JP3321135B2 - 弾球遊技機及び弾球遊技機ロット - Google Patents

弾球遊技機及び弾球遊技機ロット

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JP3321135B2
JP3321135B2 JP2000038807A JP2000038807A JP3321135B2 JP 3321135 B2 JP3321135 B2 JP 3321135B2 JP 2000038807 A JP2000038807 A JP 2000038807A JP 2000038807 A JP2000038807 A JP 2000038807A JP 3321135 B2 JP3321135 B2 JP 3321135B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるフィーバ
ー機、羽根物、権利物あるいはアレンジボール等の弾球
遊技機と、その弾球遊技機を複数含んだ弾球遊技機ロッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような弾球遊技機においては、遊
技者が遊技球を遊技領域の特定の場所、特に向かって左
側を狙って打ち込もうとすることがある。これは、ある
程度熟練した遊技者が駆使するテクニックであるが、そ
の発射力の加減は微妙であり、時に発射力が不足して、
遊技球が発射レールに再び戻ってくる状況がしばしば発
生する(以下、これを弱打ちと称する)。また、発射ハ
ンドルの操作量感覚がつかめない初心者は、探りを入れ
る目的で、恐る恐る発射ハンドルの発射レバーを回しな
がら遊技を開始することが多く、特にテクニックを意識
していないにもかかわらず弱打ちを生じやすい傾向があ
る。いずれにしろ、このような弱打ちが発生すると、図
13に示すように、戻ってくる遊技球が後続の遊技球と
衝突して、所望しているのとは違う領域方向に飛んだ
り、あるいは後続の遊技球を道連れにして発射レール上
を戻り、ファール球が増大して遊技の停滞を引き起こし
たりする。また、戻ってくる遊技球の勢いが強いとファ
ール球として受け皿に戻るための通路に導かれず、次に
発射する遊技球と重なって2個の遊技球が同時に発射さ
れる、いわゆる2度打ちを起こしやすい問題もある。
【0003】本発明の課題は、回動式の発射操作部を有
する弾球遊技機において、遊技開始時等において起こり
やすい弱打ちにより、遊技球が停滞したり無駄に消費さ
れたりする不具合を防止し、初心者でも熟練者でも公平
に楽しく遊技することができる遊技機を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために、本発明の弾球遊技機は、回動式の発
射操作部と、その発射操作部の回動量が大きいほど強く
遊技球を発射する発射装置とを備えた弾球遊技機におい
て、前記発射操作部に対して、前記発射装置による遊技
球の発射を不許可とする下限回動量と、同じく発射を許
可とする上限回動量とを定め、それら下限回動量と上限
回動量との間を不感帯区間として、最初の遊技球が発射
される際に、前記発射操作部の回動量が前記上限回動量
に到達するまでの前記不感帯区間においては遊技球が発
射されないように構成し、かつ、一旦遊技球の発射が可
能となった後には、前記下限回動量までの前記不感帯区
間において遊技球の発射力を調整することが可能となる
ようにしたことを特徴とする。
【0005】上記の構成によれば、最初の遊技球が発射
される際に、発射操作部の回動量が、遊技領域への遊技
球の確実な到達が保証される回動量が与えられるまでは
遊技球の発射が行われないようにしたので、弱打ちが防
止され、遊技の停滞や遊技球の無駄な消費を回避するこ
とができる。これにより、初心者でも熟練者でも公平に
楽しく遊技することができる。
【0006】また、発射操作部の回動量に対し、上記の
ような不感帯区間を設定することにより、例えば最初の
遊技球が発射される際に、発射操作部の回動量が上限回
動量に到達するまでは、遊技球が発射されないように構
成することができる。すなわち、遊技開始時等において
発射力が不足し、弱打ち等の不具合が生ずることを効果
的に防止ないし抑制することができる。また、一旦遊技
球の発射が可能となった後には、下限回動量までの区間
において遊技球の発射力を自由に調整することが可能と
なる。これにより、遊技者は、弱打ち等の不具合を生じ
にくい適正な回動量範囲を容易に把握しつつ、微妙な発
射力調整も自在に行うことが可能となり、初心者から熟
練者に至る種々の遊技者レベルにも柔軟に対応すること
ができる。なお、下限回動量は、発射操作部の回動操作
範囲の下限値と一致していてもよい。
【0007】具体的には、発射不許可状態において発射
操作部の回動量が不感帯区間の側から上限回動量に到達
した場合に、発射装置による遊技球の発射を不許可状態
から許可状態に切り替える一方、発射許可状態において
発射操作部の回動量が不感帯区間の側から下限回動量に
到達した場合に、発射装置による遊技球の発射を許可状
態から不許可状態に切り替えるとともに、上限回動量に
おいては、遊技球の遊技領域への到達が確実に保証され
る規定発射力が生ずるように発射装置の作動を制御する
発射制御手段を設けることができる。この発射制御手段
は、さらに具体的には、発射操作部の回動量が上限回動
量を超えて増大した場合には、その上限回動量からの回
動量の増加に応じて規定発射力よりも発射力を増加さ
せ、上限回動量から不感帯区間側へ減少する際には、そ
の回動量の減少に応じて規定発射力よりも発射力を減少
させるものとして構成できる。これにより、弱打ちが一
層効果的に防止され、弾球遊技機における前記した機能
をより合理的に実現することが可能となる。
【0008】上記のような本発明の弾球遊技機を量産す
る場合、該弾球遊技機を複数含んだ弾球遊技機ロットに
おいては、前述の上限回動量を、例えば発射装置の発射
力ばらつきに応じて、該上限回動量に対応する飛距離が
略一定となるように、遊技毎に上限回動量を微調整する
ことも可能である。しかしながら、この方式では、上限
回動量を変更設定するための機構を新たに設けなければ
ならない上、機構が追加される分だけ第三者検定機関等
による遊技機の検定手続きが煩雑化し、遊技機の許認可
等が確定されるまでに時間を費やしてしまう問題を生ず
る。そこで、本発明の弾球遊技機ロットにおいては、該
ロットに含まれる遊技機の全てに対し、上限回動量を略
同一の値に設定するようにした。これにより、上限回動
量を変更設定するための機構が不要となり、遊技機の構
成も簡略化することができるので上記のような不具合を
効果的に解消することができる。
【0009】なお、発射装置の発射力のロット内ばらつ
きが存在する場合には、複数の弾球遊技機の少なくとも
2以上のものについて、発射操作部に上限回動量を与え
たときに発射される遊技球の飛距離が互いに異なるもの
となる。この場合、弾球遊技機のうち最小の発射力レベ
ルを示す発射装置を備えたものについて、発射操作部に
上限回動量を与えたときに、遊技球が確実に遊技領域に
到達できる程度の発射力が発生するように、上限回動量
の値を設定することが望ましい。
【0010】本発明の弾球遊技機ロットは、弾球遊技機
の製造ロットとしての狭義の意味に留まらず、上限回動
量の設定値が略同一(例えば、ロット内の上限回動量の
平均値に対して、±10%以内の範囲に収まっているも
の)の弾球遊技機であれば、同種であっても別製造ロッ
トに属するもの、あるいは異種の遊技機を含むものであ
ってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示す実施例を参照して説明する。ここでは弾球遊技
機として、いわゆるフィーバー機と呼ばれるタイプの第
一種パチンコ機を例にとり、その正面構造を図1、図2
を参照して説明する。
【0012】パチンコ機1の前面部は、主な構成要素と
して、本体枠2と、中枠3と、前面枠4と、上皿部5
と、下皿部6と、施錠装置7などから構成されている。
本体枠2は、主に木製の板状体を略長方形の額縁状に組
立て固着したものである。中枠3は、全体が主としてプ
ラスチック製で、枠体部(図示略)と下板部(図示略)
とを有して本体枠2の前面側にヒンジ101により取り
付けられている。
【0013】ここで枠体部は、上端から下方へ中枠3全
体の略2/3程度に略長方形の額縁状に形成され、上端
部には、前面枠4の枠飾りランプ用レンズ4bに対応し
て、左側に賞球表示LED(図示略)及び賞球表示LE
D基板(図示略)が、右側にストップ表示LED(図示
略)及びストップ表示LED基板(図示略)が配設され
ている。
【0014】また、下板部は、下端から上方へ中枠3全
体の略1/3程度を占め、左端には、上皿部5に形成さ
れたスピーカ面5aに対応すべく、遊技状態に応じた効
果音その他の音(以下音声情報等という)を発生させる
スピーカ201(図4参照)が配設され、略中央には、
遊技球を発射する発射装置ユニット8(図6参照)に対
し、上皿部5に貯留された遊技球を供給する供給装置等
(図示略)が設けられている。さらに、下方には下皿部
6が設けられ、右端中央には施錠装置7が設けられてい
る。
【0015】下皿部6は、灰皿や玉抜きレバー等を備え
て、パチンコ機1の内部から遊技球を排出するための排
出口6aが開設され、右端に発射装置ユニット8を操作
する発射ハンドル9が設けられている。また、この発射
ハンドル9には、遊技者がタッチしていることを検出す
るタッチセンサ9a(接触検出センサ)が装着され、そ
の近傍には、発射停止を一時的に指令する発射停止スイ
ッチ9bが配置されている。施錠装置7は、正面視する
と鍵穴を備えた略長方形状を呈し、前面枠4を閉鎖した
場合に施錠するためのものである。
【0016】前面枠4は、全体が主としてプラスチック
製であり、遊技盤10を前方から視認するべく、遊技盤
10に形成された遊技領域11の形状に対応して上側が
略円弧状を呈し、全体が略弾丸形状に開設された開口部
4aを有している。そして、その裏面には、開口部4a
に応じてガラス板が嵌められた略長方形状のガラス枠
(図示略)が装着されている。また、この前面枠4は、
パチンコ機1の前面全体の約2/3のサイズを占め、中
枠3の左端に軸着され開閉可能に形成されている。さら
に、上端部には、枠飾りランプ用レンズ4bが設けら
れ、このレンズ4b内部には、開口部4a上端の円弧部
分に沿って、枠飾りランプ基板(図示略)及び複数個の
遊技効果ランプ181、182、183(図4参照)が
配設されている。
【0017】上皿部5は、前面枠4の下側で、中枠3の
左端に軸着され開閉可能に形成されている。皿外縁部5
bには、玉抜きボタンや遊技球の貸出・返却ボタン等が
配設されている。またパチンコ機1の内部から遊技球を
排出するための排出口5cが開設されている。左端に
は、複数の長孔を有するスピーカ面5aが形成され、そ
の裏側には、音量スイッチ基板(図示略)が設けられて
いる。パチンコ機1の左端側には、プリペイドカードユ
ニット13が装着されている。
【0018】次に、本実施例の遊技盤10の正面構造
を、図2を参照して説明する。遊技盤10は、略長方形
の木製の板状体であって、その裏面側に後述する裏機構
盤102(図3参照)が設けられ、その正面に設けられ
た外レール14と内レール15とにより略円形状に形成
される遊技領域11内に、特別図柄表示装置16と、第
一種始動口(普通電動役物)17と、変動入賞装置18
と、左上入賞口19、右上入賞口20、左入賞口21、
右入賞口22と、多数の障害釘23と、一対の風車2
4、25等が配設され、構成されている。なお、内レー
ル15と外レール14との間の領域が、遊技球の発射通
路300を形成している。
【0019】特別図柄表示装置16は、遊技領域11の
略中央部に配置され、センター役物26と、液晶表示盤
27とを備えている。この液晶表示盤27の映像画面は
略長方形状を呈しており、その表示画面上に1又は複数
の特別図柄を所定の方向に次々と変動させながら表示し
た後、停止表示する特別図柄表示領域が形成されてい
る。すなわち、左特別図柄を表示する左特別図柄表示領
域28、中特別図柄を表示する中特別図柄表示領域2
9、及び右特別図柄を表示する右特別図柄表示領域30
が、横一列に設定された配置方向においてこの順序で並
んで形成されている。各特別図柄表示領域28〜30
は、これらの表示領域28〜30の配置方向と略直交す
る向き、この場合、上下方向に図柄変動方向が設定さ
れ、その向きで変動しているように識別情報としての複
数の図柄(特別図柄)が順次表示されていく。また、こ
の液晶表示盤27は、遊技球が第一種始動口(普通電動
役物)17に入球することにより、その映像画面の表示
領域28〜30に表示される各特別図柄をそれぞれ変動
させて停止表示させるものである。そして、例えば、図
柄が「7、7、7」等の3桁同一図柄で揃って停止表示
すると、変動入賞装置18に配設された後述する大入賞
装置31の大入賞口(図示略)が開放される。また、セ
ンター役物26は、液晶表示盤27の前面周辺部に額縁
状に突設して装着され、普通図柄表示装置32と、特別
図柄保留表示LED16aと、ステージ33とを備えて
いる。
【0020】普通図柄表示装置32は、センター役物2
6の上部中央に配置され、7セグメント表示器32a
と、普通図柄保留表示LED32bとを有している。7
セグメント表示器32aは、1〜9の奇数数字を変動表
示させるもので、後述する左右の普通図柄作動ゲート3
6、37のいずれかを遊技球が通過することにより、変
動して所定時間経過後に1種類の奇数数字が確定表示さ
れる。そして、例えば「7」で確定表示すると、第一種
始動口(普通電動役物)17の入口幅が所定時間(例え
ば、0.5秒)拡大される。
【0021】前記センター役物26の外側部の左右両側
には、遊技球の普通図柄作動ゲート36、37がそれぞ
れ設けられ、その内部には左普通図柄作動ゲート通過検
知用のゲートセンサ36s(図4参照)、右普通図柄作
動ゲート通過用のゲートセンサ37s(図4参照)がそ
れぞれ配設されている。
【0022】普通図柄保留表示LED32bは、4個の
丸形の赤色LEDで構成され、7セグメント表示器32
aの左右両側に配置されている。これは、左右の普通図
柄作動ゲート36、37を通過した遊技球の数を4個ま
で保留とし、通過ごとに順次点灯しシフト表示するもの
である。次の7セグメント表示器32aの変動表示が開
始するたびに、未始動回数が消化され、1個の普通図柄
保留表示LED32bは消灯される。
【0023】特別図柄保留表示LED16aは、前記セ
ンター役物26の上部内側部中央に配設され、4個の赤
色LEDで構成されている。これは、第一種始動口(普
通電動役物)17に入球した遊技球の数を4個まで保留
とし、入球ごとに順次点灯しシフト表示するものであ
る。次の特別図柄の変動が開始するたびに、未始動回数
が消化され、1個の特別図柄保留表示LED16aは消
灯される。
【0024】第一種始動口(普通電動役物)17は、ス
テージ33の中央直下に配設され、いわゆるチューリッ
プ式で左右に一対の翼片部が開閉するべく形成されてい
る。内部には、遊技球の通過を検知する第一種始動口
(普通電動役物)入賞検知用の始動口センサ17s(図
4参照)が備えられている。この一対の翼片部が左右に
開くと、遊技球の入球可能な入口幅が拡大状態となり、
逆に閉じると、遊技球の入球がそれよりも困難な通常状
態となる。
【0025】変動入賞装置18は、上記第一種始動口
(普通電動役物)17の下方に配設され、前面側が略逆
台形状に形成された基板44に、大入賞装置31と、左
入賞口21と右入賞口22とを備えている。ここで、大
入賞装置31は、略中央に形成され、帯状に開口された
大入賞口(図示略)と、この大入賞口を開放・閉鎖する
開閉板35と、この開閉板35を開閉するための大入賞
口ソレノイド(図示略)と、連動杆(図示略)と、特定
領域開閉シャッター(図示略)と、この特定領域開閉シ
ャッターを作動させるための開閉シャッターソレノイド
(図示略)と、特定領域(図示略)と、特定領域外領域
(図示略)とから構成されている。なお、大入賞口内に
は、大入賞口センサ231(図4)が設けられている。
【0026】また、左入賞口21は、大入賞装置31の
左側方に配設されてその左入賞口の下流に左入賞口セン
サ21s(図4参照)が設けられている。さらに、右入
賞口22は、大入賞装置31の右側方に配設されてその
右入賞口22の下流に右入賞口センサ22s(図4参
照)が設けられている。アウト口46は、変動入賞装置
18における大入賞装置31の中央直下に配設されてい
る。バック球防止部材45は、アウト口46の下側に設
けられ、遊技領域11に到達せず戻ってきた遊技球が再
び発射位置に戻ることを防止するものである。内レール
15の先端部には、一旦遊技領域11へ打ち出された遊
技球が遊技通路内に戻ってファール球となることを阻止
するファール球防止部材47が取り付けられている。さ
らに、盤面の幅方向においてファール球防止部材47と
略正反対側の位置には返しゴム48が、外レール14に
沿って嵌合形態で取り付けられている。
【0027】左上入賞口19及び右上入賞口20はそれ
ぞれ、変動入賞装置18の左右斜め上方に配設されてい
る。そして、その下流にはそれぞれ、左上入賞口センサ
19s(図8参照)、右上入賞口センサ20s(図8参
照)が設けられている。一対の風車24、25はそれぞ
れ、特別図柄表示装置16の左右両側に配設されてい
る。なお、多数の障害釘23は、以上説明した各遊技装
置との位置バランスを考慮して、遊技領域11にパチン
コ遊技に適するべく、配設されている。
【0028】次に、パチンコ機1の裏面構造の全体につ
いて図3を参照して説明する。機構盤102は中枠3に
あって機構盤102の上下端の位置に設けられた一対の
ヒンジ103により、開閉可能に支持されている。遊技
盤10は中枠3の枠体部に着脱可能に取り付けられてい
る。この機構盤102の上部の左側には、タンク球切れ
検知スイッチ104をタンク底部に備えた賞球タンク1
05と、この賞球タンク105に接続されるタンクレー
ル106とが取り付けられている。また、タンクレール
106の右側には、球抜きレバー107が設けられ、そ
の下流側には、補給球切れ検知スイッチ108が、さら
に、その下流側には、賞球排出装置109が配設されて
いる。
【0029】タンクレール106の下側、すなわち機構
盤102の略中央部には、特別図柄表示装置16におけ
る液晶表示盤27を格納した蓋付きの裏ケース110が
遊技盤10に取り付けられ、この裏ケース110上に画
像制御基板111が取り付けられている。該画像制御基
板111は、特定の遊技状態において特別図柄に関する
表示態様を司る、後述の特別図柄制御部160(図4参
照)を形成するものである。また、この画像制御基板1
11に重畳する形で、主制御部140(図8参照)を構
成する主制御基板112や、遊技盤10面上の遊技球検
出スイッチ、ソレノイド等の信号を中継する端子基板1
13が配置されている。
【0030】また、この画像制御基板111に隣接する
位置には、図面上は表れていないが、縦長のランプ制御
基板が取り付けられている。この基板は、遊技状態に応
じてランプの点灯表示、点滅表示、消灯表示等の表示形
態を司る、後述するランプ制御部170(図4参照)を
構成する。さらに、機構盤102には、図示しない電源
受電基板、大当り、発射装置制御、球切れ、扉開放、賞
球、球貸し用等の情報を遊技后の集中管理装置(図示
略)に伝えるための機枠用外部接続端子を備えた外部情
報端子基板122、遊技状態に応じてLEDの点灯表
示、点滅表示、消灯表示等の表示形態を司る表示LED
中継基板116、同じくランプの点灯表示、点滅表示、
消灯表示等の表示形態を司る後述する遊技効果ランプ制
御部180(図4参照)である効果ランプ中継基板11
8が取り付けられている。
【0031】また、機構盤102には、分電基板119
と、遊技島の電源から電力を受電してパチンコ機1各部
が必要とする電源を生成する電源ユニット117、さら
に、図示はしていないが賞球制御基板、音声制御基板、
補給球詰まり、下皿部満タン、主電源電圧異常、発射停
止、主制御基板通信異常、賞球モータ異常などを7セグ
メントLEDで表示する枠状態表示器を備えた枠制御基
板及び発射制御基板が取り付けられている。賞球制御基
板は賞球制御等の処理を行う賞球制御部190(図4参
照)を、音声制御基板は音声制御を行う音声制御部20
0(図4参照)を、発射制御基板124は、遊技球の発
射制御を司る発射装置制御部210(図4参照)をそれ
ぞれ構成するものである。
【0032】次に、図4により、本実施形態のパチンコ
機1の電気的制御装置130を説明する。主制御部14
0は、CPU141(主CPU:遊技の進行態様、表示
態様決定手段及びコマンド送信手段の主体をなす)、R
AM142、ROM143(態様コマンド記憶手段、上
位表示動作プログラム記憶手段)及び入出力ポート14
4がバス145により相互に接続されたものであり、そ
のCPU141は、ROM143に格納された制御プロ
グラムにより、RAM142をワークエリアとしてパチ
ンコ機1の全体の作動を司る制御を行う。また、主制御
部140は、ROM143に記憶された当選判定プログ
ラムにより、CPU141が主体となって遊技当否判定
手段を形成する。
【0033】また、ROM143には上位表示動作プロ
グラムモジュールとしての、特別図柄処理モジュールが
記憶されている。これら特別図柄処理モジュールは、そ
れぞれ、遊技状態に応じて特別図柄表示装置16に表示
させる一連の動画表示パターンを、いくつかの要素表示
動作の組み合わせにて表される上位表示動作として把握
したときの、各要素表示動作に対応する要素コマンド
(態様コマンド)を、各要素表示動作に係る図柄あるい
は画像の表示領域や実行順を反映した形で配列したもの
である。
【0034】次に、主制御部140は、普通図柄表示装
置基板32f、始動口制御部220、ランプ制御部17
0、賞球制御部190、特別図柄制御部160及び発射
装置制御部210と接続され、それぞれ各制御部に入出
力ポート144を介して送信される。そして、主制御部
140に接続されているゲートセンサ36s、37sの
検知指令に基づいて普通図柄表示装置基板32fから普
通図柄表示装置32に対して1種類の奇数数字を確定表
示させる。また、主制御部140に接続されている始動
口センサ17sの検知指令に基づいて始動口制御部22
0から第一種始動口(普通電動役物)17の可動片22
1を操作する。ランプ制御部170では、ゲートセンサ
36s、37sによって検知した遊技球の数を保留する
4個の普通図柄保留表示LED32bと、始動口センサ
17sによって検知した遊技球の数を保留する4個の特
別図柄保留表示LED16aとを制御している。
【0035】賞球制御部190では、賞球排出信号の送
信により賞球排出装置109を作動させる。特別図柄制
御部160は特別図柄表示装置16と、音声制御部20
0と、遊技効果ランプ制御部180にそれぞれ接続され
ている。そして、音声制御部200に接続されたスピー
カ201より、ゲームの進行に対応した各種の音声出力
を行う。遊技効果ランプ制御部180には3個の遊技効
果ランプ181〜183が接続されており、この3個の
遊技効果ランプ181〜183によって遊技状態に対応
してランプの点灯表示、点滅表示、消灯表示等を行う。
また、主制御部140の入出力ポート144には、開閉
板35を作動制御する大入賞口制御部230、大入賞口
センサ231、特定領域センサ63、カウント検知スイ
ッチ62、左上入賞口センサ19s、右上入賞口センサ
20s、左入賞口センサ21s、右入賞口センサ22s
等が接続されている。
【0036】なお、前述の通り、賞球制御部190は賞
球制御基板に配置され、特別図柄制御部160は画像制
御基板111に配置されている。これらの賞球制御部1
90、特別図柄制御部160、ランプ制御部170、発
射制御部210等を合わせて以下周辺制御部と略称す
る。
【0037】図3に戻り、機構盤102には、上述した
ように発射制御基板が取り付けられているが、この発射
制御基板を収納した容器124の下側、すなわち機構盤
102に最も近接した側には、遊技球の発射を司る発射
装置ユニット8(発射装置)が設けられている。この発
射装置ユニット8には、図6に拡大して示すように、発
射制御基板124からの信号を受けて駆動されるトルク
モータ127が取り付けられている。以下、本発明の要
部をなす発射装置ユニット8及びその作動について詳し
く説明する。
【0038】発射装置ユニット8の作動の概略は以下の
通りである。すなわち、遊技者が遊技開始に先立って、
発射ハンドル9(発射操作部)のタッチセンサ9aに触
れるとタッチ信号が有効となり、この発射ハンドル9の
発射レバー404を右方向に回動させるとストップスイ
ッチ215(図7)が付勢され、さらに可変抵抗器21
2(図7:回動量信号生成手段)が作動する。そして、
発射制御基板からの信号によりトルクモータ127に電
流が流れて回動軸128を回動させる。このトルクモー
タ127の回動軸128に固定したアーム129の先端
には打球槌131が取り付けられ、トルクモータ127
の駆動によって該アーム129が引っ張りバネ132に
抗して回動した後リリースされ、該打球槌131が遊技
球を遊技盤10の遊技領域11内に打ち出す。
【0039】図7は、発射ハンドル9の構造の一例を示
す分解斜視図である。発射ハンドル9は、パチンコ機1
の枠(下皿部9:図1)に取り付けられるハンドルベー
ス409に対し、ベースカバー408が回動不能に取り
付けられている。そのベースカバー408には、前記の
ストップスイッチ215が内蔵されるとともに、可変抵
抗器212、ブラケット406、発射レバー404及び
ねじりばね403が同軸的に取り付けられている。発射
レバー404はフェースカバー402とキャップ401
とが一体化され、ベースカバー408に対して遊技盤面
と交差する所定の軸線周りに一定の角度範囲にて回動可
能に取り付けられている。そして、該発射レバー404
は、常時はねじりばね403により発射待機角度位置に
位置するように付勢され、これに抗して加える操作力を
増大させると回動角度位置、すなわち回動量が増大し、
逆に操作力を緩めると回動量を減ずるようになってい
る。
【0040】一方、可変抵抗器212は、本体212b
がブラケット406によりベースカバー408に対し回
動不能に取り付けられ、シャフト212aはカラー40
5を介して発射レバー404に一体回動可能に取り付け
られている。これにより可変抵抗器212は、発射レバ
ー404の回動量(操作量)に応じて、その抵抗値を変
化させる。すなわち、その指示抵抗値により発射レバー
404(発射操作部)の回動量を示す回動量検出器とし
て機能している。
【0041】図8は、発射装置ユニット8と、その周辺
制御系(発射制御手段)との電気的構成を示す回路図で
ある。発射レバー404の回動量を示す可変抵抗器21
2には、その指示抵抗値をプルアップ抵抗とする形で、
電源ユニット117により信号電源電圧Vbが印加さ
れ、該指示抵抗値に応じた電圧信号が、回動量信号とし
て生成される。すなわち、発射操作部(発射レバー40
4)の回動操作量に応じて信号出力レベルが変化する回
動量信号を生成・出力する回動量信号生成手段が形成さ
れている。
【0042】次に、トルクモータ127であるが、本実
施例では駆動電流をデューティ比制御することにより、
その出力回動トルクが制御されるようになっている。こ
こでは、電源ユニット117からの直流駆動電流が、駆
動許可スイッチングを行うトランジスタ213を介して
電流パルス幅変調(PWM)制御回路211に入力され
る。PWM制御回路211は、回動量信号の入力電圧を
参照信号として入力駆動電流を高速スイッチングするこ
とにより、その参照信号の電圧値に応じて電流ON時間
が長くなるようにデューティ比制御し、これをトルクモ
ータ127へ供給する。すなわち、発射レバー404
(図7)の回動量が大きくなるほど、トルクモータ12
7に供給される平均的な電流レベルが高くなり、打球槌
131(図6)による打撃力、すなわち遊技球の発射力
が強くなる。
【0043】なお、電源ユニット117は、外部交流電
源(例えばAC24V)からの入力を元に、モータ駆動
電圧(Vd:例えばDC8V、あるいは脈流もしくはA
Cの24V:なお、ACを用いる場合にモータ駆動電流
は、デューティ比制御に代えて交流位相制御を行うこと
もできる)あるいは信号電源電圧(Vb:例えばDC5
V)など、複数種類の電圧の直流出力を発生させる集中
電源部として構成されている。
【0044】なお、トランジスタ213のベース側には
別のトランジスタ214がダイオード213aを介して
ダーリントン接続され、該トランジスタ214が発射有
効信号となるベース入力を受けてONすることにより、
トランジスタ213がONとなって、PWM制御回路2
11への駆動電流の供給、すなわち発射装置ユニット8
の動作が許可されることとなる。
【0045】回動量信号は、操作部有効判定回路219
に入力される。この操作部有効判定回路219は、回動
量信号を、後述する上限回動量及び下限回動量を与える
ための基準信号と比較し、その比較結果に基づいて、A
NDゲート218とともに発射装置に発射動作を許可す
るための発射有効信号を出力する。具体的には、操作部
有効判定回路219は、回動量信号の入力履歴が所定の
条件を満足したときに操作部有効信号を出力し、これが
ANDゲート218に入力される。他方、ANDゲート
218には、ストップ信号、タッチ信号及び賞球制御基
板123からの発射制御信号も合わせて入力され、操作
部有効信号を含めてこれら4つの信号が全て有効レベル
(ここではHレベル)となった場合に、該ANDゲート
218から発射有効信号が出力される。すなわち、上記
4つの信号入力が有効レベルにて揃うことで、始めて発
射ユニット8の作動が許可されるのである。
【0046】タッチ信号は、タッチセンサ9a(接触検
出センサ:構成は公知のもの)が接続されたタッチ信号
生成回路216により生成される。具体的には、タッチ
信号生成回路216は、タッチセンサ9aを介して遊技
者が発射ハンドル9に触れたことを検出し、タッチ信号
をANDゲート218に出力する。すなわち、発射装置
ユニット8は、遊技者が発射ハンドル9に触れていると
きに限って、遊技球の発射が許可される。
【0047】一方、図8に示すように、ストップスイッ
チ215は、発射ハンドル9の発射レバー404の回動
量を検出するための可変抵抗器(回動量検出器)212
とは別に設けられ、発射レバー404の回動角度位置
が、後述の上限回動量に対応する位置よりも小さく設定
された所定のストップ位置、ここでは原点位置である発
射待機角度位置に存在するか否かを検出するストップ検
出器としての役割を果たす。具体的には、ストップスイ
ッチ215はリミットスイッチ(近接スイッチでもよ
い)にて構成され、発射レバー404が原点位置に位置
する場合は非付勢状態であるが、発射レバー404が少
し(例えば原点位置から1゜程度)回動するとすぐに付
勢状態となる(これは逆でもよいが、この場合は、イン
バータシュミットトリガ217に代えて出力反転なしの
シュミットトリガを用いればよい)。図8に示すよう
に、ストップスイッチ215が非付勢(オープン)状態
では、プルアップ抵抗215aを介して印加される信号
電圧レベルはHレベルであり、同じく付勢(クローズ)
状態では信号電圧レベルはLレベルである。従って、イ
ンバータシュミットトリガ217を介してANDゲート
218に入力されるストップ信号は、ストップスイッチ
215が付勢状態において有効レベルであるHとなる。
すなわちストップスイッチ215(ストップ検出器)に
よる信号出力が、発射操作部の回動角度位置がストップ
位置にないことを示している場合に、遊技球の発射が許
可される。
【0048】次に、操作部有効判定回路219の基本機
能は、発射ハンドル9の発射レバー404に対して、発
射装置ユニット8(発射装置)による遊技球の発射を不
許可とする下限回動量と、同じく発射を許可とする上限
回動量とを定め、それら下限回動量と上限回動量との間
を不感帯区間として、該不感帯区間においては発射装置
ユニット8による遊技球発射の許可/不許可、すなわち
前述の操作部有効信号を有効状態とするか否かを、発射
ハンドル9の発射レバー404の操作前歴に応じて定め
ることにある。具体的には、発射不許可状態、すなわち
操作部有効信号が出力されていない状態において、発射
レバー404の回動量が不感帯区間の側から上限回動量
に到達した場合に、発射装置ユニット8による遊技球の
発射を不許可状態から許可状態に切り替える一方、発射
許可状態、すなわち操作部有効信号が出力されている状
態において、発射レバー404の回動量が不感帯区間の
側から下限回動量に到達した場合に、発射装置ユニット
8による遊技球の発射を許可状態から不許可状態に切り
替える働きをなす。
【0049】図9は、操作部有効判定回路219の一構
成例を示す回路図である。この回路は、回動量信号電圧
を、上限回動量及び下限回動量を与えるための基準信号
電圧(V1,V2)と比較する比較器(222,22
3)を含んで構成されている。具体的には、回動量信号
電圧を上限回動量基準信号電圧V1と比較する第一比較
回路222と、同じく下限回動量基準信号V2と比較す
る第二比較回路223と、それら第一比較回路222の
比較結果出力と第二比較回路223の比較結果出力とを
用いて発射有効信号を生成・出力する発射有効信号生成
回路228とが設けられている。発射有効信号生成回路
228は、この実施例では、第一比較回路222の出力
電圧をセット入力、第二比較回路223の出力電圧をリ
セット入力とするRSフリップフロップ回路(ここで
は、反転入力を用いている:以下、RS−FF228と
略記する)である。また、第一比較回路222に対して
は、正端子に上限基準信号V1、負端子に回動量信号が
入力される一方、第二比較回路223では正端子に回動
量信号、負端子に下限基準信号V2が入力される。
【0050】操作部有効判定回路219の作動を、図8
〜図10を参照して説明する。発射レバー404を回動
させ始めた直後は、回動量信号電圧は上限基準電圧V1
及び下限基準電圧V2のいずれよりも小である(図1
0:A点)。従って、第一比較器222の出力はH、第
二比較器223の出力はLであり、RS−FF228は
リセット入力状態であるから、操作部有効信号出力はL
すなわち無効レベルである。発射レバー404をさらに
回動させて下限基準電圧V2(すなわち下限回動量)を
超えると、RS−FF228のリセット状態は解除され
るが、セット入力に変化はないから操作部有効信号出力
は無効レベルのままである(図10:A’点)。
【0051】次に、発射レバー404をさらに回動させ
て上限基準電圧V1(すなわち上限回動量)を超える
と、RS−FF228のセット入力がHとなり、操作部
有効信号出力がHすなわち有効レベルとなる(図10:
B点)。そして、前述の発射制御信号、タッチ信号及び
ストップ信号も合わせて有効レベルとなっていれば、A
NDゲート218の出力、すなわち発射有効信号が有効
レベル(H)となり、発射装置ユニット8は遊技球の発
射が許可される。図8に示すように、回動量信号はトル
クモータ127をデューティ比制御するためのPWM制
御回路211に参照信号として分配されているから、ト
ルクモータ127は上限回動量に対応した規定発射力に
て遊技球を発射させることとなる。
【0052】この規定発射力は、遊技球の遊技領域への
到達が確実に保証される程度に調整される。同種のパチ
ンコ機(弾球遊技機)を複数含むロット(例えば製造ロ
ット)においては、発射装置ユニット8の発射力に若干
のばらつきがあるが、上記の上限回動量は、それらパチ
ンコ機に対して一律に同じ値が設定される。その結果、
そのロットのパチンコ機においては、同じ上限回動量を
発射レバー404に与えても、遊技球の飛距離には、発
射力のばらつきに応じた差が生ずる(すなわち、2台以
上のパチンコ機において飛距離が異なるものとなる)。
このとき、そのロットに含まれるパチンコ機のうち最小
の発射力レベルを示す発射装置を備えたものにおいて、
発射操作部に上限回動量を与えたときに、図12に示す
ように、遊技球を遊技領域11へ導く内レール15の端
点から、その端点を通る水平線方向において10mm以
上70mm以下の位置Pに遊技球が落下するように、発
射装置の発射力を調整することが、弱打ちを確実に防止
する上で効果的である。
【0053】図8及び図10に戻り、上記の状態から発
射レバー404の回動量が上限回動量を超えてさらに大
きくなると、発射レバー404の回動量を増加した分だ
け、PWM制御ユニット211へ分配される回動量信号
レベルも増大する。その結果、トルクモータ127によ
る遊技球の発射力も、その回動量の増加分に対応して大
きくなる(図10:区間BC)。
【0054】次に、上記の状態から発射レバー404を
戻して回動量を減少させ、上限回動量よりも小さくなる
と、第一比較器222によるRS−FF228へのセッ
ト入力はLレベルに落ちる。しかしながら、RS−FF
228は操作部有効信号出力の有効レベルをラッチ保持
するので、ANDゲート218も発射有効信号の有効レ
ベルを保持する(図10:D点)。すなわち、発射装置
ユニット8は遊技球の発射を継続する。ただし、発射レ
バー404の回動量を減少した分だけ、PWM制御ユニ
ット211へ分配される回動量信号レベルは減少し、ト
ルクモータ127による遊技球の発射力は、その回動量
の減少分に対応して小さくなる(図10:区間CE)。
他方、下限回動量を下回らない限り、RS−FF228
のラッチ保持状態は継続されるので、発射レバー404
の回動量を再び増加すれば、遊技球の発射力は増加に転
ずる(図10:区間EF)。すなわち、発射レバー40
4の正逆の回動により、発射力を自由に調整することが
できる。
【0055】一方、上記の状態から発射レバー404の
回動量が下限回動量よりも小さくなると、第二比較器2
23によるRS−FF228へのリセット入力がH と
なり、操作部有効信号出力の有効レベル(H)がリセッ
トされ、無効レベル(L)に切り替わる。すなわち、A
NDゲート218の発射有効信号も無効レベル(L)と
なり、発射装置ユニット8は遊技球の発射を停止する。
つまり、電気的には図10のA点と同じ状態に戻ったわ
けであり、以降は回動量が再び上限回動量に到達するま
で、操作部有効信号出力(あるいは発射有効信号)は有
効レベル(H)に復帰せず、発射装置ユニット8は作動
を再開しない。以上、上限回動量と下限回動量との間
に、発射装置ユニット8の作動に関して不感帯区間が形
成されていることが明らかである。
【0056】なお、本実施例では、上限回動量及び下限
回動量を与えるための基準信号、すなわち上限基準信号
V1及び下限基準信号V2を、パチンコ機動作をプログ
ラム制御するCPU(例えば、図4における主制御部1
40、賞球制御部190あるいは特別図柄制御部160
等の主体をなすCPUである)とは別途設けられた非イ
ンテリジェント型信号発生部(すなわち、信号発生シー
ケンスにCPUによるプログラム処理を介在させないハ
ードウェア信号発生部)にて生成される。これによる
と、基準信号の生成・出力を別回路にて行うので、パチ
ンコ機動作をプログラム制御するCPUへの負担が少な
くなるとともに、パチンコ機動作を司るプログラムルー
チンの流れが複雑化することを防止でき、ひいては第三
者機関等によるパチンコ機の検定手続き等も簡略化でき
る利点が生ずる。この場合、回動量信号を基準信号と比
較するための比較回路、すなわち比較器222,223
において、該基準信号を常時入力状態としておけば、基
準信号のON/OFFや切換えなどに要する煩雑な回路
要素を全て排除することができ、電気的構成の一層の簡
略化に寄与できる。
【0057】この実施例では、信号発生部は、信号電源
をなす電源ユニット117(図8:信号電源電圧レベル
はVbである)と、信号電圧レベルを調整するための調
整抵抗224,225,226,227(これらは、例
えば枠制御基板に配設されるものである)を含んで構成
される。調整抵抗は可変抵抗(あるいは半固定抵抗)を
採用することもできる。この方式であると、基準信号に
よりセットされる上限回動量や下限回動量を、例えばパ
チンコ機毎に個別に微調整することも可能となる。しか
しながら、パチンコ機個体間における発射力の多少のば
らつきを生じていても、弱打ち防止(すなわち、最初に
打ち出す遊技球の発射力確保)が確実に保証できるレベ
ルであれば、基準信号を固定的かつ変更不能に設定する
ほうが、電気回路構成の簡略化及び前述の検定手続きの
単純化等を図る上では圧倒的に有利である。
【0058】本実施例においては、基準信号V1,V2
は、オペアンプや論理ICなど、信号入力先の負荷が高
インピーダンスであることを考慮して、低電流でも確実
に電圧調整ができるよう、定電圧電源部である電源ユニ
ット117からの電圧出力(信号電源電圧Vb)を、そ
れぞれ固定抵抗器224,225及び226,227に
より抵抗分圧調整する方式を採用している。
【0059】なお、操作部有効判定回路は、上限回動量
と下限回動量との間に、発射装置ユニット8の作動に関
する不感帯区間を形成できるものであれば、図9の回路
構成に限られるものではない。例えば、図11(a)に
おいては、1個のオペアンプを用いたヒステリシス付比
較器240により、図9と略同様の機能を実現してい
る。ヒステリシス付比較器240は、基準信号V0(こ
こでは、図9に対応する基準信号電圧V1及び下限信号
電圧V2の平均値として設定している)と回動量信号電
圧とを比較する。また、不感帯幅VHは、基準信号の入
力側抵抗241の抵抗値をR2、正帰還抵抗242の抵
抗値をR3、及びオペアンプの電源電圧(ここでは、電
源ユニット117からの信号電源電圧を使用)をVbと
して、VH={R2/(R2+R3)}×Vbで与えられ
る。そして、上限基準信号電圧V1及び下限基準信号電
圧V2が、それぞれV0+(VH/2)及びV0−(VH/
2)となる不感帯幅VHが与えられるように、R2及びR
3の値が選択されている。なお、図11(b)に、上記
の回路を用いた場合の回動量信号レベルの履歴と、操作
部有効信号の変化との関係を示しているが、図9と略同
様であることがわかる。
【0060】以上で、発射装置ユニット8の説明を終わ
り、主制御部140によるパチンコ機1全体の制御の概
略について説明する。まず、主制御部140から周辺制
御部へは、一方向形式でデータ伝送が行われる。賞球動
作は以下の順序で行われる。まず、主制御部140は、
遊技球がカウント検知スイッチ62又はカウント検知及
び特定領域センサ63を通過したら15個の賞球個数デ
ータを、始動口センサ17sを通過したら6個の賞球個
数データを、それ以外の場合、例えば、左右入賞口2
1、22の入賞口センサ21s、22sの通過を検知し
た場合などにおいては、10個の賞球個数データを、周
辺制御部に対してその検知順に、周辺制御部を作動指令
対象とする指令信号として送信する(すなわち、固有賞
球数はここでは、6個、10個あるいは15個であ
る)。周辺制御部は、主制御部140からの賞球個数デ
ータを受け取り、賞球排出信号の送信により賞球排出装
置109を作動させる。
【0061】主制御部140は、上述の各種検知スイッ
チの出力に基づいて遊技状態を判断し、また、その遊技
状態に基づいて当否判定を行うとともに、判定内容に応
じて対応する図柄表示態様で画像表示制御を行うための
データを作成する。例えば、主制御部140は、始動口
センサ17s、カウント検知スイッチ62、カウント検
知及び特定領域センサ63等の検知結果や、特別図柄当
否判定乱数の取得値などを使用して、遊技が行われてい
ない客待ちの状態、遊技は行われているが始動入賞がな
い状態(変動準備状態)、始動入賞があった状態、及
び、特別遊技状態なども判断する。また、始動入賞が検
知されると乱数値に基づいて当否判定が行われ、その判
定結果に基づいて特別図柄の変動、又は確定などの表示
態様制御のためのデータが作成される。このデータは、
特別図柄制御部160を作動指令対象とする指令信号と
して送信される。
【0062】さらに、枠飾りランプ基板等の各種ランプ
やサウンドジェネレータは、特別図柄制御部160の制
御による特別図柄の変動・停止表示態様、リーチ発生の
有無、リーチ表示態様(全回動、コマ送り、逆進、図柄
の拡大・縮小など)、特別遊技態様、及び、遊技モード
(確率変動、時短など)等に応じてその態様は制御され
る。すなわち、これらに接続されたランプ、LED(す
なわち、ランプ点灯機構)あるいはスピーカ(音声出力
機構)201等は、主制御部140からの作動指令を受
けた周辺制御部により、作動制御されることとなる。
【0063】次に、主制御部140により実行されるメ
インジョブを図5を参照して説明する。これは主制御部
140のROM143に格納されたプログラムに基づ
き、CPU141により所定のリセット周期(例えば約
2ミリ秒毎)に実行されるものである。まず、スタック
ポインタをRAM142の所定アドレスに設定した後
(S10)、初期化終了の判定が行われる(S20)。
初期化が終了していなければ(S20:NO)、初期化
ジョブが実行され(S170)、終了していれば(S2
0:YES)、LEDジョブ(S30)からスイッチジ
ョブ(S70)までのジョブが実行される。
【0064】LEDジョブ(S30)においては、普通
図柄及び普通図柄作動保留球数の表示用のデータ(コマ
ンド)や、特別図柄作動保留球数の表示用のデータ(コ
マンド)などが出力される。等速乱数ジョブ(S40)
では、RAM142の特別図柄当否判定乱数メモリや汎
用カウンタメモリ(図示略)などが更新される。非等速
乱数ジョブ(S50)では、外れ普通図柄乱数メモリ
(図示略)が更新される。汎用カウンタメモリ(図示
略)は、ユーザリセット毎の例えば「0」〜「255」
の値の作成や、コマンドジョブ、音声作成ジョブ、飾り
ジョブの実行などに使用される。また、音声作成ジョブ
(S60)では、音楽や音声に関するデータ(コマン
ド)の作成が行われ、スイッチジョブ(S70)では、
各種検知スイッチの読み込みが行われる。すなわち、発
射停止検知信号、タッチ検知信号、ヴォリューム検知信
号、カウント検知信号、特定領域通過検知信号、普通図
柄作動ゲート検知信号などの各種信号が外部接続端子基
板を介して主制御部140に取り込まれ、また、第一種
始動口(普通電動役物)入賞検知用の始動口センサ17
sから第一種始動口入賞検知信号がそれぞれ取り込まれ
る。
【0065】さらに、カウント検知スイッチ62やカウ
ント検知及び特定領域センサ63に異常があるか否かが
判定され(S80)、異常がなければ(S80:YE
S)特別図柄メインジョブ(S90)から音声ジョブ
(S110)までのジョブが実行される。また、異常
(球詰まりや断線など)があれば(S80:NO)、エ
ラージョブ(S120)が実行される。
【0066】特別図柄メインジョブ(S90)では、主
制御部140と特別図柄制御部160とが協調して動作
するために必要なデータのジョブが行われる。また、普
通図柄メインジョブ(S100)では、普通図柄及び普
通図柄作動保留球数の表示用のデータの作成が行われ
る。音声ジョブ(S110)では遊技状態に応じた音声
のデータ(コマンド)が出力され、周辺制御部に送られ
る。さらに、ステップは明示していないが、ランプ制御
ジョブでは、遊技状態に応じた各種ランプやLEDの点
灯制御のデータ(コマンド)が出力され、周辺制御部に
送られる。なお、これらの音声のコマンドやランプ点灯
制御のコマンドは、周辺制御部への送信に対応して、こ
れを補助機構作動通知信号として特別図柄制御部160
へも送信するように処理を行うことができる。その結
果、特別図柄制御部160では、これらのコマンドの受
信タイミングを参照することにより、音声出力やランプ
点灯の制御進捗状況を正確に把握でき、特別図柄の表示
制御を音声出力ないしランプ点灯と同期させることも容
易となる。この後、賞球信号ジョブ(S130)、情報
信号ジョブ(S140)、コマンドジョブ(S15
0)、及び、残余時間ジョブ(S160)が実行され
る。
【0067】賞球信号ジョブ(S130)では、賞球排
出に関するデータの作成や出力が行われ、情報信号ジョ
ブ(S140)では、他の制御部への情報出力に必要な
データの作成が行われる。さらに、コマンドジョブ(S
150)では、特別図柄管理のためのコマンドの入出力
が行われ、残余時間ジョブ(S160)では、非等速乱
数の呼出しや、汎用乱数メモリ(図示略)の更新が行わ
れる。
【0068】なお、本発明は、その技術的思想を踏襲
し、発明の効果を著しく損なわない限度において、前記
の態様の一部を変更して実施でき、その変更態様も当然
に本発明の技術範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例たるパチンコ機の正面図。
【図2】その遊技盤の正面図。
【図3】図1のパチンコ機の裏面図。
【図4】図1のパチンコ機における電子制御装置の一例
を示すブロック図。
【図5】図1の電子制御装置におけるメインジョブの流
れを示すフローチャート。
【図6】発射装置ユニットの拡大正面図。
【図7】発射ハンドルの構造の一例を示す分解斜視図。
【図8】発射装置ユニット及びその周辺の電気的構成の
一例を示す回路図。
【図9】操作部有効判定回路の構成例を示す回路図。
【図10】発射レバーの回動角度と操作部有効信号との
関係を示すタイミングチャート。
【図11】操作部有効判定回路の別の構成例を示す回路
図。
【図12】上限回動量を与えたときの遊技球の望ましい
飛距離を説明する模式図。
【図13】従来の遊技機における問題点を説明する図。
【符号の説明】
1 パチンコ機(弾球遊技機) 8 発射装置ユニット(発射装置) 9 発射ハンドル(発射操作部) 9a タッチセンサ 404 発射レバー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 308 A63F 7/02 309

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動式の発射操作部と、その発射操作部
    の回動量が大きいほど強く遊技球を発射する発射装置と
    を備えた弾球遊技機において、前記発射操作部に対して、前記発射装置による遊技球の
    発射を不許可とする下限回動量と、同じく発射を許可と
    する上限回動量とを定め、それら下限回動量と上限回動
    量との間を不感帯区間として、 最初の遊技球が発射される際に、前記発射操作部の回動
    量が前記上限回動量に到達するまでの前記不感帯区間に
    おいては遊技球が発射されないように構成し、 かつ、一旦遊技球の発射が可能となった後には、前記下
    限回動量までの前記不感帯区間において遊技球の発射力
    を調整すること が可能となるようにしたことを特徴とす
    る弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 発射不許可状態において前記発射操作部
    の回動量が前記不感帯区間の側から前記上限回動量に到
    達した場合に、前記発射装置による遊技球の発射を不許
    可状態から許可状態に切り替える一方、発射許可状態に
    おいて前記発射操作部の回動量が前記不感帯区間の側か
    ら前記下限回動量に到達した場合に、前記発射装置によ
    る遊技球の発射を許可状態から不許可状態に切り替える
    とともに、前記上限回動量においては、前記遊技球の遊
    技領域への到達が保証される規定発射力が生ずるように
    前記発射装置の作動を制御する発射制御手段が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記発射制御手段は、前記発射操作部の
    回動量が前記上限回動量を超えて増大した場合には、そ
    の上限回動量からの回動量の増加に応じて前記規定発射
    力よりも発射力を増加させ、前記上限回動量から前記不
    感帯区間側へ減少する際には、その回動量の減少に応じ
    て前記規定発射力よりも発射力を減少させるものである
    ことを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記上限回動量と前記下限回動量とを与
    える前記発射操作部の操作角度位置が、固定的かつ変更
    不能に定められていることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれか一項に記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記発射操作部の回動操作量に応じて信
    号出力レベルが変化する回動量信号を生成・出力する回
    動量信号生成手段と、 その回動量信号を、前記上限回動量及び前記下限回動量
    を与えるための基準信号と比較し、その比較結果に基づ
    いて前記発射装置に発射動作を許可するための発射有効
    信号を出力する発射有効信号出力手段とを含むことを特
    徴とする請求項1 ないし4のいずれか一項に記載の弾球
    遊技機。
  6. 【請求項6】 前記基準信号は、遊技機動作をプログラ
    ム制御するCPUとは別途設けられた非インテリジェン
    ト型信号発生部にて生成されることを特徴とする請求項
    5に記載の弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記基準信号は前記信号発生部におい
    て、定電圧電源部からの電圧出力を抵抗分圧調整するこ
    とにより固定的かつ変更不能に生成されることを特徴と
    する請求項6に記載の弾球遊技機。
  8. 【請求項8】 前記回動量信号を前記基準信号と比較す
    るための比較回路において、該基準信号が常時入力状態
    となっていることを特徴とする請求項6又は7に記載の
    弾球遊技機。
  9. 【請求項9】 前記発射有効信号出力手段は、前記回動
    量信号を上限回動量基準信号と比較する第一比較回路
    と、同じく下限回動量基準信号と比較する第二比較回路
    と、それら第一比較回路の比較結果出力と第二比較回路
    の比較結果出力とを用いて前記発射有効信号を生成・出
    力する発射有効信号生成回路とが設けられていることを
    特徴とする請求項5ないし8のいずれか一項に記載の弾
    球遊技機。
  10. 【請求項10】 前記発射操作部の回動量を検出するた
    めの回動量検出器とは別に、該発射操作部の回動角度位
    置が、前記上限回動量に対応する位置よりも小さく設定
    された所定のストップ位置に存在するか否かを検出する
    ストップ検出器が設けられており、該ストップ検出器の
    出力が、前記発射操作部の回動角度位置が前記ストップ
    位置にないことを示している場合に前記遊技球の発射が
    許可されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれ
    一項に記載の弾球遊技機。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれか一項に
    記載の弾球遊技機を複数含み、それら複数の弾球遊技機
    において前記上限回動量が略同一の値に定められている
    ことを特徴とする弾球遊技機ロット。
  12. 【請求項12】 前記複数の弾球遊技機の少なくとも2
    以上のものについて、前記発射操作部に前記上限回動量
    を与えたときの発射される遊技球の飛距離が互いに異な
    るものとなっていることを特徴とする請求項11に記載
    弾球遊技機ロット。
  13. 【請求項13】 前記弾球遊技機のうち最小の発射力レ
    ベルを示す発射装置を備えたものにおいて、前記発射操
    作部に前記上限回動量を与えたときに、遊技球を遊技領
    域へ導く内レールの端点から、その端点を通る水平線方
    向において10mm以上70mm以下の位置に遊技球が
    落下するように、前記発射装置の発射力が調整されてい
    ることを特徴とする請求項11又は12に記載の弾球遊
    技機ロット。
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