JP3317571B2 - 空燃比制御式ガス燃焼機器 - Google Patents

空燃比制御式ガス燃焼機器

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JP3317571B2
JP3317571B2 JP03759094A JP3759094A JP3317571B2 JP 3317571 B2 JP3317571 B2 JP 3317571B2 JP 03759094 A JP03759094 A JP 03759094A JP 3759094 A JP3759094 A JP 3759094A JP 3317571 B2 JP3317571 B2 JP 3317571B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空燃比制御方式のガス
給湯器、ガス風呂釜等のガス燃焼機器に関し、さらに詳
細には、ドレンの発生し易い燃焼用ガス供給領域におけ
るドレンの発生を低減させる空燃比制御式ガス燃焼機器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガスバーナ等において燃焼用
ガスを燃焼させる場合には、燃焼用ガスを燃焼させるた
めに必要とする理論空気量に対して、空気比λがλ=
1.4〜1.6程度となるように燃焼用空気量を制御す
ると好適であることが公知であり、ガス給湯器等のガス
燃焼機器においても適用できるものである。
【0003】しかし、熱交換器を介して水を熱するよう
なガス給湯器等においては、燃焼排ガスの持つ熱が熱交
換器において吸収され、燃焼排ガスの温度が低下して露
点温度以下となり、熱交換器の外壁にドレンが発生する
ことがある。この現象は、ガスインプット量が多く燃焼
能力が大きい領域においては、燃焼排ガス量、燃焼用空
気量が多いことから燃焼排ガスの温度は、問題となるほ
ど低下することはなく、また、燃焼用空気量が多いこと
から、燃焼排ガス中の湿度が下げられ露点温度が下がる
ためドレンが発生することはない。
【0004】ところが、ガスインプット量が少なく燃焼
能力が小さい領域では、燃焼排ガス量も少なく、燃焼用
空気量も少ないことから熱交換器と接することによって
燃焼排ガスの有する熱のほとんどが熱交換器に吸収さ
れ、燃焼排ガスの温度は露点温度以下となり、また燃焼
排ガス中の湿度も高いことから露点温度も上がりドレン
が発生し易くなる。かかる問題点を解決するため、ガス
インプット量の少ない燃焼領域では空気比λを3程度に
まで高め、燃焼用空気量を多くして、燃焼排ガス中の湿
度を下げて露点温度を下げることによりドレンの発生を
抑制することが行われている。
【0005】ここで、図9(a)を参照して従来のガス
インプット量に対する送風ファン回転数Nの制御を説明
する。ここに、図9(a)は従来技術におけるガスイン
プット%Ip%と送風ファン回転数Nの関係を示すグラフ
であり、縦軸は送風ファン回転数Nを、横軸はガスイン
プット%Ip%を示している。
【0006】この図に示すように、従来は、最大ガスイ
ンプット時における送風ファン回転数NMaxと最小ガス
インプット時における送風ファン回転数NMinの2点を
直線で結び、ガスインプット%Ip%に対し送風ファン回
転数Nが正比例するように制御していた。(尚、ガスイ
ンプット量が少ない燃焼領域におけるドレンの発生を防
ぐため最小送風ファン回転数NMinは、高めに設定され
ている。)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにガスインプット%Ip%に対して送風ファン回転数N
が正比例するように設定した場合には、ガスインプット
%Ip%が少ない領域においては、熱効率、ドレン性能を
向上させることができるものの、図9(b)に示すよう
にガス燃焼器の最大ガスインプット量に対して40%〜
50%のガスインプット%Ip%領域は、ドレン発生領域
と重なり合うためドレンが発生するという問題があっ
た。
【0008】ここで、その様子を図9(b)を参照して
説明する。ここに、図9(b)は従来技術における空気
比λとガスインプット%Ip%の関係を示すグラフであ
り、縦軸は空気比λを、横軸はガスインプット%Ip%
示している。空気比λをガスインプット%Ip%に拘らず
一定にした場合には、ガスインプット%Ip%が小さくな
るにつれドレン発生領域と重なり合うのであるが、ガス
インプット%Ip%の少ない領域における、送風ファン回
転数Nを高めに設定し、空気比λを高く設定しているこ
とから、ガスインプット%Ip%が0〜30%程度の領域
において、ドレン発生領域から外れていることが分か
る。
【0009】しかし、図に示されるようにガスインプッ
ト%Ip%、ファン回転数N、空気比R(ガスインプット
IpX、ファン回転数NXの場合の空気比λ )との関係式
をガスインプット%Ip%で表した場合には、ガスインプ
ット量と空気比R(λ)の関係は双曲線で表され、丁
度、ガス燃焼器の最大ガスインプット量に対して40%
〜50%の燃焼領域において、ドレン発生領域と重な
り、ドレンが発生することが分かる。
【0010】かかる問題を、最大ガスインプット量に対
して40%〜50%の燃焼領域における燃焼用空気量を
上げることにより、空気比λを高くして解決しようとす
れば、ガスインプット%Ip%の小さい燃焼領域におい
て、燃焼空気過剰を招来し燃焼制御が困難となると共
に、最小号数(最小燃焼能力)を大きくしなければなら
ず燃焼能力の小さな領域における使い勝手が悪くなり、
また、緩点火時におけるバーナ鳴きを招来するという問
題があった。
【0011】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、全てのガスインプット%Ip%
領域においてドレンの発生を防止することを目的とし、
また、使い勝手のよいガス燃焼機器を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明に係る空燃比制御式ガス燃焼機器は、燃焼室内
に配設される熱交換器を燃焼用ガスと燃焼用空気の混合
気を燃焼させることにより加熱するガスバーナと、その
ガスバーナに燃焼用ガスを供給するガス供給手段と、前
記ガスバーナに燃焼用空気を供給する送風ファンとを備
えたガス燃焼機器において、前記ガスバーナへ供給され
るガスインプット量に対して空気比λが直線的に変化す
るように前記送風ファンの回転数Nを演算により求める
送風ファン回転数演算手段と、その送風ファン回転数演
算手段の演算結果に基づいて送風ファンのファン回転数
Nを制御する送風ファン回転数制御手段とを構成として
備える。
【0013】このとき前記送風ファン回転数演算手段
は、ガスインプット%Ip%が0%〜100%の領域にお
いて、 N=1/1000(NMax/IpMax−NMin/IpMin)・(IpMax−IpMin)・ (Ip%2+1/100{IpMin・(NMax/IpMax−NMin/IpMin)+NMin・ (IpMax−IpMin)/IpMin}・(Ip%)+NMin ここに、IpMax:最大ガスインプット量 IpMin:最小ガスインプット量 Ip%:ガスインプット% NMax:最大ファン回転数(rpm) NMin:最小ファン回転数(rpm)とする。 の式に基づいて送風ファンの回転数Nを演算することが
望ましく、
【0014】あるいは、ガスインプット%Ip%が0%≦
P%<n%の領域においては、 N=1/10000/IpMin/{n・(IpMax−IpMin)/100+IpMin} ・〔(IpMax−IpMin)・(IpMin・NMax−IpMax・NMin)・(Ip%2+ {n・NMin(IpMax−IpMin2+100・(IpMin2・(NMax−NMin) ・Ip%}〕+NMin ここに、IpMax:最大ガスインプット量 IpMin:最小ガスインプット量 Ip%:ガスインプット% NMax:最大ファン回転数(rpm) NMin:最小ファン回転数(rpm)とする。 の式に基づいて送風ファンの回転数Nを演算し、ガスイ
ンプット%Ip%がn%≦Ip%≦100%の領域において
は、 N=aIp%+b a、b:係数 の式に基づいて演算することが望ましく、ガスインプッ
ト%Ip%の領域値nは、40≦n≦70の範囲にあるこ
とが望ましい。
【0015】また、上記構成に加え予め演算された複数
の所定燃焼ガスインプット%Ip%に対応するファン回転
数Nを記憶するファン回転数記憶手段を備え、前記送風
ファン回転数演算手段は、前記ファン回転数記憶手段に
記憶されたデータに基づいて隣接する各点を直線補正す
るようにして前記送風ファン回転数Nを演算するように
してもよく、
【0016】さらには、出湯湯温を検出する出湯湯温検
出手段を備え、その出湯湯温検出手段により検出された
出湯湯温に基づいてガスインプット量を決定するガスイ
ンプット量決定手段と、前記出湯湯温検出手段により検
出された出湯湯温に基づいて現在ガスインプット量がド
レン発生領域にあるか否かを判断するドレン発生領域判
断手段と、そのドレン発生領域判断手段により現在ガス
インプット量がドレン発生領域にあると判断された場合
には前記送風ファンのファン回転数Nを前記送風ファン
回転数演算手段により演算する送風ファン回転数演算変
更手段とを構成として備えてもよい。
【0017】
【作用】上記の構成を有する本発明に係る空燃比制御式
ガス燃焼機器によれば、ガス供給手段によって燃焼用ガ
スが、送風ファンにより燃焼用空気が各々ガスバーナに
供給され混合気となり、ガスバーナで燃焼される。混合
気がガスバーナにおいて燃焼されると、その燃焼熱によ
って燃焼室内に配設されている熱交換器が加熱される。
【0018】このとき、ガスバーナに供給される燃焼用
空気の量、すなわち送風ファンの回転数Nは、ガスバー
ナに供給されるガスインプット%Ip%に対する理論空気
量と、現実にガスバーナに供給される燃焼用空気との比
である空気比λが、ガスインプット%Ip%に対して正比
例変化するよう空気比演算手段によって演算される。具
体的には、ガスインプット%Ip%が0%〜100%の領
域において、 N=1/1000(NMax/IpMax−NMin/IpMin)・(IpMax−IpMin)・ (Ip%2+1/100{IpMin・(NMax/IpMax−NMin/IpMin)+NMin・ (IpMax−IpMin)/IpMin}・(Ip%)+NMin ここに、IpMax:最大ガスインプット量 IpMin:最小ガスインプット量 Ip%:ガスインプット% NMax:最大ファン回転数(rpm) NMin:最小ファン回転数(rpm)とする。 の式に基づき送風ファンの回転数Nを演算すれば、すべ
てのガスインプット%Ip%の領域において熱交換器に付
着するドレンの発生を防止することができる。
【0019】あるいは、ドレンが発生し易いガスインプ
ット%Ip%領域である0%≦IP%<n%の領域において
は、 N=1/10000/IpMin/{n・(IpMax−IpMin)/100+IpMin} ・〔(IpMax−IpMin)・(IpMin・NMax−IpMax・NMin)・(Ip%2+ {n・NMin(IpMax−IpMin2+100・(IpMin2・(NMax−NMin) ・Ip%}〕+NMin ここに、IpMax:最大ガスインプット量 IpMin:最小ガスインプット量 Ip%:ガスインプット% NMax:最大ファン回転数(rpm) NMin:最小ファン回転数(rpm)とする。 の式に基づいて送風ファンの回転数Nを演算して、空気
比λをガスインプット%Ip%に対して直線的に変化さ
せ、ドレンが発生し難いガスインプット%Ip%領域であ
るn%≦Ip%≦100%の領域においては、 N=aIp%+b a、b:係数 の式に基づいて送風ファンの回転数Nを演算することに
よって演算処理の簡易化を図ることができる。このと
き、ガスインプット%Ip%の領域値nが、40≦n≦7
0の範囲にあれば、一層効果的に送風ファンの回転数N
を制御することができる。
【0020】更に、予め演算された複数の所定燃焼ガス
インプット%Ip%に対応するファン回転数Nをファン回
転数記憶手段に記憶しておき、送風ファン回転数演算手
段により、ファン回転数記憶手段に記憶されたデータに
基づいて隣接する各点を直線補正するようにして送風フ
ァン回転数Nを演算するようにしてもよく、このように
して送風ファン回転数Nを演算すれば、演算処理をより
簡易化することができ、演算処理時間が短縮できる。
【0021】また、熱交換器で加熱されることにより得
られた出湯湯温は、出湯湯温検出手段によって検出さ
れ、ガスインプット量決定手段は、この検出された出湯
湯温に基づいてガスバーナへ供給する燃焼ガス量を決定
する。これと同時に、ドレン発生領域判断手段によっ
て、検出湯温に基づき現在のガスインプット量がドレン
発生領域にあるか否かが判断され、ドレン発生領域にあ
るときには、送風ファン回転数演算変更手段によって送
風ファンのファン回転数Nを演算する手段が変更され、
空気比λがガスインプット%Ip%に対して正比例するよ
うに送風ファンの回転数Nを演算する。
【0022】そして、これらの演算結果に基づいて送風
ファン回転数制御手段が送風ファンのファン回転数Nを
制御して、熱交換器にドレンが付着することを防止する
ものである。
【0023】
【実施例】以下に本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。初めに本発明が適用されるガ
ス給湯器の全体構成を図1に示して説明する。ここに、
図1は本発明が適用されるガス給湯器の概略構成図であ
る。このガス給湯器10は、通過する水を加熱して湯に
変える熱交換器16と、水道管等と接続され水を熱交換
器16に給水する給水管12と、熱交換器16において
得られた湯を給湯する給湯管14とからなり、給水管1
2には水流スイッチ18が配設され、また給湯管14に
は湯温サーミスタ22が配設されると共に、その先端に
は、湯を出湯するための給湯栓24が設けられている。
【0024】熱交換器16の下方には、熱交換器を加熱
するガスバーナ26が配設されており、このガスバーナ
26には、燃焼用ガスを供給するための燃焼用ガス供給
管28、燃焼用空気を供給するための送風ファン36が
各々接続されている。燃焼用ガス供給管28には、ガス
の供給、停止を制御するガス元電磁弁30、メイン電磁
弁32、及び、ガスインプット量を調整するガス比例弁
34とが配設されている。
【0025】そして、給水管12に配設された水流スイ
ッチ18、給湯管14に配設された湯温サーミスタ2
2、燃焼用ガス供給管28に配設されたガス元電磁弁3
0、メイン電磁弁32、及び、ガス比例弁34、ガスバ
ーナ26に接続されている送風ファン36は、それぞれ
これらを制御するコントローラ38に接続されている。
コントローラ38は、送風ファン回転数演算プログラム
等ガス給湯器10を作動させるために必要な種々のプロ
グラムが記憶されているROM、水流スイッチ18、湯
温サーミスタ22等によって検出される各検出データ、
ROMに記憶されている各プログラムに基づいて演算を
行うCPU、各検出データ、演算結果等を一時的に記憶
するRAMから構成されている。
【0026】このように構成されたガス給湯器10は、
次のように作動する。給湯栓24が開かれると、給水管
12に水が流れ水流スイッチ18がONし、コントロー
ラ38への通信により送風ファン36が回転を開始す
る。そしてプリパージの後、ガス元電磁弁30およびメ
イン電磁弁32が開いてガス比例弁34が緩点火動作状
態となり、ガスバーナ26に燃焼用ガスが供給され、そ
れと同時にイグナイタ(図示せず)が連続的にスパーク
してガスバーナ26に緩点火が行なわれる。
【0027】緩点火動作が終了するとガス給湯器10
は、比例制御によって制御され、湯温サーミスタ22で
検出した湯温と設定した湯温との間に差が生じないよう
にコントローラ38がガス比例弁34、送風ファン36
等に制御信号を送信する。このとき、コントローラ38
からの制御信号によりガス比例弁34は、燃焼用ガス供
給量を連続的に変化させて熱交換器16からの出湯温度
を一定に保ち、また、送風ファン36のファンモータに
は、後述する送風ファン回転数演算プログラムに基づい
て演算された燃焼用空気量をガスバーナ26に供給する
ようにコントローラ38から制御信号が送られる。
【0028】必要な給湯が終了し給湯栓24が閉じられ
ると、水流スイッチ18がOFFとなり、コントローラ
38からの制御信号によりガス元電磁弁30、メイン電
磁弁32、及び、ガス比例弁34が閉塞されることによ
り燃焼炎が消火され、ポストパージ動作に入り、ポスト
パージ動作のタイムアップにより送風ファン36が停止
される。
【0029】次に、本実施例に係るガス給湯器10の燃
焼制御プログラムについて図2を参照して説明する。こ
こに、図2は本実施例に係るガス給湯器の燃焼制御プロ
グラムのフローチャートである。まず、水流スイッチ1
8がONかOFFかが判断され(S1)、給湯栓24が
開放され水流スイッチ18がONすると(S1:YE
S)送風ファン36がONして(S2)ポストパージ動
作に入る。一方、水流スイッチ18がOFFの場合には
(S1:NO)、水流スイッチ18がONするまで待機
する。
【0030】送風ファン36がONされ(S2)ポスト
パージ動作に入ると続いてガスバーナに燃焼ガスが供給
され、イグナイタにより点火されて燃焼が開始される
(S3)。ガス給湯器10は、比例制御によって制御さ
れるもので、湯温サーミスタ22で検出した湯温と設定
した湯温とが比較され(S4)、出湯湯温が設定湯温と
異なるときは(S4:NO)、適切なガスインプット量
が決定され(S5)これに応じた燃焼用空気を供給する
ため送風ファン回転数制御処理が実行される(S6)。
この送風ファン回転数制御処理については後述する。一
方、S4において出湯湯温が設定温度と等しいと判断さ
れた場合には(S4:YES)、S7に進む。
【0031】こうして燃焼用空気量が決定され、あるい
は、出湯湯温と設定湯温が等しいと判断された場合には
(S4:YES)、再度水流スイッチがONであるかO
FFであるかが判断され(S7)、水流スイッチがON
の場合には(S7:YES)、燃焼制御が続行され、水
流スイッチがOFFの場合には(S7:NO)、燃焼が
停止される(S8)。
【0032】かくして本実施例では、送風ファン回転数
制御処理(S6)において上述のガス給湯器10のコン
トローラ38を構成するROMに記憶されている送風フ
ァン回転数演算プログラムが実行され、最小ガスインプ
ット量から最大ガスインプット量に至る全領域におい
て、ドレンの発生を抑制するものである。送風ファン回
転数演算プログラムは、後述の演算式に基づいて現在ガ
スインプット%Ip%に対する送風ファン36のファン回
転数Nを演算するプログラムであり、最大ガスインプッ
ト量IpMaxは30000kcal、最小ガスインプット
量IpMinは6000kcalとしてRAMに記憶されて
いる。
【0033】また、ガスインプット量は、ガス比例弁の
開度と経過時間から求められ、このガスインプット量と
最大ガスインプット量IpMax及び最小ガスインプット量
IpM inに基づいてガスインプット%Ip%が算出される。
このようにしてガスインプット%Ip%が算出されると、
各演算式に代入され必要なファン回転数Nが演算され
る。そして、演算されたファン回転数Nとなるように送
風ファン回転数制御装置が送風ファン36のファン回転
数を制御する。
【0034】続いて、送風ファン回転数制御処理につい
て図3を参照して説明する。ここに、図3は数1を用い
て送風ファン36の回転数Nを演算する場合の送風ファ
ン回転数制御処理フローチャートである。
【0035】
【数1】
【0036】この数1の演算式は、全てのガスインプッ
ト%Ip%領域において、ガスインプット%Ip%に対して
空気比λを正比例するように変化させる演算式であり、
ガスインプット%Ip%が変化する毎にコントローラ36
のCPUにて送風ファン36の回転数Nが演算され、そ
の演算結果に基づいて送風ファン36の回転数Nが制御
される。このときガスインプット量は、最大ガスインプ
ット量IpMaxと最小ガスインプットIpMinを用い、%に
換算されガスインプット%Ip%によって表されており、
また、この式により得られる送風ファン36の回転数N
は、グラフ上においては最大ファン回転数NMaxと最小
ファン回転数NMinを用いて%に換算されて表示されて
いる。
【0037】先ず送風ファン回転数制御処理が開始する
と、先に決定されたガスインプット量を最大ガスインプ
ット量IpMax及び最小ガスインプット量IpMinに基づい
てガスインプット%Ip%に置換し、数1から空気比λが
ガスインプット%Ip%の変化に対して正比例するように
送風ファン36の回転数Nを演算する(S10)。そし
て、送風ファン36は演算された回転数Nで回転するよ
うに送風ファン回転数制御装置によって制御される(S
11)。
【0038】数1によって演算されたファン回転数Nの
ガスインプット%Ip%に対する変化と、このときのガス
インプット%Ip%に対する空気比λの変化の様子を図4
に示す。ここに、図4(a)はファン回転数Nのガスイ
ンプット%Ip%に対する変化を示すグラフであり、図4
(b)はガスインプット%Ip%に対する空気比λの変化
を示すグラフである。
【0039】図4(a)において、縦軸は数1によって
演算され、%に換算された送風ファン36の回転数Nを
表示し、横軸はガスインプット%Ip%を示している。従
来であれば、ファン回転数Nは、ガスインプット%Ip%
に対して正比例変化するように演算されしていたが、数
1によって演算された結果を示すこのグラフでは、上に
凸になるように曲線変化している。このようにファン回
転数Nを変化させることで図4(b)に示すようなグラ
フが得られるものである。
【0040】図4(b)において、縦軸は空気比λを示
し、横軸はガスインプット%Ip%を示している。ファン
回転数Nをガスインプット%Ip%に対して正比例するよ
うに演算していた従来においては、破線で示すように丁
度ガスインプット%Ip%が30〜50%付近においてド
レン発生領域と重なり合い、ドレンが発生していたこと
が分かる。一方、本実施例においては、空気比λがガス
インプット%Ip%の変化に対して正比例するように演算
しているので、ドレン発生領域と重なり合うことがな
い。
【0041】次に、第2の実施例について図5を参照し
て説明する。ここに、図5は数2(1)、数2(2)を
用いて送風ファン36の回転数Nを演算する第2実施例
に係る送風ファン回転数制御処理のフローチャートであ
る。
【0042】
【数2】
【0043】この数2の演算式は、ガスインプット%I
p%が0〜n%の領域においてガスインプット%Ip%に対
して空気比λを正比例するように変化させる数式であ
り、ガスインプット%Ip%が0〜n%の領域において
は、数2(1)によりガスインプット%Ip%に対する送
風ファン36の回転数Nを演算して、空気比λをガスイ
ンプット%Ip%の変化に対して正比例変化させる。そし
て、ガスインプット%Ip%がn〜100%の領域におい
ては、数2(2)によりガスインプット%Ip%に対して
送風ファン36の回転数Nが正比例するように演算する
ものである。なお、本実施例においては、ガスインプッ
ト%IP%の領域値n=50の場合について説明を進める
が、ガスインプット%IP%の領域値nの具体的数値とし
ては、40≦n≦70の範囲にあれば同様の効果が得ら
れるものである。
【0044】燃焼制御処理は第1実施例と同様であるの
でその説明は省略し、第1実施例と異なる送風ファン回
転数制御処理について説明する。まず、先に決定された
ガスインプット量をガスインプット%Ip%に置換し、ガ
スインプット%Ip%が50%未満であるか否かが判断さ
れる(S20)。第2実施例における送風ファン回転数
制御処理は、経験的にドレンが発生し易いガスインプッ
ト%Ip%領域において、空気比λがガスインプット%I
p%に対して正比例するように燃焼用空気量を演算するも
のである。
【0045】具体的には、ドレンの発生し易い0≦Ip%
<50のガスインプット%Ip%領域において数2(1)
によって空気比λをガスインプット%Ip%に対して正比
例するように変化させ、従来からドレン発生が問題にな
らない50≦Ip%≦100のガスインプット%Ip%領域
においては、従来同様ファン回転数Nをガスインプット
%Ip%に対して正比例するように変化させるものであ
る。
【0046】従ってガスインプット%Ip%が50%以上
であると判断された場合には(S20:NO)、従来通
りファン回転数Nをガスインプット%Ip%に対して正比
例させる数2(1)、すなわちN=aIp%+b(a、b
は係数)によって演算し(S23)、ガスインプット%
Ip%が50%未満の場合には(S20:YES)、数2
(1)から空気比λがガスインプット%Ip%の変化に対
して正比例するように送風ファン36の回転数Nを演算
する(S21)。そして、送風ファン36は演算された
回転数Nで回転するように送風ファン回転数制御装置に
よって制御される(S22)。
【0047】数2(1)、数2(2)によって演算され
たファン回転数Nのガスインプット%Ip%に対する変化
と、このときのガスインプット%Ip%に対する空気比λ
の変化の様子を図6に示す。ここに、図6(a)はファ
ン回転数Nのガスインプット%Ip%に対する変化を示す
グラフであり、図6(b)はガスインプット%Ip%に対
する空気比λの変化を示すグラフである。
【0048】図6(a)において、縦軸は数2(1)、
数2(2)によって演算され、%に換算された送風ファ
ン36の回転数Nを表示し、横軸はガスインプット%I
p%を示している。第1実施例においては、ガスインプッ
ト%Ip%が0〜100%の領域においてファン回転数N
が、ガスインプット%Ip%に対して正比例変化するよう
に演算していたが、本実施例においては、数2(1)を
用いてガスインプット%Ip%が0〜50%の領域におい
てファン回転数Nが、ガスインプット%Ip%に対して正
比例変化するように演算しているので、このグラフで
は、ガスインプット%Ip%が0〜50%の領域において
上に凸になるように曲線変化し、50〜100%の領域
において正比例変化している。このようにファン回転数
Nを変化させることで図6(b)に示すようなグラフが
得られるものである。
【0049】図6(b)において、縦軸は空気比λを示
し、横軸はガスインプット%Ip%を示している。本実施
例ではドレンが発生して問題となっていたガスインプッ
ト%Ip%30〜50%の領域において、空気比λがガス
インプット%Ip%に対して比例するよう演算しているこ
とから、ガスインプット%Ip%が30〜50%付近にお
いてもドレン発生領域と重なり合うことはなく、一方、
ドレン発生領域外にあるガスインプット%Ip%が50〜
100%の領域においては、従来通りファン回転数Nを
ガスインプット%Ip%の変化に対して正比例するように
演算しているので、容易にファン回転数Nを演算するこ
とができるものである。
【0050】続いて、第3の実施例について図7を参照
して説明する。ここに、図7は第3実施例に係る送風フ
ァン回転数制御処理のフローチャートである。燃焼制御
処理は第1実施例と同様であるのでその説明は省略し、
第1実施例と異なる送風ファン回転数制御処理について
説明する。
【0051】第3実施例における送風ファン回転数制御
処理は、第1実施例において用いた数1によりガスイン
プット%Ip%が0、25、50、75、100%におけ
る送風ファン36の回転数Nを演算して予めテーブルと
して備え、隣接する各点を直線で結ぶことによって各点
間の送風ファン36の回転数Nを近似演算するものであ
る。従って、まず、先に決定されたガスインプット量を
ガスインプット%Ip%に置換し、ガスインプット%Ip%
が75%未満であるか否かが判断される(S30)。
【0052】ガスインプット%Ip%が75%以上の場合
には(S30:NO)、ガスインプット%Ip%が75%
におけるファン回転数と、100%におけるファン回転
数を直線近似し(直線近似式1とする)、適切なファン
回転数Nを演算する(S31)。そして、送風ファン3
6は演算された回転数Nで回転するように送風ファン回
転数制御装置によって制御される(S32)。
【0053】S30においてガスインプット%Ip%が7
5%未満であると判断された場合には(S30:YE
S)、ガスインプット%Ip%が50%未満であるか否か
が判断される(S33)。ガスインプット%Ip%が50
%以上の場合には(S33:NO)、ガスインプット%
Ip%が50%におけるファン回転数と、75%における
ファン回転数を直線近似し(直線近似式2とする)、適
切なファン回転数Nを演算する(S34)。そして、送
風ファン36は演算された回転数Nで回転するように送
風ファン回転数制御装置によって制御される(S3
5)。
【0054】S33においてガスインプット%Ip%が5
0%未満であると判断された場合には(S33:YE
S)、ガスインプット%Ip%が25%未満であるか否か
が判断される(S36)。ガスインプット%Ip%が25
%以上の場合には(S36:NO)、ガスインプット%
Ip%が25%におけるファン回転数と、50%における
ファン回転数を直線近似し(直線近似式3とする)、適
切なファン回転数Nを演算する(S37)。そして、送
風ファン36は演算された回転数Nで回転するように送
風ファン回転数制御装置によって制御される(S3
8)。
【0055】S36においてガスインプット%Ip%が2
5%未満であると判断された場合には(S36:YE
S)、ガスインプット%Ip%が0%におけるファン回転
数と、25%におけるファン回転数を直線近似し(直線
近似式4とする)、適切なファン回転数Nを演算する
(S39)。そして、送風ファン36は演算された回転
数Nで回転するように送風ファン回転数制御装置によっ
て制御される(S40)。
【0056】この場合における、予め演算されたファン
回転数Nのガスインプット%Ip%に対する変化と、この
ときのガスインプット%Ip%に対する空気比λの変化の
様子を図8に示す。ここに、図8(a)はファン回転数
Nのガスインプット%Ip%に対する変化を示すグラフで
あり、図8(b)はガスインプット%Ip%に対する空気
比λの変化を示すグラフである。
【0057】図8(a)において、縦軸は数1によって
演算され、%に換算された送風ファン36の回転数Nを
表示し、横軸はガスインプット%Ip%を示している。第
1及び第2実施例では、数1、数2(1)、数2(2)
を解いて送風ファン36のファン回転数Nを演算してい
たが、これらの式は複雑であり、これを演算処理するた
めにはCPUとして処理能力の高いものを用いなければ
ならない、そこで本実施例では、予め代表的なファン回
転数Nを演算してテーブルとして備え、その中間領域に
おけるファン回転数Nについては領域端点を直線で結ん
だ補正式から得ることとして演算負荷を軽減している。
【0058】図8(b)において、縦軸は空気比λを示
し、横軸はガスインプット%Ip%を示している。上記の
ようにしてファン回転数Nを演算した結果、空気比λは
グラフのように変化する。このように変化していても、
ドレン発生領域と重なり合うことはなく、ドレン発生を
有効に防止できることが分かる。
【0059】なお、以上の各実施例においては、逐一ド
レンが発生しているか否かを判断することなく、経験的
にドレンが発生し易いガスインプット%Ip%領域、ある
いは、すべてのガスインプット%Ip%領域において、空
気比λがガスインプット%Ip%に対して正比例するよう
に送風ファン36のファン回転数Nを演算し、ファン回
転数を制御しているが、本来的には、ドレンが発生して
いるか否かを判断し、ドレン発生領域においてのみ空気
比λがガスインプット%Ip%に対して正比例するように
送風ファン36のファン回転数Nを演算し、ファン回転
数を制御すれば良いことである。そのようにすることに
より、送風ファン36のファン回転数Nの演算、ファン
回転数の制御を簡便に行うことができるものである。
【0060】以上いくつかの実施例に基づいて詳細に説
明した通り、本実施例に係るガス給湯器10は、ガスイ
ンプット%Ip%の全領域、あるいは0%〜50%の領域
において空気比λをガスインプット%Ip%に対して正比
例するようにファン回転数Nを演算する送風ファン回転
数制御処理を備えたので、熱交換器にドレンが発生する
ことが無い。
【0061】また、第3実施例によれば、CPUとして
処理能力の高いものを用いなくてもドレンの発生を有効
に防止できる。
【0062】以上実施例に基づいて本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設定変更が
可能であることは言うまでもないことである。たとえ
ば、上記第3実施例では、予め演算するファン回転数N
のガスインプット%Ip%として0、25、50、75、
100の5点を用いているが、この点数を少なくすれば
演算処理がより円滑になり、点数を多くすればドレンの
発生をより有効に防止できるものである。
【0063】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明に係る空燃比制御式ガス燃焼機器は、ドレンが発
生し易い領域において燃焼用ガスインプット%Ip%に対
して空気比λが正比例するように送風ファンの回転数N
を演算し、その演算結果に基づいて送風ファンの回転数
Nを制御するので、全てのガスインプット%Ip%領域に
おいてドレンの発生を防止することができ、また、ガス
燃焼機器の使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるガス給湯器の概略構成図で
ある。
【図2】本実施例に係るガス給湯器の燃焼制御プログラ
ムのフローチャートである。
【図3】数1を用いて送風ファン回転数Nを演算する場
合の送風ファン回転数制御処理フローチャートである。
【図4】数1によって演算されたファン回転数Nのガス
インプット%Ip%に対する変化と、このときのガスイン
プット%Ip%に対する空気比λの変化の様子を示すグラ
フであり、図4(a)はファン回転数Nのガスインプッ
ト%Ip%に対する変化を示すグラフであり、図4(b)
はガスインプット%Ip%に対する空気比λの変化を示す
グラフである。
【図5】数2を用いて送風ファン回転数Nを演算する第
2実施例に係る送風ファン回転数制御処理のフローチャ
ートである。
【図6】数2によって演算されたファン回転数Nのガス
インプット%Ip%に対する変化と、このときのガスイン
プット%Ip%に対する空気比λの変化の様子を示すグラ
フであり、図6(a)はファン回転数Nのガスインプッ
ト%Ip%に対する変化を示すグラフであり、図6(b)
はガスインプット%Ip%に対する空気比λの変化を示す
グラフである。
【図7】第3実施例に係る送風ファン回転数制御処理の
フローチャートである。
【図8】予め演算されたファン回転数Nのガスインプッ
ト%Ip%に対する変化と、このときのガスインプット%
Ip%に対する空気比λの変化の様子を示すグラフであ
り、図8(a)はファン回転数Nのガスインプット%I
p%に対する変化を示すグラフであり、図8(b)はガス
インプット%Ip%に対する空気比λの変化を示すグラフ
である。
【図9】従来技術におけるファン回転数Nのガスインプ
ット%Ip%に対する変化と、このときのガスインプット
%Ip%に対する空気比λの変化の様子を示すグラフであ
り、図9(a)はファン回転数Nのガスインプット%I
p%に対する変化を示すグラフであり、図9(b)はガス
インプット%Ip%に対する空気比λの変化を示すグラフ
である。
【符号の説明】
10 ガス給湯器 16 熱交換器 22 湯温サーミスタ 26 ガスバーナ 36 送風ファン 38 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 勉 名古屋市瑞穂区桃園町6番23号 パロマ 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−60419(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 1/02 F23N 3/08 F23N 5/14 370

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室内に配設される熱交換器を燃焼用
    ガスと燃焼用空気の混合気を燃焼させることにより加熱
    するガスバーナと、そのガスバーナに燃焼用ガスを供給
    するガス供給手段と、前記ガスバーナに燃焼用空気を供
    給する送風ファンとを備えたガス燃焼機器において、 前記ガスバーナへ供給されるガスインプット量に対して
    空気比λが直線的に変化するように前記送風ファンの回
    転数Nを演算により求める送風ファン回転数演算手段
    と、 その送風ファン回転数演算手段の演算結果に基づいて送
    風ファンのファン回転数Nを制御する送風ファン回転数
    制御手段とを備え、 記送風ファン回転数演算手段は、ガスインプット%I
    pが0%〜100%の領域において、 N=1/1000(NMax/IpMax−NMin/IpMin)・(Ip ax −IpMin)・(Ip+1/100{IpMin・(NMax/Ip ax −NMin/IpMin)+NMin・(IpMax−IpMin)/IpMi }・(Ip)+NMin ここに、IpMax:最大ガスインプット量 IpMin:最小ガスインプット量 Ip:ガスインプット% NMax:最大ファン回転数(rpm) NMin:最小ファン回転数(rpm)とする。 の式に基づいて送風ファンの回転数Nを演算することを
    特徴とする空燃比制御式ガス燃焼機器。
  2. 【請求項2】 燃焼室内に配設される熱交換器を燃焼用
    ガスと燃焼用空気の混合気を燃焼させることにより加熱
    するガスバーナと、そのガスバーナに燃焼用ガスを供給
    するガス供給手段と、前記ガスバーナに燃焼用空気を供
    給する送風ファンとを備えたガス燃焼機器において、 前記ガスバーナへ供給されるガスインプット量に対して
    空気比λが直線的に変化するように前記送風ファンの回
    転数Nを演算により求める送風ファン回転数演 算手段
    と、 その送風ファン回転数演算手段の演算結果に基づいて送
    風ファンのファン回転数Nを制御する送風ファン回転数
    制御手段とを備え、 記送風ファン回転数演算手段は、ガスインプット%I
    pが0%≦IP%<n%の領域においては、 N=1/10000/IpMin/{n・(IpMax−IpMin)/100 +IpMin}・〔(IpMax−IpMin)・(IpMin・NMax−Ip ax ・NMin)・(Ip+ {n・NMin(IpMax−IpMin+100・(IpMin・(NMax −NMin) ・Ip}〕+NMin ここに、IpMax:最大ガスインプット量 IpMin:最小ガスインプット量 Ip:ガスインプット% NMax:最大ファン回転数(rpm) NMin:最小ファン回転数(rpm)とする。 の式に基づいて送風ファンの回転数Nを演算し、 ガスインプット%Ipがn%≦Ip≦100%の領域
    においては、 N=aIp+b a、b:係数 の式に基づいて演算することを特徴とする空燃比制御式
    ガス燃焼機器。
  3. 【請求項3】 請求項記載の空燃比制御式ガス燃焼機
    器であって、 前記ガスインプット%Ipの領域値nは、40≦n≦
    70の範囲にあることを特徴とする空燃比制御式ガス燃
    焼機器。
  4. 【請求項4】 燃焼室内に配設される熱交換器を燃焼用
    ガスと燃焼用空気の混合気を燃焼させることにより加熱
    するガスバーナと、そのガスバーナに燃焼用ガスを供給
    するガス供給手段と、前記ガスバーナに燃焼用空気を供
    給する送風ファンとを備えたガス燃焼機器において、 前記ガスバーナへ供給されるガスインプット量に対して
    空気比λが直線的に変化するように前記送風ファンの回
    転数Nを演算により求める送風ファン回転数演 算手段
    と、 その送風ファン回転数演算手段の演算結果に基づいて送
    風ファンのファン回転数Nを制御する送風ファン回転数
    制御手段とを備え、 らに予め演算された複数の所定燃焼ガスインプット%
    Ipに対応するファン回転数Nを記憶するファン回転
    数記憶手段を備え、 前記送風ファン回転数演算手段は、前記ファン回転数記
    憶手段に記憶されたデータに基づいて隣接する各点を直
    線補正するようにして前記送風ファン回転数Nを演算す
    ることを特徴とする空燃比制御式ガス燃焼機器。
  5. 【請求項5】 燃焼室内に配設される熱交換器を燃焼用
    ガスと燃焼用空気の混合気を燃焼させることにより加熱
    するガスバーナと、そのガスバーナに燃焼用ガスを供給
    するガス供給手段と、前記ガスバーナに燃焼用空気を供
    給する送風ファンとを備えたガス燃焼機器において、 前記ガスバーナへ供給されるガスインプット量に対して
    空気比λが直線的に変化するように前記送風ファンの回
    転数Nを演算により求める送風ファン回転数演算手段
    と、 その送風ファン回転数演算手段の演算結果に基づいて送
    風ファンのファン回転数Nを制御する送風ファン回転数
    制御手段とを備え、 らに出湯湯温を検出する出湯湯温検出手段を備え、 その出湯湯温検出手段により検出された出湯湯温に基づ
    いてガスインプット量を決定するガスインプット量決定
    手段と、 前記出湯湯温検出手段により検出された出湯湯温に基づ
    いて現在ガスインプット量がドレン発生領域にあるか否
    かを判断するドレン発生領域判断手段と、 そのドレン発生領域判断手段により現在ガスインプット
    量がドレン発生領域にあると判断された場合には前記送
    風ファンのファン回転数Nを前記送風ファン回転数演算
    手段により演算する送風ファン回転数演算変更手段とを
    備えたことを特徴とする空燃比制御式ガス燃焼機器。
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