JP3318356B2 - 剥離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents
剥離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物Info
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Description
ルガノポリシロキサン組成物に関するものである。
来、紙、ラミネート紙、合成フィルム、編織物、金属箔
などの基材の表面にオルガノポリシロキサン組成物の硬
化皮膜を形成させることにより、粘着物質に対して剥離
性を示す材料を得る方法はよく知られている。しかし、
これらのオルガノポリシロキサン組成物は、ポリエチレ
ンフイルム、ポリプロピレンフイルム等の熱可塑性フィ
ルムに対する接着性に乏しく、その硬化皮膜表面を強く
摩擦すると部分的に硬化皮膜が脱落(ラブ・オフ)し、
粘着物質に対する剥離性が悪くなるという欠点があっ
た。しかも、その硬化皮膜が脱落する現象は経時的に悪
化する傾向にあった。そのため、硬化性オルガノポリシ
ロキサン組成物にγーグリシドキシプロピルトリメトキ
シシランとビニルトリアセトキシシランを添加すること
により、基材に対して接着性に優れた剥離性硬化皮膜形
成用オルガノポリシロキサン組成物を得る方法が提案さ
れている(特公昭46ー2187号公報参照)。しかし
この組成物は高温で加熱処理しなければ基材に対する接
着性が向上しないというが欠点があり、耐熱性の乏しい
熱可塑性フィルムへの適用には不向きであるという致命
的欠点があった。本発明者らは上記問題点を解決するた
めに鋭意検討した結果、本発明に到達した。本発明の目
的は、比較的低温度下で硬化し、硬化後はポリエチレン
フイルムやポリプロピレンフイルム等の熱可塑性樹脂フ
イルムに対し強固に接着した硬化皮膜を形成し得る、剥
離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物を提
供することにある。
化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物。
(A)成分は、25℃における粘度が40センチポイズ以
上であり、かつ、1分子中に2個以上のアルケニル基を
有するオルガノポリシロキサンであり、(B)成分と架橋
反応して剥離性硬化皮膜を形成する。この成分が(B)成
分と架橋反応するためには、1分子中に2個以上のアル
ケニル基を有することが必要である。アルケニル基とし
ては、ビニル基,アリル基,プロぺニル基,ペンテニル
基,ヘキセニル基が例示されるが、これらの中でもビニ
ル基が好ましい。本成分の代表例としては、平均式R1 a
SiO(4-a)/2(式中、R1はメチル基,エチル基,プロ
ピル基,ブチル基などのアルキル基;フェニル基,トリ
ル基などのアリール基;ビニル基,アリル基,プロペニ
ル基,ペンテル基,ヘキセニル基等のアルケニル基;シ
クロヘキシル基などのシクロアルキル基;これらの基の
炭素原子に結合している水素原子の一部または全部をハ
ロゲン原子,シアノ基などで置換した同一または異種の
非置換または置換1価炭化水素基であり、aは平均1.
95〜2.05の数である。)で示されるアルケニル基
含有オルガノポリシロキサンが例示される。このポリシ
ロキサンは、R1の70%以上がメチル基であることが
好ましい。本成分の分子構造としては、直鎖状、分岐鎖
状が例示されるが、直鎖状が好ましい。分子鎖末端とし
ては、トリメチルシロキシ基,ジメチルビニルシロキシ
基,メチルジビニルシロキシ基,水酸基が例示される。
粘度は、40センチポイズ以上であり、生ゴム状でも使
用できる。粘度が40センチポイズ未満の粘度になる
と、基材への浸透が多くなり過ぎるため使用できない。
本発明の組成物を無溶剤タイプの剥離組成物として使用
する場合は、本成分の25℃における粘度は40〜10
000センチポイズであればよく、特に40〜5000
センチポイズが好ましい。溶剤タイプとして使用する場
合は、100000センチポイズから生ゴム状のものま
で使用可能であり、特に500000センチポイズ以上
のものが好ましい。本成分の具体例としては、両末端ジ
メチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン,
両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサ
ン・メチルビニルシロキサン共重合体,両末端トリメチ
ルシロキシ基封鎖メチルビニルシロキサン・ジメチルシ
ロキサン共重合体,両末端水酸基封鎖メチルビニルシロ
キサン・ジメチルシロキサン共重合体が挙げられる。
おける粘度が1〜1000センチポイズであり、かつ1
分子中に3個以上のけい素原子結合水素原子を有するオ
ルガノハイドロジェンポリシロキサンである。本成分は
(A)成分の架橋剤となるものであり、(A)成分と架橋反
応して硬化皮膜を得るためには、1分子中に3個以上の
けい素原子結合水素原子を含有することが必要である。
本成分の代表例としては、平均式R2 bSiO
(4-b)/2(式中、R2はメチル基,エチル基,プロピル
基,オクチル基等のアルキル基または水素原子であり、
bは平均1.50〜3.00の数である。)で示されるオ
ルガノハイドロジェンポリシロキサンが例示される。本
成分の分子構造としては、直鎖状のもの、分岐鎖状のも
の、環状体がある。分子鎖末端はトリアルキルシロキシ
基、ジアルキルハイドロジェンシロキシ基が例示され
る。粘度は25℃において1〜1000センチポイズで
あるが、好ましくは5〜500センチポイズである。こ
の粘度が1センチポイズ未満では揮発し易く、また10
00センチポイズを超えると適切な剥離性能を有する硬
化皮膜を得るための硬化時間が長くなるため、いずれも
好ましくない。本成分の具体例としては、両末端トリメ
チルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイド
ロジェンシロキサン共重合体,両末端ジメチルハイドロ
ジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイ
ドロジェンシロキサン共重合体,両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン,環状
メチルハイドロジェンポリシロキサン,環状ジメチルシ
ロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体が
挙げられる。本成分の添加量は、(A)成分100重量部
に対し0.5〜20重量部であり、好ましくは1〜10
重量部の範囲内である。これは0.5重量部未満では硬
化が不十分となり、20重量部を超えると硬化皮膜の剥
離性能に好ましくない影響を与えるためである。
ニウム化合物は、本発明の組成物の基材に対する接着性
を向上させる働きをする。本成分の具体例としては、
(MeO)3Al,(EtO)3Al,(n−PrO)3
Al等のアルミニウムアルコラート;ナフテン酸,ステ
アリン酸,オクチル酸,安息香酸などのアルミニウム
塩;アルミニウムアルコラートと、アセト酢酸エステル
もしくはジアルキルマロネートとを反応させて得られる
アルミニウムキレート,アルミニウムオキサイドの有機
酸塩,アルミニウムアセチルアセトネートなどが挙げら
れる。これらの中でも、アルミニウムキレート,アルミ
ニウムアルコラートが好ましい。さらに安定性に優れて
いることからアルミニウムキレートが特に好ましい。本
成分の添加量は、(A)成分100重量部に対し0.5〜
20重量部であり、好ましくは1〜10重量部の範囲内
である。これは0.5重量部未満になると本発明の組成
物の硬化が不十分となり、また基材に対する接着性が低
下するためであり、20重量部を超えると硬化皮膜の剥
離性能に好ましくない影響を与えるためである。
キシ基もしくはアクリロキシ基含有アルコキシシラン
は、本発明の組成物の基材に対する接着性を向上させる
働きをする。本成分の具体例としては、γ−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン,γ−メタクリロキシ
プロピル(メチル)ジメトキシシラン,γ−アクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン,γ−アクリロキシプロ
ピル(メチル)ジメトキシシラン、これらのシランのメ
トキシ基をエトキシ基に置換したものが挙げられる。本
成分の添加量は、(A)成分100重量部に対し1〜40
重量部であり、好ましくは10〜30重量部の範囲内で
ある。これは1重量部未満では基材に対する接着性が低
下するためであり、40重量部を超えると硬化皮膜の剥
離性能に好ましくない影響を与えるためである。
基含有オルガノアシロキシシランは、本発明の組成物の
基材に対する接着性を向上させる働きをする。アルケニ
ル基,アシロキシ基ともに炭素原子数が2〜4のものが
好ましい。具体例としては、ビニルトリアセトキシシラ
ン,アリルトリアセトキシシラン,ビニルメチルジアセ
トキシシラン,ビニルトリプロピオノキシシランが挙げ
られる。
は、(A)成分と(B)成分を架橋反応させるための触媒で
ある。本成分の具体例としては、塩化白金酸,アルコー
ル変性塩化白金酸,塩化白金酸のオレフィン錯体,塩化
白金酸とビニルシロキサンとの錯体,塩化白金酸とケト
ン類との錯体,アルミナまたはシリカの担体に固体状白
金を担持したもの,白金黒,パラジウム,ロジウム触媒
がある。本成分の添加量は触媒量でよく、通常、(A)成
分と(B)成分の合計量に対して、白金系金属として10
〜1000ppmとなる量である。
(C)成分,(D)成分,(E)成分および(F)成分を均一に
混合することにより容易に製造できる。ここで、各成分
の添加順序は特に制限されないが、混合後、ただちに使
用しないときは(A)成分と(B)成分の混合物と、(C)成
分,(D)成分,(E)成分および(F)成分の混合物を別々
に保存しておき、使用直前にそれぞれの混合物を混合す
ることが好ましい。本発明の組成物の硬化皮膜を形成さ
せるには、本発明の組成物を基材表面に塗布し、50〜
200℃の温度で加熱すればよい。本発明の組成物に
は、上記のような(A)成分〜(F)成分からなるものであ
るが、これには必要に応じて、他の成分を添加してよ
い。他の成分としては、有機溶剤、剥離調整剤、付加反
応遅延剤、顔料が例示される。
キシレンのような芳香族炭化水素;ヘプタン,ヘキサ
ン,ペンタンのような脂肪族炭化水素;トリクロロエチ
レン,パークロロエチレンのようなハロゲン化炭化水
素;酢酸エチル,メチルエチルケトンが例示される。付
加反応遅延剤としては、3−メチル−1−ブチル−3−
オール,3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オー
ル,3−メチル−1−ペンテン−3−オール,フェニル
ブチノールなどのアルキニルアルコール;3−メチル−
3−ペンテン−1−イン,3,5−ジメチル−1−ヘキ
シン−3−イン,ベンゾトリアゾール,メチルビニルシ
ロキサン環状体が例示される。
中「部」とあるのは「重量部」を意味し、可塑度はJI
S2123に基づき、ウイリアムスプラストメーターを
用いて25℃において測定したものである。また、剥離
性硬化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物の塗工
方法、硬化皮膜の形成方法および硬化皮膜の評価方法は
次に示す通りに行なった。 ○塗工方法および硬化皮膜の形成方法 トルエンにて固形分5%に希釈した剥離性硬化皮膜形成
用オルガノポリシロキサン組成物を、マイヤーバーN
o.10を用いて試験用の合成樹脂フイルム基材に塗工
した。次いで、これを120℃に設定した熱風循環式オ
ーブン中で30秒間熱処理して剥離性硬化皮膜形成用オ
ルガノポリシロキサン組成物の硬化皮膜を形成させた。
尚、試験用の合成樹脂フイルムとしては、ポリエチレン
ラミネ−ト紙,延伸法ポリプロピレンフイルム(OPP
フイルム),ポリエチレンフイルム(PETフイル
ム),アルミニウムを蒸着させたキャステイング法ポリ
プロピレンフイルム(AL蒸着CPPフイルム)を用い
た。 ○密着性 上記の方法で、剥離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロ
キサン組成物を塗工し硬化させた。次いで、これを40
℃,90%RHの条件にて10日間セパレーターエージ
ングした後、その硬化皮膜面を指でこすり、塗膜の脱落
を肉眼にて判定した。 ○剥離抵抗 上記の方法で、剥離性硬化皮膜形成用オルガノポリシロ
キサン組成物を塗工し硬化させた。次いで、その硬化皮
膜面にアクリル系溶剤型粘着剤(東洋インキ製造株式会
社製、商品名オリバインBPS−5127)を塗布し、
70℃で2分間加熱処理した。次いでこの処理面にポリ
エステルフィルム(東レ株式会社製、商品名ルミラーS
−10 25μ)を貼り合わせて、20g/cm2の荷
重下に25℃で1日エージングさせてから5cm幅に切
断して試験片を作った。次いでポリエステルフイルムを
引っ張り試験機を用いて180度の角度で剥離速度0.
3m/分の条件下で引っ張り、剥離に要する力(g)を
測定した。 ○残留接着率 硬化皮膜面にポリエステル製粘着テープ(日東電工株式
会社製、商品名ニットーポリエステルテープ31B)を
貼り合わせ、20g/cm2の荷重下に70℃で20時
間エージングさせてからテープを剥した。次いでこれを
ステンレス板に2kgゴムローラーにて貼付けた。次い
で、25℃で20g/cm2の荷重下に30分間処理
し、その後、引っ張り試験機を用いて180度の角度で
剥離速度0.3m/分の条件下でフィルムを引っ張り、
接着力(g)を測定した。一方、ポリエステル粘着テー
プをステンレス板に2kgゴムローラーにて貼付けたも
のの接着力(g)を同条件で測定し、基礎接着力とし
た。これらの測定値より次式から残留接着率を測定し
た。 残留接着率(%)=(残留接着力/基礎接着力)×10
0
ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン共重合体
生ゴム[ジメチルシロキサン単位とメチルビニルシロキ
サン単位とのモル比が29:1、ビニル基含有量1.2
重量%、可塑度1.56、以下ポリシロキサンAと言
う。]、粘度15センチポイズの両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン[以下
ポリシロキサンBと言う。]、アルミニウムモノアセチ
ルアセトネートビス(エチルアセトアセテート)、γ−
メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルト
リアセトキシシランを表1に示す割合で混合した。得ら
れた組成物に塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロ
キサンとの錯体を白金金属として、組成物に対して、1
50ppmとなる量を添加して剥離性硬化皮膜形成用オ
ルガノポリシロキサン組成物を調製した。この組成物の
密着性、剥離抵抗、残留接着率を測定した。これらの測
定結果を後記する表1に示した。
チルアセトネートビス(エチルアセトアセテート)と、
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランと、ビ
ニルトリアセトキシシランを添加しなかった以外は、実
施例1と同様にしてオルガノポリシロキサン組成物を調
製した。この組成物の特性を実施例1と同様にして測定
した。これらの測定結果を後記する表1に示した。
シランを添加しなかった以外は、実施例1と同様にして
オルガノポリシロキサン組成物を調製した。この組成物
の特性を実施例1と同様にして測定した。これらの測定
結果を後記する表1に示した。
ロピルトリメトキシシランを添加しなかった以外は、実
施例1と同様にしてオルガノポリシロキサン組成物を調
製した。この組成物の特性を実施例1と同様にして測定
した。これらの測定結果を後記する表1に示した。
チルアセトネートビス(エチルアセトアセテート)を添
加しなかった以外は、実施例1と同様にしてオルガノポ
リシロキサン組成物を調製した。この組成物の特性を実
施例1と同様にして測定した。これらの測定結果を後記
する表1に示した。
ポリシロキサン組成物は、比較的低温にて硬化可能であ
り、硬化途上で接触していた、各種基材に対して強固に
接着し、粘着物質に対する剥離性硬化皮膜を形成すると
いう特徴を有する。特に、従来の剥離性組成物において
は、接着性が悪いとされている、ポリエチレンフイルム
やポリプロピレンフイルム等の熱可塑性樹脂フイルムに
対しても極めて良好な接着性を示すという特徴を有す
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)25℃における粘度が40センチポ
イズ以上であり、か つ、1分子中に2個以上のアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)25℃における粘度が1〜1000センチポイズであり、かつ、1分子中に 3個以上のけい素原子結合水素原子を含有するオルガノハイドロジェンポリシロ キサン 0.5〜20重量部、 (C)有機アルミニウム化合物 0.5〜20重量部、 (D)メタクリロキシ基もしくはアクリロキシ基含有オルガノアルコキシシラン 1〜40重量部、 (E)アルケニル基含有オルガノアシロキシシラン 1〜40重量部、 および (F)白金系触媒 触媒量 からなることを特徴とする、粘着物質に対する剥離性硬
化皮膜形成用オルガノポリシロキサン組成物。
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