JP3316533B2 - 鍵盤装置のスイッチ構造 - Google Patents
鍵盤装置のスイッチ構造Info
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Description
用いられる鍵盤装置のスイッチ構造に関する。
よび図18に示す構造のものがある。この鍵盤装置は、
鍵盤シャーシ1上に配列される多数の鍵2の各後部(同
図では右部)に各鍵2の回動支点をなすヒンジ部3がそ
れぞれ形成され、これらヒンジ部3の各後端に形成され
た共通取付部4がビス4aによって鍵盤シャーシ1上に
固定され、これにより各鍵2が鍵盤シャーシ1上に取り
付けられてヒンジ部3を中心に上下方向に回動するよう
に構成されている。
形成された押圧部5の下方に位置する鍵盤シャーシ1の
下面に回路基板6が設けられ、この回路基板6上にゴム
スイッチ(弾性部材)7が鍵盤シャーシ1の孔部を通し
て上方に突出した状態で設けられ、このゴムスイッチ7
がその弾性力で鍵2の押圧部5を押し上げ、鍵2の前部
に設けられたストッパ片8を鍵盤シャーシ1の下面に設
けられたストッパ部材9に当接させ、これにより鍵2を
上限位置(初期位置)に規制するように構成されてい
る。
ートを逆椀形状に膨出形成した弾性変形可能なものであ
り、鍵2が押鍵されてヒンジ部3を中心に鍵2が回動し
たときに、この鍵2の押圧部5によって押圧されて弾性
変形し、その内部に設けられた可動接点7aが回路基板
6に設けられた一対の固定接点6aに接触し、これによ
り一対の固定接点6aを導通させてスイッチがオンする
ように構成されている。なお、このゴムスイッチ7は、
鍵2から押鍵力などの外力が取り除かれると、元の形状
に弾性復帰して鍵2を初期位置に押し上げる。
うな鍵盤装置のスイッチ構造では、押鍵時にゴムスイッ
チ7の弾性力により鍵2に荷重を付加して鍵タッチ感を
与えているが、各鍵2また複数の鍵2ごとに鍵タッチ感
を変えたい場合には、各鍵2に対応する各ゴムスイッチ
7の弾性力をそれぞれ変えなければならず、このためゴ
ムスイッチ7の形状や材質などが多種になり、その製作
が極めて煩雑になり、簡単に鍵タッチ感を変えることが
できないという不都合がある。
性部材の形状や材質などを変えずに、簡単に鍵タッチ感
を変えることができるようにすることである。
にそれぞれ対応して固定接点が設けられた基板を配置
し、この基板上に弾性変形可能に膨出形成された弾性部
材を設け、前記鍵の押鍵操作によって前記弾性部材が押
圧されて弾性変形することにより、前記弾性部材内に設
けられた可動接点が前記固定接点に接触する鍵盤装置の
スイッチ構造において、前記各鍵または複数の鍵ごとに
前記弾性部材の弾性変形を調節する変形調節部材を設け
て成り、前記変形調節部材は前記弾性部材と接する高さ
位置を前記各鍵または複数の鍵ごとに異ならせて前記弾
性部材の弾性変形を調節することを特徴とする。したが
って、この発明によれば、変形調節部材によってスイッ
チを構成する弾性部材の弾性変形を調節するので、各鍵
または複数の鍵ごとに鍵タッチ感を変える場合、従来の
ように弾性部材の形状や材質などを変える必要がなく、
同一の弾性部材を用いて、簡単に鍵タッチ感を変えるこ
とができる。
明の鍵盤装置のスイッチ構造の第1実施形態について説
明する。なお、図17および図18に示された従来例と
同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。こ
の鍵盤装置は、スイッチ構造が異なる以外は従来例と同
じ構成になっている。すなわち、このスイッチ構造は、
図1に示すように、鍵2の押圧部5の下方に位置する鍵
盤シャーシ1の下面に回路基板6が設けられ、この回路
基板6上にゴムスイッチ7が鍵盤シャーシ1の孔部1a
を通して上方に突出した状態で設けられ、かつ図1およ
び図3に示すように鍵盤シャーシ1の孔部1aの周縁部
にゴムスイッチ7の弾性変形を規制して調節する規制部
10が一体に形成された構成になっている。
れ、その厚さ(高さ)Hが図2に示す鍵2の配列に従っ
て異なり、左側の低音側から右側の高音側に向かって次
第に高さHが低くなるように構成されている。すなわ
ち、規制部10の高さHは、例えば、図3に示すように
低音側の高さHを「1」とすると、中間の高さHが図4
に示すようにほぼ「1/2」となり、高音側の高さHが
図5に示すようにほぼ「0」に近くなるように設定され
ている。この場合、規制部10の高さHは、各鍵2ごと
に異なっていも良く、また複数の鍵2(例えば、1オク
ターブ分の鍵2)ごとに異なっていても良い。なお、規
制部10および鍵盤シャーシ1の孔部1aの各内面は、
連続して形成され、かつ下部が狭く、上部が広くなる逆
テーパ状に形成されている。
鍵2の押鍵時に鍵2がヒンジ部3を中心に回動して鍵2
の押圧部5がゴムスイッチ7を押圧すると、ゴムスイッ
チ7が弾性変形し、その内部に設けられた可動接点7a
が回路基板6上の一対の固定接点6aに接触し、これに
より一対の固定接点6aを導通させてスイッチがオンす
るのであるが、ゴムスイッチ7は規制部10によってそ
の弾性変形が規制され、規制部10の高さHによって異
なる弾性変形をする。
部10の高さHが高い場合には、規制部10によるゴム
スイッチ7の規制部分が多いので、図3(b)に示すよ
うにゴムスイッチ7の変形量が少なく、ゴムスイッチ7
が変形しにくい。このため、図3(c)に示すように鍵
2のストローク(ゴムスイッチ7の変形量)が大きくな
るに従ってゴムスイッチ7が鍵2に付与する荷重が急激
に大きくなり、鍵タッチが重くなる。
0の高さHが低音側の半分程度の場合には、規制部10
によるゴムスイッチ7の規制部分が少なくなるので、図
4(b)に示すようにゴムスイッチ7の変形量が低音側
よりも多くなり、ゴムスイッチ7が変形しやすくなる。
このため、図4(c)に示すように鍵2のストロークが
大きくなるに従ってゴムスイッチ7の鍵2に対する付与
荷重が急激に大きくならず、低音側よりも緩やかにな
り、鍵タッチが低音側よりも軽くなる。
10の高さHがさらに低い場合には、規制部10による
ゴムスイッチ7の規制部分がさらに少なくなるので、図
5(b)に示すようにゴムスイッチ7がより一層変形し
やすくなる。このため、図5(c)に示すように鍵2の
ストロークが大きくなるに従って、ゴムスイッチ7の鍵
2に対する付与荷重がさらに緩やかになり、鍵タッチが
極めて軽くなる。
によれば、鍵盤シャーシ1に形成された規制部10によ
ってゴムスイッチ7の弾性変形を規制して調節するの
で、従来のようにゴムスイッチ7の形状や材質などを変
える必要がなく、同一のゴムスイッチ7を用いて、各鍵
2または複数の鍵2ごとに簡単に鍵タッチ感を変えるこ
とができる。
参照して、この発明の鍵盤装置のスイッチ構造の第2実
施形態について説明する。この場合にも、図17および
図18に示された従来例と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。この鍵盤装置も、スイッチ構
造が異なる以外は従来例と同じ構成になっている。すな
わち、このスイッチ構造は、図6および図7に示すよう
に、鍵2の押圧部5の下方に位置する鍵盤シャーシ1の
下面に回路基板6が設けられ、この回路基板6上にゴム
スイッチ7が鍵盤シャーシ1の孔部1aを通して上方に
突出した状態で設けられ、かつ鍵盤シャーシ1の孔部1
aに対応する個所にゴムスイッチ7の弾性変形を規制し
て調節する規制部材15がスペーサ16を介して設けら
れた構成になっている。
入するリング形状に形成され、その内周側の縁部に下方
に突出して鍵盤シャーシ1の孔部1aに挿入可能な突起
部15aが形成された構成になっている。この場合、突
起部15aの内周面は、下部が狭く、上部が広くなる逆
テーパ状に形成されている。スペーサ16は、平板状の
リングであり、規制部材15と鍵盤シャーシ1との間に
配置され、その厚さTが第1実施形態と同様、鍵2の配
列に従って異なり、左側の低音側から右側の高音側に向
かって次第に厚さTが薄くなるように構成されている。
すなわち、低音側のスペーサ16は、図6に示すよう
に、厚さTが厚く形成されており、逆に、高音側のスペ
ーサ16は、図7に示すように、厚さTが非常に薄く形
成されている。したがって、低音側の規制部材15は、
図6に示すように、スペーサ16の厚さTが厚いので、
突起部15aが鍵盤シャーシ1の上方の高い位置に配置
される。また、高音側の規制部材15は、図7に示すよ
うに、スペーサ16の厚さTが薄いので、突起部15a
が鍵盤シャーシ1の上方の低い位置つまり孔部1a内に
配置される。
鍵2の押鍵時にゴムスイッチ7が押圧部5によって押圧
されると、ゴムスイッチ7が弾性変形し、その内部に設
けられた可動接点7aが回路基板6上の一対の固定接点
6aに接触し、これにより一対の固定接点6aを導通さ
せてスイッチがオンするのであるが、ゴムスイッチ7は
規制部材15によってその弾性変形が規制され、規制部
材15の設置高さ、つまりスペーサ16の厚さTによっ
て異なる弾性変形をすることになる。すなわち、低音側
では、図6に示すように、スペーサ16が厚く、規制部
材15の位置が高いので、ゴムスイッチ7が変形しにく
く、鍵タッチが重くなり、高音側に向かうに従って、ス
ペーサ16の厚さが薄くなり、規制部材15の高さが次
第に低くなるので、図7に示すように、ゴムスイッチ7
が低音側よりも変形しやすくなり、鍵タッチが低音側よ
りも軽くなる。
によれば、規制部材15の設置高さをスペーサ16の厚
さTによって変えることにより、ゴムスイッチ7の弾性
変形量を調節することができ、このため第1実施形態と
同様、従来のようにゴムスイッチ7の形状や材質などを
変える必要がなく、同一のゴムスイッチ7を用いて、各
鍵2ごとに簡単に鍵タッチ感を変えることができる。
参照して、この発明の鍵盤装置のスイッチ構造の第3実
施形態について説明する。この場合にも、図17および
図18に示された従来例と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。この鍵盤装置においても、ス
イッチ構造が異なる以外は従来例と同じ構成になってい
る。すなわち、このスイッチ構造は、図8に示すよう
に、鍵盤シャーシ1の下面に設けられた回路基板6上に
ゴムスイッチ7が鍵盤シャーシ1の孔部1aを通して上
方に突出した状態で設けられ、かつ鍵盤シャーシ1の孔
部1aに対応する個所の鍵盤シャーシ1上に規制部材2
0がスペーサ21を介してビス22によって取り付けら
れた構成になっている。
形状をなし、鍵2の配列方向に沿って複数配列されてい
る。各規制部材20は、複数の鍵2、例えば1オクター
ブ分の鍵2に対応し、かつ鍵盤シャーシ1の各孔部1a
に対応してゴムスイッチ7がそれぞれ挿入する円筒状の
規制部20aが形成された構成になっている。この円筒
状の規制部20aの内周面は、下部が狭く、上部が広く
なる逆テーパ状に形成されている。スペーサ21は、規
制部20aと対応する個所に開口部21aが形成された
平板であり、その厚さTが、第2実施形態と同様、鍵2
の配列に従って異なり、左側の低音側から右側の高音側
に向かって次第に厚さTが薄くなるように構成されてい
る。すなわち、低音側のスペーサ21は厚さTが厚く、
高音側のスペーサ21は厚さTが薄く形成されている。
したがって、低音側の規制部材20は、スペーサ21の
厚さTが厚いので、円筒状の規制部20aが鍵盤シャー
シ1の上方の高い位置に配置される。また、高音側の規
制部材20は、スペーサ21の厚さTが薄いので、円筒
状の規制部20aが鍵盤シャーシ1の上方の低い位置に
配置される。
規制部材20の各円筒状の規制部20aによってゴムス
イッチ7の弾性変形が規制されるとともに、規制部20
aの設置高さがスペーサ21の厚さTによって異なり、
低音側では、スペーサ21の厚さTが厚く、規制部20
aの高さが高いので、第2実施形態と同様、ゴムスイッ
チ7が変形しにくく、鍵タッチが重くなり、高音側に向
かうに従って、スペーサ21の厚さが薄くなり、規制部
20aの高さが次第に低くなるので、ゴムスイッチ7が
低音側よりも変形しやすくなり、鍵タッチが低音側より
も軽くなる。このため、規制部材20の高さをスペーサ
21の厚さTによって変えることにより、ゴムスイッチ
7の弾性変形量を調節することができ、第1実施形態と
同様、従来のようにゴムスイッチ7の形状や材質などを
変える必要がなく、同一のゴムスイッチ7を用いて、各
鍵2ごとに簡単に鍵タッチ感を変えることができる。こ
の場合、規制部材20は、複数の鍵2ごとに対応して設
けられているので、第2実施形態のように各鍵2ごとに
規制部材15を配置する場合に比べて部品点数を少なく
することができ、組立て作業性を良くすることができ
る。
参照して、この発明の鍵盤装置のスイッチ構造の第4実
施形態について説明する。この場合にも、図17および
図18に示された従来例と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。この鍵盤装置も、スイッチ構
造が異なる以外は従来例とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、このスイッチ構造は、図10に示すように、
鍵2の押圧部5の下方に位置する鍵盤シャーシ1の下面
に回路基板6が設けられ、この回路基板6上にゴムスイ
ッチ7が鍵盤シャーシ1の孔部1aを通して上方に突出
した状態で設けられ、かつゴムスイッチ7の弾性変形を
規制する規制部材25が複数の高さ調節ねじ26によっ
て鍵盤シャーシ1に取り付けられた構成になっている。
るリング形状に形成され、その内周面の縁部に下方に突
出して鍵盤シャーシ1の孔部1aに挿入可能な円筒状の
突起部25aが形成された構成になっている。この場
合、突起部25aの内周面は、下部が狭く、上部が広く
なる逆テーパ状に形成されている。複数の高さ調節ねじ
26は、それぞれ頭部26a、首部26b、ねじ部26
cからなり、その首部26bが鍵盤シャーシ1の孔部1
aの近傍に設けられた軸受部27に回転自在に取り付け
られ、その上方に突出したねじ部26cが規制部材25
のねじ孔25bに螺入し、軸受部27の下側に位置する
頭部26acをドライバなどの工具で回すことにより、
図12に示すように、規制部材25を上下方向に移動さ
せて高さを調節するように構成されている。なお、鍵盤
シャーシ1が組み込まれる楽器ケース28の底部には、
その下側から工具が挿入する中空状のボス29が各高さ
調節ねじ26に対応して設けられている。
規制部材25の各円筒状の突起部25aによってゴムス
イッチ7の弾性変形が規制されるとともに、突起部25
aの高さを高さ調節ねじ26によって調節することがで
きる。したがって、低音側の突起部25aの高さを高く
すれば、ゴムスイッチ7が変形しにくくなり、鍵タッチ
を重くすることができると、高音側に向かうに従って、
突起部25aの高さを次第に低くすれば、ゴムスイッチ
7が低音側よりも変形しやすくなり、鍵タッチを低音側
よりも軽くすることができる。このように、ゴムスイッ
チ7の弾性変形量を調節することができるので、第1実
施形態と同様、従来のようにゴムスイッチ7の形状や材
質などを変える必要がなく、同一のゴムスイッチ7を用
いて、各鍵2または複数の鍵2ごとに簡単に鍵タッチ感
を変えることができる。
参照して、この発明の鍵盤装置のスイッチ構造の第5実
施形態について説明する。この場合にも、図17および
図18に示された従来例と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。この鍵盤装置は、スイッチ構
造が異なる以外は従来例と同じ構成になっている。すな
わち、このスイッチ構造は、図13および図15に示す
ように、鍵2の押圧部5の下方に位置する鍵盤シャーシ
1の下面に回路基板6が設けられ、この回路基板6上に
ゴムスイッチ7が鍵盤シャーシ1の孔部1aを通して上
方に突出した状態で設けられ、かつ鍵盤シャーシ1上に
ゴムスイッチ7の弾性変形を規制する一対の規制部材3
0、31が配置された構成になっている。
定の厚さ、例えばゴムスイッチ7全体の厚さのほぼ半分
程度の厚さを有する帯板形状に形成され、鍵2の配列方
向に沿って複数配列されている。各一対の規制部材3
0、31は、ゴムスイッチ7の両側に複数の鍵2、例え
ば1オクターブ分の鍵2に対応し、図示しないビスによ
って鍵盤シャーシ1上に固定されている。各規制部材3
0、31は、ゴムスイッチ7を挾んで対向する各側端部
にゴムスイッチ7のほぼ半分が挿入する半円形孔30
a、31aがそれぞれ複数づつ形成され、これら半円形
孔30a、31aを対向させてほぼ円形状の孔になるよ
うに配置する際、各半円形孔30a、31aの内面とゴ
ムスイッチ7の外周面との間の隙間Sを調節することに
より、ゴムスイッチ7の弾性変形を調節するように構成
されている。なお、各半円形孔30a、31aの内周面
は、下部が狭く、上部が広くなる逆テーパ状に形成され
ている。
一対の規制部材30、31の各半円形孔30a、31a
によってゴムスイッチ7の弾性変形を規制するととも
に、半円形孔30a、31aの内面とゴムスイッチ7の
外周面との間の隙間Sによってゴムスイッチ7の変形量
を調節することができるので、例えば低音側の一対の規
制部材30、31による隙間Sを狭くすることにより、
ゴムスイッチ7を変形しにくくして、鍵タッチを重くし
たり、高音側に向かうに従って、一対の規制部材30、
31による隙間Sを次第に広くすることにより、ゴムス
イッチ7を低音側よりも変形しやすくして、鍵タッチを
低音側よりも軽するように設定することができ、これに
よりゴムスイッチ7の弾性変形量を調節することができ
るので、第1実施形態と同様、従来のようにゴムスイッ
チ7の形状や材質などを変える必要がなく、同一のゴム
スイッチ7を用いて、各鍵2ごとに簡単に鍵タッチ感を
変えることができる。この場合、一対の規制部材30、
31は、複数の鍵2ごとに対応して設けられているの
で、部品点数を少なくすることができ、組立て作業性を
良くすることができる。
部材30、31を配置する際、半円形孔30a、31a
の内面とゴムスイッチ7の外周面との間の隙間Sを調節
するようにしたが、これに限らず、複数の鍵2に対応す
る平板状の規制部材を鍵2の配列方向に沿って複数個配
列し、各規制部材にそれぞれゴムスイッチ7が挿入する
規制孔を設けるとともに、各規制孔の直径を低音側から
高音側に向かうに従って次第に大きくなるように形成し
ても良い。このようにすれば、低音側の規制孔の直径を
小さくして、規制孔の内面とゴムスイッチ7の外周面と
の間の隙間を狭くすることにより、ゴムスイッチ7を変
形しにくくして、鍵タッチを重くすることができるとと
もに、高音側に向かうに従って、規制孔の直径を大きく
して、隙間を次第に広くすることにより、ゴムスイッチ
7を低音側よりも変形しやすくして、鍵タッチを低音側
よりも軽することができる。
ば、多数配列された鍵の下方にそれぞれ対応して固定接
点が設けられた基板を配置し、この基板上に弾性変形可
能に膨出形成された弾性部材を設け、鍵の押鍵操作によ
って弾性部材が押圧されて弾性変形することにより、弾
性部材内に設けられた可動接点が固定接点に接触する鍵
盤装置のスイッチ構造において、弾性部材の外周面近傍
に、この弾性部材の弾性変形を調節する変形調節部材を
設けたので、この変形調節部材によって弾性部材の弾性
変形を調節することにより、各鍵または複数の鍵ごとに
鍵タッチ感を変える場合、従来のように弾性部材の形状
や材質などを変える必要がなく、同一の弾性部材を用い
て、簡単に鍵タッチ感を変えることができる。
断面図。
ゴムスイッチが押圧されていない状態の断面図、(b)
はゴムスイッチが押圧された状態の断面図、(c)は鍵
のストロークとゴムスイッチが鍵に付与する荷重との関
係を示した図。
ムスイッチが押圧されていない状態の断面図、(b)は
ゴムスイッチが押圧された状態の断面図、(c)は鍵の
ストロークとゴムスイッチが鍵に付与する荷重との関係
を示した図。
ゴムスイッチが押圧されていない状態の断面図、(b)
はゴムスイッチが押圧された状態の断面図、(c)は鍵
のストロークとゴムスイッチが鍵に付与する荷重との関
係を示した図。
形態において厚さの厚いスペーサを用いた場合の断面
図。
の断面図。
形態を示した断面図。
いた状態の平面図。
の断面図。
材の高さを調節する状態の断面図。
施形態を示し、(a)はゴムスイッチが押圧されていな
い状態の断面図、(b)はゴムスイッチが押圧された状
態の断面図。
広くした状態を示し、(a)はその状態でゴムスイッチ
が押圧されていないときの断面図、(b)はその状態で
ゴムスイッチが押圧されたときの断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】多数配列された鍵の下方にそれぞれ対応し
て固定接点が設けられた基板を配置し、この基板上に弾
性変形可能に膨出形成された弾性部材を設け、前記鍵の
押鍵操作によって前記弾性部材が押圧されて弾性変形す
ることにより、前記弾性部材内に設けられた可動接点が
前記固定接点に接触する鍵盤装置のスイッチ構造におい
て、 前記各鍵または複数の鍵ごとに前記弾性部材の弾性変形
を調節する変形調節部材を設けて成り、 前記変形調節部材は前記弾性部材と接する高さ位置を前
記各鍵または複数の鍵ごとに異ならせて前記弾性部材の
弾性変形を調節することを特徴とする鍵盤装置のスイッ
チ構造。 - 【請求項2】前記変形調節部材は、スペーサ部材または
調節ねじを用いて前記弾性部材と接する高さ位置を前記
各鍵または複数の鍵ごとに異なるようにしたことを特徴
とする請求項1記載の鍵盤装置のスイッチ構造。 - 【請求項3】前記変形調節部材は、前記弾性部材を挿入
して当該弾性部材の弾性変形を規制する半円形孔部を有
する2つの規制部材を備え、これら2つの規制部材の各
半円形孔部を対向させ、かつ各半円形孔部の内面と前記
弾性部材の外周面との間の隙間を前記各鍵または複数の
鍵ごとに調節して、前記2つの規制部材を配設すること
を特徴とする請求項1記載の鍵盤装置のスイッチ構造。
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JP21123997A JP3316533B2 (ja) | 1997-07-23 | 1997-07-23 | 鍵盤装置のスイッチ構造 |
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