JP3317867B2 - 記憶ユニットの支持装置 - Google Patents

記憶ユニットの支持装置

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JP3317867B2 JP01110197A JP1110197A JP3317867B2 JP 3317867 B2 JP3317867 B2 JP 3317867B2 JP 01110197 A JP01110197 A JP 01110197A JP 1110197 A JP1110197 A JP 1110197A JP 3317867 B2 JP3317867 B2 JP 3317867B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用などの電子
機器において、ハードディスクユニット(パッケージ)
などの記憶ユニットが接続プラグに一方向から押し込ま
れて嵌着される記憶ユニットの支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクユニット(パッケージ)
などの記憶ユニットには、複数の接点を有する接続部が
設けられ、この接続部が、同じく複数の接点を有する接
続プラグに対して一方向から押し込まれ(差し込まれ)
て嵌着される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の記憶ユニットが
用いられる電子機器は、従来事務用または家庭用が主で
あったが、この種の電子機器は今後車載用として使用さ
れることが予想される。例えば車載用ナビゲーションシ
ステムにおいて、地図情報などが記憶された前記ハード
ディスクユニットなどの記憶ユニットが用いられること
が予想される。しかし、前記のようにこの種の記憶ユニ
ットと接続プラグとは、複数の接点の凹凸嵌合により互
いに接続される構造であるため、車体振動が記憶ユニッ
トまたは接続プラグに作用すると、記憶ユニットにがた
つきが発生して、接点間の接続が不安定になる。凹凸嵌
合の接点においてがたつきによる接触不良が生じると、
記憶ユニットからのデータの読出しエラーが生じやすく
なる。さらに最悪の場合には、車体振動により記憶ユニ
ットが接続プラグから抜け出て外れることもあり得る。
また、車載用以外の用途のものでは、常に携帯して使用
される電子機器においても、同様の問題が発生しやす
い。
【0004】この問題を解決するために、記憶ユニット
が接続プラグに嵌着された状態で、この記憶ユニットが
接続プラグから抜け出ないように、記憶ユニットをばね
により接続プラグの方向へ弾性的に押圧する構造が考え
られる。しかし、この構造では、前記の車体振動などに
より記憶ユニットの接続部と接続プラグとの接触不良が
発生するのを完全に阻止することができない。また、従
来の事務用機器などでは、この種の記憶ユニットが接続
プラグに対して完全に嵌着されているか否かを確認する
手段が設けられないのが一般的である。したがって、記
憶ユニットが接続プラグに完全に装着されていない状態
で、記憶ユニットの挿入口を閉じてしまうなどの不都合
も生じる。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、車載用または携帯用などのように外部振動
の影響を受けやすい電子機器において、ハードディスク
ユニットなどの記憶ユニットと接続プラグとの間に振動
による接続不良などが発生しにくいようにした記憶ユニ
ットの支持装置を提供することを目的としている。
【0006】また本発明は、記憶ユニットを電子機器本
体内へ挿入したとき、記憶ユニットと接続プラグとが完
全に凹凸嵌合されているかどうかを確認できるようにし
た記憶ユニットの支持装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の記憶ユニットの
支持装置は、機器本体に設けられた挿入口と、前記挿入
口を開閉する扉部材と、機器本体の内部に設けられて前
記挿入口から挿入される記憶ユニットの接続部が押し込
まれて凹凸嵌着される接続プラグと、前記扉部材と共に
移動し扉部材が開放されるときに前記記憶ユニットの挿
入と排出を妨げない位置となり扉部材が閉じられたとき
に前記記憶ユニットの前記接続プラグと逆側の端部と挿
入口との間に移動して記憶ユニットが前記接続プラグか
ら外れるのを阻止する阻止部材とが設けられていること
を特徴とするものである。
【0008】上記において、挿入口を閉じる方向へ扉部
材を付勢するばねが設けられ、前記阻止部材が記憶ユニ
ットの端部と挿入口との間に完全に移動しないときに
は、扉部材が挿入口を閉じる位置に至らないようにされ
ることが好ましい。
【0009】また、機器本体内には、前記阻止部材と一
緒に移動する可動部が設けられ、且つ阻止部材が記憶ユ
ニットの端部と挿入口との間に移動したときの前記可動
部の移動位置を検出する検出部材が設けられている構造
とすることが可能である。
【0010】本発明の記憶ユニットの支持装置が適用さ
れる電子機器は、車載用または携帯用などのように外部
振動の影響を受けやすいものであり、例えば車載用ナビ
ゲーションシステムである。記憶ユニットの一端に形成
された接続部には、複数(多数)の接点が設けられて、
接続プラグに対して一方向から押圧されて差し込み嵌着
されるものであり、記憶ユニットとしては、例えばハー
ドディスクユニットを挙げることができる。ハードディ
スクユニットは、ケース内に1枚または複数枚のディス
クと、このディスクを回転させる回転駆動手段と、ディ
スクに対してデータの記録および読取りを行なう磁気ヘ
ッドとが収納されたものである。よって、このハードデ
ィスクユニットのケースの接続部に設けられた複数の接
点は、ディスクを回転駆動するための電子の入力接点、
および記録データや読出しデータの伝達のための端子で
ある。また他の記憶ユニットとしては、ROMやRAM
などを構成するICがケース内に収納され、このケース
に外部との接続用の接点が設けられているものであって
もよい。
【0011】本発明では、電子機器の機器本体の前面に
形成された挿入口からハードディスクユニットなどの記
憶ユニットが挿入されて、この挿入方向から接続プラグ
に嵌着される。記憶ユニットを接続プラグに嵌着した後
に扉部材で挿入口を閉じると、扉部材と一緒に動作する
阻止部材が記憶ユニットの接続プラグと逆側の端部と挿
入口との間に移動して、記憶ユニットが接続プラグから
外れるのが阻止され、または前記嵌着に弛みが生じるの
が阻止される。
【0012】前記阻止部材は、扉部材と一体に形成さ
れ、または扉部材に機構的に組み込まれていてもよい
し、あるいは図の実施の形態のように、阻止部材が扉部
材と別体に設けられ、この阻止部材が扉部材に押されて
移動するものであってもよい。
【0013】記憶ユニットが接続プラグに嵌着された状
態で、記憶ユニットは、前記阻止部材により接続プラグ
の方向へ軽く押圧されてもよいし、または阻止部材が記
憶ユニットの端部に軽く接触しまたは微小間隙を介して
対向してもよい。これにより、扉部材が閉じられたとき
に、記憶ユニットが接続プラグから抜け出る方向へ移動
するのが阻止され、記憶ユニットと接続プラグとの接続
に支障を来すのを防止できる。
【0014】また、扉部材が閉鎖方向へばねで付勢され
ており、阻止部材が記憶ユニットの端部に確実に嵌合し
または対向する位置に至らないときに、扉部材が完全に
閉鎖できない構造としておくことが好ましい。これによ
り、記憶ユニットが接続プラグに完全に嵌着されていな
いときに、扉部材が閉鎖されるのを防止できる。逆に、
扉部材がばねによって完全に閉じられないときには、記
憶ユニットが接続プラグに確実に嵌着していないことに
なり、扉部材の閉じ状態を見ることにより、記憶ユニッ
トの接続不良を知ることができる。
【0015】また、本発明では機器本体内に阻止部材と
一緒に動く可動部が設けられており、阻止部材が記憶ユ
ニットの端部に完全に嵌合しまたは対向したときに、前
記可動部の位置が検出部材で検出される。したがって、
記憶ユニットが接続プラグに完全に接合されておらず、
阻止部材が完全に移動できないときには、前記検出部材
の検出出力が切り替わらない。よって記憶ユニットが完
全に嵌着されていないことを認識できる。
【0016】なお、前記可動部は、阻止部材と一体に設
けられていてもよいし、または阻止部材と可動部が別体
であり、阻止部材により可動部が押されるなどして移動
するものであってもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の詳細な構成例を図面
を参照して説明する。図1は、車載用電子機器の一例と
してナビゲーションシステムを部分的に示す斜視図、図
2は、扉部材の開閉構造を機器本体裏側から示す斜視
図、図3は扉部材が開放された状態を示す図1のIII
―III線の断面図である。このナビゲーションシステ
ムの機器本体1は、本体シャーシ2とその前面に設けら
れた本体パネル3とから構成される。
【0018】本体シャーシ2の内底部には、基板4が収
納されている。この基板4はプリント配線基板であり、
その上にはICやその他の各種電子部品が実装されてい
る。この基板4上における本体パネル3の内側には、記
憶ユニットとしてのハードディスクユニット(HDユニ
ット)15が装着される装着部Aが設けられる。前記装
着部Aは、基板4と水平な向き(X方向)に沿って複数
(多数)の突起接点5が設けられた接続プラグ6と、こ
の接点プラグ6の前方の両側に設けられた一対のガイド
部材7,7を有している。一対のガイド部材7,7の対
向面には、基板4および前記突起接点5の突出方向と平
行に形成された案内溝7a,7aが形成されている。
【0019】HDユニット15は、ケース内にハードデ
ィスクおよびこのハードディスクを回転駆動する回転駆
動手段、さらにディスクに対してデータを書き込み、ま
たディスクに記録されたデータを読み出す磁気ヘッドが
収納されたものである。HDユニット15の先端部は接
続部15aとなっており、この接続部15aには、前記
接続プラグ6の突起接点5に対応した複数(多数)の凹
状接点が設けられている。またHDユニット15の両側
辺には、突条部15b,15bが設けられている。HD
ユニット15は、本体パネル3に開口した挿入口3aか
ら本体シャーシ2内へZ方向へ向けて挿入されるが、こ
のときHDユニット15の前記突条部15b,15b
が、ガイド部材7,7の案内溝7a,7aに嵌合し、H
Dユニット15はこの案内溝7a,7aを摺動して接続
プラグ6との接続位置へ導かれる。HDユニット15を
装着部Aの奥側へ押し込むと、接続部15aの凹状接点
と、接続プラグ6の突状接点5とが凹凸嵌合して嵌着さ
れ、接点間が接続される。
【0020】装着部Aの両側のガイド部材7,7間に
は、ガイド部材7の長手方向に添ってZ方向へ摺動する
排出部材8が設けられている。HDユニット15が、前
記ガイド部材7,7に案内され、接続プラグ6に確実に
嵌着されるとき、前記排出部材8はHDユニット15の
上端の段差部15cに押されて本体シャーシ2の内方へ
押し込まれる。前記接続プラグ6上には支持ピン9が固
定され、この支持ピン9により排出レバー11が回動自
在に支持されており、排出レバー11の先端11aは前
記排出部材8を本体パネル3の方向へ押圧できるように
対向している。一方のガイド部材7の側方にはスライダ
12が基板4に沿って摺動自在に設けられており、この
スライダ12が前記排出レバー11を回動させることが
できるようになっているとともに、スライダ12の先端
には排出操作体13が一体に設けられている。
【0021】HDユニット15の接続部15aが接続プ
ラグ6に嵌着されている状態で、前記挿入口3aに現れ
る排出操作体13を押圧すると、スライダ12が本体シ
ャーシ2の内方へ摺動して排出レバー11が反時計方向
へ回動し、この排出レバー11の先端11aにより排出
部材8が装置前方に向かって押し出される。このときの
排出部材8がHDユニット15の段差部15cを押し出
し、HDユニット15の接続部15aが接続プラグ6か
ら抜き出され、HDユニット15を挿入口3aから取り
出すことができるようになる。
【0022】次に、扉部材20の開閉機構について説明
する。図1に示す本体パネル3は合成樹脂材料により形
成されたものであり、その前面3bが化粧面で、この前
面3bの側方には、挿入口3aが形成されている。この
本体パネル3の裏側には、図2及び図3に示すように前
面3bとの間に一定の距離をおいて、ガイド面21が設
けられており、前記前面3bと前記ガイド面21との間
には上下方向へ摺動自在な扉部材20が設けられてい
る。
【0023】この扉部材20は図3に示すように、上縁
部には本体シャーシ2内方に延びる上部折曲片20aが
形成されており、下縁部には、前面3b方向に延びる操
作片20bが形成されている。前記操作片20bは、図
1に示すように前記挿入口3aから手で持つことができ
る寸法だけ突出している。扉部材20は、上下方向(Y
方向)へ摺動動作し、上方へ移動しているときに、挿入
口3aが開放され、下方に移動しているときに挿入口3
aが閉鎖される。挿入口3aが開放されたとき、この挿
入口3aからHDユニット15の挿入と取り出しが可能
となり、また開放された挿入口3aの側方には排出操作
体13が現れる。
【0024】図2には、ガイド面21を透視して、本体
パネル3を裏側から見た構造が示されている。扉部材2
0のガイド面21側には距離を開けて金属板24が固定
されており、扉部材20と金属板24との間に、一対の
リンク板22,23が介在している。リンク板22,2
3は、金属板24に固定された支持ピン25,25によ
って回動自在に支持されている。すなわち、扉部材20
と、金属板24と、リンク板22,23の支点となる支
持ピン25,25は一体となってY方向へ摺動する。リ
ンク板22とリンク板23とが重なりあう部分におい
て、一方のリンク板22には本体シャーシ2の内方へ延
びる連結ピン22aが設けられ、他方のリンク板23に
は長穴部23aが形成されている。前記連結ピン22a
は前記長穴部23a内に通されて、前記リンク板22と
リンク板23とが連結した状態となっている。
【0025】前記リンク板22,23の非連結側の端部
には、本体シャーシ2の内方に延びるばね掛けピン22
b,23bが設けられている。ガイド面21には機器本
体の内方に延びるばね掛け片21a,21aが設けられ
ており、このばね掛け片21a,21aと、前記ばね掛
けピン22b,23bとの間に、付勢部材としてばね2
6,26の両端部がそれぞれ掛けられている。図では、
省略するが、金属板24にはばね掛けピン22bと23
bのY方向への移動を拘束するガイドが形成されてお
り、前記ばね掛けピン22bと23bは、Y方向へはわ
ずかしか動かないようになっており、このばね掛けピン
22bと23bは、前記ばね26,26によりX方向で
且つ互いに接近する方向へ付勢されている。金属板24
には、中央部分に矩形状に切り込まれた窓部24aが形
成されており、さらにこの窓部24aの上辺部24bか
ら本体シャーシ2内方へ2つの折曲片(押圧片)24
c,24cが形成されている。
【0026】図2では、扉部材20が下方へ移動し、挿
入口3aが閉鎖された状態となっている。このとき、各
リンク板22,23の回動支点となる支持ピン25,2
5がばね掛けピン22bと23bよりもY方向での下側
に位置するため、ばね26のX方向への収縮弾性力によ
り、リンク板22が時計方向へリンク板23が反時計方
向へ回動付勢され、扉部材20は下方向(閉鎖方向)へ
付勢力を受けている。図2に示す状態から、扉部材20
の操作片20bを手で掴み、前記扉部材20を上方へ押
し上げると、扉部材20およびこれと一体の金属板2
4、および支持ピン25,25が上昇し、この支持ピン
25,25がばね掛けピン22b,23bよりも上に移
動する。よって、ばね26,26によりリンク板22が
反時計方向へ、リンク板23が時計方向へ回動し、扉部
材20は上方(開放方向)へ付勢される。すなわち、扉
部材20を持ち上げると、上方へ開放した状態でばね2
6,26により上方へ付勢され続け、扉部材20を下方
向へ摺動させると、ばね26,26による付勢方向が下
方向へ反転され、扉部材20は下方向(閉鎖方向)へ付
勢されることになる。
【0027】図1に示すように、本体シャーシ2内に設
けられたガイド部材7,7上に、阻止機構27が取り付
けられている。前記阻止機構27は、支持部材28と阻
止部材29とで構成され、前記支持部材28はガイド部
材7,7上にねじなどで固定されている。前記支持部材
28の両側端部には支持ピン30,30が固定され、こ
の支持ピン30,30により阻止部材29が回動自在に
支持されている。前記阻止部材29は合成樹脂材料で形
成されたものであり、その前面29aには本体パネル3
方向に延びる阻止片31が設けられており、前記阻止片
31の先端部は下方向に延びる阻止部31aとなってい
る。阻止部材29の中央部分には窓29bが形成されて
おり、前記窓29b後方の阻止部材29の上面には凹形
状の被押圧部29cが形成されている。
【0028】支持部材28の上面にはばね支持片32が
垂直方向へ延びており、このばね支持片32は、前記窓
29bを通過し、その上縁部は、本体シャーシ2内方へ
延びる折曲片32aとなっている。この折曲片32aと
前記被押圧部29cとの間に、付勢部材として伸び方向
へ弾圧力を発揮するコイルばね33が介装されている。
このコイルばね33の伸び弾性力により、被押圧部29
cが下方向へ押され、よって図1において阻止部材29
が反時計方向へ付勢されており、阻止片31は常に上方
向の付勢力を受けている。阻止部材29の図示右側の側
端部には、本体シャーシ2内方へ伸びる可動部34が一
体に設けられており、前記可動部34は支持ピン30よ
りも装置本体の内方に位置している。このため、前記可
動部34はコイルばね33により常に下方向の付勢力を
受けていることになる。
【0029】図3に示すように、前記可動部34の真下
には検出部材としてのスイッチ35が取り付けられてお
り、このスイッチ35は基板4の上面に固定されてい
る。図1及び図3に示す状態では、前記可動部34は下
方向に傾きスイッチ35を押圧している。
【0030】次に、HDユニット15の装着動作などに
ついて説明する。HDユニット15を取付けるときに
は、扉部材20を上方へスライドさせて挿入口3aを開
放させる。扉部材20は、ばね26,26の付勢力によ
り、図1及び図3に示すように上方へ移動した状態で維
持される。このように挿入口3aを開放させた状態で、
HDユニットを挿入する。図1及び図3では、阻止部材
29の前面29aに設けられた阻止片31はコイルばね
33により上方向への付勢力を受けており、前記阻止片
31および阻止部31aは挿入口3aの上方へ位置し、
HDユニット15が挿入される際に妨げとならない。ま
た支持ピン30より後方にて阻止部材29の側端部に一
体に形成された可動部34によりスイッチ35が押圧さ
れている。
【0031】HDユニット15は、本体パネル3の挿入
口3aを経て挿入され、HDユニット15の左右の突条
部15bが、ガイド部材7の案内溝7aに嵌合させられ
る。案内溝7aに沿ってHDユニット15がZ方向へ押
し込まれると、HDユニット15の先端部の接続部15
aと接続プラグ6の突起接点5とが凹凸嵌合して接続さ
れる。HDユニット15を装着した後に、扉部材20を
下方向にスライドさせる。扉部材20を下方向にスライ
ドさせると、前記扉部材20と一緒に下降する金属板2
4に形成された折曲片(押圧片)24c,24cが阻止
片31の上面31bを押す。これにより阻止部材29が
図3において支持ピン30を支点として反時計方向へ回
動する。そして、扉部材20が完全に下方向へ摺動し扉
部材20により挿入口3aが完全に閉鎖されると、図3
にて鎖線で示すように、前記阻止部31aが、HDユニ
ット15の後端部15dと挿入口3aとの間に移動し、
阻止部31aが前記後端部15dにほぼ接触する。この
状態になれば、機器本体1に外部から振動が与えられて
も、HDユニット15が挿入口3aの方向へ移動するの
を阻止でき、接続プラグ6と、HDユニット15の接続
部15aとの接点間の接触不良が発生することがなくな
る。
【0032】またHDユニット15の接続部15aと接
続プラグ6の接点5とが完全に凹凸嵌合しておらず、H
Dユニット15が図3に示す位置より若干左方向にずれ
ていると、阻止部31aはHDユニット15の後端部1
5dに当たる位置まで下降できず、阻止部31aはHD
ユニット15の後端部の上部角部15eに当たる。よっ
て、阻止部材29は図3にて鎖線で示す位置まで回動で
きない。扉部材20が下降させられるとき、所定位置よ
りも下側に移動した時点で、扉部材20はばね26,2
6の収縮力により下方向へ付勢されるが、阻止部材29
が完全に回動できないと、この状態の阻止部材29に折
曲片(押圧片)24cが当たり、下方向への付勢力を受
けている扉部材20が完全に閉りきらない途中位置で止
まることになる。よってこの場合には、手で扉部材20
を閉鎖させる操作を行なったときに、扉部材20の閉鎖
を完了した動作感触を得ることができず、HDユニット
15が完全に装着されていない状態であることを認識で
きる。
【0033】また、阻止部31aが折曲片(押圧片)2
4c,24cに押圧され、阻止部の上面31bが図3に
て鎖線で示す位置まで確実に回動すると、可動部34は
上方向に回動するが、扉部材20を閉鎖できる状態まで
阻止部材29が確実に回動すると、可動部34は、図3
に示す破線の位置まで移動し、このときちょうど可動部
34がスイッチ35から離れ、検出部材であるスイッチ
35の検出出力が切り替わる。すなわち、阻止部材29
が図3にて鎖線で示す状態まで完全に回動できず、また
扉部材20が完全に閉じられないときには、スイッチ3
5の検出出力が切り替わらない。よって、装置側の制御
回路では、スイッチ35の検出出力を監視することによ
り、HDユニット15が確実に装着されていないと認識
し、HDユニット15の駆動動作を開始させない。
【0034】このように、上記のHDユニットの支持装
置では、扉部材20が完全に閉鎖されたか否かを使用者
が認識することにより、使用感覚としてHDユニットが
完全に装着されたか否かを認識できる。また装置本体側
ではスイッチ35の検出出力を監視し、さらにはHDユ
ニット15からの信号が接続プラグ6から得られるか否
かを監視することにより、HDユニットが完全に装着さ
れたか否かを電気的に認識できる。またこの電気的な認
識により、HDユニットが完全に装着されていないとき
には、パネル3表面にランプの点灯などの表示を行なっ
てもよい。また、HDユニット15を取り出すときに
は、扉部材20を開放させ、挿入口3a内に現れる排出
操作体13を押す。これにより排出レバー11が回動
し、その先端11aにより排出部材8がパネル3の方向
へスライドし、その力でHDユニット15が接続プラグ
6から抜き出される。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明では、記憶ユニット
が完全に装着されたときに、記録ユニットと挿入口との
間に阻止部材が介在するため、この阻止部材により、記
憶ユニットが接続プラグから抜け出るのを防止でき、外
部振動などにより記憶ユニットの接続部と接続プラグと
の接続不良が発生するのを防止できる。
【0036】さらに、阻止部材が記憶ユニットと挿入口
との間に確実に入らないかぎり扉部材が閉らないように
構成すると、扉部材の閉鎖状態により記憶ユニットが確
実に装着されているかを使用者が認識できる。
【0037】さらに、阻止部材と一緒に移動する可動部
で、スイッチなどの検出部材の検出出力の切換を行なえ
ば、記憶ユニットが完全に装着されているか否かを電気
的に認識できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態として車載用ナビゲーシ
ョンシステムの記憶ユニットの装着部の構造を示す部分
斜視図、
【図2】扉部材の開閉機構を示すものであり、前記扉部
材を装置の内側から見た部分斜視図、
【図3】記憶ユニットが装着され、扉部材が開かれた状
態を示す図1のIII―III線の断面図、
【符号の説明】
1 機器本体 2 本体シャーシ 3 本体パネル 3a 挿入口 4 基板 6 接続プラグ 13 排出操作体 15 HDユニット(記憶ユニット) 15d 後端部 20 扉部材 22,23 リンク板 24 金属板 24c 折曲片(押圧片) 26 扉部材を付勢するばね 29 阻止部材 31 阻止片 31a 阻止部 33 付勢部材としてのコイルばね 34 可動部 35 検出部材としてのスイッチ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体に設けられた挿入口と、前記挿
    入口を開閉する扉部材と、機器本体の内部に設けられて
    前記挿入口から挿入される記憶ユニットの接続部が押し
    込まれて凹凸嵌着される接続プラグと、前記扉部材と共
    に移動し扉部材が開放されるときに前記記憶ユニットの
    挿入と排出を妨げない位置となり扉部材が閉じられたと
    きに前記記憶ユニットの前記接続プラグと逆側の端部と
    挿入口との間に移動して記憶ユニットが前記接続プラグ
    から外れるのを阻止する阻止部材とが設けられているこ
    とを特徴とする記憶ユニットの支持装置。
  2. 【請求項2】 挿入口を閉じる方向へ扉部材を付勢する
    ばねが設けられ、前記阻止部材が記憶ユニットの端部と
    挿入口との間に完全に移動しないときには、扉部材が挿
    入口を閉じる位置に至らないようにされた請求項1記載
    の記憶ユニットの支持装置。
  3. 【請求項3】 機器本体内には、前記阻止部材と一緒に
    移動する可動部が設けられ、且つ阻止部材が記憶ユニッ
    トの端部と挿入口との間に移動したときの前記可動部の
    移動位置を検出する検出部材が設けられている請求項1
    または2記載の記憶ユニットの支持装置。
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