JP3069681B2 - 取付金具 - Google Patents
取付金具Info
- Publication number
- JP3069681B2 JP3069681B2 JP9084091A JP8409197A JP3069681B2 JP 3069681 B2 JP3069681 B2 JP 3069681B2 JP 9084091 A JP9084091 A JP 9084091A JP 8409197 A JP8409197 A JP 8409197A JP 3069681 B2 JP3069681 B2 JP 3069681B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting
- claw
- claw member
- mounting member
- mounting bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Hinge Accessories (AREA)
- Furniture Connections (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家具の一部
又は家具自体を折り畳み可能に取り付ける取付金具に関
する。
又は家具自体を折り畳み可能に取り付ける取付金具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の家具用の取付金具として、図8に
示す特開平8−205937号に記載の机に適用された
ものがある。この取付金具は2個のコ字状部材21,2
2を回動可能に軸23で軸着したもので、使用位置及び
折り畳み位置を保つため、スプリングにて軸23の方向
に付勢したピン24を部材21に設けたピン嵌入孔21
a,21bに嵌入している。
示す特開平8−205937号に記載の机に適用された
ものがある。この取付金具は2個のコ字状部材21,2
2を回動可能に軸23で軸着したもので、使用位置及び
折り畳み位置を保つため、スプリングにて軸23の方向
に付勢したピン24を部材21に設けたピン嵌入孔21
a,21bに嵌入している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の取付金具は、折り畳み状態から使用状態に回動させ
る際、ピン24が常に付勢されて部材21を摺動するの
で、負荷が集中し摺動性が悪く又摺動箇所が削れて、操
作性や耐久性が良くなかった。又、始めにピン24を押
しながら回動させなければならず、手間が多くすぐに使
用できなくて不便であった。そこで仮にピン嵌入孔21
bを無くしてしまうことも考えられるが、折り畳み状態
時スプリング25が縮んだままとなり、強度、耐久性に
不安が出てくる。
来の取付金具は、折り畳み状態から使用状態に回動させ
る際、ピン24が常に付勢されて部材21を摺動するの
で、負荷が集中し摺動性が悪く又摺動箇所が削れて、操
作性や耐久性が良くなかった。又、始めにピン24を押
しながら回動させなければならず、手間が多くすぐに使
用できなくて不便であった。そこで仮にピン嵌入孔21
bを無くしてしまうことも考えられるが、折り畳み状態
時スプリング25が縮んだままとなり、強度、耐久性に
不安が出てくる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題に鑑
みて、特に折り畳み位置から使用位置への作動を容易に
しながら、簡易な構成で使用時の強度や耐久性が充分な
取付金具を提供するもので、その構成は、互いに蝶着さ
れる2つの取付部材と、これらの取付部材間に設けら
れ、所望の角度に於いて前記両取付部材の折り畳み作動
を規制する規制手段とを備えた取付金具であって、前記
規制手段を、前記一方の取付部材に前記両取付部材の蝶
着軸と平行な軸で回動自在に軸着される爪部材と、前記
他方の取付部材に設けられ、前記所望の角度でのみ前記
爪部材が係止し、前記爪部材を前記両取付部材の折り畳
み作動を阻止する姿勢に維持させる被係止部と、前記爪
部材を前記所望の角度における前記被係止部との係止位
置へ付勢する付勢手段とから構成したことを特徴とす
る。
みて、特に折り畳み位置から使用位置への作動を容易に
しながら、簡易な構成で使用時の強度や耐久性が充分な
取付金具を提供するもので、その構成は、互いに蝶着さ
れる2つの取付部材と、これらの取付部材間に設けら
れ、所望の角度に於いて前記両取付部材の折り畳み作動
を規制する規制手段とを備えた取付金具であって、前記
規制手段を、前記一方の取付部材に前記両取付部材の蝶
着軸と平行な軸で回動自在に軸着される爪部材と、前記
他方の取付部材に設けられ、前記所望の角度でのみ前記
爪部材が係止し、前記爪部材を前記両取付部材の折り畳
み作動を阻止する姿勢に維持させる被係止部と、前記爪
部材を前記所望の角度における前記被係止部との係止位
置へ付勢する付勢手段とから構成したことを特徴とす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】まず、本発明に係る取付金具の実
施の形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の形態に
おいて、取付金具の全ての両対面及び爪部材のレバー部
は対称的な構成をとるので、特に断わらない限り片方の
対面すなわち側面及び片方のレバー部についてのみ説明
する。
施の形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の形態に
おいて、取付金具の全ての両対面及び爪部材のレバー部
は対称的な構成をとるので、特に断わらない限り片方の
対面すなわち側面及び片方のレバー部についてのみ説明
する。
【0006】図2は本発明に係る取付金具の斜視説明図
であって、図1はその分解説明図である。まず、1は第
1取付部材であって、コ字状に垂直に折り曲げられ、側
面1aと取付面1bの計3面を有している。取付面1b
には家具等を取り付けるネジ孔1c,1c,・・を複数
設けていて、側面1a後方(図1右上方向)にはU字状
切欠部1dを有している。第1取付部材1の取付面1b
及び側面1aの上方には、一部コ字状である第2取付部
材2を設ける。第2取付部材2の取付面2bは、側面2
aに対し延長されており、第1取付部材1の取付面1b
と同様にネジ孔2c,2c,・・が設けられている。第
2取付部材2は、第1取付部材1と開いた側を互いに向
き合わせて側面を第2取付部材2が外側になるようにそ
れぞれ重ね、第1取付部材1のU字状切欠部1dの更に
後方に設ける軸孔1eと第2取付部材2の側面2a中央
根元部に設ける軸孔2eとを合わせて、ピン4を貫かせ
て両方の側面を軸着して回動可能に設ける。ここで、互
いの取付面1bと2bの角度(角度Aとする)が90度
となったとき、第2取付部材2の取付面2bが第1取付
部材1の側面1aの後方端部1fに当接し、角度90度
以上に回転不可能、すなわち、使用位置より広く回動し
ないようになっている。
であって、図1はその分解説明図である。まず、1は第
1取付部材であって、コ字状に垂直に折り曲げられ、側
面1aと取付面1bの計3面を有している。取付面1b
には家具等を取り付けるネジ孔1c,1c,・・を複数
設けていて、側面1a後方(図1右上方向)にはU字状
切欠部1dを有している。第1取付部材1の取付面1b
及び側面1aの上方には、一部コ字状である第2取付部
材2を設ける。第2取付部材2の取付面2bは、側面2
aに対し延長されており、第1取付部材1の取付面1b
と同様にネジ孔2c,2c,・・が設けられている。第
2取付部材2は、第1取付部材1と開いた側を互いに向
き合わせて側面を第2取付部材2が外側になるようにそ
れぞれ重ね、第1取付部材1のU字状切欠部1dの更に
後方に設ける軸孔1eと第2取付部材2の側面2a中央
根元部に設ける軸孔2eとを合わせて、ピン4を貫かせ
て両方の側面を軸着して回動可能に設ける。ここで、互
いの取付面1bと2bの角度(角度Aとする)が90度
となったとき、第2取付部材2の取付面2bが第1取付
部材1の側面1aの後方端部1fに当接し、角度90度
以上に回転不可能、すなわち、使用位置より広く回動し
ないようになっている。
【0007】一方、第1取付部材1の上方で第2取付部
材2の前方(図2左下方向)には、爪部材3を設ける。
爪部材3は、レバー部3a、側面3d、側面3d,3d
を連結する側面連結部3c、側面3d、レバー部3aを
備えている。レバー部3aの前方半分には上方に向かう
ゆるやかなカーブを持たせ、爪部材3の操作性や外観を
良くしている。又、爪部材3は、側面3dに開けた軸孔
3eと第1取付部材1の側面1aの軸孔1gとを合わせ
て、使用位置における第2取付部材2の取付面2bと向
かい合う方向に開くように第2取付部材2の回転軸2z
と平行な回転軸3zにおいて回動可能にピン5にて軸着
する。ここで、爪部材3と折り畳み位置において当接す
るようにして、第2取付部材2を折り畳み位置より狭い
範囲には回動不可能としている(図3参照)。爪部材3
の回動範囲は、レバー部3aの第1取付部材側面1aに
対する当接状態によって、第1取付部材取付面1bに対
するレバー部3a後方半分3fとの角度(角度Bとす
る)において略角度20度から60度までの40度程に
制限されている。尚、第1取付部材取付面1bと側面連
結部3cとの角度は角度Bプラス20度程度としてい
る。
材2の前方(図2左下方向)には、爪部材3を設ける。
爪部材3は、レバー部3a、側面3d、側面3d,3d
を連結する側面連結部3c、側面3d、レバー部3aを
備えている。レバー部3aの前方半分には上方に向かう
ゆるやかなカーブを持たせ、爪部材3の操作性や外観を
良くしている。又、爪部材3は、側面3dに開けた軸孔
3eと第1取付部材1の側面1aの軸孔1gとを合わせ
て、使用位置における第2取付部材2の取付面2bと向
かい合う方向に開くように第2取付部材2の回転軸2z
と平行な回転軸3zにおいて回動可能にピン5にて軸着
する。ここで、爪部材3と折り畳み位置において当接す
るようにして、第2取付部材2を折り畳み位置より狭い
範囲には回動不可能としている(図3参照)。爪部材3
の回動範囲は、レバー部3aの第1取付部材側面1aに
対する当接状態によって、第1取付部材取付面1bに対
するレバー部3a後方半分3fとの角度(角度Bとす
る)において略角度20度から60度までの40度程に
制限されている。尚、第1取付部材取付面1bと側面連
結部3cとの角度は角度Bプラス20度程度としてい
る。
【0008】しかも、爪部材3を第1取付部材1の取付
面1bと平行となる方向に付勢する様に側面連結部3c
中央と第1取付部材1の後方中央の間にはスプリング7
を、それぞれスプリング孔3g、突起孔1h(図1参
照)を介して設けるので、爪部材3は外力が働かなけれ
ば可能な限り角度Bを小さくし、略角度20度の状態を
保とうとする。スプリング7の応力の強さは、設置した
際爪部材3のレバー部3aを指で押すことによりさほど
力を要せず回動できる程度にし、爪部材3が爪嵌入部6
の最深部6b(図1参照)に嵌入した時及び第2取付部
材2の側面2aに接触していない時応力が無くなるよう
にする。そして第2取付部材2の側面2a外周には爪部
材3が当接可能な爪嵌入部6を設ける。爪嵌入部6の形
状は丸みを持ったV字状とし、両取付部材の角度が90
度になった時、角度Bが最も小さい(略20度)状態の
外周後方3bが最深部6bに嵌入するようにする。すな
わちこの場合、直接に両取付部材を支えるのはレバー部
3aの後方半分3fということになる。上記の構成によ
り、爪嵌入部6は被係止部、スプリングは付勢手段の役
割を担っていることになる。
面1bと平行となる方向に付勢する様に側面連結部3c
中央と第1取付部材1の後方中央の間にはスプリング7
を、それぞれスプリング孔3g、突起孔1h(図1参
照)を介して設けるので、爪部材3は外力が働かなけれ
ば可能な限り角度Bを小さくし、略角度20度の状態を
保とうとする。スプリング7の応力の強さは、設置した
際爪部材3のレバー部3aを指で押すことによりさほど
力を要せず回動できる程度にし、爪部材3が爪嵌入部6
の最深部6b(図1参照)に嵌入した時及び第2取付部
材2の側面2aに接触していない時応力が無くなるよう
にする。そして第2取付部材2の側面2a外周には爪部
材3が当接可能な爪嵌入部6を設ける。爪嵌入部6の形
状は丸みを持ったV字状とし、両取付部材の角度が90
度になった時、角度Bが最も小さい(略20度)状態の
外周後方3bが最深部6bに嵌入するようにする。すな
わちこの場合、直接に両取付部材を支えるのはレバー部
3aの後方半分3fということになる。上記の構成によ
り、爪嵌入部6は被係止部、スプリングは付勢手段の役
割を担っていることになる。
【0009】以上のような構成を持つ取付金具の作用効
果について、改めて以下に説明する。折り畳み位置(図
3参照)から使用位置に第2取付部材2を作動させた際
について順を追って説明すると、まず爪部材3が第2取
付部材2に当接せず回動し、ある地点(角度Aは略50
度)から爪部材3のレバー部3a下面が第2取付部材2
における側面2aの外周上部2f(図3では右上部)に
当接し始め(図4参照)、そのままレバー部3aの外周
後方3bが近づく方向に爪嵌入部6へと摺動する。この
時、第2取付部材2の外周上部2fの形状と第2取付部
材2が回動することによって角度Bを大きくし、スプリ
ング7は伸びて爪部材3は付勢され第2取付部材2に押
し付けられることになるが、第2取付部材2の外周上部
2fに対するレバー部3aの後方半分3f裏面の面接触
においての摺動であるから、作動させるための力にはた
いして影響せず、よって容易に回動作動でき、耐久性も
高い。
果について、改めて以下に説明する。折り畳み位置(図
3参照)から使用位置に第2取付部材2を作動させた際
について順を追って説明すると、まず爪部材3が第2取
付部材2に当接せず回動し、ある地点(角度Aは略50
度)から爪部材3のレバー部3a下面が第2取付部材2
における側面2aの外周上部2f(図3では右上部)に
当接し始め(図4参照)、そのままレバー部3aの外周
後方3bが近づく方向に爪嵌入部6へと摺動する。この
時、第2取付部材2の外周上部2fの形状と第2取付部
材2が回動することによって角度Bを大きくし、スプリ
ング7は伸びて爪部材3は付勢され第2取付部材2に押
し付けられることになるが、第2取付部材2の外周上部
2fに対するレバー部3aの後方半分3f裏面の面接触
においての摺動であるから、作動させるための力にはた
いして影響せず、よって容易に回動作動でき、耐久性も
高い。
【0010】そして角度Aが垂直になったら、レバー部
3aの外周後方3bが、丸みを帯びた爪嵌入部6の上部
の角6aに達し、摺動状態を脱するので、スプリング7
の作用によって第1取付部材1と爪部材3の側面連結部
3cとの角度を最小にした姿勢で最深部6bに嵌入す
る。この時、爪部材3はスプリング7の作用によって自
然に位置決めされ両取付部材を支えるので、作動は特別
なステップを必要とせず、非常にスムーズとなる。であ
るにも関わらず、爪嵌入部6の最深部6bにおいてレバ
ー部3aの外周後方3bが点接触し、いわば面を立てた
状態で両取付部材間を支えるので(図2)、強度充分に
両取付部材の角度を支えることができる。しかも点接触
であることやスプリング7の作用により、爪部材3が外
れる方向にずれにくくなり、使用時折り畳んでしまうと
いった誤作動もなくなる。この作用効果においては爪嵌
入部6の上部の角6aとレバー部3bとの角度関係や点
接触による非摺動性によってスプリング7の応力はさほ
ど大きいものを必要としないので、簡易な構成で強度を
発揮でき、又ほぼ自然長を保つのでスプリング7も半永
久的に使える。更に、使用位置からの折り畳み作動も、
爪部材3のレバー部3aを指で押すだけで爪部材3が爪
嵌入部6から外れ、両取付部材を支えなくなるので、簡
単となる。
3aの外周後方3bが、丸みを帯びた爪嵌入部6の上部
の角6aに達し、摺動状態を脱するので、スプリング7
の作用によって第1取付部材1と爪部材3の側面連結部
3cとの角度を最小にした姿勢で最深部6bに嵌入す
る。この時、爪部材3はスプリング7の作用によって自
然に位置決めされ両取付部材を支えるので、作動は特別
なステップを必要とせず、非常にスムーズとなる。であ
るにも関わらず、爪嵌入部6の最深部6bにおいてレバ
ー部3aの外周後方3bが点接触し、いわば面を立てた
状態で両取付部材間を支えるので(図2)、強度充分に
両取付部材の角度を支えることができる。しかも点接触
であることやスプリング7の作用により、爪部材3が外
れる方向にずれにくくなり、使用時折り畳んでしまうと
いった誤作動もなくなる。この作用効果においては爪嵌
入部6の上部の角6aとレバー部3bとの角度関係や点
接触による非摺動性によってスプリング7の応力はさほ
ど大きいものを必要としないので、簡易な構成で強度を
発揮でき、又ほぼ自然長を保つのでスプリング7も半永
久的に使える。更に、使用位置からの折り畳み作動も、
爪部材3のレバー部3aを指で押すだけで爪部材3が爪
嵌入部6から外れ、両取付部材を支えなくなるので、簡
単となる。
【0011】ここでは、本発明の取付金具を用いて、家
具の全体を折り畳み可能に取り付ける場合について説明
する。図5,図6は本発明に係る取付金具を用いて柱に
棚を取り付けた場合の説明斜視図である。図5は棚を使
用した状態で、角度Aを90度として第1取付部材1を
棚板9に、第2取付部材2を柱10に、それぞれネジ孔
1c,2cを介してネジ止めしている。この時、取付金
具は爪部材3の作用により高強度に棚板9を支え、棚と
して充分使用に供することができる。
具の全体を折り畳み可能に取り付ける場合について説明
する。図5,図6は本発明に係る取付金具を用いて柱に
棚を取り付けた場合の説明斜視図である。図5は棚を使
用した状態で、角度Aを90度として第1取付部材1を
棚板9に、第2取付部材2を柱10に、それぞれネジ孔
1c,2cを介してネジ止めしている。この時、取付金
具は爪部材3の作用により高強度に棚板9を支え、棚と
して充分使用に供することができる。
【0012】図6は棚を折り畳んだ状態である。図5の
ような使用状態から図6のように折り畳む際は、棚板9
を持ちながらレバー部3aを押して爪部材3を爪嵌入部
6から出し、そのまま棚板9を回動させれば良い。この
ような折り畳み作動は大きな力を要せず容易である。逆
に折り畳み状態(図6参照)から使用状態(図5参照)
にする時は、棚板9が垂直になったら爪部材3は爪嵌入
部6に嵌入し、棚板9は自然に位置決め固定されるの
で、棚板9を上方に回動させるだけで良く、操作性は非
常に良いものとなる。
ような使用状態から図6のように折り畳む際は、棚板9
を持ちながらレバー部3aを押して爪部材3を爪嵌入部
6から出し、そのまま棚板9を回動させれば良い。この
ような折り畳み作動は大きな力を要せず容易である。逆
に折り畳み状態(図6参照)から使用状態(図5参照)
にする時は、棚板9が垂直になったら爪部材3は爪嵌入
部6に嵌入し、棚板9は自然に位置決め固定されるの
で、棚板9を上方に回動させるだけで良く、操作性は非
常に良いものとなる。
【0013】続いて、家具の一部を折り畳み可能に取り
付ける場合について説明する。図7は机の天盤に脚を取
り付ける際に本発明の取付金具を使用したものの説明斜
視図である。第1取付部材1に脚12を、第2取付部材
2に天盤11を図示しないネジでネジ止めしている。図
7では折り畳み状態であるが、使用状態においては爪部
材3の作用により脚12が折り畳んでしまうといったこ
とはない。しかも脚の回動作動は容易で、特に図7の位
置から使用位置への作動である脚の設置は非常に簡単で
ある。
付ける場合について説明する。図7は机の天盤に脚を取
り付ける際に本発明の取付金具を使用したものの説明斜
視図である。第1取付部材1に脚12を、第2取付部材
2に天盤11を図示しないネジでネジ止めしている。図
7では折り畳み状態であるが、使用状態においては爪部
材3の作用により脚12が折り畳んでしまうといったこ
とはない。しかも脚の回動作動は容易で、特に図7の位
置から使用位置への作動である脚の設置は非常に簡単で
ある。
【0014】尚、ここまで便宜上両取付部材の取付面が
略平行な状態を折り畳み状態、垂直な状態を使用状態と
呼んで来たが、使用の方法は字面通りに限定されること
はなく、折り畳み収納時角度Aが垂直となる様取り付け
る場合等も考えられる。又、第1,第2取付部材の役割
は上記形態に限定されることはなく、例えば図5におい
て、第1取付部材を柱に取り付けることとしても良い。
又、爪部材の形状は上記形態に限定されるものではな
く、上記した当接状態、嵌入状態等の構成、作用効果を
呈すれば、単なる板状であっても良い。その他、本発明
の主旨を逸脱しない範囲で構成、形状等を変更できるの
は言うまでもない。
略平行な状態を折り畳み状態、垂直な状態を使用状態と
呼んで来たが、使用の方法は字面通りに限定されること
はなく、折り畳み収納時角度Aが垂直となる様取り付け
る場合等も考えられる。又、第1,第2取付部材の役割
は上記形態に限定されることはなく、例えば図5におい
て、第1取付部材を柱に取り付けることとしても良い。
又、爪部材の形状は上記形態に限定されるものではな
く、上記した当接状態、嵌入状態等の構成、作用効果を
呈すれば、単なる板状であっても良い。その他、本発明
の主旨を逸脱しない範囲で構成、形状等を変更できるの
は言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上請求項1に記載の取付金具によれ
ば、簡単な構成ながら、使用時の強度を非常に強力にで
き、使用時折り畳んでしまうといった誤作動もない上、
特に折り畳み位置から使用位置への作動を容易にできる
ので、折り畳み式の家具の製作、取付の際に絶大な効果
を発揮する。
ば、簡単な構成ながら、使用時の強度を非常に強力にで
き、使用時折り畳んでしまうといった誤作動もない上、
特に折り畳み位置から使用位置への作動を容易にできる
ので、折り畳み式の家具の製作、取付の際に絶大な効果
を発揮する。
【図1】本発明に係る取付金具の分解斜視図である。
【図2】本発明に係る取付金具の斜視図である。
【図3】折り畳み状態の斜視図である。
【図4】折り畳み状態から使用状態へ回動している最中
の斜視図である。
の斜視図である。
【図5】本発明に係る取付金具を用いて柱に棚を取り付
け、棚を使用した場合の説明斜視図である。
け、棚を使用した場合の説明斜視図である。
【図6】棚を折り畳んだ場合の説明斜視図である。
【図7】本発明に係る取付金具を用いて机の天盤に脚を
取り付けた場合の説明斜視図である。
取り付けた場合の説明斜視図である。
【図8】従来例の説明図である。
1・・第1取付部材、1a・・側面、1b・・取付面、
1c,2c・・ネジ孔、1d・・U字状切欠部、1e,
1g,2e,3e・・軸孔、1f・・後方端部、1h・
・突出孔、2・・第2取付部材、2a・・側面、2b・
・取付面、2f・・外周上部、2z・・回転軸、3・・
爪部材、3a・・レバー部、3b・・外周後方、3c・
・側面連結部、3d・・側面、3f・・後方半分、3g
・・スプリング孔、3z・・回転軸、4,5・・ピン、
6・・爪嵌入部、6a・・角、6b・・最深部、7・・
スプリング、9・・棚板、10・・柱、11・・天盤、
12・・脚。
1c,2c・・ネジ孔、1d・・U字状切欠部、1e,
1g,2e,3e・・軸孔、1f・・後方端部、1h・
・突出孔、2・・第2取付部材、2a・・側面、2b・
・取付面、2f・・外周上部、2z・・回転軸、3・・
爪部材、3a・・レバー部、3b・・外周後方、3c・
・側面連結部、3d・・側面、3f・・後方半分、3g
・・スプリング孔、3z・・回転軸、4,5・・ピン、
6・・爪嵌入部、6a・・角、6b・・最深部、7・・
スプリング、9・・棚板、10・・柱、11・・天盤、
12・・脚。
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに蝶着される2つの取付部材と、こ
れらの取付部材間に設けられ、所望の角度に於いて前記
両取付部材の折り畳み作動を規制する規制手段とを備え
た取付金具であって、 前記規制手段を、前記一方の取付部材に前記両取付部材
の蝶着軸と平行な軸で回動自在に軸着される爪部材と、
前記他方の取付部材に設けられ、前記所望の角度でのみ
前記爪部材が係止し、前記爪部材を前記両取付部材の折
り畳み作動を阻止する姿勢に維持させる被係止部と、前
記爪部材を前記所望の角度における前記被係止部との係
止位置へ付勢する付勢手段とから構成したことを特徴と
する取付金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9084091A JP3069681B2 (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 取付金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9084091A JP3069681B2 (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 取付金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10280782A JPH10280782A (ja) | 1998-10-20 |
JP3069681B2 true JP3069681B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=13820845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9084091A Expired - Lifetime JP3069681B2 (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 取付金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069681B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-02 JP JP9084091A patent/JP3069681B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10280782A (ja) | 1998-10-20 |
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