JP3316349B2 - 電気錠 - Google Patents

電気錠

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JP3316349B2
JP3316349B2 JP24429395A JP24429395A JP3316349B2 JP 3316349 B2 JP3316349 B2 JP 3316349B2 JP 24429395 A JP24429395 A JP 24429395A JP 24429395 A JP24429395 A JP 24429395A JP 3316349 B2 JP3316349 B2 JP 3316349B2
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公仁 島本
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室、金庫、ロッカ
ー等の開閉扉を解施錠するための電気錠の構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、特開平7−21731
5号公報において、金庫における開閉扉をロックするた
めの閂杆をシリンダ錠の手動による解施錠操作と、駆動
モータによるダイヤル錠の解施錠操作とに関連させてそ
れぞれ移動できるように構成した電気錠を提案した。
【0003】しかし、この構成では、閂杆がロック状態
にあるとき、駆動モータが断線等により回転不能になる
と、ダイヤル錠が解錠できないから、手動にて解錠する
ことが不能となるという問題があった。この不都合を解
決するため、実公平6−40802号公報では、開閉扉
の裏面に固定したケースに回動自在に装着され、先端が
サムターンに固定された回動軸の後端の係合部が開閉扉
の錠前装置に係脱するように構成し、この回動軸に固定
したパワーディスクを、当該回動軸に遊嵌させたマグネ
ットコイルと、回動軸に摺動且つ回転可能に被嵌したパ
ワーギヤとの間に介挿し、回動軸に被嵌したバネにより
前記パワーギヤが前記パワーディスクから離れるように
付勢され、パワーギヤには正逆回転可能なモータにて回
転するウオームギヤと噛み合うように構成した電気錠が
開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記後
者の技術では、例えモータが断線する等の電気系統の故
障により回動不能となり、且つパワーギヤがウオームギ
ヤと噛み合って抵抗力があっても、回動軸が開閉扉の表
面側からのサムターンと直結しているから、前記ウオー
ムギヤとの噛み合い抵抗力に打ち勝って、回動軸を解錠
方向に回すことができるとするものであるが、サムター
ンにて手動で回動軸を回動するときには前記の抵抗力の
ために軽快に回らないと言う問題点があると共に、マグ
ネットコイルと、パワーディスクと、パワーギヤと付勢
バネという構成のクラッチ機構を介在させているため、
構造が複雑であり、コストも高くなるという問題もあっ
た。
【0005】本発明は、これらの問題を解決すべくなさ
れたものであり、電気系統の故障があっても手動にて解
施錠でき、且つ構造も簡単な電気錠を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の電気錠は、開閉扉等の開閉係合部材に対す
る閂杆をケースに進退動自在に設け、前記ケースには
リンダ錠の前部枠を固定し、この前部枠の内径に、鍵孔
付きの内径ブロックを、前記鍵孔が前記ケースの前面に
開口するように配置し、記前部枠に連設する回動体を
前記内径ブロック に対して回動可能に被嵌し、且つ回動
体は、キー差し込み回動の解施錠操作にて前記内径ブロ
ックに係合して一体的に回動可能に構成し、該回動体に
被嵌して一体的に回動する歯車を前記閂杆に形成したラ
ックに噛み合わせ係合する一方、前記回動体と一体的に
回動する伝動歯車には、正逆回転可能な回転アクチュエ
ータの駆動力を伝動するように構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態について説明する。図1は本発明の電気錠1の主要部
品の斜視図、図2は断面図を示す。電気錠1は前ケース
2aと後ケース2bとからなるケース内に収納され、こ
のケースは、ロッカー本体4に対する開閉扉3の裏面側
に固定され、後ケース2bの左右支持孔8a,8bに貫
通して左右に摺動自在な閂杆7の先端が開閉扉3の裏面
の回動軸5に取りつけられた開閉係合体としてのラッチ
6の背面に臨むように配置されている。
【0008】キー10にて解施錠操作できるシリンダ錠
11は、前記前ケース2aに固定した前部枠11aと、
該前部枠11aの内径に配置された内径ブロック13
と、前部枠11aに連設し、かつ内径ブロック13に対
して回動自在に被嵌した回動体12とからなり、内径ブ
ロック13の前面は前ケース2a及び開閉扉3の前面に
露出し、内径ブロック13の前面の鍵孔13aに適合す
るキー10を差し込んで解錠及び施錠方向にキー10を
回すと、内径ブロック13とその外周の回動体12とが
係合して一体的に回動するように構成されている。従っ
て、手動(キー10)操作にて解錠・施錠しないときに
は、前記回動体12は単独で回動可能なものである。
【0009】前記閂杆7には、図1及び図3に示すよう
に、左右長手のラック14が形成されており、このラッ
ク14に噛み合う歯車15を後軸部16aに固定した回
動作動体16は、その後軸部16aを後ケース2bの支
持孔17に回動自在に軸支され、回動作動体16の前面
の係合孔18に、前記回動体12の後端に突出する係合
突起19を嵌合させて支持され、回動体12と回動作動
体16とが一体的に回動可能に構成されている。
【0010】前記回動体12の外周に係合キー20等に
て固着した大径の伝動歯車21には回動体12の回動軸
線と直交するように配置されたウオームギヤ22を噛み
合わせるように配置し、該ウオームギヤ22の両端軸部
を前ケース2aと前ケース2aの内面に固定したブラケ
ット23とに回転自在に軸支されている。また、ウオー
ムギヤ22の一端軸部に固定した歯車24は正逆回転可
能な制御モータ等の回転アクチュエータ25のピニオン
26と噛み合っている。
【0011】前ケース2aと後ケース2bとに挟まれる
等して固定された印刷基板27は、回動作動体16に遊
嵌し、印刷基板27には、図示しない制御用の回路部品
と、閂杆7の進退動の位置を検出するための検出手段と
しての2対のホトインタラプタ29,30を適宜隔てて
固定し、回動作動体16の外周面に突設した被検出板3
1が通過したか否かを判別する。
【0012】即ち、回転アクチュエータ25の駆動また
はシリンダ錠11のキー10による手動回動にて、回動
体12及び作動回動体16を正回転もしくは逆回転する
ことで、歯車15とラック14との噛み合いにより閂杆
7を進退動させることができ、例えば、一方のホトイン
タラプタ29にて被検出板31を検出するときには、閂
杆7の先端部7aがラッチ6の背面に当接するように前
進して(図2の実線状態参照)、当該ラッチ6を施錠状
態にて位置固定する状態を判別する。他方のホトインタ
ラプタ30にて被検出板31を検出するときには、閂杆
7が後退し、当該閂杆7の先端部7aがラッチ6の背面
から離れて、ラッチ6が自由に回動して開閉扉3の開閉
を可能とする状態を判別できるものである。
【0013】このように構成すれば、静止状態のシリン
ダ錠11に対して回動自在な回動体12は、回転アクチ
ュエータ25の駆動により、ピニオン26、歯車24、
ウオームギヤ22、伝動歯車22からなる歯車伝動機構
を介して回転駆動させることができるから、回転アクチ
ュエータ25の正回転にて閂杆7を前進させてラッチ6
を固定し、回転アクチュエータ25を逆回転させて、閂
杆7を後退させてラッチ6の回動を許容できる。
【0014】万一、電気系統の故障により、回転アクチ
ュエータ25の駆動が不能になった場合、キー10をシ
リンダ錠11の鍵孔13aに差し込み内径ブロック13
を回動させると、これに係合した回動体12を介して作
動回動体16を正回転もしくは逆回転することで、歯車
15とラック14との噛み合いにより閂杆7を進退動さ
せることができるのである。
【0015】なお、前記電気系統の故障がなくても、任
意にキー10の手動操作にて解錠・施錠を実行すること
も可能である。本実施形態において、回動体12と回動
作動体16とを一体的に形成しても良いことはいうまで
もない。また、回転速度の小さい回転アクチュエータ2
5を使用するときには、ピニオン26を伝動歯車22に
直接噛み合わせるように構成しても良いのである。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の電気錠
は、開閉扉等の開閉係合部材に対する閂杆をケースに進
退動自在に設け、前記ケースにはシリンダ錠の前部枠を
固定し、この前部枠の内径に、鍵孔付きの内径ブロック
を、前記鍵孔が前記ケースの前面に開口するように配置
し、記前部枠に連設する回動体を前記内径ブロックに
対して回動可能に被嵌し、且つ回動体は、キー差し込み
回動の解施錠操作にて前記内径ブロックに係合して一体
的に回動可能に構成し、該回動体に被嵌して一体的に回
動する歯車を前記閂杆に形成したラックに噛み合わせ係
合する一方、前記回動体と一体的に回動する伝動歯車に
は、正逆回転可能な回転アクチュエータの駆動力を伝動
するように構成したものであるから、キーの差し込み回
動によるシリンダ錠の操作と、回転アクチュエータの駆
動とのいずれによっても、閂杆を進退動させて解錠・施
錠することが可能である。また、回動体に被嵌固定した
伝動歯車を回転アクチュエータの駆動にて回動させるも
のであり、従来のようにクラッチ機構を介在させないか
ら、万一回転アクチュエータが回転不能となっても、軽
快なキーの差し込み回動にて解錠・施錠することができ
ると共に、電気錠の構造も至極簡単となり、コストの低
下に寄与できるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気錠の主要部品の斜視図である。
【図2】電気錠の断面図である。
【図3】図2の III−III 線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 電気錠 2a 前ケース 2b 後ケース 3 開閉扉 6 ラッチ 7 閂杆 10 キー 11 シリンダ錠 11a 前部枠 12 回動体 13 内径ブロック 14 ラック 15 歯車 16 回動作動体 21 伝動歯車 22 ウオームギヤ 24 歯車 25 回転アクチュエータ 26 ピニオン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉扉等の開閉係合部材に対する閂杆を
    ケースに進退動自在に設け、 前記ケースにはシリンダ錠の前部枠を固定し、この前部枠の内径に、鍵孔付きの内径ブロックを、前記
    鍵孔が前記ケースの前面に開口するように配置し、記前部枠に連設する回動体を前記内径ブロックに対し
    回動可能に被嵌し、且つ回動体は、キー差し込み回動
    の解施錠操作にて前記内径ブロックに係合して一体的に
    回動可能に構成し、 該回動体に被嵌して一体的に回動する歯車を前記閂杆に
    形成したラックに噛み合わせ係合する一方、 前記回動体と一体的に回動する伝動歯車には、正逆回転
    可能な回転アクチュエータの駆動力を伝動するように構
    成したことを特徴とする電気錠。
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