JP3322153B2 - 音叉型水晶振動片 - Google Patents

音叉型水晶振動片

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JP3322153B2 JP05341997A JP5341997A JP3322153B2 JP 3322153 B2 JP3322153 B2 JP 3322153B2 JP 05341997 A JP05341997 A JP 05341997A JP 5341997 A JP5341997 A JP 5341997A JP 3322153 B2 JP3322153 B2 JP 3322153B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音叉型水晶振動片
および水晶振動子に関し、特に、発振装置の消費電力を
低減できる低周波数の音叉型水晶振動片および水晶振動
子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】時計用の発振回路などの発振源として寸
法および特性の両面で優れた周波数が32.768kH
zの水晶振動子が一般に使用されている。このような周
波数帯の水晶振動子としては音叉型の水晶振動片が用い
られており、安定した発振周波数と低いCI値(クリス
タルインピーダンスまたは等価直列抵抗Rr)を備えて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、時計や計時機能
を備えた電子機器が小型化および高機能化されており、
さらに低消費電力で電池寿命の長い電子機器が求められ
ている。このため、発振回路で消費される電力の低減も
必要になっており、このためにICの分周段を削減する
ことが検討されている。分周段を削減するためには、従
来よりも共振周波数の低い発振源が必要であり、従来の
水晶振動子の発振周波数の1/2に当たる16.384
kHz、あるいは1/4に当たる8.192kHzの発
振周波数の水晶振動子が検討されている。
【0004】このような従来よりも低周波数の振動子
は、振動片のサイズを大きくすれば簡単に実現できる。
しかしながら、小型化がさらに進む時計や電子機器に採
用するためには、従来の振動子と同等のサイズ、あるい
はさらに小型のサイズで低周波数の振動子が必要であ
る。基部から2本の腕部が突出した音叉型の振動片にお
いては、全体の長さを短くすると腕部の長さも短くな
り、共振周波数は高くなる傾向となる。従って、小型で
低周波数にするためには、腕部の幅を非常に狭くする必
要がある。これによって腕部に設ける電極も狭くなるな
ど加工上の条件が悪化する。このために、CI値が高く
なりやすく、また、振動漏れや2次高調波が発生し易く
なる。従って、消費電流が増加したり、発振周波数が不
安定になるなど、振動子の周波数を低くするメリットが
得られ難くなる。
【0005】また、小型で低周波数化するために腕部の
幅が狭くなり、さらに、これに伴って振動片全体の幅も
狭くなるために耐衝撃性も悪化する傾向にある。音叉型
の水晶振動子のサイズを大きくせずに低周波数化するた
めに、腕部の先端の幅あるいは厚みを増して重量を増や
すことも検討されている。しかし、腕部の先端の重量が
増加すると腕部と基部との境界部分に応力が集中し易く
なるので耐衝撃性を確保することが難しい。さらに、腕
部の先端の形状を変えると加工が複雑になりアンバラン
スになり易いので、CI値が増加したり発振周波数が不
安定になりやすく、特性の安定した振動子を実現するこ
とが難しい。特に、小型の水晶片はフォトリソ加工され
るが、ミクロンオーダーの精度で左右の対称性を確保
し、また、エッチング残りの影響を防止するためには、
複雑な形状は量産する上で現実的ではなく、クロック源
として使用できる程度の精度を確保することはほとんど
不可能である。
【0006】そこで、本発明においては、小型で低周波
数の音叉型水晶振動片を実現するために、できるだけ簡
単な形状で、各部のサイズや形状を最適化することによ
り、低CI値で安定した発振周波数を備えた音叉型水晶
振動片を提供することを目的としている。そして、小型
で、低周波数であり、CI値も低く、発振周波数が安定
しており、さらに耐衝撃性も高い優れた特性を持つ音叉
型水晶振動片および水晶振動子を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本願の発明者
らが、全長が4〜5mmと小型で、従来の周波数の1/
2に当たる共振周波数が約16.384kHzの音叉型
水晶振動片において各部のサイズや形状を変えながら、
その特性を測定したところ、腕部の長さLと、腕部の主
電極の長さdlとの比dl/Lの範囲が0.2〜0.5
5程度のときにCI値が低く、安定した発振周波数を備
えた音叉型水晶振動片が得られることを見いだした。す
なわち、本発明の音叉型水晶振動片は、電気軸をX軸、
機械軸をY軸、さらに光軸をZ軸とした直交座標系にお
いてX軸回りにXY面を反時計方向に約1〜2°回転し
たZ’軸に垂直なXY’面を主面とした基部と、この基
部からY’軸に沿って延びた2本の腕部とを有し、全長
が4〜5mmで共振周波数が約16.384kHzの音
叉型水晶振動片であって、腕部のY’軸に沿った長さL
と、腕部の主面の側に設けられた主電極の長さdlとの
比dl/Lの範囲が0.2〜0.55程度であることを
特徴としている。このような形状の腕部の幅Wが130
〜190μm程度の音叉型水晶振動片においては、CI
値が200kΩと低く、さらに、高調波と基本波のCI
値の比が1以上と発振周波数の安定した音叉型水晶振動
片が得られる。
【0008】腕部の幅Wが130μm程度以下になる
と、200kΩ以下のCI値を得ることは不可能とな
る。このため、本願の発明者らは、さらに腕部の幅の狭
い115μmクラスの音叉型水晶振動片において形状を
変えて検討したところ、腕部のX軸に沿った幅Wと、腕
部のZ’軸に沿った厚みtとの比W/tの範囲が1.2
5〜1.65程度の音叉型水晶振動片において低いCI
値を持った振動片が得られることを見いだした。
【0009】さらに、基部から腕部が延びた接続部分で
ある肩部は、基部の外縁に対し腕部の外縁が片側で距離
rだけ狭くなるように外縁の外側を中心に半径Rの円弧
でカットした形状が振動漏れを防止するのに有効であ
り、特に、比r/Rの範囲を0.1〜0.5程度にする
ことによって振動漏れを低くできることを見いだした。
また、腕部同士の隙間である又部は、肩部より腕部の先
端に近い側で又部の側を中心に半径Rの円弧でカットす
ることが望ましく、肩部のカットの中心位置と又部のカ
ットの中心位置のY’軸上の距離aが50〜150μm
程度の範囲内にあることが振動漏れを低減する上で望ま
しい。
【0010】さらに、本願の発明者らが全長が4〜5m
mで共振周波数が約16.384kHzの音叉型水晶振
動片を用いて耐衝撃性を確認したところ、又部のX軸に
沿った幅dと、Z’軸に沿った厚みtとの比d/tが少
なくとも約1.4の音叉型水晶振動片であれば十分な耐
衝撃性を備えていることを見いだした。
【0011】これらの各条件に沿った形状および寸法の
音叉型水晶振動片を製造することにより、共振周波数が
16.384kHzと低く、安定した発振が可能な小型
で低CI値の音叉型水晶振動片を提供することが可能と
なる。従って、これらの音叉型水晶振動片を複数のリー
ドを介して機械的および電気的にプラグ体に接続し、中
空の保護器(ケース)に挿入してプラグ体で封止した水
晶振動子とすることによって、分周段が少なく、消費電
流の低い発振回路を実現可能な水晶振動子を提供するこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1に本発明に係る水晶振動片の
概要を示してある。本例の水晶振動片1は、水晶の単結
晶から切りだされ音叉型に加工された水晶振動片であ
り、電気軸をX軸、機械軸をY軸、さらに光軸をZ軸と
した直交座標系においてX軸回りにXY面を反時計方向
に角度θ回転したZ’軸に垂直なXY’面を主面として
形成されている。回転角θは約1〜2°であり、水晶振
動片1は、ほぼ方形の基部2と、この基部からY’軸に
沿って延びた2本の腕部3aおよび3bとを有してい
る。この水晶振動片1は、基部2と腕部3aおよび3b
を含めたY’軸に沿った長さを全長TL、基部2のX軸
に沿った長さを全幅TW、Z’軸に沿った長さを厚みt
として形成されている。本明細書においては、水晶片1
の各部の形状およびサイズを説明する際に、Y’軸、X
軸およびZ’軸のそれぞれに沿った長さを各部の長さ、
幅および厚みと呼ぶ。
【0013】図2に、本例の音叉型水晶振動片1を用い
た水晶振動子10の概略構造を示してある。本例の水晶
振動子10は、水晶振動片1を収納可能な中空で円筒状
の保持器(ケース)11と、このケース11に水晶振動
片1を封止するためのプラグ12を備えている。プラグ
12には、これを貫通する2本のリード13が設けられ
ており、これらのリード13が水晶振動片1の接続用の
電極6に固定され、水晶振動片1をケース11の内部の
所定の位置で保持する機能と、外部と水晶振動片1とを
電気的に接続する機能を果たすようになっている。従来
の32.768kHzの水晶振動片がケースに収納され
た水晶振動子のサイズは、直径が2mmで長さが6mm
である。近年、水晶振動子をさらに小型化することが検
討されており、例えば、直径が1.2mmの水晶振動子
が検討されている。直径が2mmで長さが6mmの水晶
振動子を実現するためには、全長TLが5mm以下、全
幅TWが0.7mm程度のサイズの水晶振動片1が必要
である。図2に示したシリンダー型の水晶振動子に限ら
ず、サーフェイスマウントデバイス(SMD)として提
供される他の形状の保護器に収納される場合も同様であ
る。従って、このようなサイズで、従来よりも低い1
6.384kHzの発振周波数を備えた音叉型水晶振動
子を実現するためには腕部3aおよび3bの幅Wが13
0〜190μmと非常に細くする必要がある。
【0014】図3(a)に音叉型水晶振動子1をZ’軸
に垂直な主面(XY’面)の方向から見た様子を示し、
図3(b)に主面と垂直な方向(Y’Z’面)から見た
様子を示してある。本例の音叉型水晶振動子1は、全体
が全長TL、全幅TWおよび厚みtのほぼ直方体状あ
り、主面から見たときに基部2から幅Wの2本の腕部3
aおよび3bがY’軸に沿って突き出た音叉型に加工さ
れている。これらの腕部3aおよび3bの主面に平行な
面には主電極4が形成され、また、主面に垂直な面には
サイド電極5が形成されており、これらと接続用の電極
6が音叉型の振動を励起するように接続されている。図
4に示すように、腕部3aおよび3bは、基部2の外縁
2cに対し腕部の外縁3cが距離rだけ狭くなるように
基部2から突き出ており、このため基部2と腕部3aお
よび3bとの接続部分に腕部3から外側に張り出した肩
部7が形成されている。この肩部7は、外側を中心に半
径Rの円弧で滑らかにカットされており、接続部分に応
力が集中しないようになっている。また、2本の腕部3
aおよび3bは幅dの隙間である又部8によって分けら
れており、この又部8も又部の側を中心とした半径Rの
円弧で滑らかにカットされている。さらに本例の振動片
1においては、肩部7の曲率Rのカットの中心位置O1
に対し又部8の曲率Rのカットの中心位置O2がY’軸
上の同一の位置になく、又部8の方が腕部3の先端に近
い側にY’軸上で距離aだけ離れている。さらに、本例
の振動片1においては、又部8から腕部3aおよび3b
の先端までの長さを腕部のサイズを示す長さLとし、ま
た、又部8から主電極4の先端までの長さを電極のサイ
ズを示す長さdlとする。
【0015】本願の発明者らは、まず、このような音叉
型の水晶振動片1において、16.384kHzの安定
した基本波の発振周波数が得られる条件を見いだした。
音叉型の水晶振動子1は、基本波に加えて、条件によっ
ては2次高調波で振動する。このため、基本波が励起し
易く、2次高調波は励起し難い形状の音叉型水晶振動片
とすることが安定した発振周波数が得られる1つの条件
である。音叉型水晶振動片においては、電極によって発
生電荷の分布が変わり振動の条件が大きく変化する。従
って、電極の長さdlと腕部の長さLが振動モードの重
要なファクターとなる。そこで、電極の長さdlと腕部
の長さLの比dl/Lの異なる幾つかのサンプルを用い
て、基本波で発振したときのCI値(CI1)と2次高
調波で発振したときのCI値(CI2)を測定した。そ
の測定結果を図5に比dl/Lに対して得られたCI比
(CI2/CI1)で示してある。測定したサンプルは
基本波の周波数が16.384kHzであり、全長TL
が4160μmまたは4500μm、腕部の幅Wおよび
長Lが157μmおよび2870μmまたは172μm
および3000μmのものを用いている。さらに、又部
の幅dは160μm、又部のRは80μm、板厚tは1
00μm、肩部のRは80μm、肩部割合(r/R)は
1に設定されている。なお、以降において、長さ、幅、
厚みおよびRの値は全てμm単位で示し、それぞれの数
値に単位を表示するのは省略する。
【0016】図5に示したように、長さの比dl/Lを
変えることによってCI比は大きく変化する。基本波で
安定した発振を行うためには、CI比が1以上、すなわ
ち、基本波で発振したときのCI値(CI1)が2次高
調波で発振したときのCI値(CI2)より小さけれ
ば、基本波の発振となり2次高調波の発振は起きない。
従って、本図より、安定した発振周波数を備えた音叉型
水晶振動片を得るためには、腕部の長さLと、主電極の
長さdlとの比dl/Lが約0.55以下とするのが望
ましいことが判る。
【0017】一方、dl/Lを小さくしていくと、基本
波で発生する電荷量が小さくなるのでCI値そのものが
上昇する傾向にある。図6に、図5と同じ条件のサンプ
ルを用いて、dl/Lをさらに小さくしたときにCI値
が変化する様子を示してある。発振回路に用いられる振
動子としては、消費電力などを考慮するとCI値が20
0kΩ程度以下が望ましい。従って、図6より、CI値
が200kΩ以下で、安定した発振周波数を備えた音叉
型水晶振動片を得るためには、腕部の長さLと、主電極
の長さdlとの比dl/Lが約0.2以上とすることが
望ましことが判る。以上に示した図5および図6に基づ
く結果より、基本波で安定した発振となり、さらに、C
I値が200kΩ以下と実用的な値になる、16.38
4kHzの周波数の音叉型水晶振動片を得るためには、
腕部の長さLと主電極の長さdlとの比dl/Lの範囲
を0.2〜0.55程度に設定することが望ましい。
【0018】図5および図6は、腕部の幅Wが172と
157のサンプルの結果を示してあるように、従来と同
様の直径2mmのケースに収納可能な振動片である幅W
が130〜190の音叉型水晶振動片に対しては、腕部
と主電極の長さの比を上記の範囲に設定することによっ
て十分に低いCI値と安定した発振周波数を持った音叉
型水晶振動片を提供できる。しかしながら、さらに超小
型の振動子を実現するためには、直径1.2mmのケー
スに収納可能な腕部の幅Wがさらに狭い振動片が必要で
あり、腕部の幅Wをさらに狭くするとこれに伴って電極
の幅も狭くなるのでCI値が上昇する傾向にある。
【0019】図7に、16.384kHzで発振するよ
うに腕部の幅Wを変えて形成された幾つかのサンプルで
測定されたCI値を示してある。図7から判るように、
腕幅Wが130以下になるとCI値が200kΩ以下に
収まらなくなり、幅Wが狭くなるにつれてCI値が増加
する。直径1.2mmのケースに収納するためには、腕
幅Wを115以下にする必要がある。そこで、本願の発
明者らは、さらに、腕幅Wが115の音叉型水晶振動子
において、CI値を低くできる条件を見いだした。
【0020】図8に、腕幅Wが115のサンプルにおい
て、厚さtを変えてCI値が変化する様子を示してあ
る。測定されたサンプルは基本波の周波数が16.38
4kHzであり、全長TLが4500、腕部の長Lが2
500、主電極の長さdlが1460、又部の幅dは1
80、又部および肩部のRが90、肩部割合(r/R)
が1に設定されたものである。本図から判るように、腕
幅Wが115と狭い音叉型水晶振動片においては、腕幅
Wと厚みtとの比W/tによってCI値が大きく変動
し、W/tが1.25〜1.65の範囲でCI値が最小
になる。従って、発振周波数が16.384kHzで腕
幅Wが130より狭い音叉型水晶振動片においては、C
I値が低く安定した発振を得るためには腕幅Wと厚みt
との比W/tが重要であり、その範囲は1.25〜1.
65程度とすることが望ましいことが判る。
【0021】なお、比W/tが1.25〜1.65の範
囲でCI値は最小となるが、その値は約260〜270
程度であり、先に説明した200kΩを越えた値とな
る。図7に示したように、CI値は腕幅Wを狭くすると
上昇するので腕幅Wが115の音叉型水晶振動片では、
CI値の最小値が上記のような値になるのは避けられな
い。しかしながら、腕幅Wを115にすることによって
ワンサイズ小さな超小型の水晶振動子が得られるという
メリットがあり、また、CI値の増加量は30%程度に
止まるので、これによる消費電力の増加は、発振周波数
を従来の1/2にして分周段を減らしたために削減され
る消費電力によって十分にカバーされる。このため、今
後、電子機器などがさらに小型化されるのに対応し、本
例ような腕幅Wが狭く、CI値の低い音叉型水晶振動片
は多いに有用である。
【0022】さらに、本願の発明者らは、肩部7の形状
および寸法に伴う振動漏れの状態を測定した。振動漏れ
は、腕部3の振動が基部2に伝達され、リード13を介
してプラグ12、さらに、ケース(保護器)11に伝達
されることにより、これらが一緒に振動しまうことが原
因と考えられる。このような振動漏れがあるとCI値が
高くなると共に、ケースがマウントされて固定されて振
動できなくなると、その影響で逆に腕部が振動しにくく
なって周波数やCI値が変化するといった事態も発生す
る。このように、振動漏れは先ず肩部7を介して腕部3
の振動が基部2に伝達されることから始まるので、肩部
7の形状は振動漏れを防止するのに重要なファクターで
ある。このような肩部からの振動漏れは、共振周波数で
のCI値の変位ΔCIで代表して捉えることが可能であ
り、ΔCIが小さいほど振動漏れが少ないと言える。
【0023】図9に肩部7の寸法割合(r/R)の異な
る幾つかのサンプルで測定されたΔCIの値を示してあ
る。測定されたサンプルは、基本波の周波数が16.3
84kHzであり、全長TLが4160、腕部の幅Wが
172、腕部の長Lが3000、主電極の長さdlが1
640、又部の幅dが160、又部および肩部のRが8
0で、肩部の位置aが0のものである。基本波の周波数
が32.768kHzの従来の音叉型水晶振動子におい
ては、肩部の寸法割合r/Rが1に設定されている。こ
れに対し、本図に示したように、肩部の寸法割合r/R
の範囲をほぼ0.1〜0.5程度に設定することによっ
て、肩部の寸法割合r/Rが1の振動片よりΔCIを低
くできることが判った。すなわち、基本波の周波数が1
6.384kHzの音叉型水晶振動片においては、肩部
の寸法割合r/Rの範囲を0.1〜0.5程度にするこ
とにより、より振動漏れの小さな音叉型水晶振動片を提
供することが可能になる。
【0024】さらに、本願の発明者らは、肩部の位置a
を変えてサンプルを作成し、その振動漏れを測定したと
ころ、図10に示したような測定結果が得られた。測定
されたサンプルは、図9で測定されたものと同様であ
り、肩部の寸法割合r/Rを1に設定したものである。
基本波の周波数が32.768kHzの従来の音叉型水
晶振動子においては、肩部の位置aは0、すなわち、肩
部7と又部8はY’軸上で同じ位置に設定されていたの
に対し、図10に示すように、肩部7の位置を又部8の
位置から基部の側に下げることによってΔCIが急激に
低下し、振動漏れを大幅に低減できることが判った。さ
らに、肩部7の位置aの範囲を50〜150にすること
により、低く安定したΔCIの値が得られる。従って、
基本波の周波数が16.384kHzの音叉型水晶振動
片においては、肩部7の位置aの範囲を50〜150に
することにより、振動漏れが少なく、特性的にも安定し
た振動片を得ることができる。
【0025】これらの測定結果に基づいて16.384
kHzの音叉型水晶振動片の形状および寸法を決定する
ことにより、腕部の先端に重りを設けるような複雑な形
状の音叉型水晶振動片でなくとも、加工し易い簡易な形
状で特性が安定したCI値の低い水晶振動片を提供する
ことができる。さらに、水晶振動片としては、耐衝撃性
も大きな製品としては重要な特性であり、特に、16.
384kHzの音叉型水晶振動片は腕部の幅Wが小さく
なるので十分な耐衝撃性を備えたものが必要となる。
【0026】そこで、図11に示すように、本願の発明
者らは、16.384kHzの音叉型水晶振動片の幾つ
かのサンプルに10000Gの加速度を加えた耐衝撃試
験を行い、その生存率を測定した。測定されたサンプル
は、基本波の周波数が16.384kHzであり、全長
TLが4500、腕部の幅Wが172、腕部の長Lが3
000、主電極の長さdlが1475、又部および肩部
のRが50〜90で、肩部の割合は1のものである。図
11に試験の結果を示してあるように、耐衝撃試験の生
存率は又部の幅dと厚みtとの比d/tによって大きく
変化し、比d/tが1.4以上になるとほぼ100%の
生存率が得られることがわかった。これらの測定に用い
られた音叉型水晶振動片は小型でありながら精度の高い
加工が必要なので、フォトリソグラフィーを用いた加工
方法が主に採用される。このため、又部8にエッチング
残りが発生する可能性があり、腕部の衝撃による応力が
又部のエッチング残りの部分に集中して腕部が折れると
予想される。これに対し、厚みtに対して又部の幅dを
十分に大きくすると、エッチング残りの発生する確率が
減少するか、あるいはエッチング残りがあってもそこに
応力が集中する割合を低減できると考えられる。従っ
て、基本波の周波数が16.384kHzの音叉型水晶
振動片においては、又部8の幅dと厚みtとの比d/t
を少なくとも1.4程度に設定することにより、耐衝撃
試験においてほぼ100%の生存率を確保することが可
能となり、非常に衝撃に強い水晶振動片を提供すること
が可能となる。
【0027】以上のような結果より、基本波の周波数が
16.384kHzで腕部3の幅Wが130〜190μ
mの音叉型水晶振動片1においては、腕部3の長さLと
主電極4の長さdlとの比dl/Lの範囲が0.2〜
0.55程度、肩部7の寸法割合r/Rの範囲が0.1
〜0.5程度、又部8に対する肩部7の位置aの範囲が
50〜150程度、さらに、又部8の幅dと厚みtとの
比d/tが少なくとも1.4程度となるように設定する
ことにより、基本波で安定した発振周波数が得られ、C
I値も200kΩ以下と十分に低く、また、振動漏れも
少なく、さらに衝撃にも強い、非常に優れた特性を備え
た音叉型水晶振動片を提供できる。例えば、腕部3の幅
Wが175μmの音叉型水晶振動片1においては、全長
TLが4160μm、厚みtが100μm、腕部3の長
Lが3000μm、主電極4の長さdlが1650μ
m、又部8の幅dが160μm、又部8および肩部7の
Rが80μm、肩部7の位置aが100μm、さらに、
肩部7の割合r/Rが0.25といったサイズおよび形
状を選択することが可能である。そして、このような形
状および寸法を採用することによって、腕部の先端に重
りを設けるような複雑な形状を採用しなくとも、簡易な
形状で低周波数で安定した発振が可能な音叉型水晶振動
片を実現することができる。さらに、上記のような形状
および寸法の音叉型水晶振動片は、安定した発振周波数
が得られると共に、低CI値で振動漏れも少なく、実用
に適した十分な優れた特性を備えている。同時に、加工
し易い簡易な形状であるので、安定した品質の振動片を
提供できる量産に適した音叉型水晶振動片である。
【0028】また、腕幅Wが130μmよりも狭い基本
波の周波数が16.384kHzの音叉型水晶振動片に
おいては、腕部3の幅Wと厚みtとの比W/tが重要で
あり、その範囲を1.25〜1.65程度とすることに
よって実用に適した十分に低いCI値の音叉型水晶振動
片を提供することができる。
【0029】このように、本願によって明らかになった
寸法および形状の音叉型水晶振動片を採用することによ
って、従来の32.768kHzの水晶振動子と同等の
サイズ、またはさらに超小型で、十分に実用化の可能な
優れた特性を持ち、周波数が16.384kHzの水晶
振動子を提供することが可能となる。従って、本発明の
水晶振動子を用いることによって発振回路の分周段を削
減することが可能となり、発振装置に用いられるICを
さらに小型化し、消費される電力を低減することができ
る。このように、本発明により、近年さらに小型化、軽
量化および省電力化の進む携帯型の計時装置や電子機器
に適した水晶振動片および水晶振動子を提供することが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、従来の32.768kHzの音叉型水晶振動子と同
じサイズ、あるいはさらに小さなサイズで、1/2の周
波数に当たる16.384kHzの音叉型水晶振動片を
実現すべく寸法および形状を変えて測定を繰り返した。
その結果、上述したように、安定した発振周波数を有
し、振動漏れが少なく、CI値も低く実用的な範囲であ
り、さらに、衝撃にも強い音叉型水晶振動片を提供可能
な条件を見いだすことができた。
【0031】本発明の音叉型水晶振動片は、腕部の先端
に重りを設ける必要もなく、非常に簡易な形状で加工に
適している。さらに、本発明により、安定した発振周波
数で低CI値となる最適な形状およびサイズの音叉型水
晶振動片のデータが得られたので、これらを用いて量産
が可能であり、品質の安定した低周波数の音叉型水晶振
動片を安価に提供することが可能になる。そして、本発
明により実際にSMDとして供給可能な発振周波数が1
6.384kHzの音叉型水晶振動子を提供することが
可能になり、本発明に係る音叉型水晶振動片を採用した
水晶振動子を用いることにより、分周段を削減し、小型
で消費電力のさらに低減された発振装置を実現できる。
【0032】このように本発明により、さらに小型・軽
量化および省電力化の進む腕時計、携帯電話などの小型
携帯機器に好適の水晶振動子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音叉型水晶振動片の概要を示す斜
視図である。
【図2】本発明の音叉型水晶振動片を用いた水晶振動子
の概要構成を示す図であり、図2(a)は正面から見た
状態を示し、図2(b)は側面から見た状態を示してあ
る。
【図3】本発明の音叉型水晶振動片の概要を示す図であ
り、図3(a)は正面を示し、図3(b)は側面を示す
図である。
【図4】図3に示す音叉型水晶振動片の肩部を拡大して
示す図である。
【図5】図3に示す音叉型水晶振動片を用いて測定され
たCI比を、主電極の長さと腕部の長さの比dl/Lに
対して示したグラフである。
【図6】図3に示す音叉型水晶振動片を用いて測定され
たCI値を、主電極の長さと腕部の長さの比dl/Lに
対して示したグラフである。
【図7】図3に示す音叉型水晶振動片を用いて測定され
たCI値を、腕幅Wに対して示したグラフである。
【図8】図3に示す音叉型水晶振動片を用いて測定され
たCI値を、腕幅Wと厚さtの比W/tに対して示した
グラフである。
【図9】図3に示す音叉型水晶振動片を用いて測定され
たΔCIを、肩部の寸法割合(r/R)に対して示した
グラフである。
【図10】図3に示す音叉型水晶振動片を用いて測定さ
れたΔCIを、肩部の位置aに対して示したグラフであ
る。
【図11】図3に示す音叉型水晶振動片を耐衝撃試験し
た際の生存率を又部の幅Wと厚みの比d/tに対して示
すグラフである。
【符号の説明】
1・・水晶振動片 2・・基部 3・・腕部 4・・主電極 5・・サイド電極 6・・接続電極 7・・肩部 8・・又部 10・・水晶振動子 11・・保持器(ケース) 12・・プラグ 13・・リード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−112311(JP,A) 特開 昭55−4176(JP,A) 特開 昭57−7607(JP,A) 特開 昭54−109879(JP,A) 特公 昭56−33005(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 9/00 - 9/215

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気軸をX軸、機械軸をY軸、さらに光
    軸をZ軸とした直交座標系において前記X軸回りにXY
    面を反時計方向に約1〜2°回転したZ’軸に垂直なX
    Y’面を主面とした基部と、この基部からY’軸に沿っ
    て延びた2本の腕部とを有し、全長が4〜5mmで共振
    周波数が約16.384kHzの音叉型水晶振動片であ
    って、 前記腕部の前記Y’軸に沿った長さLと、前記腕部の前
    記主面の側に設けられた主電極の長さdlとの比dl/
    Lの範囲が0.2〜0.55程度であり、 前記腕部の前記X軸に沿った幅Wが約130〜190μ
    mであり、 前記基部と前記腕部の接続部分である肩部は、前記基部
    の外縁に対し前記腕部の外縁が片側で距離rだけ狭くな
    るように前記基部の外縁の外側を中心とした半径Rの円
    弧でカットされており、この比r/Rの範囲が0.1〜
    0.5であり、 前記肩部のカットの中心位置と前記又部のカットの中心
    位置の前記Y’軸上の距離aが50〜150μm程度の
    範囲内にあり、 前記腕部同士の隙間である又部の前記X軸に沿った幅d
    と、前記Z’軸に沿った厚みtとの比d/tが少なくと
    も約1.4であることを特徴とする音叉型水晶振動片。
  2. 【請求項2】 電気軸をX軸、機械軸をY軸、さらに光
    軸をZ軸とした直交座標系において前記X軸回りにXY
    面を反時計方向に約1〜2°回転したZ’軸に垂直なX
    Y’面を主面とした基部と、この基部からY’軸に沿っ
    て延びた2本の腕部とを有し、全長が4〜5mmで共振
    周波数が約16.384kHzの音叉型水晶振動片であ
    って、 前記腕部の前記Y’軸に沿った長さLと、前記腕部の前
    記主面の側に設けられた主電極の長さdlとの比dl/
    Lの範囲が0.2〜0.55程度であり、 前記腕部の前記X軸に沿った幅Wと、前記腕部の前記
    Z’軸に沿った厚みtとの比W/tの範囲が1.25〜
    1.65程度であり、 前記基部と前記腕部の接続部分である肩部は、前記基部
    の外縁に対し前記腕部の外縁が片側で距離rだけ狭くな
    るように前記基部の外縁の外側を中心とした半径Rの円
    弧でカットされており、この比r/Rの範囲が0.1〜
    0.5であり、 前記肩部のカットの中心位置と前記又部のカットの中心
    位置の前記Y’軸上の距離aが50〜150μm程度の
    範囲内にあり、 前記腕部同士の隙間である又部の前記X軸に沿った幅d
    と、前記Z’軸に沿った厚みtとの比d/tが少なくと
    も約1.4であることを特徴とする音叉型水晶振動片。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記幅Wが約115
    μmであることを特徴とする音叉型水晶振動片。
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