JP3320639B2 - 液化ガス用蒸発装置 - Google Patents

液化ガス用蒸発装置

Info

Publication number
JP3320639B2
JP3320639B2 JP18799697A JP18799697A JP3320639B2 JP 3320639 B2 JP3320639 B2 JP 3320639B2 JP 18799697 A JP18799697 A JP 18799697A JP 18799697 A JP18799697 A JP 18799697A JP 3320639 B2 JP3320639 B2 JP 3320639B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid distribution
distribution chamber
evaporator
flow rate
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18799697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10103597A (ja
Inventor
美樹 太田
司 小山田
勇 尾畠
彰 池内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP18799697A priority Critical patent/JP3320639B2/ja
Publication of JPH10103597A publication Critical patent/JPH10103597A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3320639B2 publication Critical patent/JP3320639B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/06Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits having a single U-bend

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願に係る発明は、大流量か
ら小流量までの広範囲を効率よく対応し得る蒸発装置に
関する。詳しくは、特に、液化天然ガス運搬船において
使用される大流量から小流量の使用範囲を有する蒸発器
に好適な、或いは目的の異なる大流量の蒸発器と小流量
の蒸発器とを兼用できるようにした液化ガス用蒸発装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】液化天然ガス運搬船を例にとって説明す
ると、この液化天然ガス運搬船においては、さまざまな
目的をもった蒸発器が幾つか搭載され使用されている。
【0003】図6の系統図に示すように、大流量から小
流量まで使用される使用範囲の広い蒸発器51(これ
を、LNGベーパーライザーと称している。以下「LN
G蒸発器」という)がある。液化ガス運搬船52には幾
つかのLNGタンク53が搭載されており、このLNG
タンク53の中にはタンク内の荷液54(−160°C
を超える極低温の液化された天然ガス)を荷揚げするた
めのカーゴポンプ55が設けてあり、このポンプ55か
ら荷揚げライン56を介して陸上施設に送給できるよう
になっている。荷揚げ時にはタンク53内が負圧になら
ないようにスプレーポンプ57から荷液の一部を液化ガ
ス供給ライン58を介してLNG蒸発器51に送り、こ
こでガス化して、このガスを再びもとのタンク53に戻
すようにしている。この場合は、荷役時のタンク53内
の負圧を防止する目的であるから蒸発器51へ流れる液
は大流量である(例えば20t/h程度)。
【0004】他方、上記カーゴポンプ55が何らかの原
因で故障した場合には荷揚げ不可能となることから、こ
の対策として上記のLNG蒸発器51が利用される。即
ち、例えば、1番タンクのカーゴポンプ55が故障し
たとする。この場合、2番タンクの荷揚げを完了した
後、上記と同様にスプレーポンプ57から蒸発器51に
荷液の一部を送給し、ここでガス化してそのガスを1番
タンクの上部ボイルオフガス空間53aに押し込みタ
ンク内に圧力をかける。その圧力でもって荷液54を荷
揚げライン56から2番タンクに導設されているフィ
リング(充填)ライン59を通じて2番タンク内に移
送する。その後は正常に作動する2番タンクに設置し
てあるカーゴポンプ55を用いて陸上に荷揚げする。こ
の用途ではLNG蒸発器51は小流量用として使用され
ることになる(例えば5t/h程度)。
【0005】このようにLNG蒸発器51は、流量5〜
20t/hのような広範囲の使用に供されるものであ
る。
【0006】次に、図7はホーシングベーパライザーと
称される蒸発器61(以下「強制蒸発器」という)を含
む系統図である。これは、荷液の一部をスプレーポンプ
57で吸い上げて強制蒸発器61に送給して、ここで液
をガス化し、そのガスを圧縮機62で昇圧した後、加熱
器63で所定の温度まで加熱して図示していないボイラ
まで送給し、ボイラの燃料として使用するものである。
この用途に使用される強制蒸発器61は上記したLNG
蒸発器51の小流量使用時のものより更に小流量のもの
である。例えば500kg〜4t/h程度のものであ
る。
【0007】上記のLNG蒸発器51、強制蒸発器6
1、その他の機器(圧縮機や加熱器等)はすべて図8に
示すように上甲板52Aのタンク53とタンク53との
間のスペースを利用して設けた機械室64内に配置され
るものである。
【0008】上記のLNG蒸発器51と強制蒸発器61
の構造は、上記流量の差による容量の差はあるものの、
いずれも図9に示すような構造を有している。図10は
その系統図である。蒸発器(LNG蒸発器51または強
制蒸発器61)の外形は円筒状をなしており、偏った位
置に設けた多孔板3で左右に仕切られている。右側は熱
交換室4で、上部から蒸気を送り込むための蒸気管Sが
設けてあり、下部にはドレン管Dが設けてある。左側の
空間は更には上下に水平板5で仕切られ、下段に液分配
室6、上段にガス集合室7が形成されている。液分配室
6に臨む多孔板3の多数の小孔3aにはそれぞれ加熱チ
ューブ8が接続され、この加熱チューブ8は熱交換室4
内においてU字形に配管されて上段の多孔板3の小孔3
bに接続されている。液分配室6にはLNGタンクから
送給されてきた荷液を導入するための液化ガス供給ライ
ン9が接続されている。また、この供給ライン9に分岐
してガス集合室7に導かれたガス温度調整ライン10が
設けてある。液化ガス供給ライン9とガス温度調整ライ
ン10にはそれぞれ流量調整弁13、温度調整弁14が
設けてある。
【0009】液分配室6に入った低温荷液は一部はガス
化し、大部分の荷液は多孔板3の小孔3aを介して加熱
チューブ8群の中に分配されて加熱チューブ8内を矢印
方向に流れていき、その間に蒸気管Sから送り込まれた
蒸気によって加熱されることによってガス化して上段の
多孔板3の小孔3bからガス集合室7に流出する。ガス
集合室7に集まったガスは高温になっているため、上記
したガス温度調整ライン10の先端に設けたスプレーノ
ズル11から低温荷液を霧状に噴射してガスの温度を所
定の温度まで下げるようにしている。このガスの温度の
制御は、出口ガス温度コントローラ15でガス出口ライ
ン12の中を流れているガスの温度を検知して温度調整
弁14の開度を変化させることによって、スプレーノズ
ル11から噴射する荷液の流量を調整してガスの温度が
所定の温度になるように制御している。所定の温度にな
ったガスはガス出口ライン12から上述した所定の場所
に送給されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】 大流量から小流量
まで使用されるLNG蒸発器における課題上記した従来
のLNG蒸発器でも一応大流量から小流量まで使用され
ているが、必ずしも満足する性能を得られなかった。つ
まり、LNG蒸発器は大流量をベースにして設計製作さ
れているため、液分配室は小流量の場合には不相応に大
きな容積を有する。従って、小流量として使用した場合
には液分配室に流入した荷液が多数の小孔に均一に分配
されず偏った流量分配になるため多数の加熱チューブが
存在していても充分性能が発揮されない。
【0011】その上、小流量の荷液を大きな液分配室6
に導入した場合には、液分配室に入った時点でガス化す
る割合がきわめて大きくなり、このガスが荷液の加熱チ
ューブ18への入り込みを妨げると同時に、導入された
ガスは加熱され高温となり出口ガス温度が異常に高くな
ることにより、熱交換の効率を低下させていた。
【0012】また、流量調整弁13、温度調整弁14や
スプレーノズル11は大流量用のものとして設けてある
ため、流量調整弁13、温度調整弁14は小流量域では
制御性が悪くなり、スプレーノズル11も小流量域にお
いてスプレー機能が発揮できず、ガス出口温度がばらつ
き、静定しなかった。 LNG蒸発器と強制蒸発器と
を兼用した場合の課題LNG蒸発器と強制蒸発器とは目
的が異なり、同時使用があり得ないことから、機器削減
の観点や上記機械室64(図8)のスペースも狭いこと
から両者を一つの蒸発器として構成すべき、つまり、両
者兼用型の蒸発器とすべきとの要望がある。
【0013】しかし、単純に両者兼用型の蒸発器にした
場合、LNG蒸発器と強制蒸発器とはその使用範囲が大
きく異なる(前者は大流量、後者は小流量)ため、上記
に記載したLNG蒸発器に存すると同様な問題が生じ
ることとなる。
【0014】以上のように、従来は大流量と小流量に同
時に好適な蒸発器が存在していなかったため、上記の
問題が解決することができず、またの要望にも応える
ことができなかった。
【0015】この出願に係る発明は、かかる従来の課題
に鑑み、大流量から小流量まで蒸発効率の低下を招くこ
となく対応できる液化ガス用蒸発装置を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、液
分配室とガス集合室とを有し、この液分配室とガス集合
室とが多数の加熱チューブで連通されている型式の液化
ガス用の蒸発器において、該液分配室に仕切板を設けて
小流量に対応した小容積の液分配室を格別に形成し、こ
の小容積の液分配室と他の大容積の液分配室とにそれぞ
れ流量調整弁を介して荷液の一部を送給するための液化
ガス供給ラインを接続する一方、この液化ガス供給ライ
ンから分岐して先端に大流量用スプレーノズルを備えた
ガス温度調整ラインと先端に小流量用スプレーノズルを
備えたガス温度調整ラインラインとをそれぞれ温度調整
弁を介してガス集合室又はガス集合室から出たガス出口
ラインに接続したことを特徴とする液化ガス用蒸発装置
である。
【0017】この場合において、液分配室に設けた仕切
板を該液分配室の端壁まで延設するか又は途中で側壁に
垂下させてもよい。また、液分配室に設けた仕切板を該
液分配室の左隅又は右隅の偏った位置に垂下させたもよ
い。また、液分配室に設けた仕切板を該液分配室の側壁
に同心状に設け、これを液分配室端壁まで延設してもよ
い。
【0018】
【作用】液分配室に設けた仕切板によって、大流量用の
液分配室(容積大)と小流量用の液分配室(容積小)と
に区分けされることから、小流量の液化ガス(荷液)が
液分配室に入ってきてもガス化する量が少なくなるので
荷液が対応する加熱チューブ内に均一分配されるように
なる。
【0019】特に、大流量又は小流量に対応した流量お
よび温度調整弁やスプレーノズルがそれぞれ設けて場合
においては、流量および温度調整弁の制御性が良好であ
り、スプレーノズルのスプレー機能も適性に発揮され
る。
【0020】
【実施例】以下、この出願に係る発明の実施例を図面を
参照しながら説明する。
【0021】図1の系統図に示すように、蒸発器1は円
筒状の側壁2を有し、多孔板3により左右において仕切
られており、右側の区画に熱交換室4が形成されてい
る。そして、左側の区画には更に水平板5で仕切られ、
下段に液分配室6、上段にガス集合室7が形成されてい
る。上記多孔板3に設けられた多数の小孔(図9参照)
には下段の小孔3aと上段の小孔3bの間をU字形に熱
交換室4内に導設されている多数の加熱チューブ8によ
って連結されており、結果的に加熱チューブ8群によっ
て液分配室6とガス集合室7は連通している。図中、S
は熱交換室に連通する蒸気管であり、Dはドレン管であ
る。
【0022】上記液分配室6を2つの区画に区分けすべ
く仕切板21を設け、容積の大きい液分配室6Aと容積
の小さい液分配室6Bに区分けする。小容積の方は小流
量に対応する液分配室6Bとして格別に設ける。大流量
に対しては大容積の液分配室6Aのみを使用してもよい
が、通常は液分配室6全体を使用する。つまり、仕切板
21を設けて2つに区分けしているが、液分配室6Aと
液分配室6Bの双方を大流量用として用いるとよい。従
って、それぞれの液分配室6A、6Bに独自に液化ガス
供給ライン9A、9Bを、流量調整弁13A、13Bを
途中に介在させて接続する。また、液化ガス供給ライン
9から分岐してガス温度調整ライン10が設けられ、途
中で大流量用と小流量用のライン10A、10Bに分岐
してそれぞれガス出口ライン12に接続してある。分岐
ライン10A、10Bには温度調整弁14A、14Bが
それぞれ設けてあり、各温度調整弁14A、14Bには
制御空気ライン16A、16Bが接続され、切換コック
22を介してガス温度コントローラ15に接続されてい
る。このガス温度コントローラ15にはガス出口ライン
12のガス温度を検出するための温度検出ライン18が
接続されている。大流量から小流量への切換時には液化
ガス供給ライン上の流量調整弁13Aは閉にし、流量調
整弁13Bで流量制御する。また、切換コック22を操
作することにより温度調整弁14が大流量用(A)と小
流量用(B)に切り換わる。大流量の場合には流量調整
弁13A、13Bは双方を開にして液分配室6全体を使
用し、温度調整弁14Aが働くようにする。大流量又は
小流量に対応させて流量調整弁13A、13Bおよび温
度調整弁14A、14Bを使い分けているので蒸発器を
大流量から小流量まで使用しても良好な制御性が保持さ
れる。なお、液化ガス供給ラインから分岐して先端に大
流量用スプレーノズルを備えたガス温度調整ラインと先
端に小流量用スプレーノズルを備えたガス温度調整ライ
ンとをそれぞれ温度調整弁を介してガス集合室(上記の
ようにガス出口ラインに代えて)に接続してもよい。
【0023】図2〜図5は、液分配室6に設けた仕切板
21の配置形態を幾つか示したものである。図2は、仕
切板21を液分配室6の上部が大容積となるように下方
に偏らせて設けた例である。この場合仕切板21は、図
3(a) のように液分配室6の端壁2Aまで水平に延設す
る場合と、(b) 図のように途中で下方の側壁2まで垂下
して断面L形の仕切板とする場合がある。仕切板21で
区分けされた液分配室6Bの容積が実際の小流量に適し
たものになるように(a) か(b) を選択すればよい。大流
量として使用する場合には、たとえ仕切板21で液分配
室6が区分けされていても、通常は液分配室6全体を使
用することは前述した通りである。
【0024】図4は液分配室6の右隅(左隅でもよい)
に偏った位置に仕切板21を縦に設けて右側を小流量用
の液分配室6Bとした例である。
【0025】図5は液分配室6の円筒状の側壁2と同心
状に半円弧状の仕切板21を設けた例である。この場
合、仕切板21は、側壁2側に偏った位置に設け、液分
配室6Bが適当な容積になるように設定する。また、こ
の仕切板21は図3(a) のように液分配室の端壁まで延
設してもよいし、(b) のように途中で垂下して設けても
よい。大流量と小流量の割合を考えて適宜選択すればよ
い。
【0026】
【発明の効果】1)大流量から小流量まで蒸発効率の低
下を招くことなく対応できる蒸発装置となし得る。その
結果、使用範囲の広いLNG蒸発器の場合において、
小流量として使用した場合にも液分配室に導入した荷
液が多数の小孔に均一に分配され易くなるため蒸発器の
性能(熱交換効率)が向上できる。
【0027】 特に液分配室に接続したガス抜きライ
ンを設けた場合には、ガスが液分配室に存在することに
起因して生じる様々な障害を解消でき、蒸発効率を大幅
に向上させることができる。
【0028】 特にガス温度調整ラインの先端に大流
量用スプレーノズルを備えたラインと小流量用スプレー
ノズルを備えたラインをそれぞれ温度調整弁を介して設
けた場合には、流量又は温度調整弁やスプレーノズルの
制御性が問題になることがなく、特にスプレーノズルの
スプレー機能が適正に発揮されるためガス出口温度を所
定温度に静定させることができる。2)大小流量のLN
G蒸発器としても小流量の強制蒸発器としても効率よく
使用できる両者兼用型の蒸発器となし得る。その結果、
液化ガス運搬船においては蒸発器の削減が可能となり、
設備費の削減並びにそれに関連する配管工事等がなくな
る。同時に、限られた機械室内における機器配置や配管
工事がし易くなるというメリットも得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この出願に係る発明の実施例であって、液分
配室を仕切って小流量用の液分配室を形成した系統図で
ある。
【図2】 同液分配室の要部正面図である。
【図3】 同液分配室の要部側断面図、(a) は仕切板を
液分配室の端壁まで延設した場合、(b) は途中で側壁ま
で垂下させてL形とした場合である。
【図4】 仕切板を液分配室の隅に縦配置した場合の液
分配室の要部正面図である。
【図5】 仕切板を側壁と同心状に設けた場合の液分配
室の要部正面図である。
【図6】 大流量から小流量まで広範囲に使用できるL
NG蒸発器に関する系統図である。
【図7】 小流量として用いられる強制蒸発器に関する
系統図である。
【図8】 機械室を含む液化ガス運搬船の前部の斜視図
である。
【図9】 従来のLNG蒸発器または強制蒸発器全体を
一部切り欠いて示した斜視図である。
【図10】 従来の液化ガス用蒸発器に関する系統図で
ある。
【符号の説明】
1…蒸発器 2…側壁 3…多孔板 4…熱交換室 6…液分配室 6A…(大容積)液分配室 6B…(小容積)液分配室 7…ガス集合室 8…加熱チューブ 9A…(大容積液分配室への)液化ガス供給ライン 9B…(小容積液分配室への)液化ガス供給ライン 10…ガス温度調整ライン 11a、11b…スプレーノズル 12…ガス出口ライン 13A、13B…流量調整弁 14A、14B…温度調整弁 15…温度コントローラ 21…仕切板
フロントページの続き (72)発明者 池内 彰 香川県坂出市川崎町1番地 川崎重工業 株式会社 坂出工場内 (56)参考文献 国際公開94/17325(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F17C 9/00 - 9/04 F28D 1/00 - 13/00 F28F 9/00 - 9/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液分配室とガス集合室とを有し、この液
    分配室とガス集合室とが多数の加熱チューブで連通され
    ている型式の液化ガス用の蒸発器において、 該液分配室に仕切板を設けて小流量に対応した小容積の
    液分配室を格別に形成し、この小容積の液分配室と他の
    大容積の液分配室とにそれぞれ流量調整弁を介して大小
    容積の各液分配室に荷液の一部を送給するための液化ガ
    ス供給ラインを接続する一方、この液化ガス供給ライン
    から分岐して先端に大流量用スプレーノズルを備えたガ
    ス温度調整ラインと先端に小流量用スプレーノズルを備
    えたガス温度調整ラインとをそれぞれ温度調整弁を介し
    てガス集合室又はガス集合室から出たガス出口ラインに
    接続したことを特徴とする液化ガス用蒸発装置。
  2. 【請求項2】 液分配室に設けた仕切板を該液分配室の
    端壁まで延設するか又は途中で側壁に垂下させたことを
    特徴とする請求項1記載の液化ガス用蒸発装置。
  3. 【請求項3】 液分配室に設けた仕切板を該液分配室の
    左隅又は右隅の偏った位置に垂下させたことを特徴とす
    る請求項1に記載の液化ガス用蒸発装置。
  4. 【請求項4】 液分配室に設けた仕切板を該液分配室の
    側壁に沿って同心状に設け、これを液分配室端壁まで延
    設したことを特徴とする請求項1に記載の液化ガス用蒸
    発装置。
JP18799697A 1997-07-14 1997-07-14 液化ガス用蒸発装置 Expired - Fee Related JP3320639B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18799697A JP3320639B2 (ja) 1997-07-14 1997-07-14 液化ガス用蒸発装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18799697A JP3320639B2 (ja) 1997-07-14 1997-07-14 液化ガス用蒸発装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7142848A Division JP2705721B2 (ja) 1995-06-09 1995-06-09 液化ガス用蒸発装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10103597A JPH10103597A (ja) 1998-04-21
JP3320639B2 true JP3320639B2 (ja) 2002-09-03

Family

ID=16215818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18799697A Expired - Fee Related JP3320639B2 (ja) 1997-07-14 1997-07-14 液化ガス用蒸発装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3320639B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4336711B2 (ja) * 2006-12-14 2009-09-30 株式会社小松製作所 Egrクーラ
JP2007085361A (ja) * 2006-12-28 2007-04-05 Komatsu Ltd Egrクーラ
JP2013076489A (ja) * 2011-09-29 2013-04-25 Toshiba Corp 熱交換器
JP2019178737A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 大阪瓦斯株式会社 液化天然ガス気化器及び液化天然ガス気化器の運転方法
JP2019178738A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 大阪瓦斯株式会社 液化天然ガス気化器
CN113892470B (zh) * 2021-11-03 2023-01-31 益阳市金十三电子科技有限公司 多功能消毒驱蚊机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10103597A (ja) 1998-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2104808B1 (en) System and method for conveying refrigerant
CN100422625C (zh) 深冷液体的贮罐
KR101643712B1 (ko) 유증기 회수장치
US20120118545A1 (en) Thin film evaporator
US20010008126A1 (en) Intermediate fluid type vaporizer
KR20020077361A (ko) 증기 압축 냉각 칠러용 강하 경막 증발기
CN104272056A (zh) 热交换器
JP3320639B2 (ja) 液化ガス用蒸発装置
US3635040A (en) Ingredient water chiller apparatus
US20090065181A1 (en) System and method for heat exchanger fluid handling with atmospheric tower
JP2001012874A (ja) 熱交換器の徐冷方法及び装置
JP2705721B2 (ja) 液化ガス用蒸発装置
US5649433A (en) Cold evaporator
JP2744213B2 (ja) 液化ガス運搬船用貨物部の熱交換器及びその熱交換装置
JP2018003860A (ja) 気化器
JPH08188785A (ja) 液化天然ガスの気化装置におけるガス熱量調節方法及び装置
WO2018131104A1 (ja) 気液混合器
KR20220102120A (ko) 극저온 유체를 저장하기 위한 장치
JPH08285193A (ja) 低温液化ガス貯蔵設備
JP6218868B2 (ja) 気液混合器
CN204902328U (zh) 一种喷淋式蒸发器
CN207575831U (zh) 低温浓缩结晶装置
CN218378973U (zh) 低温液体储罐管路系统
JPH0293200A (ja) 水中バーナー付きオープンラック型気化装置
JPH0413507Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020611

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees