JP3318726B2 - 精密位置決め装置 - Google Patents

精密位置決め装置

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JP3318726B2
JP3318726B2 JP01869894A JP1869894A JP3318726B2 JP 3318726 B2 JP3318726 B2 JP 3318726B2 JP 01869894 A JP01869894 A JP 01869894A JP 1869894 A JP1869894 A JP 1869894A JP 3318726 B2 JP3318726 B2 JP 3318726B2
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睦夫 宗片
晋 松野
博之 石川
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Taiheiyo Cement Corp
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Taiheiyo Cement Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリ、レー
ザプリンタ、ビデオレコーダなどの組立調整時に部品等
を微小移動させたり、θ回転させりする精密位置決め装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリやビデオレコーダ等
の高性能化に伴い、CCDやフォトダイオード、などの
光学素子やビデオレコーダの磁気ヘッドなどの小型の部
品を精密に位置決めして固定することが要求されてい
る。
【0003】従来、この精密位置決めをする場合には、
圧電素子を利用した衝撃力による微小移動装置を用いて
いる。この駆動装置は、圧電素子の駆動により摺動する
打撃用部材と、該打撃用部材を摺動自在に支持する支持
体と、圧電素子に接続された慣性体と、から構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例の微小移動装置
では、打撃用部材の断面形状は三角形、又は方形に形成
され、その摩擦摺動面は支持体の摩擦部材に圧接されて
いる。この摩擦部材の押圧力は、ばねの力により適度に
調整されるが、次の様な問題がある。
【0005】(1)打撃用部材は、ばねの押圧力を変え
ることにより複数の摩擦部材の押圧力を調整し、駆動摩
擦力を調整している。しかし、この方法では、各摩擦部
材の押圧力を均一にするのは困難であるため、 打撃用
部材の摩擦摺動面における各部の駆動摩擦力が不均一と
なる。そのため、安定して駆動摩擦力を制御することは
困難となる。 (2)打撃用部材が断面三角形又は方形であるため、回
転することができない。そのため、光ファイバの接続作
業等では、打撃用部材の中心軸に対して角度θ回転(θ
回転という。)させるため、ステージの上に精密位置決
め装置を載置しθ回転させている。しかし、この方法で
は、θ回転軸が打撃用部材の中心軸から外れないように
しなければならないので、その調整が面倒である。
【0006】この発明は、上記事情に鑑み、θ回転がで
きるようにするとともに、駆動摩擦力の制御を容易にす
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、圧電素子の
駆動により摺動する打撃用部材と、該打撃用部材を摺動
自在に保持する支持体と、を備えた精密位置決め装置で
あって;該打撃用部材が、連動チャックに挟持されてお
り、打撃用部材が断面円形に形成されていることを特徴
とする精密位置決め装置、により前記目的を達成しよう
とするものである。
【0008】
【作用】打撃用部材は断面円形なので所望の角度だけθ
回転させることができる。又、連動チャックの締め付け
具合を調整すると、打撃用部材の中心軸を変位させるこ
となく打撃用部材の摩擦摺動面の全面が均一な締付力に
より締付けられるので、均一な駆動摩擦力が発生する。
【0009】
【実施例】この発明の第1実施例を図1〜図4により説
明する。圧電、電歪、磁歪等の素子(以下、単に圧電素
子という)1の一端は慣性体に接続され、その他端は打
撃用部材3に接続されている。
【0010】該打撃用部材3は断面円形に形成された金
属製、例えば、ステンレス製の直状体であり、支持体5
に摺動自在に保持されている。
【0011】該支持体5のホルダHには、打撃用部材3
を挟持する連動チャックが設けられている。通常、連動
チャックは加工物を旋盤に取り付ける道具として用いら
れているが、本実施例では、丸い加工物の中心軸がずれ
ないようにして該加工物をつかむ連動チャック、例え
ば、コレットチャック6を用いる。
【0012】コレットチャック6はつめを用いない一種
の連動チャックであり、軸方向に複数のスリット7が入
った中空円錐台状の締め金8を備えている。この締め金
8の円周面8aは打撃用部材3の摩擦摺動面3aを締め
付ける摩擦面となっている。締め金8の外周面8bは、
後端8cに向かって上向きのテーパとなっているが、そ
の後端部側は後端8cに向かって下向きのテーパとなっ
ている。
【0013】この締め金8はホルダHの円錐台状の収納
部5aに嵌着され、この収納部5aの外周には締付ナッ
ト10と螺合するねじが形成されている。締付ナット1
0は締め金8の後端8Cに係合する押え部材11に接続
されている。
【0014】この実施例の作動を説明する。締付ナット
10を所定方向に回転させると、ホルダHは矢印A5方
向に移動する。そのため、該ホルダHの収納部5aはテ
ーパ状の締め金8の外周面8b上を矢印A5方向に移動
するので、締め金の内周面8aの打撃用部材3の摩擦摺
動面3aを押圧する力は次第に大きくなる。
【0015】適切な摩擦摺動力となったら、締付ナット
10の回転を停止し、図示しないねじで固定する。この
時、打撃用部材3の摩擦摺動面は全面的に均一に締めつ
けられるので、安定した摩擦摺動力を得ることができ
る。
【0016】支持体5を所定位置に設置し、被移動物2
0と打撃用部材3とを対向させた後、圧電素子1に急激
に電圧を印加すると、該圧電素子1は急激に伸長し打撃
用部材3を矢印A3方向に急激に摺動させる。そのた
め、該打撃用部材3は、一点鎖線で示す位置3A迄急激
に移動し、被移動物20に衝突するので、該被移動物2
0は矢印A20方向に移動する。
【0017】その後、圧電素子1はゆっくりと縮みなが
ら元の長さに戻るので、この間打撃用部材3は支持体5
の静止摩擦力により保持されたままになっているが、圧
電素子1が元の長さに戻った時点で動きを急に止める。
【0018】この時、慣性体2が打撃用部材3に衝突す
るような形になり、打撃用部材3は支持体5の静止摩擦
力に打ち勝って矢印A3方向に移動し、被移動物20に
衝突するので、被移動物20は矢印A3方向に移動す
る。この過程を繰り返すことにより被移動物20を所定
の目標位置に位置決めすることができる。
【0019】次に、打撃用部材3をθ回転させる第2実
施例を図5、図6により説明する。図5は本発明の精密
位置決め装置を用いてファイバ間調芯作業を行なう場合
を示す。この図において前記図1〜図4と同一図面符合
はその名称も機能も同じである。
【0020】尚、Aは慣性体2の両側に設けたθ回転用
部材Bを押すθ回転用駆動部材、Dは固定治具Eに支持
された基準ファイバ、FはファイバDに対向して設けら
れ、かつ、固定治具Gに支持された接続用ファイバ、K
は支持体5の固定台、をそれぞれ示す。
【0021】打撃用部材3をθ回転させる場合には、該
部材3と圧電素子1を介して一体となっている慣性体2
を回転させる。この慣性体2を回転させる場合には、θ
回転用駆動部材Aを矢印A1、A2方向に移動してθ回転
用部材Bを押圧することにより角度θ回転させ、一点鎖
線で示す位置にする。
【0022】この時、慣性体2の中心軸は打撃用部材3
のそれと同一直線C上に位置しており、両部材2、3は
その中心軸を変位する事無く角度θ回転する。このよう
にして打撃用部材3のθ回転を行なうことにより接続用
ファイバFをθ回転させ、ファイバD、F間の調芯作業
を行なう。
【0023】本発明の第3実施例を図7により説明す
る。この実施例と第1実施例との相違点は、(1)コレ
ットチャック6の締め金8の後端8c側にリング状の横
溝27が形成されていること、(2)該横溝27の後端
8c側が半球状体28であること、である。
【0024】本発明の第4実施例を図8、図9により説
明する。この実施例と第1実施例との相違点は、コレッ
トチャックを内蔵した支持体5が間隔をおいて複数配給
され、該支持体5により打撃用部材3の複数箇所が保持
されていること、である。この実施例では打撃用部材3
が長い場合に安定した摩擦摺動力を得ることができる。
なお、30は打撃用部材3と圧電素子1とを接続するフ
ランジ、31は連動チャック6をステー32を介して支
持する基台、をそれぞれ示す。
【0025】
【発明の効果】この発明は以上の様に構成したので、次
のような顕著な効果を奏する。 (1)打撃用部材が連動チャックで挟持されているの
で、該連動チャックの締め具合を調整することにより簡
単に駆動摩擦力の制御を行うことができる。
【0026】(2)打撃用部材が、断面円形なので従来
例と異なり、所望のθ回転を行うことができる。
【0027】(3)連動チャックがコレットチャックな
ので、その締め具合を調整することにより簡単に、しか
も打撃用部材の摩擦摺動面の全面にわたり均一な駆動摩
擦力を得ることができる。そのため、打撃用部材は安定
して摺動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す拡大図で、図2のI-
I線断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す正面図である。
【図3】第1実施例におけるコレットチャックの締め金
の拡大側面図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図6】図5の要部拡大側面図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す正面図で、図4に相
当する図である。
【図8】本発明の第4実施例を示す正面図である。
【図9】図8の側面図である。
【符号の説明】
1 圧電素子 3 打撃用部材 5 支持体 6 連動チャック 7 スリット 8 締め金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−68443(JP,A) 特開 平4−30989(JP,A) 特開 平6−317403(JP,A) 特開 平5−250036(JP,A) 特開 平4−265671(JP,A) 特開 平4−221792(JP,A) 特開 平6−22903(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 19/00 G12B 5/00 H02N 2/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電素子の駆動により摺動する打撃用部材
    と、該打撃用部材を摺動自在に保持する支持体と、を備
    えた精密位置決め装置であって、 該打撃用部材が、連動チャックに挟持されていることを
    特徴とする精密位置決め装置。
  2. 【請求項2】圧電素子の駆動により摺動する打撃用部材
    と、該打撃用部材を摺動自在に保持する支持体と、を備
    えた精密位置決め装置であって、 該打撃用部材が、連動チャックに挟持されており、打撃
    用部材が断面円形に形成されていることを特徴とする精
    密位置決め装置。
  3. 【請求項3】連動チャックが、コレットチャックである
    ことを特徴とする請求項1、又は、2記載の精密位置決
    め装置。
  4. 【請求項4】コレットチャックが、打撃用部材を嵌着す
    る中空円錐台状の締め金と、該締め金を締め付ける締付
    ナットと、からなることを特徴とする請求項3記載の精
    密位置決め装置。
  5. 【請求項5】締め金が、その後端側にリング状の横溝を
    有することを特徴とする請求項4記載の精密位置決め装
    置。
  6. 【請求項6】リング状の横溝の後端側が、半球状に形成
    されていることを特徴とする請求項5記載の精密位置決
    め装置。
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