JP3318268B2 - 検査装置用受けピン及び受けピンを備えた検査装置 - Google Patents

検査装置用受けピン及び受けピンを備えた検査装置

Info

Publication number
JP3318268B2
JP3318268B2 JP26056098A JP26056098A JP3318268B2 JP 3318268 B2 JP3318268 B2 JP 3318268B2 JP 26056098 A JP26056098 A JP 26056098A JP 26056098 A JP26056098 A JP 26056098A JP 3318268 B2 JP3318268 B2 JP 3318268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
contact
receiving pin
contact pin
metal tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26056098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000088881A (ja
Inventor
川 聡 掛
野 正 浩 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokowo Co Ltd
Original Assignee
Yokowo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokowo Co Ltd filed Critical Yokowo Co Ltd
Priority to JP26056098A priority Critical patent/JP3318268B2/ja
Publication of JP2000088881A publication Critical patent/JP2000088881A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3318268B2 publication Critical patent/JP3318268B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板検査等に
用いる検査装置における接触ピンの基端部に対して接触
させるための検査装置用受けピン及び該受けピンを備え
た検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2には、回路基板検査等に用いる検査
装置(テストヘッド)の一般的な構成が示されている。
図2において、検査装置は、被検査物Aに対して接触さ
せるための先端部1aを有する接触ピン(プローブ)1
と、この接触ピン1の基端部1bに対して接触させるた
めの受けピン3’とを備えている。この受けピン3’
は、接触ピン1と所定の検査手段(図示せず)との間を
電気的に接続するためのものである。なお、検査装置
は、これらの受けピン3’及び接触ピン1を保持すると
共に、被検査物Aに対して相対的に離接可能となったブ
ロック部4を備えている。
【0003】図3に示すように、上記接触ピン1の先端
部1aおよび基端部1bは、共に円錐形状をなしてい
る。また、接触ピン1は、その先端部1aおよび基端部
1bを含む一対のプランジャー11,12が、内蔵した
コイルばね15によって互いに反対方向に弾発された構
造を有している。
【0004】また、図4に示す従来の受けピン3’は、
金属チューブ5’を備え、この金属チューブ5’の基端
部5a側にはワイヤ6が挿入固着され、同じく先端部5
cには金メッキ済みの端子部材7が挿入固着されてい
る。そして、この受けピンワイヤ3’における端子部材
7の平らな先端面に対して、接触ピン1の基端部1bの
尖端が弾性的に点接触するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
受けピンを備えた検査装置には、以下のような問題点が
ある。すなわち、上記受けピン3’は、金属チューブ
5’に対してワイヤ6の他に端子部材7が挿入固着され
た構造を有しているので、電気的かつ機械的な接続部分
が比較的多くなっている。このため、受けピン3’にお
ける通電性能が安定しにくいという問題がある。
【0006】一方、このような受けピン3’における通
電性能を安定させるために、特に金属チューブ5’と端
子部材7との接続部に、カシメ等による固着手段に加え
てレーザー溶接を行うことも行われている。しかし、一
般に金属チューブ5’と端子部材7の材質が、それぞれ
洋銀と黄銅であるため、安定したレーザー溶接が困難で
ある。
【0007】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、受けピンにおける電気的かつ機械的な接
続部分を減らし、受けピンの通電性能をより安定させる
ことができるような、検査装置用受けピン及び受けピン
を備えた検査装置検査装を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、検査装置
における接触ピンの基端部に対して接触させるための検
査装置用受けピンであって、前記接触ピンの基端部に対
応した先端部を有する金属チューブと、この金属チュー
ブの基端部側に挿入固着されたワイヤとを備え、前記金
属チューブの先端部は、前記接触ピンの基端部を受け入
れて当該基端部の外周面を内周に接触させる開口を有し
た先細形状をなすことを特徴とする検査装置用受けピン
である。
【0009】この第1の手段によれば、金属チューブの
先端部開口に接触ピンの基端部が受け入れられる形で、
接触ピンの基端部と金属チューブとの直接的な接触がな
される。従って、金属チューブの先端部側に端子部材を
挿着する場合に比べ、受けピンにおける電気的かつ機械
的な接続部分を減らすことができる。
【0010】第2の手段は、第1の手段において、前記
金属チューブを、地金金属層の内面に金の被覆層を形成
したクラッドチューブとしたものである。
【0011】第3の手段は、被検査物に対して接触させ
るための先端部と、横断面が円形の先細形状をなした基
端部とを有する接触ピンと、この接触ピンの基端部に対
して接触させるための受けピンと、これらの受けピン及
び接触ピンを保持すると共に、被検査物に対して相対的
に離接可能となったブロック部とを備え、前記受けピン
は、前記接触ピンの基端部に対応した先端部を有する金
属チューブと、この金属チューブの基端部側に挿入固着
されたワイヤとを含み、前記金属チューブの先端部は、
前記接触ピンの基端部を受け入れて当該基端部の外周面
を内周に線接触させる円形開口を有した先細形状をなす
ことを特徴とする検査装置である。
【0012】この第3の手段によれば、受けピンを構成
する金属チューブの先端部開口に接触ピンの基端部が受
け入れられる形で、接触ピンの基端部と受けピンの金属
チューブとの直接的な接触がなされる。従って、金属チ
ューブの先端部側に端子部材を挿着する場合に比べ、受
けピンにおける電気的かつ機械的な接続部分を減らすこ
とができる。
【0013】また、受けピンを構成する金属チューブの
先端部開口と接触ピンの基端部とが、円周状に線接触す
るので、従来の点接触の場合に比べて、受けピンと接触
ピンとの接触部分の摩耗を低減させると共に、該接触部
分における通電性能をより安定させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1は本発明による受けピ
ンを備えた検査装置の実施の形態を示す図である。な
お、図1に示す本発明の実施の形態において、図2及び
図3に示す一般的な検査装置と同一の構成部分には同一
符号を付すと共に、適宜、図2及び図3を参照して説明
する。
【0015】まず、図2において検査装置は、被検査物
Aに対して接触させるための先端部1aを有する接触ピ
ン(プローブ)1と、この接触ピン1の基端部1bに対
して接触させるための受けピン3とを備えている。この
受けピン3は、接触ピン1と所定の検査手段(図示せ
ず)との間を電気的に接続するためのものである。
【0016】また、検査装置は、これらの受けピン3及
び接触ピン1を保持すると共に、被検査物Aに対して相
対的に離接可能となったブロック部4を備えている。こ
の場合、ブロック部4は、接触ピン先端板40、接触ピ
ン中間板41、スペーサ42及び接触ピン後端板43を
順次積層締結してなる接触ピンブロック部4Aと、受け
ピン先端板44、スペーサ45及び受けピン後端板46
を順次積層締結してなる受けピンブロック部4Bとから
なっている。
【0017】次に、図3に示すように、上記接触ピン1
の先端部1aおよび基端部1bは、共に円錐形状をなし
ている。また、接触ピン1は、管状本体10と、この管
状本体10の両端部10a,10bにそれぞれ軸線方向
へ摺動自在に取付けられた一対のプランジャー11,1
2とを有している。そして、これらのプランジャー11
および12の先端側に、それぞれ上記先端部1aおよび
基端部1bが形成されている。また、接触ピン1の管状
本体10内には、一対のプランジャー11,12同士を
互いに反対方向に弾発するためのコイルばね15が設け
られている。
【0018】次に、図1(a)に示すように、本実施形態
の受けピン3は、接触ピン1の基端部1bに対応した先
端部5bを有する金属チューブ5を備えている。この金
属チューブ5の基端部5a側にはワイヤ6が挿入され、
カシメ等によって金属チューブ5に固着されている。
【0019】また、図1(b)に示すように、金属チュ
ーブ5の先端部5bは、接触ピン1の基端部1bを受け
入れられる大きさの円形開口54を有した先細(絞り)
形状をなしている。そして、金属チューブ5の先端部開
口54の内周に対して、接触ピン基端部1bの外周面が
弾性的に当接するようになっている。
【0020】この場合、金属チューブ5を、洋銀などの
地金金属層50の内面に金の被覆層52を形成したクラ
ッドチューブとし、先端部開口54における金の被覆層
52が接触ピン1の基端部1bに接触するような構成が
好ましい。
【0021】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、受
けピン3を構成する金属チューブ5の先端部開口54に
接触ピン1の基端部1bが受け入れられる形で、接触ピ
ン1の基端部1bと受けピン3の金属チューブ5との直
接的な接触がなされる。従って、金属チューブ5の先端
部5b側に従来のような端子部材を挿着する場合に比
べ、受けピン3における電気的かつ機械的な接続部分を
減らし、受けピン3の通電性能をより安定させることが
できる。また、従来のように受けピン3にレーザー溶接
を施す必要もなくなる。
【0022】また、受けピン3を構成する金属チューブ
5の先端部開口54と接触ピン1の基端部1bとが、円
周状に線接触するので、従来の点接触の場合に比べて、
受けピン3と接触ピン1との接触部分の摩耗を低減させ
ると共に、該接触部分における通電性能をより安定させ
ることができる。
【0023】なお、本実施形態において、接触ピン1の
他端部1bが円錐形状をなす場合について説明したが、
接触ピン1の他端部1bは、横断面が円形の先細形状で
あれば、他の形状(例えば半楕球形状)をなしていても
よい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、金属チューブの先端部
側に端子部材を挿着する場合に比べ、受けピンにおける
電気的かつ機械的な接続部分を減らし、受けピンにおけ
る通電性能をより安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明による受けピンを備えた検査装
置の一実施形態における受けピンと接触ピンとを、受け
ピンの縦断面において示す図、(b)は、(a)の要部拡
大図。
【図2】本発明が適用される一般的な検査装置の要部縦
断面図。
【図3】図2に示す検査装置における接触ピンの縦断面
図。
【図4】従来の受けピンを備えた検査装置における、受
けピンと接触ピンとを、受けピンの縦断面において示す
【符号の説明】
1 接触ピン 1a 先端部 1b 基端部 3,3’ 受けピン 4 ブロック部 5,5’ 金属チューブ 5a 基端部 5b,5c 先端部 50 地金金属層 52 金の被覆層 6 ワイヤ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検査装置における接触ピンの基端部に対し
    て接触させるための検査装置用受けピンであって、 前記接触ピンの基端部に対応した先端部を有する金属チ
    ューブと、 この金属チューブの基端部側に挿入固着されたワイヤと
    を備え、 前記金属チューブの先端部は、前記接触ピンの基端部を
    受け入れて当該基端部の外周面を内周に接触させる開口
    を有した先細形状をなすことを特徴とする検査装置用受
    けピン。
  2. 【請求項2】前記金属チューブは、地金金属層の内面に
    金の被覆層を形成したクラッドチューブであることを特
    徴とする請求項1記載の検査装置用受けピン。
  3. 【請求項3】被検査物に対して接触させるための先端部
    と、横断面が円形の先細形状をなした基端部とを有する
    接触ピンと、 この接触ピンの基端部に対して接触させるための受けピ
    ンと、 これらの受けピン及び接触ピンを保持すると共に、被検
    査物に対して相対的に離接可能となったブロック部とを
    備え、 前記受けピンは、前記接触ピンの基端部に対応した先端
    部を有する金属チューブと、この金属チューブの基端部
    側に挿入固着されたワイヤとを含み、前記金属チューブ
    の先端部は、前記接触ピンの基端部を受け入れて当該基
    端部の外周面を内周に線接触させる円形開口を有した先
    細形状をなすことを特徴とする検査装置。
JP26056098A 1998-09-14 1998-09-14 検査装置用受けピン及び受けピンを備えた検査装置 Expired - Fee Related JP3318268B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26056098A JP3318268B2 (ja) 1998-09-14 1998-09-14 検査装置用受けピン及び受けピンを備えた検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26056098A JP3318268B2 (ja) 1998-09-14 1998-09-14 検査装置用受けピン及び受けピンを備えた検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000088881A JP2000088881A (ja) 2000-03-31
JP3318268B2 true JP3318268B2 (ja) 2002-08-26

Family

ID=17349659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26056098A Expired - Fee Related JP3318268B2 (ja) 1998-09-14 1998-09-14 検査装置用受けピン及び受けピンを備えた検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3318268B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000088881A (ja) 2000-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7459922B2 (en) Microcontactor probe assembly having a plunger and electric probe unit using the same
JP3326095B2 (ja) 導電性接触子
US4659987A (en) Electrical circuit test probe and connector
JP2007178404A (ja) コンタクトプローブ
JP4448086B2 (ja) プリント配線板の検査治具
JP2019007925A (ja) コンタクトプローブ及び検査治具
TWI788461B (zh) 探針頭
JP6546719B2 (ja) 接触検査装置
JP2002170617A (ja) コイルばねコネクタ
JP3318268B2 (ja) 検査装置用受けピン及び受けピンを備えた検査装置
JP2003172748A (ja) 導電性接触子
JP2021105547A (ja) コンタクトプローブ
JP2005057495A (ja) 電気音響変換器およびそれに用いられる接続素子構造
JP5567523B2 (ja) 接続ピン
JP3076977B2 (ja) 電気接続部材
CN111293448B (zh) 压接结构的一体型弹簧针
JP4607417B2 (ja) 両面接点コネクタ
JP2010276579A (ja) 電気接触子およびそれを備える検査治具
JP2001004659A (ja) 測定用同軸型プローブ
JP2000251995A (ja) 電気接続用コネクタ
JP2000162238A (ja) 分割型プローブカード
JP2003194849A (ja) コンタクトプローブ
JP4421270B2 (ja) プローブ
JP3387360B2 (ja) 高圧用可変抵抗器
JP2013178284A (ja) 電気接触子およびそれを備える検査治具

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020507

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees