JP3315448B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP3315448B2
JP3315448B2 JP32729492A JP32729492A JP3315448B2 JP 3315448 B2 JP3315448 B2 JP 3315448B2 JP 32729492 A JP32729492 A JP 32729492A JP 32729492 A JP32729492 A JP 32729492A JP 3315448 B2 JP3315448 B2 JP 3315448B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿台上に載置された
原稿を画像信号に変換し、その画像信号を変倍処理する
画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタルカラー複写機等の画
像処理装置が広く知られている。
【0003】このような画像処理装置では、光学系を移
動して光を原稿に照射し、その反射光をCCD等の光電
変換素子で読み取り、様々な処理を行うことにより、例
えば拡大、縮小等の画像処理が可能である。
【0004】また、読み取り系のCCDには、3ライン
センサがよく利用される。この3ラインセンサでは、各
ライン毎にそれぞれR(レッド)、G(グリーン)、B
(ブルー)に分解された光成分を光電変換する。例え
ば、原稿画像が赤であるときは、Rのセンサのみ信号を
出力することになり、白黒画像のときは、RGBの各セ
ンサがほぼ同じレベルの信号を出力することになる。ま
た、各ライン素子は光学系の移動方向に直行する主走査
方向にそれぞれ平行に配置されている。
【0005】そして、上述した拡大や縮小の変倍処理の
うち、主走査方向の変倍は、CCDにより読み取られた
信号を用いて、拡大時には各画素を補間し、縮小時には
各画素の間引きを行うことにより実現している。
【0006】また、光学系の移動方向である副走査方向
(ライン方向)の変倍は、読み取り光学系を原稿に対
し、拡大時には遅く、縮小時には速く走査することによ
り、1ラインに対応する原稿上の走査線幅を変化させて
実現していた。このような方法では、光学系の駆動モー
タの制御範囲内では、制御速度の微調整が可能であり、
比較的安定した画像信号を得ることができる。
【0007】また、ページメモリを用いることにより、
主走査方向の変倍回路と同様な回路を用いて副走査方向
の変倍を行うことも可能である。このときページメモリ
に対し、縮小時には間引きをしながら画像信号を記憶
し、拡大時にはメモリから画像信号を読み出しながら補
間を行うことにより変倍を実現する。このような方法を
用いると、光学系の走査速度を常に一定にすることがで
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように光学系の走査速度を制御する変倍方法では、光学
系駆動用モータの回転速度には許容範囲があり、例えば
縮小時に必要な高速回転は、モータの特性上、限界があ
るので、縮小率にも限界が生じる。
【0009】一方、拡大時に必要な低速回転について
は、光学系の振動などの安定性が問題となる。この光学
系の振動に関して、白黒原稿に対してはCCDの各ライ
ン素子の出力がほぼ同じであるので、各ライン毎の振動
成分をある程度打ち消し合って安定する。しかしなが
ら、カラー原稿に対しては、ある1ライン素子の成分を
ほぼそのまま出力するので、振動成分がノイズとなって
出力されてしまう。
【0010】また、モータ回転速度の許容範囲内におい
ても、モータやモータを固定する筐体には共振周波数と
いうものがあり、特定の周波数または回転数で振動を起
こして光学系を不安定にする。
【0011】また、ページメモリを用いて変倍する方法
では、変倍の倍率によっては補間や間引きの演算処理を
行う際に、出力信号の欠落や誤差が生じるので、精度を
上げるためには非常に複雑な回路構成を必要とする。
【0012】本発明は、実現可能な変倍率の範囲を拡張
し得るとともに、品質の高い変倍が像を得ることができ
る画像読取装置を提供することを目的とする。また、本
発明は、読み取るべき原稿がカラーか白黒かに応じて、
好ましい変倍処理を行って品質の高い変倍画像を得るこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、主走査方向に
関して原稿画像を読み取り、ライン毎に画像データを出
力する読取手段と、副走査方向に関して上記読取手段の
読取位置を移動する移動手段と、上記読取手段から出力
された画像データをライン単位で増加または減少せしめ
ることにより、副走査方向に関して画像を拡大または縮
小する変倍手段と、画像読取倍率を入力する入力手段
と、上記入力手段により入力された画像読取倍率に従っ
て上記移動手段および上記変倍手段を制御する制御手段
と、上記画像読取倍率が、上記読取手段の読取位置の移
動速度を変更することによって変倍を達成する、許容倍
率範囲内であるのか、または、許容倍率範囲外であるの
かを判断する許容倍率判断手段とを有し、上記許容倍率
判断手段によって、上記画像読取倍率が上記許容倍率範
囲内であると判断された場合、上記制御手段は上記入力
手段により入力された画像読取倍率に応じた速度で上記
読取手段の読取位置を移動すべく上記移動手段を制御
し、かつ、上記読取手段から出力された画像データに対
して上記変倍手段によるライン単位の増加または減少処
理を行うこと無しに画像データを出力し、一方、上記許
容倍率判断手段によって、上記画像読取倍率が上記許容
倍率範囲外であると判断された場合、縮小時において、
上記制御手段は上記入力手段により入力された画像読取
倍率の2倍に相当する上記許容倍率範囲内の画像読取倍
率に応じた速度で上記読取手段の読取位置を移動すべく
上記移動手段を制御し、かつ、上記読取手段から出力さ
れた画像データに対して上記変倍手段によるライン単位
の1/2の減少処理を行って出力し、または、拡大時に
おいて、上記制御手段は上記入力手段により入力された
画像読取倍率の1/2倍に相当する上記許容倍率範囲内
の画像読取倍率に応じた速度で上記読取手段の読取位置
を移動すべく上記移動手段を制御し、かつ、上記読取手
段から出力された画像データに対して上記変倍手段によ
るライン単位の2倍の増加処理を行って出力する画像読
取装置である。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例を示すブロック
図である。
【0015】この実施例の画像処理装置は、レンズ70
3を介して原稿702上の画像を読み取る光電変換素子
であるCCD(電荷蓄積素子)ラインセンサ701と、
本装置全体を制御するCPU(中央処理部)704と、
水平同期用のD型フリップフロップ705、706と、
画素クロック718をカウントする主走査カウンタ70
7と、倍率を入力するためのアップダウンキーを含む操
作部725と、画像先端センサ207と、副走査カウン
タ208とを有する。
【0016】また、副走査方向の変倍用に画像データを
格納するページメモリ709と、CPU704からの縮
小回路オン/オフ信号721に基づいてページメモリ7
09を用いて所定の倍率で画像の副走査方向の縮小を行
う縮小回路708と、上記CPU704からの拡大回路
オン/オフ信号722に基づいてページメモリ709を
用いて所定の倍率で画像の副走査方向の拡大を行う拡大
回路710と、上記CPU704からのメカ変倍/メモ
リ変倍選択信号720に基づいて変倍方式の切り換えを
行うメカ変倍/メモリ変倍切換部711とを有する。
【0017】さらに、半導体レーザ等を有するレーザ発
光部712と、レーザビームの方向を制御して主走査を
行うポリゴンスキャナ713と、レーザビームによって
静電潜像が形成される感光ドラム714と、レーザビー
ムが入力されると水平同期信号717を出力するフォト
ダイオード715と、画素クロック718等の各種クロ
ック信号を出力するクロック発振器716と、CCDラ
インセンサ701からのアナログ画像信号をディジタル
画像信号に変換するA/Dコンバータ719とを有す
る。
【0018】また、主走査方向の変倍用のラインバッフ
ァ729を有している。すなわち、本実施例において
は、主走査方向の拡大はクロック発振器716からライ
ンバッファ729に供給する読み出しクロック728の
周波数を操作部725からの変倍率に応じて変えること
により実行する。また、主走査方向の縮小は、クロック
発振器716からラインバッファ729に供給する書き
込みクロック727の周波数を操作部725からの変倍
率に応じて変えることにより実行する。
【0019】図2は、この画像処理装置における原稿読
取部の構成を示す断面図である。
【0020】原稿台ガラス201上に置かれた原稿70
2は、原稿カバー200により押さえられている。そし
て、光源202からの照明光が原稿702面上で反射さ
れてミラー203、204、205を介してレンズ70
3によりCCDラインセンサ701上に結像される。
【0021】光源202およびミラー203からなる光
学ユニット210とミラー204、205からなる光学
ユニット211とは、2:1の相対速度で移動するよう
になっている。これら光学ユニット210、211を、
DC(直流)サーボモータ206によってPLL(フェ
イズロックループ)制御をかけながら一定速度で左から
右に移動する。この移動速度は、往路で変倍倍率に応じ
て可変であり、拡大時には遅く、縮小時には速くするこ
とによって光学ユニット210、211の移動する副走
査方向の変倍を行う。この光学ユニットの速度制御のた
めに、CPU704は、モータ206をPLL制御する
モータドライバ726に、変倍率に応じた周波数のクロ
ックを供給する。
【0022】また、図1において、レーザ発光部712
から発光されたレーザ光は、ポリゴンスキャナ713に
よりドラム714の表面を、ドラム714の軸方向に走
査する。この際、走査線の延長線上にドラム714に近
接して配置されたフォトダイオード715によりレーザ
光の通過が検出され、水平同期信号717が生成され
る。
【0023】CCDラインセンサ701は、この同期信
号717に同期して、クロック発振器716からの2相
クロック723、724に従って、1ライン分の画像信
号を出力する。この画像信号を、A/Dコンバータ71
9は、画像クロック718に同期した画素毎の8bit
ディジタル画像信号に変換される。
【0024】このディジタル画像信号は、メカ変倍/メ
モリ変倍切換部711にメカ変倍画像信号として直接入
力されるものと、縮小回路708、ページメモリ709
および拡大回路710を介してメカ変倍/メモリ変倍切
換部711にメモリ変倍画像信号として入力されるもの
とに分けられる。
【0025】ここで光学ユニット210、211の移動
方向(副走査方向)への拡大時においては、光学ユニッ
ト210の移動速度の最小値Vmin 以上の移動速度で実
現できる拡大倍率では、メカ変倍が可能である。したが
って、CPU704はメカ変倍/メモリ変倍選択信号7
20によって、メカ変倍/メモリ変倍切換部711をメ
カ変倍側に切り換える。CPU704は、操作部725
から入力された倍率に応じた速度で光学ユニット21
0、211が移動するように、倍率に応じた周波数のク
ロックをモータドライバ726に供給する。また、フォ
トダイオード715からの水平同期信号717に同期し
て、CCDラインセンサ701から出力された画像信号
がそのままページメモリ709を介さずレーザ発光部7
12に送られる。
【0026】また、光学ユニット210の移動速度の最
小値Vmin よりも遅い移動速度にしなくては実現できな
い拡大倍率では、ページメモリ709を用いて拡大す
る。
【0027】図3は、この場合の動作を示すフローチャ
ートである。
【0028】すなわち、操作部725から入力された倍
率が所定値以上の場合、CPU704はメカ変倍が不可
能であると判断し(S1)、まず、縮小回路オン/オフ
信号721によって縮小回路708をオフし(S2)、
副走査カウンタ208をリセットする(S3)。次に、
CPU704は、操作部725から指定された倍率と拡
大回路710による拡大の倍率に応じて、光学ユニット
211の移動速度を適切な値に決定する(S4)。さら
に、ポリゴンスキャナ713、ドラム714を回転さ
せ、光源202を点灯し(S5)、光学ユニット21
0、211の移動を開始する(S6)。
【0029】このようにして移動してきた光学ユニット
210が、画像先端センサ207の位置にきたら(S
7)、CCDラインセンサ701によって1ラインずつ
読み取られた原稿の画像信号は、上述のようにA/Dコ
ンバータ719で画素クロック718に同期した画素毎
の8bitディジタル画像信号に変換され、ラインバッ
ファ729から読み出される際に主走査方向の拡大が行
われ、オフになっている縮小回路708をそのまま通り
抜けて、ページメモリ709への入力待ちとなる。ま
た、CPU704は、D型フリップフロップ706に書
き込み許可信号WEを出力する。
【0030】ここで、フォトダイオード715によりレ
ーザ光の通過が検出され、水平同期信号717が生成さ
れると(S8)、CPU704からD型フリップフロッ
プ706にセットされている書き込み許可信号がD型フ
リップフロップ706から出力され(S9)、ページメ
モリ709に対してデータの書き込みが可能な状態にな
る。
【0031】この状態で、クロック発振器716から出
る画素クロック718をカウントアップする主走査カウ
ンタ707からの13bitの主走査アドレスと、水平
同期信号717をカウントするCPU704からの13
bitの副走査アドレスとによって表される26bit
のページメモリ709のアドレスに、1画素データ毎に
1ライン分のディジタル画像信号を書き込む。
【0032】そして、次の水平同期信号717がD型フ
リップフロップ705に入力されたら(S10)、カウ
ントアップされた副走査アドレスが出力され(S1
1)、次の1ライン分のディジタル画像信号を格納すべ
きページメモリ709のアドレスが指定される。そし
て、CPU704は、読み取った全データについてペー
ジメモリ709に書き込んだら(S12)、書き込み許
可信号WEをオフにして(S13)、ページメモリ70
9への書き込みを終える。
【0033】以上のようにしてページメモリ709に書
き込まれたデータは、拡大回路710への入力データと
なる。CPU704からの拡大回路オン/オフ信号72
2によってオンになった拡大回路710は、操作部72
5から入力された変倍率と光学ユニット211の速度に
応じて8bitずつ入力されたデータを副走査方向に補
間して出力する。
【0034】そして、CPU704からのメカ変倍/メ
モリ変倍選択信号720によってメカ変倍/メモリ変倍
切換部711がメモリ変倍に切り換わり、拡大回路71
0によって補間されたデータが8bitずつレーザ発光
部712に送られる。
【0035】次に、光学ユニット210、211の移動
方向(副走査方向)への縮小時においては、光学ユニッ
ト210の移動速度の最大値Vmax 以下の移動速度で実
現できる縮小倍率では、メカ変倍が可能である。したが
って、CPU704はメカ変倍/メモリ変倍選択信号7
20によって、メカ変倍/メモリ変倍切換部711をメ
カ変倍に切り換える。CPU704は、操作部725か
ら入力された倍率に応じた速度で光学ユニット210、
211を移動させる。フォトダイオード715からの水
平同期信号に同期してCCDラインセンサ701から出
力された画像信号はそのままページメモリ709を介さ
ずにレーザ発光部712に送られる。
【0036】また、光学ユニット210の移動速度の最
大値Vmax よりも速い移動速度にしなくては実現できな
い縮小倍率では、上述した拡大時と同様にページメモリ
709を用いて縮小する。
【0037】図4は、この場合の動作を示すフローチャ
ートである。
【0038】すなわち、操作部725から入力された倍
率が所定値以下の場合、CPU704はメカ変倍が不可
能であると判断し(S21)、まず、縮小回路オン/オ
フ信号721によって縮小回路708をオンし(S2
2)、副走査カウンタ208をリセットする(S2
3)。次に、操作部725から指定された倍率と縮小回
路708による縮小の倍率に応じて、光学系ユニット2
11の移動速度を適切な値に決定する(S24)。さら
に、ポリゴンスキャナ713、ドラム714を回転さ
せ、光源202を点灯し(S25)、光学系の移動を開
始する(S26)。
【0039】このようにして移動してきた光学ユニット
210が、画像先端センサ207の位置にきたら(S2
7)、CCDラインセンサ701によって1ラインずつ
読み取られた原稿の画像信号は、上述のようにA/Dコ
ンバータ719で画素クロック718に同期した画素毎
の8bitディジタル画像信号に変換され、ラインバッ
ファ729に書き込む際に主走査方向の縮小が行われ、
オンになっている縮小回路708に入力され、この縮小
回路708により操作部725から入力された変倍率と
光学ユニット211の速度に応じてデータの間引きが行
われ、ページメモリ709への入力待ちとなる。また、
CPU704はD型フリップフロップ706に書き込み
許可信号WEを出力する。
【0040】ここで、フォトダイオード715によりレ
ーザ光の通過が検出され、水平同期信号717が生成さ
れると(S28)、CPU704からD型フリップフロ
ップ706にセットされている書き込み許可信号がD型
フリップフロップ706から出力され(S29)、ペー
ジメモリ709に対してデータの書き込みが可能な状態
になる。
【0041】この状態で、クロック発振器716から出
る画素クロック718をカウントアップする主走査カウ
ンタ707からの13bitの主走査アドレスと、水平
同期信号717をカウントするCPU704からの13
bitの副走査アドレスとによって表される26bit
のページメモリ709のアドレスに、1画素データ毎に
1ライン分のディジタル画像信号を書き込む。
【0042】そして、次の水平同期信号717がD型フ
リップフロップ705に入力されたら(S30)、カウ
ントアップされた副走査アドレスが出力され(S3
1)、次の1ライン分のディジタル画像信号を格納すべ
きページメモリ709のアドレスが指定される。そし
て、CPU704は読み取った全データについてページ
メモリ709に書き込んだら(S32)、書き込み許可
信号をオフにして(S33)、ページメモリ709への
書き込みを終える。
【0043】以上のようにしてページメモリ709に書
き込まれたデータは、CPU704からの拡大回路オン
/オフ信号722によってオフになった拡大回路710
を通り抜け、CPU704からのメカ変倍/メモリ変倍
選択信号720によってメモリ変倍に切り換わっている
メカ変倍/メモリ変倍切換部711を介して8bitず
つレーザ発光部712に送られる。
【0044】なお、上記実施例では、ページメモリ70
9を用いたが、数ライン分の容量を有するメモリを用い
てもよい。
【0045】また、上記実施例では、感光ドラム714
上にレーザで潜像を形成しているが、例えばインクジェ
ットヘッドを駆動して記録紙上に画像を記録してもよ
い。また、メモリに保存したり、表示器に表示してもよ
い。
【0046】図5は、本発明の第2実施例におけるフル
カラー電子写真複写機の構造を示す断面図である。
【0047】図5において、リーダ部1は、原稿台(プ
ラテンガラス)11、原稿照明ランプ12、結像レンズ
13、撮像素子14、光学読み取り駆動モータ15等で
構成される。ここでは、撮像素子14として、互いに隣
接して配置されたR、G、Bの3色フィルタを有する3
ラインのCCDを用いている。原稿からの同一の1ライ
ンの光情報は、R、G、Bの各ラインセンサに投影され
る。
【0048】そして、光学読み取り駆動モータ15によ
って原稿照明ランプ12と一体になって走査移動する原
稿走査ユニットにより、予め設定された複写倍率に応じ
て決定される一定の速度で読み取る。この光学読み取り
駆動モータ15は、PLL制御されたDCサーボモータ
であり、この移動速度は、往路では倍率に応じて22.
5mm/secから360mm/secまで可変で、復
路では常に800mm/secである。
【0049】本実施例では、マゼンタ、シアン、イエロ
ー、ブラックの各現像色の記録を順次行うため、原稿読
み取りは各現像色での記録に対応して複数回行われる。
なお、大容量のイメージメモリを用いれば、読み取りは
一回で良い。
【0050】なお、原稿台(プラテンガラス)11の周
囲に操作部が設けてあり、複写シーケンスに関する各種
モード設定を行うスイッチおよび表示用のディスプレイ
および表示灯が配設されている。
【0051】記録用紙給紙部2は、給紙ローラ30、3
1、ピックアップローラ32、33等から構成され、用
紙カセット34、35を装着する。コントローラ部16
からの駆動指令に従って転写紙63を給紙する。
【0052】画像形成部3は、スキャナモータ17、ポ
リゴンミラー18、感光ドラム19、クリーナ部20か
ら構成される。撮像素子14で読み取られたカラー画像
信号をコントローラ部16で処理し、マゼンタ、シア
ン、イエロー、ブラックの色分解画像信号を発生する。
そして、その各色信号に基づいて、レーザ光源からのレ
ーザビームを感光ドラム19上に結像させて、各色の静
電潜像を形成する。
【0053】画像転写部4は、吸着帯電器21、転写帯
電器22、分離帯電器23、24、分離押し当てコロ2
5、分離爪26、転写ドラム27、吸着ローラ28、レ
ジストローラ29等から構成される。
【0054】そして、この画像転写部4では、給紙ロー
ラ30、31によりレジストローラ29の位置に給紙し
た転写紙を、レジストローラ29により感光ドラム19
との画像先頭位置が同期するタイミングで転写ドラム2
7に送る。そして、転写紙は、対向電極となる吸着ロー
ラ28と吸着帯電器21により転写ドラム27に静電吸
着される。そして、転写帯電器22は、感光ドラム19
に現像された各色現像剤を転写紙に転写させる。
【0055】現像部5は、現像器5a〜5d等から構成
され、後述するモータにより矢印方向に往復動されて、
現像スリーブが感光ドラム19の現像位置に移動され
る。現像器5a〜5dには、順番にブラック、イエロ
ー、シアン、マゼンタの現像剤が収容されている。
【0056】そして、現像器5a〜5dにより、感光ド
ラム19の静電潜像を所定の現像剤で可視化する。最初
にマゼンタの現像器5dを用いて感光ドラム19のマゼ
ンタの静電潜像を現像し、そのマゼンタのトナー像は転
写ドラム27にはられた転写紙に転写する。
【0057】次に、シアンの現像器5cを用いて感光ド
ラム19のシアンの静電潜像を現像し、そのシアンのト
ナー像は転写ドラム27にはられた転写紙のマゼンタの
トナー像の上に転写される。同様にイエロー、ブラック
の現像器で現像されたトナー像を、順次転写ドラム上の
転写紙に重ねて転写する。
【0058】定着部6は、定着ローラ6aにより転写紙
にブラック、イエロー、シアン、マゼンタのトナーを定
着させ、トレー6bに排紙する。
【0059】なお、本発明は、上述の電子写真プリンタ
を用いて記録するものに限られるものではなく、インク
ジェットプリンタを用いて記録してもよい。また、メモ
リに保存したり、表示器に表示してもよい。
【0060】図6は、上記コントローラ部16およびそ
の周辺の被制御部を示すブロック図である。
【0061】撮像素子14は、レッド、グリーン、ブル
ーの3ラインのCCD101、102、103で構成さ
れており、原稿からの1ラインの光情報を色分解して4
00dpi(ドット/インチ)の解像度でR、G、Bの
電気信号を出力する。本実施例では、1ラインとして最
大297mm(A4縦)の読み取りを行うため、各CC
D101、102、103からはR、G、B各々1ライ
ン4677画素の画像が出力される。
【0062】主走査アドレスカウンタ104は、感光ド
ラム19へのライン毎のレーザ記録の同期信号であるB
D信号によってライン毎にクリアされて、画素クロック
発生器105からのVCLK信号をカウントし、撮像素
子14から読み出される1ラインの画情報の各画素に対
応したカウント出力H−ADRを発生する。このH−A
DRは、0から5000までアップカウントし、撮像素
子14からの1ライン分の画像信号を十分読み出せるも
のである。
【0063】CCD駆動信号生成部106は、上記H−
ADRをデコードして、セットパルスや転送クロックで
あるCCD−DRIVE信号を発生する。これにより、
VCLKに同期して、同一画素に対するR、G、Bの色
分解信号が、CCDから順次出力される。
【0064】A/Dコンバータ107は、レッド、グリ
ーン、ブルーの各画像信号を8ビットのデジタル信号に
変換する。光量−濃度変換部108は、レッド、グリー
ン、ブルーの8ビットの光量信号を対数変換によりシア
ン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各8ビッ
トの濃度信号に変換する。
【0065】UCR/マスキング処理部107は、既知
のUCR処理(下色除去処理)によりC、M、Y3色の
濃度信号からブラックの濃度信号を抽出するとともに、
各濃度信号に対応した現像剤の色濁りを除去する既知の
マスキング演算を施す。
【0066】このようにして生成されたM’、C’、
Y’、K’の各濃度信号の内から、現在使用する現像剤
に対応した色の信号が、セレクタ110によって選択さ
れる。COL−SEL信号は、この色選択のためにCP
U116から発生される2ビットの信号であり、COL
−SELが0の場合にはM’信号が、COL−SELが
1の場合にはC’信号が、COL−SELが2の場合に
はY’信号が、COL−SELが3の場合にはK’信号
が出力される。
【0067】ラインバッファ160は、およそA4サイ
ズの1ライン分の容量を有し、書き込みクロック166
を同期してセレクタ110の出力を記憶し、読み出しク
ロック167に同期してREAD−DT信号を出力す
る。
【0068】CPU116は、操作部51から入力され
た複写倍率をクロック生成回路165にセットする。ク
ロック生成回路165は、縮小の場合、複写倍率に応じ
た書き込みクロック166をラインバッファ160に供
給し、主走査方向の縮小を行う。また、クロック生成回
路165は、拡大の場合、複写倍率に応じた読み出しク
ロック167をラインバッファ160に供給し、主走査
方向の拡大を行う。
【0069】ページメモリ111は、およそA4サイズ
の1色分の容量を有するメモリである。このメモリ11
1のアドレスとして、主走査アドレスカウンタ104か
らの1ライン内の画素識別カウント出力H−ADRをア
ドレスの下位として供給し、副走査アドレスカウンタ1
15からのラインカウント出力V−ADRをアドレスの
上位として供給する。副走査アドレスカウンタ115
は、転写ドラム27近傍に配置されたフォトセンサ15
0からのページ開始信号ITOP信号により初期化さ
れ、ページ内でのラインカウント出力V−ADRを発生
する。
【0070】このようにメモリ111のアドレスは、ペ
ージ単位の画像読み取り、画像記録に同期して発生され
る。
【0071】そして、このメモリ111への書き込みと
読み出しの動作の切り替えは、CPU116からのポー
ト出力信号MWRによって行われる。MWRがレベルH
の場合はメモリへの書き込みとなり、レベルLの場合は
読み出しとなる。
【0072】BDカウンタ130およびITOPカウン
タ140は、それぞれ後述のBD信号やITOP信号と
同様な周期の信号を発生するカウンタである。これはス
キャナモータ17、ポリゴンミラー18が回転しなくて
BD信号とITOP信号が必要なとき、例えば画像信号
をメモリ111に書き込むだけの時等に用いる。このと
き、CPU116からBDSEL信号をHにすることに
よりセレクタ131、141を切り換えて、それぞれB
Dカウンタ130からの信号BDCとITOPカウンタ
140からの信号ITOPCを選択する。また、これら
のカウンタはCPU116により初期化およびデータ設
定が可能になっている。
【0073】縮小回路132は、その詳細を図7(a)
に示す。フリップフロップ310は、BD信号に同期し
てDATAVAL信号を出力し、ITOP信号でクリア
される。XORゲート311は、CPU116からのR
EDSET信号がレベルLのときは、フリップフロップ
310のDATAVAL信号は常にレベルHとなり、R
EDSETがレベルHのときは、DATAVALはBD
信号に同期して、L→H→L→H……となる。上記DA
TAVAL信号は、ANDゲート134によりMWR信
号を制御し、ANDゲート136により副走査アドレス
カウンタ115のCLK信号を制御する。
【0074】拡大回路137は、その詳細を図7(b)
に示す。フリップフロップ301は、BD信号に同期し
てDATAREQ信号を出力し、ITOP信号でクリア
される。XORゲート302は、CPU116からのM
AGSET信号がレベルLのときは、フリップフロップ
301のDATAREQ信号は常にレベルHとなり、M
AGSETがレベルHのときはDATAREQはBD信
号に同期して、L→H→L→H……となる。
【0075】メモリ303、304は、FIFO(ファ
ーストイン−ファーストアウト)で構成された1ライン
遅延メモリであり、それぞれ約5Kバイトで1ライン分
に相当する容量を有する。また、それぞれDATARE
Q信号がレベルHのとき書き込み動作を行い、BD信号
により読み出し用カウンタがリセットされる。また、A
NDゲート305によりDATAREQ信号とBDに同
期して上記FIFOメモリ303、304の書き込み用
カウンタがリセットされる。なお、読み出し動作は、常
に行われる。
【0076】加算器306は、8ビットの加算器であ
り、除算器307は、9ビットの信号を1ビットずつ下
位ビットにシフトすることにより、2で割算を行ってい
る。セレクタ308は、DATAREQ信号がレベルH
のときFIFOメモリ303の出力信号を選択し、レベ
ルLのときFIFOメモリ303、304の平均値信号
を選択する。
【0077】セレクタ135は、縮小回路132からの
DATAVAL信号と拡大回路137からのDATAR
EQ信号とを切り換えるもので、メモリ111への書き
込み時、つまりMWR信号がレベルHのときは、DAT
AVAL信号を選択する。
【0078】セレクタ112は、撮像素子14で読み取
った画信号をリアルタイムで処理した画像データREA
D−DTとメモリ111からの読み出しデータMEM−
DTとを選択してVIDEO信号を出力する。
【0079】レーザおよびレーザドライバ113は、8
ビットの濃度信号であるVIDEO信号に応じてレーザ
の発光量を制御する。このレーザ光は、ポリゴンスキャ
ナ18によって感光ドラム19の軸方向に走査され、感
光ドラム19に1ラインの静電潜像を形成する。フォト
ディテクタ114は、感光ドラム19に近接して設けら
れ、感光ドラム19を走査する直前のレーザ光の通過を
検出して1ラインの同期信号BDを発生する。このBD
信号によって主走査アドレスカウンタ104を初期化
(クリア)する。
【0080】フォトセンサ150は、転写ドラム27が
所定位置に来たことを検出してページ同期信号ITOP
を発生し、副走査アドレスカウンタ115を初期化する
とともに、ページ同期信号ITOPをCPU116に出
力する。これにより、CPU116は、画像読み取り、
画像記録動作の制御を行う。
【0081】読取モータコントローラ117は、読み取
りモータ15の前進/後進および速度の制御を行うコン
トローラである。また、現像器モータコントローラ11
8は、現像器5a〜5dを移動させて所定の現像器を感
光ドラム19の現像位置に移動させる現像器モータ11
9のコントローラである。
【0082】I/Oポート120は、複写動作の制御に
必要な上記以外のセンサやアクチュエータを制御するも
のである。このI/Oポートの中にカセットから用紙を
給紙するPF信号も含まれる。
【0083】図8は、操作部51の詳細を示す平面図で
ある。
【0084】この操作部51には、用紙給紙段の選択切
り替えキー401と、上段カセットが選択されたことを
示すLED(発光ダイオード)表示部402と、下段カ
セットが選択されたことを示すLED表示部403と、
コピー枚数を入力するテンキーおよび入力枚数をクリア
するクリアキー404と、2桁の7セグメントLEDで
構成された入力枚数表示部405と、コピースタートキ
ー406と、拡大縮小率を入力する拡大縮小設定キー4
07と、拡大縮小率を表示する3桁の7セグメントLE
D408とを有する。
【0085】次に、以上のような構成の複写機における
画像形成の各動作をフローチャートを用いて説明する。
【0086】図9は、変倍を伴うコピー動作の制御を示
すフローチャートである。
【0087】本実施例では、50〜400%まで変倍可
能な光学系駆動モータ15を用いて25〜400%まで
の変倍を実現している。
【0088】まず、操作部51の拡大縮小設定キー40
7より複写倍率、テンキー404よりコピー枚数、用紙
選択キー401より用紙サイズが入力される。そして、
コピースタートキー406が入力されると(S50
1)、コピー枚数N、用紙サイズPP、複写倍率MUL
がCPU116内にセットされる(S502)。
【0089】次に、CPU116は、S503で複写原
稿が白黒原稿かカラー原稿かを判定し、白黒のときはS
504、カラーのときはS505を選択して分岐する。
なお、この判定は、例えばCPU116が光学系を走査
しながら原稿を読み取ってA/Dコンバータ107の出
力を読み込み、1画素のRGBの各入力信号レベルのう
ち最大値と最小値の差を計算し、これを何画素かサンプ
リングを行って、ある設定値より大きければカラー画像
であると判定する。また、操作部51からオペレータが
原稿の種類を入力するようにしても良い。
【0090】次に、原稿が白黒のときは、S504にお
いて複写倍率MULを判定し、複写倍率が50〜400
%の場合はS506、50%以下の場合はS511を選
択して分岐する。
【0091】また、原稿がカラーのときは、S505に
おいて複写倍率MULを判定し、複写倍率が50〜20
0%の場合はS506、50%以下の場合はS511、
200%より大きい場合はS512を選択して分岐す
る。
【0092】まず、上記S506が選択されたとき、す
なわち、原稿が白黒で倍率が50%から400%の場合
と原稿がカラーで倍率が50%から200%のとき、光
学系駆動モータの速度MMSは、等倍100%時のモー
タ速度をCMSとすると、 MMS=CMS×100/MUL となる。例えば白黒原稿で複写倍率250%のとき、光
学系駆動モータ速度MMSは、CMS×0.4となり、
等倍100%時のモータ速度CMSの約40%の速度で
駆動することになる。
【0093】また、縮小時は、操作部51から入力され
た倍率に応じて書き込みクロック166の周波数を設定
し、拡大時は操作部51から入力された倍率に応じて読
み出しクロック167の周波数を設定する。
【0094】また、CPU116よりREDSET信号
をレベルL、MAGSET信号をレベルLに設定する。
以下、S507で後述の光学系コピーシーケンスを行
う。そして、1枚分のコピー終了後、S508でコピー
枚数Nから1を引き、S509で残りのコピー枚数を判
定し、残り枚数が0ならコピー動作を終了するが、0で
ないときは再度光学系コピーシーケンス(S507)を
行う。
【0095】次に、上記S511が選択されたとき、す
なわち、原稿が白黒またはカラーで倍率が25%から5
0%のとき、光学系駆動モータ速度MMSは、 MMS=CMS×50/MUL となり、例えば複写倍率26%のとき、等倍時の約19
2.3%の速度でモータを駆動することになる。これは
光学系により副走査方向の変倍を行った場合の複写倍率
52%に相当する。また、CPU116よりREDSE
T信号をレベルH、MAGSET信号をレベルLに設定
する。
【0096】また、操作部51から入力された倍率に応
じて書き込みクロック166の周波数を設定する。
【0097】REDSET信号をレベルHにすることに
より、メモリ111への画像記憶時にDATAVAL信
号がBD信号に同期して、レベルHとレベルLを交互に
繰り返す。DATAVAL信号がレベルLのときは、副
走査アドレスカウンタ115のカウントアップを一時止
めるとともに、MWR信号をレベルLにしてメモリ11
1への画像記憶を止める。このようにして1ラインおき
に画像をメモリに記録することにより、メモリ111内
で副走査方向の50%の縮小を実現している。つまり、
光学系で52%縮小およびメモリ111で50%縮小で
合わせて副走査方向の26%の縮小を可能としている。
【0098】以下、S513で後述のメモリ変倍コピー
シーケンスを実行する。そして、1枚分のコピー終了
後、S514でコピー枚数Nから1を引き、S515で
残りのコピー枚数を判定し、残り枚数が0ならコピー動
作を終了するが、0でないときは、再度メモリ変倍コピ
ーシーケンス(S513)を行う。
【0099】次に、上記S512が選択されたとき、す
なわち、原稿がカラーで倍率が200%から400%の
とき、光学系駆動モータ速度MMSは、 MMS=CMS×200/MUL となり、例えばカラー原稿で複写倍率250%のとき、
等倍時の80%の速度でモータを駆動することになる。
これは光学系により副走査の変倍を行った場合の複写倍
率125%に相当する。また、操作部51から入力され
た倍率に応じて読み出しクロック167の周波数を設定
する。
【0100】また、CPU116によりREDSET信
号をレベルL、MAGSET信号をレベルHに設定す
る。MAGSET信号をレベルHにすることにより、メ
モリ111からの画像読み出し時にDATAREQ信号
がBD信号に同期してレベルHとレベルLを交互に繰り
返す。
【0101】そして、DATAREQ信号がレベルHの
時は、FIFOメモリ303からの1ライン分の画像信
号をそのまま出力するとともに、FIFOメモリ303
の画像信号がFIFOメモリ304に記憶され、FIF
Oメモリ303には新しい1ライン分の画像信号が記憶
される。次に、DATAREQ信号がレベルLになる
と、副走査アドレスカウンタ115のカウントアップを
一時止めるとともに、FIFOメモリ303とFIFO
メモリ304の画像信号の中間値が出力される。つま
り、2ライン分の画像信号を補間演算し、ライン間の画
像信号を作成することにより、副走査方向の200%の
拡大を実現している。このようにして、光学系で125
%の拡大およびメモリ111からの出力時の200%の
拡大と合わせて副走査方向の250%の拡大を可能にし
ている。
【0102】以下、S513でメモリ変倍コピーシーケ
ンスを実行する。そして、1枚分のコピー終了後、S5
14でコピー枚数Nから1を引き、S515で残りのコ
ピー枚数を判定し、残り枚数が0ならコピー動作を終了
するが、0でないときは再度メモリ変倍コピーシーケン
ス(S513)を行う。
【0103】このように複写倍率が200〜400%の
ときは、白黒原稿とカラー原稿で変倍方法が異なり、カ
ラー原稿のときは光学系駆動モータ15の速度制御範囲
を小さくしている。すなわち、撮像素子14として3ラ
インのCCDを用いているので、白黒原稿を読み取ると
きは、3つのCCDの出力から記録用画像信号を得てい
る。白黒原稿を読み取るときは、3つのCCDのぶれが
互いに打ち消し合うので、CCDのぶれの影響が小さく
なる。したがって、カラー原稿の読み取り時に比べて白
黒原稿の読み取り時は、広い範囲の速度でメモリ変倍シ
ーケンスを使わないですむ。また、たとえば、白黒原稿
は40%〜400%、カラー原稿は60%〜200%の
ときはメモリ変倍シーケンスを使わないように閾値の下
限を変えてもよい。
【0104】次に、図10は、光学系カラーコピーシー
ケンスを示すフローチャートである。
【0105】まず、CPU116はBDSEL信号をレ
ベルLに設定し、フォトセンサ150からのITOP信
号とフォトディテクタ114からのBD信号を選択する
(S601)。
【0106】そして、ITOP信号の入力を検出すると
(S602)、CPU116は、I/Oポート120か
らのPF信号により、選択された給紙段のピックローラ
(32または33)、給紙ローラ(30または31)、
レジストローラ29を駆動して、用紙を転写ドラム27
に貼り付ける(S603)。次に、MWR信号、MSE
L信号をレベルLにするとともに、CPU116の図示
しない内部メモリに設けられたCOL−CODEレジス
タに0をいれる(S604)。
【0107】そして、ITOPの入力を待つことによ
り、転写ドラムに貼られた用紙に対する画像記録開始タ
イミングを識別し(S605)、ITOPが入力される
と、COL−CODEを1だけ増加させる(S60
6)。このCOL−CODEは、記録色を表し、1はマ
ゼンタ(M)、2はシアン(C)、3はイエロー
(Y)、4はブラック(K)に対応する。
【0108】次に、COL−CODEレジスタをチェッ
クし、4色の記録を終了したかどうかを判定する(S6
07)。そして、COL−CODEが1〜4の場合は、
まだ4色の記録が終了していないので、S608以降で
画像記録を行う。
【0109】まず、S608でCOL−SEL信号とし
てCOL−CODEより1少ない値を出力し、セレクタ
110で所定の色信号を選択する。また、現像器モータ
コントローラにより指定の色の現像器を選択する。次
に、S609で読み取りモータコントローラにより光学
系モータ15を駆動し、予め設定された光学系駆動モー
タ速度MMSで光学系を前進させ、CCDで読み取った
画像信号READ−DTで1枚目の画像記録を行う。S
610で用紙サイズに対応した所定距離の原稿読み取り
の終了を待って、S611で光学系を原稿読み取り開始
位置まで戻す動作を開始させる。以下、再びS605に
戻り、S607でCOL−CODEが0になれば終了す
る。
【0110】なお、白黒コピーの場合、CPU116は
S604でCOL−CODELレジスタに4をいれる。
すると、セレクタ110で黒信号が選択され、また、黒
の現像器が選択される。
【0111】次に、図11は、メモリ変倍コピーシーケ
ンスを示すフローチャートである。
【0112】まず、CPU116はS701でBDSE
L信号をレベルHに設定し、BDカウンタ130からの
BDC信号とITOPカウンタ140からのITOPC
信号を選択する。
【0113】また、S702でMWR信号、MSEL信
号をレベルLにするとともに、CPU116の内部メモ
リに設けられたCOL−CODEレジスタに0をいれ
る。
【0114】そして、ITOPCが入力されると(S7
03)、CPU116はCOL−CODEを1だけ増加
させる(S704)。このCOL−CODEは、記録色
を表し、1はマゼンタ(M)、2はシアン(C)、3は
イエロー(Y)、4はブラック(K)に対応する。
【0115】S705でCOL−CODEレジスタをチ
ェックし、4色の記録を終了したか判定する。そして、
COL−CODEが1から4の場合は、まだ4色の記録
が終了していないので、S706以降で画像記録を行
う。
【0116】まず、S706でCOL−SEL信号とし
てCOL−CODEより1少ない値を出力し、セレクタ
110で所定の色信号を選択する。そして、S707で
MWR信号をレベルHにして、撮像素子14からの読み
取り画像データREAD−DTをメモリ111に記録可
能とするとともに、M−SEL信号をレベルLにする。
【0117】このように準備をした後、S708で読み
取りモータコントローラ117によりモータ15を駆動
し、変倍率に応じて予め設定された光学系駆動速度MM
Sで光学系を前進させ、撮像素子14で読み取られ、ラ
インバッファ160の書き込み、または読み出し時に主
走査方向の縮小または拡大が行われた画像信号READ
−DTをメモリ111に記憶させる。このときS511
の初期設定により、REDSET信号がレベルHのとき
は、前述の副走査方向の縮小書込み動作が行われる。な
お、メモリ111への画像信号書き込み時には、感光ド
ラム19上への画像形成は行われない。
【0118】そして、S709で原稿読み取りの終了を
待って、S710でMWR信号をレベルLにしてメモリ
111の書き込みを終了させるとともに、BDSEL信
号をレベルLにしてフォトセンサ150からのITOP
信号とフォトディテクタ114からのBD信号を選択す
る。
【0119】その後、S711で、CPU116は光学
系を原稿読み取り開始位置まで戻す動作を開始させる。
そして、S712でCOL−CODEレジスタをチェッ
クし、1ならば、S713とS714を実行する。
【0120】まず、S713でITOP信号の入力を検
出すると、CPU116はS714でI/Oポート12
0からのPF信号により、選択された給紙段のピックロ
ーラ(32または33)、給紙ローラ(30または3
1)、レジストローラ29を駆動して、用紙を転写ドラ
ムに貼り付ける。
【0121】次に、S715でITOP信号が入力され
ると、S716でM−SEL信号をレベルHにしてメモ
リ111に書き込まれた画像データを読み出した画像信
号MEM−DTで画像記録を行う。このときS512の
初期設定により、MAGSET信号がレベルHのときは
前述の副走査方向の拡大読み出し動作が行われる。
【0122】その後、S717で再びBDSELをレベ
ルHにしてBDカウンタ130からのBDC信号とIT
OPカウンタ140からのITOPC信号を選択する。
以下再びS703に戻り、S705でCOL−CODE
が0になれば終了する。
【0123】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。
【0124】以上の第2実施例では、50%〜400%
まで変倍可能な光学系駆動モータを用いて25%〜40
0%までの変倍を実現していたが、以下の第3実施例で
は、さらに拡張して12.5%〜800%の変倍を可能
にしている。なお、装置の機械的構成や制御部の基本構
成は、図5および図6と同様である。
【0125】また、この第3実施例における縮小回路1
32を図12(a)に示す。
【0126】カウンタ801は、2ビットのダウンカウ
ンタであり、BD信号に同期してダウンカウントを行
い、ITOP信号で初期化される。このカウンタ801
には、CPU116よりロード値として2ビットのRE
DSET信号が入力される。また、出力のRC(リップ
ルキャリー)信号は、DATAVAL信号としてAND
ゲート134によりWE信号を制御し、また、ANDゲ
ート136により副走査アドレスカウンタ115へのC
LK信号を制御する。例えばREDSET信号を0に設
定すると、DATAVAL信号は常にレベルHとなり、
REDSET信号を3にすると、DATAVAL信号を
BD信号に同期して、L→L→L→H→L→L→L→H
……のように、4回に1回レベルHになる。
【0127】図12(b)は、本実施例の拡大回路13
7を示している。
【0128】カウンタ802は、2ビットのダウンカウ
ンタであり、BD信号に同期してダウンカウントを行
い、ITOP信号で初期化される。このカウンタ802
には、CPU116よりロード値として2ビットのMA
GSET信号が入力される。また、RC(リップルキャ
リー)信号はDATAREQ信号として出力され、カウ
ント信号DOUTはREQSEL信号として出力され
る。
【0129】例えばMAGSET信号を3に設定する
と、REQSEL信号はBD信号に同期して、3→2→
1→0→3→2→1→0……と出力され、REQSEL
信号が0のときのみDATAREQ信号がレベルHにな
る。
【0130】メモリ803、804は、FIFOで構成
された1ライン遅延メモリであり、それぞれ約5Kバイ
トで1ライン分に相当する容量を有している。また、そ
れぞれDATAREQ信号がレベルHのときに、書き込
み動作を行い、BD信号により読み出し用カウンタがリ
セットされる。また、ANDゲート805によりDAT
AREQ信号とBD信号に同期して、FIFOメモリ8
03、804の書き込み用カウンタがリセットされる。
なお読み出し動作は、常に行われる。
【0131】除算器806、811は、各信号を1ビッ
トずつ下位ビットへシフトすることにより、2で除算を
行っている。また、除算器807、810は、それぞれ
各信号を2ビットずつ下位ビットへシフトすることによ
り、4で除算を行っている。加算器808、812、8
13は、それぞれ8ビットの加算器である。セレクタ8
09、812は、それぞれ2ビットのセレクタであり、
REQSEL信号により出力信号を切り換える。
【0132】そして、この拡大回路137においては、
以上の除算器、加算器、セレクタを用いて以下の制御を
行っている。
【0133】まず、REQSEL信号がレベル0のとき
には、FIFOメモリ803からの出力のみを選択し、
REQSEL信号がレベル1のときには、FIFOメモ
リ803からの4分の3の信号とFIFOメモリ804
からの4分の1の信号の和を出力する。また、REQS
EL信号がレベル2のときには、FIFOメモリ803
からの2分の1の信号とFIFOメモリ804からの2
分の1の信号の和を出力し、REQSEL信号がレベル
3のときには、FIFOメモリ803からの4分の1の
信号とFIFOメモリ804からの4分の3の信号の和
を出力する。これらの出力信号はMEM−DTとしてセ
レクタ112に入力される。以下第2実施例と同様な制
御を行う。
【0134】図13は、変倍を伴うコピー動作の制御を
示すフローチャートである。
【0135】この第3実施例では、50〜400%まで
変倍可能な光学系駆動モータを用いて12.5〜800
%までの変倍を実現している。
【0136】まず、操作部51の拡大縮小設定キー40
7より複写倍率、テンキー404よりコピー枚数、用紙
選択キー401より用紙サイズが入力される。そして、
コピースタートキー406が入力されると(S90
1)、コピー枚数N、用紙サイズPP、複写倍率MUL
がCPU116内にセットされる(S902)。
【0137】次に、S903で第2実施例と同様に、C
PU116は複写原稿が白黒原稿かカラー原稿かを判定
し、白黒のときはS904、カラーのときはS905を
選択して分岐する。 次に、原稿が白黒のときは、S9
04において複写倍率MULを判定し、複写倍率が50
〜400%の場合はS906、50%以下の場合はS9
11、400%より大きい場合はS912を選択して分
岐する。
【0138】また、原稿がカラーのときは、S905に
おいて複写倍率MULを判定し、複写倍率が50〜20
0%の場合はS906、50%以下の場合はS911、
200%より大きい場合はS912を選択して分岐す
る。
【0139】まず、上記S906が選択されたとき、光
学系駆動モータ15の速度MMSは、等倍100%時の
モータ速度をCMSとすると、 MMS=CMS×100/MUL となる。また、倍率に応じて書き込みクロック166ま
たは読み出しクロック167の周波数を設定する。ま
た、CPU116はREDSET信号をレベル0、MA
GSET信号をレベル0に設定する。以下、S907で
上記第2実施例と同様の光学系コピーシーケンスを行
う。そして、1枚分のコピー終了後、S908でコピー
枚数Nから1を引き、S909で残りのコピー枚数を判
定し、残り枚数が0ならコピー動作を終了するが、0で
ないときは再度光学系コピーシーケンス(S907)を
行う。
【0140】次に、上記S911が選択されたとき、光
学系駆動モータ15の速度MMSは、 MMS=CMS×25/MUL となり、例えば複写倍率16%のとき、等倍時の約15
6.25%の速度でモータを駆動することになる。これ
は光学系で副走査方向の複写倍率64%の変倍を行うこ
とを意味する。また、倍率に応じて書き込みクロック1
66の周波数を設定する。また、CPU116よりRE
DSET信号をレベル3、MAGSET信号をレベル0
に設定する。
【0141】REDSET信号をレベル3にすることに
より、メモリ111への画像記憶時にDATAVAL信
号がBD信号に同期して、レベルHをレベルLの4回に
1回出力する。DATAVAL信号がレベルLのとき
は、副走査アドレスカウンタ115のカウントアップを
一時止めるとともに、MWR信号をレベルLにしてメモ
リ111への画像記憶を止める。このようにして4ライ
ンに1ラインずつ画像をメモリ111に記憶することに
より、メモリ111内で副走査方向の25%の縮小を実
現している。つまり、光学系で64%縮小およびメモリ
111で25%縮小で合わせて副走査方向の16%の縮
小を可能としている。
【0142】以下、S913で第2実施例と同様のメモ
リ変倍コピーシーケンスを実行し、1枚分のコピー終了
後、S914でコピー枚数Nから1を引き、S915で
残りのコピー枚数を判定し、残り枚数が0ならコピー動
作を終了するが、0でないときは、再度メモリ変倍コピ
ーシーケンス(S913)を行う。
【0143】次に、上記S912が選択されたとき、光
学系駆動モータ15の速度MMSは、 MMS=CMS×400/MUL となり、例えば複写倍率700%のとき、等倍時の約5
7.1%の速度でモータを駆動することになる。これは
光学系で副走査方向の複写倍率175%の変倍を行うこ
とを意味する。また、倍率に応じて読み出しクロック1
67の周波数を設定する。
【0144】また、CPU116によりREDSET信
号をレベル0、MAGSET信号をレベル3に設定す
る。MAGSET信号をレベル3にすることにより、メ
モリ111からの画像読み出し時にREQSEL信号が
BD信号に同期して、3→2→1→0→3→2→1→0
……というように出力され、DATAREQ信号はRE
QSEL信号がレベル0のときにのみレベルHとなる。
【0145】REQSEL信号がレベル0の時は、FI
FOメモリ303からの1ライン分の画像信号をそのま
ま出力するとともに、FIFOメモリ303の画像信号
がFIFOメモリ304に記憶され、FIFOメモリ3
03には新しい1ライン分の画像信号が記憶される。次
に、REQSEL信号がレベル0でないときは、副走査
アドレスカウンタ115のカウントアップを一時止める
とともに、REQSEL信号の値に応じて、FIFOメ
モリ303とFIFOメモリ304の信号にそれぞれ重
みをかけた信号の和を出力する。つまり、2ライン分の
画像信号を補間演算し、ライン間の画像信号を作成する
ことにより、副走査方向の400%の拡大を実現してい
る。このようにして、光学系で175%の拡大およびメ
モリ111からの出力時に、400%の拡大と合わせて
副走査方向の700%の拡大を可能にしている。
【0146】以下、S913でメモリ変倍コピーシーケ
ンスを実行する。そして、1枚分のコピー終了後、S9
14でコピー枚数Nから1を引き、S915で残りのコ
ピー枚数を判定し、残り枚数が0ならコピー動作を終了
するが、0でないときは再度メモリ変倍コピーシーケン
ス(S913)を行う。
【0147】なお、以上の第3実施例では、副走査方向
の12.5%の縮小を実現するために縮小回路132に
2ビットカウンタ801を用いたが、より大きなビット
数のカウンタを用いることにより、さらに縮小すること
が可能となる。例えば光学系により副走査方向の50〜
400%の変倍が可能であれば、縮小回路132にnビ
ットカウンタを用いることにより、最大100/2
(n+1) %の縮小が可能となる。また、副走査方向の拡大
においても拡大回路137において多ビットカウンタと
加算器、除算器およびセレクタを組み合わせることによ
り、さらに大きな拡大が可能となる。
【0148】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。上記第2、第3実施例では、変倍モードを画像の種
類(カラー/白黒)により選択するようにしたが、この
第4実施例では、変倍率に応じて変倍モードを選択する
ようにした。
【0149】図14は、この第4実施例の複写機におけ
るコピー動作を示すフローチャートである。なお、装置
の構成は、上記第2実施例と同様であるものとする。
【0150】本実施例では、50〜400%まで変倍可
能な光学系駆動モータを用いて25〜800%までの変
倍を実現している。また、CPU116内部のメモリに
は、予め光学系駆動モータ15の共振回転数RESOが
設定されている。
【0151】まず、操作部51の拡大縮小設定キー40
7より複写倍率、テンキー404よりコピー枚数、用紙
選択キー401より用紙サイズが入力される。そして、
コピースタートキー406が入力されると(S10
1)、コピー枚数N、用紙サイズPP、複写倍率MUL
がCPU116内にセットされる(S102)。
【0152】次に、CPU116はS103で複写倍率
MULを判定し、複写倍率が50〜400%のときは、
S104のように、初期値を設定する。このとき、光学
系駆動モータ15の速度MMSは、等倍100%時のモ
ータ速度をCMSとすると、 MMS=CMS×100/MUL となる。例えば複写倍率250%のとき、光学系駆動モ
ータ15の速度MMSは、CMS×0.4となり、等倍
100%時のモータ速度CMSの約40%の速度で駆動
することになる。
【0153】また、CPU116よりREDSET信号
をレベルL、MAGSET信号をレベルLに設定する。
次に、S105でモータ速度MMSが共振回転数RES
Oに相当するかどうかを判定し、その結果、両者が違う
場合には、上記第2実施例と同様の光学系コピーシーケ
ンス(S106)を行う。そして、1枚分のコピー終了
後、S107でコピー枚数Nから1を引き、S108で
残りのコピー枚数を判定し、残り枚数が0ならコピー動
作を終了するが、0でないときは再度光学系コピーシー
ケンス(S106)を行う。
【0154】また、S105でモータ速度MMSが共振
回転数RESOに相当する場合は、S109で変倍率を
判定し、変倍率が100%以下のときはS111を実行
し、変倍率が100%より大きいときはS112を実行
する。
【0155】例えば複写倍率80%のとき、S104で
モータ速度MMSは等倍時の125%の速度でモータを
駆動することになる。しかしながら、これが共振回転数
RESOに相当するときは、CPU116はS111で
モータ速度MMSを等倍時の62.5%の速度に設定す
る。これは光学系で複写倍率160%の変倍を行うこと
を意味し、共振回転数を回避することが可能となる。
【0156】次に、上記S103で複写倍率が50%未
満のときは、S110においてS111を選択し、初期
設定を行う。このとき光学系駆動モータ速度15のMM
Sは、 MMS=CMS×50/MUL となり、例えば複写倍率26%のとき、等倍時の約19
2.3%の速度でモータを駆動することになる。これは
光学系で複写倍率52%の変倍を行うことを意味する。
また、CPU116はREDSET信号をレベルH、M
AGSET信号をレベルLに設定する。
【0157】REDSET信号をレベルHにすることに
より、メモリ111への画像記憶時にDATAVAL信
号がBD信号に同期して、レベルHとレベルLを交互に
繰り返す。DATAVAL信号がレベルLのときは、副
走査アドレスカウンタ115のカウントアップを一時止
めるとともに、MWR信号をレベルLにしてメモリ11
1への画像記憶を止める。このようにして1ラインおき
に画像をメモリ111に記録することにより、メモリ1
11内で50%の縮小を実現している。つまり、光学系
で52%縮小およびメモリ111で50%縮小で合わせ
て26%の縮小を可能としている。
【0158】以下、S113で上記第2実施例と同様の
メモリ変倍コピーシーケンスを実行する。そして、1枚
分のコピー終了後、S114でコピー枚数Nから1を引
き、S115で残りのコピー枚数を判定し、残り枚数が
0ならコピー動作を終了するが、0でないときは、再度
メモリ変倍コピーシーケンス(S113)を行う。
【0159】次に、上記S103で複写倍率が400%
より大きいときは、S110においてS112を選択
し、初期設定を行う。このとき、光学系駆動モータ15
の速度MMSは、 MMS=CMS×200/MUL となり、例えば複写倍率740%のとき、等倍時の約2
7%の速度でモータを駆動することになる。これは光学
系で複写倍率370%の変倍を行うことを意味する。ま
た、CPU116によりREDSET信号をレベルL、
MAGSET信号をレベルHに設定する。MAGSET
信号をレベルHにすることにより、メモリ111からの
画像読み出し時にDATAREQ信号がBD信号に同期
してレベルHとレベルLを交互に繰り返す。
【0160】そして、DATAREQ信号がレベルHの
時は、FIFOメモリ303からの1ライン分の画像信
号をそのまま出力するとともに、FIFOメモリ303
の画像信号がFIFOメモリ304に記憶され、FIF
Oメモリ303には新しい1ライン分の画像信号が記憶
される。次に、DATAREQ信号がレベルLになる
と、副走査アドレスカウンタ115のカウントアップを
一時止めるとともに、FIFOメモリ303とFIFO
メモリ304の画像信号の中間値が出力される。つま
り、2ライン分の画像信号を補間演算し、ライン間の画
像信号を作成することにより、200%の拡大を実現し
ている。このようにして、光学系で370%の拡大およ
びメモリ111からの出力時の200%の拡大と合わせ
て740%の拡大を可能にしている。
【0161】以下、S113でメモリ変倍コピーシーケ
ンスを実行する。そして、1枚分のコピー終了後、S1
14でコピー枚数Nから1を引き、S115で残りのコ
ピー枚数を判定し、残り枚数が0ならコピー動作を終了
するが、0でないときは再度メモリ変倍コピーシーケン
ス(S113)を行う。
【0162】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。
【0163】図15は、この第5実施例の複写機におけ
るコピー動作を示すフローチャートである。なお、装置
の構成は、上記第2実施例と同様であるものとする。
【0164】この第5実施例では、50〜400%まで
変倍可能な光学系駆動モータを用いて12.5%〜16
00%までの変倍を実現している。なお、CPU116
内部には、予め光学系駆動モータの共振回転数RESO
が設定されている。ただし、複写倍率100〜200%
の範囲内では共振回転数は存在しないものとする。
【0165】まず、操作部51の拡大縮小設定キー40
7より複写倍率、テンキー404よりコピー枚数、用紙
選択キー401より用紙サイズが入力される。そして、
コピースタートキー406が入力されると(S20
1)、コピー枚数N、用紙サイズPP、複写倍率MUL
がCPU116内にセットされる(S202)。
【0166】次に、S203で第4実施例と同様に、複
写倍率MULを判定し、複写倍率が50〜400%のと
き、S204のように初期値を設定する。このとき光学
系駆動モータ15の速度MMSは、等倍100%時のモ
ータ速度をCMSとすると、 MMS=CMS×100/MUL となる。また、CPU116よりREDSET信号をレ
ベル0、MAGSET信号をレベル0に設定する。
【0167】次に、光学系駆動モータ15の速度MMS
が共振回転数RESOに相当するかどうかを判定し(S
205)、その結果、両者が違う場合には、第2実施例
と同様の光学系コピーシーケンス(S206)を行う。
そして、1枚分のコピー終了後、S207でコピー枚数
Nから1を引き、S208で残りのコピー枚数を判定
し、残り枚数が0ならコピー動作を終了するが、0でな
いときは再度光学系コピーシーケンス(S206)を行
う。
【0168】また、S205でモータ速度MMSが共振
回転数RESOに相当する場合は、S209で変倍率を
判定し、変倍率が100%以下のときはS211を実行
し、変倍率が100%より大きいときはS212を実行
する。
【0169】例えば複写倍率350%のとき、S204
でモータ速度MMSは等倍時の約28.6%の速度でモ
ータを駆動することになるが、これが共振回転数RES
Oに相当するとき、S212によりモータ速度MMSは
等倍時の約14.4%の速度でモータを駆動すればよ
い。これは光学系で複写倍率87.5%の変倍を行うこ
とを意味し、共振回転数を回避することが可能となる。
【0170】次に、上記S203で複写倍率が50%未
満のときは、S210においてS211を選択し初期設
定を行う。このとき、光学系駆動モータ15の速度MM
Sは、 MMS=CMS×25/MUL となり、例えば複写倍率16%のとき、等倍時の約15
6.25%の速度でモータ15を駆動することになる。
これは光学系で複写倍率64%の変倍を行うことを意味
する。また、CPU116よりREDSET信号をレベ
ル3、MAGSET信号をレベル0に設定する。
【0171】REDSET信号をレベル3にすることに
より、メモリ111への画像記憶時にDATAVAL信
号がBD信号に同期して、レベルHをレベルLの4回に
1回出力する。DATAVAL信号がレベルLのとき
は、副走査アドレスカウンタ115のカウントアップを
一時止めるとともに、MWR信号をレベルLにしてメモ
リ111への画像記憶を止める。このようにして4ライ
ンに1ラインずつ画像をメモリ111に記憶することに
より、メモリ111内で25%の縮小を実現している。
つまり、光学系で64%縮小およびメモリ111で25
%縮小で合わせて16%の縮小を可能としている。
【0172】以下、S213で第2実施例と同様のメモ
リ変倍コピーシーケンスを実行し、1枚分のコピー終了
後、S214でコピー枚数Nから1を引き、S215で
残りのコピー枚数を判定し、残り枚数が0ならコピー動
作を終了するが、0でないときは、再度メモリ変倍コピ
ーシーケンス(S213)を行う。
【0173】次に、上記S203で複写倍率が400%
より大きいときは、S210においてS212を選択
し、初期設定を行う。このとき、光学系駆動モータ15
の速度MMSは、 MMS=CMS×400/MUL となり、例えば複写倍率1552%のとき、等倍時の約
25.77%の速度でモータ15を駆動することにな
る。これは光学系で複写倍率388%の変倍を行うこと
を意味する。また、CPU116によりREDSET信
号をレベル0、MAGSET信号をレベル3に設定す
る。MAGSET信号をレベル3にすることにより、メ
モリ111からの画像読み出し時にREQSEL信号が
BD信号に同期して、3→2→1→0→3→2→1→0
……というように出力され、DATAREQ信号はRE
QSEL信号がレベル0のときにのみレベルHとなる。
【0174】REQSEL信号がレベル0の時は、FI
FOメモリ303からの1ライン分の画像信号をそのま
ま出力するとともに、FIFOメモリ303の画像信号
がFIFOメモリ304に記憶され、FIFOメモリ3
03には新しい1ライン分の画像信号が記憶される。次
に、REQSEL信号がレベル0でないときは、副走査
アドレスカウンタ115のカウントアップを一時止める
とともに、REQSEL信号の値に応じて、FIFOメ
モリ303とFIFOメモリ304の信号にそれぞれ重
みをかけた信号の和を出力する。つまり、2ライン分の
画像信号を補間演算し、ライン間の画像信号を作成する
ことにより、400%の拡大を実現している。このよう
にして、光学系で388%の拡大およびメモリ111か
らの出力時の400%の拡大と合わせて1552%の拡
大を可能にしている。
【0175】以下、S213でメモリ変倍コピーシーケ
ンスを実行する。そして、1枚分のコピー終了後、S2
14でコピー枚数Nから1を引き、S215で残りのコ
ピー枚数を判定し、残り枚数が0ならコピー動作を終了
するが、0でないときは再度メモリ変倍コピーシーケン
ス(S213)を行う。
【0176】なお、以上の第5実施例では、12.5%
の縮小を実現するために縮小回路132に2ビットカウ
ンタ801を用いたが、より大きなビット数のカウンタ
を用いることにより、さらに縮小することが可能とな
る。例えば光学系のみで50〜400%の変倍が可能で
あれば、縮小回路132にnビットカウンタを用いるこ
とにより、最大100/2(n+1) %の縮小が可能とな
る。また、拡大においても拡大回路137において多ビ
ットカウンタと加算器、除算器およびセレクタを組み合
わせることにより、さらに大きな拡大が可能となる。
【0177】また、50〜200%の変倍が可能な光学
系を用いてもメモリを用いた変倍回路と組み合わせるこ
とにより、同様の拡大縮小処理が可能となる。また、こ
の場合、光学系駆動用モータの変倍範囲が小さいので、
モータへの負担が少なくて済む。
【0178】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。上記第2〜第5実施例では、変倍モードを画像の種
類(カラー/白黒)や変倍率に応じて選択するようにし
たが、この第6実施例では、上述のようなモード選択を
することなく、光学系とメモリ111とによる変倍を行
うものである。
【0179】図16は、この第6実施例の複写機におけ
るコピー動作を示すフローチャートである。なお、装置
の構成は、上記第2実施例と同様であるものとする。
【0180】本実施例では、50〜400%まで変倍可
能な光学系駆動モータを用いて25〜800%までの変
倍を実現している。
【0181】まず、操作部51の拡大縮小設定キー40
7より複写倍率、テンキー404よりコピー枚数、用紙
選択キー401より用紙サイズが入力される。そして、
コピースタートキー406が入力されると(S30
1)、コピー枚数N、用紙サイズPP、複写倍率MUL
がCPU116内にセットされる(S302)。
【0182】次に、S303で複写倍率MULを判定
し、複写倍率が50〜400%のときは、S304のよ
うに、初期値を設定する。このとき、光学系駆動モータ
15の速度MMSは、等倍100%時のモータ速度をC
MSとすると、 MMS=CMS×100/MUL となる。例えば複写倍率250%のとき、光学系駆動モ
ータ速度MMSは、CMS×0.4となり、等倍100
%時のモータ速度CMSの約40%の速度で駆動するこ
とになる。
【0183】また、CPU116よりREDSET信号
をレベルL、MAGSET信号をレベルLに設定する。
次に、第2実施例と同様の光学系コピーシーケンス(S
305)を行う。そして、1枚分のコピー終了後、S3
10でコピー枚数Nから1を引き、S311で残りのコ
ピー枚数を判定し、残り枚数が0ならコピー動作を終了
するが、0でないときは再度光学系コピーシーケンス
(S305)を行う。
【0184】次に、上記S303で複写倍率が50%未
満のときは、S306においてS307を選択し、初期
設定を行う。このとき光学系駆動モータ15の速度MM
Sは、 MMS=CMS×50/MUL となり、例えば複写倍率26%のとき、等倍時の約19
2.3%の速度でモータを駆動することになる。これは
光学系で複写倍率52%の変倍を行うことを意味する。
また、CPU116よりREDSET信号をレベルH、
MAGSET信号をレベルLに設定する。
【0185】REDSET信号をレベルHにすることに
より、メモリ111への画像記憶時にDATAVAL信
号がBD信号に同期して、レベルHとレベルLを交互に
繰り返す。DATAVAL信号がレベルLのときは、副
走査アドレスカウンタ115のカウントアップを一時止
めるとともに、MWR信号をレベルLにしてメモリ11
1への画像記憶を止める。このようにして1ラインおき
に画像をメモリに記録することにより、メモリ111内
で50%の縮小を実現している。つまり、光学系で52
%縮小およびメモリ111で50%縮小で合わせて26
%の縮小を可能としている。
【0186】以下、S308で上記第2実施例と同様の
メモリ変倍コピーシーケンスを実行する。そして、1枚
分のコピー終了後、S312でコピー枚数Nから1を引
き、S313で残りのコピー枚数を判定し、残り枚数が
0ならコピー動作を終了するが、0でないときは、再度
メモリ変倍コピーシーケンス(S308)を行う。
【0187】次に、上記S303で複写倍率が400%
より大きいときは、S306においてS309を選択
し、初期設定を行う。このとき、光学系駆動モータ15
の速度MMSは、 MMS=CMS×200/MUL となり、例えば複写倍率740%のとき、等倍時の約2
7%の速度でモータを駆動することになる。これは光学
系で複写倍率370%の変倍を行うことを意味する。ま
た、CPU116によりREDSET信号をレベルL、
MAGSET信号をレベルHに設定する。MAGSET
信号をレベルHにすることにより、メモリ111からの
画像読み出し時にDATAREQ信号がBD信号に同期
してレベルHとレベルLを交互に繰り返す。
【0188】そして、DATAREQ信号がレベルHの
時は、FIFOメモリ303からの1ライン分の画像信
号をそのまま出力するとともに、FIFOメモリ303
の画像信号がFIFOメモリ304に記憶され、FIF
Oメモリ303には新しい1ライン分の画像信号が記憶
される。次に、DATAREQ信号がレベルLになる
と、副走査アドレスカウンタ115のカウントアップを
一時止めるとともに、FIFOメモリ303とFIFO
メモリ304の画像信号の中間値が出力される。つま
り、2ライン分の画像信号を補間演算し、ライン間の画
像信号を作成することにより、200%の拡大を実現し
ている。このようにして、光学系で370%の拡大およ
びメモリ111からの出力時の200%の拡大と合わせ
て740%の拡大を可能にしている。
【0189】以下、S308でメモリ変倍コピーシーケ
ンスを実行する。そして、1枚分のコピー終了後、S3
12でコピー枚数Nから1を引き、S313で残りのコ
ピー枚数を判定し、残り枚数が0ならコピー動作を終了
するが、0でないときは再度メモリ変倍コピーシーケン
ス(S308)を行う。
【0190】次に、本発明の第7実施例について説明す
る。
【0191】図17は、この第7実施例の複写機におけ
るコピー動作を示すフローチャートである。なお、装置
の構成は、上記第2実施例と同様であるものとする。
【0192】この第7実施例では、50〜400%まで
変倍可能な光学系駆動モータを用いて12.5%〜16
00%までの変倍を実現している。
【0193】まず、操作部51の拡大縮小設定キー40
7より複写倍率、テンキー404よりコピー枚数、用紙
選択キー401より用紙サイズが入力される。そして、
コピースタートキー406が入力されると(S40
1)、コピー枚数N、用紙サイズPP、複写倍率MUL
がCPU116内にセットされる(S402)。
【0194】次に、S403で複写倍率MULを判定
し、複写倍率が50〜400%のとき、S404のよう
に初期値を設定する。このとき光学系駆動モータ15の
速度MMSは、等倍100%時のモータ速度をCMSと
すると、 MMS=CMS×100/MUL となる。また、CPU116よりREDSET信号をレ
ベル0、MAGSET信号をレベル0に設定する。
【0195】次に、第2実施例と同様の光学系コピーシ
ーケンス(S405)を行う。そして、1枚分のコピー
終了後、S410でコピー枚数Nから1を引き、S41
1で残りのコピー枚数を判定し、残り枚数が0ならコピ
ー動作を終了するが、0でないときは再度光学系コピー
シーケンス(S405)を行う。
【0196】次に、上記S403で複写倍率が50%未
満のときは、S406においてS407を選択し初期設
定を行う。このとき、光学系駆動モータ15の速度MM
Sは、 MMS=CMS×25/MUL となり、例えば複写倍率16%のとき、等倍時の約15
6.25%の速度でモータを駆動することになる。これ
は光学系で複写倍率64%の変倍を行うことを意味す
る。また、CPU116よりREDSET信号をレベル
3、MAGSET信号をレベル0に設定する。
【0197】REDSET信号をレベル3にすることに
より、メモリ111への画像記憶時にDATAVAL信
号がBD信号に同期して、レベルHをレベルLの4回に
1回出力する。DATAVAL信号がレベルLのとき
は、副走査アドレスカウンタ115のカウントアップを
一時止めるとともに、MWR信号をレベルLにしてメモ
リ111への画像記憶を止める。このようにして4ライ
ンに1ラインずつ画像をメモリ111に記憶することに
より、メモリ111内で25%の縮小を実現している。
つまり、光学系で64%縮小およびメモリ111で25
%縮小で合わせて16%の縮小を可能としている。
【0198】以下、S408で第2実施例と同様のメモ
リ変倍コピーシーケンスを実行し、1枚分のコピー終了
後、S412でコピー枚数Nから1を引き、S413で
残りのコピー枚数を判定し、残り枚数が0ならコピー動
作を終了するが、0でないときは、再度メモリ変倍コピ
ーシーケンス(S408)を行う。
【0199】次に、上記S403で複写倍率が400%
より大きいときは、S406においてS409を選択
し、初期設定を行う。このとき、光学系駆動モータ15
の速度MMSは、 MMS=CMS×400/MUL となり、例えば複写倍率1552%のとき、等倍時の約
25.77%の速度でモータ15を駆動することにな
る。これは光学系で複写倍率388%の変倍を行うこと
を意味する。また、CPU116によりREDSET信
号をレベル0、MAGSET信号をレベル3に設定す
る。MAGSET信号をレベル3にすることにより、メ
モリ111からの画像読み出し時にREQSEL信号が
BD信号に同期して、3→2→1→0→3→2→1→0
……というように出力され、DATAREQ信号はRE
QSEL信号がレベル0のときにのみレベルHとなる。
【0200】REQSEL信号がレベル0の時は、FI
FOメモリ303からの1ライン分の画像信号をそのま
ま出力するとともに、FIFOメモリ303の画像信号
がFIFOメモリ304に記憶され、FIFOメモリ3
03には新しい1ライン分の画像信号が記憶される。次
に、REQSEL信号がレベル0でないときは、副走査
アドレスカウンタ115のカウントアップを一時止める
とともに、REQSEL信号の値に応じて、FIFOメ
モリ303とFIFOメモリ304の信号にそれぞれ重
みをかけた信号の和を出力する。つまり、2ライン分の
画像信号を補間演算し、ライン間の画像信号を作成する
ことにより、400%の拡大を実現している。このよう
にして、光学系で388%の拡大およびメモリ111か
らの出力時の400%の拡大と合わせて1552%の拡
大を可能にしている。
【0201】以下、S408でメモリ変倍コピーシーケ
ンスを実行する。そして、1枚分のコピー終了後、S4
12でコピー枚数Nから1を引き、S413で残りのコ
ピー枚数を判定し、残り枚数が0ならコピー動作を終了
するが、0でないときは再度メモリ変倍コピーシーケン
ス(S408)を行う。
【0202】なお、以上の第7実施例では、12.5%
の縮小を実現するために縮小回路132に2ビットカウ
ンタ801を用いたが、より大きなビット数のカウンタ
を用いることにより、さらに縮小することが可能とな
る。例えば光学系のみで50〜400%の変倍が可能で
あれば、縮小回路132にnビットカウンタを用いるこ
とにより、最大100/2(n+1) %の縮小が可能とな
る。また、拡大においても拡大回路137において多ビ
ットカウンタと加算器、除算器およびセレクタを組み合
わせることにより、さらに大きな拡大が可能となる。
【0203】また、50〜200%の変倍が可能な光学
系を用いてもメモリを用いた変倍回路と組み合わせるこ
とにより、同様の拡大縮小処理が可能となる。また、こ
の場合、光学系駆動用モータの変倍範囲が小さいので、
モータへの負担が少なくて済む。
【0204】
【発明の効果】本発明によれば、比較のための走査速度
の算出を省略することができ、また、算出された走査速
度の値と許容走査速度との比較を、許容倍率とユーザに
よって設定された倍率との比較に代えることによって、
複雑なハードウエア回路を簡略化することができ、また
はソフトウエアが簡略化されて演算プログラムによるC
PUの負荷を軽減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例における原稿読取部の構成を示
す断面図である。
【図3】上記第1実施例における画像拡大時の動作を示
すフローチャートである。
【図4】上記第1実施例における画像縮小時の動作を示
すフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施例における複写機の機械的構
成を示す断面図である。
【図6】上記第2実施例における制御回路の構成を示す
ブロック図である。
【図7】上記第2実施例における拡大縮小回路の構成を
示すブロック図である。
【図8】上記第2実施例における操作部の構成を示す平
面図である。
【図9】上記第2実施例におけるコピー動作を示すフロ
ーチャートである。
【図10】上記第2実施例における光学系コピーシーケ
ンス動作を示すフローチャートである。
【図11】上記第2実施例におけるメモリ変倍コピーシ
ーケンス動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3実施例における拡大縮小回路の
構成を示すブロック図である。
【図13】上記第3実施例におけるコピー動作を示すフ
ローチャートである。
【図14】本発明の第4実施例におけるコピー動作を示
すフローチャートである。
【図15】本発明の第5実施例におけるコピー動作を示
すフローチャートである。
【図16】本発明の第6実施例におけるコピー動作を示
すフローチャートである。
【図17】本発明の第7実施例におけるコピー動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1…リーダ部、 2…給紙部、 3…画像形成部、 4…画像転写部、 5…現像部、 5a〜5d…現像器、 16…コントローラ部、 19…感光ドラム、 27…転写ドラム、 28…吸着ローラ、 701…CCCラインセンサ、 702…原稿、 703…レンズ、 704…CPU、 705、706…D型フリップフロップ、 708…縮小回路、 709…ページメモリ、 710…拡大回路、 711…メカ変倍/メモリ変倍切換部、 712…レーザ発光部、 713…ポリゴンスキャナ、 714…感光ドラム、 715…フォトダイオード、 716…クロック発振器、 719…A/Dコンバータ、 729…ラインバッファ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−57176(JP,A) 特開 昭61−248689(JP,A) 特開 昭63−188276(JP,A) 特開 平4−29468(JP,A) 特開 平1−123564(JP,A) 特開 平3−171972(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207 H04N 1/38 - 1/393

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に関して原稿画像を読み取
    り、ライン毎に画像データを出力する読取手段と; 副走査方向に関して上記読取手段の読取位置を移動する
    移動手段と; 上記読取手段から出力された画像データをライン単位で
    増加または減少せしめることにより、副走査方向に関し
    て画像を拡大または縮小する変倍手段と; 画像読取倍率を入力する入力手段と; 上記入力手段により入力された画像読取倍率に従って上
    記移動手段および上記変倍手段を制御する制御手段と; 上記画像読取倍率が、上記読取手段の読取位置の移動速
    度を変更することによって変倍を達成する、許容倍率範
    囲内であるのか、または、許容倍率範囲外であるのかを
    判断する許容倍率判断手段と;を有し、 上記許容倍率判断手段によって、上記画像読取
    倍率が上記許容倍率範囲内であると判断された場合、上
    記制御手段は上記入力手段により入力された画像読取倍
    率に応じた速度で上記読取手段の読取位置を移動すべく
    上記移動手段を制御し、かつ、上記読取手段から出力さ
    れた画像データに対して上記変倍手段によるライン単位
    の増加または減少処理を行うこと無しに画像データを出
    力し、 一方、上記許容倍率判断手段によって、上記画像読取倍
    率が上記許容倍率範囲外であると判断された場合、縮小
    時において、上記制御手段は上記入力手段により入力さ
    れた画像読取倍率の2倍に相当する上記許容倍率範囲内
    の画像読取倍率に応じた速度で上記読取手段の読取位置
    を移動すべく上記移動手段を制御し、かつ、上記読取手
    段から出力された画像データに対して上記変倍手段によ
    るライン単位の1/2の減少処理を行って出力し、 または、拡大時において、上記制御手段は上記入力手段
    により入力された画像読取倍率の1/2倍に相当する上
    記許容倍率範囲内の画像読取倍率に応じた速度で上記読
    取手段の読取位置を移動すべく上記移動手段を制御し、
    かつ、上記読取手段から出力された画像データに対して
    上記変倍手段によるライン単位の2倍の増加処理を行っ
    て出力すること を特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 カラー画像を読み取るカラーモードと、白黒画像を読み
    取る白黒モードとを備え、上記許容倍率範囲をモードに
    応じて異ならせたことを特徴とする画像読取装置。
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