JP3320084B2 - 建物ユニット - Google Patents
建物ユニットInfo
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- Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
- Ventilation (AREA)
Description
特にキッチン設備が予め工場で取付けられた建物ユニッ
トに関する。
工期間を短縮できる工法として工場で製造された複数の
建物ユニットを建設現場で組み合わせて建物を施工する
ユニット工法が多用されつつある。このユニット工法で
は、建物の造作・設備材を各建物ユニットに工場で取付
けることで現場作業を減少させており、キッチン設備も
建物ユニットに工場で予め取付けられていた。
ッチンでは、図4に示すように、レンジ41の上方に換
気扇42を内蔵するレンジフード43を設け、調理時に
レンジ41部分で発生する煙等をレンジフード43から
室外に排気していた。このようにレンジフード43をレ
ンジ41の上方に設ける必要があるため、レンジ41や
レンジフード43の設置箇所が限定され、キッチン設備
のプラニングが限定されるという問題があった。また、
レンジフード43は比較的大きなスペースを専有するた
め、収納等に利用できるスペースが少なくなり、スペー
ス効率も悪いという問題もあった。
を部屋の中心部に独立して設けた、いわゆるアイランド
型キッチンでは、レンジ41の上方の天井にレンジフー
ド43を取付けなければならず、壁および天井の接合部
分にレンジフード43を設ける一般のキッチンに比べて
レンジフード43の取付作業が難しく、かつ部屋の中心
部の天井にレンジフード43等が吊り下げられるため、
室内の開放感や美観を損なうという問題があった。
方にレンジフードを設ける必要がなく、ユニット内のキ
ッチン設備のプラニングの自由度やスペース効率を向上
できるとともに、現場作業を軽減できる建物ユニットを
提供することを目的とする。
は、工場において予めキッチン設備が取付けられた建物
ユニットであって、キッチン設備のレンジ近傍に設けら
れた排気用吸入口と、この吸入口から建物ユニットの床
パネルの下面まで延設され、さらに床パネルの下面に沿
って建物ユニットの側面まで延設されて前記排気用吸入
口と建物ユニット外部とを連通する排気ダクトと、排気
ダクト内に設けられた換気扇とが工場において予め取付
けられているとともに、建物ユニットの柱下端は、前記
排気ダクトの最大高さ寸法よりも長く形成されたスペー
サが着脱可能に構成されていることを特徴とするもので
ある。 すなわち、排気ダクトは、排気用吸入口から建物
ユニットの床部を構成する床パネルの下面を通して建物
ユニットの外部まで延設されたものが利用できる。
気用吸入口を設け、この吸入口と建物ユニット外部とを
連通する排気ダクトをユニットの床パネル下面に沿って
設け、このダクト内に換気扇を設けたので、レンジから
の煙は排気用吸入口から排気ダクトを介して建物ユニッ
トの外部に排出される。このため、レンジ上方にレンジ
フードを設ける必要がなく、キッチン設備のプラニング
の自由度やスペース効率が向上される。また、排気用吸
入口、排気ダクト、換気扇は建物ユニットに工場におい
て予め取付けられているので、建設現場での作業が減少
され、特に排気ダクト等を建物の床下に入って設置する
必要がないために現場での作業性が向上される。さら
に、排気ダクトが床パネルの下面に突出するが、本発明
では、柱下端にスぺーサを取り付けることができるの
で、排気ダクトを工場で取り付けてもダクトを傷つける
ことなく輸送することができる。
明する。図1に示すように、本実施例の建物ユニット1
は、部屋の中心部に流しやレンジ2などのキッチン設備
を独立して設けたアイランド型キッチン3を備えてい
る。
口4が設けられ、この吸入口4にはキッチン3を貫通し
て建物ユニット1の床を構成する床パネル5の下面まで
延設され、さらに床パネル5の下面に沿ってユニット1
の側面まで延設された排気ダクト6が連結されている。
排気ダクト6は、例えば直径150mmの円筒状のものや
150×200mmの角筒状のものが用いられ、建物ユニ
ット1の側面側の開口端部6Aは下方に向かって折曲さ
れている。
気扇7が設けられ、レンジ2で発生する煙等を排気用吸
入口4から排気ダクト6を介して建物ユニット1の外部
に強制的に排出するように構成されている。また、排気
ダクト6の開口端部6Aには、虫等の侵入を防止する防
虫アミ8が設けられるとともに、強風時にダクト6内を
空気が逆流するのを防止するための逆流防止弁や火災時
にダクト6を遮蔽する防火ダンパなどが設けられてい
る。なお、建物ユニット1を支持する布基礎10の一部
には、排気ダクト6を挿通するための切欠き11が設け
られている。また、レンジ2等が設けられたキッチン3
の背面には、収納戸棚12が設けられている。
いて、建物ユニット1の内部にレンジ2等のキッチン設
備を取付けるとともに、排気用吸入口4、排気ダクト
6、換気扇7等もユニット1に取付けておく。そして、
図2に示すように、建物ユニット1の柱下端に少なくと
も排気ダクト6の最大高さ寸法よりも長く形成されたス
ペーサ13を取付け、トラック等の荷台に積んで建設現
場まで輸送する。建設現場では、クレーン等で建物ユニ
ット1を吊り上げた後にスペーサ13を取り外し、布基
礎10の切欠き11内に排気ダクト6が配置されるよう
に建物ユニット1を位置決めして基礎10上に載置し、
ユニット建物を施工する。
レンジ2で発生する煙等は排気用吸入口4から吸入さ
れ、排気ダクト6を介して開口端部6Aから建物ユニッ
ト1の外部に強制的に排出される。
上面に隣接して排気用吸入口4を設け、この吸入口4お
よび建物ユニット1の外部とを連通しかつ内部に換気扇
7を有する排気ダクト6を設けたので、レンジ2で発生
する煙等を即座に吸入してユニット1の外部に排出する
ことができる。このため、従来のようにレンジ2の上方
にレンジフードを設ける必要がなく、キッチン設備のプ
ラニングの自由度やスペース効率を向上できる。
め、工場でのキッチン設備の設置作業が簡略されて作業
性を向上できるとともに、特に図1に示すようなアイラ
ンド型キッチン3では、室内の開放感や美観を向上する
ことができる。
おいて建物ユニット1に予め取付けているので、建設現
場では建物ユニット1の設置作業のみ行えばよく、作業
性を向上できて施工期間も短縮できる。特に、本実施例
のように建物ユニット1の床下に排気ダクト6を設ける
作業を建設現場で行う場合、設置した建物ユニット1の
床下にもぐって作業しなければならず、このため作業者
は仰向けになって上向きの作業を行わなければならず極
めて作業性が悪いが、本実施例によれば排気ダクト6等
を工場で取付けているので、建設現場での作業性を著し
く向上することができる。また、排気ダクト6は建物ユ
ニット1の床パネル5の下面に突出するが、適宜なスペ
ーサ13を介すことで排気ダクト6を工場で取付けても
ダクト6を傷つけることなく輸送することができる。
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変
形、改良等は本発明に含まれるものである。
ダクト6の開口端部6Aの近くに配置されるものに限ら
ず、図3に示すように、排気用吸入口4に近い位置に設
けてもよく、要するに排気ダクト6内に設けられてレン
ジ2の煙を強制的に排気できるものであればよい。
ランド型キッチン3に適用されるものに限らず、I型や
L型のように建物ユニット1の壁面に沿って設けられる
キッチン等にも適用できる。
備のレンジ上方にレンジフードを設ける必要がなく、ユ
ニット内のキッチン設備のプラニングの自由度やスペー
ス効率を向上できるとともに、現場作業を軽減できると
いう効果がある。
面図である。
ある。
ットを示す概略断面図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】工場において予めキッチン設備が取付けら
れた建物ユニットであって、キッチン設備のレンジ近傍
に設けられた排気用吸入口と、この吸入口から建物ユニ
ットの床パネルの下面まで延設され、さらに床パネルの
下面に沿って建物ユニットの側面まで延設されて前記排
気用吸入口と建物ユニット外部とを連通する排気ダクト
と、排気ダクト内に設けられた換気扇とが工場において
予め取付けられているとともに、 建物ユニットの柱下端は、前記排気ダクトの最大高さ寸
法よりも長く形成されたスペーサが着脱可能に構成され
ていることを特徴とする建物ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28392191A JP3320084B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 建物ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28392191A JP3320084B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 建物ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0599463A JPH0599463A (ja) | 1993-04-20 |
JP3320084B2 true JP3320084B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=17671932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28392191A Expired - Fee Related JP3320084B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 建物ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3320084B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6119680A (en) * | 1998-07-31 | 2000-09-19 | Maytag Corporation | Ventilation system for an appliance |
US7258116B2 (en) * | 2002-12-30 | 2007-08-21 | Hni Technologies Inc. | Bottom venting fireplace system |
KR100684696B1 (ko) * | 2005-10-20 | 2007-02-22 | 주식회사 엔텍 | 레인지 후드의 배기구조 |
JP5477061B2 (ja) * | 2010-03-08 | 2014-04-23 | 三菱電機株式会社 | 換気扇及びその換気システム |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP28392191A patent/JP3320084B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0599463A (ja) | 1993-04-20 |
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