力化を達成することができる。なお連通部18bは、弁体18の内部に孔を設ける構成としてもよいし、弁体18の表面部に溝を設けた構成としてもよい。
弁座20は、ボディ部材12の収容空間12a内において、固定コア14により閉塞された端部と反対側の開口端部に圧入固定されている。また弁座20は、第1開口部20aと第2開口部20bとを有し、第1開口部20aから第2開口部20bに至る連通空間が作動液の流動経路の一部を構成する。第1開口部20aは、弁体18の当接部18aにより開閉される。第2開口部20bは、基体30の第1液路30a側に開口しており、作動液の流入口あるいは吐出口として常時開口されている。
また、ボディ部材12と固定コア14との外周には、コイルケース42が嵌装されている。このコイルケース42は主として磁性体から構成され、その内部にコイル46を巻装したボビン44が収納されている。
本実施の形態に係る常閉型電磁弁10においては、コイル46への通電により固定コア14が励磁されると、可動コア16に対して固定コア14側への電磁吸引力が発生する。すると、可動コア16は、ボディ部材12の内壁にガイドされながら、収容空間12a内の固定コア14と弁座20との間において所定のストローク長dをもって摺動することができる。すなわち、可動コア16は、コイル46の消磁状態においては、バネ部材15
より与えられる付勢力を受けて閉弁動作を行い、コイル46により固定コア14が励磁されることにより可動コア16に対して固定コア14側に働く磁気吸引力によって開弁動作を行う。このような常閉型電磁弁10における開弁/閉弁動作は、弁座20の第1開口部20aが弁体18の当接部18aにより開閉されることにより実現される。
次に、本実施の形態に係る常閉型電磁弁10の製造方法について説明する。
本実施の形態の常閉型電磁弁10の製造方法においては、ボディ部材12への各部材の組み付け時においてバネ部材15の特性に応じて弁体18の可動コア16の貫通孔16aへの圧入量dを調整することでバネ部材15の付勢力の均一化を図ることを特徴とする。具体的には、以下のように行うことができる。
まず、弁体18を可動コア16の貫通孔16aへ圧入固定してユニット化する工程を行う。この工程では、図2に示すように可動コア16の貫通孔16aにバネ部材15を挿入した状態で可動コア16の開放側端部を圧入荷重受け部材80に搭載し、可動コア16の貫通孔16aの一方の端部側から弁体18を圧入していく。このときバネ部材15は、弁体18に押圧されることによりピン90を下に押し込み、下方に配置した荷重センサ100によりバネ部材15の付勢力をモニタしながら弁体18の圧入を行う。そして、図3に示すようにバネ部材15の付勢力が所定の設定値になる圧入量dで弁体18の圧入を終了する。
本実施の形態の製造方法では、弁体18の圧入量dが使用するバネ部材15の特性に応じて変化する結果、可動コア16への弁体18の圧入が完了した状態では、可動コア16の貫通孔16a内に形成されるバネ収容部19の深さdならびに可動コア16の貫通孔16aの開放端部から弁体18の先端までの長さdも変化することになる。
このため本実施の形態では、固定コア12の挿入量dは、予め設定された可動コア16のストローク長(可動コア16の摺動可能距離)dと可動コア16の貫通孔16aへの弁体18の圧入量dとに関連付けて設定される。すなわち、本実施の形態では固定的に設定された可動コア16のストローク長dと弁体18の圧入量dによって変化する寸法とに基づいて固定コア14の挿入量dを設定することでバネ部材15の付勢力の均一化を図ることができる。
具体的には、第1の例として、弁座20がボディ部材12に圧入された状態において、弁体18が弁座20に当接するように貫通孔16aに弁体18が圧入されている可動コア16をボディ部材12に挿入し、この状態での可動コア16の貫通孔16aの開放端部からボディ部材12の収容空間12aの開放端部までの深さdと可動コア16のストローク長dとに基づいて固定コア14の挿入量dを設定することができる。
また第2の例として、可動コア16の貫通孔16aに弁体18を圧入した状態で可動コア16の貫通孔16aの開放端部から弁体18の先端までの長さdと可動コア16の設定ストローク長dとに基づいて固定コア14の挿入量dを設定することができる。
本実施の形態では上述の例のようにして設定された挿入量dに基づいて、図4及び図5に示すように固定コア14をボディ部材12の収容空間12aに挿入しながらバネ部材15を固定コア14の端部14aと弁体18の端部18cとの間に縮設し、その後溶接により固定コア14をボディ部材12に固着させることによりボディ部材12への各部材の組み付けを完了する。
以上に述べたように本実施の形態の製造方法によれば、弁体18を可動コア16の貫通
孔16aに圧入固定する工程と固定コア14をボディ部材12の収容空間12aに挿入して固着させる工程とにおいて、バネ部材15の弾性特性に応じて弁体18の圧入量dを調整し、弁体18の圧入量dに応じて固定コア14の挿入量dを設定することにより各部材の加工精度のみでは調整できなかったバネ部材15の特性ばらつきが閉弁時におけるバネ部材15の付勢力に与える影響を低減することができる。従って本実施の形態の製造方法によれば、可動コア16に与えられる付勢力、すなわちバネ部材15が弁体18の端部18cに与える荷重が均一化され、調圧制御の精度が良好な常閉型電磁弁10を製造することができる。
また、従来はバネ部材15の特性ばらつきを予め考慮して電磁吸引力を発生させるコイル46の出力マージンを十分に確保するために大きなコイルを用意する必要があったが、本実施の形態の製造方法によれば、部材の組み付け段階でバネ部材15の付勢力が均一化されるためコイル46を小型化することができるようになる。
以上に本発明に好適な実施の形態について説明したが、本発明は、上述した態様に限られるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形態様により実施することができる。例えば、本実施の形態に係る常閉型電磁弁10は、車両用アンチロックブレーキ制御装置に限らず、各種液圧制御機器に適用することが可能である。
本実施の形態に係る常閉型電磁弁を模式的に示す断面図である。 本実施の形態に係る常閉型電磁弁の一製造工程を模式的に示す断面図である。 本実施の形態に係る常閉型電磁弁の一製造工程を模式的に示す断面図である。 本実施の形態に係る常閉型電磁弁の一製造工程を模式的に示す断面図である。 本実施の形態に係る常閉型電磁弁の一製造工程を模式的に示す断面図である。
符号の説明
10 常閉型電磁弁、12 ボディ部材、12a 収容空間、12b 流入/吐出口、14 固定コア、15 バネ部材、16 可動コア、16a 貫通孔、18 弁体、
18a 当接部、18b 連通部、19 バネ収容部、20 弁座、
20a 第1開口部、20b 第2開口部、22 フィルタ

Claims (2)

  1. ボディ部材に固定された固定コアと弁座との間において可動コアが弾性付勢部材により当該弁座側に付勢されながら当該弁座に当接可能な弁体と共に進退移動可能に設けられる常閉型電磁弁の製造方法において、
    貫通孔を有する前記可動コアの一方の端部側から前記弾性付勢部材を当該貫通孔に挿入した状態で、前記弁体を前記貫通孔に前記弾性付勢部材を圧縮しながら圧入進行し、圧縮された前記弾性付勢部材が与える付勢力をモニタしながら、前記付勢力が設定値になるまで前記弁体を圧入進行し、前記弁体を圧入固定する工程と、
    前記弁座が前記ボディ部材に圧入固定された状態において、前記弁体が前記弁座に当接するように前記貫通孔に前記弁体が圧入固定されている前記可動コアを、前記ボディ部材に挿入する工程と、
    前記貫通孔の開放端部から前記ボディ部材の収容空間の開放端部までの深さと予め設定された前記可動コアのストローク長とに基づいて前記固定コアの挿入量を設定し、設定された前記挿入量に基づいて前記固定コアを前記ボディ部材の前記収容空間に挿入して当該ボディ部材に固着させる工程と、
    を含むことを特徴とする常閉型電磁弁の製造方法。
  2. ボディ部材に固定された固定コアと弁座との間において可動コアが弾性付勢部材により当該弁座側に付勢されながら当該弁座に当接可能な弁体と共に進退移動可能に設けられる常閉型電磁弁の製造方法において、
    貫通孔を有する前記可動コアの一方の端部側から前記弾性付勢部材を当該貫通孔に挿入した状態で、前記弁体を前記貫通孔に前記弾性付勢部材を圧縮しながら圧入進行し、圧縮された前記弾性付勢部材が与える付勢力をモニタしながら、前記付勢力が設定値になるまで前記弁体を圧入進行し、前記弁体を圧入固定する工程と、
    前記弁座が前記ボディ部材に圧入固定された状態において、前記弁体が前記弁座に当接するように前記貫通孔に前記弁体が圧入固定されている前記可動コアを、前記ボディ部材に挿入する工程と、
    前記貫通孔の開放端部から前記弁体の先端までの長さと予め設定された前記可動コアの設定ストローク長とに基づいて前記固定コアの挿入量を設定し、設定された前記挿入量に基づいて前記固定コアを前記ボディ部材の前記収容空間に挿入して当該ボディ部材に固着させる工程と、
    を含むことを特徴とする常閉型電磁弁の製造方法。
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