JP3319739B2 - ワードドライバ回路 - Google Patents

ワードドライバ回路

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JP3319739B2 JP2000115299A JP2000115299A JP3319739B2 JP 3319739 B2 JP3319739 B2 JP 3319739B2 JP 2000115299 A JP2000115299 A JP 2000115299A JP 2000115299 A JP2000115299 A JP 2000115299A JP 3319739 B2 JP3319739 B2 JP 3319739B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DRAM(Dynamic
Random Access Memory)より成る半導体記憶回路に用い
られるワードドライバ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器では、内蔵バッテリーで
駆動される携帯機器が多く開発されている。この携帯機
器では、内蔵バッテリーによる内部部品の駆動可能期間
を長期間に延長できるように、その内部部品の1つであ
る半導体記憶回路の消費電力をより一層低減することが
望まれる。
【0003】ところで、半導体記憶回路を構成するDR
AMでは、その構成上、記憶したデータ、即ち蓄積した
電荷がリークするため、動作状態でない場合、即ち待機
時であっても、蓄積した電荷を初期状態に回復させるた
めのリフレッシュ動作が所定時間間隔で繰返し必要であ
る。このリフレッシュ動作の間隔を長く設定できれば、
待機時の消費電流を低減でき、携帯機器の内部バッテリ
ーの寿命を延ばすことが可能である。
【0004】以下、DRAMの要部構成、及び蓄積した
電荷のリーク経路を説明する。
【0005】図25はDRAMの要部構成を示す。同図
において、aはメモリセル、bは前記メモリセルaが多
数個配置されたメモリセルアレイである。メモリセルa
は、メモリセルトランジスタc及びメモリセルキャパシ
タdから成る。メモリセルトランジスタcは、そのゲー
ト電極Gがワード線WLを通じてワードドライバ回路e
に、第1の電極qがビット線BLを通じてセンスアンプ
fに、各々接続される。前記メモリセルトランジスタc
の第2の電極tとメモリセルキャパシタdの一方の電極
とは、互いに接続されて電荷蓄積ノードjを形成してい
る。この電荷蓄積ノードjには、データとしての電荷が
所定電位VSNの分だけ蓄積され、例えばハイデータの場
合にはVSN=Vcc( Vccは電源電圧であり、例えば3.
6V)に、ロウデータの場合にはVSN=0Vに充電され
る。前記メモリセルキャパシタdの他方の電極はセルプ
レートノードgに接続され、このノードgには、メモリ
セルプレート電位発生回路hにより、所定のセルプレー
トノード電位VCP(例えばVCP=1.8v)が印加される。
また、前記メモリセルトランジスタcの基板ノードiに
は、所定の基板ノード電位VBB(例えばVBB=-1.5v)が
印加される。
【0006】図27はメモリセルトランジスタcからの
電荷のリーク経路を示す。同図のメモリセルトランジス
タcはNチャネル型MOSトランジスタより成る。同図
において、電荷蓄積ノードjは、メモリセルトランジス
タcのP型基板とN型拡散層との間のPN接合kを介し
て基板ノードiに接続される。従って、ハイデータを蓄
積する電荷蓄積ノードj(VSN=3.6v)では、その蓄積し
た電荷が前記PN接合kを介してP型基板にリークし
て、基板ノードi(VBB=-1.5v) に流れ込む。また、メ
モリセルトランジスタcがOFF状態にある際、第1の
電極qの電位が第2の電極tの電位よりも低い場合に
は、第1の電極qがソースとなり、第2の電極tがドレ
インとなって、第2の電極tから第1の電極qへの電荷
のリークパスLp1が形成され、前記とは逆に第2の電極
tの電位の方が低い場合には、第2の電極tがソースと
なり、第1の電極qがドレインとなって、第1の電極q
から第2の電極tへの電荷のリークパスLp2が形成され
る。従って、ハイデータを蓄積する電荷蓄積ノードj
(VSN=3.6v)では、その蓄積した電荷が第2の電極tか
ら前記リークパスLp1を経て第1の電極qにリークし、
一方、ロウデータを蓄積する電荷蓄積ノードj(VSN=0
v)では、第1の電極qに存在する電荷がリークパスLp2
を経て第2の電極tに流入する。従って、例えば、図2
6に示すように、ハイデータを記憶する場合を説明する
と、所定のメモリセルaに対するリフレッシュが行われ
た後は、そのメモリセルaの電荷蓄積ノードjの電位V
SNがハイデータの読み出し限界電位Vlim(“H")に低下
するまでの間に、その所定のメモリセルaに対する次の
リフレッシュを行う必要がある。電荷蓄積ノード電位V
SNの低下速度が遅い(換言すれば、電荷蓄積ノードjの
電荷のリーク量が少ない)場合には、リフレッシュ周期
は長期間に設定できて、待機時の消費電流を低減するこ
とができる。
【0007】前記電荷蓄積ノードjの電荷リーク量は、
各メモリセル毎に異なる。従って、リフレッシュ周期は
リーク量の最も多いメモリセルに対応して長く設定され
るのが一般的である。
【0008】そこで、メモリセルアレイbにおいて、リ
ーク量の多い不良メモリセルをリーク量の少ない良好メ
モリセルに置換することが考えられる。しかしながら、
DRAMが大容量化すれば、不良メモリセルの個数も増
大するため、その全てを冗長メモリセルで置換すること
は、冗長面積の増大等の観点からも、現実的な対策でな
い。
【0009】そこで、従来、例えば、特開平4−179
164号公報及び特開平5−291534号公報に開示
される技術では、PN接合を経る電荷のリークによって
電荷蓄積ノードjの電位が変化しても、動作時に先立っ
て予めその電位を元の値に回復させている。この技術
は、電荷のリークを許容する消極的な考えである。電荷
のリーク量自体を制限する積極的な技術として、例え
ば、特開平6−111567号公報(従来例1)に開示
されるものでは、PN接合の両端の電位差を小さく制限
して、PN接合を流れるリーク電流を少なく抑制してい
る。この公報では、PN接合の電位差を小さく制限する
構成として、セルプレートノードgの電位を下げ、これ
により、電荷蓄積ノードjの電位をメモリセルキャパシ
タdの容量カップリングにより下げて、電荷蓄積ノード
jと基板ノードiとの電位差(即ち、PN接合の電位
差)を小さく制限している。
【0010】また、従来、前記メモリセルトランジスタ
cのオフ時にそのドレインとソースとの間に流れるリー
ク電流(オフ電流)を制限する技術として、例えば、
「A 34ns 256Mb DRAM with Boosted Sense-Ground Sche
me」(1994 IEEE InternationalSolid-State Circuits C
onference/SESSION 8/DRAMS AND NON- VOLATILE MEMOR
IES/PAPER TA8.2)(従来例2)に開示されるものでは、
待機時、即ちワード線の電位が“0”電位にある時に、
ビット線BLの電位を零電位よりも微小電位高い設定電
位に高くする構成を採用している。この技術では、待機
時に、ビット線BLの電位が前記設定電位にあるので、
メモリセルトランジスタcの第1の電極q(ビット線B
Lに接続された電極)がソースとなる場合には、このメ
モリセルトランジスタcのゲートとソースとの間の電位
差Vgs(= ゲート電位Vg- ソース電位Vs)が負電位
となり、これにより、メモリセルトランジスタcのオフ
状態が一層強まるので、電荷蓄積ノードjからメモリセ
ルトランジスタcを経てビット線BLに流れるオフ電流
量を有効に抑制できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記P
N接合のリーク電流及びメモリセルトランジスタcのオ
フ電流を共に積極的に低減しようとする場合に、前記従
来例1及び従来例2を組合せても、次の不具合が存在す
る。
【0012】即ち、前記従来例1では、電荷蓄積ノード
jにロウデータが記憶されている場合(VSN=0v)、待機
時に、このノードjの電位がセルプレートノードgの電
位の低下制御に応じて下がり負電位になる。この時、メ
モリセルトランジスタcの第2の電極t(電荷蓄積ノー
ドjに接続されている電極)がソースとなって、ゲート
- ソース間電圧Vgsが正電位になるため、メモリセルト
ランジスタcがオン動作し、その結果、ビット線BLか
らこのメモリセルトランジスタcを経て電荷蓄積ノード
jに電流が流れるため、電荷蓄積ノードjの電位が上昇
し、ロウデータが壊れる。この欠点は、電荷蓄積ノード
jにハイデータが記憶されている場合には生じない。即
ち、この場合には、メモリセルトランジスタcの第1の
電極q(ビット線BLに接続されている電極)がソース
となるので、前記従来例2の構成が所期通り作用して、
メモリセルトランジスタcのオフ状態が強まり、その結
果、電荷蓄積ノードjからこのメモリセルトランジスタ
jを経てビット線BLに流れるオフ電流が少なく抑制さ
れるので、電荷蓄積ノードjのハイデータは良好に残存
する。
【0013】また、前記従来例1の構成を採用するより
も前記従来例2を採用する方が有効な場合がある。即
ち、メモリセルトランジスタとして、図16に示すよう
に、SOI(Silicon On Insulator)構造のトランジスタ
が採用された場合には、P型基板と2つの電極との間に
絶縁体が配置されるので、PN接合は存在せず、従っ
て、前記PN接合を経て流れるリーク電流を考慮する必
要がない。更に、メモリセルトランジスタでは、その微
細化が進行すると、ゲート酸化膜の耐圧が低下するた
め、印加電圧を低く設定する必要があり、これに伴いメ
モリセルトランジスタのしきい値電圧も低下して、メモ
リセルトランジスタを経て流れるオフ電流も多くなると
予想される。このような場合には、前記従来例2を採用
して、メモリセルトランジスタを経て流れるオフ電流を
少なく制限することが重要となるが、前記従来例2を採
用できない場合が存在する。以下、その場合を説明す
る。待機中において各メモリセルaに対するリフレッシ
ュを集中して行うときには、リフレッシュ動作を行わな
い完全停止期間が存在する。この完全停止期間では、ビ
ット線BLは電源電圧又はその中間電位(電源電圧の1
/2の電位)にプリチャージされるのが一般的である。
従って、この状況では、前記従来例2の構成(即ち、ワ
ード線の電位が“0”電位であることを前提とし、この
“0”電位よりも微小電位高い設定電位に設定する構
成)は採用できない。この状況の下では、電荷蓄積ノー
ドjにロウデータが記憶されている場合に、メモリセル
トランジスタcの第2の電極t(電荷蓄積ノードjに接
続されている電極)がソースとなるため、メモリセルト
ランジスタcはオン動作して、ビット線BLからこのメ
モリセルトランジスタcを経て電荷蓄積ノードjに電流
が流れ、ロウデータが壊れる欠点がある。
【0014】DRAMでは、ロウデータを記憶するメモ
リセルとハイデータを記憶するメモリセルとが混在する
以上、前記従来例では、何れも、その両データを壊すこ
となく、PN接合のリーク電流又はメモリセルトランジ
スタのオフ電流を少なく抑制できない。
【0015】本発明は、以上の欠点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、各電荷蓄積ノードに記憶された
ロウ又はハイデータを壊すことなく、PN接合のリーク
電流又はメモリセルトランジスタのオフ電流を少なく抑
制して、データの保持期間を延ばし、よって、リフレッ
シュ周期を長く設定できて、携帯機器の内蔵バッテリー
の消費電流を軽減することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のワードド
ライバ回路は、メモリセルトランジスタの制御電極に接
続されるワード線を駆動するワードドライバ回路であっ
て、ワード駆動線と、接地電位よりも低い電位が供給さ
れる負電位供給線と、前記ワード駆動線をワード線に接
続する駆動制御トランジスタと、前記負電位供給線を前
記ワード線に接続する負電位制御トランジスタと、第1
のノードに所定の電位を印加し、前記制御トランジスタ
をオン制御するとともに前記負電位制御トランジスタを
オフ制御する第1のトランジスタと、前記第1のノード
を前記負電位供給線に接続する第2のトランジスタと
前記第1のノードを接地線に接続する第3のトランジス
タとを備え、前記負電位制御トランジスタおよび前記第
2のトランジスタのしきい値電圧は、前記制御駆動トラ
ンジスタのしきい値電圧よりも高く、前記第2のトラン
ジスタの駆動能力は、前記第3のトランジスタの駆動能
力よりも小さいことを特徴とする。
【0017】
【0018】請求項1記載の発明では、ワード線非選択
時においては、第1のノードに第2のトランジスタを通
じて負電圧が印加される。これにより、駆動制御トラン
ジスタのゲートソース間電圧はワード線に負電圧が印加
されたとしても0Vとなるためリーク電流が抑制され
る。一方、ワード線選択時においては、第2のトランジ
スタおよび負電位制御トランジスタのゲートには接地電
位が印加されるため、ゲートとこれらのトランジスタの
ソースである負電圧供給線との間には正の電圧がかか
る。しかし、第2のトランジスタおよび負電位制御トラ
ンジスタのしきい値電圧を高めているので、負電圧供給
線へのリーク電流は十分に抑制される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係るDRAMの全体概略構成を示す。
同図のDRAMにおいて、21はメモリセルアレイ、2
2は前記メモリセルアレイ21に備えられる多数のメモ
リセル(図では1個のみ図示した)である。前記メモリ
セル22は、NMOS型のメモリセルトランジスタ4
と、メモリセルキャパシタ5とを有する。BL、/BL
は1対となる2本のビット線、WLはワード線、6は前
記ワード線WLを駆動するワードドライバ回路、23は
前記2本のビット線BL、/BL間の電位差を増幅する
センスアンプ回路である。
【0021】前記メモリセルキャパシタ5は、図3に示
すように、第1の電極5aと、第2の電極5bと、これ
等の第1及び第2の電極5a,5b間に挟まれた絶縁膜
5cとからなる。
【0022】また、前記メモリセルトランジスタ4にお
いて、そのゲート電極(制御電極)Gはワード線WL
に、その第1の電極qはビット線BLに各々接続され、
その基板ノード2には所定の基板ノード電位VBB( 例え
ばVBB=-1.5v) が印加される。前記メモリセルトランジ
スタ4の第2の電極tと、前記メモリセルキャパシタ5
の第1の電極5aとは、互いに接続され、この接続点は
電荷蓄積ノード1を形成する。前記電荷蓄積ノード1に
は、ロウデータの記憶時には所定電位VSN( =0v)分の
電荷が蓄積され、ハイデータの記憶時には所定電位VSN
(= 電源電位Vcc(例えば3.6v) 分の電荷が蓄積され
る。
【0023】前記メモリセルキャパシタ5の第2の電極
5bは、メモリセル22のセルプレートノード3に接続
される。このセルプレートノード3には、このノード3
にセルプレートノード電位VCPを与えるセルプレートノ
ード電位切換回路(セルプレート電位切換回路)8の出
力端子8aが接続される。
【0024】前記メモリセルトランジスタ4の構成を図
2に示す。このメモリセルトランジスタ4は、P型の基
板2aの上に形成されたN型の第1の電極q及びN型の
第2の電極tと、ゲート電極Gとを有するN型のトラン
ジスタで構成される。同図のN型メモリセルトランジス
タ4では、N型の第2の電極tとP型の基板2aとのP
N接合11が存在する。このPN接合11は、接合ダイ
オードであって、その電荷蓄積ノード1側がカソード電
極となり、基板ノード2a側がアノード電極となって、
電流が基板ノード2から電荷蓄積ノード1に向って流れ
ることを許容する。前記図1に示したDRAMに対し
て、前記図2に示したメモリセルトランジスタ4のPN
接合11を加味した構成を図3に示す。
【0025】そして、前記セルプレートノード電位切換
回路8には、所定の高電位(所定電位)Vcp1(例えば1.
8v) を発生する高電位発生回路(第1のセルプレート電
位発生回路)16と、所定の低電位Vcp2(例えば0v) を
発生する低電位発生回路(第2のセルプレート電位発生
回路)17とが接続される。前記セルプレートノード電
位切換回路8は、この高電位Vcp1(=1.8v)と低電位Vcp
2(=0v)との何れか一方を選択し、その選択した電位を出
力端子8aからセルプレートノード3に与える。
【0026】待機時には、バースト(集中)リフレッシ
ュが行われる。従って、待機時は、バーストリフレッシ
ュを行う集中リフレッシュ期間と、この集中リフレッシ
ュも行う必要がない完全停止期間とに区別される。完全
停止期間では、ビット線BL、/BLは、共に電源電圧
Vccの1/2値の中間電位(1/2 ・Vcc) にプリチャー
ジされる。図3において、7はタイマ回路であって、こ
のタイマ回路7は、時間計測によって、待機時に、現在
が前記リフレッシュ期間か又は完全停止期間かを区別し
て、リフレッシュ期間又は完全停止期間を示す信号を前
記セルプレートノード電位切換回路8に出力すると共
に、リフレッシュ期間ではRAS(Row Address Strobe)
信号を出力する。
【0027】前記セルプレートノード電位切換回路8
は、タイマ回路7からの期間区別信号を受けて、リフレ
ッシュ期間では高電位発生回路16を選択する一方、完
全停止期間では低電位発生回路17を選択し、その選択
した電位Vcp1 又はVcp2 をセルプレートノード電位V
cpとして、セルプレートノード3に与える。
【0028】図3に示すように、前記ワードドライバ回
路6には、ワード線電位切換回路10が接続される。こ
のワード線電位切換回路10は、接地電位Vss(=0v) と
負電位VBB( 例えば-1.5v)とを切換えて出力する。具体
的に、このワード線電位切換回路10は、図4に示すよ
うに、接地されたNMOS型の第1のトランジスタQ7
と、負電位VBB(-1.5v) が入力されるNMOS型の第2
のトランジスタQ6とを備える。NMOS型第1のトラ
ンジスタQ7は、そのゲートに、前記タイマ回路7から
集中リフレッシュ期間を示す信号 (“H" レベル) 及び
動作時を示す信号M1を受けて、オン動作し、NMOS
型の第2のトランジスタQ6は、そのゲートに、前記タ
イマ回路7から完全停止期間を示す信号 (“H" レベ
ル) を受けて、オン動作する。
【0029】前記ワードドライバ回路6の具体的構成を
図4に示す。同図において、WDはワード駆動線、Eth
は接地線、Q1は前記ワード駆動線WDをワード線WL
に接続するNMOS型の駆動制御トランジスタ、Q3は
前記接地線Ethをワード線WDに接続するNMOS型の
接地制御トランジスタである。前記接地制御トランジス
タQ3は、前記ワード線電位切換回路10の2個のトラ
ンジスタQ6、Q7に接続される。
【0030】また、ワードドライバ回路6において、2
5はデコーダであって、入力信号ADD-2をデコードす
る。自己のワード線WLを選択する時、ワード駆動線W
Dはデコーダ25の出力により、高電位VWL0(=3.6v)に
設定される。Q8及びQ9は直列接続された2個のNM
OS型トランジスタであって、共に選択信号ADD-1
を受け、その内容が自己を指定するものである時にオン
動作して、ノードAの電位を接地電位Vssに設定する。
Q10は入力信号VPRE を受け、その信号VPRE の電位
レベルが“L”の時にオン動作して、昇圧電源の電位
(ワード線WLを活性化する電位)VPPをノードAに与
える。Q2はNMOS型トランジスタであって、前記ノ
ードAの電位が“H”(=VPP) の時にオン動作して、前
記ワード線電位切換回路10で選択された通常電位VWL
1(= Vss) 又は負電位VWL2(= VBB=-1.5v) をノードB
に与える。QBはPMOS型トランジスタであって、前
記ノードAの電位が“L”(=Vss) の時にオン動作し
て、前記活性電位VPPを前記ノードBに与える。QDは
NMOS型トランジスタ(第1のトランジスタ)であっ
て、前記ノードBの電位が前記通常電位VWL1(= Vss)
又は負電位VWL2 (=VBB=-1.5v) の時、オン動作して、
ノードVA(駆動制御トランジスタQ1のゲート)を前
記通常電位VWL1(= Vss) 又は負電位VWL2(= VBB=-1.
5v) に設定し、一方、前記ノードBの電位が活性電位V
PPの時に、前記ノードVAを所定電位(VPP- Vt(Vt
はしきい値電圧))に設定する。INV はインバータであっ
て、前記ノードBの電位を反転し、その反転した電位を
前記接地制御トランジスタQ3のゲートに与える。
【0031】前記ワードドライバ回路6は、前記の構成
により、次の通り動作する。即ち、動作時、及び、待機
中のバーストリフレッシュ期間において、自己のワード
線WLが選択される場合には、信号ADD-1により、ト
ランジスタQ8、Q9、QB及びQDがオン動作して、
ノードVAが所定電位(VPP- Vt)となるので、駆動制
御トランジスタQ1がオン動作する。また、信号ADD
-2により、ワード駆動線WDが高電位VWL1(=3.6v)とな
る。従って、ワード線WLがこの高電位VWL1(=3.6v)に
設定される。この際、トランジスタQ10、Q2及び接
地制御トランジスタQ3はオフ状態にある。
【0032】一方、動作時、及び待機中のリフレッシュ
期間において、自己のワード線WLが選択されない場
合、ワード線電位切換回路10では、第1のトランジス
タQ7がオン動作して、通常電位VWL1(= Vss) がワー
ドドライバ回路6の接地線Ethに与えられる。また、ワ
ードドライバ回路6では、トランジスタQ10、Q2が
オン動作して、ノードBの電位が前記接地電位VWL1(=
Vss) となる。その結果、接地制御トランジスタQ3が
オン動作して、ワード線WLは接地線Ethの電位VWL1
(=Vss) に設定される。この際、トランジスタQB及び
駆動制御トランジスタQ1はオフ状態にある。
【0033】一方、待機中の完全停止期間では、ワード
線電位切換回路10では、第2のトランジスタQ6がオ
ン動作して、負電位VWL2(= VBB=-1.5v) がワードドラ
イバ回路6の接地線Ethに与えられる。ワードドライバ
回路6の動作は、前記自己のワード線WLが選択されな
い場合と同様である。即ち、トランジスタQ10、Q2
のオン動作により、ノードBの電位が負電位VWL2 (=V
BB=-1.5v) となって、接地制御トランジスタQ3がオン
動作し、ワード線WLは接地線Ethの電位VWL2 (=-1.5
v)に設定される。この際、ノードB及びノードVAにも
負電位VBB(=-1.5v)が印加されるので、駆動制御トラン
ジスタQ1はオフ状態にある。
【0034】尚、第2のトランジスタQ6の駆動能力を
第1のトランジスタQ7の駆動能力に比べて小さく設定
すれば、この両トランジスタQ6,Q7を共にオン状態
にしても、ワード線WL及びノードVAの電位は第1の
トランジスタQ7のみを経て接地電位VSS近くまで降下
し、その後、第2のトランジスタQ6を経て負電位VBB
(=-1.5v)に緩かに降下する。前記ワードドライバ回路6
及びワード線電位切換回路10により、メモリセルトラ
ンジスタ4のゲートの電位を切換える電極電位切換回路
20を構成する。
【0035】次に、本実施の形態の動作を説明する。先
ず、待機時において、集中(バースト)リフレッシュ期
間(第1の期間)では、図5に示すように、ワードドラ
イバ回路6からRAS信号が繰返し発生する。これによ
り、逐次ワード線が活性化されて選択され、この選択さ
れたワード線に接続されたメモリセルトランジスタ4が
オンして、対応するメモリセル22のリフレッシュが行
われる。このリフレッシュは、具体的には、前記メモリ
セルトランジスタ4のオンにより電荷蓄積ノード1の蓄
積電荷が前記メモリセルトランジスタ4を介してビット
線BLに転送され、その後、センスアンプ回路23によ
り一対のビット線BL、/BL間の電位差が増幅され、
このビット線BLの増幅された電荷が前記メモリセルト
ランジスタ4を介して前記電荷蓄積ノード1に再蓄積さ
れることにより行われる。このリフレッシュ期間では、
選択されないワード線WLにはワードドライバ回路6に
より所定電位VWL1(VWL1=0v) が与えられる。また、セ
ルプレートノード3には電位切換回路8により高電位V
CP1 が印加され、基板ノード2には所定電位VBB1(VBB
1=-1.5v)が印加される。
【0036】集中リフレッシュ期間が終了し、完全停止
期間(第2の期間)に入ると、セルプレートノード3に
は、電位切換回路8の切換えにより、セルプレート電位
Vcpとして、前記高電位Vcp1(=1.8v)から低電位Vcp2
(=0v)が印加される。この際、メモリセルトランジスタ
4は、ワード線WLの電位VWLが非活性電位VWL1(=0v)
にあるので、オフしており、電位蓄積ノード1はフロー
ティング状態にある。また、電位蓄積ノード1の浮遊容
量はメモリセルキャパシタ5の容量に対して十分に小さ
い。従って、前記セルプレートノード3の電位Vcpが所
定電位(Vcp1-Vcp2=1.8v) だけ低下すると、メモリセ
ルキャパシタ5の容量カップリングにより、電位蓄積ノ
ード1の電位VSNも、略1.8Vだけ低下する。
【0037】ここで、ハイデータを記憶しているメモリ
セル22では、電荷蓄積ノード1と基板ノード2との間
の電位差、すなわち、接合ダイオード11に印加される
電圧(VSN−VBB)は、5.1v(=3.6v-(-1.5v)) から3.3v
(=1.8v-(-1.5v)) に低下する。また、ロウデータを記憶
しているメモリセル22では、PN接合11に印加され
る電圧(VSN−VBB)は、1.5v(=0v-(-1.5v)) から-0.3
v(=-1.8v-(-1.5v)) に低下する。これ等の低下幅は、前
記セルプレートノード3の電位Vcpの低下幅(Vcp1-V
cp2=1.8v) にほぼ等しい。その結果、完全停止期間で
は、ロウ又はハイデータを記憶する各メモリセル22で
は、前記PN接合11の電位差が小さく制限されるの
で、図2に示すように、電荷蓄積ノード1から接合ダイ
オード11を経て基板ノード2にリークする電流I1が
減少する。
【0038】前記ロウデータを記憶しているメモリセル
22では、電荷蓄積ノード1の電位VSNは、既述の通り
セルプレートノード3の電位Vcpの低下に伴い低下して
-0.3vとなる。この時、PN接合11が順バイアスにな
るので、図6に示すように電荷蓄積ノード1の電位VSN
は、当初、基板ノード2の電位VBB(-1.5v) の付近にク
ランプされる。ここで、メモリセルトランジスタ4で
は、その第1の電極qの電位がビット線BLのプリチャ
ージ電位(=1/2 ・Vcc) にあって、メモリセルトランジ
スタ4の第2の電極tがソースとなる。しかし、ワード
線WLの電位VWLが通常値VWL1(=0v)、即ち接地電位か
ら負電位VBB(=-1.5v)に低下制御されて、この負電位V
BB(=-1.5v)が前記メモリセルトランジスタ4のゲートに
印加されるので、このメモリセルトランジスタ4のゲー
ト- ソース間電位Vgsは“0”電位となって、メモリセ
ルトランジスタ4のオフ状態が強められる。その結果、
ビット線BLからこのメモリセルトランジスタ4を経て
電荷蓄積ノード1に流れる電流量が少なく抑制される。
よって、電荷蓄積ノード1のロウデータを良好に保持す
ることができる。
【0039】そして、次にリフレッシュ期間に移行し始
めると、セルプレートノード3の電位Vcpが低電位Vcp
2(=0v)から高電位VCP(=1.8v) に切り換わる。これによ
り、メモリセルキャパシタ5の容量カップリングによ
り、電荷蓄積ノード1の電位VSNも略1.8vだけ上昇
する。この上昇した電荷蓄積ノード1の電位VSNが、ハ
イデータの場合にはハイデータ読み出し限界電圧Vlim
(“H")(=初期電位VCC-完全停止期間での電位降下量Δ
VH )よりも高いように設定し、また、ロウデータの場
合にはロウデータ読み出し限界電圧Vlim(“L")(=初期
電位Vss(=0v)+完全停止期間での電位上昇量ΔVL )よ
りも低いように、セルプレートノード3の電位変動量
(Vcp1-Vcp2)を任意に設定すれば、各々、ロウ又はハ
イデータとして読み出し可能である。
【0040】よって、図5に実線で示すように、電荷蓄
積ノード1に記憶されたデータがロウ又はハイデータの
何れであっても、その電荷蓄積ノード1の電位変化速度
は、同図に破線で示す従来の場合よりも遅くなり、デー
タの保持時間が長くなる。
【0041】以上、待機中の完全停止期間でセルプレー
ト電位Vcpを高電位Vcp1(=1.8v)から低電位Vcp2(=0v)
に切換えたが、本発明はこれに限定されない。本発明
は、例えばセルプレートを複数本のワード線WL毎に電
気的に分割し、1本のワード線が選択される時、このワ
ード線が属するセルプレートノード3を低電位Vcp2(=0
v)から高電位Vcp1(=1.8v)に切換えて、図28に示すよ
うに分散リフレッシュとする場合にも同様に適用でき
る。この分散リフレッシュでは、リフレッシュを実行す
る期間が複数に分割されるので、集中リフレッシュに比
べて、発熱量を少なく抑制できる。
【0042】(第1の実施の形態の変形例1)図7ない
し図9は前記第1の実施の形態の変形例1を示す。前記
第1の実施の形態では、ワード線WLの電位を、集中リ
フレッシュ期間では接地電位Vssに、完全停止期間では
負電位VBBに設定したが、本変形例では、ワードドライ
バ回路6の構成を一部変更して、図7に示すようにリフ
レッシュ期間及び完全停止期間の双方でワード線WLの
電位を負電位VBBに設定して、待機時には常にメモリセ
ルトランジスタ4のオフの程度を強くするものである。
【0043】即ち、図7のワードドライバ回路6´にお
いて、接地制御トランジスタ(負電位制御トランジス
タ)Q3及びNMOS型トランジスタ(第2のトランジ
スタ)Q2は、共に、しきい値電圧VtNが大きいトラン
ジスタで構成される。この各しきい値電圧VtNは、接地
電圧Vssと負電位VBB(=-1.5v)との差電圧(=1.5v) 以上
の値( Vss- VBB≦VtN) (例えばVtN=2.0v)である。
この両トランジスタQ2、Q3の接続点であるノード
C、換言すれば接地線(配線)Ethは負電位VBBに接続
される。また、ノードBと接地間には、直列に接続され
た2個のNMOS型トランジスタQ4、Q5が配置さ
れ、一方のトランジスタ(第3のトランジスタ)Q4の
ゲートにはノードAの電位が供給され、他方のトランジ
スタQ5はダイオード接続される。この両トランジスタ
Q4、Q5の駆動能力は、前記NMOS型トランジスタ
Q2の駆動能力よりも大きく設定される。
【0044】前記ワードドライバ6´は次のように動作
する。以下、前記第1の実施の形態のワードドライバ6
との相違のみを説明する。動作時、及びリフレッシュ期
間において自己のワード線が選択される時、ノードAの
電位が接地電位Vssとなり、ノードBの電位が昇圧電位
VPPになるので、駆動制御トランジスタQ1がオンし
て、ワード線WLはワード駆動線WDの電位VPPとな
る。この際、NMOS型トランジスタQ2は、そのゲー
ト- ソース間電圧VgsがVgs= Vss- VBB=1.5v となる
が、そのしきい値電圧VtN(=2.0v) がこの電圧Vgs(=1.
5v) より大きいので、オフしており、従って、ノードB
から負電位VBBへの貫通電流は生じない。また、ノード
Bの電位VPPがインバータINV で反転されて接地電位V
ssとなり、この反転電位Vssが接地制御トランジスタQ
3のゲートに入力される。従って、接地制御トランジス
タQ3のゲート- ソース間電位Vgsは、Vgs= Vss- V
BBとなる。しかし、前記と同様の理由で接地制御トラン
ジスタQ3はオフしており、ワード線WLから負電位V
BBへの貫通電流は生じない。
【0045】また、リフレッシュ期間において自己のワ
ード線が選択されない時、及び完全停止期間では、その
当初でノードAの電位が昇圧電位VPPになると、NMO
S型トランジスタQ2、Q4、Q5が同時にオンする。
しかし、トランジスタQ2の駆動能力は他の直列接続さ
れたトランジスタQ4、Q5の駆動能力よりも小さいの
で、ノードB及びノードVAに充電されていた電荷は前
記直列接続されたトランジスタQ4、Q5を経て接地に
排出されて、接地電位になる。その後、両ノードB、V
Aの電位が所定電位(=Vss+ Vt)になると、この時点で
前記充電電荷はトランジスタQ2を経て負電位VBBに排
出され、両ノードB、VAの電位はこの負電位VBBとな
る。その結果、接地制御トランジスタQ3は、そのゲー
トに電源電位(=“H")が印加されるので、オンし、ワー
ド線WLは接地線Ethを介して負電位VBBに接続され、
ワード線WLの電位は負電位VBBとなる。参考として、
ワードドライバ回路6´の動作のシュミレーション波形
を図9に示す。
【0046】したがって、本変形例では、前記第1の実
施の形態のワード線電位切換回路10への制御信号を不
要にでき、消費電流の増加を殆ど招くことなく構成を簡
易にできる利点を有する。
【0047】(第1の実施の形態の変形例2)図10
(a)は第1の実施の形態の変形例2を示す。前記第1
の実施の形態では、メモリセルトランジスタ4のオフ電
流を少なく制限しても、セルプレートノード3の電位V
cpの変化幅(Vcp1-Vcp2)が大きいと、セルプレートノ
ード3の電位を低電圧Vcp1 から通常電圧Vcp2 に戻し
た時、電荷蓄積ノード1の電位がロウデータ読み出し限
界電圧Vlim(“L")を越えて、ロウデータが読み出せな
くなる場合が生じる。本変形例では、セルプレートノー
ド3の電位変化幅を小さく制限する。
【0048】即ち、図10(a)に示すように、セルプ
レートノード電位切換回路8と低電圧発生回路17との
間には、NMOS型ダイオード12が介設される。この
ダイオード12は、NMOS型トランジスタより成り、
そのソースSが低電圧発生回路17に接続され、そのゲ
ートG及びドレインDが電位切換回路8に接続されてい
る。
【0049】従って、本変形例では、セルプレートノー
ド電位切換回路8が低電圧発生回路17を選択した場合
には、セルプレートノード3の電位Vcpは、図11に示
すように、低電圧Vcp1(=0v)よりもNMOSトランジス
タのしきい値電圧Vtだけ高い電圧Vcp1-Vtになる。
その結果、セルプレートノード3の電位変化幅は、1/2
・Vcc- Vtとなり、NMOSダイオード12を設けな
い場合(第1の実施の形態の場合)に比べて、しきい値
電圧Vt分だけ小さくなる。よって、セルプレートノー
ド電位Vcpが低電圧Vcp2(=0v)から高電圧Vcp1(=1/2・
Vcc) に上昇変化した時に、前記第1の実施の形態では
図11に破線で示すように、電荷蓄積ノード1の電位V
SNがロウデータ読み出し限界電圧Vlim(“L")を僅かに
上回る場合であっても、本変形例では、同図に実線で示
すように、電荷蓄積ノード1の電位VSNをロウ読み出し
限界電圧Vlim(“L")未満に制限できて、ロウデータを
読み出すことが可能となる。
【0050】しかも、高電圧発生回路16の高電圧Vcp
1(=1/2・Vcc) としては、ビット線BLのプリチャージ
電源を、低電圧発生回路17の低電圧Vcp2(=0v)として
は、DRAMを搭載したチップ全体の接地電位GNDを
各々利用できるので、電位発生回路を別途設ける必要が
ない。また、上記ダイオード12を、しきい値電圧Vt
の絶対値の極く小さいトランジスタで構成すれば、セル
プレートノード3の電位変化量を一層細かく調整でき
る。
【0051】前記ダイオード12は、図10(b)に示
すように、2個以上のNMOSトランジスタを直列に接
続しても良い。また、同図(c)に示すように、NMO
Sトランジスタに代えて、PMOSトランジスタでダイ
オードを構成してもよい。この場合には、PMOSトラ
ンジスタのソースを電位切換回路8に、ゲート及びドレ
インを低電圧発生回路17に各々接続する。更に、ダイ
オードは電位切換回路8と高電圧発生回路16との間に
介設してもよい。この場合、ダイオードをNMOSトラ
ンジスタで構成するときは、同図(d)に示すように、
ゲート及びドレインを高電圧発生回路16に、ソースを
電位切換回路8に各々接続し、一方、PMOSトランジ
スタで構成するときには、同図(e)に示すように、ソ
ースを高電圧発生回路16に、ゲート及びドレインを電
位切換回路8に各々接続する。
【0052】(本発明の第1の関連技術)図12は、本
発明の第1の関連技術を示す。前記第1の実施の形態で
は、完全停止期間でセルプレートノード3の電位VCPを
高電位Vcp1(=1.8v)から低電位Vcp2(=0v)に切り換えた
が、これに代えて、完全停止期間で基板ノード2の電位
VBBを低電位VBB1(=-1.5v) から高電位VBB2(=0v)に切
り換えることにより、PN接合11の両端の電位差を小
さく制限している。
【0053】すなわち、図12では、セルプレートノー
ド3の電位Vcpは、例えば通常値(=1.8v) に固定され
る。また、基板ノード2には基板ノード電位切換回路
(基板電位切換回路)9が接続される。この基板ノード
切換回路9は、タイマ回路7から期間区別信号を受け
て、リフレッシュ期間では負電位(所定電位)VBB1(=-
1.5v) を選択する一方、完全停止期間では高電位VBB2
(=0v)を選択し、その選択した電位VBB1 又はVBB2 を
基板ノード電位VBBとして、その出力端子9aから基板
ノード2に与える。その他の構成は第1の実施の形態と
同様であるので、同一部分に同一符号を付してその説明
を省略する。
【0054】従って、本関連技術においては、図13に
示すように、完全停止期間では、基板ノード2の電位V
BBは低電位1(=-1.5v) から高電位2(=0v)に上昇する。こ
れにより、電荷蓄積ノード1と基板ノード2との間の電
位差(VSN- VBB)、即ち、PN接合11の電位差が前
記基板ノード2の電位上昇分(=1.5v) だけ小さく制限さ
れる。その結果、前記第1の実施の形態と同様に、電荷
蓄積ノード1からPN接合7を通じて基板ノード2に流
れるリーク電流I1が減少するので、電荷蓄積ノード1
の電位VSNの電位変化速度が遅くなり、データの保持時
間が長くなる。よって、リフレッシュ周期を従来よりも
長く設定できるので、待機時の内蔵バッテリの消費電流
を少なく抑制でき、低消費電力化を図ることができる。
【0055】尚、基板ノード2の電位VBBは、次のリフ
レッシュ期間で高電位VBB2(=0v)から通常値の低電位V
BB1(=-1.5v) に戻されるので、以後の動作には全く影響
しない。
【0056】図14は、本関連技術の効果を示す。同図
から判るように、本関連技術のデータ保持期間は従来例
の約3倍に長くなる。
【0057】一般に、リフレッシュ電流IREF はリフレ
ッシュ周期tREF に依存しており、その関係は次式で表
わされる。
【0058】IREF =Idc+Q/tREF 前記の関係式において、Idcは定常的に流れるリーク電
流を示す。このリーク電流Idcは、リフレッシュ電流の
全体に占める割合が小さいので無視できる。Qは1回の
リフレッシュ動作で消費される電荷量であって、一定値
である。従って、前記の通りデータ保持時間が約3倍に
なれば、リフレッシュ周期tREF も約3倍に延長できる
ので、リフレッシュ電流IREF は従来の略1/3に低減
することができる。
【0059】(第2の実施の形態)図15は、本発明の
第2の実施の形態を示す。本実施の形態は、メモリセル
トランジスタとしてSOI構造のトランジスタを使用し
た場合等のように、メモリセルトランジスタのPN接合
を経て流れるリーク電流が少ない又は無い場合に、メモ
リセルトランジスタのオフ時にその第1の電極と第2の
電極との間に流れる電流(オフ電流)を抑制するもので
ある。
【0060】図15において、メモリセルトランジスタ
4´はSOI構造のトランジスタが使用される。このト
ランジスタ4´は、図16に示すように、P型基板2a
と、N型の第1及び第2の電極q、tとの間に絶縁体2
0が配置された構造である。従って、このSOI構造で
は、電荷蓄積ノード1に接続されたN型の第2の電極t
とP型基板2aとのPN接合は存在せず、電荷蓄積ノー
ド1から基板2aに流れるリーク電流を考慮する必要が
ない。
【0061】また、図15において、8´はセルプレー
トノード電位切換回路(セルプレート電位切換回路)で
ある。この電位切換回路8´は、待機時にタイマ回路7
から期間区別信号を受け、リフレッシュ時には低電位
(所定電位)Vcp1(例えば1.8v) を選択し、完全停止期
間では高電位Vcp2(例えば3.6v) を選択し、この選択し
た電位Vcp1 又はVcp2 をセルプレートノード電位とし
て、その出力端子8´aからセルプレートノード3に印
加する。
【0062】また、ワードドライバ回路6´は、非選択
のワード線WLに与える電位VWLとして所定電位(=0v)
が入力される。本実施の形態の他の構成は前記第1の実
施の形態と同様であるので、同じ部分に同じ符号を付し
て、その説明を省略する。
【0063】次に、本実施の形態の動作を図17に基い
て説明する。完全停止期間では、ワード線WLの電位は
“0”vであり、ビット線BLの電位は中間電位(1/2・
Vcc=1.8v)である。従って、メモリセルトランジスタ4
´では、そのゲート電圧Vgは“0”v、第1の電極q
の電位は中間電位(=1.8v) である。また、完全停止期間
では、セルプレートノード3の電位が低電位Vcp1(=1.8
v)から高電位Vcp2(=3.6v)に高められる。従って、メモ
リセルキャパシタ5の容量カップリングにより、電荷蓄
積ノード1の電位もセルプレートノード3の電位上昇分
(=1.8v) だけ上昇する。完全停止期間への移行当初で
は、ハイデータが記憶された電荷蓄積ノード1の電位は
5.4v(=電源電位(Vcc=3.6v+電位上昇分(=1.8v))であり、
ロウデータが記憶された電荷蓄積ノード1の電位は1.8v
(=所定電位(0v+電位上昇分(=1.8v))である。
【0064】ここに、セルプレートノード3の電位上昇
制御が無いと仮定した場合に、ロウデータが記憶されて
いる際には、メモリセルトランジスタ4´では、電位の
低い第2の電極t(電荷蓄積ノード1)がソースとな
り、ゲート- ソース間電圧Vgsは“0”電圧となるた
め、メモリセルトランジスタ4´は弱いオフ状態にあ
り、従って、ビット線BLからこのトランジスタ4´を
経て電荷蓄積ノード1に流れるリーク電流が多くなる状
況である。しかし、本実施の形態では、前記の通りセル
プレートノード3の電位上昇制御により、電荷蓄積ノー
ド1の電位が1.8vに上昇するので、ゲート- ソース間電
圧Vgsは負電圧(=1.8v) となって、メモリセルトランジ
スタ4´は強いオフ状態になる。従って、ビット線BL
からメモリセルトランジスタ4´を経て電荷蓄積ノード
1に流れるリーク電流I3Rは少なく抑制される(この場
合、ビット線BLの電位(=-1.8v)と電荷蓄積ノード1の
電位VSN(=1.8v) とが等しく、メモリセルトランジスタ
4の第1及び第2の電極q、t間には電位差がないの
で、リーク電流I3Rは流れない)。
【0065】一方、ハイデータが記憶されている場合に
は、メモリセルトランジスタ4´では、電位の低い第1
の電極qがソースとなり、ゲート- ソース間電圧Vgsが
負電位(-1.8v)となるので、メモリセルトランジスタ4
´は強いオフ状態にある。従って、電荷蓄積ノード1か
らビット線BLに流れるリーク電流I3Lは少ない。
【0066】次のリフレッシュ期間では、セルプレート
ノード3の電位Vcpが高電位Vcp2(=3.6v)から通常の低
電位Vcp1(=1.8v)に戻され、電荷蓄積ノード1の電位V
SNは略1.8Vだけ降下するので、その後のリフレッシ
ュ動作に影響はない。
【0067】したがって、本実施例によれば、メモリセ
ルトランジスタ4´のオフ時にビット線BLから電荷蓄
積ノード1に流れるリーク電流(オフ電流)を少なく抑
制して、ロウデータを保持している電荷蓄積ノード1の
電位VSNの電位上昇速度を遅くできるので、ロウデータ
の保持時間を延長できる。
【0068】尚、セルプレートノード3の電位Vcpの上
昇分は1.8Vである必要はないが、この電位以外の電
位に設定するためには、VCC(=3.6v) 及び1/2 ・VCC(=
1.8v) 以外の電源電圧が必要になる。
【0069】(第2の関連技術)図18は、本発明の第
2の関連技術を示す。SOI構造のメモリセルトランジ
スタを使用する場合等のように、メモリセルトランジス
タのPN接合を流れるリーク電流に対処する必要性が少
い又は無い場合に、前記第2の実施の形態では、メモリ
セルトランジスタのソース電圧を高めて、メモリセルト
ランジスタのゲート- ソース間電圧Vgsを負電位に設定
し、そのトランジスタのオフ状態を強めたが、本関連技
術では、メモリセルトランジスタのゲート電圧を低く制
御することにより、ゲート- ソース間電圧Vgsを負電位
に設定して、そのオフ状態を強めたものである。
【0070】図18では、メモリセルトランジスタ4´
は図15に示すSOI構造のトランジスタが使用され
る。セルプレートノード3は所定のセルプレート電位V
cp( 例えば1.8v) が印加される。その他の構成は図3と
同様である。図18のワードドライバ回路6は、第1の
実施の形態と同様に、待機時には、リフレッシュ期間で
非選択のワード線WLの電位を通常の電位VWL1(=0v)に
設定し、完全停止期間ではワード線WLの電位を負電位
VWL2(=-1.5v) に設定する。
【0071】従って、本関連技術では、待機時の完全停
止期間では、メモリセルトランジスタ4´のゲート電位
がワード線WLの電位、即ち負電位VWL2(=-1.5v) に設
定される。一方、ビット線BLの電位は中間電位(1/2
・Vcc=1.8v)であり、電荷蓄積ノード1の電位は完全停
止期間の当初でハイデータの場合はVcc(=3.6v) 、ロウ
データの場合は“0”vである。従って、ハイ及びロウ
の何れのデータを記憶する場合であっても、メモリセル
トランジスタ4´のゲート- ソース間電圧Vgsは負電位
となり、メモリセルトランジスタ4´はオフの程度が強
まる。その結果、図19に示すように、ビット線BLか
らメモリセルトランジスタ4´を経て電荷蓄積ノード1
に流れるリーク電流I3R、及びその逆方向に流れるリー
ク電流I3Lの双方を少なく制限でき、よって、ハイ及び
ロウデータの双方の保持時間を効果的に長くできる。
【0072】(第3の実施の形態)図20は、本発明の
第3の実施の形態を示す。本実施の形態では、図3に示
した構成が少くとも第1及び第2のグループA、B別に
設けられる。タイマ回路7´は、この両グループA、B
で共通して使用される。前記タイマ回路(タイミング制
御回路)7´は、待機時に、第1グループAにリフレッ
シュ期間を示す信号を出力する際には、第2グループB
に完全停止期間を示す信号を出力し、逆に、第1グルー
プAに完全停止期間を示す信号を出力する際には、第2
グループBにリフレッシュ期間を示す信号を出力する。
従って、第1グループAがリフレッシュ動作を行ってい
る際は、第2グループBは完全に停止し、一方、第2グ
ループBがリフレッシュ動作を行っている際は、第1グ
ループAは完全に停止する。
【0073】また、各グループA、Bのセルプレートノ
ード電位切換回路8' 、8' は、各々、自己のセルプレ
ートノード3に接続されるスイッチ回路8'a、8'aを有
し、この両スイッチ回路は相互に接続回路18により接
続される。前記各スイッチ回路8'a、8'aは、リフレッ
シュ期間から完全停止期間への遷移時及びその逆の遷移
時に閉じる。
【0074】同様に、各グループA、Bのワード線電位
切換回路10' 10' は、各々、自己のセルプレートノ
ード3に接続されるスイッチ回路10'a、10'aを有
し、この両スイッチ回路は相互に接続回路19により接
続される。前記各スイッチ回路10'a、10'aは、リフ
レッシュ期間から完全停止期間への遷移時及びその逆の
遷移時に閉じる。
【0075】従って、一方のグループ(例えば第1グル
ープA)がリフレッシュ期間にある際、この第1グルー
プA内のセルプレートノード3は通常電位Vcp1(=1.8v)
にあり、ワード線WLの電位は通常電位VWL1(=0v)にあ
る。この際、他方のグループ(第2グループB)は、完
全停止期間にあって、その第2グループB内のセルプレ
ートノード3は低電位Vcp2(=0v)にあり、ワード線WL
の電位は低電位VWL2(=-1.5v) にある。
【0076】そして、第1グループAがリフレッシュ期
間から完全停止期間に遷移する際、即ち、第2グループ
Bが完全停止期間からリフレッシュ期間に遷移する際に
は、第1グループAのセルプレートノード3は通常電位
Vcp1(=1.8v)から低電位Vcp2(=0v)に移行する一方、逆
に第2グループBのセルプレートノード3は低電位Vcp
2(=0v)から通常電位Vcp1(=1.8v)に移行し、また、第1
グループAのワード線WLは通常電位VWL1(=0v)から低
電位VWL2(=-1.5v) に移行する一方、第2グループBの
ワード線WLは低電位VWL2(=-1.5v) から通常電位VWL
1(=0v)に移行する。この際には、各電位切換回路8´、
10´のスイッチ回路が閉じて、両グループA、Bのセ
ルプレートノード3同志及びワード線同志が接続される
ので、図21に示すように、第1グループAのメモリセ
ルキャパシタ5の電荷が第2グループBのメモリセルキ
ャパシタ5に与えられると共に、第1グループAのワー
ド線WLの電荷が第1グループAのワード線WLに与え
られる。従って、これ等の電荷を再利用できる分、電位
上昇すべきメモリセルキャパシタ5又はワード線WLの
電位上昇制御に要する消費電力を少なく制限できる。前
記各グループA、Bのセルプレートノード電位切換回路
8' 、8' のスイッチ回路8'a、8'a及び接続回路1
8、並びに各グループA、Bのワード線電位切換回路1
0' 10' のスイッチ回路10'a、10'a及び接続回路
19により、電荷再配分手段30を構成している。
【0077】尚、本実施の形態では、両グループA、B
間での電荷の再利用を第1の実施の形態の構成に適用し
たが、その他、第1の関連技術に適用した図22の構
成、第2の実施の形態に適用した図23の構成、及び第
2の関連技術に適用した図24の構成を採用しても、同
様の効果が得られるのは勿論である。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、接地電位と負電位間のリーク電流を抑え、
消費電力を最小化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるDRAMの
全体概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるメモリセル
トランジスタを模式的に示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるDRAMの
要部の等価回路を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるワードドラ
イバ回路及びワード線電位切換回路の具体的構成を示す
図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるDRAMの
動作を示す波形図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるDRAMの
他の動作を示す波形図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の変形例1における
ワードドライバ回路を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の変形例1における
DRAMの動作を示す波形図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態の変形例1における
ワードドライバ回路のシュミレーション波形を示す図で
ある。
【図10】本発明の第1の実施の形態の変形例2におけ
るDRAMの要部の等価回路を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態の変形例2におけ
るDRAMの動作を示す図である。
【図12】本発明の第1の関連技術におけるDRAMの
要部の等価回路を示す図である。
【図13】本発明の第1の関連技術におけるDRAMの
動作を示す図である。
【図14】本発明の第1の関連技術におけるDRAMの
データ保持時間が向上する効果を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態におけるDRAM
の要部の等価回路を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態におけるSOI構
造のメモリセルトランジスタを示す断面図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態におけるDRAM
の動作を示す図である。
【図18】本発明の第2の関連技術におけるDRAMの
要部の等価回路を示す図である。
【図19】本発明の第2の関連技術におけるDRAMの
動作を示す図である。
【図20】本発明の第3の実施の形態におけるDRAM
の要部の等価回路を示す図である。
【図21】本発明の第3の実施の形態のタイミング制御
を示す波形図である。
【図22】本発明の第3の実施の形態を第1の関連技術
に適用したDRAMの要部の等価回路を示す図である。
【図23】本発明の第3の実施の形態を第2の実施の形
態に適用したDRAMの要部の等価回路を示す図であ
る。
【図24】本発明の第3の実施の形態を第2の関連技術
に適用したDRAMの要部の等価回路を示す図である。
【図25】従来のDRAMの要部構成を示す図である。
【図26】従来のDRAMの動作を示す波形図である。
【図27】従来のNMOSトランジスタのPN接合での
電流のリーク経路を模式的に示す図である。
【図28】本発明において分散リフレッシュを行う場合
のタイミングチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 電荷蓄積ノード 2 基板ノード 2a 基板 3 セルプレートノード 4 メモリセルトランジスタ 5 メモリセルキャパシタ(キャパシタ) 5a 第1の電極 5b 第2の電極 5c 絶縁体 BL ビット線 WL ワード線 6、6´ ワードドライバ回路 7 タイマ回路 7´ タイマ回路(タイミング制御回路) 8、8´ セルプレートノード電位切換回路(セル
プレート電位切換回路) 8a、8a´ 出力端子 9 基板ノード電位切換回路(基板電位切換
回路) 9a 出力端子 10 ワード線電位切換回路 Q1 駆動制御トランジスタ Q2 第2のトランジスタ Q4 第3のトランジスタ Q7 第1のトランジスタ 11 PN接合 WD ワード駆動線 Eth 配線(接地線) 12 ダイオード 16 第1のセルプレート電位発生回路 17 第2のセルプレート電位発生回路 20 電極電位切換回路 22 メモリセル 23 センスアンプ 30 電荷再配分手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/407

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルトランジスタの制御電極に接
    続されるワード線を駆動するワードドライバ回路であっ
    て、 ワード駆動線と、 接地電位よりも低い電位が供給される負電位供給線と、 前記ワード駆動線をワード線に接続する駆動制御トラン
    ジスタと、 前記負電位供給線を前記ワード線に接続する負電位制御
    トランジスタと、 第1のノードに所定の電位を印加し、前記制御トランジ
    スタをオン制御するとともに前記負電位制御トランジス
    タをオフ制御する第1のトランジスタと、 前記第1のノードを前記負電位供給線に接続する第2の
    トランジスタと 前記第1のノードを接地線に接続する第3のトランジス
    タとを備え、 前記負電位制御トランジスタおよび前記第2のトランジ
    スタのしきい値電圧は、前記制御駆動トランジスタのし
    きい値電圧よりも高く、 前記第2のトランジスタの駆動能力は、前記第3のトラ
    ンジスタの駆動能力よりも小さい ことを特徴とするワー
    ドドライバ回路。
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