JP3322252B2 - 入力装置ロック方法 - Google Patents

入力装置ロック方法

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JP3322252B2
JP3322252B2 JP29055999A JP29055999A JP3322252B2 JP 3322252 B2 JP3322252 B2 JP 3322252B2 JP 29055999 A JP29055999 A JP 29055999A JP 29055999 A JP29055999 A JP 29055999A JP 3322252 B2 JP3322252 B2 JP 3322252B2
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孝三 金井
忠 谷口
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スカイ・シンク・システム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータ(以下パソコンと称する)等の情報処理システ
ムの入力装置のロック方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日事務処理等に使用されるパソコン等
の情報処理システムは広く普及しており、多方面の分野
で使用されている。その構成もスタンドアロンのパソコ
ン1台のみから、多数台のパソコンが接続されたネット
ワークシステムに至るまで、多様な形態が存在してい
る。このような状況の下でパソコンの操作に不慣れな人
の不用意な操作がなされた場合に、パソコンがハングア
ップ等して処理不能に陥り、事務処理等に多大な影響を
与えることもあり得る。特に多数台のパソコンが接続さ
れたネットワークシステムにおいてこのようなことが起
きると、深刻な事態に発展することもある。そこで、こ
のようなパソコンの操作に不慣れな人の不用意な操作に
対する対策として、キーボードやマウス等からの無意味
な入力については、その入力を無視するように工夫を施
すことが従来より提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入力内
容が無意味であるか有意味であるかの判定は、それぞれ
のアプリケーションの入力内容との関係で行うしかな
く、このため従来の提案は、特定のアプリケーションに
ついてのみキーボード操作を監視できるものにすぎず、
またマウスにおいても同様であった。そこでこの発明
は、パソコン等の情報処理システムに対して、アプリケ
ーションの内容にかかわらず、一般的に操作に不慣れな
人の入力操作あるいは未熟な入力操作に対する影響を防
止するためになされたものであって、操作に不慣れな人
の入力操作あるいは未熟な入力操作による入力操作状態
を異常入力操作状態として類型化し、これに該当する入
力操作状態が生じた場合に、その後の新たな入力操作を
無効とする、パソコン等の情報処理システムの入力装置
のロック方法を、提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、パソコン等
の情報処理システムに対する、パソコンの入力操作、特
にキーボードとマウスの操作について、ベテランや不慣
れな人の操作を注意深く観察した結果、次の点に気がつ
いた。即ち、比較的短い時間になされた瞬時入力操作
が、異常な入力操作でない場合、または、異常な入
力操作であっても誤って行われた操作の場合は、その瞬
時入力操作が繰り返されることは少ないが、異常な入
力操作である場合には、その瞬時入力操作が、繰り返し
行われるということである。例えば、キーボードの一つ
のキーを1秒間以上押されつづけることが、1分間に
1、2度程度なら、異常なものでないか、または異
常なものであっても誤って行われた操作であると一般に
考えられるが、1分間に10回以上であれば、一般に、
操作に不慣れな人の異常な入力操作と考えて問題は生
じない。つまり、瞬時入力操作が行われただけでは、
正しい操作なのか、正しい操作ではないが誤って行わ
れた操作で繰り返しの伴なわないものなのか、あるいは
異常入力操作であるのか、いずれの可能性もあり、判
別困難である場合に、その瞬時入力操作に続く操作を監
視することにより、その瞬時入力操作が繰り返し行われ
たか否かを判定し、上記の、を取り除き、の異常
入力操作か否かを判断することが可能である。そこでこ
の点に着目して、パソコン等の情報システムの入力操作
に不慣れな人が行いやすい入力操作で、反復して行われ
ることにより異常入力操作とみなせる入力操作を類型化
して、異常操作判定基準を設け、この基準を用いてパソ
コン等の情報処理システムの入力装置をロックする方法
を発明したのが、本発明である。
【0005】即ち、入力装置のロック方法の内容は、次
のとおりである。少なくとも表示装置と入力装置を有す
る情報処理システムにおいて、反復されると異常入力操
作状態とみなされる瞬時入力操作の種類である異常入力
操作パターンと、この異常入力操作パターンの反復態様
の種類である異常反復態様パターンとで規定される、異
常操作判定基準があらかじめ定められており、前記入力
装置の前記瞬時入力操作の連続である入力操作経過を監
視し、この入力操作経過が前記異常操作判定基準に該当
するときは、その後の前記入力装置からの新たな入力操
作を無効とする。そして、前記異常入力操作パターン
が、その所要時間である操作基準時間に基づき規定さ
れ、前記異常反復態様パターンが、前記異常入力操作状
態とみなされるために必要な前記異常入力操作パターン
の最低反復回数と、この最低反復回数を監視するための
入力操作監視時間とで規定されたものとする。
【0006】そして、前記入力装置が、キーボードであ
る場合に、前記異常操作判定基準の第1の基準として、
前記異常入力操作パターンを、前記キーボードの少なく
とも1つのキーが、前記操作基準時間、継続して押され
続けた状態とする。
【0007】同じく第2の基準として、前記異常入力操
作パターンを、前記キーボードの文字または符号の同一
または異なるキーが、前記操作基準時間内に、あらかじ
め定められた最低打鍵回数以上打鍵された状態とする。
【0008】同じく第3の基準として、前記異常入力操
作パターンを、前記キーボードの少なくとも1つのキー
が、前記表示装置の表示が入力待ち状態でないときに、
前記操作基準時間内に、打鍵された状態とする。
【0009】また、前記入力装置が、左釦と右釦の2つ
の釦を備えたマウスを有する場合に、異常操作判定基準
の第4の基準として、前記異常入力操作パターンを、前
記マウスのマウス釦が2つ同時に、前記操作基準時間内
に、打鍵された状態または、前記操作基準時間、押され
続けた状態とする。
【0010】同じく第5の基準として、前記異常入力操
作パターンを、前記マウスが、そのマウス釦が打鍵され
ることなく、前記操作基準時間、動き続けた状態とす
る。
【0011】同じく第6の基準として、前記異常入力操
作パターンを、前記マウスのマウス釦のダブルクリック
が、前記操作基準時間内に、あらかじめ定められたダブ
ルクリック最低反復回数以上行われた状態とする。
【0012】また、前記入力装置が、キーボード、マウ
スまたはその双方でなる情報処理システムにおいて、第
1の基準から第6の基準を複数組み合わせた、入力装置
ロック方法とする方法もある。
【0013】図1は上記の入力装置ロック方法の概念を
表したフローチャートである。尚、本明細書において、
「S番号」、または、「Sアルファベット番号」はフロ
ーチャートのステップ番号を表す。またYはYESを、
NはNOを表す。上記の入力装置ロック方法では、少な
くとも表示装置と入力装置を有する情報処理システムの
入力装置の、瞬時入力操作の連続である入力操作経過を
監視し(S1)、入力操作経過が異常操作判定基準に該
当するとき、即ち、入力操作監視時間内に異常入力操作
パターンに該当する瞬時入力操作が最低反復回数以上反
復して行われたか、をチェックし(S2)、そうであれ
ば、入力装置からのそれ以後の入力操作を無効とする
(S3)。ここで、入力操作を無効とするとは、入力装
置からの入力操作を全くできなくしてもよいが、一般に
は入力装置からの入力操作を全くできなくするのではな
く、入力操作は可能であり、その操作により生じた信号
は情報処理システムに取り込まれるが、その信号による
何等の処理も行われなくすることである。情報システム
の入力装置をロックするとの表現も、この意味である。
【0014】次に上記の入力装置ロック方法に使用され
ている異常操作判定基準について説明する。まず第1の
基準の場合、例えば操作基準時間を1秒間以上とし、最
低反復回数を10回とし、入力操作監視時間を60秒間
とすると、キーボードの少なくとも1つのキーが1秒以
上継続して押され続けた状態が、60秒間に10回以上
発生すれば、異常入力操作状態とみなす。
【0015】第2の基準の場合、例えば最低打鍵回数を
2回とし、操作基準時間を1秒間とし、最低反復回数を
25回とし、入力操作監視時間を30秒間とすると、1
秒間にキーボードの文字または符号の同一または異なる
キーが2回以上打鍵された状態が、30秒間に25回以
上発生すれば、異常入力操作状態とみなす。
【0016】第3の基準の場合、例えば操作基準時間を
1秒間とし、最低反復回数を8回とし、入力操作監視時
間を10秒間とすると、情報処理システムの表示装置の
表示が入力待ち状態でないときに、1秒間に1つ以上の
文字または符号の同一または異なるキーが打鍵された状
態が、10秒間に8回以上発生すれば、異常入力操作状
態とみなす。
【0017】第4の基準の場合、例えば操作基準時間を
1秒間とし、最低反復回数を4回とし、入力操作監視時
間を5秒間として、マウス釦が2つ同時に、1秒間に打
鍵された状態が、5秒間に4回以上発生するか、また
は、例えば操作基準時間を1秒間以上とし、最低反復回
数を1回とし、入力操作監視時間を5秒間として、マウ
ス釦が2つ同時に、1秒間以上押され続けた状態が5秒
間に1回以上発生すれば、異常入力操作状態とみなす。
【0018】第5の基準の場合、例えば操作基準時間を
1秒間以上とし、最低反復回数を4回とし、入力操作監
視時間を5秒間とすると、マウス釦が1秒間以上の間に
一度も打鍵されないでマウスが動き続けた状態が、5秒
間に4回以上発生すれば、異常入力操作状態とみなす。
【0019】第6の基準の場合、例えばダブルクリック
最低反復回数を2回とし、操作基準時間を1秒間とし、
最低反復回数を4回とし、入力操作監視時間を5秒間と
すると、マウス釦のダブルクリックが、1秒間に2回以
上行われた状態が、5秒間に4回以上発生すれば、異常
入力操作状態とみなす。
【0020】上記の基準の説明で例示した数値は一つの
例であり、他の数値に変更することができる。上記の入
力装置ロック方法によれば、パソコン等の情報システム
の入力操作に不慣れな人が行いやすい入力操作で、反復
して行われることにより異常入力操作とみなせる入力操
作を類型化して、異常操作判定基準を設け、この基準を
用いて異常入力操作状態を識別することにより、パソコ
ン等の情報システムの入力装置をロックすることになる
ので、パソコン等の情報処理システムに対して、アプリ
ケーションの内容にかかわらず、一般的に操作に不慣れ
な人の入力操作あるいは未熟な入力操作に対する影響を
防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例につき、図面
に基づき詳しく説明する。図2は本発明の入力装置ロッ
ク方法を実施するために用いる情報処理装置の一例の構
成を示したブロック図である。本装置は図2に示すよう
に、マイクロプロセッサーで構成されるCPU3と、半
導体メモリーで構成され、本装置を動作させるためのプ
ログラムを記憶させるメモリー4を中心にして、CPU
3には入力制御部2及び、出力制御部5を接続してい
る。入力制御部2にはキーボード7とマウス8とで構成
される入力装置1を接続している。また、出力制御部5
には、CRT等で構成される表示装置6を接続してい
る。
【0022】本発明の入力装置ロック方法は、情報処理
システムの入力装置の瞬時入力操作の連続である入力操
作経過を監視し、入力操作経過が異常操作判定基準に該
当するとき、即ち、入力操作監視時間内に異常入力操作
パターンに該当する瞬時入力操作が最低反復回数以上反
復して行われたかをチェックし、そうであれば入力装置
1からのそれ以後の入力操作を無効とするものである。
入力操作を無効とするとは、前述のとおり、入力装置か
らの入力操作を全くできなくするのではなく、入力操作
は可能でありその操作により生じた信号は、入力制御部
2を介してCPU3に取り込まれるが、その信号による
何等の処理も行われなくすることである。入力装置をロ
ックするとの表現も、この意味である。以下に、キーボ
ード7とマウス8とを備えた入力装置1を有する図2の
装置を用いて、具体的な異常操作判定基準を備えた本発
明の入力装置ロック方法の実施例について、説明する。
【0023】図3に、第1実施例のフローチャートを示
す。第1実施例は、異常操作判定基準として、操作基準
時間を1秒間以上とし、異常入力操作パターンをキーボ
ード7の少なくとも1つのキーが1秒以上継続して押さ
れ続けた状態とし、最低反復回数を10回とし、入力操
作監視時間を60秒間とする。即ち、キーボード7の少
なくとも1つのキーが1秒以上継続して押され続けた状
態が、60秒間に10回以上発生すれば、異常入力操作
状態と判定する。図3において、T1は異常入力操作パ
ターンの所要時間である操作基準時間を計測するための
操作基準時間タイマ、T2は入力操作監視時間を計測す
るための入力操作監視時間タイマ、C1は異常入力操作
パターンそのものが基本となる操作の繰り返しである場
合に、この異常入力操作パターンを検出するために使用
する異常入力操作パターンカウンタ、C2は最低反復回
数をカウントするための反復回数カウンタで、これらの
タイマやカウンタはソフトウエアにより形成している
が、ハードウエアで設けてもよい。また、Sはキーボー
ド7を操作したときに、キーボード7から入力制御部に
入力される瞬時入力操作信号である。この信号は、キー
ボード7のキーが一つでも押されているとONとなり、
押されていなければOFFとなる。またEXは、入力装
置1からの入力操作を無効とするプログラムである。こ
のプログラム及びフローチャートで示される内容のプロ
グラムは、メモリー4に記憶されている。尚、T1=
0、T2=0、C1=0、C2=0はそれぞれのタイマ
やカウンタがリセットされることを表し、S=1は瞬時
入力操作信号がONであることを、S=0はOFFであ
ることを表し、T1=1秒、T2=60秒はそれぞれの
タイマが記載の時間でタイムアップしていることを表
す。以上の説明は以下の他の実施例においても共通す
る。
【0024】次に第1実施例について説明する。図3に
おいて、操作基準時間が1秒間以上であるのでT1を1
秒でタイムアップするタイマとする。また入力操作監視
時間が60秒間であるので、T2を60秒でタイムアッ
プするタイマとする。また、第1実施例ではC1は使用
しない。まず、C2およびT2をリセットし(SA
1)、T2をスタートさせる(SA2)。さらにT1を
リセットし(SA3)、T1をスタートさせる(SA
4)。次にキーボード7のキー(以下キーと称する)が
押されていないか監視するが、押されているとS=1と
なり(SA5)、押されていなければ、T2がタイムア
ップしない限り、押されるまで待つが、待っている間は
T1はリセットが繰り返され、時間計測は進行しない
(SA5、SA51、SA3)。キーが押されてS=1
となるとSA3を通らないのでT1はリセットされず、
T1の時間計測が進行する(SA5)。そしてT1が1
秒計測する間、キーが押され続けるか監視する(SA
5、SA6)。T1が1秒計測しない内にS=0、即ち
キーが離されると(SA6、SA5、SA51)、キー
は1秒間連続して押され続けられていないので、T2が
タイムアップしない限り、SA3に戻り、T1をリセッ
トしてキーが押されるのを最初から監視する(SA5
1、SA3)。キーが1秒間押され続けてT1=1秒と
なると(SA6)、C2が1カウントする(SA7)。
これはキーが少なくとも1秒間押され続けた状態が1回
あったことを表している。次にT2がタイムアップして
いないか、つまり入力操作監視時間の60秒間が経過し
ていないかチェックし(SA8)、経過していなけれ
ば、キーが離されるのを監視し、離されてS=0となる
のを待つ(SA8、SA81)。S=0となると(SA
81)、キーが押され続けていた状態が1回終了するの
で、SA3に戻り、T1をリセットしてキーが押される
のを再度最初から監視する。つまり、一旦キーが押され
て後(SA5)、1秒経過時にC2が1カウントし(S
A6、SA7)、1秒経過後もキーが離されない限りS
A3には戻らない(SA81)ので、キーが押されつづ
けた状態が1秒間以上続けば、C2が1カウントするこ
とになる。一旦キーが押されても1秒経過しない内にキ
ーが離されると、C2がカウントすることはない(SA
5、SA6、SA5、SA51、SA3)。S=1(S
A5)またはS=0(SA81)のチェック中にT2=
60、即ち入力操作監視時間の60秒間が経過すると、
C2≧10であるか否か、即ち、C2が10回以上カウ
ントしているか否かチエックし(SA9)、C2≧10
であれば、キーが1秒以上継続して押され続けた状態
が、60秒間に10回以上発生しているので、EX、即
ち、入力装置1からの入力操作を無効とするプログラム
を実行して(SA10)、一連の作業を終了する。そう
でなければ改めてフローの最初から上記の作業を繰り返
す。
【0025】次に第2実施例について説明する。図4
に、第2実施例のフローチャートを示す。第2実施例
は、異常操作判定基準として、操作基準時間を1秒間と
し、異常入力操作パターンを、文字または符号の同一ま
たは異なるキーが、1秒間に最低打鍵回数である2回以
上打鍵された状態とし、最低反復回数を25回とし、入
力操作監視時間を30秒間とする。即ち、1秒間に文字
または符号の同一または異なるキーが2回以上打鍵され
た状態が、30秒間に25回以上発生すれば、異常入力
操作状態と判定する。第2実施例では、C1は最低打鍵
回数の検出に使用する。また、操作基準時間が1秒間で
あるので、T1を1秒でタイムアップするタイマとし、
入力操作監視時間が60秒間であるので、T2を60秒
でタイムアップするタイマとする。
【0026】図4において、まず、C2およびT2をリ
セットし(SB1)、T2をスタートさせる(SB
2)。さらにC1およびT1をリセットし(SB3)、
T1をスタートさせる(SB4)。次にキーが押されて
いないか監視するが、押されているとS=1となり(S
B5A)、押されていなければT1がタイムアップして
いない限り、押されるまで待つ(SB5A、SB51
A)。キーが押されてS=1となると、次にキーが離さ
れていないか監視するが(SB5B)、離されていると
S=0となり、離されていなければT1がタイムアップ
していない限り、離されるまで待つ(SB5B、SB5
1B)。S=0となると(SB5B)、キーが1回打鍵
されたことになるから、C1が1カウントする(SB
6)。第2実施例では操作基準時間1秒間内の打鍵回数
を知る必要があるから、T1をチェックし(SB7)、
T1<1秒であれば、SB5A、SB5Bを繰り返す。
T1=1秒であれば、操作基準時間が終了しているので
C1のカウント数をチェックし(SB8)、C1≧2で
あればC2が1カウントする(SB9)。これはキーが
1秒間に2回以上打鍵されたことを表している。上記の
作業をT2がタイムアップするまで、即ち、入力操作監
視時間の30秒間が経過するまで繰り返す(SB1
0)。T2がタイムアップすると(SB10)、入力操
作監視時間が終了しているので、C2≧25であるか否
か、即ち、C2が25回以上カウントしているか否かチ
エックし(SB11)、C2≧25であれば(SB1
1)、キーが1秒間に2回以上打鍵された状態が、30
秒間に25回以上発生しているので、EX、即ち、入力
装置1からの入力操作を無効とするプログラムを実行し
て(SB12)、一連の作業を終了する。そうでなけれ
ば改めてフローの最初から上記の作業を繰り返す。尚、
キーが押されるのを待っている間(SB5A)、あるい
はキーが離されるのを待っている間(SB5B)に、T
1がタイムアップして操作基準時間の1秒間が経過する
と、待機するのを止めて、C1のチェックに移る(SB
51A、SB51B)。
【0027】第2実施例では、最低反復回数を25回と
しているが、これを30回として、1秒間にキーボード
7のキーが2回以上打鍵された状態が、30秒間に30
回発生すれば、即ち30秒間連続すれば、異常入力操作
状態と判定する方法を採用することもできる。
【0028】次に第3実施例について説明する。図5
に、第3実施例のフローチャートを示す。第3実施例
は、異常操作判定基準として、操作基準時間を1秒間と
し、異常入力操作パターンを、情報処理システムの表示
装置6の表示が入力待ち状態でないときに、1つ以上の
文字または符号キーの同一または異なるキーが、1秒間
に最低打鍵回数である1回以上打鍵された状態とし、表
示装置6の表示が入力待ち状態でないときの上記状態の
最低反復回数を8回とし、表示装置6の表示が入力待ち
状態でないときの入力操作監視時間を10秒間とする。
即ち、情報処理システムの表示装置6の表示が入力待ち
状態でないときに、1つ以上の文字または符号キーの同
一または異なるキーが、1秒間に最低打鍵回数である1
回以上打鍵された状態が、10秒間に8回以上発生すれ
ば、異常入力操作状態と判定する。第3実施例では、C
1は最低打鍵回数の検出に使用する。また、操作基準時
間が1秒間であるので、T1を1秒でタイムアップする
タイマとし、入力操作監視時間が10秒間であるので、
T2を10秒でタイムアップするタイマとする。尚、図
4において、Dは表示装置6の表示内容を表し、Wは入
力待状態であることの表示をあらわす。即ち、D=Wは
表示装置6の表示が入力待ち状態であることを表す。
【0029】図5において、第3実施例のフローチャー
トは、タイマのタイムアップ時間やカウンタのカウント
値との比較基準値が異なるのみで、一部を除き、基本的
に第2実施例のフローチャートと同じである。即ち、図
5の第3実施例のフローチャートのステップ番号の数字
部分が、図4の第2実施例のフローチャートのステップ
番号の数字部分と同じステップは、同じ作用を有するの
で、これらのステップの動作説明を省略する。第2実施
例と異なる部分は、フローチャートの4箇所にD=Wで
あるか否かのチェック、即ち表示装置6の表示が入力待
ち状態であるか否かを監視するステップを追加した点で
ある。それはまず、フローの先頭にSCW1として追加
し、D=Wでない場合、即ち表示装置6の表示が入力待
ち状態でない場合に、本フローチャートのフローが進行
する。これと同内容のステップを、S=1でない、即ち
キーが押されていない場合(SC5A)でT1がタイム
アップしていない場合(SC51A)に、SCW2とし
て追加し、また、キーが押された後(SC5A)に、S
=0でない、即ちキーが離されていない場合(SC5
B)でT1がタイムアップしていない場合(SC51
B)に、SCW3として追加している。これらのステッ
プは、D=Wでない場合、即ち表示装置6の表示が入力
待ち状態でない場合には、処理を中止してフローの先頭
に戻る動作をする。また同内容のステップを、SC11
とSC12との間にSCW4として追加し、SC11で
条件が成立した場合、即ち1つ以上の文字または符号キ
ーの同一または異なるキーが、1秒間に最低打鍵回数で
ある1回以上打鍵された状態が、10秒間に8回以上発
生した場合に、D=Wでない場合、即ち表示装置6の表
示が入力待ち状態でない場合には、処理を中止してフロ
ーの先頭に戻る。
【0030】第3実施例では、最低反復回数を8回とし
ているが、これを10回として、1秒間にキーが2回以
上打鍵された状態が、10秒間に10回発生すれば、即
ち10秒間連続すれば、異常入力操作状態と判定する方
法を採用することもできる。
【0031】次に第4実施例について説明する。図6
に、第4実施例のフローチャートを示す。第4実施例
は、異常操作判定基準として、操作基準時間を1秒間と
し、異常入力操作パターンを、マウス8のマウス左釦
(以下マウス左釦と称する)とマウス8のマウス右釦
(以下マウス右釦と称する)とが2つ同時に、1秒間に
最低打鍵回数である1回以上打鍵された状態とし、最低
反復回数を4回とし、入力操作監視時間を5秒間とす
る。即ち、マウス左釦とマウス右釦とが2つ同時に、1
秒間に最低打鍵回数である1回以上打鍵された状態が、
5秒間に4回以上発生すれば、異常入力操作状態と判定
する。第4実施例では、C1は最低打鍵回数の検出に使
用する。また、操作基準時間が1秒間であるので、T1
を1秒でタイムアップするタイマとし、入力操作監視時
間が5秒間であるので、T2を5秒でタイムアップする
タイマとする。尚、図6において、ML、MRはそれぞ
れ、マウス左釦、マウス右釦を操作したときに、マウス
8から入力制御部2に入力されるマウス左釦瞬時入力操
作信号、マウス右釦瞬時入力操作信号である。これらの
信号は、それぞれマウス左釦、マウス右釦が押されてい
るとONとなり、押されていなければOFFとなる。M
L=1は、マウス左釦瞬時入力操作信号がON、ML=
0は、同信号がOFFを、また、MR=1は、マウス右
釦瞬時入力操作信号がON、MR=0は、同信号がOF
Fを、それぞれ表している。上記の説明は以下の他の実
施例においても共通する。
【0032】図6において、第4実施例のフローチャー
トは、タイマのタイムアップ時間やカウンタのカウント
値との比較基準値が異なるのみで、一部を除き、基本的
に第2実施例のフローチャートと同じである。即ち、図
6の第4実施例のフローチャートのステップ番号の数字
部分が、図4の第2実施例のフローチャートのステップ
番号の数字部分と同じステップは、同じ作用を有するの
で、これらのステップの動作説明を省略する。異なる部
分は、図6のSD5AAとSD5ABで構成されるフロ
ー及び、SD5BAとSD5BBで構成されるフローで
あり、前者が図4のSB5Aに相当し、後者が図4のS
B5Bに相当する。図6のSD5AAとSD5ABは、
マウス左釦とマウス右釦とが2つ同時に押されているか
否かを監視するステップであり、同時に押されていなけ
れば、同時に押されル間で待つ(SD5AA、SD5A
B、SD51A)。また、SD5BAとSD5BBは、
一旦同時に押されたマウス左釦とマウス右釦のいずれか
が、離されているか否かを監視するステップであり、い
ずれかが離されていなければ、離されるまで待つ(SD
5BA、SD5BB、SD51B)。これらのステップ
を経ることによりマウス左釦とマウス右釦とが2つ同時
に打鍵されたと判断できる(SD5AA→SD5AB→
SD5BA→SD6 または SD5AA→SD5AB
→SD5BB→SD6)。
【0033】第4実施例では、最低反復回数を4回とし
ているが、これを5回として、マウス左ボタンとマウス
右ボタンとが2つ同時に、1秒間に最低打鍵回数である
1回以上打鍵された状態が、5秒間に5回発生すれば、
即ち5秒間連続すれば、異常入力操作状態と判定する方
法を採用することもできる。
【0034】次に第5実施例について説明する。図7
に、第5実施例のフローチャートを示す。第5実施例
は、異常操作判定基準として、操作基準時間を1秒間以
上とし、異常入力操作パターンを、マウス左釦とマウス
右釦とが2つ同時に、1秒間以上押され続けた状態と
し、最低反復回数を1回とし、入力操作監視時間を5秒
間とする。即ち、マウス左釦とマウス右釦とが2つ同時
に、1秒間以上押され続けた状態が、5秒間に1回以上
発生すれば、異常入力操作状態と判定する。第5実施例
では、操作基準時間が1秒間以上であるので、T1を1
秒でタイムアップするタイマとし、入力操作監視時間が
5秒間であるので、T2を5秒でタイムアップするタイ
マとする。尚、第5実施例ではC1は使用しない。
【0035】図7において、第5実施例のフローチャー
トは、タイマのタイムアップ時間やカウンタのカウント
値との比較基準値が異なるのみで、一部を除き、基本的
に第1実施例のフローチャートと同じである。即ち、図
7の第5実施例のフローチャートのステップ番号の数字
部分が、図3の第1実施例のフローチャートのステップ
番号の数字部分と同じステップは、同じ作用を有するの
で、これらのステップの動作説明を省略する。異なる部
分は、図7のSE5AとSE5Bで構成されるフロー及
びSE81AとSE81Bで構成されるフローであり、
前者が図3のSA5に相当し、後者が図3のSA81に
相当する。図7のSE5AとSE5Bは、マウス左釦と
マウス右釦とが2つ同時に押されているか否かを監視す
るステップであり、同時に押されていなければ、同時に
押されるまで待つ(SE5A、SE5B、SE51、S
E3、SE4)。この同時に押されている状態が1秒間
続けば、少なくとも1秒間押され続けた状態が判断でき
る(SE6、SE7)。また、図7のSE81AとSE
81Bは、一旦同時に押されたマウス左釦とマウス右釦
のいずれかが、離されているか否かを監視するステップ
であり、いずれかが離されていなければ、離されるまで
待つ(SE81A、SE81B)。いずれかが離される
と、マウス左釦とマウス右釦とが2つ同時に押された状
態が1回終了したと判断でき、新たな監視に移行する
(SE81A、SE81B、SE3)。
【0036】第5実施例では、異常操作判定基準とし
て、操作基準時間を1秒間以上とし、異常入力操作パタ
ーンを、マウス左釦とマウス右釦とが2つ同時に、1秒
間以上押され続けた状態とし、最低反復回数を1回と
し、入力操作監視時間を5秒間としているが、操作基準
時間を5秒間以上とし、異常入力操作パターンを、マウ
ス左釦とマウス右釦とが2つ同時に、5秒間以上押され
続けた状態とし、最低反復回数を1回とし、入力操作監
視時間を5秒間として、マウス左釦とマウス右釦とが2
つ同時に、5秒間以上押され続けた状態が、5秒間に1
回以上発生すれば、異常入力操作状態と判定する方法を
採用することもできる。
【0037】次に第6実施例について説明する。図8
に、第6実施例のフローチャートを示す。第6実施例
は、異常操作判定基準として、操作基準時間を1秒間以
上とし、異常入力操作パターンを、マウス8のマウス釦
(マウス左釦とマウス右釦とがあり、以下両方合わせて
マウス釦と称する)が一度も打鍵されないでマウス8
(以下マウスと称する)が1秒間以上動き続けた状態と
し、最低反復回数を4回とし、入力操作監視時間を5秒
間とする。即ち、マウス釦が一度も打鍵されないでマウ
スが1秒間以上動き続けた状態が、5秒間に4回以上発
生すれば、異常入力操作状態と判定する。第6実施例で
は、操作基準時間が1秒間以上であるので、T1を1秒
でタイムアップするタイマとし、入力操作監視時間が5
秒間であるので、T2を5秒でタイムアップするタイマ
とする。尚、第6実施例ではC1は使用しない。尚、図
8において、Mはマウス瞬時入力操作信号を表し、M=
1はマウスが動いている状態を表し、M=0はマウスが
停止している状態を表す。
【0038】図8において、第6実施例のフローチャー
トは、タイマのタイムアップ時間やカウンタのカウント
値との比較基準値が異なるのみで、一部を除き、基本的
に第1実施例のフローチャートと同じである。即ち、図
8の第6実施例のフローチャートのステップ番号の数字
部分が、図3の第1実施例のフローチャートのステップ
番号の数字部分と同じステップは、同じ作用を有するの
で、これらのステップの動作説明を省略する。異なる部
分は、図8のSF5A、SF5BおよびSF5Cで構成
されるフローとSF81であり、前者は図3のSA5に
相当し、後者は図3のSA81に相当する。図8のSF
5A、SF5BおよびSF5Cは、マウス釦が一度も打
鍵されないでマウスが動き続けているか否かを監視する
ステップであり、マウスが動きを停止するか(SF5
A)、マウスの動きは停止しないがマウス左釦またはマ
ウス右釦のいずれかが押されると(SF5B、SF5
C)、条件が満たされなくなるので、条件が満たされる
まで待つ(SF51、SF3、SF4)。条件が満たさ
れた状態が1秒間続けば、少なくとも1秒間マウス釦が
一度も打鍵されないでマウスが動き続けた状態と判断で
きる(SF6、SF7)。また、図8のSF81は、マ
ウス釦が一度も打鍵されないでマウスが動き続けている
時間が1秒経過後、マウスが停止するのを監視するステ
ップであり、停止を確認することにより、新たな監視に
移行する(SF81、SF3)。
【0039】第6実施例では、最低反復回数を4回とし
ているが、これを5回として、マウス釦が1秒間に一度
も打鍵されないでマウスが動き続けた状態が、5秒間に
5回発生すれば、即ち5秒間連続すれば、異常入力操作
状態と判定する方法を採用することもできる。
【0040】次に第7実施例について説明する。図9
に、第7実施例のフローチャートを示す。第7実施例
は、異常操作判定基準として、操作基準時間を1秒間と
し、異常入力操作パターンを、マウス釦のダブルクリッ
クが、1秒間に2回以上行われた状態とし、最低反復回
数を4回とし、入力操作監視時間を5秒間とする。即ち
マウス釦のダブルクリックが、1秒間に2回以上行われ
た状態が、5秒間に4回以上発生すれば、異常入力操作
状態と判定する。
【0041】第7実施例では、C1はマウス釦のダブル
クリックの最低発生回数の検出に使用する。また、操作
基準時間が1秒間であるので、T1を1秒でタイムアッ
プするタイマとし、入力操作監視時間が5秒間であるの
で、T2を5秒でタイムアップするタイマとする。尚、
図9において、MDはマウス釦のダブルクリック瞬時入
力操作信号であり、MD=1はマウスのダブルクリック
が発生していることを表す。
【0042】図9において、第7実施例のフローチャー
トは、タイマーのタイムアップ時間やカウンタのカウン
ト値との比較基準値が異なるのみで、一部を除き、基本
的に第2実施例のフローチャートと同じである。即ち、
図9の第7実施例のフローチャートのステップ番号の数
字部分が、図4の第2実施例のフローチャートのステッ
プ番号の数字部分と同じステップは、同じ作用を有する
ので、これらのステップの動作説明を省略する。異なる
部分は、図9のSG5およびSG51であり、前者は図
4のSB5Aに相当し、後者は図4のSB51Aに相当
する。図4のSB5BとSB51Bに相当する部分は、
図9には存在しない。図9のSG5はマウス釦のダブル
クリックが発生しているか否かを監視するステップであ
り、発生していなければ発生するまで待つ(SG5、S
G51)。発生すれば、C1でカウントする(SG5、
SG6)。
【0043】第7実施例では、最低反復回数を4回とし
ているが、これを5回として、マウス釦のダブルクリッ
クが、1秒間に2回以上行われた状態が、5秒間に5回
発生すれば、即ち5秒間連続すれば、異常入力操作状態
と判定する方法を採用することもできる。
【0044】上記の第1実施例から第7実施例におい
て、EX、即ち、入力装置1からの入力操作を無効とす
るプログラムを実行することにより、入力装置1にロッ
クをかける場合、一般には表示装置6に入力装置1にロ
ックがかかっている旨の表示を行う。また、このロック
を解除する方法としては、当該情報処理装置をイニシャ
ルリセットすればよいが、入力操作を無効とするとは、
前述のとおり、一般には入力装置からの入力操作を全く
できなくするのではなく、入力操作は可能でありその操
作により生じた信号は、入力制御部2を介してCPU3
に取り込まれるが、その信号による何等の処理も行われ
なくすることであるから、ロックされた後に、あらかじ
め定められた特定の入力信号、例えば「Alt」キー、「C
trl」キーおよび「Delete」キーを同時に打鍵すること
による入力信号で、ロックを解除する方法もある。
【0045】上記の第1実施例から第7実施例では、
入力操作パターン、操作基準時間、最低反復回数、入
力操作監視時間等につき、特定の数値を指定している
が、これらに限られるわけではなく、異常操作判定基準
として妥当なものであれば、如何なる数値でもよい。ま
た、異常入力操作パターンも上記の第1実施例から第7
実施例に規定したものには限られず、異常操作判定基準
として妥当なものであれば、如何なるものでもよい。上
記の第1実施例から第7実施例は単独で使用できるが、
これらを複数組み合わせて、あるいは全てを組み合わせ
て使用することにより、効果をより一層高めることがで
きる。また、上記の第1実施例から第7実施例では、入
力装置ロック方法をソフトウェアで実現しているが、ハ
ードウェアで実現することもできる。
【0046】上記で説明した第1実施例から第7実施例
の入力装置ロック方法によれば、パソコン等の情報シス
テムの入力操作に不慣れな人が行いやすい入力操作で、
反復して行われることにより異常入力操作とみなせる入
力操作を類型化して、異常操作判定基準を設け、この基
準を用いて異常入力操作状態を識別することにより、パ
ソコン等の情報システムの入力装置をロックすることに
なるので、パソコン等の情報処理システムに対して、ア
プリケーションの内容にかかわらず、一般的に操作に不
慣れな人の入力操作あるいは未熟な入力操作に対する影
響を防止することができる。特に、ネットワークにパソ
コンを接続して構成される教育用システム(CAE)に
おいては、これらのパソコン操作者には入力操作に不慣
れな生徒も多く、一人の生徒の異常入力操作によって、
教育システム全体がダウンすることが無いようにシステ
ムの運用を行う必要があるが、本発明はこのような場合
に効果を発揮する。また、例えば各種レベルの異常操作
判定基準を用意し、これらに該当する操作の回数やレベ
ルをチェックする等により、本発明をパソコン操作者の
操作の習熟度を見る方法として、利用することもでき
る。あるいは、家庭等において、乳児がパソコンのキー
ボードの上を這いまわったり、幼児がキーボードやマウ
スをいたずらしたときの対策として、本発明を活用する
こともできる。
【0047】
【発明の効果】請求項1から請求項のいずれか1項に
記載の入力装置ロック方法によれば、パソコン等の情報
システムの入力操作に不慣れな人が行いやすい入力操作
で、反復して行われることにより異常入力操作とみなせ
る入力操作を類型化して、異常操作判定基準を設け、こ
の基準を用いて異常入力操作状態を識別することによ
り、パソコン等の情報システムの入力装置をロックする
ことになるので、パソコン等の情報処理システムに対し
て、アプリケーションの内容にかかわらず、一般的に操
作に不慣れな人の入力操作あるいは未熟な入力操作に対
する影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力装置ロック方法の概念を表したフ
ローチャート
【図2】本発明の実施例に使用される情報処理装置のブ
ロック図
【図3】第1実施例のフローチャート
【図4】第2実施例のフローチャート
【図5】第3実施例のフローチャート
【図6】第4実施例のフローチャート
【図7】第5実施例のフローチャート
【図8】第6実施例のフローチャート
【図9】第7実施例のフローチャート
【符号の説明】 1 入力装置 2 入力制御部 3 CPU 4 メモリー 5 出力制御部 6 表示装置 7 キーボード 8 マウス T1 操作基準時間タイマ T2 入力操作監視時間タイマ C1 異常入力操作パターンカウンタ C2 反復回数カウンタ S 瞬時入力操作信号 D 表示装置6の表示内容 W 入力待状態であることの表示 M マウス瞬時入力操作信号 ML マウス左釦瞬時入力操作信号 MR マウス右釦瞬時入力操作信号 MD マウス釦のダブルクリック瞬時入力操作信号 EX 入力装置1からの入力操作を無効とするプログラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田部 成孝 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目8番3 号 新大阪サンアールビル北館 スカ イ・シンク・システム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−14218(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/02 340 G06F 11/00 350

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表示装置と入力装置を有す
    る情報処理システムにおいて、 反復されると異常入力操作状態とみなされる瞬時入力操
    作の種類である異常入力操作パターンと、この異常入力
    操作パターンの反復態様の種類である異常反復態様パタ
    ーンとでその内容が規定される、異常操作判定基準があ
    らかじめ定められており、前記異常入力操作パターンが、その所要時間である操作
    基準時間に基づき規定され、 前記異常反復態様パターンが、前記異常入力操作状態と
    みなされるために必要な前記異常入力操作パターンの最
    低反復回数と、この最低反復回数を監視するための入力
    操作監視時間とで規定され、 前記入力装置の前記瞬時入力操作の連続である入力操作
    経過を監視し、この入力操作経過が前記異常操作判定基
    準に該当するときは、その後の前記入力装置からの新た
    な入力操作を無効としてなる、入力装置ロック方法。
  2. 【請求項2】 前記入力装置が、キーボード、マウス
    またはその双方でなる、請求項1記載の入力装置ロック
    方法。
  3. 【請求項3】 前記異常入力操作パターンを、前記キ
    ーボードの少なくとも1つのキーが、前記操作基準時
    間、継続して押され続けた状態とした、 請求項2記載の入力装置ロック方法。
  4. 【請求項4】 前記異常入力操作パターンを、前記キ
    ーボードの文字または符号の同一または異なるキーが、
    前記操作基準時間内に、あらかじめ定められた最低打鍵
    回数以上打鍵された状態とした、 請求項2記載の入力装置ロック方法。
  5. 【請求項5】 前記異常入力操作パターンを、前記キ
    ーボードの少なくとも1つのキーが、前記表示装置の表
    示が入力待ち状態でないときに、前記操作基準時間内
    に、打鍵された状態とした、 請求項2記載の入力装置ロック方法。
  6. 【請求項6】 前記異常入力操作パターンを、前記マ
    ウスのマウス釦が2つ 同時に、前記操作基準時間内に、
    打鍵された状態または、前記操作基準時間、押され続け
    た状態とした、 請求項2記載の入力装置ロック方法。
  7. 【請求項7】 前記異常入力操作パターンを、前記マ
    ウスが、そのマウス釦が打鍵されることなく、前記操作
    基準時間、動き続けた状態とした、 請求項2記載の入力装置ロック方法。
  8. 【請求項8】 前記異常入力操作パターンを、前記マ
    ウスのマウス釦のダブルクリックが、前記操作基準時間
    内に、あらかじめ定められたダブルクリック最低反復回
    数以上行われた状態とした、 請求項2記載の入力装置ロック方法。
  9. 【請求項9】 請求項3から請求項8に記載の入力装
    置ロック方法を複数組み合わせた、入力装置ロック方
    法。
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