JP3321795B2 - 防火合わせガラス板の取付構造 - Google Patents

防火合わせガラス板の取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防火合わせガラスの取
付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より防火ガラス板を含む複数枚のガ
ラス板を中間樹脂を介して貼り合わした防火合わせガラ
ス板が、種々提案されている。
【0003】図2に示すように2枚のガラス板10a、
10a(少なくとも1枚は防火ガラス板)が中間樹脂1
0bを介して貼り合わされた防火合わせガラス板10
は、その周縁部が金属製枠体11の取付溝11a内に嵌
め込まれ、取付溝11aの底部には、不燃性あるいは難
燃性のセッティングブロック12が配置され、その上に
防火合わせガラス10が載置されるようになっている。
【0004】通常、枠体11の取付溝11aの内壁と、
防火合わせガラス板10の間には、1〜10mm程度の
間隙が形成され、両者の間には、シリコン系やアクリル
系の不燃性シーラント材13が充填される。
【0005】この種のシーラント材13は、火災等で高
温に曝されると、材料中の水分や有機成分は分解揮発す
るが、無機成分やフィラー材等が残存して形態を維持す
るという特性を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記したよう
な防火合わせガラスの中間樹脂としては、不燃性あるい
は難燃性の樹脂、具体的にはフロリーネーテッドエチレ
ンプロピレン(FEP)、4フッ化エチレン−パーフロ
ロアルコキシエチレン(PFA)、ポリクロロトリフル
オロエチレン(PCTFE)、四フッ化エチレン・エチ
レン共重合体(ETFE)、ポリビニリデンフルオライ
ド(PVDF)、テトラフロロエチレン、ヘキサフロロ
プロピレン及びビニリデンフロライドの共重合体(TH
V)等のフッ素樹脂やポリエチレンテレフタレート(P
ET)等の樹脂が使用されるが、これらの樹脂は、火災
時に加熱されると、熱分解し、ガスを発生する。
【0007】しかしながら防火合わせガラス板の周縁部
と、枠体の内壁との間隙に、上述した不燃性のシーラン
ト材を充填した場合、シーラント材は加熱されても形態
を維持するため、ガラス板の周縁部が固定されたままで
あり、その結果、加熱されることによって中間樹脂から
分解ガスが発生しても、各ガラス板の間隔は広がらず、
分解ガスが外部に抜けにくい。そのため分解ガスの圧力
によりガラス板が破裂して貫通孔が生じ、防火性能が著
しく損なわれるという問題がある。
【0008】また特開平7−229372号には、防火
ガラス板の周縁部を枠体の取付溝内に嵌め込み、防火ガ
ラス板と取付溝の内壁との間に熱膨張性材料からなる充
填材を充填することが開示されている。
【0009】しかしながら防火合わせガラス板の周縁部
を枠体の取付溝に嵌め込む場合に、このような充填材を
使用すると、火災が起きた際に、充填材によって防火合
わせガラス板が強固に押さえ付けられることになるた
め、分解ガスが外部に抜けず、ガラス板が破裂する危険
性が益々高くなる。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、火災等が起きて加熱されても、中間樹脂から発生
する分解ガスの圧力によってガラス板が破裂することの
ない防火合わせガラス板の取付構造を提供することを目
的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の防火合わせガラ
ス板の取付構造は、複数枚のガラス板を中間樹脂を介し
て貼り合わされ、少なくとも1枚のガラス板が、防火ガ
ラス板である防火合わせガラス板の周縁部を、枠体の取
付溝内に嵌め込んでなる防火合わせガラス板の取付構造
であって、防火合わせガラス板と取付溝の内壁との間隙
に、熱可塑性を有する充填材が充填されてなることを特
徴とする。
【0012】
【作用】本発明の防火合わせガラスの取付構造による
と、火災時に加熱されると、充填材が軟化あるいは分解
する。そのため各ガラス板の間隔が広がり、中間樹脂か
ら発生した分解ガスが容易に外部に抜けることになり、
ガラス板が破裂することはない。
【0013】本発明で使用する充填材としては、発火性
を有することなく、しかも使用する中間樹脂の分解温度
よりも低温で軟化する材料であればいずれも使用可能で
あり、具体的には、熱可塑性樹脂が適している。熱可塑
性樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、フロリネーテッドエチレンプロピレン(F
EP)等が使用できる。これらの樹脂は一定以上の熱を
受けると、軟化変形したり、体積収縮するといった特性
を有しており、必要に応じてこれらの樹脂に難燃剤やセ
ラミックファイバー等の無機繊維を含有させても良い。
【0014】特に熱可塑性樹脂の発泡体を基材とし、そ
の両面に粘着剤が塗布された両面粘着テープは、実質的
に不燃性であり、また施工が容易にあるため、本発明の
充填材として好適である。
【0015】また本発明で使用する中間樹脂としては、
上記したような不燃性あるいは難燃性の樹脂であればい
ずれも使用可能であるが、特に本出願人が、特願平6−
301363号で提案したテトラフロロエチレン、ヘキ
サフロロプロピレン及びビニリデンフロライドの共重合
体が、透明性に優れ、しかもガラス板との熱圧着が容易
であるため好ましい。
【0016】さらに本発明で使用する防火ガラス板とし
ては、建設省告示1125号の防火戸の試験方法に合格
するガラスであればいずれも使用可能である。この種の
防火ガラスとしては、Li2 O−Al23 −SiO2
系透明結晶化ガラス、熱強化硼珪酸ガラス、熱強化ソー
ダ石灰ガラスあるいは網入りガラス等が存在する。
【0017】特に重量百分率で、Li2 O 3〜5%、
Al23 20〜35%、SiO2 55〜70%、
TiO2 1〜3%、ZrO2 1〜4%、P25
1〜5%、Na2 O 0〜4%、K2 O 0〜4%、N
2 O+K2 O 0.5〜4%の組成を有し、β−石英
固溶体結晶を析出したLi2 O−Al23 −SiO2
系透明結晶化ガラスは、−10〜15×10-7/℃(3
0〜750℃)の熱膨張係数を有し、非常に優れた防火
性能を有しているため好ましい。
【0018】尚、本発明では、加熱された時に各ガラス
板の間隔を広げるという作用を損なわない限り、充填材
の外側に少量の不燃性シーラント、例えば信越化学株式
会社製の「シーラント74」や東レダウコーニングシリ
コーン株式会社製の「SH794」等を充填することが
可能である。
【0019】
【実施例】以下、本発明の防火合わせガラス板の取付構
造を実施例に基づいて詳細に説明する。
【0020】(実施例1)図1に示すように防火ガラス
板10a、10aとして、2000×900×5mmの
寸法を有し、熱膨張係数が−5×10-7/℃のLi2
−Al23 −SiO2 系透明結晶化ガラス板(日本電
気硝子株式会社製ファイアライト)を使用し、これらを
中間樹脂10bを介して貼り合わせることによって防火
合わせガラス板10を作製した。
【0021】中間樹脂10bとしては、テトラフロロエ
チレン40重量%、ヘキサフロロプロピレン20重量
%、ビニリデンフロライド40重量%の共重合体からな
り、厚さ250μの鎖状の分子構造のみからなるフッ素
樹脂フィルムを使用し、各防火ガラス板10a、10a
と熱圧着させた。
【0022】次にこの防火合わせガラス板10の周縁部
を、枠体11の取付溝11a内に嵌め込み、防火合わせ
ガラス板10と枠体11の取付溝11aの内壁との間隙
(約3mm)に充填材14を充填した。充填材14とし
ては、発泡ポリ塩化ビニル(米国ノートン株式会社製ノ
ルシール)を基材とする両面粘着テープ(厚み3mm)
を使用した。尚、ガラス枠体11の取付溝11aの底部
には、セッティングブロック12を配置し、その上に防
火合わせガラス板10を載置した。
【0023】このような取付構造を有する防火合わせガ
ラス板10を、建設省告示1125号に従い甲種防火戸
の試験に供したところ、約160℃で充填材14が軟化
した後、中間樹脂10bが分解し、ガスが発生したが、
各防火ガラス板10a、10aの間隔が広がり、分解ガ
スが外部に抜けたため、いずれの防火ガラス板10a、
10aも破裂することはなかった。
【0024】(実施例2)充填材として、発泡ポリエチ
レンフォーム材(旭化成株式会社製サンテクフォーム)
を基材とする両面粘着テープを使用した以外は、全て実
施例1と同様の取付構造を有する防火合わせガラス板を
作製し、実施例1と同様の試験に供したところ、約15
0℃で充填材が軟化した後、中間樹脂が分解し、ガスが
発生したが、各防火ガラス板の間隔が広がり、分解ガス
が外部に抜けたため、いずれの防火ガラス板も破裂する
ことはなかった。
【0025】(比較例)充填材として、セラミックスフ
ァイバー及びひる石を含有した熱膨張性材料を使用した
以外は、全て実施例1と同様の取付構造を有する防火合
わせガラス板を作製し、実施例1と同様の試験に供した
ところ、約400℃で中間樹脂が分解し、ガスが発生し
たが、各防火ガラス板の間隔は広がらず、分解ガスが外
部に抜けなかったため、2枚の防火ガラス板とも破裂
し、貫通孔が形成された。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の防火合わせガラス
板の取付構造によると、火災時等に高温に曝されても、
充填材が軟化あるいは分解するため、各ガラス板の間隔
が広がり、中間樹脂から発生した分解ガスが容易に抜け
るため、ガラス板が破裂することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防火合わせガラス板の取付構造を示す
概略断面図である。
【図2】従来の防火合わせガラス板の取付構造を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
10 防火合わせガラス板 10a ガラス板 10b 中間樹脂 11 枠体 11a 取付溝 12 セッティングブロック 13 不燃性シーラント材 14 充填材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03C 27/12 E06B 3/66 E06B 5/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のガラス板が中間樹脂を介して貼
    り合わされ、少なくとも1枚のガラス板が防火ガラス板
    である防火合わせガラス板の周縁部を、枠体の取付溝内
    に嵌め込んでなる防火合わせガラス板の取付構造であっ
    て、防火合わせガラス板と取付溝の内壁との間隙に、熱
    可塑性を有する充填材が充填されてなることを特徴とす
    る防火安全ガラス板の取付構造。
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