JP3316285B2 - 大型フォークリフトの駆動装置 - Google Patents

大型フォークリフトの駆動装置

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JP3316285B2
JP3316285B2 JP31183193A JP31183193A JP3316285B2 JP 3316285 B2 JP3316285 B2 JP 3316285B2 JP 31183193 A JP31183193 A JP 31183193A JP 31183193 A JP31183193 A JP 31183193A JP 3316285 B2 JP3316285 B2 JP 3316285B2
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wheels
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哲夫 斉藤
茂三 山本
淳 塩澤
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ティー・シー・エム株式会社
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    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右の駆動前輪が夫々
複輪とされた大型フォークリフトにおける電気式の駆動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フォークリフトに代表されるカ
ウンタバランスタイプの荷役運搬車両は、荷役作業の容
易さ、小廻り性が良いといった点で重宝がられている。
しかしながら、車両後部のカウンタウエイトの装備等に
より自重が重い、負荷時と無負荷時とでは重心位置に大
きなずれが生じるといった問題があり、これを軽減する
ために特に大負荷、高稼働の大型フォークリフトにおい
ては、前輪を複輪式(4輪あるいは6輪)としてフロン
トオーバハングを短くしている。
【0003】この複輪式の大型のフォークリフトにおい
ては、図19,20の如く、エンジン1の回転力をトル
クコンバータ2に伝え、トランスミッション3を介して
プロペラシャフト4を回転させ、デファレンシャル5が
装備されたドライブアクスル6を介して左右の複輪の駆
動前輪7を同期回転させているものが一般的である。こ
のようにトルクコンバータ2を採用した場合には、エン
ジン1の動力が流体を介して伝わるため、エンジン1か
らの入力回転数が同じでも出力側の抵抗の大小によって
出力軸の回転数が異なり、またエンジンブレーキがかか
りにくい(出力軸側からの駆動に対する抵抗が少ない)
といった融通性に富んでいる。このため、機械式変速機
を採用した場合に比べて、エンジンストップいわゆるエ
ンストを起こさないとか、出力軸側からの衝撃を緩和す
ることができ、動力系の耐久性を向上することができる
といった特徴がある。
【0004】また、一般的にフォークを昇降させる荷役
装置8および後輪9を換向させる換向装置10は油圧式
とされ、これらに油圧を供給して駆動する油圧ポンプ1
1が配されている。なお、図19中、12は油圧バル
ブ、13は昇降シリンダ、14はティルトシリンダであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のトルクコンバー
タを採用した大型のフォークリフトにおいては、剛性に
乏しいため、路面状況による負荷等により定速で走行し
にくい。しかも、エンジンブレーキがかかりにくいた
め、重量が重く慣性力の大きい車両を停止させる際に車
輪のホイールに内蔵されているサービスブレーキ等の機
械式ブレーキ(油圧により作動するブレーキを含む)が
全制動を受け持つことになり、ブレーキの使用頻度が多
い前後進を繰り返す作業等を行なうとブレーキの摩耗が
激しいといった欠点がある。
【0006】一方、左右の駆動前輪が単輪である小型の
フォークリフトにおいては、図21に示すように例えば
左旋回する場合、デファレンシャル16により左右の駆
動前輪15の回転差を吸収して、左側の駆動前輪15が
旋回半径rで右側の駆動前輪15が旋回半径rで互
いにスリップを少なくして旋回走行できる。しかし、左
右の駆動前輪7が複輪である大型のフォークリフトにお
いては、旋回するときの左側の駆動前輪7と右側の駆動
前輪7との相対的な回転差はデファレンシャル5により
調整してはいるものの、左側および右側の駆動前輪7に
おける内輪7aと外輪7bとの間にはデファレンシャル
機能を有するものがなく、内輪7aと外輪7bとの間に
は回転差が生じない。左右の駆動前輪7がスリップなし
に旋回走行するためには、図20に示すように例えば左
旋回する場合、左側の駆動前輪7の外輪7bが旋回半径
ii、内輪7aが旋回半径rio、右側の駆動前輪7
の内輪7aが旋回半径roi、外輪7bが旋回半径r
ooで旋回すべきなので回転差がなくてはならないが、
実際には左側および右側の駆動前輪7の内輪7aと外輪
7bとの間の中間位置である旋回半径rxと旋回半径ry
とで旋回せざるを得なくなっている。したがって、左右
の駆動前輪7がスリップしながら旋回走行し、タイヤの
摩耗が激しい。
【0007】このように、従来の大型のフォークリフト
においては、ブレーキおよびタイヤの摩耗が激しいた
め、ブレーキおよびタイヤの維持費が高騰してライフサ
イクルコストが高価になっていた。しかも、荷役装置8
および換向装置10が油圧式であるため、使用油の管理
や油漏れの防止等のメンテナンスに手間がかかり、油圧
ポンプ11からの高圧油を荷役装置8や換向装置10に
導くための太い高圧ホース等の配管が煩雑で、保全管理
にも手数がかかっていた。
【0008】また、図22に示すような左右のナックル
17に装着した後輪9がキングピン18周り換向する換
向装置10においては、図23の如く、左右のキングピ
ン18の位置すなわち換向中心位置aが左右の後輪9の
トレッド中心bよりも内側に位置する。したがって、左
右の換向中心位置aの間隔A(車幅を2800mmとし
たとき1540mm)が左右の後輪9のトレッド中心b
の間隔B(1820mm)よりも小とされ、左右の後輪
9が換向中心位置aに対して前方向に77度、後方向に
54度換向できる構造とされている。この構造において
は、車両の芯地旋回を行うために後輪9を換向させると
後輪9が他部材に接触するため、芯地旋回が不可能であ
る。なお、スピンターンとピボットターンの2つを総称
して芯地旋回とし、以降これに統一する。図22中、T
はタイロッド、Cはセンタアーム、Sはステアリングシ
リンダ、Hはハブである。上記の換向装置10において
は、例えば車両前進時に後輪9が左方向に換向した場
合、図23の如く、L1(換向中心位置aよりも前方向
に換向した後輪9のトレッド中心b1と換向中心位置a
との間隔)<L2(換向中心位置aよりも後方向に換向
した後輪9のトレッド中心b2と換向中心位置aとの間
隔)となり、復元モーメントM1が換向増大モーメント
M2よりも小さくなって後輪9が自動復元できないた
め、運転者が後輪9の復元および直進走行性の保持に努
めなければならず、しかも反応が鈍いと車両が蛇行する
といった問題があった。
【0009】本発明は、上記に鑑み、ライフサイクルコ
ストおよび安全性を向上する大型フォークリフトの駆動
装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明課題解決手段
は、図1,2の如く、左右の駆動前輪20,21が夫々
複輪とされ、後輪22,23が換向輪とされ、駆動前輪
20,21の各車輪25,26,27,28に装着され
各車輪25,26,27,28を回転駆動させる走行用
電動機30と、走行用電動機30に電力を供給する発電
機31と、発電機31を駆動するエンジン33とが設け
られたものである。
【0011】8の如く、換向装置60を駆動する換向
用電動機65が設けられ、荷役装置110,130を駆
動する荷役用電動機111,138が設けられ、前記換
向用および荷役用電動機65,111,138が発電機
31により電力供給されるものである。
【0012】輪22,23の換向角度に応じて各走行
用電動機30を制御して各車輪25,26,27,28
の回転方向および回転速度を切換える走行切換手段が設
けられたものである。
【0013】5の如く、後輪22,23が車両本体4
0の後部左右に設けられ、各後輪22,23の換向中心
位置がトレッド中心よりも外側に位置するものである。
【0014】15,17の如く、後輪151が車両本
体40の後部中央に設けられて複輪とされたものであ
。また、図16の如く、発電機31から供給される電
力あるいは回生制動により各電動機30から発生した電
力を蓄電するバッテリー150が設けられたものであ
る。
【0015】10の如く、左右の駆動前輪20,21
における外側の車輪25,26と内側の車輪26,27
との間にフォーク100を昇降自在に保持するための固
定マスト101が夫々設けられたものである。
【0016】
【作用】上記課題解決手段において、エンジン33の駆
動により発電機31から各走行用電動機30に電力が供
給されて、各走行用電動機30が各車輪25,26,2
7,28を回転駆動し、車両が走行する。このとき、路
面状態が悪く後輪22,23が換向されても、各後輪2
2,23の換向中心位置がトレッド中心よりも外側に位
置するため、復元モーメントが換向増大モーメントより
も大きくなって後輪22,23が自動復元し、自動的に
直進走行性を保持する。車両を停止させる場合には、各
走行用電動機30の発電制動により減速して、ブレーキ
工程の最終段階でブレーキを作動して車両を停止する。
また、フォーク100の負荷下降時および負荷前傾時に
は荷役用電動機111,138の発電制動により安全速
度で駆動させる。
【0017】また、換向装置60により後輪22,23
を換向させて車両を旋回させる場合には、各車輪25,
26,27,28に夫々異なった抵抗すなわち旋回内側
の車輪ほど大きな抵抗がかかる。各車輪25,26,2
7,28は夫々独立しており、各走行用電動機30から
の駆動力が同じでも、抵抗の大きい旋回内側の車輪ほど
回転速度が遅くなる(デファレンシャル機能)。これに
より、各車輪25,26,27,28がスリップせずに
旋回する。また、左右どちらか一方の駆動車輪20,2
1を停止させたり、左側の駆動前輪20と右側の駆動前
輪21とを互いに逆回転して車両を芯地旋回させること
もできる。
【0018】車両本体40の後部中央に複輪式の後輪1
51を設けると、換向の際に車両本体40の左右からの
後輪151の突出がなくなり後輪151が人や物等に当
たることがない。また、後輪151を換向させるための
構造が簡単となり、駆動前輪20,21と後輪151と
の間隔が広くなるため、走行時のピッチングが減少して
乗心地がよくなり運転者の疲労を軽減できる。
【0019】また、バッテリー150を設けると、車両
の制動時、フォーク100の負荷下降時または負荷前傾
時には、回生制動により各電動機30,111,138
を発電機として作用させて発生電力をバッテリー150
に充電するとともに制動する。また、車両の発進時や急
加速時およびフォーク100の負荷上昇時などの負荷の
大きいときには、充電したバッテリー150から電力を
供給し、発電機31の発電を補助する。車両の定速走行
時などの負荷の小さいときには、主にバッテリー150
を充電する。このとき、エンジン33の駆動を停止し
て、充電したバッテリー150からの電力だけで低騒
音、低振動かつ無排気走行することもできる。
【0020】そして、各車輪25,26,27,28に
電動機30を夫々装着したため、左右の駆動前輪20,
21における各車輪の間隔が広がり、これらの間に固定
マスト101を装着したため、従来の内側の車輪間に装
着したときと比べて、前方の視野が拡大する。
【0021】
【実施例】(第一実施例)本発明の第一実施例における
大型フォークリフトは、図1の如く、左右の駆動前輪2
0,21が夫々複輪とされ、左右の後輪22,23が換
向輪とされている。そして、前記駆動前輪20,21を
駆動する走行駆動装置は、図1,2,3の如く、駆動前
輪20,21の各車輪25,26,27,28に装着さ
れ各車輪25,26,27,28を回転駆動させる発電
制動可能な直流電動機である走行用モータ30と、該走
行用モータ30に電力を供給する交流発電機31と、交
流発電機31と走行用モータ30との間に配され交流を
直流に変換する整流器32と、交流発電機31を駆動す
るディーゼルエンジン33とを備えている。
【0022】各車輪25,26,27,28は、図4の
如く、ハブ49と、該ハブ49にリム36を介して装着
されたタイヤ37とからなり、車輪25,26が車両本
体40の左側前部から前方へ突出した左ハウジング41
を挟んで対向配置され、車輪27,28が車両本体40
の右側前部から前方へ突出した右ハウジング42を挟ん
で対向配置されている。
【0023】前記走行用モータ30は、左右のハウジン
グ41,42の側壁に固定されリム36内に配された椀
状のモータサポート45に内嵌されている。走行用モー
タ30のモータ軸46には、二段式の遊星歯車を有した
減速機47が装着され、この減速機47はモータサポー
ト45にネジ止めされた減速機サポート48に保持され
ている。減速機47および減速機サポート48はハブ4
9に内装され、走行用モータ30のモータ軸46の回転
が減速機47を介してハブ49に伝達される構造となっ
ている。また、走行用モータ30のモータ軸46はハウ
ジング41,42内に突出され、ハウジング41,42
内には突出したモータ軸46を電磁石の吸着作用により
制動する電磁ブレーキ50が装備されている。
【0024】そして、後輪22,23の換向角度すなわ
ちステアリングハンドル51に装着されたポテンショメ
ータ52の出力信号に応じて各走行用モータ30を制御
して、車両前進時の各車輪25,26,27,28の回
転方向および回転速度を切換える走行切換手段が設けら
れている。この走行切換手段は、マイクロコンピュータ
からなり、車両の左旋回の中心が車輪25,26間ある
いは右旋回の中心が車輪27,28間になるときに相当
する後輪22,23の換向角度(ポテンショメータ52
からの出力信号)が検出されると、左旋回のときには車
輪25,26あるいは右旋回のときには車輪27,28
の各走行用モータ30を停止する機能と、車両の旋回の
中心が前述より外側すなわち旋回半径が大となるときに
相当するポテンショメータ52からの出力信号が検出さ
れると、各走行用モータ30をそのままの状態で駆動す
る機能と、車両の旋回の中心が前述より内側すなわち旋
回半径が小となるときに相当するポテンショメータ52
からの出力信号が検出されると、車輪25,26の走行
用モータ30と車輪27,28の走行用モータ30の回
転方向を互いに逆にする機能とを有している。
【0025】前記後輪22,23は、図5の如く、各車
輪25,26,27,28と同様の構造で、ハブ70
と、該ハブ70にリム56を介して装着されたタイヤ5
7とからなる。
【0026】この後輪22,23を換向させる換向装置
60は、図5,6の如く、減速機付き直流電動機である
換向用モータ65により駆動され、左右の後輪22,2
3を夫々横軸62周りに回転自在に保持する左右一対の
リヤアクスル63と、タイヤ57を上下方向に揺動させ
る揺動機構66とを備えている。
【0027】前記リヤアクスル63は、下端が横軸62
とされ上端が縦軸64とされており、後輪22,23の
ハブ70が横軸63に回転自在に装着され、縦軸64が
アクスルハウジング71に回転自在に保持されている。
このアクスルハウジング71から上方に突出した縦軸6
4の上部には、アーム72が固定され、該アーム72の
先端には、タイロッド73の一端が水平方向に回転自在
に取り付けられている。また、タイロッド73の他端は
略三角形のセンターアーム79の端部に水平方向に回転
自在に取り付けられ、このセンターアーム79は換向用
モータ65のモータ軸78に固定されている。これによ
り、リヤアクスル63は、換向用モータ65の駆動力に
より縦軸64周りに回転可能とされている。
【0028】前記換向用モータ65は、図6,7の如
く、前後方向に配された左右一対のフレーム81にL形
の連結部材82を介して固定されたセンターアームサポ
ート83の中央に装着されている。該センターアームサ
ポート83の前端部は、センターアーム79の水平回転
を規制する規制部84とされている。この換向用モータ
65は、図8の如く、前記交流発電機31に前記整流器
32を介して電気的に接続され、車両速度情報およびス
テアリングハンドル51に装着されたポテンショメータ
52からの出力信号に応じて換向制御部86により制御
される。
【0029】前記揺動機構66は、左右のアクスルハウ
ジング71の前後壁の上下に装着されたサポートリンク
90と、左右のフレーム81に装着されサポートリンク
90を前後方向の横軸91周りに回転自在に支持するリ
ヤアクスルサポート92と、前後のサポートリンク90
を連結する複数の連結材93と、左右の上側のサポート
リンク90を連結する連結ロッド94とからなる。ま
た、後輪22,23における上下方向の揺動量(オッシ
レート量)は、不整地走行を配慮して150mm程度と
されている。
【0030】そして、本実施例では、車両の芯地旋回を
可能にするため、後輪22,23が換向中心位置に対し
て前方向に71度、後方向に119度換向できる構造と
されている。このために、図9の如く、左右のリヤアク
スル63の縦軸64の位置すなわち換向中心位置aが左
右の後輪22,23のトレッド中心bよりも外側に位置
する。したがって、左右の換向中心位置aの間隔C(車
幅を2800mmとしたとき1900mm)が左右の後
輪22,23のトレッド中心bの間隔B(1820m
m)よりも大とされている。この構造では、例えば車両
前進時に後輪22,23が左方向に換向した場合、L3
(換向中心位置aよりも前方向に換向した後輪22のト
レッド中心b1と換向中心位置aとの間隔)>L4(換
向中心位置aよりも後方向に換向した後輪23のトレッ
ド中心b2と換向中心位置aとの間隔)となり復元モー
メントM3が換向増大モーメントM4よりも大きくなっ
て後輪22,23が自動復元し、路面状態が悪いとき等
にも自動的に直進走行性を保持する。
【0031】一方、各車輪25,26,27,28に走
行用モータ30を装着して、車両本体40の左および右
ハウジング41,42に走行用モータ30すなわち各車
輪25,26,27,28を保持しているため、アクス
ルシャフト等により各車輪を連結するものに比べて左側
および右側の駆動前輪20,21における車輪間隔が広
くなる。そこで、図10,11の如く、左および右ハウ
ジング41,42に、フォーク100を保持する固定マ
スト101がマストサポートピン102周りに傾動可能
に装着されている。この固定マスト101には昇降マス
ト103が昇降自在に取り付けられ、昇降マスト103
にはフィンガーバー107が昇降自在に取り付けられ、
フィンガーバー107の両端にはフォーク100が取り
付けられている。
【0032】前記フォーク100を昇降マスト103に
沿って昇降させる昇降装置110は、図12,13の如
く、車両本体40に前部中央に装着された発電制動可能
な減速機および電磁ブレーキ付き直流電動機である昇降
用モータ111により駆動され、昇降用モータ111の
モータ軸112に取り付けられたダブルスプロケット1
13と、左右の固定マスト101を連結する下側の連結
部材114の上面に配された左右一対のダブルスプロケ
ット115と、左右の固定マスト101を連結する上側
の連結部材127の下面に配された左右一対のシングル
スプロケット116と、モータ軸112のダブルスプロ
ケット113と左右のダブルスプロケット115との間
で左右方向に掛巻された一対の駆動チェーン117と、
左右のダブルスプロケット115と左右のシングルスプ
ロケット116との間で上下方向に掛巻された一対の昇
降チェーン118と、左右の昇降マスト103を連結す
る下側の連結部材120に固定され左右の昇降チェーン
118に取り付けられた一対のチェーンアンカー121
と、左右の昇降マスト103を連結する上側の連結部材
122の両端に取り付けられた一対のシングルスプロケ
ット123と、一端がフィンガーバー107に取り付け
られシングルスプロケット123に掛巻されて他端が上
側の連結部材127に取り付けられたフォーク昇降用チ
ェーン125とからなる。なお、運転席が左寄りに配さ
れているため、視野を確保して安全性を高めるために、
右側の昇降チェーン118は中央寄りに配され、左側の
昇降チェーン118はマストに重なるように外寄りに配
されている。また、図12,13中、126はチェーン
テンションボルトである。
【0033】一方、フォーク100を傾動させる傾動装
置130は、図14の如く、前端が固定マスト101の
上側の連結部材127の上面に揺動可能に取り付けられ
た左右一対の傾動用角ねじ131と、図1,2に示すヘ
ッドガード132の前部右側に内装され右側の角ねじ1
31を前後方向に移動させる第一移動機構133と、ヘ
ッドガード132の前部左側に内装され左側の角ねじ1
31を前後方向に移動させる第二移動機構134とを備
えている。
【0034】前記第一移動機構133は、右側の角ねじ
131が螺合された駆動スプロケット135付きドリブ
ンギア136を備え、このドリブンギア136はモータ
ギア137を介して発電制動可能な電磁ブレーキ付き直
流電動機である傾動用モータ138により駆動される。
前記第二移動機構134は、左側の角ねじ131が螺合
された従動スプロケット140付き角ねじ受け141を
備え、駆動スプロケット135と従動スプロケット14
0との間には傾動用チェーン142が掛巻されている。
また、第一移動機構133および第二移動機構134は
収納ケース143に保持され、この収納ケース143は
横軸144を介してヘッドガード132に揺動自在に支
持されている。なお、角ねじ131への塵埃の付着を防
止するため、角ねじ131の前端とヘッドガード132
との間に可撓式カバーを設けてもよい。
【0035】そして、前記昇降用モータ111および傾
動用モータ138は、図8の如く、前記交流発電機31
に前記整流器32を介して電気的に接続され、運転室に
装備された昇降レバー145または傾動レバー146を
操作すると荷役制御部147により制御される。
【0036】上記構成において、ディーゼルエンジン3
3を駆動すると、交流発電機31から電力が供給され、
整流器32により交流が直流に変換されて、各走行用モ
ータ30が駆動される。これにより、各車輪25,2
6,27,28が回転し、車両が走行する。車両を停止
させる場合には、各走行用モータ30を交流発電機31
から切り離して発電機として作動させ、回転子の運動エ
ネルギーを電気エネルギーに変えて抵抗中で熱エネルギ
ーとして消費させる発電制動により減速して停止し、ブ
レーキ工程の最終段階(車両を完全に停止させる、また
は停止を継続させるとき)に電磁ブレーキ50を作動す
る。
【0037】また、後輪22,23を換向させる場合に
は、ステアリングハンドル51を操作すると、ポテンシ
ョメータ52からの出力信号に応じて換向用モータ65
が駆動し、センターアーム79の回転によりタイロッド
73を介してアーム72が回転する。このアーム72の
回転によりリヤアクスル63が縦軸64周りに回転し、
後輪22,23が換向する。ここで、図10に示す点X
を中心として左旋回させる場合、後輪22,23を所定
の位置まで換向させると、各車輪25,26,27,2
8に夫々異なった抵抗すなわち旋回内側の車輪ほど大き
な抵抗がかかる。各車輪25,26,27,28が夫々
独立しているため、各走行用モータ30から同じ駆動力
がかかっても、抵抗の大きい旋回内側の車輪ほど回転速
度が遅くなる(デファレンシャル機能)。これにより、
車輪25が旋回半径rii、車輪26が旋回半径
io、車輪27が旋回半径roi、車輪28が旋回半
径rooで旋回走行するに見合った回転速度となって、
各車輪25,26,27,28がスリップせずに旋回す
る。なお、車両を右側に旋回させる場合も同様である。
【0038】また、車両を図10に示す点Yを中心とし
て左旋回させる場合、後輪22,23をさらに換向さ
せ、左側の車輪25,26の走行用モータ30を停止さ
せて、左側の駆動前輪20の回転を停止しながら右側の
駆動前輪21の回転だけで旋回させる。なお、車両を右
側に旋回させる場合は左右の状態を逆にする。
【0039】さらに、車両を図10に示す点Zを中心と
して左旋回させる場合、後輪22を前方へ71度換向さ
せ、後輪23を後方へ119度換向させる。そして、左
側の駆動前輪20を逆回転させながら旋回させる。な
お、車両を右側に芯地旋回させる場合は左右の状態を逆
にする。
【0040】一方、フォーク100を昇降させる場合に
は、昇降レバー145を操作して交流発電機31から供
給される電力により昇降用モータ111を駆動し、ダブ
ルスプロケット113の回転力を駆動チェーン117を
介して左右のダブルスプロケット115に伝達し、ダブ
ルスプロケット115の回転により昇降チェーン118
が上下方向に移動する。すると、チェーンアンカー12
1の装着された昇降マスト103が昇降し、シングルス
プロケット123の上下動によりフォーク昇降用チェー
ン125が上下動してフォーク100が昇降する。そし
て、無負荷時にはフォーク100を高速で昇降させ、負
荷時には昇降用モータ111の発電制動によりフォーク
100を安全速度で下降させる。このとき、左右の昇降
マスト103およびフォーク100は同速で昇降する
(エコライズ機能)。
【0041】また、フォーク100を傾動させる場合に
は、傾動レバー146を操作して交流発電機31から供
給される電力により傾動用モータ138を駆動し、ドリ
ブンギア136が回転して右側の角ねじ131が前後方
向に移動する。これと同時に、ドリブンギア136の駆
動スプロケット135の回転力を傾動用チェーン142
を介して従動スプロケット140に伝達し、角ねじ受け
141の回転により左側の角ねじ131が前後方向に移
動する。左右の角ねじ131の移動により固定マスト1
01およびフォーク100が傾動する。そして、昇降時
と同様に、負荷時で特に前傾時には傾動用モータ138
の発電制動により安全速度で前傾させる。このとき、左
右の固定マスト101は同速で前後傾する(エコライズ
機能)。
【0042】このように、各駆動部を電動化したため、
トランスミッションやデファレンシャル等を廃止して動
力伝達系を簡素化することができ、油圧式に必要であっ
た使用油の管理や油漏れの防止といったメンテナンスを
なくして、維持費およびダウンタイムロスを低減でき、
動力伝達においてエネルギ変換ロスを減じることがで
き、また正確で精度の良い制御が行える。さらに、油圧
式のような太い配管等を廃止し、エンジン33の設置場
所を自由に設定でき、低騒音、低振動化もできる。
【0043】また、各車輪25,26,27,28に走
行用モータ30を夫々装着したため、車両を停止させる
際には走行用モータ30の発電制動によりブレーキ等の
使用頻度を減少でき、車両を旋回させる際にはデファレ
ンシャル機能により各車輪25,26,27,28をス
リップさせずに旋回させることができる。したがって、
ブレーキおよび各タイヤ37の摩耗を低減でき、ライフ
サイクルコストを低減できる。
【0044】また、後輪22,23の換向角度に応じて
各走行用モータ30を制御して各車輪25,26,2
7,28の回転方向および回転速度を切換えるため、旋
回半径の小さい急旋回に対して各車輪25,26,2
7,28をスリップさせず安定した旋回が可能となり、
しかも車両の芯地旋回が可能となる。さらに、左右の後
輪22,23の換向中心位置がトレッド中心よりも外側
に位置するため、換向した後輪22,23に復元力を持
たせることができ、路面状態が悪いときでも安定した直
進走行性を維持して、運転者の疲労を軽減および安全性
を向上できる。
【0045】そして、各車輪25,26,27,28に
走行用モータ30を夫々装着することにより、左右の駆
動前輪20,21における各車輪の間隔が広がり、これ
らの間にある左および右ハウジング41,42にフォー
ク100を保持する固定マスト101を装着でき、図1
0に示すように従来の車輪26と車輪27との間に装着
したときの視野Pと比べて、前方中央部の視野Qが拡大
するので、荷役効率および運搬時の安全性が向上する。
しかも、固定マスト101の間隔が広くなったため、昇
降マスト103に対するフィンガーバー107の取付け
位置の間隔が広がり、フィンガーバー107にかかる力
を軽減できる。したがって、フィンガーバー107を細
くあるいは薄くして、軽量化できる。また、フォーク1
00に偏心荷重がかかっても、均等に昇降および傾動さ
せることができる。
【0046】(第二実施例) 第二実施例の大型フォークリフトは、図15,16の如
く、交流発電機31から供給される電力あるいは回生制
動により各走行用モータ30、昇降用モータ111、傾
動用モータ138から発生した電力を蓄電するバッテリ
ー150が設けられ、複輪式の後輪151が車両本体4
0の後部中央に配されている。前記バッテリー150
は、車両本体40の下部左右から引き出すあるいは押し
込むことにより着脱可能とされている。前記後輪151
は、図17,18の如く、車両前進時の直進走行性を持
たせるためにキャスター角Kが設けられており、一対の
後車輪152,153と、該後車輪152,153を回
転自在に保持するリヤアクスル154と、該リヤアクス
ル154をサポートピン155周りに揺動自在に保持す
るリヤアクスルサポート156とを備えている。該リヤ
アクスルサポート156には、車両本体40のフレーム
157を貫通してサポートハウジング158に回転自在
に支持された縦軸部159と、リヤアクスル154の揺
動を規制するアクスルストッパー160とが一体形成さ
れ、換向用モータ161の駆動スプロケット162に無
端状チェーン163を介して連結された従動スプロケッ
ト164が固設されている。この後輪151は、左右方
向に90度換向可能とされて車両の芯地旋回を可能とし
ており、後方からのタイヤ交換を容易にしている。ま
た、3輪式のフォークリフトの左右安定度は、負荷時に
おいては4輪式と変わりないが、無負荷時においては4
輪式よりも劣る。このため、後輪151の換向角度と車
速との相互関係を制御すなわち無負荷走行速度を換向角
度が大きくなるにつれて遅くして、横転を防止するよう
にしている。その二次対策として、車両後部の左右両側
に図15に示す車両転倒防止用脚165を設けてある。
その他の構成は、第一実施例と同様である。
【0047】そして、車両の制動時およびフォーク10
0の負荷下降時および負荷前傾時には、回生制動により
各モータ30,111,138を発電機として作用させ
て発生電力をバッテリー150に充電するとともに制動
する。また、車両の発進時や急加速時およびフォーク1
00の負荷上昇時などの負荷の大きいときには、充電し
たバッテリー150から電力を供給し、交流発電機31
の発電を補助する。車両の定速走行時などの負荷の小さ
いときには、主にバッテリー150を充電する。このと
き、エンジン33の駆動を停止して、充電したバッテリ
ー150からの電力だけで低騒音、低振動かつ無排気走
行することもできる。
【0048】このように、バッテリー150を設けたた
め、各モータ30,111,138の回生制動による発
生電力をバッテリー150に充電して再び使用すること
ができ、エンジン33を経済的回転数(負荷に応じて最
も低燃費の回転数)で駆動させることもできる。したが
って、経済的で、排気ガスによる汚染を規制して環境保
全に適した低公害の車両を実現できる。
【0049】また、後輪151が車両本体40の後部中
央に配されているため、芯地旋回可能に後輪151を換
向させるための構造が第一実施例と比べて簡単で安価と
なり、また車両本体40の左右からの後輪151の突出
がなくなり後輪151が人や物等に当たることがない。
さらに、駆動前輪20,21と後輪151との間隔が広
くなるため、図15の如く、この間にバッテリー150
を低く搭載して低重心型の車両にすることが可能であ
り、バッテリー150を後方に搭載することによりカウ
ンタウエイトを軽減でき、後方の視野も拡大する。ま
た、走行時のピッチングが減少して乗心地がよくなり運
転者の疲労を軽減できる。そして、後輪151が複輪で
左右輪が別回転できるため、換向時の後輪151のスリ
ップによる摩耗を低減できる。
【0050】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、第
一および第二実施例のディーゼルエンジン33の代わり
にガソリン、プロパンガス、液化天然ガス等を使用した
エンジンを用いてもよい。第一実施例の車両にバッテリ
ーを搭載してもよい。また、第一および第二実施例の交
流発電機を直流発電機にしてもよい。さらに、第一実施
例の各直流電動機を交流電動機にして高精度な制御を行
ってもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明によると、各車輪に電動機を夫々
装着したため、車両を停止させる際には電動機の発電制
動によりブレーキの使用頻度を減少でき、車両を旋回さ
せる際には負荷の大きい車輪ほど回転速度が遅くなるデ
ファレンシャル機能により各車輪をスリップさせずに旋
回させることができる。したがって、ブレーキおよび各
タイヤの摩耗を低減でき、ライフサイクルコストを低減
できる。
【0052】駆動部を電動化したため、動力伝達系を
簡素化することができ、油圧式に必要であった使用油の
管理や油漏れの防止といったメンテナンスをなくして、
維持費およびダウンタイムロスを低減でき、動力伝達に
おいてエネルギ変換ロスを減じることができ、また正確
な制御が行える。さらに、油圧式のような太い配管等を
廃止し、エンジンの設置場所を自由に設定でき、低騒
音、低振動化もできる。
【0053】輪の換向角度に応じて各車輪の回転方向
および回転速度を切換えるため、旋回半径の短い急旋回
に対して各車輪をスリップさせず安定した旋回が可能と
なり、しかも車両の芯地旋回が可能となる。
【0054】右の後輪の換向中心位置がトレッド中心
よりも外側としたため、換向した後輪に復元力を持たせ
ることができ、路面状態が悪いときでも安定した直進走
行性を維持して、運転者の疲労を軽減および安全性を向
上できる。
【0055】輪が車両本体の後部中央に配されている
ため、芯地旋回可能に後輪を換向させるための構造が簡
単で安価となり、また車両本体の左右からの後輪の突出
がなくなり、後輪が人や物等に当たることがなく、タイ
ヤ交換も後方から容易にできる。さらに、駆動前輪と後
輪との間隔が広くなるため、この間にエンジン、発電機
あるいはバッテリー等を低く搭載して低重心型の車両に
することが可能であり、これらを後方に搭載することに
よりカウンタウエイトを軽減でき、後方の視野も拡大す
る。また、走行時のピッチングが減少して乗心地がよく
なり運転者の疲労を軽減できる。そして、後輪が複輪で
あるため、換向時の後輪の摩耗を低減できる。
【0056】ッテリーを設けたため、各電動機の回生
制動による発生電力をバッテリーに充電して再び使用す
ることができ、エンジンを経済的回転数(負荷に応じて
最も低燃費の回転数)で駆動させることができる。した
がって、経済的で、排気ガスによる汚染を規制して環境
保全に適した低公害の車両を実現できる。
【0057】右の駆動前輪における外側の車輪と内側
の車輪との間に固定マストを装着でき、従来の内側の車
輪間に装着したときと比べて、前方中央部の視野が拡大
するので、荷役効率および運搬時の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例における大型フォークリフ
トの駆動装置の構成図
【図2】大型フォークリフトの側面図
【図3】走行駆動装置の電気回路図
【図4】駆動前輪の断面図
【図5】換向装置の縦断面図
【図6】換向装置の平面図
【図7】換向用モータの車両本体への装着を示す断面図
【図8】換向装置および昇降、傾動装置の電気回路図
【図9】後輪の換向状態を示す図
【図10】大型フォークリフトにおける旋回半径および
視野を示す平面図
【図11】固定マストの車両本体への装着を示す図
【図12】昇降装置の平面図
【図13】昇降装置の正面図
【図14】傾動装置の横断面図
【図15】第二実施例の大型フォークリフトの側面図
【図16】駆動装置の概略構成図
【図17】後輪の部分断面図
【図18】後輪の側断面図
【図19】従来の大型フォークリフトの側面図
【図20】駆動前輪が複輪式の大型フォークリフトにお
ける車輪の旋回半径を示す図
【図21】駆動前輪が単輪式の小型フォークリフトにお
ける車輪の旋回半径を示す図
【図22】換向装置の正面図
【図23】後輪の換向状態を示す図
【符号の説明】
20,21 駆動前輪 22,23 後輪 25,26 左側車輪 27,28 右側車輪 30 走行用電動機 31 発電機 33 エンジン 40 車両本体 60 換向装置 65,161 換向用電動機 100 フォーク 101 固定マスト 110,130 荷役装置 111,138 荷役用電動機 150 バッテリー 151 後輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−105090(JP,A) 特開 昭59−37803(JP,A) 特開 平2−225175(JP,A) 実開 昭58−149001(JP,U) 実開 昭59−158553(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 11/12 B60B 11/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の駆動前輪が夫々複輪とされ、後輪
    が換向輪とされ、換向装置および荷役装置を備えた大型
    フォークリフトにおいて、前記駆動前輪の独立した各車
    輪を夫々回転駆動させる走行用電動機と、該走行用電動
    機に電力を供給する発電機と、該発電機を駆動するエン
    ジンとが設けられ、複輪をなす各車輪がハウジングを挟
    んで対向配置され、前記電動機は、前記ハウジングの車
    輪側側壁に固定され車輪のリム内に突出するように配さ
    れたサポートに内嵌されたことを特徴とする大型フォー
    クリフトの駆動装置。
  2. 【請求項2】 ハウジング内に、走行用電動機の回転軸
    を制動する電磁ブレーキが設けられたことを特徴とする
    請求項1記載の大型フォークリフトの駆動装置。
  3. 【請求項3】 左右のハウジングに、フォークを昇降自
    在に保持するための固定マストが夫々設けられ、前記固
    定マストに昇降自在に取り付けられた昇降マストを昇降
    させるための昇降チェーンが左右一対に設けられ、一側
    に寄って配された運転席に対して、該運転席に近い側の
    昇降チェーンは、外寄りに配されたことを特徴とする請
    求項1または2記載の大型フォークリフトの駆動装置。
  4. 【請求項4】 後輪が車両本体の後部左右に設けられ、
    前記後輪の換向装置は、前記後輪を回転自在に保持する
    リヤアクスルと、該リヤアクスルを上下方向に揺動させ
    る揺動機構とを備え、前記リヤアクスルを回転させる換
    向用電動機が設けられ、左右のリヤアクスルは、前記換
    向用電動機にアーム、ロッドを介して夫々連結されると
    ともに、連結ロッドを介して一体的に揺動可能に連結さ
    れたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    大型フォークリフトの駆動装置。
  5. 【請求項5】 後輪が車両本体の後部中央に設けられて
    複輪とされ、前記車両本体の後部左右に転倒防止用脚が
    設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の大型フォークリフトの駆動装置。
  6. 【請求項6】 後輪の換向角度に応じて各走行用電動機
    を制御して駆動前輪の各車輪の回転方向および回転速度
    を切換える走行切換手段が設けられたことを特徴とする
    請求項4または5記載の大型フォークリフトの駆動装
    置。
  7. 【請求項7】 発電機から供給される電力あるいは回生
    制動により各電動機から発生した電力を蓄電するバッテ
    リーが設けられたことを特徴とする請求項4または5記
    載の大型フォークリフトの駆動装置。
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