JP3317109B2 - 譜面台装置 - Google Patents

譜面台装置

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JP3317109B2 JP29360295A JP29360295A JP3317109B2 JP 3317109 B2 JP3317109 B2 JP 3317109B2 JP 29360295 A JP29360295 A JP 29360295A JP 29360295 A JP29360295 A JP 29360295A JP 3317109 B2 JP3317109 B2 JP 3317109B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鍵盤楽器等に使用
する譜面台装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】譜面台は、一般に屋根板上に設けられる
ことが多く、譜面板の立設、倒設動作を繰り返すだけ
で、いわゆるノック動作のみで、自動立設、倒設ができ
る譜面台装置は、従来からあるが、この譜面台装置は、
操作が簡単である反面、構成が複雑で、耐久性がなく、
コスト高になっていた。そこで、立設動作のみ容易にし
て、持ち上げ動作だけで立設できる譜面台装置も実公昭
53ー15303に例示するように考えられている。こ
の従来技術は、1つの取付板、1つの固定板、2つの支
持板からなる4軸4リンクのリング構造をなし、取り付
け板と支持板との結合軸に外側に付勢するコイルバネを
介在させることにより、譜面板の持ち上げ動作のみで立
設可能にしている。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術は、2つの支持板間に規制板を介在させ、立設状態を
安定させてはいるが、譜面板立設時においても4リンク
のリング構造を維持するので製造時は各軸にガタツキの
ないよう蝶番を形成したとしても、譜面板自由端を手で
持って、不用意に強く立設動作を繰り返すようなことが
重なると、支持板に設けられた3つの軸部にガタツキが
発生する。特にバネの作用力が弱い固定板と支持板間の
軸部のガタツキは、伴奏等の比較的低い演奏音に支持板
(金具もしくは軸)が共鳴して不快音を発生させる原因
になる。また、各リンク間に遊びのない構造、換言すれ
ば遊びを発生させると不都合が起きる構成になっている
ので、立設時に各軸に大きな力がかかり、壊れやすい構
造であるとも言える。さらにまた、4軸4リンク及び規
制板からなる複雑な構成のため組立に時間がかかり、コ
スト高にもなる。このような数々の問題点があった。
【0004】そこで、本発明は、これらの問題点を解決
するため、演奏による不快な共鳴ノイズ音を発生させな
い、構成簡単にしてコストがかからず、譜面板の持ち上
げ動作だけで容易に立設できる譜面台装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の譜面台装置は、取付板41が載置台(屋根
板)1に、固定板42が譜面板3に、固定され、該両板
41、42の一方同士が回転自在に連結され、一方43
1を自由端とし他方432が結合回転部4Jを介して上
記固定板42の他方422に、回転自在に固着された譜
面板の支持板43を設け、これによって該譜面板3が該
載置台1に立設、倒設自在に載置されるようにした譜面
台装置において、上記固定板42に対し上記支持板43
が対面接近する方向に付勢する付勢手段4Sを上記結合
回転部4Jに設けると共に、上記固定板42もしくは支
持板43の両板狭角形成時における互いに対向するいず
れかの面425,435に、上記載置台1に対する譜面
板3の所定角度位置でストップするストッパ片426を
設け、上記所定角度位置に譜面板3をセットした時、支
持板43の一方431が、ほぼ上記所定角度位置維持
させるための係止部41aを取付板41に設けるととも
に、上記付勢手段の端部が係止片に係止され、該係止片
が譜面板倒設時にその裏面に当接することによって過倒
設を保護するようにした。
【0006】このような本発明は、次のように作用す
る。譜面板の倒設時においては、コイルバネ等の付勢手
段4Sの付勢力に抗して、支持板43と固定板42との
なす角度を最大にし、譜面板3の自重により支持板43
の自由端が取付板41の係止部41aを越えて載置台上
に当接し倒設状態を維持するようにさせられている。こ
の状態から譜面板の自由端31を手で持って、手前方向
D1に立設していくと、支持板43の自由端が載置台上
を滑りながら上記付勢手段4Sの付勢力が徐々に開放さ
れ、該自由端は該係止部41aに接触しながらそれを乗
り越え取付板41内の係止部41aiに位置する。この
場合、勢い余って譜面板3をさらに手前D1に倒しても
支持板43はストッパ片426にて固定板42とに所定
角を保持させられて譜面板3と共に回動する。この状態
から譜面板3を少し戻し回動(D2)すると該自由端が
係止部41ai(内側)に当接して、立設安定状態とな
る。倒設する場合は、手で支持板43の自由端部を持
ち、該自由端を係止部41aから取付板41の外側に位
置させつつ譜面板を少し倒すと、該自由端は載置台上に
当接する。その後譜面板のみを倒設動作させるだけで該
自由端は載置台上を滑りながら上述した倒設状態に落ち
着く(図3の一点鎖線参照)。このとき、係止片が譜面
板裏面に当接することによって過倒設を防ぐ。
【0007】さらにまた、本発明の譜面台装置は、上記
目的を達成するために、上記ストッパ片426を、上記
付勢手段の一方4S1を固定するためのストッパと兼用
している。それによって、譜面台装置の簡略化を図るこ
とができ、コストを下げることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る譜面台装置の斜視図
を全体外観図として図1に示し、譜面板3を屋根板(載
置台)1に対し回転自在に保持するための蝶番4の詳細
を正面図、側面図、背面図として図2に示し、譜面板3
を屋根板1に対し、回転自在に取り付けた側面図を図3
に示す。図3は譜面板を倒設した状態についても一点鎖
線で示している。
【0009】本発明の譜面台装置は、図1に示すように
鍵盤楽器の屋根板1等の載置台に配設されるもので、譜
面止め(譜面受け)2と譜面板3と蝶番4とからなる。
上記蝶番4は、図2、図3に示すように一方に回転部A
を他方に係止部41aを設け、屋根板1に図示しないネ
ジ等で固着される取付板41と、一方には上記回転部A
に同軸a1にて回転自在に結合された回転部Bを、他方
には回転部Cを設け、譜面板3に図示しないネジ等でネ
ジ孔423を介して固着される固定板42と、一方43
1を自由端とし、他方432が上記回転部Cと回転部D
とからなる結合回転部4Jを介して上記固定板42の他
方422に回転自在に固着された支持板43とからな
り、譜面板立設時には三角形の側面形状を有する。
【0010】支持板43の他方432に回転部Dを、固
定板42の他方422に回転部Cを設け、同軸a2を両
回転部C,Dに挿通して形成した結合回転部4Jには、
上記固定板42に対し上記支持板43が対面接近する方
向に付勢する付勢手段(コイルバネ)4Sが設けられて
おり、上記固定板42もしくは支持板43の両板狭角形
成時における互いに対向するいずれかの面425,43
5には、上記載置台1に対する譜面板3の所定角度位置
でストップするストッパ片426が設けられ、上記所定
角度位置に譜面板3をセットした時、支持板43の一方
431が、ほぼ上記所定角度位置を維持するための係止
部41aを取付板41に設けている。
【0011】また、上記ストッパ426は、上記付勢手
段の一方4S1を固定するためのストッパにもなってい
る。なお、コイルバネ4Sの他方4S2は、支持板43
から外方に突設したバネ係止片437に係止され、この
係止片437は、譜面板倒設時にその裏面33に当接
し、過倒設を保護するストッパにもなるものである。
【0012】そして、譜面板の倒設時は、図3の一点鎖
線で示すように支持板43と固定板42とのなす角を付
勢手段4Sの付勢力に抗して、最大(約180度)にす
る。両回転部C,Dから延設される各板が回転にてずれ
るため該角は正確には160〜170度となる。この
時、支持板43の自由端(一方)431に設けた滑り部
材438は、譜面板3の自重により載置台上に当接し、
倒設状態を維持させられている。そして、譜面板の立設
時には、図3の実線で示すように滑り部材438が取付
板41の端部を折曲加工した係止部41aの内側41a
iに位置して、立設安定状態を維持する。
【0013】なお、回転部A,B及び軸a1に摩擦力を
発生するように堅締めしておくことにより、ノイズに強
く、かつ前倒または後倒途中の更なる急倒を防止するこ
とができる。また、後倒途中において、付勢手段が倒設
方向に強く付勢するよう作用力が働くので、急後倒を防
止することができる。
【0014】また、前記実施例では、図1のように三角
蝶番4を2個使用しており、倒設する時は譜面板3を少
し前倒しながら両手で支持板43を持ち、譜面板3を後
倒しなければならない。そこで、軸a2と回転部Cとを
固定し、左右の蝶番4の支持板43を連動させるように
すれば、片手でも譜面板3の倒設動作ができる。また蝶
番4の幅を長くすると、単一の蝶番のみで譜面板を立倒
設可能である。この場合、支持板の幅は、前実施例と同
程度に狭くしてもよい。このようにしても、片手でも譜
面板3の倒設動作ができる。
【0015】また、譜面板倒設時にその裏面33に当接
する過倒設防止ストッパとしての係止片437は、その
当接面437aにフェルト等の緩衝材を貼り付け、当接
時の当接面437aと屋根板1上面との距離を、結合回
転部の譜面板への当接高さまたはストッパ片426の譜
面板への当接時の基端部高さに同じか、あるいはわずか
に大きく設定すれば、どんな場合にも譜面板を傷つける
ことがない。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、2軸3リンク構成であ
るため、構成簡単であり、支持板は、単一部材でかつ付
勢手段4Sにて常時付勢しているので、立設、倒設状態
を問わず、演奏により不快な共鳴ノイズ音が発生しない
ようになっている。また、譜面板の持ち上げ動作のみで
容易に立設できる。また、立設時の持ち上げ動作が、オ
ーバー動作をしても軸部に大きな力が発生せず、耐久性
が良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る譜面台装置の全体外観斜視図であ
る。
【図2】本発明の主要部を構成する蝶番4の詳細図であ
る。
【図3】譜面板3を屋根板1に対し回転自在に取り付け
た側面図である。
【符号の説明】
1……載置台(屋根板)、 3……譜面板、 4……蝶
番、 41……取付板、41a……係止部、 42……
固定板、 422……固定板の他方、 426……スト
ッパ片、 43……支持板、 431……支持板の一方
(自由端)、432……支持板の他方、 4J……結合
回転部、 4S……付勢手段(コイルバネ)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付板が載置台に、固定板が譜面板に、
    定され、該両板の一方同士が回転自在に連結されて構成
    されるとともに、一方を自由端とし他方が結合回転部を
    介して上記固定板の他方に回転自在に固着された譜面板
    の支持板を設け、これによって該譜面板が該載置台に立
    設、倒設自在に載置されるようにした譜面台装置におい
    て、 上記固定板に対し上記支持板が対面接近する方向に付勢
    する付勢手段を上記結合回転部に設けると共に、 上記固定板もしくは支持板の両板狭角形成時における互
    いに対向するいずれかの面に上記載置台に対する譜面板
    の所定角度位置でストップするストッパ片を設け、 上記所定角度位置に譜面板をセットした時、支持板の一
    ほぼ上記所定角度位置維持させるための係止部を
    前記取付板に設け、前記付勢手段の端部が係止片に係止されるとともに、該
    係止片が譜面板倒設時に譜面板裏面に当接することによ
    って過倒設を保護する ことを特徴とする譜面台装置。
  2. 【請求項2】上記ストッパ片は、上記付勢手段の一方ま
    たは他方を固定するためのストッパになっていることを
    特徴とする譜面台装置。
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