JP3320015B2 - アンテナの追尾モード制御方法 - Google Patents

アンテナの追尾モード制御方法

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JP3320015B2 JP16368898A JP16368898A JP3320015B2 JP 3320015 B2 JP3320015 B2 JP 3320015B2 JP 16368898 A JP16368898 A JP 16368898A JP 16368898 A JP16368898 A JP 16368898A JP 3320015 B2 JP3320015 B2 JP 3320015B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人工衛星を追尾
し、この人工衛星に対して電波を送受信する地上局の監
視制御システムにおけるアンテナの追尾モード制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は地球局の概略の構成図である。図
2において、1はアンテナ、2はアンテナ1に追尾モー
ドおよび位置角度等を指令するアンテナ駆動制御装置で
ある空中線駆動制御装置、3はアンテナ1が自動追尾を
行うための受信電波の検出を行う追尾受信機、4は監視
制御システムである。
【0003】図3は監視制御システム4の従来のアンテ
ナの追尾モード制御方法を示すフローチャートである。
図3において、菱形は監視制御システム4の判断を示
し、二重線で囲まれた部分は監視制御システム4の処理
を示している。そして図3のフローチャートは上から下
に向かって時系列に描かれている。
【0004】監視制御システム4の追尾モードには、マ
ニュアルモードと自動モードとがある。マニュアルモー
ドとは、空中線駆動制御装置2に位置角度を入力してア
ンテナ1を駆動させたり、またジョイスティック等で位
置角度を指令してアンテナ1を駆動させたりするモード
である。一方、自動モードとは、追尾受信機3が検出し
た角度誤差を基に、この角度誤差が少なくなる方向に、
空中線駆動制御装置2に位置角度を自動で指令してアン
テナ1を駆動させるモードである。
【0005】次に図3のフローチャートに基づいて監視
制御システム4の動作について説明する。監視制御シス
テム4は、まず自動追尾中(自動モード)でない場合に
図3のフローチャートを実行する(S1)。
【0006】そして、空中線駆動制御装置2からマニュ
アルモードのステータスを入力されると、人工衛星に向
かってアンテナ1を指向させるために人工衛星の位置指
令角度を空中線駆動制御装置2へ出力する(S2)。
【0007】これに対して、空中線駆動制御装置2は、
指令された位置角度に基づきアンテナ1を駆動させると
ともに、追尾受信機3から入力した受信ステータスと、
追尾角度誤差を基にした自動追尾可能ステータス(以
下、AUTO READY信号と称する)を監視制御システム4へ
出力する。
【0008】その後、監視制御システム4は、空中線駆
動制御装置2から入力したアンテナ1の実角度、位置指
令角度、およびAUTO READY信号とから、自動追尾可能の
条件である以下の条件 (AUTO READY信号 ON & |実角度−位置指令角度|≦し
きい値) が揃っているかどうか判断し(S3)、揃っている場合
には、空中線駆動制御装置2へ自動追尾選択制御を出力
する。これにより、アンテナ1の追尾モードは、マニュ
アルモードから自動モードヘ自動的に移行する。尚、上
述した自動追尾可能の条件のしきい値はアンテナ1の口
径、受信電波の周波数等に応じて地球局毎に定められて
いる。
【0009】一方、上述した自動追尾可能の条件が揃っ
ていない場合、監視制御システム4は、自動追尾可能の
条件が揃うまで所定の時間待った結果(S5)、所定の
時間が過ぎても自動追尾可能の条件が揃わない場合は、
オペレータに異常を通知する(S6)。
【0010】また、図3のフローチャートには記載され
ていないが、これらの機器に異常(FAULT)が発生した
ときには、監視制御システム4がこれを検出し、オペレ
ータに異常の有ることを通知するとともに以後自動モー
ドヘの自動移行制御は行わない。
【0011】一方、監視制御システム4において、追尾
モードが自動モードヘ移行した後、AUTO READY信号がOF
Fすると、今度は逆に追尾モードがマニュアルモードに
移行する。AUTO READY信号がOFFになる状態とは、例え
ば、人工衛星から受信する電波の偏波や追尾受信機3の
位相がずれることにより追尾ができない状態になること
である。マニュアルモードに移行した後は、上述図3の
フローチャートが動作し、ステップS3の条件が揃えば
また自動モードヘ移行する。
【0012】このような構成のアンテナの追尾モード制
御方法においては、マニュアルモード中に所定の条件が
整えば、自動的に自動モードヘ移行することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の従来
のアンテナの追尾モード制御方法においては、上述した
ような条件が揃えば、自動的にマニュアルモードから自
動モードヘ移行するが、例えば、地球局内機器に異常が
無い状態でも、人工衛星から受信する電波が逆偏波であ
ったり、また追尾受信機3の位相がずれていた場合に
は、一旦自動モードヘ切り替わってもすぐにマニュアル
モードに切り替わってしまう。そして、機器としては異
常でないため、再度、自動モードヘ移行しようとし、結
果的にアンテナの追尾モードが自動モードおよびマニュ
アルモード間で短い時間に多数回行き来する。すなわち
追尾モードにバタツキが生じるという問題点があった。
【0014】この発明は上述のような問題点を解消する
ためになされたもので、追尾モード切替時のバタツキを
抑止することができるアンテナの追尾モード制御方法を
得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係るアンテナ
の追尾モード制御方法は、人工衛星を追尾し、人工衛星
と電波の送受信を行う地上局に設置され、アンテナとア
ンテナ駆動制御装置と追尾受信機とを監視制御する監視
制御システムのアンテナの追尾モード制御方法であっ
て、アンテナ駆動制御装置に位置角度をマニュアルで指
令してアンテナを駆動させるマニュアルモードと、追尾
受信機が検出した角度誤差を基に、角度誤差が少なくな
る方向に、アンテナ駆動制御装置に位置角度を自動で指
令してアンテナを駆動させる自動モードとを有し、人工
衛星を自動追尾可能な条件が揃った場合に、マニュアル
モードから自動モードに自動的に移行すると共に、自動
追尾可能な条件が欠けた場合に自動モードからマニュア
ルモードに移行するアンテナの追尾モード制御方法にお
いて、自動追尾可能な条件を確認する際に、所定時間前
から現時点までの間に、マニュアルモードから自動モー
ドへの移行が所定回数行われたか確認し、所定回数行わ
れていた場合には警報を発し、マニュアルモードのまま
とする。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の監
視制御システムのアンテナの追尾モード制御方式を示す
フローチャートである。図1において菱形は監視制御シ
ステム4の判断、二重線で囲まれた部分は監視制御シス
テム4の処理である。図1のフローチャートは上から下
に向かって時系列に描かれている。
【0017】図1のフローチャートに基づいて動作を説
明する。監視制御システム4は、まず自動追尾中(自動
モード)でない場合に図1のフローチャートを実行する
(S11)。そして、空中線駆動制御装置2からマニュ
アルモードのステータスを入力されると、従来と同じよ
うに人工衛星に向かってアンテナ1を指向させるために
人工衛星の位置指令角度を空中線駆動制御装置2へ出力
する(S12)。
【0018】これに対して、空中線駆動制御装置2は、
指令された位置角度に基づきアンテナ1を駆動させると
ともに、追尾受信機3から入力した受信ステータスと、
追尾角度誤差を基にした自動追尾可能ステータス(以
下、AUTO READY信号と称する)を監視制御システム4へ
出力する。
【0019】次に、監視制御システム4は、追尾モード
のマニュアルモードから自動モードへの移行が、現在時
刻のn分前から現在時刻までの所定に期間に何回移行し
たかをチェックする(S13)。そして、その回数が所
定の回数i回以下であった場合には、従来と同じように
次のステップ(S14)に進むが、所定の回数i回に達
している場合には、ステップS17に進みオペレータに
異常を通知する。そして、以後、オペレータがこの状態
を確認して、異常を解除するまで、マニュアルモードか
ら自動モードへの自動移行は行わない。
【0020】一方、ステップ(S14)に進んだ場合に
は、監視制御システム4は、従来と同じように、空中線
駆動制御装置2から入力したアンテナ1の実角度、位置
指令角度、およびAUTO READY信号とから、自動追尾可能
の条件である以下の条件 (AUTO READY信号 ON & |実角度−位置指令角度|≦し
きい値) が揃っているかどうか判断し(S14)、揃っている場
合には、空中線駆動制御装置2へ自動追尾選択制御を出
力する。これにより、アンテナ1の追尾モードは、マニ
ュアルモードから自動モードヘ自動的に移行する。
【0021】そして、監視制御システム4は、自動追尾
可能の条件が揃うまで所定の時間待った結果(S1
6)、所定の時間が過ぎても自動追尾可能の条件が揃わ
ない場合は、オペレータに異常を通知する(S17)。
【0022】また、図1のフローチャートには記載され
ていないが、これらの機器に異常(FAULT)が発生した
ときには、従来と同じように監視制御システム4が異常
を検出し、オペレータに異常を通知するとともに自動モ
ードヘの移行制御は行わない。
【0023】このようなことから、この発明に係るアン
テナの追尾モード制御方式は、監視制御システム4は、
マニュアルモードから自動モードヘの自動移行を現在時
刻−n分から現在時刻までの間に、ある規定回数(i
回)行っておればオペレータに異常として通知し、次に
追尾モードが自動モードになるまで監視制御システムに
よる自動制御は行わないようにするものである。尚、n
分およびi回の値は、追尾受信機3が受信電波の誤差を
検出するのに要する時間から決まる値で地球局毎に異な
る。
【0024】このような構成のアンテナの追尾モード制
御方法は、人工衛星から受信する電波が、逆偏波であっ
たり、また追尾受信機の位相がずれていた場合にも、上
述のフローチャートの動作により、所定時間のn分間の
間に、所定回数i回の移行が行われたとき、オペレータ
に異常として知らされ、その後、自動モードヘの移行制
御は行われない。そのため、アンテナの追尾モードが自
動モードおよびマニュアルモード間で短い時間に多数回
行き来する。いわゆるバタツキが生じることがない。
【0025】
【発明の効果】この発明に係るアンテナの追尾モード制
御方法は、人工衛星を追尾し、人工衛星と電波の送受信
を行う地上局に設置され、アンテナとアンテナ駆動制御
装置と追尾受信機とを監視制御する監視制御システムの
アンテナの追尾モード制御方法であって、アンテナ駆動
制御装置に位置角度をマニュアルで指令してアンテナを
駆動させるマニュアルモードと、追尾受信機が検出した
角度誤差を基に、角度誤差が少なくなる方向に、アンテ
ナ駆動制御装置に位置角度を自動で指令してアンテナを
駆動させる自動モードとを有し、人工衛星を自動追尾可
能な条件が揃った場合に、マニュアルモードから自動モ
ードに自動的に移行すると共に、自動追尾可能な条件が
欠けた場合に自動モードからマニュアルモードに移行す
るアンテナの追尾モード制御方法において、自動追尾可
能な条件を確認する際に、所定時間前から現時点までの
間に、マニュアルモードから自動モードへの移行が所定
回数行われたか確認し、所定回数行われていた場合には
警報を発し、マニュアルモードのままとする。そのた
め、自動モードおよびマニュアルモード間で短い時間に
多数回行き来する。いわゆるバタツキが生じることがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の監視制御システムのアンテナの追尾
モード制御方式を示すフローチャートである。
【図2】 地球局の概略の構成図である。
【図3】 従来のアンテナの追尾モード制御方法を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 空中線駆動制御装置(アンテナ駆動
制御装置)、3 追尾受信機、4 監視制御システム。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 3/00 - 3/74 H01Q 3/00 - 3/20 H04B 7/155

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工衛星を追尾し、該人工衛星と電波の
    送受信を行う地上局に設置され、アンテナとアンテナ駆
    動制御装置と追尾受信機とを監視制御する監視制御シス
    テムのアンテナの追尾モード制御方法であって、 上記アンテナ駆動制御装置に位置角度をマニュアルで指
    令して上記アンテナを駆動させるマニュアルモードと、 上記追尾受信機が検出した角度誤差を基に、該角度誤差
    が少なくなる方向に、上記アンテナ駆動制御装置に位置
    角度を自動で指令して上記アンテナを駆動させる自動モ
    ードとを有し、 上記人工衛星を自動追尾可能な条件が揃った場合に、上
    記マニュアルモードから上記自動モードに自動的に移行
    すると共に、自動追尾可能な条件が欠けた場合に該自動
    モードから上記マニュアルモードに移行するアンテナの
    追尾モード制御方法において、 上記自動追尾可能な条件を確認する際に、所定時間前か
    ら現時点までの間に、上記マニュアルモードから上記自
    動モードへの移行が所定回数行われたか確認し、所定回
    数行われていた場合には警報を発し、上記マニュアルモ
    ードのままとするアンテナの追尾モード制御方法。
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