JP3318717B2 - Ｐｃ斜張橋の施工法 - Google Patents
Ｐｃ斜張橋の施工法Info
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- JP3318717B2 JP3318717B2 JP26554992A JP26554992A JP3318717B2 JP 3318717 B2 JP3318717 B2 JP 3318717B2 JP 26554992 A JP26554992 A JP 26554992A JP 26554992 A JP26554992 A JP 26554992A JP 3318717 B2 JP3318717 B2 JP 3318717B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＰＣ斜張橋の施工法に
関するもので、特に、ＰＣ斜張橋の下部工と上部工の同
時施工法に関するものである。
関するもので、特に、ＰＣ斜張橋の下部工と上部工の同
時施工法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ＰＣ斜張橋の施工にあたって、まず、橋
脚下部工を鉄筋構造であるＲＣ構造にし、コンクリート
打設を行い、全高にわたって下部工が完成し強度が十分
に得らた後、その上部に支承をセットし、以後、上部工
製作と、この主桁柱頭部支保工設備の組立施工に入って
いる。
脚下部工を鉄筋構造であるＲＣ構造にし、コンクリート
打設を行い、全高にわたって下部工が完成し強度が十分
に得らた後、その上部に支承をセットし、以後、上部工
製作と、この主桁柱頭部支保工設備の組立施工に入って
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来の技術
にあっては、次のような問題点がある。橋脚の下部工が
完成してから、上部工の主桁柱頭部の施工に入ることか
ら、橋脚部の下部工の完成までは次の工程に入れない。
従って、全体の施工時間は各施工時間の合計となり、全
体の工期に時間が掛かっている。
にあっては、次のような問題点がある。橋脚の下部工が
完成してから、上部工の主桁柱頭部の施工に入ることか
ら、橋脚部の下部工の完成までは次の工程に入れない。
従って、全体の施工時間は各施工時間の合計となり、全
体の工期に時間が掛かっている。
【０００４】
【本発明の目的】ＰＣ斜張橋完成までの全体工期を短縮
することにある。
することにある。
【０００５】
【問題点を解決するための手段】本発明は、ＰＣ斜張橋
の施工法において、ＰＣ斜張橋下部工の骨組みを鉄筋鉄
骨構造であるＳＲＣ構造で形成し、該骨組みの上部に上
部工支保工ステージを配置し、ＰＣ斜張橋下部工と上部
工を同時に施工する施工法にある。
の施工法において、ＰＣ斜張橋下部工の骨組みを鉄筋鉄
骨構造であるＳＲＣ構造で形成し、該骨組みの上部に上
部工支保工ステージを配置し、ＰＣ斜張橋下部工と上部
工を同時に施工する施工法にある。
【０００６】
【実施例】以下、図面を用いて実施例について説明す
る。第７図に本発明の対象である橋脚の正面図を示して
ある。ＰＣ斜張橋の基礎１１は、地中に埋設されてお
り、基礎１１の上に下部工１、更にその上部に上部工２
が配置される。上部工２の一部である主桁柱頭部１６が
下部工１の中央上部に形成される。主桁柱頭部１６上に
は、道路などが建設されることになる。主桁柱頭部１６
の両側に主塔１７が形成され、橋を支える複数ワイヤが
主塔１７に取り付けられることになる。
る。第７図に本発明の対象である橋脚の正面図を示して
ある。ＰＣ斜張橋の基礎１１は、地中に埋設されてお
り、基礎１１の上に下部工１、更にその上部に上部工２
が配置される。上部工２の一部である主桁柱頭部１６が
下部工１の中央上部に形成される。主桁柱頭部１６上に
は、道路などが建設されることになる。主桁柱頭部１６
の両側に主塔１７が形成され、橋を支える複数ワイヤが
主塔１７に取り付けられることになる。
【０００７】以下に、ＰＣ斜張橋の施工法を説明する。 ＜イ＞下部工１ 基礎１１上に下部工１を建設する。下部工１は、鉄筋鉄
骨構造であるＳＲＣ構造を有している。下部工の正面図
と側面図を各々第１図乃至第２図に示す。鉄筋のＲＣ構
造では、鉄筋上部で作業をするには強度が足りないた
め、鉄骨の強度部材を入れ、強度が高いＳＲＣ構造とす
る。下部工１は、軸方向鉄筋１２（例えば、Ｄ５１の太
径材）と橋脚埋め込み鉄骨１３を組み合わせてＳＲＣ構
造とする。
骨構造であるＳＲＣ構造を有している。下部工の正面図
と側面図を各々第１図乃至第２図に示す。鉄筋のＲＣ構
造では、鉄筋上部で作業をするには強度が足りないた
め、鉄骨の強度部材を入れ、強度が高いＳＲＣ構造とす
る。下部工１は、軸方向鉄筋１２（例えば、Ｄ５１の太
径材）と橋脚埋め込み鉄骨１３を組み合わせてＳＲＣ構
造とする。
【０００８】＜ロ＞主桁柱頭部１６ ＳＲＣ構造上部に主桁柱頭部１６を製作するため、上部
工支保工ステージ１４が架設される。下部工１のコンク
リート打設と主桁柱頭部１６の製作が並行して行われて
いる。その正面図と側面図が第３図乃至第４図に示され
ている。下部工１の鉄筋鉄骨の骨組にコンクリート打設
をするため、骨組の周囲にコンクリート巻き立て１５が
設けらる。これと並行して上部工支保工ステージ１４上
にコンクリート打設をして主桁柱頭部１６を形成する。
これにより、下部工の製作と上部工の主桁柱頭部１６の
製作が並行して行われるので、順次製造するのに比べ
て、全体の工期の短縮が得られる。主桁柱頭部１６が仮
に固定され、次に、ワーゲンが組立てられ、主桁の張り
出し施工と主塔１７の施工が開始される。第５図乃至第
６図には、各々下部工１と主桁柱頭部１６のコンクリー
ト打設が完了した状態を示す正面図と側面図である。
工支保工ステージ１４が架設される。下部工１のコンク
リート打設と主桁柱頭部１６の製作が並行して行われて
いる。その正面図と側面図が第３図乃至第４図に示され
ている。下部工１の鉄筋鉄骨の骨組にコンクリート打設
をするため、骨組の周囲にコンクリート巻き立て１５が
設けらる。これと並行して上部工支保工ステージ１４上
にコンクリート打設をして主桁柱頭部１６を形成する。
これにより、下部工の製作と上部工の主桁柱頭部１６の
製作が並行して行われるので、順次製造するのに比べ
て、全体の工期の短縮が得られる。主桁柱頭部１６が仮
に固定され、次に、ワーゲンが組立てられ、主桁の張り
出し施工と主塔１７の施工が開始される。第５図乃至第
６図には、各々下部工１と主桁柱頭部１６のコンクリー
ト打設が完了した状態を示す正面図と側面図である。
【０００９】施工期間に関して、通常の順次行う施工法
では、例えば、上部工の着手時期は橋脚下部工の完成時
期である３乃至３．５か月以降にならざるを得ない。そ
れに対し、本発明では第１図乃至第２図のＳＲＣ構造の
組立ての後、即ち、下部工の完成を待たずに上部工施工
が開始できる。したがって、例えば、ＳＲＣ構造の組立
てに１乃至１．５か月位しか掛からないことから、上部
工の施工は上記工期の差、約２か月早めに着手可能とな
り、ＰＣ斜張橋の完成は全体工期で２か月短縮できるこ
とになる。
では、例えば、上部工の着手時期は橋脚下部工の完成時
期である３乃至３．５か月以降にならざるを得ない。そ
れに対し、本発明では第１図乃至第２図のＳＲＣ構造の
組立ての後、即ち、下部工の完成を待たずに上部工施工
が開始できる。したがって、例えば、ＳＲＣ構造の組立
てに１乃至１．５か月位しか掛からないことから、上部
工の施工は上記工期の差、約２か月早めに着手可能とな
り、ＰＣ斜張橋の完成は全体工期で２か月短縮できるこ
とになる。
【００１０】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように次のよう
な格別な効果を得ることができる。橋脚部の下部工をＳ
ＲＣ構造とすることにより、強度を高め、橋脚の下部工
の鉄骨部材を上部主桁柱頭部の支保工設備の一部として
利用できるようにすることにより、橋脚下部工の鉄骨の
組み上りと同時に上部工の施工に着手できることにな
る。その結果、橋脚の下部工の製作と同時に上部工の製
作を並行して行えるので、全体の工期の短縮が図られ
る。
な格別な効果を得ることができる。橋脚部の下部工をＳ
ＲＣ構造とすることにより、強度を高め、橋脚の下部工
の鉄骨部材を上部主桁柱頭部の支保工設備の一部として
利用できるようにすることにより、橋脚下部工の鉄骨の
組み上りと同時に上部工の施工に着手できることにな
る。その結果、橋脚の下部工の製作と同時に上部工の製
作を並行して行えるので、全体の工期の短縮が図られ
る。
【第１図】斜張橋下部工の正面図。
【第２図】斜張橋下部工の側面図。
【第３図】下部工のコンクリート打設と主桁柱頭部の製
作が並行して行われている斜張橋の一部の正面図。
作が並行して行われている斜張橋の一部の正面図。
【第４図】下部工のコンクリート打設と主桁柱頭部の製
作が並行して行われている斜張橋の一部の側面図。
作が並行して行われている斜張橋の一部の側面図。
【第５図】斜張橋下部工と主桁柱頭部のコンクリート打
設が完了した状態を示す正面図。
設が完了した状態を示す正面図。
【第６図】斜張橋下部工と主桁柱頭部のコンクリート打
設が完了した状態を示す側面図。
設が完了した状態を示す側面図。
【第７図】本発明の対象である斜張橋の正面図。
Claims (1)
- 【請求項１】 ＰＣ斜張橋の施工法において、 ＰＣ斜張橋下部工の骨組みを鉄筋鉄骨で形成し、 該骨組みの上部に上部工支保工ステージを配置し、前記骨組みにコンクリートを打設してＳＲＣ構造のＰＣ
斜張橋下部工を施工すると同時に、前記上部工支保工ス
テージ上に上部工として少なくとも主桁柱頭部を施工す
ることを特徴とする、 ＰＣ斜張橋の施工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26554992A JP3318717B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | Ｐｃ斜張橋の施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26554992A JP3318717B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | Ｐｃ斜張橋の施工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0688309A JPH0688309A (ja) | 1994-03-29 |
| JP3318717B2 true JP3318717B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=17418663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26554992A Expired - Lifetime JP3318717B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | Ｐｃ斜張橋の施工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3318717B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP26554992A patent/JP3318717B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0688309A (ja) | 1994-03-29 |
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