JP3319998B2 - エアゾール装置 - Google Patents

エアゾール装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアゾール装置に関
する。さらに詳しくは、たとえば各種医薬品、医薬部外
品、化粧品、工業用品などとして好適に使用しうるエア
ゾール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パウダー(粉末)を含有した
エアゾール装置としては、制汗用エアゾール装置または
局部的な患部に薬剤を噴霧するエアゾール装置などがあ
る。かかるエアゾール装置は、たとえば図4に示すよう
に、有底筒状の容器本体50と、該容器本体50の漏斗
状開口部51にガスケット52を介してかしめ付けられ
たバルブ53と、該バルブ53から突出するステム54
を圧下することにより、前記容器本体50内に充填され
る内容物を前記バルブ53に嵌着されるディップチュー
ブ55を通して噴射させる押しボタン56とから構成さ
れている。前記内容物は、パウダー57、油溶性成分お
よび液化ガスからなる組成物であるため、使用前はパウ
ダー57が沈降し、容器本体50の底部に堆積してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、かかるエアゾ
ール装置では、通常、噴射する前に内容物が均一になる
ように振とうするが、図5に示すように、チューブ55
は小径で、内部に内圧が掛かっているため、チューブ5
5内の内容物は撹拌されにくい。このため、チューブ5
5内にパウダー57が入り込みにくい。そして、連続噴
射するときは噴射初期を除き内容物を充分に噴射するこ
とができるが、間欠噴射をするばあい、図6および図4
に示すように、前回噴射後にチューブ55内に均一に充
満していたパウダー57も再度沈降して、チューブ55
内はほとんど液化ガスとなるため、噴射初期には、内容
物の有効成分であるパウダー57よりも液化ガスが多量
に噴射し、有効成分が所定量噴射されないという問題が
ある。とくに噴射量の少ないバルブや定量バルブを用い
たエアゾール装置では、所定量のパウダーを噴射するこ
とができないという問題がある。
【0004】一方、チューブの径を細くし、チューブ内
の液化ガスの量を少なくすることが考えられるが、チュ
ーブの径がさらに細いため、チューブ内の内容物の撹拌
がさらに難しく、液化ガスのみが噴射される問題は解決
されていない。
【0005】本発明は、叙上の事情に鑑み、有効成分の
パウダーを常時所定量噴射し、使い勝手がよいエアゾー
ル装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のエアゾール装置
は、パウダーを含む内容物が充填される有底筒状の容器
本体と、該容器本体の開口部に装着されるバルブと、該
バルブのステムに嵌着される噴射ボタンと、前記バルブ
の下部に嵌着されるチューブとからなるエアゾール装置
であって、前記チューブが内容物のパウダーを滞留させ
る滞留手段を有し、かつ前記バルブが、該バルブのハウ
ジング内に噴射時に揺動する部位を有してなることを特
徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明のエアゾール装置を説明する。
【0008】図1は本発明のエアゾール装置の一実施の
形態を示す部分断面図、図2は本発明の他の実施の形態
を示す部分断面図、図3は本発明のさらに他の実施の形
態におけるチューブを示す部分断面図である。
【0009】図1に示すように、本発明の一実施の形態
のエアゾール装置1は、パウダーAを含む内容物が充填
される有底筒状の容器本体2、バルブ3、噴射ボタン4
およびチューブ5とから構成されており、該チューブ5
が滞留手段Bを有している。
【0010】前記バルブ3は、マウンティングカップ6
と、該マウンティングカップ6に支持される噴射バルブ
7とから構成され、容器本体2の漏斗状開口部8に形成
されるカール部9にガスケット10を介してかしめ付け
られている。
【0011】前記バルブ3のステム11に設けられた連
通孔12は、該連通孔12の下部で、マウンティングカ
ップ6とハウジング13のあいだで固定されたステムラ
バー14によりシールされている。
【0012】ステム11は、たとえば金属や合成樹脂な
どによって構成されており、平滑な表面を有する。ステ
ムラバー14は、ステム11をハウジング13内に収納
されるスプリング15に対向して、軸方向に押し込まれ
たときに、ステム11に摺動し、ステムラバー14より
も下方にステム11の摺動部に設けられた連通孔12が
押し込まれ、エアゾール装置1内の内容物が連通孔12
を介してステム11の導通孔16に導入される。
【0013】前記ステムラバー14の材質としては、た
とえば天然ゴムや、ニトリルゴム、ブチルゴム、クロロ
プレンゴムなどの合成ゴムなどがあげられるが、これら
のなかでは本発明においてはステム11との摺動を円滑
にしうるニトリルゴムが好ましく、とくにアクリロニト
リルを30重量%以上含有する、たとえば中高ニトリ
ル、高ニトリル、極高ニトリルなどのニトリルゴムがと
くに好ましい。
【0014】なお、前記バルブ3の取付けは、容器本体
2に直接かしめ付けているが、本発明においては、これ
は限定されるものではなく、容器本体上に二重巻締めに
より取り付けられる肩部を介して取り付けることもでき
る。
【0015】前記ステム11に嵌着される噴射ボタン4
は、該ステム11の導通孔16に連通する噴射通路17
の先端部にノズル18が嵌め付けられ、内容物を噴霧状
に噴射できるようにされている。
【0016】前記チューブ5の上端は、前記噴射バルブ
7のハウジング13に嵌着され、下端は容器本体2の底
部側へ延長されている。このチューブ5の材質として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリ塩
化ビニルなどを用いることができる。チューブ5の外径
は、1.0〜6.0mmであり、好ましくは1.0〜
5.0mmである。またチューブ5の内径は、0.5〜
4.0mmであり、好ましくは0.5〜3.0mmであ
る。かかるチューブ5には、滞留手段Bとして、内容物
を滞留できる角度に成形された、ひらがなの「の」字の
形状をした折曲部19が設けられている。この折曲部1
9により、内容物を噴射したのちも、チューブ5の折曲
部19内に内容物のパウダーAを滞留させることができ
るため、次回噴射するときにも有効成分のパウダーAを
所定量噴射することができる。
【0017】なお、本実施の形態では、滞留手段Bが略
の字形状の折曲部にされているが、本発明においては、
内容物のパウダーを滞留させるものであればこれに限定
されるものではなく、たとえば図2に示すように、チュ
ーブ20を成形し、略螺旋形状の折曲部21とすること
ができる。かかる略螺旋形状の折曲部21により、内容
物の滞留部分が多くなるため、前記実施の形態における
略の字形状の折曲部19よりも内容物のパウダーAを多
量に滞留し、よりパウダーAを所定量噴射することがで
きる。
【0018】本実施の形態では、噴射ボタン4は、定量
バルブのステム22と連接され、該ステム22の下方に
設けられたスプリング23によってステムラバー24が
マウンティングキャップ25に押圧され、容器本体26
が密閉状態に保たれる。
【0019】ステムラバー24を固定しているガイドブ
ッシュ27の外周には、たとえばゴム、エラストマー、
軟質プラスチックなどで代表される可撓性を有する材料
からなるタンク28が設けられている。該タンク28
は、ハウジング29によって固定され、噴射時に揺動す
る部位となる。ハウジング29の下面に前記チューブ2
0が接続されている。
【0020】容器本体26内に充填された内容物は、チ
ューブ20を介してハウジング29内に入り、ステム2
2とタンク28との間隙およびステム22とガイドブッ
シュ27との間隙を介してガイドブッシュ27の内部に
入り、ついでホール30を介してガイドブッシュ27と
タンク28とのあいだに形成された定量室31内に充填
される。
【0021】容器本体26内の内容物は、バルブ作動時
には、チューブ20を介してハウジング29内に入る
が、ステム22の下部がタンク28とのあいだで完全に
シールされているので、ガイドブッシュ27内には該内
容物は導入されない。
【0022】容器本体26の内圧は、該容器本体26の
外圧(大気圧)よりも大であるから、噴射ボタン4を下
方に押圧したときに噴射通路17と定量室31とが連通
孔32、ガイドブッシュ27を介して連通されたとき
に、連通ホール33を介して導入された容器本体26内
の液化ガスの蒸気圧力によって、タンク28が変形し、
定量室31内の内容物がホール30、連通孔32および
噴射通路17を順次介してノズル18から噴射される。
【0023】または前記折曲部19、21に代えて、図
3に示すようにチューブ40を成形し、略N字形状の折
曲部41とすることもできる。かかる略N字形状の折曲
部41とすることにより、前記実施の形態における略の
字形状の折曲部19と同様のパウダーAを滞留すること
ができるため、該折曲部19と同様にパウダーAを所定
量噴射することができる。
【0024】またこれらの実施の形態では、滞留手段で
ある折曲部はチューブに一体成形されているが、本発明
においては、これに限定されるものではなく、チューブ
に別体に成形したチューブ折曲部を接続させることがで
きる。また折曲部の形状を保持させるために、たとえば
折曲部のチューブ外壁部に沿って鋼線またはコイルスプ
リングなどを装着させることもできる。さらに前記噴射
ボタンの噴射通路には、ノズルが嵌め付けられている
が、本発明においては、これに限定されるものではな
く、たとえば前記ノズルに代えてロングノズルを嵌め付
けたり、またはノズル付延長チューブを嵌め付けること
もできる。
【0025】前記容器本体2、26内に充填される内容
物の例しては、たとえばパウダー(粉末)、油溶性成
分および噴射剤から構成されるエアゾール組成物をあげ
ることができる。
【0026】前記パウダーは、その種類によって、たと
えば医薬品における収れん剤、抗真菌剤、局所麻酔剤、
殺菌剤などの薬効成分、外用薬、喘息薬の有効成分や医
薬部外品、化粧品の有効成分として用いられたり、たと
えば滑り、潤滑性などを向上させてエアゾール組成物の
使用感を向上させるために用いられたり、エアゾール組
成物を着色したり隠蔽性を付与するために用いられる成
分である。
【0027】前記パウダーとしては、たとえばアルミニ
ウムクロロハイドレート、トルナフテート、リドカイ
ン、グルコン酸クロロヘキシジン、酸化マグネシウム、
酸化亜鉛、酸化チタン、窒化ホウ素、軽質(沈降)炭酸
カルシウム、重質炭酸マグネシウム、軽質炭酸マグネシ
ウム、重質炭酸カルシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸
化鉄、グンジョウ、酸化クロム、無水ケイ酸、ケイ酸マ
グネシウム、タルク、カオリン、マイカ、雲母チタン、
オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、水酸化クロ
ム、カラミン、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダ
ー、ポリスチレンパウダー、アクリル樹脂パウダー、た
とえば酸化チタンなどの無機顔料とナイロン12などの
有機高分子パウダーとのハイブリッドファインパウダー
などがあげられ、これらのパウダーは単独でまたは2種
以上を混合して用いられる。
【0028】かかるパウダーのエアゾール組成物中にお
ける含有量は、あまりにも多いばあいには、バルブやボ
タンの孔を詰まらせる恐れがあり、あまりにも少ないば
あいには、該パウダーを含有したことによる効果が充分
に発現されなくなる傾向があるので、3〜40重量%、
なかんづく5〜30重量%であることが好ましい。
【0029】前記油溶性成分は、該成分が本来薬効を有
すること以外に、有効成分を可溶化する溶剤、エアゾー
ル組成物中でのパウダーの分散性の向上および噴射時の
パウダーの展着性の向上のために用いられる成分であ
る。
【0030】前記油溶性成分の具体例としては、たとえ
ば鎖状ジメチルシリコーンオイル(メチルポリシロキサ
ン)、ジメチルトリメチルシリコーンオイルなどのシリ
コーンオイル;流動パラフィン、イソパラフィン系炭化
水素(たとえばエクソン社製のアイソパーA、同C、同
D、同E、同G、同H、同K、同L、同M)、ワセリ
ン、スクワラン(ヘキサメチルテトラコサン)、α−オ
レフィンオリゴマー、スクワレン(ヘキサメチルテトラ
コサヘキサエン)などの炭化水素;ミリスチン酸イソプ
ロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸イソプ
ロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸
ブチル、ラウリン酸ヘキシルなどのエステル類などの合
成油;オリーブ油、アーモンド油、ホホバ油、落花生
油、ヒマシ油、ヤシ油、パーム油、サフラワー油、ヒマ
ワリ油、綿実油、アボガド油、ツバキ油、トウモロコシ
油、小麦胚芽油、コメヌカ油、カカオ油、ゴマ油、月見
草油、紅花油、サザンカ油、大豆油、ナタネ油などの植
物油;ラノリンおよびラノリン誘導体、タートル油、ミ
ンク油、ミツロウ、スクワレン、プリスタン、卵黄油な
どの動物油などの天然油;ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン(5モル)硬化ヒマシ油などの
油溶性界面活性剤(HLBが2〜7の非イオン系界面活
性剤)などがあげられ、これらの油溶性成分は単独でま
たは2種以上を混合して用いられる。なお、これらの油
溶性成分のなかでは、シリコーンオイル、炭化水素、天
然油などは、つや出し効果や滑り特性の向上、皮膚への
油分の補給などの効果があるので好適に用いられ、ミリ
スチン酸イソプロピルなどのエステル類などの合成油
は、これらの効果に加えてパウダーの分散性や展着性の
向上にとくに効果があるので、本発明においてとくに好
適に使用しうるものである。
【0031】前記油溶性成分のエアゾール組成物中にお
ける含有量は、あまりにも多いばあいには、エアゾール
組成物のさらさらした感じが減少し、使用感がきわめて
わるくなり、またあまりにも少ないばあいには、噴射時
のエアゾール組成物の付着性が低く、塗布面で組成物が
剥離する傾向があるので、0.1〜10重量%、なかん
づく0.5〜8重量%であることが好ましい。
【0032】前記噴射剤としては、ジメチルエーテル、
フロン類、炭素数が3〜5の脂肪族炭化水素化合物(液
化石油ガス、LPG)、具体例としては、プロパン、i
−ブタン、n−ブタン、i−ペンタン、n−ペンタンが
あげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用
いることができる。かかる噴射剤は、35℃での圧力が
0.2〜0.8MPaとなるように調整されることが好
ましい。
【0033】前記噴射剤のエアゾール組成物中における
含有量は、あまりにも多いばあいには、その他の成分の
含有量が相対的に少なくなり、エアゾール組成物の減少
が早くなるため不経済であり、またあまりにも少ないば
あいには、エアゾール組成物が充分に噴射されなくなる
傾向があるので、50〜95重量%、なかんづく60〜
90重量%であることが好ましい。
【0034】前記エアゾール組成物には、用途に応じ
て、たとえば保湿剤(グリセリン、プロピレングリコー
ル、ソルビトールなどの多価アルコール、ピロリドンカ
ルボン酸塩、乳酸塩、ヒアルロン酸ナトリウムなど)、
頭髪用セット剤(ポリビニルピロリドン、メトキシエチ
レン無水マレイン酸共重合体、両性メタクリル酸エステ
ル共重合体など)、紫外線吸収剤(ベンゾフェノン誘導
体、パラアミノ安息香酸誘導体、メトキシ桂皮酸塩、サ
リチル酸誘導体など)、美白用薬剤(アルブミン、コウ
ジ酸、ビタミンCおよびその誘導体など)、育毛用薬剤
(センブリエキス、セファランチン、γ−オリザノー
ル、トウガラシチンキ、ショウキョウチンキ、カンタリ
スチンキ、ニコチン酸ベンジルエステル、ビタミン類
(A、B1、B2、B6、Eおよびその誘導体)、パン
トテン酸、ビオチン、シスチン、システイン、メチオニ
ン、セリン、ロイシン、トリプトファン、アミノ酸エキ
ス、エストラジオール、エチニルエストラジオール、プ
ラセンタエキス、アラントインなど)、抗炎症剤(β−
グリチルレチン酸、グリチルレチン酸誘導体、アズレ
ン、ε−アミノカプロン酸など)、収斂剤(アラントイ
ンヒドロキシアルミニウム、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、塩化
アルミニウム、硫酸アルミニウム、タンニン酸、クエン
酸など)、清涼化剤(メントール、カンフルなど)、抗
ヒスタミン剤(塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸ク
ロルフェラミン、グリチルリチン酸誘導体など)、にき
び用薬剤(エストロン、エストラジオール、エチニルエ
ストラジオール、レゾルシン、サリチル酸など)、殺菌
剤(塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ハロ
カルバン、ジンクピリチオン、クロルヘキシジン、2,
4,4−トリクロロ−2−ヒドロキシフェノール、イソ
プロピルメチルフェノールなど)、制汗剤(クロルヒド
ロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、アラントイン
クロルヒドロキシアルミニウム、酸化亜鉛、硫酸アルミ
ニウムカリウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛な
ど)、消炎症鎮痛剤(サリチル酸メチル、インドメタシ
ン、ケトプロフェン、イブプロフェンピコノール、ピロ
キシカム、フェルピナク、グリチルレチン酸、ベンザタ
ックなど)、香料などの有効成分などを添加してもよ
い。
【0035】前記有効成分、溶剤などの添加量は、エア
ゾール組成物中において10重量%以下であることが好
ましく、8重量%以下であることがさらに好ましい。
【0036】さらに前記有効成分の沈降を抑え、組成物
中で分散させるために、増粘剤を添加してもよい。
【0037】増粘剤としては、ベントナイト、ラポナイ
ト、微粉酸化珪素、コロイダルアルミナ、セルロースパ
ウダー(メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプ
ロピルセルロース)、カルボキシメチルデンプン、メチ
ルデンプン、アルギン酸プロピレングリコールエステ
ル、アルギン酸塩、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビ
ニルポリマー、ポリアクリル酸ソーダ、グアーガム、ロ
ーカストビンガム、クインスシード、カラギーナン、ガ
ラクタン、アラビアガム、トラガカントガム、ペクチ
ン、マンナン、キサンタンガム、デキストラン、サクシ
ノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸、ゼラチン、カ
ゼイン、アルブミン、コラーゲンなどがあげられる。本
発明においては、増粘剤は油溶性成分、噴射剤に溶解、
分散するものであればとくに限定されない。
【0038】つぎに本発明のエアゾール装置を実施例に
よってさらに説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0039】実施例1 金属製耐圧容器(満注量200ml)に、つぎの各成分
を配合してエアゾール組成物90gを充填し、図1に示
すバルブとボタンを取り付け水虫薬をえた。
【0040】 成 分 配合量(wt%) トルナフテート 0.3 酸化亜鉛 2.0 タルク 9.7 ミリスチン酸イソプロピル 3.0 LPG 85.0 (合 計) (100.0)
【0041】実施例2 金属製耐圧容器(満注量200ml)に、つぎの各成分
を配合してエアゾール組成物100gを充填し、図2に
示すバルブとボタンを取り付け制汗剤をえた。
【0042】 成 分 配合量(wt%) アルミニウムクロロハイドレート 6.0 タルク 9.8 酸化亜鉛 1.5 ヒドロキシメチルセルロース 0.2 ミリスチン酸イソプロピル 3.0 ジメチルポリシロキサン 2.0 ソルビタン酸脂肪族エステル 1.0 香 料 適量 ジメチルエーテル 5.0 LPG 70.0 (合 計) (100.0)
【0043】実施例3 金属製耐圧容器(満注量200ml)に、つぎの各成分
を配合してエアゾール組成物100gを充填し、図3に
示すディップチューブを備えた図1のバルブとボタンを
取り付け、パウダーファンデーションをえた。
【0044】 成 分 配合量(wt%) ベンカラ 0.9 黄酸化鉄 0.5 黒酸化鉄 0.1 窒化ホウ素 7.0 流動パラフィン 1.0 ミリスチン酸イソプロピル 0.5 香 料 適量 LPG 90.0 (合 計) (100.0)
【0045】実施例4 金属製耐圧容器(満注量200ml)に、つぎの各成分
を配合してエアゾール組成物90gを充填し、図2に示
すバルブとボタンを取り付け傷薬をえた。
【0046】 成 分 配合量(wt%) 酸化亜鉛 0.46 タルク 2.4 アクリノール 0.01 リドカイン 0.02 グリチルリチン酸ジカリウム 0.01 ミリスチン酸イソプロピル 7.0 LPG 90.0 (合 計) (100.0)
【0047】これらの実施例1〜4により、えられたエ
アゾール装置を用いて噴射試験を行なった。その結果、
常時所定量の有効成分を噴射できることがわかった。
【0048】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
チューブにパウダーの滞留手段を設けることにより、有
効成分のパウダーを常時所定量噴射し、使い勝手をよく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のエアゾール装置の一実施の形態
を示す部分断面図である。
【図2】図2は本発明の他の実施の形態を示す部分断面
図である。
【図3】本発明のさらに他の実施の形態におけるチュー
ブを示す部分断面図である。
【図4】従来のエアゾール装置を示す部分断面図であ
る。
【図5】図4におけるエアゾール装置の使用例を示す部
分断面図である。
【図6】図4におけるエアゾール装置の使用例を示す部
分断面図である。
【符号の説明】
1 エアゾール装置 2 容器本体 3 バルブ 4 噴射ボタン 5 チューブ 19、21、23 折曲部 A パウダー B 滞留手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 9/04 A61M 11/00 B65D 83/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パウダーを含む内容物が充填される有底
    筒状の容器本体と、該容器本体の開口部に装着されるバ
    ルブと、該バルブのステムに嵌着される噴射ボタンと、
    前記バルブの下部に嵌着されるチューブとからなるエア
    ゾール装置であって、前記チューブが内容物のパウダー
    を滞留させる滞留手段を有し、かつ前記バルブが、該バ
    ルブのハウジング内に噴射時に揺動する部位を有してな
    るエアゾール装置。
  2. 【請求項2】 前記滞留手段が内容物のパウダーを滞留
    できる角度に成形した折曲部からなる請求項1記載のエ
    アゾール装置。
  3. 【請求項3】 前記折曲部が略の字形状を呈してなる請
    求項2記載のエアゾール装置。
  4. 【請求項4】 前記折曲部が略螺旋形状を呈してなる請
    求項2記載のエアゾール装置。
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