JP3318773B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP3318773B2
JP3318773B2 JP15235792A JP15235792A JP3318773B2 JP 3318773 B2 JP3318773 B2 JP 3318773B2 JP 15235792 A JP15235792 A JP 15235792A JP 15235792 A JP15235792 A JP 15235792A JP 3318773 B2 JP3318773 B2 JP 3318773B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安定した直流電流を供
給する際に好適な電源装置に関する。
【0002】電源装置において、AC交流信号が位相制
御整流される方式としては、従来、FETとトランジス
タとを用いた方式とが知られている。この方式では、図
4に示されるように、AC整流電圧の立ち上がり領域、
すなわち、電圧が次第に上昇する領域100でFETま
たは、トランジスタがオフされると、パルス電圧が発生
し、その理由は電源ラインなどにL、C(インダクタン
ス、分布容量)分が存在する(すなわち、エネルギーが
電源ライン内に蓄積され、そのときパルス電圧によって
インピーダンスが発生する;図5参照)ためであり、こ
の状態でパルス電流をとった場合にはノイズ、パルス電
圧が発生する。
【0003】従って、領域100を使用すると電圧が高
い部分でスイッチ素子の整流回路をオフさせる必要があ
るので、エネルギーが各部品に蓄積されるため、妨害電
波、リンギングにより部品の振動が生じる(雑音とな
る)という問題がある一方、電圧が高い部分から次第に
低くなる領域200においてはパルス電圧が発生する等
の悪影響は出ない。
【0004】そこで、SCR(シリコン制御整流素子)
を用いて、AC交流信号が位相制御整流される方式が知
られており、この方式では、一般に、図6から理解され
るように、領域200が使用されて整流が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、SCR
を使用する場合、パルス電圧が発生する等の悪影響はな
いが、安定度が悪くリップル電圧も大きくなるという問
題がある。
【0006】本発明の目的は、妨害電波、各部品の振動
を回避するとともに、リップル電圧を小さくすることが
できる電源装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電源装置
は、交流電圧を位相制御する電源装置であって、交流電
圧を整流する整流回路と、この整流された交流電圧の外
部端子側への供給をオン、オフするスイッチ素子と、こ
のスイッチ素子をスイッチングするドライブ回路とを有
し、このドライブ回路は、この整流された交流電圧波形
の任意の立ち下り部分から次の立ち上がり部分に亘って
このスイッチ素子をオンさせるとともに、この立ち上が
り部分のこのスイッチ素子のオン時間がこの立ち下り部
分でのこのスイッチ素子のオン時間より短くなるように
このスイッチ素子をスイッチングすることを特徴とする
ものである。
【0008】
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る電源装置の好適な実施例
を、図面に基いて説明する。図1には、本発明電源装置
の回路構成例が示されており、入力端子1、3からは、
商用交流電源が供給され、入力端子1、3は、各々ダイ
オードブリッジ型整流回路5の2つの入力端子に接続さ
れており、整流回路5の一方の出力端子は接地されると
ともに、他方の出力端子には、保護用ダイオード7のア
ノードが接続され、かつ分圧用の抵抗器9、11が直列
に接続されている。
【0010】それら抵抗器9、11の中間点には整流回
路5で直流とされたAC整流電圧(図3参照)を検出す
る検出回路13が接続され、この検出回路13には、検
出されたAC整流電圧が値0のときに立ち上がり、AC
整流電圧のピーク時刻よりも早い時刻に立ち下がるトリ
ガ信号が検出されるトリガ信号検出回路15が接続さ
れ、このトリガ信号検出回路15には、そのトリガ信号
が立ち下がるときにピークとなるノコギリ波が発生され
るノコギリ波発生回路17が接続されている。
【0011】また、ダイオード7のカソードには、FE
T21のソースが接続され、FET21のドレインに
は、整流回路5で直流とされたAC整流電圧を検出する
検出回路25と、平滑化用のコンデンサ27の一方側
と、出力端子29とが接続され、コンデンサ27の他方
側は接地されている。そして、FET21のゲートはF
ET21を駆動するFETドライブパルス回路23に接
続されており、FETドライブパルス回路23は、比較
回路19の出力で動作され、比較回路19には、ノコギ
リ波発生回路17と検出回路25とが接続されている。
【0012】そして、この実施例では、図2に示される
ように、入力される電圧AC交流信号において、電圧が
次第に低下する領域200で得られる電流IA が、電圧
が次第に増加する領域100で得られる電流IB よりも
大きくなる(IA >IB )ように制御され、このとき、
領域200の時間軸幅tA と、領域100の時間軸幅t
B との関係は、tA >tB であるので、(tA +Δ
t)、(tB +Δt)となるように制御される。
【0013】そこで、図3に示されるように、検出回路
13で検出されたAC整流電圧に基いて、トリガ信号検
出回路15によりトリガ信号が検出されてノコギリ波発
生回路17に入力され、そのノコギリ波発生回路17で
発生されたノコギリ波信号は、比較回路19に入力され
る。また、比較回路19には、検出回路25の検出出力
信号(バイアス電圧)も入力されるので、それら2つの
入力信号に従って、FETドライブパルス回路23によ
り、FET21の駆動パルスが発生されてFET25が
駆動される。この場合、2つのノコギリ波のピークの間
で、バイアス電圧値がノコギリ波の値よりも小さくなる
時間がFETドライブパルスがハイレベルとなる時間と
され、ノコギリ波の波形の傾きが変化されることによっ
て、領域100、200においてそれぞれFET25が
オン状態にされている時間が異なるように調整(制御)
されるので、その制御により、上記条件、tA >tB
満足させることができる。
【0014】以上の制御により、領域200に対応する
ところでは整流電流が多く流れる一方、領域100に対
応するところでは整流電流が少なく流れるので、IA
Bなる条件が満足され、FET25またはトランジス
タがオフとされるときに、領域100であっても流れる
電流IB が少ないので、ノイズが発生したり、各部品が
振動する等の不都合が回避される。
【0015】以上説明したように、この実施例では、電
圧が次第に低下する領域200で得られる電流IA が、
電圧が次第に増加する領域100で得られる電流IB
りも大きくなるように、入力されたAC整流電圧に対し
て位相制御されるので、妨害電波が発生したり、リンギ
ングによる各部品の振動が生じる等の不都合が回避さ
れ、かつリップル波形を小さくすることができる。な
お、本発明は、上記実施例に限定されることなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において、その他種々の構成
を採ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
妨害電波や各部品の振動が生じる等の不都合が回避され
るという利点があり、かつリップル波形を小さくできる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源装置の好適な実施例の概略回
路構成図である。
【図2】本発明における信号処理の概略を示す波形図で
ある。
【図3】本発明における信号処理の詳細を示す波形図で
ある。
【図4】FETとトランジスタとによる従来の方式にお
ける信号処理を示す波形図である。
【図5】電源ラインにエネルギーが蓄積される原理を示
す説明図である。
【図6】SCRによる従来の方式における信号処理を示
す波形図である。
【符号の説明】
1、3 入力端子 5 ダイオードブリッジ型整流回路 7 ダイオード 9、11 抵抗器 13 検出回路 15 トリガ信号検出回路 17 ノコギリ波発生回路 19 比較回路 21 FET 23 FETドライブパルス回路 25 バイアス電圧検出回路 27 平滑化用コンデンサ 29 出力端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電圧を位相制御する電源装置であっ
    て、 交流電圧を整流する整流回路と、 該整流された交流電圧の外部端子側への供給をオン、オ
    フするスイッチ素子と、 該スイッチ素子をスイッチングするドライブ回路と を有し、前記ドライブ回路は、前記整流された交流電圧
    波形の任意の立ち下り部分から次の立ち上がり部分に亘
    って前記スイッチ素子をオンさせるとともに、前記立ち
    上がり部分の前記スイッチ素子のオン時間が前記立ち下
    り部分での前記スイッチ素子のオン時間より短くなるよ
    うに前記スイッチ素子をスイッチングすることを特徴と
    する電源装置。
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