JP3315876B2 - 農作物選別装置 - Google Patents

農作物選別装置

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JP3315876B2 JP26817396A JP26817396A JP3315876B2 JP 3315876 B2 JP3315876 B2 JP 3315876B2 JP 26817396 A JP26817396 A JP 26817396A JP 26817396 A JP26817396 A JP 26817396A JP 3315876 B2 JP3315876 B2 JP 3315876B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農作物選別装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、農作物を大きさに基づいて選別
して所定の選別位置に回収するものとして、球形の農作
物では選別を行うべき径の開口を多数穿設した選別板上
に農作物を転がして通過させ、その通過の際に外径が開
口より小さいものを開口から落下させて回収し、開口よ
り大きいものを選別板の低い側の端部の位置に回収する
もの(更に細かく選別する場合には、この選別物を更に
径の異なる開口を有した選別板で選別するものとなる)
が存在し、又、例えば、農作物を重量、あるいは、大き
さに基づいて選抜して回収するものとして、コンベアに
載置した農作物の重量、あるいは、大きさを計測するセ
ンサを備えると共に、コンベア上で計測した農作物の重
量、あるいは、大きさに対応した回収位置に達するとコ
ンベアを傾斜させる、あるいは、農作物に部材を接触さ
せる等の手段によって、重量、あるいは、大きさ対応し
て予め設定された回収位置に対して農作物を回収するも
のも存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のように
選別板を用いた篩い分けによって選別するものでは選別
板が大型化すると農作物の回収位置も大きく分離するも
のとなる。特に、このように篩い分けによって3種類以
上の大きさに選別する場合には回収位置も更に大きく分
離する必要から、選別された農作物を箱詰め等を行う位
置まで運搬する作業に時間と労力を要する点で改善の余
地がある。又、コンベアの移送途中に重量、あるいは、
大きさに基づく選別を行うものでは比較的近接した位置
に選別された農作物を回収することが可能であるもの
の、コンベアそのものにセンサを備える必要がある等の
理由から装置が大型化しやすく改善の余地がある。
【0004】又、従来から比較的小規模の農家がレタス
の選別を行う場合には、選別から回収までの作業を人力
で行うことも多く、省力化が望まれている。しかし、選
別回収を自動的に行うものであっても前述のように大型
化しやすいものでは設置スペースの点、コストの点で農
家が用い難い面がある。
【0005】本発明の目的は、大きさ、重さ、形状等の
等級に基づいて選別された農作物を所望の位置で回収で
きる選別装置を大型化、複雑化を伴うことなく合理的に
構成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請
求項1)は、農作物を所定高さまで持ち上げるリフト機
構、リフト機構で持ち上げられた農作物を大きさ、重
さ、形状等の等級に選別するための計測を行う計測機
構、計測機構で計測された後の農作物を該農作物の自重
によって送出する送出し機構、送出し機構で送出された
農作物を前記計測機構の計測結果に基づいて選別する選
別機構夫々を備え、前記リフト機構が、農作物を載置す
る載置体と、この載置体を上下方向に往復作動させる駆
動部と、載置体が予め設定された高さに達すると載置体
に載置された農作物を放出する放出手段とを備えて構成
されている点にあり、その作用は次の通りである。
【0007】本発明の第2の特徴(請求項2)は請求項
において、前記放出手段が、載置体からの農作物の放
出高さを調節し得る調節手段を備えて構成されている点
にあり、その作用は次の通りである。
【0008】本発明の第3の特徴(請求項3)は請求項
1又は2において、前記リフト機構が、前記載置体が低
レベルの受止め位置に存在する状態で所定の経路を介し
て農作物を送り込むよう制御動作が設定されると共に、
載置体が前記経路を介して送り込まれる農作物の受止め
が不能な高さにある状態で前記経路に対して農作物が通
過したことをセンサで感知した場合にはリフト機構の載
置体の下降作動を阻止する牽制手段を備えている点にあ
り、その作用は次の通りである。
【0009】本発明の第4の特徴(請求項4)は請求項
において、前記経路に送られた農作物が前記載置体に
載置されない場合に、その農作物を装置外に送出す排出
手段を備えている点にあり、その作用は次の通りであ
る。
【0010】本発明の第5の特徴(請求項5)は請求項
1〜4のいずれか1項において、前記リフト機構が、装
置本体から分離自在に構成されている点にあり、その作
用は次の通りである。
【0011】本発明の第6の特徴(請求項6)は請求項
1〜5のいずれか1項において、前記選別機構が、前記
送出し機構からの農作物に接触して該農作物の自重での
移動方向を変更するよう姿勢変更自在な切換板で構成さ
れている点にあり、その作用は次の通りである。
【0012】〔作用〕 上記第1の特徴によると、農作物を選別する際には、選
別対象の農作物がリフト機構で持ち上げられると共に、
このように持ち上げられた農作物が計測機構で大きさ、
重さ、形状等の等級に基づく判断が行われ、この判断の
後に送出し機構が農作物の重量を利用して農作物を送出
し、この送出し時に前記判断結果(計測結果)に基づい
て選別機構が選別を行うものとなる。つまり、高い位置
で計測を行うことにより、農作物の自重を利用した送出
しを可能にして、農作物を送出す専用の装置を備えずに
済むものとなる。また、駆動部からの駆動力で載置体が
上下方向の往復作動させ、この作動で載置体が予め設定
された高さに達すると放出手段が農作物を放出するもの
となる。つまり、ベルトコンベアのように一方の側で載
置体を上昇させ他方の側で載置体を下降させる循環作動
させるものと比較するとリフト機構の小型化が可能とな
る。
【0013】上記第2の特徴によると、製作誤差によっ
て計測機構の高さと、載置体からの放出高さとに誤差が
発生した場合でも、調節手段によって誤差を吸収できる
と共に、必要に応じて任意の高さで農作物を放出できる
ものとなる。
【0014】上記第3の特徴によると、載置体が受け止
め位置に存在しない状態で農作物が経路を介して受け止
め位置に送り込まれた場合には、センサの感知に基づい
て牽制手段がリフト機構の下降作動を阻止し、又、載置
体の下面を農作物に接触させることがない。
【0015】上記第4の特徴によると、載置体が受け止
め位置に存在しない状態で農作物が経路を介して受け止
め位置に送り込まれた場合には、排出手段によって農作
物が装置外に送出すものとなる。
【0016】上記第5の特徴によると、リフト機構を分
離することで、このリフト機構を低いの農作物を高い位
置に持ち上げるだけの作業に使用し得るものとなる。
【0017】上記第6の特徴によると、送出し機構から
送出された農作物は自重での移動時に切換板との接触で
移動方向が変更されることにより、移動方向の下手位置
に等級毎に選別された農作物を回収し得るものとなる。
つまり、農作物の移動時に農作物に直接作用するよう選
別機構を姿勢変更自在な切換板で構成することによっ
て、選別を行う際に農作物を搬送する必要がなく、複雑
な構成を採用する必要もない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、農作
物の一例としてのレタスを包装するレタス包装機Pから
送出される包装レタスQを受止めて所定の高さまで持ち
上げるリフト機構Aと、このリフト機構Aで持ち上げら
れた該包装レタスQを予め設定されたLサイズ、Mサイ
ズ、Sサイズの3種の大きさの何れの等級に属するかを
計測判別する計測機構Bと、この計測機構Bで計測され
た後の包装レタスQを該包装レタスQの重量を利用した
転がりや滑りによって送出す送出し機構Cと、送出し機
構Cで送出された包装レタスQを選別してLサイズ、M
サイズ、Sサイズの3種を異なる回収部Eに送る選別機
構Dを備えて選別装置を構成する。
【0019】同図に示すように、レタス包装機Pは本体
1の上面に包装台2が形成されると共に、本体上面に包
装ロール3を備え、包装作業時には包装台2に予め拡げ
られた切断状態の包装ロール3からの包装シートの上面
に対し、包装台2の開口2Aを介してレタスを落とし込
み、上面の一対のスイッチ4,4を同時にON操作する
ことで内蔵された電動モータ(図示せず)の駆動力で包
装シートでレタスを包み込むと同時に包装シートの上部
を絞り込み、又、上部に余った包装シートを切断し、包
装シートの上部を熱溶着する、あるいは、粘着テープで
固定した後、シュート5を介して包装機外に送出し、更
に、次の包装シートを包装ロール3からの包装台2に引
き出し、かつ、所定の大きさに切断する制御を自動的に
行うように構成されている。
【0020】図1〜図5に示すように、前記リフト機構
Aは、第1フレーム8に備えた縦レール9に沿って上下
方向に案内される移動部材10に対して横向き姿勢の支
軸11周りで揺動自在にトレー状の載置体12を支持
し、この移動部材10を上下方向に往復作動させるよう
電動型のリフトモータ13で駆動される上部位置の駆動
スプロケット14と下部位置の従動スプロケット15と
に亘って巻回された無端チェーン16に対して移動部材
10を連結し、載置体12が予め設定された高さまで上
昇した際に前記支軸11周りで載置体12を傾斜させて
包装レタスQを放出するよう載置体12に備えたアーム
17の先端のローラ17Aに接当する接当部材18を第
1フレーム8に備えて構成されている。図8に示すよう
に、この接当部材18は第1フレーム8のブラケット1
9に対するボルト20の連結位置の変更で接当部材18
の高さを変更して載置体12からの包装レタスQの放出
高さを調節し得るよう構成されている。尚、載置体12
を上下方向に作動させるためリフトモータ13で駆動さ
れる駆動スプロケット14、従動スプロケット15、無
端チェーン16、移動部材10夫々を備えて成る系で
求項1の駆動部Aaが構成され、載置体12の上昇時に
該載置体12を傾動させるためのアーム17、接当部材
18夫々を備えて成る系で請求項1の放出手段Abが構
成され、接当部材18の上下位置調節で載置体12から
の包装レタスQの放出高さを調節する系で請求項2の調
節手段Acが構成されている。
【0021】レタス包装機Pから送出される包装レタス
Qを受止める受止め位置INまで載置体12が下降した
場合と、載置体12から包装レタスQを送出す送出し位
置OUTまで上昇した場合とに検出作動するよう移動部
材10に形成した接当片10Aとの接当で操作されるリ
ミットスイッチ型の上部センサ21、及び下部センサ2
2夫々が配置されている。尚、上部センサ21は前記接
当部材18に備えられ放出位置の変更にも対応できるよ
うになっている。又、受止め位置INの載置体12に対
してレタス包装機Pのシュート5からの包装レタスQが
送られる経路には包装レタスQの通過時に包装レタスQ
の重量で下方に向けて僅かに変位するよう、支軸23周
りで揺動自在に支持され、かつ、上方に向けてバネ24
で付勢された経路板25が配置され、この経路板25の
下方への変位時に操作されるリミットスイッチ型の送出
しセンサ26を備えて包装レタスQがレタス包装機Pか
ら送出されたことを検出するよう構成されている。
【0022】図2及び図9に示すように、このリフト機
構Aの下部位置には、レタス包装機Pのシュート5から
の包装レタスQを載置体12に送り込めなかった場合
に、この包装レタスQを装置外に送出すよう傾斜姿勢の
案内板27を、載置体12の昇降位置の鉛直下方に位置
を設定して、横向き姿勢の支軸28周りで揺動自在に支
持すると共に、バネ29で傾斜姿勢に保持する状態に備
えている。又、このバネ29の付勢力を包装レタスQの
重量では案内板27を傾斜姿勢に保持し、載置体12が
受止め位置INに達した場合には載置体12の下面に備
えたローラ30からの押圧力で略水平姿勢まで姿勢が変
化するよう設定されている。尚、この案内板27で請求
項4の排出手段が構成されている。
【0023】図6及び図7に示すように前記計測機構B
は、第2フレーム33に備えた縦レール34に沿って上
下方向に案内される支持部材35に対して、前記載置体
12からの包装レタスQの放出方向に沿う方向視で上方
に開く角度θが鋭角のV字状で、かつ、この方向視と直
交する水平方向視で、その下面がリフト機構の側ほど高
位置となる傾斜姿勢に成形された第1基準板36を備え
ると共に、この第1基準板36を基準に前記載置体12
からの包装レタスQの放出方向の下手側に配置された縦
姿勢の第2基準板37を備え、第1基準板36の一対の
基準面、第2基準板37夫々の基準面36S,36S,
37S夫々に接当状態で支持された包装レタスQの外面
(接触位置と反対側の面)の位置を判別する3つの光セ
ンサS,S,Sを備えている。又、縦レール34に沿っ
て第1基準板36を上下方向に往復操作するよう電動型
の送出しモータ38で駆動されるクランク部材39とク
ランク部材39からの力を受けるよう第1基準板36に
連結固定したブラケット40とを備え、又、第1基準板
36が最も低い位置にあることをブラケット40に形成
した接当片40Aで操作されるリミットスイッチ型の位
置センサ41を備えている。
【0024】前記3つの光センサS,S,Sは夫々と
も、単一の発光部42と、発光部42からの光線ray
を受ける位置に配置された一対の受光部43,43とで
構成され、図6に示すように包装レタスQの大きさを3
次元方向から計測するよう、包装レタスQの略中心で互
いに直交する姿勢の仮想直線と該包装レタスQの外面と
が交わる位置を計測する位置に配置することで第1基準
板36と第2基準板37とによって安定的に保持された
包装レタスQが発光部42からの光線rayを遮断する
程度から直径方向の大きさを3種類に分類できるものと
なっている。つまり、光センサSの受光部43,43は
包装レタスQの径方向に並列配置してあり、受光部4
3,43夫々が光線ray,rayを受ける場合には包
装レタスQが小さいと判断し、包装レタスQの中心側を
通過する光線rayが遮断される場合には包装レタスQ
が中程度であると判断し、夫々の光線ray,rayと
も遮断される場合の夫々の場合に包装レタスQが大きい
と判断するものとなっている。尚、包装レタスQは完全
な球状ではないので3つの光センサS,S,Sでの計測
結果の総合的な判断で後述する制御装置が後述するよう
に計測対象の包装レタスQの大きさがLサイズ、Mサイ
ズ、Sサイズの3種の何れに属するかを判断するものと
なっている。
【0025】図3及び図4に示すように、送出しモータ
38の駆動力で第1基準板36が上昇操作され、第1基
準板36と共に持ち上げられた包装レタスQが第2基準
板37の上縁37Aを越える高さに達した際には、第2
基準板37の上縁37Aを越えて包装レタスQが自重で
反リフト機構の側に送出されるよう構成され、この電動
モータ38とクランク機構39とブラケット40とを備
えて上下動自在に構成された系で前記送出し機構Cが構
成されている。
【0026】図2及び図5に示すように、選別機構D
は、計測機構Bの計測結果に基づいて送出し機構Cで送
出された包装レタスQを、自重での移動力を利用してL
サイズ、Mサイズ、Sサイズの3種の異なる前記回収部
Eに送るよう、縦向き姿勢の軸芯Y周りで回動自在で、
かつ、中央部に案内用の凹溝44Aが形成された切換板
44と、この切換板44を減速ギヤ45を介して回動操
作する電動型の選別モータ46とを備えて構成されてい
る。
【0027】図1、図5、図10に示すように、回収部
Eは送出し機構Cと反対側が低くなる傾斜姿勢のテーブ
ル47の上面外周位置に外壁48を立設すると共に中央
位置に一対の仕切り板49,49を立設して構成され、
この回収部EではLサイズ、Mサイズ、Sサイズの3種
の包装レタスQが仕切り板49,49で隔絶されたテー
ブル47上の3つの空間夫々に対して送り込まれるもの
となっており、更に、このテーブル47の反送出し機構
側の端部には回収用のケース59,59,59を配置す
るようになっている。
【0028】この選別装置では図12に示すように制御
系が構成され、この制御系ではマイクロプロセッサを備
えた制御装置51に対して、上部センサ21、下部セン
サ22、送出しセンサ26、位置センサ41、3つの光
センサS,S,Sの受光部43、リセットスイッチ5
2、3位置に設定可能に構成されたモード選択スイッチ
53からの信号が入力する系が形成されると共に、制御
装置51からリフトモータ13、送出しモータ38、選
別モータ46、稼働ランプ54、緊急停止ランプ55夫
々に対する出力系が形成されている。そして、この制御
装置51は次のように作動するよう制御動作が設定され
ている。
【0029】つまり、電源を投入した直後には、下部セ
ンサ22と位置センサ41とからの信号を入力して載置
体12が、図2に示す受止め位置INに存在しない場合
にはリフトモータ13の駆動で下部センサ22が検出状
態に達するまで載置体12を下降作動させ、同様に第1
基準板36が図2に示す下部位置に存在しない場合に
は、位置センサ41が検出状態に達するまで送出しモー
タ38を駆動する。この状態が初期状態であり、初期状
態に達すると稼働ランプ54が点灯して、作業可能な状
態に達したことを作業者が認識し得るようになってい
る。
【0030】この初期状態に達した後に、レタス包装機
Pでレタスの包装を行い、シュート5から包装レタスQ
が送出された場合には、送出しセンサ26が包装レタス
Qの送出しを検出した後にリフトモータ13の駆動を開
始し、上部センサ21が検出状態に達するまで載置体1
2の上昇を行う。このように上昇操作が行われると載置
体12の支軸11周りでの傾動によって載置体12に載
置された包装レタスQが計測機構Bに送出されるものと
なる。このように上部センサ21が検出状態に達した後
には、制御装置51が下部センサ22が検出状態に達す
るまでリフトモータ13を逆転方向に駆動すると同時
に、計測機構Bは3つの光センサS,S,Sからのデー
タに基づいて包装レタスQの大きさを計測する。
【0031】この計測結果に基づいて制御装置51は包
装レタスQの大きさがLサイズ、Mサイズ、Sサイズの
何れに属するかを判別するのであるが、図11に示す如
く、前記モードスイッチ53を「小」の位置に設定した
場合には6つの受光部43の全てが非検出状態で(6つ
の受光部43の全てが光線rayを受光する状態で)S
Sと判断し、6つの受光部43のうちの1〜3つが検出
する状態(6つの受光部43のうち残り5〜1つが受光
しない状態)でSと判断し、6つの受光部43のうち4
〜6つが検出する状態でMと判断するものとなってお
り、又、モードスイッチ53を「標準」の位置に設定し
た場合には6つの受光部43の全てが非検出状態である
か1つだけが検出する状態である場合にSと判断し、6
つの受光部43のうち2〜4つが検出する状態でMと判
断し、6つの受光部43のうち5つあるいは全てが検出
する状態でLと判断するものとなっており、又、モード
スイッチ53を「大」の位置に設定した場合には6つの
受光部43の全てが非検出状態であるか1、2つが検出
する状態である場合にMと判断し、6つの受光部43の
うち3〜5つが検出する状態でLと判断し、6つの受光
部43の全てが検出する状態で(6つの受光部43の全
てが光線rayを受光しない状態で)LLと判断するも
のとなっている。このようにモードスイッチ53を選択
操作することで包装レタスQの大きさをSS〜LLの5
種類の何れに属するかを判別し得るものとなっている。
【0032】このように包装レタスQの大きさが判別さ
れた後には、選別モータ46の駆動で切換板44の凹溝
44Aが向かう方向を設定し、更に、この設定の後、送
出しモータ38の駆動でクランク部材39を1回転させ
ることで第1基準板36の上昇に伴って包装レタスQが
切換板44の上面に送出され、包装レタスQは切換板4
4の凹溝44Aの向かう方向に送られ、その大きさに対
応してLの位置、Mの位置、Sの位置の夫々の位置に回
収されるものとなっている。尚、送出しモータ38の駆
動でクランク部材39を1回転させた場合には第1基準
板36は上下方向に1往復作動するものであり、位置セ
ンサ41が検出状態に達すると送出しモータ38を停止
するものとなっている。
【0033】この選別装置では、載置体12が上下方向
に往復作動するに必要な時間をレタス包装機Pがレタス
を包装するに必要とする時間より充分に短く設定したも
のであるが、長期間に亘る使用によるリフトモータ13
の作動速度の低下や、載置体12を昇降する系の摩擦抵
抗の増大等によって、載置体12が受止め位置INまで
下降していない状態で送出しセンサ26が検出状態に達
するとリフトモータ13の駆動を停止し、稼働ランプ5
4を消灯し、緊急停止ランプ55を点灯させるものとな
っている。尚、このように載置体12の下降作動を停止
する制御動作を行う制御装置51で請求項3の牽制手段
が構成されている。
【0034】又、包装レタスQが載置体12に載置され
なかった場合には、案内板27によって包装レタスQが
装置外に排出されるものとなっているが、リフトモータ
13の駆動が停止した時点で包装レタスQが載置体12
の外周部に接触する状態に陥る等、載置姿勢が不適正な
場合には人為的に包装レタスQを取除きリセットスイッ
チ52をON操作することで緊急停止ランプ55を消灯
し、前述の初期状態への導入が行われた後に、稼働ラン
プ54を点灯するものとなっている。
【0035】更に、本選別装置では、リフト機構Aが分
離自在に構成され、図13に示す如く、例えば、レタス
包装機Pから送出された包装レタスQを順次上方に持ち
上げ、平坦なテーブル56上に放出する等、農作物を単
に持ち上げるだけの作業も行い得るようになっている。
【0036】このように、本発明ではレタス包装機Pの
下部位置から排出される包装レタスQを高位置に持ち上
げように構成されているので、作業者が下部位置に排出
された包装レタスQを人為的に回収する作業を行わずに
済むばかりでなく、高位置に持ち上げた包装レタスQの
大きさを、非接触型の光センサS,S,Sを用いて大き
さを3方向から判別するので立体的な大きさの計測を短
時間のうちに行い、又、高位置から自重を利用して包装
レタスQの送出しを行うのでコンベアベルト等の送出し
を行うための専用の装置類が不要となり、しかも、この
自重での包装レタスQの送出し時に包装レタスQに接触
して送り方向を変更する系を備えているので、例えば、
包装レタスQに移動力を作用させて夫々L,M,Sの選
別回収まで包装レタスQを送るための駆動系を必要とせ
ず、しかも、レタス包装機Pの低い位置から送出された
包装レタスを、この送出し位置OUTより高い位置の開
口を有するケース50に回収できるものとなっており、
全体として簡単な構造でありながら大きさに基づいた適
正な選別を作業者に労力上の負担を強いることなく行え
るものとなっている。
【0037】更に、リフト機構Aで包装レタスQの持ち
上げを行えなかった場合には、包装レタスQを装置外に
排出し、又、装置内に包装レタスQが残る現象を回避し
た状態で制御を停止して、緊急停止ランプ55の点灯で
停止状態にあることを作業者に認識させ、無理のない作
業を可能にするものとなっている。
【0038】〔別実施の形態〕 本発明は上記実施の形態以外に、例えば、計測機構で農
作物の重量を計測するよう構成する、あるいは、カメラ
を用いて農作物の色や形を認識するよう構成することが
可能であり、計測機構で大きさを計測する場合に接触型
のセンサを用いることも可能である。
【0039】
【発明の効果】従って、大きさ、重さ、形状等の等級毎
に選別された農作物を所望の位置で回収できる選別装置
を大型化、複雑化を伴うことなく合理的に構成でき、特
、選別装置を構成するリフト機構の小型化で装置全体
の一層の小型化を可能にし(請求項1)、載置体からの
農作物の放出位置を適正に設定して円滑な作業を可能に
し(請求項2)、載置体に対して農作物を載置できない
場合には装置全体が停止することで作業者に対して誤作
動の発生を認識させ得ると同時に載置体の下面で農作物
を傷める現象を回避し(請求項3)、載置体に対して農
作物を載置できない場合でも載置体の作動域から農作物
を強制的に排出するので作業者が農作物を取出す手間を
要しないものとなり(請求項4)、装置のリフト機構
を、農作物を持ち上げるだけの作業に兼用し得るものと
なり(請求項5)、選別機構の小型化、単純化によって
装置全体の一層の小型化を可能にするものとなった(
求項6)。
【図面の簡単な説明】
【図1】包装装置と選別装置の斜視図
【図2】選別装置の縦断側面図
【図3】リフト機構、計測機構の縦断側面図
【図4】選別機構の縦断側面図
【図5】計測機構、選別機構の平面図
【図6】計測機構のセンサ配置等を示す斜視図
【図7】計測機構の縦断正面図
【図8】接当部材の拡大側面図
【図9】案内板を示す縦断正面図
【図10】選別機構による選別状況を示す平面図
【図11】モードスイッチの操作位置と選別形態との関
係を表す図
【図12】制御系のブロック回路図
【図13】リフト機構のみを用いた作業形態を表す縦断
側面図
【符号の説明】
A リフト機構 Aa 駆動部 Ab 放出手段 Ac 調節手段 B 計測機構 C 送出し機構 D 選別機構 IN 受止め位置 12 載置体 26 センサ 27 排出手段 44 切換板 51 牽制手段

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農作物を所定高さまで持ち上げるリフト
    機構、リフト機構で持ち上げられた農作物を大きさ、重
    さ、形状等の等級に選別するための計測を行う計測機
    構、計測機構で計測された後の農作物を該農作物の自重
    によって送出する送出し機構、送出し機構で送出された
    農作物を前記計測機構の計測結果に基づいて選別する選
    別機構夫々を備え、 前記リフト機構が、農作物を載置する載置体と、この載
    置体を上下方向に往復作動させる駆動部と、載置体が予
    め設定された高さに達すると載置体に載置された農作物
    を放出する放出手段とを備えて構成されている 農作物選
    別装置。
  2. 【請求項2】 前記放出手段が、載置体からの農作物の
    放出高さを調節し得る調節手段を備えて構成されている
    請求項1記載の農作物選別装置。
  3. 【請求項3】 前記リフト機構が、前記載置体が低レベ
    ルの受止め位置に存在する状態で所定の経路を介して農
    作物を送り込むよう制御動作が設定されると共に、載置
    体が前記経路を介して送り込まれる農作物の受止めが不
    能な高さにある状態で前記経路に対して農作物が通過し
    たことをセンサで感知した場合にはリフト機構の載置体
    の下降作動を阻止する牽制手段を備えている請求項1又
    は2に記載の農作物選別装置。
  4. 【請求項4】 前記経路に送られた農作物が前記載置体
    に載置されない場合に、その農作物を装置外に送出す排
    出手段を備えている請求項3記載の農作物選別装置。
  5. 【請求項5】 前記リフト機構が、装置本体から分離自
    在に構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の農作物選別装置。
  6. 【請求項6】 前記選別機構が、前記送出し機構からの
    農作物に接触して該農作物の自重での移動方向を変更す
    るよう姿勢変更自在な切換板で構成されている請求項1
    〜5のいずれか1項に記載の農作物選別装置。
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