JP3322142B2 - 光ファイバケーブルの端末処理装置 - Google Patents

光ファイバケーブルの端末処理装置

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JP3322142B2
JP3322142B2 JP29650096A JP29650096A JP3322142B2 JP 3322142 B2 JP3322142 B2 JP 3322142B2 JP 29650096 A JP29650096 A JP 29650096A JP 29650096 A JP29650096 A JP 29650096A JP 3322142 B2 JP3322142 B2 JP 3322142B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバケー
ブルにフェルール(光ファイバの位置決め用精密細孔を
有する接続具)を接続するため、光ファイバケーブル端
末の外被除去、光ファイバ素線のクリーニング、光ファ
イバ素線への接着剤塗布、フェルールへの挿入等を順次
処理するとともに、処理手順に従って光ファイバケーブ
ルを搬送する搬送装置を備えた光ファイバケーブルの端
末処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバケーブルは、その端部を装置
もしくは、他の光ファイバケーブルと接続するために、
図9の斜視図に示すように一般にフェルール61と呼ば
れる接続具が両端に装着されている。フェルール61と
光ファイバケーブル25は、光ファイバケーブルの端部
の外被を除去して光ファイバ素線を露出した状態で接着
剤により固定される。図10は一般的な光ファイバケー
ブルの一例のコードタイプの構造を示す模式図である。
この光ファイバケーブル製作工程には、光ファイバケー
ブル25の両端部の、図10に示すような外被部(PV
C:塩化ビニル樹脂)101、抗張力体(アラミド繊
維)102、及びナイロン被覆103をそれぞれ適当な
長さに切断して内部の光ファイバ素線43を露出させる
(心線タイプの光ファイバケーブルは、ナイロン被覆1
03のみ除去)外被除去工程、外被が除去された光ファ
イバ素線の周囲に付着している残留物をクリーニングす
る工程、光ファイバ素線を接着剤の充填されたフェルー
ル61に挿入するフェルール挿入工程、余長の光ファイ
バ素線をカットする工程、並びにフェルール挿入工程の
前段取りとして、フェルールに接着剤を充填する工程
と、光ファイバ素線に接着剤を塗布する工程とがある。
【0003】従来、上述の工程を個々に行う半自動機は
存在していたが、ハンドリング、搬送作業については、
ほとんどが人手作業で占められていた。しかしながら、
近年、光ファイバケーブル需要が急激に増加している
中、上記の工程を連続して行う自動機として特開昭64
−37511号公報に図11の概略斜視図に示すような
光ファイバケーブル端末処理装置が提案されている。
【0004】図11に示す端末処理装置は、光ファイバ
ケーブル25を載置するパレット111、パレット11
1を各作業ステーションに順に搬送する搬送装置11
0、外被除去部112、フェルール61に光ファイバ素
線43を挿入し固着するフェルール挿入及び固定部11
3から構成されている。また、搬送装置110はループ
構造になっており、上下段のベルトコンベア114,1
15と、2つのパレット昇降機A116,昇降機B11
7を備えている。パレット111は、光ファイバケーブ
ル25を載置した状態で上段のベルトコンベア114に
より各作業ステーション位置まで移送される。作業終了
後、パレット111は、昇降機B117で下段のベルト
コンベア115に移され、下段ベルトコンベア115に
より昇降機A116まで移送される。光ファイバケーブ
ル25は、パレット111上にコイル状に巻かれて載置
され、両端を垂直下方に所定の長さ分だけ垂らした状態
でクランプにて保持されている。外被除去部112で
は、光ファイバケーブル25の外被部101、抗張力体
102、ナイロン被覆部103を適当な長さに切断して
内部の光ファイバ素線43を露出させる。
【0005】フェルールに光ファイバ素線43を挿入し
固定するフェルール挿入・固定部113では、図12の
説明図に示すように前段取りで予め接着剤が充填された
フェルール61を光ファイバケーブル25下方に供給
し、回転挿入部120によりフェルール61を回転させ
ながら上昇させてフェルール61に光ファイバ素線43
を挿入する。この時、光ファイバケーブル25は、パレ
ット111に付属しているクランプとは別のクランプA
121によりナイロン被覆部103と、光ファイバ素線
43とがクランプされ、光ファイバ素線43が垂直にな
るように支持されている。クランプA121は、フェル
ール61が回転しながら上昇してくると開放して後退す
る。挿入完了後は、フェルール61上端をクランプB1
22によりカシメてフェルール61の落下を防止してい
る。
【0006】また、フェルールへの挿入方法としては、
図12に示すようにフェルール61を回転させながら挿
入する方法の他に、例えば特開平1−96609号公報
に記載された図13の説明図に示すフェルール挿入方法
のように、フェルール61挿入の全工程で光ファイバケ
ーブル25に加わる軸力を軸力センサ131で検出し
て、その軸力が所定の軸力となる様に挿入側のハンド1
32を駆動制御装置133で制御しながらフェルール6
1の挿入孔と光ファイバケーブル25の中心を一致させ
て挿入する方法も提案されている。
【0007】また、光ファイバ素線43への接着剤塗布
については、特開平1ー96608号公報に記載の図1
4の説明図に示すような接着剤塗布方法が提案されてい
る。この方法は、光ファイバケーブル25を、その外被
部分を除去し光ファイバ素線43が露呈された状態で所
要の塗布長に応じて下方に突出してセットし、接着剤容
器141は上下に摺動可能なレールに取り付けられた容
器ホルダー142へセットする。このようにセットされ
た後、容器ホルダー142を一定量だけ上昇させて、光
ファイバ素線43を接着剤容器141内部にひたすこと
で、光ファイバ素線43に接着剤144を塗布するもの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバケー
ブル端末処理装置は、図11のように構成されており、
光ファイバケーブルは、搬送パレット(治具)上で固定
のままである。そのため、各作業ステーションでの光フ
ァイバケーブルの端末処理作業が一方向からしかでき
ず、端末処理を行う装置の作業方向を拘束してしまうた
め、端末処理装置の機構が複雑になるといった問題があ
った。また、供給される光ファイバケーブルは、人手に
よりパレットに取り付けられるため突出長さが安定せ
ず、後工程で光ファイバ素線長さにバラツキが発生する
といった問題があった。また、パレットに取り付けられ
た光ファイバケーブルは、パレット付属のクランプで固
定されているだけであるため、光ファイバケーブルにた
わみが発生し、搬送中に装置内機器に引っかかり、切断
したり屈曲するという問題があった。さらに、図12に
示すフェルール挿入機構によれば、光ファイバケーブル
を先端を下向きに垂らした状態でパレットに取り付ける
ため、フェルール挿入後、フェルール落下防止のためフ
ェルールのカシメ工程が必要であるといった問題があっ
た。さらにまた、製造した光ファイバケーブルはドラム
に巻かれた状態で保管されているため、光ファイバケー
ブルに曲がり癖がついている。しかも光ファイバケーブ
ルは曲がり癖がつきやすいので、この曲がり癖の極端な
もの(小径のドラムに巻かれて保管されていた光ファイ
バケーブル)に対しては、図13に示すようなフェルー
ル挿入装置では、光ファイバケーブルが屈曲し、光ファ
イバ素線へのフェルール挿入ミスや光ファイバ素線折れ
の不良が発生するという問題があった。また、曲がり癖
は各光ファイバケーブルについて異なるため、一律の軸
力設定で挿入制御することは困難であった。また、光フ
ァイバケーブルの外被部分の剛性の差異によって、フェ
ルールへの光ファイバ素線挿入ミスが発生するといった
問題があった。
【0009】そして、余長光ファイバ素線の切断は、人
手によってニッパ等で行われていたためフェルール先端
からの光ファイバ素線の突出長が安定しないため、後工
程のフェルール先端の研磨工程において研磨能率が悪い
といった問題点があった。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、簡単な構成で光ファイバ
ケーブルの端末処理作業を多方向から行える光ファイバ
ケーブルの端末処理装置を提供することを目的とする。
また、人手作業が原因で発生するバラツキをなくせ、安
定して光ファイバ素線をフェルールに挿入することがで
きる光ファイバケーブルの端末処理装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の光ファイバケ
ーブルの端末処理装置の第1の構成は、光ファイバケー
ブル端部の外被部分を除去して光ファイバ素線を露呈さ
せ、光ファイバケーブル素線とフェルールに接着剤を付
着させ、フェルールに光ファイバ素線を挿入し固着する
光ファイバケーブルの端末処理装置において、端末処理
の各作業を行う複数のステーションを回転テーブル周り
に順次設置し、上記回転テーブルに、光ファイバケーブ
ルを保持する把持部と、上記端末処理の各作業に応じて
光ファイバケーブル端末の姿勢を水平及び垂直上向きに
制御する姿勢調整機構とを有する保持治具を設けたもの
である。
【0012】また、この発明の第2の構成は、第1の構
成において、保持治具が、外被部分の除去工程、及び光
ファイバ素線のクリーニング工程では、光ファイバケー
ブル端末の姿勢を水平に保持し、光ファイバ素線のフェ
ルール挿入工程では、光ファイバケーブル端末の姿勢を
垂直上向きに保持するものである。
【0013】また、この発明の第3の構成は、第1また
は第2の構成において、保持治具の把持部より突出した
光ファイバケーブルの長さを検知するセンサと、作業ス
テーションに上記保持治具に対向して設けられ、上記光
ファイバケーブルを把持する移動自在のハンドとを備
え、上記ハンドにより、上記センサからの信号に基づ
き、上記保持治具把持部からの光ファイバケーブルの突
出長を所定長に調整するようにしたものである。
【0014】さらに、この発明の第4の構成は、第1な
いし第3の構成のいずれかにおいて、光ファイバケーブ
ルがその両端部を残して巻回され、上記光ファイバケー
ブルの両端部が保持治具の把持部に保持されることによ
り吊支される巻取り治具を設けたものである。
【0015】そして、この発明の第5の構成は、第1な
いし第4の構成のいずれかにおいて、光ファイバ素線を
フェルールに挿入する作業ステーションに光ファイバケ
ーブルを把持する第1のハンドと上記光ファイバケーブ
ルに沿って移動可能な第2のハンドとを設け、上記第1
のハンドは、露呈された光ファイバ素線直近の光ファイ
バケーブル外被部分の最先端部を外被上から把持し、上
記第2のハンドは、外被部分の剛性の違いに応じて、
記第1のハンドと保持治具クランプ間の所望の位置で上
記光ファイバケーブルを把持するようにしたものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】 実施の形態1.図1(a)はこの発明の実施の形態1に係
る光ファイバケーブル端末処理装置の全体構成を示す概
略構成図、同図(b)は同全体構成を模式的に示す概略斜
視図、図2は同装置の光ファイバケーブル保持治具を示
す概略斜視図、図3は外被除去ステーションの概略構成
を示す斜視図、図4は光ファイバ素線クリーニングステ
ーションの概略構成を示す斜視図、図5は光ファイバ素
線接着剤塗布ステーションの概略構成を示す斜視図、図
6はフェルール挿入ステーションの概略構成を示す斜視
図、図7はフェルール挿入ステーションのクランプ機構
の概略構成を示す斜視図である。
【0017】図1において、1は回転テーブルであるイ
ンデックステーブルで、このインデックステーブル1を
中心に処理作業の工程順に時計周りに光ファイバケーブ
ルとフェルールを接続するために必要な端末処理作業を
行うステーション、この場合は第1〜第8までの8つの
ステーション2〜9が設置され、上記ステーションに
は、それぞれ後述する機能をもつユニットが設けられて
いる。また、インデックステーブル1上には、端末処理
の各作業に応じて光ファイバケーブル端末(両端部)の
保持姿勢を自在に変化させ、この場合は水平と垂直上向
きに変化させて保持する保持治具22が各ステーション
に対応して8台設置されている。
【0018】保持治具22は図2に示すように、光ファ
イバケーブル25を保持する把持部である保持治具クラ
ンプ24と保持治具クランプ開閉用ワイヤ26、光ファ
イバケーブル25の保持姿勢を自在に変化させる姿勢調
整機構を構成する保持治具アーム21とアーム21の水
平・垂直姿勢変換用ワイヤ28を備えている。保持治具
22のクランプ24の開閉及びアーム21の姿勢変換
は、クランプ開閉用ワイヤ26,姿勢変換用ワイヤ28
を介してインデックステーブル下のシリンダ(図示せ
ず)で行う。なお、アーム21の水平・垂直の位置決め
はストッパ(図示せず)に当接させることにより行って
いる。外被除去及び糸クリーナでファイバ素線をクリー
ニングする作業以外は、保持治具22のアーム21は垂
直の状態で、光ファイバケーブル25端末は垂直上向き
に保持される。
【0019】また、光ファイバケーブル25は両端部を
残してリール形状の巻取り治具23に巻回して供給さ
れ、両端部がクランプ24に把持されて保持治具22に
保持される。そして、この巻取り治具23は保持治具の
治具収納ポケット29内で上下方向にフリーな状態で光
ファイバケーブル25により吊り下げられるように構成
されている。そのため、光ファイバケーブル25にかか
るテンションは一定(概ね巻取り治具23の重量分)と
なり、アーム21を水平・垂直に動かしても、光ファイ
バケーブル25にたわみが発生しない。さらに光ファイ
バケーブル25のクランプ力は、保持治具クランプ24
に設けられたバネ(図示省略)力で設定され、光ファイ
バケーブル25がずり落ちたり、その外被部分に傷をつ
けたりしない程度(この場合は、約130g程度)の強
さで光ファイバケーブルを把持している。そして、クラ
ンプ24は光ファイバケーブルを高精度に所定の位置に
位置決めし、確実にファイバを保持することができるよ
うに、例えばv字状の溝を持つチャック爪を複数有し、
対向する爪が交互に重ね合わさるように構成されてい
る。
【0020】第2のステーション(第1の外被除去)3
には、図3に示すように外被部101と抗張力体102
を切断除去する外被除去装置31(この場合は光ファイ
バケーブル精密加工機 Schleuniger FO7045:シュロニガ
ージャパン(株))を搭載したXYテーブル33が設置さ
れており、またXYテーブル33上には、光ファイバケ
ーブル先端検知用のセンサ32と光ファイバケーブル把
持ハンド34が設置されている。第3のステーション
(第2の外被除去)4も、第2のステーション3と同様
に構成されている。第4のステーション(光ファイバ素
線クリーニング)5には、図4に示すように、クリーニ
ング装置41(この場合は光ファイバーポリッシング装
置TP−125MKII トッキ(株))を搭載したXYテ
ーブル42が設置されている。第5のステーション(光
ファイバ素線接着剤塗布)6には、図5に示すように、
接着剤を染み込ませた無塵紙54が入れられている容器
53と、光ファイバ素線43に転写するための転写板5
2、転写板52を上下方向に移動させるモータ51、及
び光ファイバ素線存在確認センサ(図示省略)が設置さ
れている。第6のステーション(フェルールへの接着剤
充填・光ファイバ素線挿入)7には、図1に示すごと
く、フェルール61に接着剤を充填する接着剤充填ユニ
ット11、フェルール61を1個ずつ供給するパーツフ
ィーダ12、パーツフィーダ12より接着剤充填ユニッ
ト11へ移送する移送ハンド13、フェルール61に接
着剤を一定量充填するディスペンサ14が設置されてい
る。また、図6に示すフェルール61に光ファイバ素線
43を挿入するフェルール挿入ハンド62、挿入時に光
ファイバ素線43を撮像する撮像素子63、及び光ファ
イバケーブルを把持する第1のハンド71、第2のハン
ド72が設置されている。第8のステーション(フェル
ール固着)9には、この場合、フェルール接続用接着剤
としてUV硬化型接着剤を用いているので、図示しない
UV照射装置が設置されている。なお、第7のステーシ
ョン8は予備ステーションである。
【0021】次に、この発明の実施の形態1の光ファイ
バケーブル端末処理装置の動作を説明する。第1のステ
ーション2においては、光ファイバケーブル25は図2
に示すリール形状の巻取り治具23に巻きとられた状態
で保持治具22に供給され、光ファイバケーブル25は
両端から概ね所定の長さ突き出した状態で保持治具22
のクランプ24によって把持される。この時、リール形
状の巻取り治具23は保持治具22から吊り下げられた
状態となる。
【0022】この装置では、第1〜第8のすべてのステ
ーションでの処理作業が終了した後、作業者がインデッ
クステーブル操作用ボタン10を押すと、インデックス
テーブル1が1ステーション分回転して各保持治具22
を隣のステーションへ移動させ、次の処理作業が行われ
る。以下、各作業終了後のインデックステーブル1の回
転動作の記述は省略する。
【0023】第2のステーション3では、光ファイバケ
ーブル25の外被部101及び抗張力体102の除去を
行う。まず図3において、第2のステーション3に送ら
れた保持治具22の光ファイバケーブル25を保持して
いる保持治具アーム21が回動して水平になる。この状
態で外被除去装置31を光ファイバケーブル25の軸方
向に近接する向きにXYテーブル33によって移動さ
せ、センサ32で光ファイバケーブル25の先端を検知
する。検知された先端位置が基準位置からズレている量
だけ補正するよう、XYテーブル33を位置決めし、X
Yテーブル33上に設置されている光ファイバケーブル
把持ハンド34で光ファイバケーブル25を把持すると
ともに、保持治具クランプ24を解放する。外被除去装
置31で外被除去処理を行った後、XYテーブル33を
光ファイバケーブル25の先端が保持治具22に対して
所定の位置に来るようにXYテーブル33を移動し、保
持治具クランプ24で光ファイバケーブル25を把持
し、光ファイバケーブル把持ハンド34を解放する。こ
のように光ファイバケーブル25の掴み変えを行うこと
により、保持治具22からの光ファイバケーブル先端位
置は、常に一定位置に揃えられる。即ち、保持治具クラ
ンプ24からの光ファイバケーブル25の突出長を所定
長に調整している。従って、光ファイバケーブルの装置
供給時の人手によるバラツキを解消し、外被除去量、光
ファイバ素線長さのバラツキを解消することができる。
片側の光ファイバケーブル25の外被除去が終了する
と、保持治具のアーム21は垂直になり、もう一方の光
ファイバケーブル端部側に外被除去装置31をXYテー
ブル33で移動させ、上述の動作を繰返して行う。
【0024】次に、第3のステーション4では、光ファ
イバケーブル25のナイロン被覆103の除去を行う。
第2のステーションと同様に、まず第3のステーション
4に送られた保持治具22の光ファイバケーブル25を
保持している保持治具アーム21が水平に回動する。こ
の状態で外被除去装置を光ファイバケーブル25の軸方
向に近接する向きにナイロン被覆103を除去する量だ
けXYテーブルによって移動させ、外被除去処理を行
う。片側の光ファイバケーブル25の除去が終了する
と、保持治具のアーム21は垂直になり、もう一方の光
ファイバケーブル端部側に外被除去装置をXYテーブル
で移動させ、上述の動作を繰返して行う。
【0025】次に、第4のステーション5に送られた光
ファイバケーブル25は、外被除去工程と同様、光ファ
イバケーブル25を保持している保持治具アーム21を
水平にした状態で、XYテーブル42を光ファイバケー
ブル25の軸線方向に前後動させる。これにより、糸ク
リーナ(アルコールを含んだ数本の糸)が外被を除去さ
れた光ファイバ素線43外周を全長にわたって回転しな
がら移動して、外被除去時に発生した光ファイバ素線4
3部分に付着している残留シリコンを除去し、クリーニ
ングを行う。片側の光ファイバ素線43のクリーニング
が終了すると保持治具アーム21は垂直になり、もう一
方の光ファイバ素線側にクリーニング装置41をXYテ
ーブル42で移動させ、上述の動作を繰返して行う。
【0026】上述の外被除去及び、光ファイバ素線クリ
ーニング作業において、保持治具のアーム21が回動し
て水平に倒れても、吊り下げられた状態のリール状の巻
取り治具23が重りになり、光ファイバケーブル25に
常に一定の張力が与えられるため光ファイバケーブル2
5がたわんだりしない。
【0027】次に、第5のステーション6では、まず、
接着剤を染み込ませた無塵紙54が入った接着剤供給容
器53に転写板52をひたす。このとき、転写板52を
無塵紙54に押し付けた量に応じて接着剤がしみでてく
るので、転写板52には適量の接着剤が転写される。次
に、転写板52を回動させて水平に起こし、保持治具2
2で垂直に把持された光ファイバ素線43に接触させ、
転写板52を上下方向にモータ51により動作させて接
着剤を光ファイバ素線43に転写塗布を行う。これによ
り光ファイバ素線に常時安定して一定量の接着剤を塗布
できる。
【0028】次に、第6のステーション7では、まず、
フェルール61内部への接着剤充填作業において、パー
ツフィーダ12により1個ずつ分離して供給されるフェ
ルール61を接着剤充填ユニット11に移送し、接着剤
をディスペンサ14により定量だけフェルール61に充
填する。その後、図示しない真空チャンバによりフェル
ール先端側を負圧化してフェルール61の極細孔部分ま
で接着剤を充填させる。これによりフェルール61内部
へ接着剤を過不足なく所望量充填することができる。従
って、従来問題となっていた光ファイバ素線への接着剤
塗布量あるいはフェルール内部への接着剤充填量の過不
足により生じていた、フェルールと光ファイバ素線の接
合不良、あるいは接着剤の付着してはならない場所への
接着剤の付着といった問題がなくなり、接合信頼性及び
品質が向上できる。
【0029】次に、光ファイバ素線43をフェルールに
挿入する作業においては、図6に示すように、予めフェ
ルール先端まで接着剤が充填されたフェルール61がフ
ェルール挿入ハンド62に把持される。一方、光ファイ
バケーブル25は、露呈された光ファイバ素線43の根
元、光ファイバ素線43との境界の外被部101の先端
が外被の上から第1のハンド71により把持され、さら
に第1のハンド71と保持治具クランプ24との間の任
意の位置が第2のハンド72により把持される。そし
て、光ファイバ素線43のフェルール61への挿入は、
複数の撮像素子63により光ファイバ素線の画像を取り
込み、例えば光ファイバ素線43のXYの2方向から光
ファイバ素線43の軸線位置を画像処理装置(図示せ
ず)によって求め、その軸線とフェルール61の軸線が
一致するようにフェルール挿入ハンド62をXY方向に
移動し位置合わせを行った後、昇降手段(図示せず)に
よってフェルール挿入ハンド62を下降させフェルール
61へ光ファイバ素線43を挿入する。なお、第1のハ
ンド71とフェルール61が干渉するのを防止するた
め、フェルール61への挿入途中で第1のハンド71を
解放する。
【0030】このように、自動でフェルール61へ光フ
ァイバ素線43を挿入することができる。また、光ファ
イバケーブル25、即ち光ファイバ素線43は先端を垂
直上向きの状態で保持されるので、フェルール61挿入
後にフェルール61が重力によって落下することがな
く、例えば図12に示す従来例のように後工程のフェル
ール61のカシメ工程が不要となり、カシメ装置が不要
となり製造も簡便になる。さらに、第1のハンド71で
光ファイバ素線43の根元を把持することにより、光フ
ァイバケーブル25の曲がり癖を矯正でき、曲がり癖の
影響を受けることなく、光ファイバケーブルを垂直上向
きにクランプすることができ、光ファイバ素線43をス
ムーズにフェルール61に挿入することができる。ま
た、第2のハンド72は光ファイバケーブル25に沿っ
て移動可能に支持されており、第1のハンド71と保持
治具クランプ24間の所望の位置を、光ファイバケーブ
ル、即ち外被部分の剛性(腰の強さ)の違いに応じて把
持することができ、剛性の異なる光ファイバケーブルに
対してもフェルールへの挿入が安定して行える。例え
ば、腰の弱い光ファイバケーブルに対しては、光ファイ
バケーブルの掴む位置をより挿入する位置に近くするこ
とにより挿入時に発生する光ファイバ素線の折れを防止
することができる。
【0031】次に、第8のステーション9では、この場
合、フェルール接続用接着剤としてUV硬化型接着剤を
用いているので、フェルール61に挿入した光ファイバ
ケーブル端部を紫外線で照射し、接着剤を硬化させフェ
ルール61と光ファイバケーブル25の接着を行う。
【0032】保持治具22は、インデックステーブル1
が1回転すると、フェルール接続が完了した光ファイバ
ケーブル25を保持した状態で第1のステーション2に
戻ってくる。フェルール61が接続された光ファイバケ
ーブル25は保持治具クランプ24から解放され、作業
者もしくは図示しない移載ロボットによって搬出され
る。
【0033】なお、この実施の形態1では、ステーショ
ン数を8としたが、処理工程のステーション数以上のス
テーション数であれば、何ステーションでもかまわな
い。また、空きステーションに、検査工程、余長処理工
程等の付加機能を設けるようにしても良い。
【0034】また、この実施の形態1では、外被除去装
置31をXYテーブル33上に搭載させて片端ずつ順次
外被除去作業を行っていたが、外被除去装置31を2台
設置し、両端同時に外被除去作業を行うことにより、作
業時間の短縮が可能となる。
【0035】また、この実施の形態においては、端末処
理対象として両端を加工する光ファイバケーブル25の
場合を示しているが、片側のみ光ファイバ端末作業処理
を行う場合にも適用できることは言うまでもない。
【0036】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2に係るフェルールへの挿入ステーションの構成を示
す概略斜視図である。実施の形態1では、第2のステー
ション3において、光ファイバケーブル先端検知センサ
32を用いて、光ファイバケーブル25の保持治具22
からの突出量、即ち先端位置のバラツキを解消していた
が、この実施の形態では、第7のステーション8に、図
7に示すような撮像素子84を用いてフェルール61先
端位置から突出している光ファイバ素線の長さを測定
し、フェルール61の先端位置から所定長さ以上突出し
ている場合、光ファイバ素線43の先端をハンド82で
固定した後、専用の光ファイバ素線切断ニッパ81で切
断して、フェルール先端からの光ファイバ素線43の突
出量を一定にする、即ち余長の光ファイバ素線切断機構
を設置している。なお、切断された光ファイバ屑は、専
用の屑入れ83に廃棄される。
【0037】実施の形態3.図8はこの発明の実施の形
態3に係るフェルールへの挿入ステーションの構成を示
す概略斜視図である。実施の形態2ではフェルールへの
挿入作業において、撮像素子を用いて光ファイバ素線4
3の軸線を求めているが、この実施の形態3では、図8
のようにフェルール挿入側と異なる反対側の光ファイバ
ケーブル25の端から検査光92を入射させて、フェル
ール挿入側の光ファイバケーブル25の端、即ち光ファ
イバ素線43より出光する光を軸線延長線上に設置した
撮像素子91でとらえ、例えば輝点重心演算を用いて、
光ファイバ素線43の位置を検出し、フェルール61へ
の挿入を行う構成として、1つの撮像素子91で光ファ
イバ素線43の軸線を求めている。
【0038】なお、上記実施の形態において、第2のス
テーション3における光ファイバケーブル25を一定長
に調整するためのセンサ32の代わりに撮像素子を用い
てもよく、同様の効果を奏する。
【0039】また、上記実施の形態においては、保持姿
勢としては、光ファイバケーブル端末を水平及び垂直上
向きに保持する場合について説明したが、これに限ら
ず、作業に応じて、所望の姿勢をとるように構成すれば
良い。例えば、インデックステーブル1下の姿勢変換用
ワイヤ28を引っ張るシリンダを引き込み途中で止める
ようなストッパを用い、ストッパの位置を上下方向に変
えることにより、任意の角度でアームを保持することが
できる。また、上下動可能なモータで姿勢変換用ワイヤ
28を引っ張ることにより所定の位置で止めることがで
きる。
【0040】
【発明の効果】この発明の光ファイバケーブルの端末処
理装置の第1の構成においては、光ファイバケーブル端
部の外被部分を除去して光ファイバ素線を露呈させ、光
ファイバケーブル素線とフェルールに接着剤を付着さ
せ、光ファイバ素線をフェルールに挿入し固着する光フ
ァイバケーブルの端末処理装置において、端末処理の各
作業を行う複数のステーションを回転テーブル周りに順
次設置し、上記回転テーブルに、光ファイバケーブルを
保持する把持部と、上記端末処理の各作業に応じて光フ
ァイバケーブル端末の姿勢を水平及び垂直上向きに制御
する姿勢調整機構とを有する保持治具を設けたので、光
ファイバケーブルの端末加工作業がその作業に応じて多
方向から可能となる。
【0041】また、この発明の第2の構成においては、
第1の構成において、保持治具が、外被部分の除去工
程、及び光ファイバ素線のクリーニング工程では、光フ
ァイバケーブル端末の姿勢を水平に保持し、光ファイバ
素線のフェルール挿入工程では、光ファイバケーブル端
末の姿勢を垂直上向きに保持するので、フェルール挿入
後にフェルールが落下することなく、簡便に製造でき
る。
【0042】また、この発明の第3の構成においては、
第1または第2の構成において、保持治具の把持部より
突出した光ファイバケーブルの長さを検知するセンサ
と、作業ステーションに上記保持治具に対向して設けら
れ、上記光ファイバケーブルを把持する移動自在のハン
ドとを備え、上記ハンドにより、上記センサからの信号
に基づき、上記保持治具把持部からの光ファイバケーブ
ルの突出長を所定長に調整するようにしたので、光ファ
イバケーブルの装置供給時の人手による端末位置のバラ
ツキを解消し、外被除去量、光ファイバ素線長さのバラ
ツキを解消することができる。
【0043】さらに、この発明の第4の構成において
は、第1ないし第3の構成のいずれかにおいて、光ファ
イバケーブルがその両端部を残して巻回され、上記光フ
ァイバケーブルの両端部が保持治具の把持部に保持され
ることにより吊支される巻取り治具を設けたので、光フ
ァイケーブルに巻取り治具の自重によりテンションを常
にかけられ、光ファイバケーブルのたわみを解消するこ
とができる。
【0044】そして、この発明の第5の構成において
は、第1ないし第4の構成のいずれかにおいて、光ファ
イバ素線をフェルールに挿入する作業ステーションに光
ファイバケーブルを把持する第1のハンドと上記光ファ
イバケーブルに沿って移動可能な第2のハンドとを設
け、上記第1のハンドは、露呈された光ファイバ素線直
近の光ファイバケーブル外被部分の最先端部を外被上か
ら把持し、上記第2のハンドは、外被部分の剛性の違い
に応じて、上記第1のハンドと保持治具クランプ間の
望の位置で上記光ファイバケーブルを把持するようにし
たので、光ファイバケーブルの曲がり癖を矯正でき、曲
がり癖の影響を受けることなく、スムーズに光ファイバ
素線をフェルールに挿入することができ、また、剛性の
異なる光ファイバケーブルもフェルールに安定して挿入
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の光ファイバケーブ
ル端末処理装置を示す全体概略斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る光ファイバケ
ーブルの保持治具を示す概略斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る外被除去部
(ステーション)の構成を示す概略斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る光ファイバ素
線クリーニング部(ステーション)の概略斜視図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る光ファイバ素
線接着剤塗布部(ステーション)の構成を示す概略斜視
図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係るフェルール挿
入部(ステーション)の構成を示す概略斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係るフェルール挿
入部(ステーション)の構成を示す概略斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態3に係るフェルール挿
入部(ステーション)の構成を示す概略斜視図である。
【図9】 一般的なフェルールを装着した光ファイバケ
ーブルを示す斜視図である。
【図10】 一般的な光ファイバケーブル(コードタイ
プ)の構造を示す模式図である。
【図11】 従来例の光ファイバ端末処理装置の構成を
示す全体概略斜視図である。
【図12】 従来例のフェルール挿入方法を示す説明図
である。
【図13】 従来例のフェルール挿入方法の他の例を示
す説明図である。
【図14】 従来例の接着剤塗布方法を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 インデックステーブル 2 第1のステー
ション 3 第2のステーション 4 第3のステー
ション 5 第4のステーション 6 第5のステー
ション 7 第6のステーション 8 第7のステー
ション 9 第8のステーション 10 インデックス
テーブル操作ボタン 11 接着剤充填ユニット 12 パーツフィ
ーダ 13 移送ハンド 14 ディスペン
サ 21 保持治具アーム 22 保持治具 23 巻取り治具 24 保持治具ク
ランプ 25 光ファイバケーブル 28 姿勢変換用
ワイヤ 31 外被除去装置 32 先端検知セ
ンサ 33 XYテーブル 34 光ファイバ
ケーブル把持ハンド 41 クリーニング装置 42 XYテーブ
ル 43 光ファイバ素線 51 モータ 52 転写板 53 接着剤供給
容器 54 無塵紙 61 フェルール 62 フェルール挿入ハンド 63 撮像素子 71 第1のハンド 72 第2のハン
ド 81 光ファイバ素線切断ニッパ 82 光ファイバ
素線把持ハンド 84 撮像素子 91 撮像素子 92 検査光 101 外被部 102 抗張力体 103 ナイロン
被覆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 正一郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−43664(JP,A) 中村信二 他,光コネクタ自動組立て の検討,電子情報通信学会技術研究報 告,日本,(社)電子情報通信学会, 1988年6月17日,Vol.88 No. 82,P.17−23 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/36 - 6/40

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバケーブル端部の外被部分を除
    去して光ファイバ素線を露呈させ、光ファイバケーブル
    素線とフェルールに接着剤を付着させ、光ファイバ素線
    をフェルールに挿入し固着する光ファイバケーブルの端
    末処理装置において、端末処理の各作業を行う複数のス
    テーションを回転テーブル周りに順次設置し、上記回転
    テーブルに、光ファイバケーブルを保持する把持部と、
    上記端末処理の各作業に応じて光ファイバケーブル端末
    の姿勢を水平及び垂直上向きに制御する姿勢調整機構と
    を有する保持治具を設けたことを特徴とする光ファイバ
    ケーブルの端末処理装置。
  2. 【請求項2】 保持治具は、外被部分の除去工程、及び
    光ファイバ素線のクリーニング工程では、光ファイバケ
    ーブル端末の姿勢を水平に保持し、光ファイバ素線のフ
    ェルール挿入工程では、光ファイバケーブル端末の姿勢
    垂直上向きに保持することを特徴とする請求項1記載
    の光ファイバケーブルの端末処理装置。
  3. 【請求項3】 保持治具の把持部より突出した光ファイ
    バケーブルの長さを検知するセンサと、作業ステーショ
    ンに上記保持治具に対向して設けられ、上記光ファイバ
    ケーブルを把持する移動自在のハンドとを備え、上記ハ
    ンドにより、上記センサからの信号に基づき、上記保持
    治具把持部からの光ファイバケーブルの突出長を所定長
    に調整するようにしたことを特徴とする請求項1または
    2記載の光ファイバケーブルの端末処理装置。
  4. 【請求項4】 光ファイバケーブルがその両端部を残し
    て巻回され、上記光ファイバケーブルの両端部が保持治
    具の把持部に保持されることにより吊支される巻取り治
    具を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の光ファイバケーブルの端末処理装置。
  5. 【請求項5】 光ファイバ素線をフェルールに挿入する
    作業ステーションに光ファイバケーブルを把持する第1
    のハンドと上記光ファイバケーブルに沿って移動可能な
    第2のハンドとを設け、上記第1のハンドは、露呈され
    た光ファイバ素線直近の光ファイバケーブル外被部分の
    最先端部を外被上から把持し、上記第2のハンドは、外
    被部分の剛性の違いに応じて、上記第1のハンドと保持
    治具クランプ間の所望の位置で上記光ファイバケーブル
    を把持するようにしたことを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載の光ファイバケーブルの端末処理装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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中村信二 他,光コネクタ自動組立ての検討,電子情報通信学会技術研究報告,日本,(社)電子情報通信学会,1988年6月17日,Vol.88 No.82,P.17−23

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