JP3314753B2 - 液圧装置 - Google Patents

液圧装置

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JP3314753B2
JP3314753B2 JP11197099A JP11197099A JP3314753B2 JP 3314753 B2 JP3314753 B2 JP 3314753B2 JP 11197099 A JP11197099 A JP 11197099A JP 11197099 A JP11197099 A JP 11197099A JP 3314753 B2 JP3314753 B2 JP 3314753B2
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宏幸 西田
英二 芝原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液圧駆動式の産業
機械等に用いる液圧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の液圧装置は、産業機械の中でも
車両に搭載されることが多く、このような場合には、車
両のシャーシに取付けられるのが一般的である。特に、
係る液圧装置においては、従来、タンクが下部タンクと
側部タンクとに分かれており、下部タンクの上面に電動
機、液圧ポンプ、及び液圧ポンプから送出される液体を
外部に導くためのバルブブロック等を支持するようにさ
れている。詳述すれば、このような構成の液圧装置で
は、少なくとも電動機と液圧ポンプとを直列的に配置し
て、なおかつ、電動機と液圧ポンプとの中間位置にこれ
らの支持部材を配設する必要がある。したがって、電動
機及びバルブブロックは下部タンクの上面に対して上方
に位置するように配設されるが、液圧ポンプの一部は前
記上面の下方に位置することとなるため、下部タンクの
上面には、液圧ポンプの一部を収容するように窪ませた
凹部が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
タンクは、通常一体に造り込まれるものであるため、上
面に凹部を形成したような構造のものは、その製造に多
大な手間を必要とする。また、上記のような液圧装置で
は、電動機や液圧ポンプ等の振動が下部タンクに直接伝
わることに起因する騒音が問題となっているため、近
時、電動機と液圧ポンプとの間に防振材を介在させて、
騒音防止を図る試みがなされている。しかしながら、こ
のように防振材を用いる場合、電動機や液圧ポンプ等の
内部構成部品や装置全体の大きさ(高さ)がある程度決
まっているために、防振材の高さによっては前記内部構
成部品が収容空間内に収まりきらず、その収容空間を構
成するケーシング等を造り変えなければならないという
問題がある。
【0004】以上のような諸問題に鑑みて、本発明は、
電動機や液圧ポンプ等の内部構成部品を、それらの収容
空間の底面から離れた位置に設定した支持部材に支持さ
せることにより、その支持構造を簡素なものとすること
を主目的とし、同時に、騒音防止を図る際にも装置全体
の設計を大幅に変更する必要がないようにすることも目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
液圧装置は、電動機と、この電動機により駆動される液
圧ポンプと、該液圧ポンプに液体を供給するタンクと、
前記電動機及び液圧ポンプを支持する支持部材とを少な
くとも一体的に具備するものであって、少なくとも前記
電動機と油圧ポンプとは上下方向に直列的に配列されて
いると共に、前記タンクと共に内部構成部品を一体的に
収容する収容空間たるケーシングを構成するカバーを備
えており、前記電動機及び液圧ポンプが、それら電動機
及び液圧ポンプの収容空間の底面から離間した状態で、
電動機と液圧ポンプとの中間位置で、前記支持部材の上
に配設された防振材を介在して前記支持部材に支持され
るよう構成したことを特徴とする。
【0006】このようなものであれば、電動機や液圧ポ
ンプは、それらも収容空間の底面から離間した状態で、
電動機と液圧ポンプとの中間位置で防振材を介在して前
記支持部材に支持されることとなるので、収容空間の底
面を構成する部材と支持部材との間に一定の空間が形成
されることとなり、その空間を有効に利用して液圧ポン
プを収容するための凹部等を形成する必要をなくすこと
ができる。また、液圧装置の騒音防止を図るために、前
述のような防振材を支持部材に載置して使用する場合で
あっても、支持部材の配置位置を適切に設定すること
で、所定の収容空間内に内部構成部品を収容することが
できるので、装置全体の大がかりな設計変更をする必要
もなくすことができる。
【0007】さらに、このような支持部材をより簡単に
配設することができるような具体的実施態様としては、
タンクが電動機の側方に配置される側部タンクを有する
場合には、その側部タンクに支持部材を片持ち的に支持
されるようにすることが望ましく、支持部材の安定性を
より向上させるためには、支持部材を、側部タンクの側
面等の収容空間の側面に一体に形成することが望まし
い。また、支持部材の高さ位置を容易に変更し得るよう
にするためには、支持部材を収容空間の側面にねじ止め
等の方法で着脱可能に取付けて置くことが好ましい。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この実施例の液圧装置は、車両に搭載される
小型の油圧装置1であって、図1及び図2に示すよう
に、内部に作動油を収容したタンク6と、このタンク6
と共に内部構成部品を一体的に収容する収容空間たるケ
ーシング2を構成するカバー21と、その内部構成部品
とからなるものである。
【0009】タンク6は、図1及び図2に示すように、
内部構成部品の側方に立設する側部タンク6である。そ
して、この側部タンク6の内側壁61と、側部タンク6
に一体に形成された油圧装置1の底壁22と、前記カバ
ー21とによって、収容空間たるケーシング2を構成し
ている。内部構成部品は、図1及び図2に示すように、
主として、車両のバッテリ等の外部電源から電力を供給
される電動機3と、この電動機3により電気的に駆動さ
れ配管41を通じて側部タンク6から作動油を供給され
る油圧ポンプ4と、この油圧ポンプ4から送出される作
動油を外部に導くバルブブロック5とから一体的に構成
されている。そして、少なくとも電動機3と油圧ポンプ
4とは、上下方向に直列的に配置されている。
【0010】これら内部構成部品は、図1及び図2に示
すように、ケーシング2内において、電動機3と油圧ポ
ンプ4との中間位置で支持部材たるステー7に支持され
ている。このステー7は、前記側部タンク6の内側壁6
1からケーシング2内に向かって片持ち的に略水平に延
出する板状のもので、図3及び図4に示すように、側部
タンク6と共に一体に造り込まれており、油圧装置1の
底壁22との間に一定の空間Sを形成している。そし
て、図4に示すように、ステー7の反取付け側の縁部7
1を開放するべくステー7を全体として概略U字型に形
成し、この開放縁部71側から内部構成部品を取付ける
ようにしている。
【0011】すなわち、図1及び図2に示すように、ス
テー7の上面72に複数の防振材たる防振ゴム8(本実
施例では3つ)が配設されており、さらにその防振ゴム
8の上にブラケット9が配設されている。これらステー
7、防振ゴム8、及びブラケット9の厚さと高さ位置
は、内部構成部品を取付けた際に、これら部品が所定の
ケーシング2の大きさ内に収まるように設定されてい
る。そして、電動機3をこのブラケット9の上面91側
に載置するように取付けるとともに、バルブブロック5
をブラケット9の側方に位置するように取付けている。
さらに、電動機3の略真下に直列的に配置される油圧ポ
ンプ4をステー7の開放縁部71に挿入し、その下端部
4aがステー7と油圧装置1の底壁22との間の空間S
に位置するように配設している。しかして、この空間S
を有効に利用して、油圧ポンプ4の下端部4aを配管4
1によって側部タンク6の下端部6aに接続するように
している。
【0012】係る構成において、本実施例の油圧装置1
は、電動機3や油圧ポンプ4等の内部構成部品を支持部
材たるステー7に支持させるようにし、しかもそのステ
ー7をケーシング2を構成する油圧装置1の底壁22か
ら離間するように設けているので、ステー7と該底壁2
2との間に形成される空間Sに油圧ポンプ4の一部が位
置するように、油圧ポンプ4を容易に配設することがで
き、従来のようにポンプを収容するために窪ませた凹部
を形成する必要が無い。しかもこのようなステー7の構
成は、従来の凹部のようなものと比較しても、その作製
が極めて簡単なものである。さらに、ステー7を片持ち
的に側部タンク6から延出させているので、反取付け側
の縁部71を開放することができ、前記空間をSより有
効に活用することができることとなり、油圧ポンプ4等
の取付けが極めて簡便である。また、ステー7を側部タ
ンク6と一体に形成しているので、その作製をより簡単
にすることもできる。
【0013】また、電動機3や油圧ポンプ4は、ブラケ
ット9及び防振ゴム8を介してステー7に支持されてい
るので、それらの振動が大幅に抑制されて側部タンク6
に伝わり難く、騒音を効果的に防止することができる。
しかも、ステー7、防振ゴム8、ブラケット9の高さ位
置や厚さは、カバー21などのケーシング2の構成部材
の設計変更をせずに内部構成部品を収容し得るように設
定しているので、油圧装置1を全体的にコンパクトにす
ることも可能である。特に、防振ゴム8等の大きさに変
更がある場合には、必要に応じてステー7の高さ位置を
予め上下に適切な位置に設定しておくことで、スペース
の有効利用が図れることとなる。
【0014】なお、本発明は、上記実施例に限られるも
のではない。すなわち、ステーは側部タンクに片持ち的
に支持されるものでなくても、ケーシングを構成する適
宜の部材に片持ち的に支持されるようにしたり、さらな
る安定化を図って両持ち的に配設されるようにしてもよ
い。また、ステーを側部タンクと一体形成せず、別途ね
じ止めなどの適宜の手段により取付けられるようにして
おけば、内部構成部品や防振材の大きさ等による高さ位
置の変更により対応し易いものとすることができる。さ
らに、このような構成は、タンクとして内部構成部品の
下方に下部タンクが配設されているような液圧装置に適
用しても極めて有効であるのは勿論である。
【0015】その他、各部の具体的構成は、上記実施例
に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々変形が可能である。
【0016】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明に係る液
圧装置によれば、電動機や液圧ポンプが、両者の中間位
置においてそれらを収容する収容空間の底面から離間し
た位置に配設される支持部材に支持されることとなるた
め、特に、ポンプ等を収容するための凹部を格別に形成
することを必要とせず、支持部材と前記底面との間に形
成される空間を有効に利用してポンプ等を取付けること
ができるので、それら内部構成部品の取付けを極めて簡
便なものとすることができる。しかも、このような構成
によれば、支持部材と電動機やポンプ等の内部構成部品
との間に防振材を介在させて騒音防止を図る際には極め
て有効なものとすることができ、内部構成部品や防振材
等の大きさに変更があった場合でも、支持部材の高さを
上下方向に適切な位置に設定すれば、収容空間を構成す
るケーシング等に大幅な設計変更をする必要をなくすこ
とができ、装置全体を非常にコンパクトにして費用の削
減も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を一部を省略して示す側面
図。
【図2】同平面図。
【図3】同実施例のステーの取付け状態を示す側面図。
【図4】同平面図。
【符号の説明】
1…液圧装置(油圧装置) 2…収容空間(ケーシング) 3…電動機 4…液圧ポンプ(油圧ポンプ) 6…タンク(側部タンク) 7…支持部材(ステー) 22…底面(底壁)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−80664(JP,A) 特開 平6−42501(JP,A) 実開 平6−37601(JP,U) 実公 平8−8308(JP,Y2) 実用新案登録2546855(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 53/00 F04B 23/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機と、この電動機により駆動される
    液圧ポンプと、該液圧ポンプに液体を供給するタンク
    と、前記電動機及び液圧ポンプを支持する支持部材とを
    少なくとも一体的に具備するものであって、少なくとも
    前記電動機と油圧ポンプとは上下方向に直列的に配列さ
    れていると共に、前記タンクと共に内部構成部品を一体
    的に収容する収容空間たるケーシングを構成するカバー
    を備えた液圧装置において、前記電動機及び液圧ポンプ
    が、それら電動機及び液圧ポンプの収容空間の底面から
    離間した状態で、電動機と液圧ポンプとの中間位置で
    前記支持部材の上に配設された防振材を介在して前記支
    持部材に支持されるよう構成したことを特徴とする液圧
    装置。
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