JP3322861B2 - 位相可変装置 - Google Patents

位相可変装置

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JP3322861B2
JP3322861B2 JP2000042103A JP2000042103A JP3322861B2 JP 3322861 B2 JP3322861 B2 JP 3322861B2 JP 2000042103 A JP2000042103 A JP 2000042103A JP 2000042103 A JP2000042103 A JP 2000042103A JP 3322861 B2 JP3322861 B2 JP 3322861B2
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宜久 岩本
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/18Phase-shifters
    • H01P1/181Phase-shifters using ferroelectric devices

Landscapes

  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミリ波,マイクロ
波等の位相を可変するための位相可変装置、特に誘電体
基板として液晶を使用した位相可変装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、ミリ波,マイクロ波等の応用開発
が積極的に進められている。例えば道路交通に関して
は、ITS(Intelligent Transpo
rt Systems〜高度道路交通システム)と呼ば
れる新交通システムにおいて、安全運転支援のためのシ
ステムが開発されており、このシステムにおいては、ミ
リ波レーダーを使用して、走行する車両の前方を探査す
るようになっている。このような高周波デバイスにおい
て、使用するミリ波の位相を可変するためには、例えば
図8に示すような構成の位相可変装置が知られている。
【0003】図8において、位相可変装置1は、ミリ波
またはマイクロ波の位相を変化させるものであって、誘
電体基板2と、この誘電体基板2の表面に形成された伝
送線路3と、その上から誘電体基板2の表面全体を覆う
ように配設されたガラス板4と、バイアス電源5と、か
ら構成されている。
【0004】上記誘電体基板2は、図示の場合、上下両
面に配設された配向膜2a,2bと、これら配向膜2
a,2bの間に配設された液晶層2cと、下方の配向膜
2bの下面に接するように配設されたグランドとしての
接地電極2dと、から構成されている。上記配向膜2
a,2bは、それぞれ矢印Aで示す方向にラビング等に
より処理されている。上記接地電極2dは、バイアス電
源5の−極に接続されるようになっている。
【0005】これに対して、上記液晶層2cは、例えば
ネマティック液晶が充填されている。そして、液晶層2
cの各液晶分子は、上述した配向膜2a,2bの間に
て、各配向膜2a,2bの配向処理によって、初期状態
(外部から電界が作用しない状態)においては、矢印A
で示す方向にアンチパラレル配向に並ぶようになってい
る。ここで、液晶層2cの上下方向の層厚は、液晶層の
誘電率および液晶分子の配向制御の容易性を考慮して、
例えば50μmに設定されている。
【0006】上記伝送線路3は、所謂マイクロストリッ
プ線路型となるように、誘電体基板2の上面にて蛇行す
るように配設されており、一端3aからマイクロ波が入
力され、他端3bからマイクロ波が出力されると共に、
上記バイアス電源5の+極に接続されるようになってい
る。また、伝送線路3によるマイクロ波の伝搬方向は、
液晶層2cの初期配向方向と平行になるように選定され
ている。尚、伝送線路3の長さ及び幅は、特性インピー
ダンス50Ωと整合させるため、例えば193mm及び
100μmに設定されている。
【0007】このような構成の位相可変装置1によれ
ば、バイアス電源5から伝送線路3及び接地電極2d間
にバイアス電圧を印加することにより、これらの間に在
る液晶層2c内の各液晶分子の配向が変化する。即ち、
バイアス電圧が0Vのとき、各液晶分子は、伝送線路3
におけるマイクロ波の電界に対して垂直であり、バイア
ス電圧が高くなると、各液晶分子は、マイクロ波の電界
に対して平行になる。このようにして、バイアス電源5
のバイアス電圧を調整することにより、液晶層2c内の
液晶分子の配向制御を行なって、液晶層2cの誘電率ε
を変化させると、伝送線路3におけるマイクロ波の位相
は、例えば20GHzの場合、図9に示すように変化
し、伝送線路3におけるマイクロ波の伝搬速度も変化す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の位相可変装置1においては、液晶層2cの層
厚が、液晶層の誘電率および各液晶分子の配向制御の容
易性を考慮して、50μmに設定されていることから、
バイアス電源5のバイアス電圧の調整による液晶層2c
内の各液晶分子の配向制御のレスポンスが遅くなってし
まうという問題があった。
【0009】本発明は、以上の点から、誘電体基板とし
て薄型の液晶を使用することにより、液晶のレスポンス
特性を向上させるようにした位相可変装置を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の第
一の態様によれば、互いに平行に配設され、互いに対向
する内面に形成された配向膜を備えた二枚の基板と、こ
れらの基板の間に封入された液晶層と、一方の基板の内
面にて蛇行するように形成された伝送線路と、当該基板
の内面にて、伝送線路に沿って、伝送線路に対して所定
間隔を備えるように形成された接地導体と、各基板の外
側面にて、それぞれ少なくとも伝送線路及び接地導体の
間の間隙に対応する領域に備えられた外部電極と、上下
の外部電極間にバイアス電圧を印加するバイアス電源
と、を含んでいることを特徴とする、位相可変装置によ
り、達成される。
【0011】本発明の第二の態様による位相可変装置
は、前記第一の態様による装置において、上記液晶層の
厚さが、0.5乃至3μmである。また、本発明の第三
の態様による位相可変装置は、前記第一の態様による装
置において、上記液晶層の厚さが、1乃至2μmであ
る。さらに、本発明の第四の態様による位相可変装置
は、前記第一の態様による装置において、上記伝送線路
と接地導体との間の間隙が、伝送線路の幅の3倍以上の
幅を有している。
【0012】この第一の態様では、バイアス電源からの
バイアス電圧が、基板間の液晶層に対して、各基板の外
側面に備えられた外部電極を介して印加される。これに
より、液晶層の誘電率が変化して、伝送線路を流れるミ
リ波またはマイクロ波に対して、位相の変化が発生す
る。この場合、上記バイアス電圧は、伝送線路のインピ
ーダンスを考慮することなく、任意に設定され得るの
で、液晶層が薄く、例えば第二の態様にて0.5乃至3
μmの厚さに構成され得ることになる。これにより、液
晶のレスポンスが向上して、高速の位相変化が可能にな
る。
【0013】また、伝送線路及び接地導体は、共に一方
の基板の内面に形成されていると共に、その間に第三の
態様にて伝送線路の幅の3倍以上の幅の間隙、例えば5
0乃至200μm程度の間隙を有しているので、この幅
を適宜に調整することにより、伝送線路に関して所望の
インピーダンスを設定することが可能である。このよう
にして、本発明によれば、液晶層13は、外部電極1
6,17により駆動制御されると共に、伝送線路14の
マイクロ波の位相変化は、接地電極15との所定間隔に
より制御されるので、液晶の配向変化とマイクロ波の位
相変化が互いに独立して制御され得る。従って、高速の
位相変化が可能になるので、高速位相変調に利用され得
る。
【0014】本発明の第四の態様による位相可変装置
は、前記第一の態様による位相可変装置において、蛇行
する伝送線路の間の領域にて、接地導体の幅が1mm以
上である。さらに、本発明の第五の態様による位相可変
装置は、前記第一の態様による位相可変装置において、
蛇行する伝送線路の間の領域にて、接地導体の幅が3m
m以上である。これら第四及び第五の態様では、接地導
体の幅が1mm以上、好ましくは3mm以上であること
により、伝送線路の接地が確実に行なわれ得ることにな
る。本発明の第六の態様による位相可変装置は、前記第
一の態様による位相可変装置において、上記接地導体
が、高周波電圧のみを通過させる波状の空隙を備えてい
る。この第六の態様では、接地導体が空隙を備えている
ことにより、伝送線路から接地導体に流れる高周波電圧
のみが、この空隙を通過して接地され、高周波成分が除
去され得ることになる。
【0015】本発明の第七の態様では、互いに平行に配
設され、互いに対向する内面に形成された配向膜を備え
た二枚の基板と、これらの基板の間に封入された液晶層
と、一方の基板の内面にて蛇行するように形成され、高
周波信号および液晶駆動用信号が流れる伝送線路と、当
該基板の内面にて、伝送線路に沿って、伝送線路に対し
て所定間隔を備えるように形成された接地導体と、伝送
線路と接地導体の間にバイアス電圧を印加するバイアス
電源と、を含んでいることを特徴とする、位相可変装置
により、上記目的が達成される。この第七の態様では、
バイアス電源からのバイアス電圧が、基板間の液晶層に
対して、液晶各基板の外側面に備えられた外部電極を介
して印加される。これにより、液晶層の誘電率が変化し
て、伝送線路を流れるミリ波またはマイクロ波に対し
て、位相の変化が発生する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図5を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0017】図1乃至図3は、本発明による位相可変装
置の一実施形態の構成を示している。図において、位相
可変装置10は、ミリ波またはマイクロ波の位相を変化
させるものであって、二枚の互いに平行に配設された基
板11,12と、これらの基板の間に封入された液晶層
13と、一方の基板(図示の場合、上方の基板)11の
内面(下面)に形成された伝送線路14及び接地導体1
5と、各基板11,12の外側面に形成された外部電極
16,17と、これら外部電極16,17間に接続され
たバイアス電源18と、から構成されている。
【0018】上記基板11,12は、例えば石英,セラ
ミック,サファイア,ガラス等から構成されており、厚
さが0.3mm以上、好ましくは0.6mmに選定され
ている。さらに、基板11,12は、その互いに対向す
る内面に、それぞれ配向膜11a,12b(図4参照)
を備えている。
【0019】上記液晶層13は、基板11及び12の間
にて、周囲がシール剤13aにより封止されていると共
に、内部に液晶13bが充填されており、厚さが0.5
乃至3μm、好ましくは1乃至2μmに選定されてお
り、この厚さを保持するために、基板11,12間には
スペーサ12aが介挿されている。スペーサ12aは、
ガラス、プラスチック等からなる所定の大きさの外径を
有するもので、伝送線路及び/または接地導体を形成し
た箇所に選択的に配設することが好ましく、その場合に
はスペーサの外径を液晶層の厚み−伝送線路(接地導
体)の厚みと略等しくする。なお、液晶層の厚みと伝送
線路(接地導体)の厚みが略同一の場合には、スペーサ
は省略しても良い。ここで、液晶13bは、例えばネマ
ティック液晶が使用される。尚、液晶13bの配向方向
は、液晶13bに対応して、例えば以下のように選定さ
れる。液晶13bが、Δεが正のネマティック液晶の場
合、図2にて左右方向にアンチパラレル配向(図4参
照)となるように、基板11,12の配向膜11a,1
2bが互いに逆方向(反平行)にラビング処理される。
【0020】上記伝送線路14は、上方の基板11の内
面(下面)に対して、金または金/銅の積層体を形成す
ることにより、図示のように蛇行するように構成されて
おり、その厚さは例えば0.5μm以上であり、その幅
は基板11の厚さと誘電率εに依存して選定される。
【0021】上記接地導体15は、同様に、上方の基板
11の内面(下面)に対して、金,金/銅の積層体また
は銅を形成することにより、伝送線路14の両側に沿っ
て、伝送線路14に対して所定間隔d2を有するよう
に、形成されている。これにより、接地導体15は、基
板11の内面にて、伝送線路14の両側にそれぞれ形成
されることになる。尚、接地導体15は、図1にて左右
両側が伝送線路14により挟まれる領域にて、その幅d
1が、1mm以上、好ましくは3mm以上に選定されて
いる。
【0022】ここで、接地導体15の厚さは、例えば
0.5μm以上に選定されており、また上記所定間隔d
2は、伝送線路14のインピーダンス整合及び伝送損失
を考慮して、好ましくは50乃至200μm程度に選定
されている。尚、上記所定間隔d2の間隙内には、前述
した液晶13bが満たされることになる。
【0023】さらに、各接地導体15は、基板11の端
縁(図1にて上下の端縁)にて、外部に接地するための
接続部15aを備えており、この接続部15aは、空隙
15bを介して、接地導体15に隣接する領域15cに
対して切り離されている。この空隙15bは、図示の場
合、方形波状の形状を有しており、その幅は例えば10
0μm程度に選定されている。
【0024】上記外部電極16,17は、基板11,1
2の外側面に対して、金属またはITO膜により形成さ
れており、その厚さは特に制限されないので、適宜に選
定され得る。尚、外部電極16,17は、図示の場合、
上記伝送線路14と接地導体15の間の所定間隔d2の
間隙の領域に対応して、形成されている。
【0025】上記バイアス電源18は、公知の構成の電
源であって、上記外部電極16,17間にバイアス電圧
を印加するように構成されている。このバイアス電源1
8は、例えば100乃至10kHzで3乃至10Vで、
液晶13bを駆動するようになっている。
【0026】本発明実施形態による位相可変装置10
は、以上のように構成されており、以下のように動作す
る。伝送線路14の一端14aから例えばマイクロ波が
入力され、他端14bから出力される。その際、外部電
極16,17間にバイアス電源18から適宜のバイアス
電圧が印加されることにより、液晶層13内の液晶13
bが駆動され、バイアス電圧が0Vの場合には、各液晶
分子は、図2に示すように、水平(マイクロ波の電界に
対して垂直)であるが、バイアス電圧が高くなると、各
液晶分子は、図3に示すように、垂直(マイクロ波の電
界に対して水平)になるように、配向が変化する。これ
により、液晶層13の誘電率εが変化する。
【0027】ここで、伝送線路14は、接地導体15に
対して所定間隔d2だけ離れていることから、伝送線路
14のインピーダンスは適宜に設定されており、伝送損
失も低く抑えられることになる。従って、液晶13bを
駆動するためのバイアス電圧を印加するための外部電極
16,17の間隔、即ち液晶層13の厚さは、従来のよ
うな50μmである必要はなく、例えば0.5乃至3μ
m、好ましくは1乃至2μmに選定され得る。これによ
り、液晶13bのバイアス電圧による配向制御のレスポ
ンスが向上する。
【0028】このようにして、液晶13bが高速で配向
制御され、高速で誘電率が変化されることにより、伝送
線路14は、その物理的な長さは変化しないが、所謂電
気長が変化する。即ち、基板上の波長をλ,自由空
間での波長をλ,基板と自由空間における平均的な
誘電率をεreとすると、基板上の波長λは、下記
式(1)で表される。 従って、誘電率が変化すると、基板上の波長λも変
化することになる。これにより、電気長が変化すると、
伝送線路14で捉えることのできるマイクロ波が変化す
ることになり、結果的に、伝送線路14から出力される
マイクロ波の位相が可変され得ることになる。
【0029】位相の変化量即ち移相量は、上記電気長を
適宜に制御することにより行なわれ得るので、基板1
1,12の種類や厚さ,液晶13bの材料を適宜に選択
して、位相可変装置10を設計することにより、可能で
ある。また、液晶13bのレスポンスの向上は、液晶層
13の厚さを低減し、所定間隔d2を適宜に選定するこ
とにより行なわれ得る。尚、所定間隔d2は、基板1
1,12の誘電率,伝送線路14の幅等に対応して、伝
送線路14が所望のインピーダンスとなるように選定さ
れるが、具体的には例えば50乃至200μm程度が好
適である。さらに、前述した接地導体15の幅d1は、
隣接する伝送線路14と結合しないように、適宜の距離
が必要であり、少なくとも1mm以上、好ましくは3m
m以上が好ましい。
【0030】また、接地導体15において、ミリ波,マ
イクロ波等の高周波領域においては、空隙15bの両側
にて、即ち接続部15aと領域15cとで、同じ電位で
あることから、高周波領域では、領域15cは有効に接
地されているとみなされる。これに対して、液晶を駆動
するためのバイアス電圧のような低周波領域において
は、接続部15aと領域15cとでは、異なる電位であ
り、実質的に絶縁されている。これにより、高周波領域
での回路分離が行なわれて、伝送線路14を流れるミリ
波,マイクロ波の高周波電圧が、外部電極16,17と
の間で、液晶13bを駆動しないようになっている。
【0031】尚、上記液晶13bは、例えばΔεが正の
ネマティック液晶であって、図2にて左右方向にアンチ
パラレル配向になっているが、これに限らず、液晶とし
ては、例えば以下に示す液晶が使用され得る。二番目の
構成例は、液晶13bとして、Δεが負のネマティック
液晶が使用され得る。この場合、液晶13bは、図2に
て垂直方向にアンチパラレル配向(図5参照)となるよ
うに構成される。この場合、垂直配向は、配向膜のラビ
ングによるものでは均一なプレチルト付与が難しいこと
から、例えば偏光または非偏光紫外線の照射等による光
配向が好適である。
【0032】三番目の構成例は、Δεが正または負のネ
マティック液晶が使用され、その配向が、一方の配向膜
がプレティルトを有する平行配向であって、他方の配向
膜が垂直配向である。配向処理としてはラビング処理、
光配向処理などを用いることができる。四番目の構成例
は、SmC相を有する強誘電性液晶(FLC)、例
えば一般的には表面安定化FLCが使用され、一方の配
向膜が平行配向とする。
【0033】さらに、液晶13bとして、反強誘電性液
晶(AFLC)やSmA相の液晶も使用され得る。AF
LCの場合には、電界誘起によるSmC A相とSmC*
相との間の相転移を利用した、例えば電界誘起相転移
AFLCが使用される。また、SmA相の液晶の場合に
は、電傾効果による配向変化が利用される。従って、液
晶13bとしては、バイアス電源18からのバイアス電
圧の適宜の調整によって、配向が変化するものであれ
ば、任意の液晶が使用され得るが、配向変化量Δnの大
きい液晶がより好適である。
【0034】上述した実施形態においては、外部電極1
6,17は、伝送線路14と接地電極15との間の所定
間隔d2の間隙に対応して、基板11,12の外側面に
形成されているが、これに限らず、基板11,12の外
側面全体に形成されていてもよい。また、上述した実施
形態においては、伝送線路14及び接地電極15が、上
方の基板11の内面(下面)に形成されているが、これ
に限らず、下方の基板12の内面(上面)に形成されて
いてもよいことは明らかである。さらに、上述した実施
形態においては、伝送線路14に対してマイクロ波が入
力される場合について説明したが、これに限らず、ミリ
波が入力されるようにしてもよく、この場合にも、同様
にミリ波の位相が変化され得る。
【0035】図6は、本発明による位相可変装置の他の
実施形態の構成を示している。図6において、位相可変
装置20は、ミリ波またはマイクロ波の位相を変化させ
るものであって、二枚の互いに平行に配設された基板1
1,12と、これらの基板の間に封入された液晶層13
と、一方の基板(図示の場合、上方の基板)11の内面
(下面)に形成された伝送線路24及び接地導体25
と、から構成されている。
【0036】上述した実施形態においては、外部電極が
基板11、12の外側面に形成されていたが、本実施形
態においては外部電極を形成していない。本発明実施形
態による位相可変装置20は、伝送線路24の一端24
aからマイクロ波等の高周波および液晶駆動用の交流信
号が入力され、他端24bから出力される。伝送線路2
4に液晶駆動用の交流信号を入力した場合には、接地導
体25と伝送線路24との間に適宜のバイアス電圧が印
加されることにより、液晶層13内の液晶分子13bが
駆動される。
【0037】液晶層13として誘電率異方性が負(Δε
<0)の液晶分子13bを用いた場合には、バイアス電
圧が0Vのときに、各液晶分子は図6及び図7(a)に
示すように伝送線路24の長軸方向と直交(基板に対し
ては水平、紙面に対して垂直)するように配向し、バイ
アス電圧が高くなると、各液晶分子は図7(b)に示す
ように、伝送線路24の長軸方向と平行(基板に対して
は水平)になるように配向する。これにより液晶層13
の誘電率εが変化する。ここで、直交とは完全な直交の
みではなく、伝送線路24の長軸方向に対して完全に直
交した状態から45度未満の範囲で傾いた状態で配向す
ることをいう。電圧無印加状態において完全に直交(9
0度)すると、電圧印加による液晶分子13bの傾き方
向が安定しない。よって、伝送線路24の長軸方向に対
して2〜5度傾いた状態で配向させることが好ましい。
なお、平行とは、同様に伝送線路24の長軸方向に対し
て完全に平行な状態のみではなく平行状態から45度未
満の範囲傾いた状態で配向することを含む。
【0038】先の実施形態においては外部電極16、1
7により一対の基板間の層厚方向にて液晶層をスイッチ
ングするものとしていたが、本実施形態においては前述
したように横方向にてスイッチングを行う。よって、先
の実施形態と同様に液晶層の厚みを薄くすることが可能
となり高速化を図ることができ得る。なお、伝送線路2
4に入力する信号には、例えばGHzの周波数帯の高周
波信号と、数百Hz〜数KHzの液晶駆動層の交流信号
を用いる。また、接地導体25と伝送線路24との間の
距離d2が長い場合には閾値電圧が高くなるので、液晶
駆動用の電圧としては5V程度の低電圧ではなく、数百
V程度までの高い電圧を加えることが好ましい。また、
液晶層の厚みは30μm以下、好ましくは10μm以下
とすると応答速度を早めることができ好ましい。
【0039】上述した他の実施形態においては、液晶層
として誘電率異方性が負の液晶分子13bを用いた場合
について説明したが、誘電率異方性が正(Δε>0)の
液晶分子を用いるものでも良い。この場合には、バイア
ス電圧が0Vの際に各液晶分子は伝送線路24の長軸方
向と平行(基板に対しては水平)するように配向し、バ
イアス電圧が高くなると、各液晶分子は伝送線路24の
長軸方向と直交(基板に対しては水平)するように配向
する。これにより液晶層の誘電率εが変化し、入力した
マイクロ波等の高周波の位相を変化して出力する。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、外
部電極を形成した位相可変装置の場合には、バイアス電
源からのバイアス電圧が、基板間の液晶層に対して、各
基板の外側面に備えられた外部電極を介して印加される
ので、このバイアス電圧は、伝送線路のインピーダンス
を考慮することなく、任意に設定され得る。従って、液
晶層が薄く構成され得ることになり、液晶のレスポンス
が向上して、高速の位相変化が可能になる。また、伝送
線路及び接地導体は、共に一方の基板の内面に形成され
ていると共に、その間に伝送線路の幅の3倍以上の幅の
間隙を有しているので、この幅を適宜に調整することに
より、伝送線路に関して所望のインピーダンスを設定す
ることが可能である。外部電極を形成しない本発明の場
合には、バイアス電源からのバイアス電圧が、基板間の
液晶層に対して、伝送線路と接地導体間を介して印加さ
れるので、基板と平行な横方向でのスイッチングにより
液晶層を駆動することができる。従って、液晶層が薄く
構成され得ることになり、液晶のレスポンスが向上し
て、高速の位相変化が可能になる。このようにして、本
発明によれば、誘電体基板として薄型の液晶を使用する
ことにより、液晶のレスポンス特性を向上させるように
した、極めて優れた位相可変装置が提供され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による位相可変装置の一実施形態の構成
を示す説明図である。(a)は外部電極形成前の概略平
面図、 (b)は外部電極形成後の位相可変装置を接地
導体を除いた状態で示す概略平面図である。
【図2】図1の位相可変装置を示す図1におけるX−X
線縦断面図である。
【図3】図2の位相可変装置のバイアス電圧印加状態を
示す縦断面図である。
【図4】図1の位相可変装置における液晶の配向状態の
一例を示す概略断面図である。
【図5】図1の位相可変装置における液晶の配向状態の
他の例を示す概略断面図である。
【図6】本発明による位相可変装置の他の実施形態の構
成を示す概略平面図である。
【図7】図6の他の実施形態の位相可変装置を示す、図
6におけるX−X線縦断面図である。(a)がバイアス
電圧無印加状態を示し、 (b)がバイアス電圧印加状
態を示す。
【図8】従来の位相可変装置の一例の構成を示す概略斜
視図である。
【図9】図8の位相可変装置におけるバイアス電圧と位
相変化量(移相量)との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10,20 位相可変装置 11,12 基板 12a スペーサ 13 液晶層 13a シール剤 13b 液晶 14,24 伝送線路 15,25 接地導体 15a 接続部 15b 空隙 15c 領域 16,17 外部電極 18 バイアス電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金近 正之 神奈川県横浜市青葉区荏田西1−3−1 スタンレー電気株式会社 技術研究所 内 (72)発明者 平田 圭一 神奈川県横浜市青葉区荏田西1−3−1 スタンレー電気株式会社 技術研究所 内 (72)発明者 久保 文雄 神奈川県横浜市青葉区荏田西1−3−1 スタンレー電気株式会社 技術研究所 内 審査官 新川 圭二 (56)参考文献 特開 平11−103201(JP,A) 特開 平11−274822(JP,A) 特開 平7−7303(JP,A) 特開 平5−151535(JP,A) 特開 昭63−84053(JP,A) 特開 平11−119223(JP,A) 特開2000−13114(JP,A) 米国特許5936484(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/18 G02F 1/13 505 JICSTファイル(JOIS)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に配設され、互いに対向する
    内面に形成された配向膜を備えた二枚の基板と、 これらの基板の間に封入された液晶層と、 一方の基板の内面にて蛇行するように形成された伝送線
    路と、 当該基板の内面にて、伝送線路に沿って、伝送線路に対
    して所定間隔を備えるように形成された接地導体と、 各基板の外側面にて、それぞれ少なくとも伝送線路及び
    接地導体の間の間隙に対応する領域に備えられた外部電
    極と、 上下の外部電極間にバイアス電圧を印加するバイアス電
    源と、を含んでいることを特徴とする、位相可変装置。
  2. 【請求項2】 上記液晶層の厚さが、0.5乃至3μm
    であることを特徴とする、請求項1に記載の位相可変装
    置。
  3. 【請求項3】 上記伝送線路と接地導体との間の間隙
    が、伝送線路の幅の3倍以上の幅を有していることを特
    徴とする、請求項1に記載の位相可変装置。
  4. 【請求項4】 蛇行する伝送線路の間の領域にて、接地
    導体の幅が1mm以上であることを特徴とする、請求項
    1に記載の位相可変装置。
  5. 【請求項5】 蛇行する伝送線路の間の領域にて、接地
    導体の幅が3mm以上であることを特徴とする、請求項
    1に記載の位相可変装置。
  6. 【請求項6】 上記接地導体が、高周波電圧のみを通過
    させる波状の空隙を備えていることを特徴とする、請求
    項1に記載の位相可変装置。
  7. 【請求項7】 互いに平行に配設され、互いに対向する
    内面に形成された配向膜を備えた二枚の基板と、 これらの基板の間に封入された液晶層と、 一方の基板の内面にて蛇行するように形成され、高周波
    信号および液晶駆動用信号が流れる伝送線路と、 当該基板の内面にて、伝送線路に沿って、伝送線路に対
    して所定間隔を備えるように形成された接地導体と、 伝送線路と接地導体の間にバイアス電圧を印加するバイ
    アス電源と、を含んでいることを特徴とする、位相可変
    装置。
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