JP3322250B2 - 交換機の呼制御方式 - Google Patents

交換機の呼制御方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換機の呼制御方
式に関し、特に着信者の指定により着信の規制を制御す
る交換機の呼制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交換機の呼制御方式は、特開平2
−95074号公報の記載のように、着信規制時間帯で
呼を着信規制している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の交換
機の呼制御方式は、着信規制時間帯内に着信が有った場
合、着信が有ったことを通知する手段を有していないと
いう課題を有していた。例えば、重要な会議時間帯には
着信を拒否したいが、会議が終わればその期間に重大な
連絡があったかも知れず、拒否した着信に対し、連絡し
たい場合が発生するが、従来の交換機の呼制御方式は、
着信が有ったことを通知する手段を有していないので、
連絡をとることができないという課題を有していた。
【0004】本発明の目的は、従来のこの様な課題を解
決し、加入者の意志で着信を拒否する手段と、着信を拒
否した加入者に着信規制時間帯内に着信があったことを
通知する手段とを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の交換機の呼制御
方式は、発信者端末からの呼を着信者端末に着信するの
を規制する交換機の呼制御方式において;複数の発信者
端末の発信者番号の各々に対応して着信規制時間帯を示
す着信規制時刻テーブルを記憶する着信規制時刻記憶部
と;前記着信規制時刻テーブルにより、前記発信者端末
からの呼を前記着信者端末に着信するのを規制する呼規
制手段と;前記呼規制手段により着信規制されている前
記発信者端末の発信者番号と、該発信者番号を前記着信
者端末へ通知する時刻を示す通知時刻とを記憶する発信
者番号記憶部と;前記着信規制時間帯内で、着信規制さ
れている前記発信者端末が前記着信者端末への着信を要
求する場合、前記発信者番号記憶部に記憶されている前
記発信者番号を前記着信者端末へ前記通知時刻に通知す
る通知手段と;を有することを特徴とする。
【0006】また、本発明の交換機の呼制御方式は、前
記着信規制時間帯が、着信規制を開始する着信規制開始
時刻と着信規制を終了する着信規制終了時刻とを有する
ことを特徴とする。
【0007】さらに、本発明の交換機の呼制御方式は、
前記呼規制手段が、前記発信者番号記憶部に、着信規制
されている前記発信者端末の発信者番号を記憶するとと
もに、前記着信規制終了時刻を通知時刻として記憶する
こと特徴とする。
【0008】また、本発明の交換機の呼制御方式は、前
記通知手段が、音声で通知する音声通知手段であること
を特徴とする。
【0009】さらに、本発明の交換機の呼制御方式は、
前記呼規制手段により着信規制されている前記発信者端
末へ、着信が規制されている旨を音声で通知する音声応
答手段を有することを特徴とする。
【0010】また、本発明の交換機の呼制御方式は、前
記着信規制時刻テーブルの発信者番号と着信規制時間帯
とが、前記着信者端末から予め登録されることを特徴と
する。
【0011】さらに、本発明の交換機の呼制御方式は、
前記着信規制時刻テーブルの発信者番号と着信規制時間
帯とが、前記交換機の保守台から予め登録されることを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の実施の形態のブロック図
で、図1(a)は、本発明の実施の形態を説明するため
の図で、図1(b)は、本発明による呼制御装置のブロ
ック図で、図2は、着信規制時刻テーブルの構成図であ
る。
【0014】図1を参照して、呼を着信する端末である
着信者端末30は交換機10に収容され、呼を発信する
端末である発信者端末40は交換機20に収容され、交
換機10と交換機20とは、電話網50で接続されてい
る。
【0015】交換機10は、呼制御装置11と、音声応
答装置12と、音声通知装置13と、着信端末30と音
声応答装置12と音声通知装置13とを接続する通話路
スイッチ14とを有す。
【0016】呼制御装置11は、着信規制時刻記憶部3
と、判定部4と、呼規制処理部5と、発信者番号記憶部
7と、呼接続部8と、音声通知装置制御部9とを有す。
【0017】着信規制時刻記憶部3は、着信規制時刻テ
ーブル3−1を記憶する。着信規制時刻テーブル3−1
は、図2に示すように、着信者番号毎に、複数の発信者
番号の各々に対して着信規制時間帯を示すテーブルであ
る。ここで、着信規制時間帯は、着信規制を開始する着
信規制開始時刻と着信規制を終了する着信規制終了時刻
とから成る。
【0018】判定部4は、着信規制時刻テーブル3−1
にしたがって着信を規制するか否かを判定する。
【0019】呼規制処理部5は、着信規制時刻テーブル
3−1にしたがって着信規制している際中に、着信規制
されている発信者端末の着信を規制する制御を行なう。
【0020】発信者番号記憶部7は、着信規制時刻テー
ブル3−1にしたがって着信規制されている発信者端末
からの着信があるとき、この発信者端末の発信者番号を
記憶すると共に、この発信者番号を着信者端末に通知す
る時刻である通知時刻を記憶する。
【0021】呼接続部8は、発信者番号記憶部7に記憶
されている通知時刻がきたとき、着信者端末と音声通知
装置13とを接続するよう通話路スイッチ14を制御す
る。
【0022】音声通知装置制御部9は、発信者番号記憶
部7に記憶されている発信者番号を読み出し音声通知装
置13に通知する。
【0023】音声通知装置13は、音声通知装置制御部
9から受信した発信者端末の発信者番号を着信者端末に
音声で通知する。
【0024】音声応答装置12は、着信が規制されてい
る旨を発信者端末へ音声で通知する。
【0025】次に、本発明の実施の形態の動作について
図1を参照して詳細に説明する。
【0026】まず、着信者端末30は、着信を規制した
い発信者端末40の発信者番号と着信規制開始時刻と着
信規制終了時刻とを着信規制時刻テーブル3−1に、予
め登録する。この登録は、保守台からの保守コマンドで
も実行することができる。
【0027】発信者端末40は、着信者端末30へ着信
を要求するため発信すると、発信者端末40からの発信
呼は電話網50を経由して交換機10に接続される。
【0028】交換機10の判定部4は、発信呼から発信
者端末40の発信者番号を受信し、受信した発信者番号
により図2の着信規制時刻テーブル3−1を参照して、
着信者端末30への着信が、現在、規制されているかを
調べる。調べた結果、判定部4は、現在は着信規制時間
帯内であると判断すると、この判断結果と発信者端末4
0の発信者番号と着信規制終了時刻を呼規制処理部5へ
通知する。
【0029】判定部4からの判断結果の通知を受信した
呼規制処理部5は、発信者端末40を着信者端末30に
接続せず、音声応答装置12に接続するよう通話路スイ
ッチ14を制御する。
【0030】通話路スイッチ14が音声応答装置12と
発信者端末40とを接続すると、音声応答装置12は、
着信者端末30への着信が、現在、規制されている旨を
音声で発信者端末40へ通知する。
【0031】また、呼規制処理部5は、判定部4からの
発信者端末40の発信者番号と着信規制終了時刻とを受
信すると、発信者端末40の発信者番号と着信規制終了
時刻とを発信者番号記憶部7に記憶する。このとき、着
信規制終了時刻は通知時刻として発信者番号記憶部7に
記憶される。
【0032】発信者番号記憶部7に発信者端末40の発
信者番号が書き込まれると、音声通知装置制御部9は、
発信者番号記憶部7から発信者端末40の発信者番号を
読み出し音声通知装置10に書き込む。
【0033】呼接続部8は、発信者番号記憶部7に記憶
した通知時刻(着信規制終了時刻)の到来を監視し、通
知時刻が到来したら、着信者端末30への呼を生起し、
着信者端末30と音声通知装置10とを接続するよう通
話路スイッチ14を制御する。
【0034】通話路スイッチ14が、着信者端末30と
音声通知装置10と接続すると、音声通知装置10は、
発信者端末40の発信者番号を着信者端末30へ音声で
通知する。着信者端末30は、本通知により着信規制中
にかかってきた呼の発信者番号を知ることが可能にな
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加入者の意志で決めた発信者と着信規制時間帯とで着信
規制し、そして、着信規制時間帯の後で、着信を規制さ
れた発信者の発信者番号を、着信を規制した加入者へ通
知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のブロック図である。
【図2】着信規制時刻テーブルの構成図である。
【符号の説明】
10,20 交換機 11 呼制御装置 3 着信規制時刻記憶部 3−1 着信規制時刻テーブル 4 判定部 5 呼規制処理部 7 発信者番号記憶部 8 呼接続部 9 音声通知装置制御部 12 音声応答装置 13 音声通知装置 14 通話路スイッチ 30 着信者端末 40 発信者端末 50 電話網

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信者端末からの呼を着信者端末に着信
    するのを規制する交換機の呼制御方式において;複数の
    発信者端末の発信者番号の各々に対応して着信規制時間
    帯を示す着信規制時刻テーブルを記憶する着信規制時刻
    記憶部と;前記着信規制時刻テーブルにより、前記発信
    者端末からの呼を前記着信者端末に着信するのを規制す
    る呼規制手段と;前記呼規制手段により着信規制されて
    いる前記発信者端末の発信者番号と、該発信者番号を前
    記着信者端末へ通知する時刻を示す通知時刻とを記憶す
    る発信者番号記憶部と;前記着信規制時間帯内で、着信
    規制されている前記発信者端末が前記着信者端末への着
    信を要求する場合、前記発信者番号記憶部に記憶されて
    いる前記発信者番号を前記着信者端末へ前記通知時刻に
    通知する通知手段と;を有することを特徴とする交換機
    の呼制御方式。
  2. 【請求項2】 前記着信規制時間帯は、着信規制を開始
    する着信規制開始時刻と着信規制を終了する着信規制終
    了時刻とを有することを特徴とする請求項1記載の交換
    機の呼制御方式。
  3. 【請求項3】 前記呼規制手段は、前記発信者番号記憶
    部に、着信規制されている前記発信者端末の発信者番号
    を記憶するとともに、前記着信規制終了時刻を通知時刻
    として記憶すること特徴とする請求項1と2記載の交換
    機の呼制御方式。
  4. 【請求項4】 前記通知手段は、音声で通知する音声通
    知手段であることを特徴とする請求項1記載の交換機の
    呼制御方式。
  5. 【請求項5】 前記呼規制手段により着信規制されてい
    る前記発信者端末へ、着信が規制されている旨を音声で
    通知する音声応答手段を有することを特徴とする請求項
    1記載の交換機の呼制御方式。
  6. 【請求項6】 前記着信規制時刻テーブルの発信者番号
    と着信規制時間帯とは、前記着信者端末から予め登録さ
    れることを特徴とする請求項1と2記載の交換機の呼制
    御方式。
  7. 【請求項7】 前記着信規制時刻テーブルの発信者番号
    と着信規制時間帯とは、前記交換機の保守台から予め登
    録されることを特徴とする請求項1と2記載の交換機の
    呼制御方式。
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